1: 2010/01/21(木) 22:06:41.96 ID:2gD+oCIP0
さて、本日のトランスフォーマーは
サイバトロン基地から物語を始めよう!


コンボイ「デストロンが動きを見せる気配は無いな?」

マイスター「ええ、最近は不気味なほどおとなしいですね」

コンボイ「やつらのことだ、きっと何か企んでるに違いない、警戒するんだ」

マイスター「わかりましたコンボイ司令」

バンブル「ねえコンボイ司令、あなた宛てにこんなものが届いていますが」

スパイク「ねえそれセイバートロン語?」

バンブル「そうだよスパイク」

スパイク「なんて書いてあるの?」

コンボイ「なんだこれは…?『まきますか?まきませんか?』」

トランスフォーマー/リベンジ (吹替版)
3: 2010/01/21(木) 22:09:27.31 ID:2gD+oCIP0
スパイク「どういうこと?」

コンボイ「私にもさっぱりだよ、差出人も書いてないしな」

マイスター「もしかしたらデストロンの作戦かもしれませんよ」

コンボイ「うむ…だがテレトラン1に調べてもらったが媒体は地球の紙、インクも地球のものだ」

バンブル「だれかの悪戯かもしれませんね」

コンボイ「いやもしかしたら誰かの救難信号かもしれない、『まく』に丸をつけてみよう」


そして数日後!


5: 2010/01/21(木) 22:13:28.38 ID:2gD+oCIP0
コンボイ「なんだこの鞄は…?おいアイアンハイド、これはお前のか?」

アイアン「いえ違いますよ、そんな地球の鞄をどうして私がもってまさあ}

コンボイ「だれの鞄でもなかった…スパイクやスパークプラグのものでもなかった」

バンブル「もしかしたらこの前の変な手紙と関係があるかもしれませんよ」

コンボイ「うむ、そうだな」

テレトラン1「コノ鞄カラ 爆弾ノヨウナ モノ ハ 探知サレマセン」

スパイク「大丈夫そうだし、あけてみなよ司令」

コンボイ「うむそうだな…む、小さくて開けづらいな」

カチャ

そこにあったものとは!

7: 2010/01/21(木) 22:19:10.53 ID:2gD+oCIP0
コンボイ「人間の少女!?」

スパイク「いやこれは人形だよ、うわあなんて綺麗なんだろう」

バンブル「まるで生きてるみたいだね!」

コンボイ「だがなぜこれを私に…?さっぱりわからん」

スパイク「あ、薇があるよ司令官、これでまくんだよ」

コンボイ「だが私には小さすぎる、スパイク君がやってくれないか」

スパイク「でもこれは司令に充てられたものだし、僕にはできないよ」

コンボイ「そうか…どれ…」

キコキコ

その時である!!

9: 2010/01/21(木) 22:25:34.71 ID:2gD+oCIP0

パシッ!

真紅「いきなりレディのスカートをのぞくなんて、まったく人間の男は相変わら…人間…?」


互いに面食らったのも無理はない!!


バンブル「あららこの人形喋り出したよ!」

スパイク「凄いや!これセイバートロン星の技術!?」

コンボイ「いや…こんなロボットはいなかったと思うが…、君」

真紅「私の名前は真紅、ローゼンメイデンの誇り高き第5ドールよ」

コンボイ「ローゼン…メイデン?」

そして!

12: 2010/01/21(木) 22:29:55.18 ID:2gD+oCIP0
コンボイ「成程、つまり君は地球の人間が生み出した我々と同じロボット生命体というわけか」

真紅「ロボットではないわ、私たちは意志を持ったお人形」

コンボイ「同じことじゃないか」

真紅「人間同様にデリカシーのない下僕ねコンボイ…」

コンボイ「下僕とはひどい言われようだな」

真紅「あなたは薇をまいた、よって私と契約をしてもらうことになるわ」

コンボイ「契約?」


そして!!


バンブル「ふーん、つまり君たちも同じ種族同士で争いをしているんだね」

真紅「種族というより姉妹で、ねバンブル」

13: 2010/01/21(木) 22:35:15.25 ID:2gD+oCIP0
コンボイ「我々と同じだ、我々もデストロンとは同じ種族の兄弟みたいなものなのだからな」

アイアンハイド「あんな奴らと兄弟だなんて冗談にもなりませんよ司令!!」

コンボイ「まあいいだろう、で真紅、きみのために私は何を契約すればいいんだ?」

真紅「あなたから力を供給してもらって戦うことになるわ、そのための誓いの指輪…を…」

スパイク「コンボイ司令の指にそんな人間用の指輪が入るわけないよ!」

真紅「…」

コンボイ「いや、やってみよう むん!」

ゴゴガギギ…

真紅「指輪が巨大化した!?」

コンボイ「この指輪も我々と同じくトランスフォームできるようだ」

真紅「トランスフォーム?」

コンボイ「サイバトロン戦士トランスフォーム!!」

16: 2010/01/21(木) 22:43:09.31 ID:2gD+oCIP0
ゴゴガギギ…

真紅「凄い…凄いけど質量保存とか…いろいろ無視しているわ…」

コンボイ「我々は超ロボット生命体、トランスフォーマーだ!」

真紅「あら、あなたは変身できないの?」

スパイク「僕は生身の人間だよ、変身なんかできる訳ないじゃないか」

真紅「何だか感覚が麻痺してきたわ…」

18: 2010/01/21(木) 22:47:49.75 ID:2gD+oCIP0
一方!
ここはデストロン秘密基地!

メガトロン「おいサウンドウェーブ!なんだこの鞄は!」

サウンドウェーブ「ワカラナイ。ダガ、49時間前 ニ 
           メガトロン様ガ 書イタ 差出人不明ノ 手紙ト 同ジ 周波数ヲ 出シテイル」

メガトロン「まったく何だというのだ、む、、なんだこの人形は!?」

スタースクリーム「人間のガキじゃないんです?」

メガトロン「いやこれは人形だ」

スタースクリーム「へえ随分とお詳しいようで、そっちの趣味が御ありだったのかな?」

メガトロン「黙らんかこの愚か者めが!む、薇がある、どれまいてみよう」

キコキコ

その時である!

20: 2010/01/21(木) 22:53:17.87 ID:2gD+oCIP0
蒼星石「はじめまして 貴方が僕のマスターですか?」

スタースクリーム「げえ、こいつ口利きやがったぜ!?」

メガトロン「いかにも。わしこそが破壊大帝メガトロンである」

蒼星石「僕の名は蒼星石、よろしく御願しいますマスターメガトロン」

メガトロン「わしの処ところに来た理由を教えてもらおうか蒼星石」

蒼星石「はい」


そして!!

メガトロン「なるほど…つまりお前たちもわしらのように同じ種族で争っているのか」

蒼星石「そういうことです」

メガトロン「わしらの敵はサイバトロンという奴らだ。やつらさえいなければ余が宇宙の王となるのだ」

スタースクリーム「へ、我らがボスはお人形ちゃんとお話ですかい、私は戻らせて頂きますぜメガトロン様」


25: 2010/01/21(木) 23:03:40.74 ID:2gD+oCIP0
スタースクリーム「ったくやってらんねェぜメガトロンにはよ、ん、おい何だこの鞄、

これさっきのあの人形のやつと同じ鞄じゃねえか…そういや俺様も48時間前『まきます』

と書いたな…いたずらだと思ったが」

スタースクリーム「………

           別に俺はあんな人形いらねえぞ、ただちょっとだけ試してみてやるか」

鞄を開けたスタースクリームの目に飛び込んできたものとは!!!

スタースクリーム「こいつも女の子ちゃんか…どら薇とやらを撒いてやろうじゃないか」

キコキコ

水銀燈「んん…なあに、貴方が私のマスターなのぉ?とんだ木偶の坊ね」

スタースクリーム「んだとこいつ!ご主人様に対してそんな口をきくとは!」

水銀燈「あなた何か勘違いしてない?私が貴方の命を借りるの、つまり私がご主人様みたいなものなのよぉ?」

スタースクリーム「なんだとこの人形風情が!俺様のナルビームで停止させてやろうか!」

水銀燈「あらやろうっての?人間倒しても意味ないけど…ってどう見ても人間じゃないわねぇ…」

26: 2010/01/21(木) 23:08:22.45 ID:2gD+oCIP0
スタースクリーム「くたばりやがれ!」

チュンチュン

水銀燈「遅いわよ!」

シュババババ

スタースクリーム「ぬわあああああああ!!」

そして!!

スタースクリーム「さっきちらっと聞いたがお前らも争いの最中らしいな」

水銀燈「そうよぉあんたたちが想像もできないほど永い永い年月ね…」

スタースクリーム「まあ俺たちは900万年間争ってるがな」

水銀燈「…
そういえば聞いてるって私たちのことを誰から聞いたのよ?」

スタースクリーム「あん?ナントカ石ってやつがお前が動くちょっと前に動き出したんだよ」

水銀燈「それを早く言いなさいお馬鹿さぁん!案内しなさい!」

29: 2010/01/21(木) 23:16:43.54 ID:2gD+oCIP0
スタースクリーム「んだとこいつ!」

水銀燈「また刺されたいの?」

スタースクリーム「…こっちだ!」


そして!

蒼星石「なるほど、マスターは支配の上で平和を築こうとしているのですね」

メガトロン「その通りだ蒼星石、なかなか理解が早いな、どこかのバカとは大違いだ」


スタースクリーム「メガトロンの野郎…言いたい放題いいやがって…」

水銀燈「たしかに蒼星石ね…ねえあの白いのが蒼星石のマスターなの?」

スタースクリーム「ああそうさ、名はメガトロン、我らの偉大なるボス様さ」

水銀燈「あらぁ何だかうまくいってないみたいね」

スタースクリーム「偉大なボスは俺様の有能さをわかっていないんだ! 
やつをいつか倒しオレ様がニューリーダーになってみせる!」

水銀燈「ふーん…」


30: 2010/01/21(木) 23:24:52.07 ID:2gD+oCIP0
そして!

蒼星石「やあ水銀燈、60年ぶりだね…」

水銀燈「相変わらず無愛想ねぇ」

メガトロン「なんだ、もう一人いたのか」

スタースクリーム「水銀燈と言うそうですメガトロン様」

メガトロン「蒼星石、お前が言う話が本当ならばこの水銀燈とも敵同士と言うわけか?」

蒼星石「…ええ…そうなります…先程言ったローザミスティカというものを奪い合う敵です」

水銀燈「その通りねぇ…」

スタースクリーム「何ですローザミスティカって」

メガトロン「我々で言うところのマトリクスみたいなものだ、生命の源らしい
まあ落ち着け二人とも、ここはわしメガトロンの率いるデストロン基地だ
ここで争うことは許さんぞ!」

蒼星石「マスターがそう仰るなら」

水銀燈「腑に落ちないけど…まあ一旦休戦にしてあげるわぁ」


33: 2010/01/21(木) 23:29:37.02 ID:2gD+oCIP0
一方サイバトロン基地!!

真紅「つまりあなた達はそのセイバートロン星からエネルギーを探しに宇宙に出、
    地球に不時着したと言うわけなの」

コンボイ「ああその通りだ、そして永き眠りから覚めて再び戦っているというわけだ」

真紅「どのくらい眠っていたの?」

コンボイ「約400万年間だ」

真紅「私でさえ数十年眠るのにとても孤独だというのに…寂しかった?」

アイアンハイド「いやなんというかデストロンサイバトロン入り交じってこの基地で眠っていたからなあ…」

真紅「…」

テレトラン1「警告、警告、発電所よりサイバトロンに救援信号」

コンボイ「デストロンの奴らだ、発電所からまたエネルギーを盗むつもりなんだ」

バンブル「おいらたち正義のサイバトロンの強さを見せてあげるよ真紅」

アイアンハイド「よーし、やつら今日こそ鉄くずに変えてやるぜ」

真紅「…」

コンボイ「サイバトロン戦士トランスフォーム!!!」

ゴガガギギ…

35: 2010/01/21(木) 23:33:40.57 ID:2gD+oCIP0
ここは発電量アメリカ一を誇る発電所!


メガトロン「そうだその調子でエネルギーを運びだすのだ!」

水銀燈「あらあそこの人間逃げようとしているわよぉ?」

スタースクリーム「なに!?こいつめ!これでもくらいやがれ!」

メガトロン「やめんかこの馬鹿者めが!」

ゴガァン

スタースクリーム「でも逃げちまいますぜ!?」

メガトロン「構わん そんなことより機材にあたって爆発でもしたらどうするつもりだ!
      まだ全てのエネルギーを運び出していないのだぞこの大馬鹿者めが!」

スタースクリーム「ぐっ!」

水銀燈「随分とお優しい破壊大帝ねえ」


36: 2010/01/21(木) 23:38:51.72 ID:2gD+oCIP0
蒼星石「マスター」

メガトロン「なんだ蒼星石」

蒼星石「エネルギーを運び出すのであれば、今のように皆が同じ動きをせず、
    抽出班、運搬班、そして周囲の人間を一掃する班を作るべきです」

メガトロン「なるほど一理あるな、蒼星石お前はなかなか賢いな」

スタースクリーム「で、ですがこの方法を提案したのは私でして…」

メガトロン「黙らんかスタースクリーム!お前は大人しくエネルギーを運び出してろ!」

スタースクリーム「ぐぬぬ…」

その時である!!

コンボイ「まてメガトロン!!今すぐエネルギーと人間を解放しろ!」

メガトロン「来たなコンボイめ…デストロン軍団アターック!!」

ゴガギギギ

コンボイ「撃って撃って撃ちまくれ!!」

さあ、戦いだ!!

38: 2010/01/21(木) 23:41:51.02 ID:2gD+oCIP0
チュンチュン  ボガーン

真紅「まってコンボイ、この体形では発電所や人間に当たってしまうわ!」

コンボイ「うおおおおおお!!」

チュンチュン

真紅「……」


メガトロン「ええい、分が悪い、デストロン軍団退却だーーー!!」

真紅「あれは!蒼星石に水銀燈!?」


蒼星石「君も目覚めていたんだね真紅、またいずれ」

水銀燈「そういうことね じゃあねジャンクさぁん」

真紅「……」

39: 2010/01/21(木) 23:46:38.79 ID:2gD+oCIP0
サイバトロン基地!

真紅「あれがデストロンなのね、コンボイ」

コンボイ「その通りだ、地球を支配せんと企む悪の軍団だ」

真紅「それから人間を守るのがあなた達サイバトロンなの?」

コンボイ「ああ、地球の平和をあいつらに奪われはしないさ」

真紅「人には人の価値観があるものね」

コンボイ「何のことだ?」

真紅「何でもないわ、それよりコンボイ、紅茶をいれて頂戴」

コンボイ「コウチャ?」

真紅「知らない…のも無理はないわね、スパイク、上手な紅茶のいれ方を教えてあげなさい」

スパイク「僕も父さんも紅茶は飲まないからなあ…」

真紅「買ってきて頂戴」

スパイク「ええ~…」


42: 2010/01/21(木) 23:54:43.96 ID:2gD+oCIP0
一方デストロン基地!!

蒼星石「この状況ならば…こう配置しますね
     ここに狙撃手を置きます」

デストロン「なるほど、こういう考えもあるのか
       いや実に素晴らしいぞ蒼星石、スタースクリームにかわってナンバー2になる日も遠くないかもな」

スタースクリーム「な!?メガトロン様!この私にかわって
            そんな人形をこのデストロン軍団のナンバー2にしようと言うのですか!?」

メガトロン「お前よりもずっと優秀だ、よし蒼星石、お前を今から戦略参謀に任命しよう」

蒼星石「マスターのお望みとあらば」



スタースクリーム「畜生!メガトロンめ!」

水銀燈「そもそもあんたがナンバー2だったってのが驚きだわ…」

水銀燈(こいつはあのメガトロンだかってのにかなり不満があるわね…
     こいつをうまく使えば蒼星石もろとも消すことが出来そうね…)

45: 2010/01/22(金) 00:06:03.09 ID:gb8DlNFm0
コンボイ「どうだ真紅、私なりに上手にいれたつもりなんだが」

真紅「まずいわ」

アイアンハイド「貴様司令官に向かって!」

コンボイ「まあいいんだアイアンハイド、もっと上手にいれられるように努力するよ」

真紅「でも…心がこもっているのはわかったわ…あなた達には心がある…のかしら」

コンボイ「私も君たちローゼンメイデンと同じように誰かに創られた存在だがね
      何かを守りたい、という正義の心はあるんだよ」

真紅「そう…いい子ねコンボイ」

バンブル「真紅はあのデストロン側のお人形さんたちを倒すの?」

真紅「そういうことになるわね…まさかあの二人がデストロン側にいたとは…厄介ね」

46: 2010/01/22(金) 00:11:40.05 ID:gb8DlNFm0
デストロン基地!!

水銀燈「ねえスタースクリーム、あなたメガトロンのことどう思ってるのぉ?」

スタースクリーム「何だいきなり メガトロンの野郎は長くトップの座にい過ぎたんだ
           新旧交代のときなんだ!それに俺様と言う優秀な航空参謀がありながら
           あのお人形ちゃんを俺様に変わってナンバー2にするなど…」

水銀燈「ならば、倒しちゃいましょうよぉ?」

スタースクリーム「なんだと?」

水銀燈「メガトロンが邪魔なんでしょう?その様子だと何度も反乱を起こしては失敗しているようね
     どう、私と組みなさい?私もあの蒼星石を倒したいのよ」

スタースクリーム「なるほど…そいつぁいいな、互いの敵が一致したってわけだ」

水銀燈「そういうことよ」

スタースクリーム「へっへっへ…」

48: 2010/01/22(金) 00:23:53.60 ID:gb8DlNFm0
そして!

蒼星石「何か用かい水銀燈」

水銀燈「あらつれないのねぇ今は停戦でしょぉ、ねえメガトロン様?」

メガトロン「うむ、この基地内で争うことは許さんぞ
       姉妹で争うなどそもそも関心できんがな」

水銀燈「あらお優しいお言葉、でもあなた達もあのサイバトロンだかと兄弟みたいなものらしいじゃない?」

メガトロン「奴らは時代遅れのロボットよ!わしらと一緒にされては困るわい!」

水銀燈「あらあら失礼、それで、今後はどうするつもりなのぉ?」

メガトロン「うむ、いま蒼星石と話していたのだが南にある巨大ダムを占拠し、そこで巨大なエネルギーを生み出すのだ」

水銀燈「水力とは随分クリーンな強奪なのね…まあいいわぁ、私の考えも聞いてもらおうかしら」

メガトロン「なんだ言ってみろ」



スタースクリーム「いいぞ水銀燈、メガトロンを説き伏せるんだ!」

50: 2010/01/22(金) 00:36:23.36 ID:gb8DlNFm0
メガトロン「なるほど…その発電施設にはこのわしと蒼星石、水銀燈、
       そしてスタースクリームの四人で潜入するべきだと言うのだな」

水銀燈「団体でゾロゾロ占拠するよりも、まず司令部を占拠してから侵攻すべきでしょお?
     ただでさえあんたたちでかいんだから」

メガトロン「うむ、一理ある…だがなぜあのスタースクリームもだ?あんなヤツは役に立たんわい」


スタースクリーム「ぐ!!」

水銀燈「(落ち着きなさいスタースクリーム!いま出てきては水の泡よ!)あの子も一緒にいた方が脱出の時
     素早く撤退できるでしょう?なんだかんだ言ってあの子の実力を買っているからナンバー2にしているんでしょぉ?」

メガトロン「そんなことはないわい!まあいい、ではその作戦でいこう、明朝出発する!わかったな!」


蒼星石「はいマスター」

水銀燈「はぁい」




蒼星石「水銀燈、何を考えているの?」

水銀燈「何の話かしら?私はデストロン軍団のために作戦を提案しただけよお?
      こまかい作戦は貴方が考えなさいね、作戦参謀さん?」

蒼星石「…」

53: 2010/01/22(金) 00:46:15.45 ID:gb8DlNFm0
水銀燈「なんとかうまくいったわ?」

スタースクリーム「ああよくやってくれた水銀燈、さすがのメガトロンもこれで永遠にグッドナイトだろうよ!」

水銀燈「そして蒼星石もね…」

水銀燈スタースクリーム「くっくっく…」


そして!

「なんだあれは!?巨大な戦闘機がこっちに突っ込んでくるぞ!?」

ドガアーン

メガトロン「ワシは破壊大帝メガトロン、いまからこの発電施設はわしのものだ!」

チュンチュン

「ひいいいいい!逃げろー!!」

水銀燈(やっぱり殺さないのね)

メガトロン「さあて、このコンピュータをワシの命令だけをきくように改造するのだスタースクリーム」

スタースクリーム「その必要はないぜメガトロン、何故ならお前はいまここで氏ぬからだ!」

56: 2010/01/22(金) 00:55:19.50 ID:gb8DlNFm0
メガトロン「なに!?まったく懲りぬやつだなスタースクリームよ…お前にデストロン軍団を率いることはできんぞ!
       お前にはナンバー2がお似合いなのだ!」

スタースクリーム「うるせえ!いっつもいっつも馬鹿にしやがって!あんたは長くボスでいすぎたんだよ!
            言わば老害だ!俺様のナルビームを受けてみやがれ!!」

ドギョン

メガトロン「ぐお!!き、貴様!!」

水銀燈「さぁてあっちはあっち、こっちはこっちで楽しみましょう蒼星石」

蒼星石「やっぱり最初からこれが狙いだったんだね、マスターと僕を同時に殲滅しようと言うわけだね」

水銀燈「その通りよぉ流石は戦略参謀ね」

蒼星石「マスターを氏なせはしない、そして僕もアリスになる」

水銀燈「かかってらっしゃい!」

57: 2010/01/22(金) 00:59:53.93 ID:gb8DlNFm0
一方、サイバトロン基地

テレトラン1「警報、警報、発電施設より救援信号」

アイアンハイド「またデストロンのやつらだ!!懲りない奴らだ!」

コンボイ「テレトラン1、デストロン軍団の人数は?」

テレトラン1「2名、メガトロンとスタースクリームと思われます」

バンブル「なんで二人しかいないんだろう?」

コンボイ「確かに…ん、だがまてよ、私にいい考えがある」

真紅「いい考えとは?」

コンボイ「発電施設に爆薬を仕掛けデストロンを生き埋めにするんだ」

アイアンハイド「なるほど!!」

真紅「……」

59: 2010/01/22(金) 01:04:43.36 ID:gb8DlNFm0
戦いは混戦となっていた!!!


メガトロン「融合カノン砲をくらえええ!」

ドゴン

スタースクリーム「ぬああああああ!!やりやがったな!これでもくらえ!」

ドゴオン

メガトロン「ぐおおおお!」

蒼星石「やあっ!」

ブォン

水銀燈「庭師の鋏、遅いわよぉ!」

シュバババ

蒼星石「くっ!!」



コンボイ「救援信号があったのはここだな」

マイスター「では私が爆弾を仕掛けてきましょう」

コンボイ「いや、これは危険な仕事だ、私が行こう」

61: 2010/01/22(金) 01:15:56.64 ID:gb8DlNFm0
真紅「貴方一人では不安だから私も行くわ」

アイアンハイド「また司令官に向かって…」

コンボイ「いいんだアイアンハイド、そう言ってくれると心強い、では行こう真紅」

スパイク「この司令部まではこのダムを登るしかないよ、航空部隊はいま地球にいないし!?」

コンボイ「よし、登っていこう」

ホイルジャック「タイマーを押してから三十秒で爆発します、それまでにお逃げになってくだされ」

コンボイ「分かった、では行くぞ!」

真紅「何もなければいいけど…」

64: 2010/01/22(金) 01:21:29.63 ID:gb8DlNFm0
一方…

メガトロン「ぐああああ!メインコンピュータをやられた!!」

スタースクリーム「さあいよいよ引導を渡すときがきましたなメガトロン様よ、これでおわりだ!」

チュンチュン

シュバッ

スタースクリーム「ぬあああああ!!腕に鋏が!!」

蒼星石「マスターを殺そうとするならば人間といえど容赦しないよ」

水銀燈「!!!!」

スタースクリーム「こんのお人形ちゃんが!!第一俺様は人間なんかじゃない!氏ねー!!」

ボゴオン

スタースクリーム「ぬがああああああ!!」

メガトロン「助かったぞ蒼星石、お前が隙を作ってくれたおかげでシステムが回復したわい」

スタースクリーム「そんな…」

メガトロン「さあスタースクリーム、何か言い残す言葉はあるか?」

スタースクリーム「お願いです!撃たないでください!メガトロン様!私が間違っていました!お許しを!」

65: 2010/01/22(金) 01:27:34.49 ID:gb8DlNFm0
メガトロン「ええいもういいわい!先に基地に帰っておれ!」

スタースクリーム「はい!ありがとうございます!」

水銀燈「よそ見は禁物よぉ蒼星石!あっちはあっち、こっちはこっちって言ったでしょう!?」

蒼星石「しまった、鋏は…!」

メガトロン「お前もだ!水銀燈!このワシを騙しおって!!」

ボゴオン

水銀燈「きゃあああああ!」

蒼星石「(でも当てない)」

メガトロン「とっとと二人とも消えんか!!」

スタースクリーム「トランスフォーム!!」

ゴガガギギ

スタースクリーム「畜生仕切り直しだ!!乗れ水銀燈」

水銀燈「散々だわ…屈辱…」

ドシュウ…

コンボイ「む、いま飛んで行ったのはスタースクリームだ!ということはいまはメガトロン一人!チャンスだ!」

71: 2010/01/22(金) 01:35:46.21 ID:gb8DlNFm0
メガトロン「まったくあのスタースクリームめ!、さて司令部の損傷を調べなくてはな…サウンドウェーブを連れてくるんだったわい」

蒼星石「   !! マスター、何者かがこの施設に近づいています、距離50m、方角南南西」

メガトロン「なんだと?わしのレーダーには何の反応もないが…どれ」

メガトロン「お前はコンボイ!!」

コンボイ「しまった!見つかったか!ええいならば爆弾を置いて撤収だ!!」

真紅「あれは蒼星石…!」


メガトロン「逃しはしないぞコンボイ!くらええ!!」

チュドッ

ボゴァ

コンボイ「ほああああああ!!」

真紅「コンボイ!?しっかりして!!?」

コンボイ「肩をやられた…だが大丈夫だ…」


73: 2010/01/22(金) 01:40:50.59 ID:gb8DlNFm0
蒼星石「マスター」

メガトロン「なんだ」

蒼星石「あそこにある物体はおそらく爆弾です、もし爆発すれば我々もろともこの施設も吹き飛びます」

メガトロン「ええいコンボイめ!小癪な手を使うわい!」

蒼星石「僕の鋏であの爆弾を爆発しないように打ち飛ばします、瞬間爆弾を狙ってください」

メガトロン「よかろう蒼星石、お前に任せる」

蒼星石「はあっ」

シュバッ

カァン

真紅「あれは…さっき仕掛けた爆弾よコンボイ!こっちに飛んでくるわ!」

コンボイ「なんだって!?すぐ退避だ!」

蒼星石「今です!」

メガトロン「トランスフォーム!!」

ゴガガギギ

メガトロン「発射!!」

80: 2010/01/22(金) 01:49:20.57 ID:gb8DlNFm0
ボッゴォオォォーン

コンボイ「ほわああああああああああ!!」

真紅「きゃあああああああああ!!」

バンブル「あれは司令官と真紅だ!!きっと失敗したんだ!落ちてくるぞ!!」

コンボイ「ぐううああ、せめて真紅だけでも…」

ドグシャア

コンボイ「ぐおおうあああ!」

スパイク「コンボイ司令!大丈夫ですかー!!?」

コンボイ「わ、わたしのことはいい…それより真紅を…」

真紅「まったくもう!大失敗なのだわ!!」

バンブル「結構元気だ…」

真紅「コンボイ!貴方は司令官としてあまりに隙があるわ!
   この事態になることを想定していなかったの!?」

コンボイ「いや、その、すまない」

真紅「帰って戦略を教えてやるわ!帰るわよ!!
    サイバトロン戦士トランスフォーム!!」
ゴガガギギ…

86: 2010/01/22(金) 02:04:01.25 ID:gb8DlNFm0
そして!!

メガトロン「では今後はこのシステムでいくとしよう!よくやった蒼星石」

蒼星石「ありがとうございますマスター」


スタースクリーム「畜生…いつか絶対ニューリーダーになってやるんだからな!みてろメガトロン!」

水銀燈「私も蒼星石のローザミスティカ、はやくほしいわぁ」

スタースクリーム「もしオレ様がデストロン軍団のニューリーダーになったときにはお前をナンバー2にしてやるぜ水銀燈」

水銀燈「たよりないわねぇ…」


真紅「いいこと!?運任せの作戦ではダメ、相手の人数、戦力、地形、心理状況、全てを計算して
   あらゆる事態を想定して戦うの。わかった!?」

コンボイ「ああ分かったよ真紅、君をサイバトロン戦略家に任命するよ」

サイバトロンとデストロンの戦い、それに加えたローゼンメイデン達のアリスゲーム、この熱き戦いはまだ続くのであった!!


グダグダで申し訳なかったがここで終わりです、読んでくれてありがとうです

87: 2010/01/22(金) 02:07:23.42 ID:3bhdiHND0
>>1乙

89: 2010/01/22(金) 02:08:40.65 ID:KZLL423f0
コンボイまったくいいとこなしw

90: 2010/01/22(金) 02:10:41.84 ID:2rqTLhQ10
これで終わりか
いやいやおもしろかったぜ!

おれはメガ様よりBW2のガル様のほうがすきだけど

91: 2010/01/22(金) 02:11:11.00 ID:9570Tnip0
面白かったよ乙



引用: 真紅「紅茶を淹れて頂戴、コンボイ」