280: 2015/04/08(水) 01:30:34.42 ID:Vwr7Ywd0o


最初から:P「765院に就職した」1週目
前回:P「765院に就職した」5週目

翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

282: 2015/04/08(水) 22:25:01.12 ID:Vwr7Ywd0o
屋上


千早「…………」

P「えっと、千早ちゃん。律子から話は聞いてるかな?」

千早「…………」コク

P「そっか、じゃあ、改めて自己紹介するよ。俺はここの職員のP。よろしくね」

千早「…………」サラサラ

P(メモ帳?)

千早『如月千早です。よろしくお願いします。それと呼び捨てで結構ですから』

P「……わかった。よろしく、千早」

千早「…………」コク

P「じゃあ、今日はこのくらいで。外に出る日は、事前に連絡するから」
ファミソン8BIT☆アイドルマスター01 [高槻やよい/双海亜美・真美]
千早「…………」コク


P(よかった。ちゃんとコミュニケーションはとってもらえるみたいだ)

P(それにしても、メモ帳は前から持ってたのかなぁ…………持ってたんだろうなぁ……)

283: 2015/04/08(水) 23:13:08.62 ID:Vwr7Ywd0o
翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

287: 2015/04/09(木) 23:33:15.54 ID:Dx0k1HOgo
エントランス

P「……お、来たか。おはよう千早」

千早「…………」コク

P「じゃあ、行こうか」

千早『どこに行く予定なんですか?』

P「んー、今日はとくに予定はないかな」

千早「……?」

P「今はここに住んでるけど、元々俺は少し離れた所に住んでたからこの辺りのことをよく知らないんだよ」

P「だから、ちょうどいい機会だしこの辺を千早と一緒に見てまわろうと思ってるんだけど……駄目だったか?」

千早「…………」

千早「…………」フルフル

P「そうか、よかった。それじゃあ行こう」

288: 2015/04/09(木) 23:42:38.72 ID:Dx0k1HOgo



P「へぇー」

P(いつもまっすぐ院に向かってたから気がつかなかったけど、そんなに小さな街でもないんだな)


しばらくして……

P(うん、だいたい見てまわれたかな)

P(千早の様子は……)チラ

千早「…………」

P(いつも通りの表情……いや、微かに不快な感情が表れてるな。まあしょうがないか)

P「悪いね、俺もこの辺りに慣れてないから……退屈だったかな?」

千早「…………」コク

P「うっ……ごめん、次からはちゃんとできるようにするよ」

千早「…………」

289: 2015/04/09(木) 23:43:17.20 ID:Dx0k1HOgo
翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

291: 2015/04/10(金) 01:14:25.53 ID:A2H9NdDPo
動物保護施設


P「うーん……相変わらず凄いな。犬に猫にハムスターに……」

P「シマリスにオウムにウサギにブタに……」

P「ヘビにワニにエリマキトカゲ……いったいこんなにどこから連れてきたんだ」

響「飼い主が連れてきたり、警察が連れてきたり、いろいろだな」

P「へー……で、餌代は院がもってるわけか?」

響「……そりゃそうでしょ。自分じゃ……」

響「……絶対に……無理だぞ」

P「ふーん」

P(これだけ数がいたら、餌代も結構かかるんだろうなぁ……)

P「……あれ? そう言えば、この前いたあの犬がいないな。人懐っこくてかわいかったのに……どうしたんだ?」

響「…………」

P「響?」

響「……いつまでも喋ってないで、手を動かしてよ。まだ餌やり終わってないでしょ」

P「? わ、わかった」

292: 2015/04/10(金) 01:14:51.54 ID:A2H9NdDPo
翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

295: 2015/04/10(金) 01:28:47.13 ID:A2H9NdDPo
事務室

P「律子ー」

律子「はい?」


1 お茶でも飲んで……話でもしようや……
2 貴音について訊きたいんだけど
3 響について訊きたいんだけど
4 真について訊きたいんだけど

297: 2015/04/10(金) 01:52:46.36 ID:A2H9NdDPo
P「響ってどういう経緯で中庭の動物保護施設の管理任されてるんだ?」

律子「経緯って言われても、別に大したことはありませんでしたよ?」

律子「院長が動物保護施設を作ってはどうだろうとか言い出して、たまたまそれを聞いた響が猛賛成しまして」

律子「人手不足だから駄目って言ったのに二人がどうしてもって言うんで、仕方なく響が全面的に管理責任をもつことを条件に許可したんです」

P(要するに、スケールの大きい『ママ、ペット飼いたい!』か……)

P「……しかし、それだけ熱心に頼むってことは、よっぽど動物が好きなんだな」

律子「そのようですね。実家でも何匹かペット飼ってたそうですよ?」

P「ふーん」

299: 2015/04/10(金) 02:08:40.84 ID:A2H9NdDPo


P「ふぅ、仕事も終わったし、そろそろ部屋に戻ろうかな……」

春香「お疲れ様です」

P「うおっ!? ……なんだ春香か……おどかすなよ」

春香「あはは、ごめんなさい」

P「えっと、何か用なのか?」

春香「いえ、特には。見かけたから話しかけただけです」

P「そうか」

春香「疲れてそうですね、肩でも揉みましょうか?」

P「え? ああ、じゃあ、頼もうかな」

春香「それじゃ、失礼しますね……」

グッグッ

P「おお、いい感じだ……最近肩がこってるからなぁ……」

グッグッ

春香「そんなに気持ちいいですか?」

グッグッ

P「うん、いいよ……」

グッグッ

春香「それじゃあ、これからもずっとしてあげましょうか?」

グッグッ

P「ははは、それじゃ流石に春香も大変だろうから、遠慮しておくよ」

グッグッ

春香「そうですか……」

グッグッ

P「……おっと、もうこんな時間か。春香、そろそろ消灯だぞ」

グッ

春香「そうですね。それじゃ、私はそろそろ部屋に戻りますね」

P「ああ、おやすみ春香」

春香「おやすみなさい、Pさん」

300: 2015/04/10(金) 02:09:08.15 ID:A2H9NdDPo
翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

304: 2015/04/10(金) 02:42:14.49 ID:A2H9NdDPo
外庭

ワーワー


P「今日は……だるまさんが転んだ、か」

P(あの子達に風呂場でのだるまさんが転んだの話を教えてあげたらどうなるのかなぁ……泣かれちゃうかなぁ……)


やよい「あっ、あの、えっと……」


P「ん? あ、こんにちはやよいちゃん」

やよい「は、はい! こんにちは!」

P「やよいちゃんは、今日はみんなと遊ばないの?」

やよい「私、さっき学校から帰ってきたばっかりなんです」

P「ああ、そうなんだ」

P(この院っていろんな施設の役割を持ってるから、学校に行ってる子と行ってない子がいてややこしいんだよなぁ)

やよい「え、えっと、その……名前をきいてもいいですか……?」

P「あ、ごめんごめん。まだ自己紹介したことなかったね……俺はP、ここの職員だよ」

やよい「Pさんですかー……」


「やよいお姉ちゃーん!」
「早く早くー!」


やよい「あ、呼ばれてる……」

P「はは、人気者だね、やよいちゃんは」

やよい「…………」

P「? どうしたの?」

やよい「え、えっと、その……Pさん……できれば、できればでいいんですけど……」

やよい「また今度、私とお話ししてくれるとうれしいかなーって……」

P「ああ、そんなことか。いいよ」

やよい「ほ、本当ですか!?」

P「うん。俺でよければいつでもいいよ。だから今は、早くあの子達のところに行ってあげなよ」

やよい「わ、わかりました! それじゃ、行ってきますね!」

P「うん、行ってらっしゃい」

タタタ……


P「…………」

P(やけに嬉しそうだったな……なんでだろう)

305: 2015/04/10(金) 02:42:41.30 ID:A2H9NdDPo
翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

307: 2015/04/10(金) 03:05:17.43 ID:A2H9NdDPo
亜美の部屋

コンコン
ガチャ

亜美「!」

P「あ。久しぶり、亜美ちゃ……」


亜美「兄ちゃーーーーーーん!!!」ダッ!


P「!?」

ドゴッ

P「おっ……おぐぁ……」

亜美「遅い! 遅すぎだYo! 亜美、ずっとずっと寂しかったんだかんね!?」スリスリ

P「ぐ、ごふっ……ご、ごめん……」

亜美「でも亜美信じてたよ! 兄ちゃんは絶対また会いに来てくれるって!」

真美「亜美……いったん兄ちゃんから離れなよ。苦しそうじゃん」

亜美「やだ! これは兄ちゃんへの罰だもん!」

P「ま、まぁまぁ……俺は別に気にしないよ、真美ちゃん」

真美「……まあ、それならいーけど」

亜美「…………」ギュウ~

P「…………」

P(亜美ちゃん、しばらく会わない内にまたずいぶんパワフルになったというか……なんというか……)

P(……待てよ。そういえば前も思ったけど、亜美ちゃんには他に友達がいないのか……? いつもここにいるよな……)

P(うーん……)

P「……ねえ、亜美ちゃん」

亜美「んー? なにー?」


1 友達とかいないの?
2 今日は何して遊ぶ?

309: 2015/04/10(金) 03:12:03.89 ID:A2H9NdDPo
P「今日は何して遊ぶ?」

亜美「んーとねー、今日はー……」

真美「…………」


しばらくして……


P「じゃあ、そろそろ帰るよ」

亜美「うん! またね、兄ちゃん!」

P「またね、亜美ちゃん」


真美「…………」

亜美「あれ? どーしたの? 真美」

真美「……なんでもない」

310: 2015/04/10(金) 03:12:31.26 ID:A2H9NdDPo
翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

323: 2015/04/10(金) 13:29:59.41 ID:A2H9NdDPo
運動場

ワーワー

P「……今日は野球してるのか」

P(偏見だけど、不良って大抵野球部かサッカー部にいるよなぁ)

P「……しかし、運動場っていつもあいつらしかいないな……他の子達は使わないのか?」

P「…………」

P「いや、使えないんだな……怖い顔した奴が大勢いるんだ、小さい子達は近づくことすらできないか」


カキーン!


P「お、ホームラン」

324: 2015/04/10(金) 13:30:28.86 ID:A2H9NdDPo
翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

330: 2015/04/10(金) 16:49:22.35 ID:A2H9NdDPo
図書室

P「たまには仕事の息抜きも必要だよな」

P「さて、何か適当な本でも読んでいくか」


1 『無尽合体キサラギ ~ 宇宙の果てまでイッテきM@S ~』

2 『どんと来い、育児問題』

3 『私が見たもの ―バル・ベルデの悪魔―』

332: 2015/04/10(金) 17:07:04.57 ID:A2H9NdDPo
P「海外の小説の和訳版か……」

P「…………」ペラ

P「…………」ペラ

P「…………」ペラ


しばらくして……


P「…………」パタン

P「宇宙人……か。果たして本当にいるのかねぇ……」

333: 2015/04/10(金) 17:07:30.86 ID:A2H9NdDPo
翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

335: 2015/04/10(金) 17:37:23.78 ID:A2H9NdDPo
エントランス

P「おはよう、千早」

千早「…………」コク

P「それじゃ行こうか」

千早『どこへ?』

P「そうだな……」


1 商店街
2 映画館
3 ゲームセンター
4 公園
5 遊園地

337: 2015/04/10(金) 18:37:29.87 ID:A2H9NdDPo
遊園地

P「へえ、けっこう客がいるな」

千早「…………」

P(ここなら声が出せなくても楽しめるだろう)

千早「…………」チラ

P(うんうん、アトラクションもいい感じじゃないか……まずはどこから攻めようかな……)

千早「…………」チラ

P(……? さっきから千早はどこをチラチラ見てるんだ?)

P「……ん?」


マスコット「ヂュイッ」


千早「…………」チラ

P「……千早?」

千早「!」サッ

P(……ふーん)

P「なあ千早。俺、あのマスコットの写真撮りたくなったんだけど、協力してくれないか?」

千早「…………」

千早「…………」コクッ

P「よし、決まりだ。スイマセーンッ」


P(案外……と言ったら失礼だけど、かわいいものとか好きなのかな)

338: 2015/04/10(金) 18:37:56.25 ID:A2H9NdDPo
翌日

P「さて、どうしようかな」

1 うろつく(中庭、屋上、食堂、医務室、図書室、外庭、運動場、動物保護施設から選択)

2 誰かに会いに行く(春香、響、真、やよい、雪歩、貴音、千早、あずさ、美希、亜美、律子、小鳥から選択)

340: 2015/04/11(土) 23:50:59.52 ID:c6uYtGm4o
亜美の部屋

コンコン
ガチャ

真美「……おはよう、兄ちゃん」

P「おはよう真美ちゃん……あれ? 亜美ちゃんは?」

真美「んー……ま、入りなよ。変な目で見られちゃうよ?」

P「え、ああ、うん……」

バタン

P「それで……亜美ちゃんは? トイレ?」

真美「違う」

P「……そ、そっか」

P(なんとなく気まずい……そう言えば、真美ちゃんとはあんまり話したことないよな……)

真美「…………」

P「……い、いい天気だね」

真美「そうだね」

P「…………」

真美「…………」

P(……あれ? もしかして俺って嫌われてる?)

真美「ねえ兄ちゃん」

P「! ……な、なに?」

真美「亜美のこと、どう思ってるの?」

P「え? ……ええと……」

真美「答えられない?」

P「…………」

P(なんなんだいったい……?)


1 友達のように思ってる
2 妹のように思ってる
3 患者だと思ってる

343: 2015/04/12(日) 01:11:27.77 ID:Yqs3lVHZo
P「妹みたいに思ってるよ」

真美「…………」

P「俺には妹はいないけど……亜美ちゃんと一緒にいると楽しいし、もし妹がいたらこんなだろうなって……感じる」

真美「……ふぅん」

P「…………」

真美「…………」


バァン!


亜美「真美~疲れたYo~……って、兄ちゃん!?」

P「あ、亜美ちゃん。お邪魔してるよ」

亜美「うぅん全然いいよ! やったー! 兄ちゃん兄ちゃーん!」バッ

P「うおっ……ととと……」

真美「亜美? いきなり飛びついたりしたら危ないよ?」

亜美「だいじょぶ! 兄ちゃんが受け止めてくれるから!」

P「はは……」チラ

真美「?」

P「…………」

P(もういつもの感じだ……亜美ちゃんの前では普段通りなのか)

亜美「んん? ダメだよ兄ちゃん! いくら兄ちゃんでも真美は渡さないかんね!」

P「そ、そんなつもりはないよ」

亜美「ほんとにー?」

P「ほんとほんと」

亜美「んー、じゃあいいよ、許してあげる」

P「あはは……ありがとう」


真美「…………」

P「765院に就職した」7週目

引用: P「765院に就職した」