あかね｢あかり…お姉ちゃんとのキス…嫌だった？｣
あかり｢嫌…じゃないよ…でも｣

あかり｢あかりを弄んだ事がどうしても許せないの…｣

あかね｢あかり…｣
あかり｢お姉ちゃん…ちゃんと責任取ってくれるんだよね？｣

あかね｢…｣

あかね｢えっ｣

あかね｢責任って、あかり…？｣

あかり｢あのね、お姉ちゃん｣
あかり｢あかりがお姉ちゃんの気持ちに気付いちゃった以上…｣
あかり｢もう、元の姉妹には戻れないんだよ！｣
あかね｢あかり…｣ｼｭﾝ

あかね｢…そうね、お姉ちゃんがちゃんと責任取らないといけないわよね！｣
あかね(過去の私、グッジョブ！)

あかり｢お姉ちゃん…キス…して？｣
あかね｢！｣

あかね(何よこれ…あかりが自らキスを求めているの！？)
あかね(これは私の妄想？…これは現実よ！逃げてはいけないわ！)

あかね｢わ、分かったわ…あかり｣

あかね｢お姉ちゃんのキス…下手でも、あかり笑わない？｣
あかり｢ｸｽ、笑わないよお姉ちゃん♪｣

あかね｢あかり…｣
あかり｢お姉ちゃん…｣

ﾁｭｯ

あかね｢ｳﾌﾌ…姉妹なのに…キス、しちゃったわね///｣
あかり｢…｣

あかね｢あ、あかり？｣
あかり｢え？…そ、そうだねお姉ちゃん！｣
あかり(あれ？キスって、こんなに呆気ない物だったかなぁ？)

あかり(気を取り直して…！)

あかり｢お姉ちゃん…もう１回｣
あかね｢もう…あかりったら甘えん坊さんなんだから♪｣

ﾁｭｯ

あかり｢…｣
あかり(やっぱりだ、お姉ちゃんのキスはちなつちゃんのキスとは違う！)

あかり(あかりを…)
あかり(あかりを妹としてしか見ていないんだ！)

あかり｢笑えないよ…お姉ちゃんのキス…｣
あかね｢えっ？｣

あかね｢お姉ちゃんのキスが下手で怒らせちゃったかしら？｣ｱｾｱｾ
あかり｢あかり、呆れちゃったんだよ…｣

あかね｢あかり…？｣
あかり｢もう、姉妹ごっこは止めてよ！あかり…本気なんだよ！｣

あかね｢！｣
あかね(あかりは私に妹としてでは無く…)
あかね(女の子として…キスして欲しかったのね…)

あかね(私の百を越える妄想でも、こんな場面は想像出来なかったわ…)
あかね(あかり…いつの間にか、大人になっていたのね…)

あかね｢…あかり！｣あかり｢何…お姉ちゃん？｣

あかね｢分かったわ、もう姉妹は卒業しましょう｣
あかね｢お姉ちゃんをお姉ちゃんと呼ぶのは止めて…｣

あかね｢あかねって呼んで！｣
あかり｢！｣

あかり｢お姉ちゃ…あっ！｣

あかり｢…あか…ね…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
あかね｢あかり！ごめんね、無理して言わなくていいのよ！｣ｵﾛｵﾛ

あかり｢大丈夫…次はちゃんと…言えるから…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
あかね｢あかり…｣

あかり(甘えてたのはあかりの方だったんだ…)
あかり(ずっとお姉ちゃんに妹として甘え続けて…)
あかり(お姉ちゃんが本気になれなかったのは、あかりのせいじゃない！)

あかり｢ｴﾍﾍ…あ…か…ね///｣
あかね｢まだ照れが入ってるわね、もう１回！｣

あかり｢あか…ね…///｣
あかね｢もう１回！もう１回だけ！｣

あかり｢…あかね、大好き！｣
あかね｢あ、あかりー！｣


ﾁｭｯ

あかり｢…ぷはっ｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ
あかね｢私の…キス…どうだった、あかり？｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

あかり｢んふ…んふふふふ…｣
あかね｢あかり…？｣

あかり｢あは、あはははは！すっごく、ドキドキしたぁ！｣
あかね｢もぅ…最初に笑わないって言ったじゃない！///｣

あかね｢おしおきよ♪｣ﾁｭｯ
あかり｢もう、あかねがしたいだけでしょ～？｣

あかね｢あんまり年上をからかうんじゃないの！｣
あかり｢キスの先輩はあかりだよ♪｣

あかね｢口が減らないわね♪｣ﾁｭｯ
あかり｢キスも減らないね♪｣ﾁｭｯ


お わ り

良いあかあか堪能した
おつ

あかり｢ちなつちゃん｣
ちなつ｢何、あかりちゃん｣

あかり｢あかりね、もうちなつちゃんとはキスしないよ？｣
ちなつ｢！…何よ、いきなり｣

あかり｢友達同士って普通キスしないよね…？｣
ちなつ｢そうね、練習でも無ければしないわね！｣

あかり｢良かったぁ、あかりの唇はもうあかねだけの物だもん！｣
あかり｢あははは、あはははは！｣ﾉﾛｹ

ちなつ(キィ～～～何よのろけちゃって！あかりちゃん、ムカつく！)

ちなつ(ちょっと待って、あかねって…まさか！)

ちなつ｢ちょっと、あかりちゃん！｣
あかり｢何、ちなつちゃん？｣

ちなつ｢あかねさん？…って、あかりちゃんのお姉さんじゃないの？｣
あかり｢違うよ｣

ちなつ｢えっ…違うの？｣
あかり｢あかりのお姉ちゃん『だった』の｣

ちなつ｢だった…？じゃあ、今は…？｣
あかり｢あかりの恋人だよ///｣

ちなつ｢こ、恋人～！？｣
あかり｢えへへ♪｣

ちなつ(お姉ちゃんと恋人って…？)

ちなつ(私にもお姉ちゃんいるけど、そんなの想像…)



１.出来ないよ！
２.お姉ちゃん…
>>60

ちなつ(あかりちゃんはもう使えないし…)ﾍﾟｯ
ちなつ(キスの練習なら姉妹の方がやりやすいかも！)ﾆﾀﾘ

ちなつ｢あかりちゃ～ん｣
あかり｢な…何、ちなつちゃん？｣

ちなつ｢あかりちゃんはどうやってお姉ちゃんとキスしたの～？｣
あかり｢え、えっとね～｣

あかり｢ちっちゃい頃のあかりをたぶらかしてキスさせた事を問い詰めて～｣
あかり｢そのまま唇がくっついちゃったんだよぅ～！｣ﾉﾛｹ

ちなつ(あかりちゃんウザッ！そして、何一つ参考にならない！)

ちなつ(取り敢えず、少し虐めたい)

ちなつ｢でも、あかりちゃん！姉妹で、なんて…｣
ちなつ｢いくらなんでも気持ち悪くない？｣

あかり｢もうお姉ちゃんじゃないよ？｣
ちなつ｢それはもういいから！｣

あかり｢え～あかり、そう言う事よく分かんないよ～｣
ちなつ(今のあかりちゃん最っ高に殴りたい顔してるよ！)ｲﾗｲﾗ

あかり｢でもね…｣
あかり｢姉妹って嬉しい時も悲しい時も…｣
あかり｢一番身近で感じあえる暖かい存在だと思うの！｣
ちなつ｢！｣

あかり｢そんな人を好きになれない訳ないよ…｣
あかり｢ちなつちゃんもお姉ちゃんが居るから分かるよね♪｣
ちなつ｢あかりちゃん…｣

ちなつ｢何よ、あかりちゃん！少しはいいこと言うじゃない！｣
あかり｢少しだけ！？｣

ちなつ｢そうと決まれば…じゃあね、あかりちゃん！｣
あかり｢う、うん…じゃあね、ちなつちゃん｣

ちなつ(一番身近で暖かい存在…)
ちなつ(この台詞はお姉ちゃんを落とすのに使えるわ！)

ちなつ(待っててね、お姉ちゃん！今夜は寝かせないんだから！)

ちなつ｢お姉ちゃん！｣ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ
ともこ｢！…ちなつ？どうしたの、そんな涎をダラダラ垂らして！｣

ちなつ｢涎！？こ、これは！その…｣ﾌｷﾌｷ
ちなつ｢そ、そう！今日の給食嫌いな物ばっかりで、あまり食べてないの！｣

ともこ｢ちなつ、好き嫌いは駄目よ｣
ともこ｢でも丁度良かったわ、これからヨウカン食べようとしてたの｣

ともこ｢お茶入れてくるから、座ってまってて｣
ちなつ｢は～～～い♪｣

ちなつ(お姉ちゃん…)
ちなつ(呑気なものね…これから私のキスの実験台にされるとも知らずに！)ﾆﾀﾘ

ともこ｢さっきの涎凄かったわね…お姉ちゃんドキドキしちゃった｣
ちなつ｢！｣

ちなつ｢ドキドキって、まだしてる？｣
ともこ｢もうしてわよ、ドキドキしてたら美味しいお茶入れられないでしょ？｣

ちなつ｢そ、そうかな～？｣
ちなつ(ﾁｯ、さり気なく胸を揉みほぐしてあげようとしたのに！)
ちなつ(！…これじゃあ私、変Oみたいじゃない！)

ちなつ(落ち着くのよチーナ…これは結衣先輩と上手なキスをする為の試練！)
ちなつ(はぅ～ん結衣先～輩♪)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ともこ｢ど、どうしたのちなつ！今度は顔が赤いわよ！｣
ちなつ｢！…大丈夫ですよ、結衣先輩！｣

ともこ｢結衣先輩…？｣
ちなつ(いけない！結衣先輩の事を考えて軽くトリップしちゃった…)
ちなつ(結衣先輩でトリップ？…そうだ！)

ちなつ｢お姉ちゃんは好きな人の事を考えながらお茶を入れる時…｣
ちなつ｢ドキドキしないの？｣

ともこ｢！｣
ともこ｢そうね…ドキドキ…しちゃうかも…｣

ちなつ(かかった)ﾆﾀﾘ
ちなつ｢じゃあ、もしここにいるのが私じゃなくて…｣
ちなつ｢お姉ちゃんの好きな人…だったらどうかな？｣

ともこ｢そ、それは///｣ｶｰ
ともこ｢あら、やだ、ちなつ！お姉ちゃんをからかうんじゃないの！｣ｱｾｱｾ

ちなつ｢からかってないよ、真剣だよ｣
ちなつ｢お姉ちゃんは私と違って、ドキドキしながらお茶を入れられないじゃない！｣

ちなつ｢もし失敗して好きな人にマズいお茶を出しちゃったらどうするの？練習しなくていいの！？｣
ともこ｢ちなつ…｣

ちなつ｢今から私がお姉ちゃんの好きな人！いいわね！｣
ともこ｢…分かったわ、お姉ちゃん頑張る！｣


ちなつ(チョロい)

ともこ｢…名前｣
ちなつ｢え？｣

ともこ｢好きな人の名前で呼んでもいいかしら？｣
ちなつ｢いいよ、好きなだけ呼んで♪｣

ともこ｢じゃあ…あかね…｣
ちなつ｢は～い…ぶっ!!｣

ともこ｢！…あら、大丈夫？あかね！｣
ともこ｢ほら、口の周りヨウカンまみれよ…｣ﾌｷﾌｷ

ちなつ(…ちょ、ちょっと待って！)
ちなつ(原作読んでない人にも分かり安く説明するわよ…？)

ちなつ(以前、お姉ちゃんは大切なお友達がいるって、その子の妹…)
ちなつ(あかりちゃんの事が羨ましいって言ってた、でも…)
ちなつ(それを私があかりちゃんのお姉ちゃんとはお友達でしょって指摘したら慌ててたけど…)

ちなつ(私があかりちゃんのお姉ちゃんの名前を知ってる事を知らずに、カミングアウトしちゃったんだ！)ｾﾂﾒｲｵﾜﾘ

ちなつ(あの姉妹出来ちゃってるじゃない！どうするのよ！)

ともこ｢あかね…ボーっとしちゃってどうしたの？｣
ちなつ｢…｣

ともこ｢また妹さんの事…うふふ、あかねは本当に妹さんが好きなのね！｣
ちなつ｢…｣

ともこ｢あっそうだ…あかね、私これからお茶入れてくるわね｣
ちなつ｢…｣

ともこ｢上手に出来るか分からないけど…マズくても笑って許してね///｣ﾀｯﾀｯﾀ
ちなつ｢…｣

ちなつ(私と違って失恋まっしぐらなんて、お姉ちゃんかわいそう…)ﾎﾛﾘ

ちなつ(そうだ！今は私があかねさん…)
ちなつ(お姉ちゃんのする事を、ことごとく邪険にしてやろう)

ちなつ(そうすれば本物にフラれた時に、少しは傷が浅くなるかもしれないもん)
ちなつ(そうと決まれば、最低のあかねさん作戦開始よ！)ﾆﾀﾘ

ともこ｢あかね…お茶が入ったわよ///｣
ちなつ｢…おせーよ！｣ｶﾞﾀﾝ

ともこ｢！…？…ご、ごめんなさい…さあ、飲んでみて…｣
ちなつ｢…｣ｺﾞｸｺﾞｸ

ちなつ｢…マズっ｣ﾍﾟｯ
ともこ｢!!…私ったら、ドキドキし過ぎて分量間違えちゃったのね！？｣

ちなつ｢…次、やったら分かってんだろうな？｣
ともこ｢!!!…今すぐ美味しいお茶を入れ直してくるわ！｣ﾀｯﾀｯﾀ

ちなつ｢本当はスッゴく美味しいけど…｣

ちなつ｢…だから、おせーよ！｣
ともこ｢!!!!…ごめんなさい…の、飲んでみて下さい…｣

ちなつ｢…｣ｺﾞｸｺﾞｸ
ともこ｢ｯ……ｯ…ｯ……｣ﾋｭｰﾋｭｰ

ちなつ｢…マズい｣
ともこ｢…あか…ね…………｣

ちなつ｢こんなマズい茶出すんじゃ、付き合いきれねーな！｣
ともこ｢!!!!!!｣

ともこ｢ちょ、ちょっと待ってあかね！また入れ直すわ！何度でも入れ直す！｣
ともこ｢あなたが美味しいって言うまで何度も！何度でも！だから私を嫌いにならないで！｣
ともこ｢あなたに嫌われたら私！もうどうしていいか分からないの！私の生きがいなのよ！｣

ちなつ｢…ウザい｣
ともこ｢!!!!!!!!｣ﾌﾟﾂ

ともこ｢妹さんね｣
ちなつ｢…へっ？｣

ともこ｢妹さんが居るからいけないのね！？｣ﾌｰﾌｰ
ちなつ｢ちょ、お姉ちゃん！？｣

ともこ｢そうよ！お姉ちゃんだもの！妹が一番可愛いわよね！｣ﾌｰﾌｰ
ちなつ｢落ち着いて、お姉ちゃん！私はちなつだよ！｣

ともこ｢！…ちなつ｣
ちなつ｢お姉ちゃん…｣

ちなつ｢ごめんなさい、お姉ちゃん…私がいい加減な対応をしたから…｣
ともこ｢いいのよ…ちなつ…｣

ともこ｢お姉ちゃんね…自分の思いを口にして…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ともこ｢目を背けていた色々んな事…気付いちゃったかも｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ちなつ｢お姉ちゃん…｣
ちなつ(！…これは、イケるのでは？)

ちなつ｢お姉ちゃん…さっき言った事、覚えてる？｣
ともこ｢気が動転してて…全部は覚えてないかも…｣

ちなつ｢お姉ちゃんは…妹が一番可愛いって｣
ともこ｢！｣

ちなつ｢お姉ちゃん、嬉しい時も悲しい時もいつも側に居たのは…｣
ともこ｢ちなつ!!｣ﾀﾞｷ

ちなつ｢お姉ちゃん…キス…しよ｣
ともこ｢…ちなつ｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ともこ｢…｣ﾂﾑﾘ


ちなつ(お姉ちゃんつ～かま～えた～♪)

ちなつ｢…お姉ちゃん…キス…待ってるの…？｣
ともこ｢！…えっ？｣ﾄﾞｷ

ちなつ｢お姉ちゃんの方が年上なのに…可愛い♪｣
ともこ｢～～～｣

ちなつ｢いいよ…私がエスコートしてあげる…｣
ちなつ｢力…抜いて？｣ﾄﾞｻ

ともこ｢あ…｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ちなつ｢お姉ちゃんのドキドキ…伝わるよ…｣

ともこ｢…ちなつ｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ちなつ｢ドキドキしてても美味しいキスする方法…｣

ちなつ｢私が教えてあ・げ・る♪｣


ﾁｭｯ

ちなつ｢あかりちゃ～ん！｣
あかり｢ちなつちゃん！｣

ちなつ｢私もしてきたよ、お姉ちゃんとキス！｣
あかり｢えぇ～!!お姉ちゃんと、なんて気持ち悪いって言ってたよね！？｣

ちなつ｢年上なのにへたれてるとこが可愛いじゃない？｣
あかり｢ちなつちゃんのお姉ちゃんは、へたれてるだ…｣

ちなつ｢そんな事より、今度お茶しない？｣
ちなつ｢あかりちゃんのお姉ちゃんも一緒に…｣
あかり｢！…いいね、あかねもきっと喜ぶよ～！｣

ちなつ(ﾌﾌﾌ甘いわね、あかりちゃん)
ちなつ(キスの実験台は多い方がいいに決まってるじゃない！)

ちなつ(今度は…あかりちゃんの…)


お わ り ！