真紅眼「……」

飛竜「お、お兄ちゃん。お金足りないの？」

真紅眼「あ、うん……」

飛竜「特別に貸してあげる」

真紅眼「……いつも助けてもらって悪いな。ありがとう」

飛竜「別にいいよ。家族でしょ？」

………
……
…

真紅眼母「飛竜……前貸したお金も戻ってきてないんでしょ」

飛竜「別にいいよ。それよりお兄ちゃん居ない時に彼氏呼びたいんだけど良い？」

【待ち合わせ場所】

ガイアナイト「おお、レッドアイズじゃないか！久しぶりだなぁwwwwwwwwwwwww」

真紅眼(誰だよコイツ……)

ガイアナイト「いやぁ。最近昇進してイメチェンしたんだよwwwwwww」

真紅眼「あ、暗黒騎士ガイアか？就職できたのか！？」

ガイアナイト「ブラックだったけど嫌な上司が辞めて運が回ってきたwwwwwwwwwwww」

真紅眼「ぁ、ああ……」

ガイアナイト「ところでお前は何してるのwwwwwwwwwwww？」

真紅眼「……」

ガイアナイト「今北産業wwwwwwwwwwwww」

真紅眼「……俺は　？「おお、久しぶりじゃのう」

黒衣の大賢者「いやぁ元気そうで良かったわい」

真紅眼「誰だよ」

ガイアナイト「BMGじゃねーかwwwwwwwww老けすぎワロタwwwwwwwwwwwwww」

真紅眼「え？」

黒衣の大賢者「いやぁ、ナイトやらパラディンやら激務過ぎて体がのぅ……」

真紅眼(あのリア充も変わるもんだなぁ……)

真紅眼「……そういえば青眼の奴は来てるのか？」

ガイアナイト「おいwwwwwwwwwwまた絡む気かよwwwwwwwwwwwwwww」

真紅眼「いや、そういうわけじゃ」

黒衣の大賢者「……恐らく来ないじゃろうな」

ガイアナイト「ぁあ……」

真紅眼「？」

黒衣の大賢者「カオスソルジャーも残念がるじゃろう」

ガイアナイト「アイツも来ないだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

真紅眼「二人に何かあったのか？」

ガイアナイト「いやぁwwwwwwwwwwカオソは仕事ｇ　真紅眼「ぁあ、就職難だしな！仕方がないよな」

ガイアナイト(そういう訳じゃないんだけどwwwwwwwwwwww)

真紅眼(儀式も生贄も時代には逆らえないか……)

黒衣の大賢者「デーモンの姿も見えんのう……」

ガイアナイト「あいつは上級生だったから別会場だろwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

黒衣の大賢者「そうじゃったっけか？」

ガイアナイト「いつも最上級生クラスに来てたからなwwwwwwwwwwwwしょうがないwwwwwwwwwwwww」

真紅眼(よかった……俺、あいつ苦手だったんだ)

真紅眼「にしても集まり悪いな。もう時間だぞ」

ガイアナイト「先に始めてようぜwwwwwwwwwwwwwwww」

黒衣の大賢者「外は寒いしのぉ……」

【店内】

バスガイド「飲み物は如何なされますか？」

ガイアナイト「ブルーポーションで」

黒衣の大賢者「ワシもブルーポーションを」

真紅眼「モ、モウヤンのカレーで」

バスガイド「かしこまりましたぁ」

ガイアナイト「じゃあとりあえず乾杯wwwwwwwwwwwwwwwww」

『乾杯』

黒衣の大賢者「誰も来ないのう……飲み物が来てしまったぞ」

ガイアナイト「まぁしゃあないわなwwwwwwwwww俺らは時代が悪かったwwwwwwwwwwwwwwww」

黒衣の大賢者「そう言われれば荒れてたのう」

真紅眼「制限緩かったからみんな好き放題してたよなぁ」

黒衣の大賢者「強いものしか生き残れん時代じゃった……にしてもデビルゾアくらいは来ても」

ガイアナイト「おいwwwwwwwwwwwメタル化のやり過ぎで産廃になったろwwwwwwwwwwwwwwwwww」

真紅眼(にーちゃん……)

黒衣の大賢者「うむ、時代が変わればモンスターも変わるのう」

真紅眼「か、変わらない奴も居るけどなwwwwwwwwwwww俺みたいなwwwwwwww」

ガイアナイト「……」

ガイアナイト「そういえば大賢者は何やってんのさwwwwwwwwwwwwwww」

黒衣の大賢者「教師じゃよ」

真紅眼「……お前は学校時代から頭良かったもんな」

黒衣の大賢者「いや、不良生徒に手を焼いておるワシはまだまだ未熟じゃよ」

ガイアナイト「年収kwskwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

真紅眼「おい！」

黒衣の大賢者「しにたい」

ガイアナイト「氏ぬな生キロwwwwwwwwww」

黒衣の大賢者「いや……ワシ彼女おったろ？BMG」

真紅眼「ま、まさか……」

ガイアナイト「後輩食ったツケが回ってきたかwwwwwwwwwww」

黒衣の大賢者「今じゃワシより稼ぎよる……家での肩身が狭いわい」

ガイアナイト「kwskwwwwwwwwww」

黒衣の大賢者「正直ワシの完成や知識は新しいとは言えん」

ガイアナイト「わかるwwwwwwwwwわかるwwwwwwwwww」

真紅眼「わかるわ……」

黒衣の大賢者「ワシの講座も人気がなくなってのう……閉鎖の危機に追い込まれたんじゃ」

黒衣の大賢者「そしたらそれを聞いた嫁が偉く怒って、ワシの助手になったんじゃ」

真紅眼「……」

黒衣の大賢者「そしたら多学部から生徒は引き抜いてくるわ、落第した生徒を立ち直らせるわでもう正直のうwwwwwwwww」

黒衣の大賢者「只でさえ激務なのにwwwwwwwww家に帰ったらご飯とお風呂も用意してあるしwwwwwwいつまで立っても可愛いしwwwwwwwwww今じゃ給料もwwwww」

真紅眼(ノロケじゃねーか氏にたい)

ガイアナイト「ノロケ乙wwwwwwwwwwwww」

黒衣の大賢者「ﾌﾋﾋﾋwwwwwwwww次はお前の番じゃぞwwwwwwwwwwwww」

真紅眼(……俺って)

ガイアナイト「おｋwwwwwwwwww俺の番なwwwwwwwwwwwww」

ガイアナイト「正直wwwwwwwwクラスのオチこぼれだった俺はwwwwwwwwww無事就職するもwwwwww超絶ブラックwwwwwwwwww」

ガイアナイト「カタパルトタートルで飛び込み営業させられてwwwwwwwwwww銀幕割らされる毎日wwwwwwwwwwwww」

ガイアナイト「疲れて倒れても蘇生→射出の連続コンボwwwwwwwwwwwwwwまさに生きる屍wwwwwwwwwwwww」

ガイアナイト「俺は思ったねwwwwwwwwwwwwwスキルさえあればwwwwwwwwwww余裕だってwwwwwwwwwwwwww」

ガイアナイト「滅びのバーストストリームとかブラックマジックとかwwwwwwwだから頑張って身に着けましたwwwwwwwww」

真紅眼(そ、それなら俺も)

ガイアナイト「でもダメでしたwwwwwwwwwwwwwwwwwww誰もつかわねーwwwwwwwwwwww」

真紅眼「……」

ガイアナイト「後輩のブチ切れチョップ見たとき思ったねwwwwwwwwwwwwwwこれは勝てねーってwwwwwwwwwwwwwww」

ガイアナイト「3分で帰るゆとりの癖に仕事できんのwwwwwwwwwww子供は超エリートだしwwwwwwwwwwwwwww」

真紅眼「……」

黒衣の大賢者「……」

ガイアナイト「とうとう会社をさぼったwwwwwwwwwwwwwwもう心ズタボロwwwwwwwwwww」

ガイアナイト「中途採用のおっさんとペットの鳥に仕事取られるとかもう立ち直れないwwwwwwあれだけ厳しかった会社も連絡してこないwwwwww」

ガイアナイト「そして貯金が尽きたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

【回想】

暗黒騎士ガイア「氏……ぬ……のか……もう誰にも必要とされてない……」

？「君、僕のところに来ないかい？」

暗黒騎士ガイア「……誰？」

？「君は頑張ったはずだ……もう少しだけ頑張ってみないか？僕が君を助けよう……君にはキャリアと才能がある」

暗黒騎士「……」

ゾンビキャリア「さぁ、まずは社に来なさい。寝床と飯を用意しよう」

ガイアナイト「そして俺はwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ガタッ

真紅眼「……」

ガイアナイト「……」

真紅眼「俺……」

真紅眼「帰るわ」

黒衣の大賢者「……」

黒衣の大賢者「いや、ワシが帰ろう!!」

真紅眼「は？」

ガイアナイト「……」

黒衣の大賢者「金は置いてくぞ。まぁ嫁の稼ぎじゃが使い切ってくれてかまわん」

黒衣の大賢者「そして真紅眼よ……そもそも同窓会なんて無かったんじゃ……」

真紅眼「ど、どういう……」

黒衣の大賢者「詳しくはガイアに聞くと良い……じゃあの」

………
……
…

真紅眼「おい……どういうことだよ……」

ガイアナイト「お前の噂は……聞いていた」

真紅眼「てめぇ!!俺を馬鹿にするために!!」

ﾊﾞｷｯ　『A2400』

真紅眼「痛てぇ!!」

ガイアナイト「昔は……俺の方が弱かったのにな」

真紅眼「馬鹿にすんじゃ……!!」

バスガイド(姉)「ふぇえ店内での喧嘩はやめてくださぁい」

バスガイト(妹)「ちょっと!!お姉ちゃんを怖がらせないでよね!!」

クリッター「おやおや、どうしたんだい？」

エフェクトヴェーラー(つ、通常モンスターとか怖い……)

ガイアナイト「落ち着けよ」

真紅眼「糞ｯ……」

>>125　サイエンと紅陽鳥のつもり

真紅眼「お前のサクセスストーリーなんて……」

ガイアナイト「もう少し聞けよ」

真紅眼「……」

ガイアナイト「俺は転職した。給料も2300から2600にあがってスターターへの出張もできた」

真紅眼「ｯ……」

ガイアナイト「人生が全て上手くいったと思った」

ガイアナイト「A2800。戦闘破壊したモンスターのコントロールを永久的に得る……」

ガイアナイト「俺より1ヶ月だけ遅れて入社した……かって後輩だった……俺の上司だ」

真紅眼「な……なんだよソイツ」

ガイアナイト「地獄だった……といっても首になったわけじゃない」

真紅眼「な、なら別に」

ガイアナイト「2600+☆7と2800+☆6って知ってるか？」

真紅眼(ν即で見た……)

ガイアナイト「俺を使うのは最早マイナスだ」

ガイアナイト「でも、仕事が無くても、何をやっても劣化にしかならない俺を社長は守ってくれたんだ」

ガイアナイト「生きてる価値が無いと笑われるのは辛かった……」

真紅眼「それでも頑張ったんだろ？お前は学生時代を耐えたんだ……俺とは違う」

ガイアナイト「一人じゃ無理だったさ」

ガイアナイト「☆9地属性チューナーと地属性の非チューナーが俺の相棒だった。奴にも従兄弟が居てな」

真紅眼「ダメドラ……」

ガイアナイト「☆5で魔法を☆6で罠を☆7でモンスター効果を無効化するんだ。そして愛棒は何もできなかった」

ガイアナイト「俺は一人じゃなかったからな……お前は一人だったろ？」

真紅眼「そうだな友達なんて……」

ガイアナイト「そうじゃない!!」

ガイアナイト「お前にだってメテオドラゴンが……デーモンの召喚が居ただろ！！」

ガイアナイト「お前は一人で環境に立とうとした！でもｯ!!一人じゃ無理だろ！！」

真紅眼「一人じゃ……」

ガイアナイト「仲間を頼れよ!!一人で最強になんかなれるかよ!!」

ガイアナイト「最弱のワイトだって最強の混沌帝龍だって一人じゃ戦えないだろ！！」

真紅眼「じ……」

真紅眼「じ……自信が持てないんだ」

真紅眼「2体の生贄が必要な……☆7の……ロートルの……通常モンスターA2400の俺に……自信が持てないんだ……」

真紅眼「そのくせ見てくれだけで持て囃され……ウルトラなんて箔だけがついた……」

真紅眼「一体誰が俺を必要としてくれる!？」

ガイアナイト「探すんだ。協力してやる」

真紅眼「それでも！！」

ガイアナイト「お前は終わってなんかいない」

【他席】

ギラファ「最近働きすぎて腰が痛いわ……」

ガイアナイト「あいつはインヴェルズギラファ。インヴェルズ社の部長で☆7の上級だ」

ガイアナイト「上と下の板ばさみになっても自分を磨くことを忘れていない……アイツは仲間と一緒に生贄一体で働いてる」

真紅眼「生贄一体で」

真紅眼(雛……)

ガイアナイト「一時期は倒産も噂されたが、氷結界と契約を取れたと喜んでいたよ」

ガイアナイト「ちなみに雄にしては角が小さいだろ？雌なんだ」

ガイアナイト「あの角と外見が怖くて結婚なんて夢の夢って話だ」

真紅眼(割とどうでもいい)

ガイアナイト「ロートルだって頑張ってる」

ガイアナイト「新規参入したが、総合火力とフットワークの悪さで伸びなかった会社があるだろ？」

シエン「年寄りが少し本気を出したら怒られるってどういうことなの……」

キザン「うぬぅ……最近の若者はよく分かりませぬ。ヤリザと良い弛んでおる!!」

シエン「まぁ良いではないか。我々は長く生きた……あやつもまた長く生きるだろう」

キザン「……殿は甘い、が確かにまだ終わったわけではない」

シエン「もちろんワシらもな!さぁ再び天下を狙いに行くぞ!!」

カゲキ影武者ミズホシナイエニシ猿etc『　お　ー　!　!　』

ツアーガイド「お客様。他のお客様の迷惑になりますので……」

真紅眼「お、おい！あいつらって！！」

ガイアナイト「あいつらだって一人じゃない」

ガイアナイト「俺らが遊んだ公園を覚えてるか？」

真紅眼「ああ……あれは楽しかったな」

真紅眼「いつもブランコの取り合いになって……青眼もBMもお前も俺も……」

ガイアナイト「お前だから出来て、俺にはできないことだってある筈だ」

真紅眼「……ﾌﾌｯ」

真紅眼「確かにお前じゃカタストルは無理だなwwwwwwwwwwww」

ガイアナイト「糞がwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

………
……
…

ガイアナイト「回りくどい真似して悪かった。でも伝えたかったんだ」

真紅眼「ああ」

ガイアナイト「お前は俺の憧れだった。同じ☆7、A2500以下でもお前は諦めなかったから」

真紅眼「俺はあの時代の俺に戻る」

ガイアナイト「そうだ……あの時代のお前なら何が来ても戦える」

真紅眼「……ありがとう」

ガイアナイト「……それじゃあな。後でメール送るよ」

【その後】

真紅眼「よろしく頼む。俺はずっとアンタを超えたかった」

真紅眼「もう一度挑戦しても良いだろうか？」

？「立ち直ったようですね……」

？「でも決闘はお預けです」

真紅眼「そうだな、今は……」

青眼「さぁ、行きましょう。パートナ!!」

真紅眼「ああ!!」


現れよ、双璧の竜！進撃せよ、大いなる軍勢！今、光と闇が世界を創造する！

【ストラクチャーデッキ－ドラゴニック・レギオン－】　

大好評発売中！！


～完～

【おまけ】

パトロール「はい止まって止まって～飲酒運転は駄目だよ～」

ガイアナイト「いや、こいつは車じゃ……」

セキュリティ「でも一緒に飲んでたんでしょ～？」

ガイアナイト「こいつは迎えで!!」

パトロール「本当なのかい？」

ガオドレイク「ﾊﾞｳﾊﾞｳﾊﾞｳﾊﾞｳﾊﾞｳﾊﾞｳ!!」

ガイアナイト「ほ、ほら！！聞いたろ！！」

パトロール「ちょっと何言ってるか分からないですね～」

セキュリティ「署まで来て欲しいなあ～」

ガイアナイト「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwwww」

【おまけ2】

黒衣の大賢者「ただいま」

マジシャンギャル「お帰りなさいあなた。寒かったでしょ？お風呂湧いてますよ」

黒衣の大賢者「おお、ありがとう……では、早速入らせて貰おうかな」

マジシャンギャル「ええ♪」

黒衣の大賢者「な、なんで着いて来るんだ！？」

マジシャンギャル「え？」

黒衣の大賢者「え？」

【捕捉】

飛竜の彼氏はダメドラです。

ガイアから職を奪ったのはサイエンティストと紅陽鳥です。

青眼は職が無くなった訳ではなく、マネージャーのカイバーマンと頑張っています。
後輩の銀河眼への指導に力を入れているとか。

正直書き溜め無しでやっちゃって誤字脱字＋投稿亀ですまんかった
見てくれてありがとう。明日は彼女と出かける予定ないけど寝るわ

乙