201: 2015/02/25(水) 17:14:30.24 ID:tPEqyKBE0
202: 2015/02/25(水) 17:14:56.36 ID:tPEqyKBE0
「テキーラ!」
「隼鷹、アンタねぇ……」
「飛鷹さんは、どうされますか?」
「一杯目だし、私には何か軽いのお願い出来る?」
「はい、他の皆さんは?」
「じゃあカルーアミルクにしよっかな」
「私はモスコミュールを」
「うちにはフルーツ系で何か作ってぇな」
「カクテルはあまり詳しくないので、早霜ちゃんにお任せします」
「私もテキーラにしようかしら」
「千歳お姉まで……あっ、私はカンパリオレンジね」
「分かりました。少し、待って下さいね」
(フッ……フフ……普段話さない人が、こんなにたくさん……)
「鳳翔さんとこだと日本酒が基本だし、色んなカクテルも飲めるってのは嬉しいねぇ」
「いきなりテキーラ頼んどいて何言ってんのよ」
「お酒を出してもらうのって、何だか新鮮ですね」
「鳳翔は全部飲み干さんようにしぃや?」
「でも、何で早霜ちゃんがバーなの? 千歳さんか那智さんとかが趣味で始めるなら分かるけど」
「那智さんがカクテルにも手を広げようとしていると聞いたから、試しにネットを見ながら作ってみたのがきっかけで……気付いたら、このバーが……フフ……バーって、こんな簡単に作れるものなのね……」
「へ、へー……」
「(ねぇ祥鳳お姉ちゃん、那智さんの意図は何となく分かるけど、早霜ちゃん大丈夫なのかな?)」
「(少なくとも手際は良さそうだし、大丈夫……と、思いたいわね)」
「こうしてステアしていると、不思議と気持ちが落ち着くのは何故かしら? フフ……ンフフ……」
「(大丈夫だよね? 本当に大丈夫だよね!?)」
「(ちょっと不安になってきた……)」
「ヒャッハー! もう一杯!」
「じゃあ私もお願いしようかしら」
「カクテル飲みなさいよ、カクテルを」
「千歳お姉、張り合うのやめて」
「今、入れますね。……はぁ、どこかに、美味しいサングリアは無いかしら……」
「サングリアなら鳳翔の店に作らせたんがあるで。うちが飲みたい言うて――って早霜飲めるんか!?」
鳳翔の作ったサングリアをチビチビ飲みながら、今日も人見知りを克服しようと早霜は頑張っています。
「隼鷹、アンタねぇ……」
「飛鷹さんは、どうされますか?」
「一杯目だし、私には何か軽いのお願い出来る?」
「はい、他の皆さんは?」
「じゃあカルーアミルクにしよっかな」
「私はモスコミュールを」
「うちにはフルーツ系で何か作ってぇな」
「カクテルはあまり詳しくないので、早霜ちゃんにお任せします」
「私もテキーラにしようかしら」
「千歳お姉まで……あっ、私はカンパリオレンジね」
「分かりました。少し、待って下さいね」
(フッ……フフ……普段話さない人が、こんなにたくさん……)
「鳳翔さんとこだと日本酒が基本だし、色んなカクテルも飲めるってのは嬉しいねぇ」
「いきなりテキーラ頼んどいて何言ってんのよ」
「お酒を出してもらうのって、何だか新鮮ですね」
「鳳翔は全部飲み干さんようにしぃや?」
「でも、何で早霜ちゃんがバーなの? 千歳さんか那智さんとかが趣味で始めるなら分かるけど」
「那智さんがカクテルにも手を広げようとしていると聞いたから、試しにネットを見ながら作ってみたのがきっかけで……気付いたら、このバーが……フフ……バーって、こんな簡単に作れるものなのね……」
「へ、へー……」
「(ねぇ祥鳳お姉ちゃん、那智さんの意図は何となく分かるけど、早霜ちゃん大丈夫なのかな?)」
「(少なくとも手際は良さそうだし、大丈夫……と、思いたいわね)」
「こうしてステアしていると、不思議と気持ちが落ち着くのは何故かしら? フフ……ンフフ……」
「(大丈夫だよね? 本当に大丈夫だよね!?)」
「(ちょっと不安になってきた……)」
「ヒャッハー! もう一杯!」
「じゃあ私もお願いしようかしら」
「カクテル飲みなさいよ、カクテルを」
「千歳お姉、張り合うのやめて」
「今、入れますね。……はぁ、どこかに、美味しいサングリアは無いかしら……」
「サングリアなら鳳翔の店に作らせたんがあるで。うちが飲みたい言うて――って早霜飲めるんか!?」
鳳翔の作ったサングリアをチビチビ飲みながら、今日も人見知りを克服しようと早霜は頑張っています。
206: 2015/02/26(木) 21:43:18.64 ID:PjkrG+IY0
・蒼龍&ほっぽ『飛龍だけズルい』 、投下します
207: 2015/02/26(木) 21:44:22.39 ID:PjkrG+IY0
「こんにちは、ほっぽちゃん」
「オ菓子、オイテケ!」
「マフィン作ったけど、食べる?」
「マフィン、オイテケ!」
「ほっぽちゃん、欲しいときは置いてけじゃなくてちょうだいって言うのよ?」
「チョー、ダイ? チョーダイ、チョーダイ……マフィン、チョーダイ!」
「はい、良くできました。マフィンどうぞ」
「モキュモキュモキュモキュモキュモキュングッ……蒼龍、モウ一個オイテ――チョーダイ!」
「はいはい、マフィンは逃げないしいっぱいあるからゆっくり食べようねー」
(手触りモチモチ、モキュモキュ食べるのも可愛いなぁ……)
「食ベタ! 蒼龍、レップウ!」
「はいはい烈風、ってはやっ!? もう食べちゃったの?」
「レップウ! レップウ!」
「ほっぽちゃん、分かったから身体をよじ登らないで? ね?」
「――肉マン?」
「それは食べ物じゃないから食べないでくれると嬉しいなぁ……」
「オ菓子、オイテケ!」
「マフィン作ったけど、食べる?」
「マフィン、オイテケ!」
「ほっぽちゃん、欲しいときは置いてけじゃなくてちょうだいって言うのよ?」
「チョー、ダイ? チョーダイ、チョーダイ……マフィン、チョーダイ!」
「はい、良くできました。マフィンどうぞ」
「モキュモキュモキュモキュモキュモキュングッ……蒼龍、モウ一個オイテ――チョーダイ!」
「はいはい、マフィンは逃げないしいっぱいあるからゆっくり食べようねー」
(手触りモチモチ、モキュモキュ食べるのも可愛いなぁ……)
「食ベタ! 蒼龍、レップウ!」
「はいはい烈風、ってはやっ!? もう食べちゃったの?」
「レップウ! レップウ!」
「ほっぽちゃん、分かったから身体をよじ登らないで? ね?」
「――肉マン?」
「それは食べ物じゃないから食べないでくれると嬉しいなぁ……」
208: 2015/02/26(木) 21:44:53.92 ID:PjkrG+IY0
「蒼龍、飛龍ハ?」
「飛龍は後から来るって」
「ソッカ。飛バスノ、イッパイノホウガ、タノシイ」
「そうだね、じゃあ皆の予定が揃ったら一度空母全員で飛ばしてみよっか」
「ホント!? 嘘ツイタラ、蒼龍ノ肉マンオイテケ!」
「あはは、それはちょっと無理だけど……うん、約束する」
「ウン!」
(あー……ほっぽちゃん可愛いなぁ、こんな子供欲しいなぁ……)
「蒼龍、墜チル」
「へっ!? うわわっ!」
「蒼龍、飛バスノ、ヘタ?」
「そっ、そんなことないよ?」
「ジャア、何番目?」
「じゅ、十本の指には入るかなぁ……」
「ソレッテ、スゴイ?」
「う、うん、凄い凄い! あ、あはははは……」
――――飛龍、飛龍ハ何番目?
――――ん? 何の話?
――――ひ、飛龍には負けてないからっ!
「飛龍は後から来るって」
「ソッカ。飛バスノ、イッパイノホウガ、タノシイ」
「そうだね、じゃあ皆の予定が揃ったら一度空母全員で飛ばしてみよっか」
「ホント!? 嘘ツイタラ、蒼龍ノ肉マンオイテケ!」
「あはは、それはちょっと無理だけど……うん、約束する」
「ウン!」
(あー……ほっぽちゃん可愛いなぁ、こんな子供欲しいなぁ……)
「蒼龍、墜チル」
「へっ!? うわわっ!」
「蒼龍、飛バスノ、ヘタ?」
「そっ、そんなことないよ?」
「ジャア、何番目?」
「じゅ、十本の指には入るかなぁ……」
「ソレッテ、スゴイ?」
「う、うん、凄い凄い! あ、あはははは……」
――――飛龍、飛龍ハ何番目?
――――ん? 何の話?
――――ひ、飛龍には負けてないからっ!
213: 2015/02/27(金) 14:02:36.51 ID:D/laJHjs0
~おまけ~
「イラナイト、言ッテイルノニ……」
「わんこ、食ベテ!」
「ダカラわんこデハナイト、言ッテイルダロウ」
「マフィン、美味シイ!」
「北方、私ハイイ。自分デ食ベロ」
「わんこ、ズット見テルダケ。一緒ニ遊ベバ、楽シイヨ?」
「私ハ見テイルダケデ――北方、人ノ話ヲ聞ケ」
「わんこモ遊ボ! セツブンッテ遊ビ、コノ前覚エタ!」
「ソレハ遊ビデハ無イシ、わんこデハ……分カッタ、私ノ負ケダ。少シダケダゾ?」
――――付キ合ワセテスマナイ……。
――――このビッグ節分鬼長門に遠慮は無用だ。わんこも全力で来い!
――――エイッ! エイッ!
――――(高速修復材、また頼まないといけないかしら……)
「イラナイト、言ッテイルノニ……」
「わんこ、食ベテ!」
「ダカラわんこデハナイト、言ッテイルダロウ」
「マフィン、美味シイ!」
「北方、私ハイイ。自分デ食ベロ」
「わんこ、ズット見テルダケ。一緒ニ遊ベバ、楽シイヨ?」
「私ハ見テイルダケデ――北方、人ノ話ヲ聞ケ」
「わんこモ遊ボ! セツブンッテ遊ビ、コノ前覚エタ!」
「ソレハ遊ビデハ無イシ、わんこデハ……分カッタ、私ノ負ケダ。少シダケダゾ?」
――――付キ合ワセテスマナイ……。
――――このビッグ節分鬼長門に遠慮は無用だ。わんこも全力で来い!
――――エイッ! エイッ!
――――(高速修復材、また頼まないといけないかしら……)
215: 2015/02/27(金) 23:12:20.16 ID:D/laJHjs0
・赤城『雪……』、投下します
実は一人じゃなかった
実は一人じゃなかった
216: 2015/02/27(金) 23:12:47.88 ID:D/laJHjs0
「うん、上々ね」
「――フラッと執務室から出ていったと思ったら、かまくらなんか作ってたんだな」
「提督、一緒に入られますか?」
「一航戦がサボりの誘いか?」
「はい、サボっちゃいましょう」
「……そうだな、こう寒いとやる気も出んし、そうするか」
「では、いざかまくらです」
「今、少し言うの恥ずかしかっただろ」
「そういうツッコミは……いりませんよね?」
「いる」
「いりません」
「必要だ」
「不要です」
「……やめよう、不毛だ」
「そうですね、入りましょう」
「雪だるまです。二人とも仕事しろ、とか言いません」
(最近、霰が何を考えてるか本気で分からなくなってきたわ……)
かまくら、雪だるま、雪だるま、雪だるま、霰だるま。
「――フラッと執務室から出ていったと思ったら、かまくらなんか作ってたんだな」
「提督、一緒に入られますか?」
「一航戦がサボりの誘いか?」
「はい、サボっちゃいましょう」
「……そうだな、こう寒いとやる気も出んし、そうするか」
「では、いざかまくらです」
「今、少し言うの恥ずかしかっただろ」
「そういうツッコミは……いりませんよね?」
「いる」
「いりません」
「必要だ」
「不要です」
「……やめよう、不毛だ」
「そうですね、入りましょう」
「雪だるまです。二人とも仕事しろ、とか言いません」
(最近、霰が何を考えてるか本気で分からなくなってきたわ……)
かまくら、雪だるま、雪だるま、雪だるま、霰だるま。
217: 2015/02/27(金) 23:13:14.32 ID:D/laJHjs0
「それで、かまくらでどうするんだ?」
「そろそろ来られると思います」
「来る?」
「はーいお待ちどおさまー」
「お待ちしてました間宮さん」
「お前、かまくら作ってただけじゃなかったのか……」
「お餅と悩みましたけど、お正月にいっぱい食べたので甘酒にしていただきました」
「ではごゆっくりー」
「後で加賀に確実に怒られるぞ、コレ」
「ふふっ、今更です」
「――酒とは付いてるが、コレだけは普通に飲める」
「身体が芯から暖まりますね」
「ジョッキじゃないのか?」
「甘酒をジョッキで飲むような女性が提督は好みなんですね、次からそうします」
「冗談だ、流石に引く」
「……」
「? どうした?」
「酔いました」
「随分と意識のはっきりした酔っ払いだな」
「肩、お借りしますね」
「聞くならせめて聞いてから借りろ」
「甘酒、美味しいです」
「……そうだな」
「飲み終わったら一航戦赤城、寝ます」
「寝るな」
――――赤城さん、かまくらを作って甘酒を飲んで昼寝をしていたそうですね。
――――サボる一航戦……いえ、知らない一航戦ですね。
「そろそろ来られると思います」
「来る?」
「はーいお待ちどおさまー」
「お待ちしてました間宮さん」
「お前、かまくら作ってただけじゃなかったのか……」
「お餅と悩みましたけど、お正月にいっぱい食べたので甘酒にしていただきました」
「ではごゆっくりー」
「後で加賀に確実に怒られるぞ、コレ」
「ふふっ、今更です」
「――酒とは付いてるが、コレだけは普通に飲める」
「身体が芯から暖まりますね」
「ジョッキじゃないのか?」
「甘酒をジョッキで飲むような女性が提督は好みなんですね、次からそうします」
「冗談だ、流石に引く」
「……」
「? どうした?」
「酔いました」
「随分と意識のはっきりした酔っ払いだな」
「肩、お借りしますね」
「聞くならせめて聞いてから借りろ」
「甘酒、美味しいです」
「……そうだな」
「飲み終わったら一航戦赤城、寝ます」
「寝るな」
――――赤城さん、かまくらを作って甘酒を飲んで昼寝をしていたそうですね。
――――サボる一航戦……いえ、知らない一航戦ですね。
219: 2015/02/28(土) 21:26:11.53 ID:GvTU+3hA0
・川内&??『夜戦!?』、投下します
疾風のように現れて、疾風のように去っていく
疾風のように現れて、疾風のように去っていく
220: 2015/02/28(土) 21:26:40.94 ID:GvTU+3hA0
――冬の静かな夜、鎮守府裏の山に二つの影が走る。
速度は互角、双方一定の距離を保ちながら、障害物の多いこの場所を縦横無尽に駆けていく。
(コレは久しぶりに骨があるかも、ちょっと変わった格好してるけどちっさいし駆逐艦娘かな?)
白いマント、白い服、白いスカート、白い靴、白い仮面、白いマフラー、三日月のマークの付いた白い帽子というなかなか目立つ上に奇抜な出で立ちの少女。
体躯に見合わぬ身体能力と持久力から、相当な練度の駆逐艦娘だと川内は推察する。
「……さ……んて」
「?」
微かに聞こえた少女の声。そこに感じた小さな違和感に思考が回るのを押し止め、目の前の不審者を追うことに集中する。
そもそも、ステージで使ってから気に入り、“何かそれっぽいから”という理由で愛用するようになった目を覆うタイプの仮面を着けた川内も不審者に見えなくもないが、それはそれである。
「そろそろ鬼ごっこおしまい! 顔を見せてもらうよ!」
「っ!」
懐から取り出したボール状のモノを、相手の進行方向に投げつける。中には強力な粘着剤が入っており、踏めば専用の液体をかけるまで絶対に取れない捕獲用のアイテムだ。
かなり広範囲に飛び散るので、初めて目にした者が咄嗟に避けるのは非常に難しい――のだが、少女は前からそのボールを知っていたかのように大きく後ろへ跳躍し、避けて見せた。
(おーいいじゃんいいじゃん)
「――でも、コレで詰みだよ」
跳躍した先に先回りした川内の手刀が、少女の首筋に吸い込まれる――はずだった。
(ちょっ、マジっ!?)
まるで完全に予測していたかのような身のこなしで追撃すらもかわし、少女は川内の腕を取り投げ飛ばす。
「たっ、とっ、とぉ……驚いた、何者?」
「っ……」
その驚くべき身体能力とは裏腹に、わたわたと手を振って慌てる可愛らしい様子を見せるが、正体を確認するまでは川内も警戒を解くわけにはいかない。
「言わないってんなら多少怪我させるかもしれないけど、恨まないでよ?」
「……はぁ~」
深いため息が意味するのは観念したというサインらしく、少女はその仮面を脱ぎ始める。
そして、出てきた顔を見て川内は納得と驚きの入り交じった表情を浮かべた後――。
「あははははははっ! こんな夜中にそんな格好で何やってんの三日月!」
盛大に笑うのだった。
速度は互角、双方一定の距離を保ちながら、障害物の多いこの場所を縦横無尽に駆けていく。
(コレは久しぶりに骨があるかも、ちょっと変わった格好してるけどちっさいし駆逐艦娘かな?)
白いマント、白い服、白いスカート、白い靴、白い仮面、白いマフラー、三日月のマークの付いた白い帽子というなかなか目立つ上に奇抜な出で立ちの少女。
体躯に見合わぬ身体能力と持久力から、相当な練度の駆逐艦娘だと川内は推察する。
「……さ……んて」
「?」
微かに聞こえた少女の声。そこに感じた小さな違和感に思考が回るのを押し止め、目の前の不審者を追うことに集中する。
そもそも、ステージで使ってから気に入り、“何かそれっぽいから”という理由で愛用するようになった目を覆うタイプの仮面を着けた川内も不審者に見えなくもないが、それはそれである。
「そろそろ鬼ごっこおしまい! 顔を見せてもらうよ!」
「っ!」
懐から取り出したボール状のモノを、相手の進行方向に投げつける。中には強力な粘着剤が入っており、踏めば専用の液体をかけるまで絶対に取れない捕獲用のアイテムだ。
かなり広範囲に飛び散るので、初めて目にした者が咄嗟に避けるのは非常に難しい――のだが、少女は前からそのボールを知っていたかのように大きく後ろへ跳躍し、避けて見せた。
(おーいいじゃんいいじゃん)
「――でも、コレで詰みだよ」
跳躍した先に先回りした川内の手刀が、少女の首筋に吸い込まれる――はずだった。
(ちょっ、マジっ!?)
まるで完全に予測していたかのような身のこなしで追撃すらもかわし、少女は川内の腕を取り投げ飛ばす。
「たっ、とっ、とぉ……驚いた、何者?」
「っ……」
その驚くべき身体能力とは裏腹に、わたわたと手を振って慌てる可愛らしい様子を見せるが、正体を確認するまでは川内も警戒を解くわけにはいかない。
「言わないってんなら多少怪我させるかもしれないけど、恨まないでよ?」
「……はぁ~」
深いため息が意味するのは観念したというサインらしく、少女はその仮面を脱ぎ始める。
そして、出てきた顔を見て川内は納得と驚きの入り交じった表情を浮かべた後――。
「あははははははっ! こんな夜中にそんな格好で何やってんの三日月!」
盛大に笑うのだった。
221: 2015/02/28(土) 21:27:06.53 ID:GvTU+3hA0
「睦月型で劇するの?」
「はい……」
「劇で、その衣装?」
「夕張さんに“三日月ちゃん、三日月が好きならコレがいいよ”って……」
「うん、衣装頼む相手間違えてるよ、それ」
「通気性とか防寒は凄くて、着心地はとてもいいんです」
「でも、見られるの恥ずかしくてこんな夜中に裏山でアクションシーンの練習しなきゃならないのに、本番出来る?」
「……頑張ります」
成功してしまったので次回以降も決まってしまい、三日月の月光仮面姿が時折夜の裏山で見られるようになりました。
「はい……」
「劇で、その衣装?」
「夕張さんに“三日月ちゃん、三日月が好きならコレがいいよ”って……」
「うん、衣装頼む相手間違えてるよ、それ」
「通気性とか防寒は凄くて、着心地はとてもいいんです」
「でも、見られるの恥ずかしくてこんな夜中に裏山でアクションシーンの練習しなきゃならないのに、本番出来る?」
「……頑張ります」
成功してしまったので次回以降も決まってしまい、三日月の月光仮面姿が時折夜の裏山で見られるようになりました。
229: 2015/03/01(日) 22:56:53.21 ID:ZYdxztaF0
・陸奥『駆逐艦の子にお化粧を』、投下します
提督ならば化粧品について詳しくても何らおかしくはない
提督ならば化粧品について詳しくても何らおかしくはない
230: 2015/03/01(日) 22:57:21.42 ID:ZYdxztaF0
「じゃあ皆、お姉さんの話をよーく聞いてねー?」
――はーい!
「まずは悪いお手本よ。これは以前、買い置きの化粧品を使った駆逐艦の子を撮影した写真」
「っ!? す、すすす凄いメイクね、誰だか全然暁には分からないわ」
――(アレ、絶対に暁だ……)
「チーク塗りすぎ、アイライン濃すぎ、アイシャドウは何故か緑と紫系、唇はお化けみたいに真っ赤っか、左右でまつ毛の長さが違う等々、失敗の宝庫みたいになってるわ。安いCANM〇KEやSw〇ets&Swe〇tsみたいなメーカーの物だったからいいけど、少し値の張る基礎化粧品から使っていたとしたら、一回で三千円から五千円以上無駄にしてたかもしれないわね」
――ご、五千円……。
「ちゃんとしたメイクの仕方を覚えていないと、お肌が荒れてしまうこともあるの。勿論、私達艦娘はそういう面ではかなり得をしているけれど、念には念を入れておいても損は無いわ。恋する女の子は尚更、ね? だから、今はまだ皆には必要ないかもしれないけど、しっかり覚えて頂戴。陸奥お姉さんとの約束よ?」
――はいっ!
「じゃあ、今から私が皆を今よりもっと可愛く変身させてあげるわね」
――はーい!
「まずは悪いお手本よ。これは以前、買い置きの化粧品を使った駆逐艦の子を撮影した写真」
「っ!? す、すすす凄いメイクね、誰だか全然暁には分からないわ」
――(アレ、絶対に暁だ……)
「チーク塗りすぎ、アイライン濃すぎ、アイシャドウは何故か緑と紫系、唇はお化けみたいに真っ赤っか、左右でまつ毛の長さが違う等々、失敗の宝庫みたいになってるわ。安いCANM〇KEやSw〇ets&Swe〇tsみたいなメーカーの物だったからいいけど、少し値の張る基礎化粧品から使っていたとしたら、一回で三千円から五千円以上無駄にしてたかもしれないわね」
――ご、五千円……。
「ちゃんとしたメイクの仕方を覚えていないと、お肌が荒れてしまうこともあるの。勿論、私達艦娘はそういう面ではかなり得をしているけれど、念には念を入れておいても損は無いわ。恋する女の子は尚更、ね? だから、今はまだ皆には必要ないかもしれないけど、しっかり覚えて頂戴。陸奥お姉さんとの約束よ?」
――はいっ!
「じゃあ、今から私が皆を今よりもっと可愛く変身させてあげるわね」
231: 2015/03/01(日) 22:58:22.51 ID:ZYdxztaF0
「――で、あぁなった訳か」
「どう? 皆見違えたでしょ?」
「可愛くなりたいとか綺麗になりたいって気持ちがあるってのは良いことだ」
「あらあら、はぐらかしてもダメよ? ドキッとしてたのバレバレなんだから」
「……否定はしない」
「貴方は本当に幸せ者ね。あんな可愛い子達に慕われてるんだもの」
「それも、否定はしない」
「――駆逐艦陸奥、見たくない?」
「長門が可愛がってくれそうだな」
「それは……」
「“悪くないかも”って顔、してるぞ」
「そ、そんなことないわよ?」
「長門お姉ちゃん、とか呼んでみたらどうだ」
「小さくなった時無反応だったし、言っても眉間に皺寄せて心配するだけだと思うけど……」
「まぁ、試すのはタダだから言ってみろ。案外喜ぶかもしれんぞ」
「――それはつまり、火遊びしてくれるってこと?」
「……そうなるな」
――――どうだった?
――――……コーヒー噴き出した後、優しく撫でてくれたわ。
「どう? 皆見違えたでしょ?」
「可愛くなりたいとか綺麗になりたいって気持ちがあるってのは良いことだ」
「あらあら、はぐらかしてもダメよ? ドキッとしてたのバレバレなんだから」
「……否定はしない」
「貴方は本当に幸せ者ね。あんな可愛い子達に慕われてるんだもの」
「それも、否定はしない」
「――駆逐艦陸奥、見たくない?」
「長門が可愛がってくれそうだな」
「それは……」
「“悪くないかも”って顔、してるぞ」
「そ、そんなことないわよ?」
「長門お姉ちゃん、とか呼んでみたらどうだ」
「小さくなった時無反応だったし、言っても眉間に皺寄せて心配するだけだと思うけど……」
「まぁ、試すのはタダだから言ってみろ。案外喜ぶかもしれんぞ」
「――それはつまり、火遊びしてくれるってこと?」
「……そうなるな」
――――どうだった?
――――……コーヒー噴き出した後、優しく撫でてくれたわ。
237: 2015/03/02(月) 21:27:52.00 ID:ixwhLVtm0
・卯月『司令官』、投下します
238: 2015/03/02(月) 21:28:18.44 ID:ixwhLVtm0
「卯月、どうした?」
「膝、乗せて欲しいぴょん」
「わざわざ聞かなくても今までは乗ってただろ」
「じゃあ乗りまーっす」
「――卯月」
「んー?」
「コアラみたいに抱き着かれると、書類が書けん」
「うーちゃんは大人しくギュッとしてるだけでぇーっす」
「後で相手してやるからイタズラしてきていいぞ。俺が巻き込まれない範囲で」
「……今日は、司令官とずっとこうしてたいの」
「……分かった」
「ありがとぴょん」
「じゃあ今日は俺がお前にイタズラするか」
「司令官がそうしたいならぁ、いいよ?」
「……冗談だ」
「残念無念ぴょん」
「残念がるなそんなこと」
「卯月、好きな人にしかイタズラしないぴょん。だからしてくれるの嬉しいぴょん」
「くれぐれもそれを外で言うなよ、本当に通報されるから」
「チューしてる時点で手遅れだぴょん」
「それはもう通報されたから諦めた」
「膝、乗せて欲しいぴょん」
「わざわざ聞かなくても今までは乗ってただろ」
「じゃあ乗りまーっす」
「――卯月」
「んー?」
「コアラみたいに抱き着かれると、書類が書けん」
「うーちゃんは大人しくギュッとしてるだけでぇーっす」
「後で相手してやるからイタズラしてきていいぞ。俺が巻き込まれない範囲で」
「……今日は、司令官とずっとこうしてたいの」
「……分かった」
「ありがとぴょん」
「じゃあ今日は俺がお前にイタズラするか」
「司令官がそうしたいならぁ、いいよ?」
「……冗談だ」
「残念無念ぴょん」
「残念がるなそんなこと」
「卯月、好きな人にしかイタズラしないぴょん。だからしてくれるの嬉しいぴょん」
「くれぐれもそれを外で言うなよ、本当に通報されるから」
「チューしてる時点で手遅れだぴょん」
「それはもう通報されたから諦めた」
239: 2015/03/02(月) 21:28:54.68 ID:ixwhLVtm0
「なぁ、一つ聞きたいんだが」
「うむ、苦しゅうない、言ってみるぴょん」
「お前本当にウサギからコアラに転身でもしたのか?」
「うーちゃんはリンゴ五百個よりは軽いから大丈夫ぴょん」
「比較するには桁が一つ大きいだろおい」
「司令官はお腹が空いて食堂に行きたい、うーちゃんは離れたくない、うーちゃんもお腹空いた、一石三鳥ぴょん」
「良かったな、明日の青葉新聞の記事にも載るから一石四鳥だ」
「今日はこのまま寝るまで離さないぴょん」
「明日筋肉痛になるな」
「うーちゃん重くないもん! ぷっぷくぷー!」
「これはこれで良いんだぞ、娘の成長を感じる父親の気持ちが分かって」
「……卯月、娘じゃないぴょん」
「――そうだな、娘だと色々と困る」
「うーちゃん、てーそうの危機?」
「そういうのは仔兎から兎になってから言え」
「仔兎美味しいらしいぴょん」
「頭からバリバリと食えばいいのか?」
「そういう食べられ方は嫌ぴょん」
――――卯月、洗いにくい。
――――ボディーソープを間に垂らせば解決するぴょん。
――――それだけはやめろ。
「うむ、苦しゅうない、言ってみるぴょん」
「お前本当にウサギからコアラに転身でもしたのか?」
「うーちゃんはリンゴ五百個よりは軽いから大丈夫ぴょん」
「比較するには桁が一つ大きいだろおい」
「司令官はお腹が空いて食堂に行きたい、うーちゃんは離れたくない、うーちゃんもお腹空いた、一石三鳥ぴょん」
「良かったな、明日の青葉新聞の記事にも載るから一石四鳥だ」
「今日はこのまま寝るまで離さないぴょん」
「明日筋肉痛になるな」
「うーちゃん重くないもん! ぷっぷくぷー!」
「これはこれで良いんだぞ、娘の成長を感じる父親の気持ちが分かって」
「……卯月、娘じゃないぴょん」
「――そうだな、娘だと色々と困る」
「うーちゃん、てーそうの危機?」
「そういうのは仔兎から兎になってから言え」
「仔兎美味しいらしいぴょん」
「頭からバリバリと食えばいいのか?」
「そういう食べられ方は嫌ぴょん」
――――卯月、洗いにくい。
――――ボディーソープを間に垂らせば解決するぴょん。
――――それだけはやめろ。
241: 2015/03/02(月) 21:39:29.81 ID:ixwhLVtm0
「叢雲、コレ着けてみてくれない?」
「アンタ、頭大丈夫?」
「ほら、背中に羽が浮いてるみたいで綺麗だと思わない?」
「周囲から浮いた存在になるのは御免よ」
「ちゃんと射出も出来るし」
「アンタは私をどうしたいの?」
「残念だけど、どうしても着てくれそうにないわね……仕方無い、弥生ちゃんのも作ったから弥生ちゃんに頼んでみよっと」
「弥生も着るとは思えないけど、まぁ精々頑張んなさい」
着てくれました。ユキ=アネサは一秒で断られました。
「あの、何で扇と丼を……」
「名前的には扇、服の色と声は肉丼だから」
ムドオンカレーは作らない、眼鏡はかけない、デカい。
「アンタ、頭大丈夫?」
「ほら、背中に羽が浮いてるみたいで綺麗だと思わない?」
「周囲から浮いた存在になるのは御免よ」
「ちゃんと射出も出来るし」
「アンタは私をどうしたいの?」
「残念だけど、どうしても着てくれそうにないわね……仕方無い、弥生ちゃんのも作ったから弥生ちゃんに頼んでみよっと」
「弥生も着るとは思えないけど、まぁ精々頑張んなさい」
着てくれました。ユキ=アネサは一秒で断られました。
「あの、何で扇と丼を……」
「名前的には扇、服の色と声は肉丼だから」
ムドオンカレーは作らない、眼鏡はかけない、デカい。
245: 2015/03/03(火) 02:47:11.33 ID:KNBbBs4e0
「赤城さん、今回は菱餅を食べないように――」
「はい?」
「……雛あられ、ですか」
「加賀も食べますか?」
「いえ、私は大丈夫です」
「霰です。あられ食べたい」
「その前に、霰は菱餅の着ぐるみを脱いで着替えてきて」
「菱餅が、何かしたの……?」
「菱餅に罪はありませんよ、加賀」
「そう……赤城さんと霰は別撮りで構わないようね」
「「ごめんなさい」」
百五十人雛壇は良い宣伝になりました。
「はい?」
「……雛あられ、ですか」
「加賀も食べますか?」
「いえ、私は大丈夫です」
「霰です。あられ食べたい」
「その前に、霰は菱餅の着ぐるみを脱いで着替えてきて」
「菱餅が、何かしたの……?」
「菱餅に罪はありませんよ、加賀」
「そう……赤城さんと霰は別撮りで構わないようね」
「「ごめんなさい」」
百五十人雛壇は良い宣伝になりました。
247: 2015/03/03(火) 02:49:56.65 ID:KNBbBs4e0
「夢幻少女か……胸が熱くなるな」
「勝ち残れば優秀な艦載機をくれるというの?」
「こまけぇこたぁいいんだクマ!」
「あら、あらあら、ち〇こもいじゃうぞ」
「叢雲の酸素魚雷を食らうデース! バニッシュメント・ディス・ワールド!」
「北上さん、よさこい踊らない?」
「ちょっと待って大井っちーこのマカロンとクッキー食べてからねー」
「姉様!? 何だ提督か……書類ならマジックハンドで渡して下さい、でないと殴っちゃいますよ?」
「ちょっ、あんまり触ると罰金バッキンガムよ!」
「買っておいた抹茶プリンを食べられるなんて……はぁ、空はあんなに青いのに……」
「食べました。代わりにこの抹茶ドーナツを」
「は・る・な、100%♪」
「シンバル持ったゴリラの縫いぐるみとか舐めてんのか? クソがっ!」
「司令官司令官司令官! この何が入ってるか分からないけど美味しいコロッケを食べて!」
「あぁ~暁のケーキがミキサーに~」
「ハラショー、この喋る鳥からは力を感じる」
「ひらがな三つでまるゆちゃん」
「この大鳳より人気があるなんて……あの女神、許せない!」
「勝ち残れば優秀な艦載機をくれるというの?」
「こまけぇこたぁいいんだクマ!」
「あら、あらあら、ち〇こもいじゃうぞ」
「叢雲の酸素魚雷を食らうデース! バニッシュメント・ディス・ワールド!」
「北上さん、よさこい踊らない?」
「ちょっと待って大井っちーこのマカロンとクッキー食べてからねー」
「姉様!? 何だ提督か……書類ならマジックハンドで渡して下さい、でないと殴っちゃいますよ?」
「ちょっ、あんまり触ると罰金バッキンガムよ!」
「買っておいた抹茶プリンを食べられるなんて……はぁ、空はあんなに青いのに……」
「食べました。代わりにこの抹茶ドーナツを」
「は・る・な、100%♪」
「シンバル持ったゴリラの縫いぐるみとか舐めてんのか? クソがっ!」
「司令官司令官司令官! この何が入ってるか分からないけど美味しいコロッケを食べて!」
「あぁ~暁のケーキがミキサーに~」
「ハラショー、この喋る鳥からは力を感じる」
「ひらがな三つでまるゆちゃん」
「この大鳳より人気があるなんて……あの女神、許せない!」
248: 2015/03/03(火) 02:50:25.53 ID:KNBbBs4e0
「龍田殿、例えエルフ全員を敵に回しても貴女は守るであります」
「天龍ちゃんと今度あのオセロしてみようかな~」
「睦月は睦月はセ口リが嫌いって言ってみたり」
「司令官、どうしてボクの写真が部屋一面に貼ってあるの……?」
「弥生、金魚が好き、です……後、発明も」
「菊月だ、天誅ガールズというアニメを共に見よう」
「那珂ちゃん、ウサギを頭に乗せてる妹が欲しいなー」
「わ、私は那智などではない! な……な……ナツ! そうナツだ!――ふぅ、誤魔化せたか。こんな格好をしているなどと皆に知られる訳にはいかない……」
「珊瑚ですか? 不愉快です!――って書いたらまたツイッターが炎上しました……」
「ヒャッハー! ちょこまか逃げるならハンマーで壁をぶち壊せー!」
「なかなか初霜のコークスクリューは痛いぞ……だが、悪くない」
「ノモブヨ、ヲキイサンカ、ハシタワ、ドケダ、グンミーチャ、デーリブラ!」
「鈴谷が勇者の一族とかマジありえないんですけどー」
「司令官を抱き締めて、海の底まで」
「かーっ! その顔いいねぇ! あっ、谷風さんのパンチラ写真送っといたから」
「天龍ちゃんと今度あのオセロしてみようかな~」
「睦月は睦月はセ口リが嫌いって言ってみたり」
「司令官、どうしてボクの写真が部屋一面に貼ってあるの……?」
「弥生、金魚が好き、です……後、発明も」
「菊月だ、天誅ガールズというアニメを共に見よう」
「那珂ちゃん、ウサギを頭に乗せてる妹が欲しいなー」
「わ、私は那智などではない! な……な……ナツ! そうナツだ!――ふぅ、誤魔化せたか。こんな格好をしているなどと皆に知られる訳にはいかない……」
「珊瑚ですか? 不愉快です!――って書いたらまたツイッターが炎上しました……」
「ヒャッハー! ちょこまか逃げるならハンマーで壁をぶち壊せー!」
「なかなか初霜のコークスクリューは痛いぞ……だが、悪くない」
「ノモブヨ、ヲキイサンカ、ハシタワ、ドケダ、グンミーチャ、デーリブラ!」
「鈴谷が勇者の一族とかマジありえないんですけどー」
「司令官を抱き締めて、海の底まで」
「かーっ! その顔いいねぇ! あっ、谷風さんのパンチラ写真送っといたから」
249: 2015/03/03(火) 02:51:29.66 ID:KNBbBs4e0
「提督に書いたお手紙を届けてって頼んだんだけど、途中で風に飛ばされたらしいのね……」
「司令官様? あのー……ゾンビメイク、してみませんか?」
「大和はやまにゃんじゃありません!」
「埴輪のイラスト描くホー」
「ちょっと待って、阿賀野だけED流れなかったんだけど……」
「磯風だ、兄くんと会うのは前世以来だな」
「どうしてこの超弩級戦艦ビスマルクがシスターの格好をしなければならないの? 何? 他の子だと胸部装甲が足りないですって!?」
「ベタがまだここ塗れてない……ような気がします。ベタ塗りです!」
「て・い・と・く、提督! あ、あの……一緒に山に登りませんか?」
「どこかにいい浅瀬は無いかでゲソ」
「清霜は殺されずに卒業出来るもん!」
「“運河の魔女”って二つ名……ありです!」
「山雲はーおにぎりって呼ばれたらー立てばいいのー、ねー?」
「朝雲はたい焼きで立てばいいのね、分かったわ。……うぐぅって何? 鳴き声?」
「司令官様? あのー……ゾンビメイク、してみませんか?」
「大和はやまにゃんじゃありません!」
「埴輪のイラスト描くホー」
「ちょっと待って、阿賀野だけED流れなかったんだけど……」
「磯風だ、兄くんと会うのは前世以来だな」
「どうしてこの超弩級戦艦ビスマルクがシスターの格好をしなければならないの? 何? 他の子だと胸部装甲が足りないですって!?」
「ベタがまだここ塗れてない……ような気がします。ベタ塗りです!」
「て・い・と・く、提督! あ、あの……一緒に山に登りませんか?」
「どこかにいい浅瀬は無いかでゲソ」
「清霜は殺されずに卒業出来るもん!」
「“運河の魔女”って二つ名……ありです!」
「山雲はーおにぎりって呼ばれたらー立てばいいのー、ねー?」
「朝雲はたい焼きで立てばいいのね、分かったわ。……うぐぅって何? 鳴き声?」
282: 2015/03/03(火) 22:16:08.41 ID:KNBbBs4e0
「超弩級駆逐艦清霜! サイコロ振ります!」
――99!
「どーう? 清霜凄い? カッコいい?」
「――え? コレじゃダメなの?」
「大きい数字の方が強くてカッコいいと思ったんだけどなぁ……」
――1、5、6。
「次も超弩級駆逐艦清霜に振らせてね?――えっ? なれるもん!」
――99!
「どーう? 清霜凄い? カッコいい?」
「――え? コレじゃダメなの?」
「大きい数字の方が強くてカッコいいと思ったんだけどなぁ……」
――1、5、6。
「次も超弩級駆逐艦清霜に振らせてね?――えっ? なれるもん!」
283: 2015/03/03(火) 22:17:31.87 ID:KNBbBs4e0
・鳥海『あっ、眼鏡が……』
・チビ舞風&野分『(カワイイ)』
・陽炎&曙『お話したいの?』
・清霜&翔鶴『艦載機はちょっと……』
・南雲機動部隊『大概にして欲しいものね』
・浦風『えぇ加減にせぇ言うとるんじゃ!』
以上六本でお送りします
時空が歪んでますが安価としての位置を優先します
・チビ舞風&野分『(カワイイ)』
・陽炎&曙『お話したいの?』
・清霜&翔鶴『艦載機はちょっと……』
・南雲機動部隊『大概にして欲しいものね』
・浦風『えぇ加減にせぇ言うとるんじゃ!』
以上六本でお送りします
時空が歪んでますが安価としての位置を優先します
299: 2015/03/04(水) 21:03:47.51 ID:bqZY148Z0
タイトル変更
・鳥海『計算通りです』 、投下します
太ももとへそ
・鳥海『計算通りです』 、投下します
太ももとへそ
300: 2015/03/04(水) 21:04:15.74 ID:bqZY148Z0
「司令官さん」
「何だ?」
「耳、気になりますか?」
「あぁ、少し奥でゴロゴロしてる感じがあってな」
「でしたら、ここに寝て下さい」
(耳掃除か……鳥海なら心配いらなさそうだな)
「じゃあ頼む」
「はい、どうぞ。頭をこの辺りにお願いしますね」
「ん、分かった。――なぁ、鳥海」
「何ですか?」
「耳掃除で頭を撫でる必要は無いと思うぞ」
「リラックスしてもらう為です」
「いや、このままだと確実に寝るから耳掃除だけ頼む」
「私の計算では十分もすれば司令官さんは夢の中です」
「そんな無駄なことにその計算能力を使わんでいい」
「無駄じゃありません。凄く重要です」
「とにかく、耳掃除をしてくれ」
「では、いきます。侵入角が――で、耳かきの長さが――だとすると……」
「待った、鳥海ストップ、耳掃除に計算式は必要ない」
「冗談です。リラックス出来ましたか?」
「本当に大丈夫だよな? やったことあるんだよな?」
「心配しないで下さい。摩耶姉さんにいつもやってますし、慣れてます」
「そうか……だったら大丈夫そうだな」
「姉さん耳掃除苦手で暴れるから、結構耳掃除するの大変なんですよ?」
「なんとなく想像できるし、微笑ましい光景だ」
「コレ、私が言ったことは秘密にしておいて下さいね、怒られてしまいますから」
(知ってるの鳥海か愛宕達ぐらいだろうし、すぐバレそうな気がするが……)
「――はい、片方出来ました」
「確かに上手いな、速いし」
「どうすれば傷付けずに速く出来るかちゃんと計算してますから、当然です。司令官さん、反対を向いて下さい」
「あぁ、分かった」
(電の時の失敗はしないように、なるべく水平をキープして……)
「……司令官さん」
「ん? 何だ?」
「あの、もう少し下を向いてもらえませんか?」
「それだとやりにくくないか?」
「いえ、下を向いてもらった方がやりやすいです。そう計算でも出ています」
「そうか……? 息が気になるとかあったら、すぐに言ってくれ。ブスッてのは困る」
「大丈夫です。それは計算に入ってますから」
バレンタインの魔の手が鳥海のバルジを襲いました。
「何だ?」
「耳、気になりますか?」
「あぁ、少し奥でゴロゴロしてる感じがあってな」
「でしたら、ここに寝て下さい」
(耳掃除か……鳥海なら心配いらなさそうだな)
「じゃあ頼む」
「はい、どうぞ。頭をこの辺りにお願いしますね」
「ん、分かった。――なぁ、鳥海」
「何ですか?」
「耳掃除で頭を撫でる必要は無いと思うぞ」
「リラックスしてもらう為です」
「いや、このままだと確実に寝るから耳掃除だけ頼む」
「私の計算では十分もすれば司令官さんは夢の中です」
「そんな無駄なことにその計算能力を使わんでいい」
「無駄じゃありません。凄く重要です」
「とにかく、耳掃除をしてくれ」
「では、いきます。侵入角が――で、耳かきの長さが――だとすると……」
「待った、鳥海ストップ、耳掃除に計算式は必要ない」
「冗談です。リラックス出来ましたか?」
「本当に大丈夫だよな? やったことあるんだよな?」
「心配しないで下さい。摩耶姉さんにいつもやってますし、慣れてます」
「そうか……だったら大丈夫そうだな」
「姉さん耳掃除苦手で暴れるから、結構耳掃除するの大変なんですよ?」
「なんとなく想像できるし、微笑ましい光景だ」
「コレ、私が言ったことは秘密にしておいて下さいね、怒られてしまいますから」
(知ってるの鳥海か愛宕達ぐらいだろうし、すぐバレそうな気がするが……)
「――はい、片方出来ました」
「確かに上手いな、速いし」
「どうすれば傷付けずに速く出来るかちゃんと計算してますから、当然です。司令官さん、反対を向いて下さい」
「あぁ、分かった」
(電の時の失敗はしないように、なるべく水平をキープして……)
「……司令官さん」
「ん? 何だ?」
「あの、もう少し下を向いてもらえませんか?」
「それだとやりにくくないか?」
「いえ、下を向いてもらった方がやりやすいです。そう計算でも出ています」
「そうか……? 息が気になるとかあったら、すぐに言ってくれ。ブスッてのは困る」
「大丈夫です。それは計算に入ってますから」
バレンタインの魔の手が鳥海のバルジを襲いました。
301: 2015/03/05(木) 14:34:09.79 ID:15yRmNUsO
提督の隔壁(鼓膜)がっ……
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります