101: 2014/09/13(土) 23:56:28.24 ID:HYU1SlRG0

102: 2014/09/14(日) 00:10:05.21 ID:06sE/ac20
翌朝

提督「今日、お前達には鼠輸送作戦に向かってもらう」

望月「あーい了解お父さん」

文月「わかったよパパァ」

卯月「うーちゃんに任せるぴょん!パパは安心して待ってるぴょん!」

菊月「行ってくるぞ。父上」

如月「如月にまかせてくださいませ。お父様」

天龍「おう!じゃあ行ってくるぜ親父」

提督「ああ、健闘を祈っている」
Model Graphix ARCHIVES 艦隊これくしょん 「艦これ」2
103: 2014/09/14(日) 00:14:52.03 ID:06sE/ac20
パタンッ

天龍「・・・無視だったな」

望月「予想通りだったけどねー」

菊月「しかし、これは恥ずかしくなかったか?」

文月「えーそお?」

卯月「菊ピョン顔赤いぴょん!」ニヤニヤッ

菊月「う、うるさい!」

如月「あらー」

天龍「まぁいいや。金剛に伝えられた作戦は帰投してからもあるから」

天龍「さっさと行って済ましてきちまうぞ」

菊月「そうするか」

104: 2014/09/14(日) 00:22:06.71 ID:06sE/ac20
隼鷹「作戦1の呼び方を変えてみるが見事に無視されたねぇ」

鈴谷「あれ?もう作戦考えて実践してるんだ」

隼鷹「おうよ。呼び方を変えるのは今日一日実践してもらうぜぇ」

鈴谷「おー面白そうだねぇ。鈴谷はなんて呼べばいいの?」

隼鷹「自分の好きに呼べばいいんだ。家族の呼び方が理想だがね」

金剛「私の呼び方はダーリンで決まりネ!」

鈴谷「それじゃいつもと変わんないんじゃないの?」

金剛「・・・はっ!その通りネ!」

隼鷹「それはそれでいいと思うけどな。あーさて、次はどうしようか?」

隼鷹「演習先の子達から聞いて、大体の提督がこういうの喜ぶとか言ってたんだけどなぁ」

鈴谷「そんなんじゃ甘いって!」

隼鷹「やっぱり提督の趣味がよくわかんねーなぁ・・・」

金剛「鈴谷達はわからないんデスか?」

鈴谷「知ってるけどなーいしょ!自分たちで頑張ってー」

隼鷹「ちぇーケチだなぁ」

105: 2014/09/14(日) 00:35:24.71 ID:06sE/ac20
お昼時

三日月「ふう・・・司令官、こっち終わりました」

提督「ご苦労。そろそろ昼飯時だ。飯を食べてこい」

三日月「司令官はどうするんですか?」

提督「私はもう少しまとめたいものがある」

三日月「・・・ええっと」ドキドキ

三日月「わ、私も手伝います」

提督「・・・いや食べてこい」

三日月「あ・・・ごめんなさい・・・」

三日月(昨日逃げちゃったから少し気不味い)

コンコン

提督「入れ」

ガチャ

鳳翔「失礼します」

パタン

106: 2014/09/14(日) 00:56:15.76 ID:06sE/ac20
提督「どうした」

鳳翔「あ、あの・・・お食事の用意が出来ていますよ。だ、旦那様」

三日月「!?」

鳳翔「・・・///」

提督「出来てしまったか。そうか」

提督「今から向かう」

提督「行くぞ三日月」

三日月「え?あ、はい!!」




隼鷹「割とノリノリの鳳翔さんにあたし達の口が閉じなくなるぜ」

龍驤「意外やなぁ」

107: 2014/09/14(日) 01:00:29.44 ID:06sE/ac20
食堂

隼鷹「さてさて、次の作戦はっと・・・」

鈴谷「これ、ほとんど笑顔じゃなくてニヤニヤやデレデレの顔になる方法じゃない?」

隼鷹「とにかく無表情じゃないのが見れればいいんだろ?だったらこれが一番手っ取り早い」

鈴谷「そうかもしれないけどさー。多分通用しないと思うんだよねぇ」

隼鷹「なんで?」

鈴谷「見てればわかるって」

隼鷹「そうか。お、そろそろ食事が始まるぜ」

108: 2014/09/14(日) 01:10:17.92 ID:06sE/ac20
榛名「お、お兄ちゃん!あーんしてください///」ズイッ

提督「・・・」パクッ

響「あーんだ。отец」ズイッ

提督「・・・」パクッ

三日月「・・・どういうこと・・・?」パクッ

三日月(もしかして、私の知らないところで作戦が決行されてるの?)モグモグ

響「ん?ああ、三日月も。あーんだ」ズイッ

三日月「え?あ、あー・・・ん」パクッ




鈴谷「三日月ちゃんの方が驚いてるんだけど」

隼鷹「ちゃんと伝えておけばよかったかな?」

109: 2014/09/14(日) 01:24:05.36 ID:06sE/ac20
提督「ごちそうさま」

響「もういいのかい?もっとサービスするよ?」

提督「そろそろ遠征させた艦隊が戻ってくる。執務室で待たなければならない」

響「そうか。残念だ」

三日月「ごちそうさまでした。私も一緒に戻ります」

榛名「あの・・・」

響「行っちゃったね」

鳳翔(私もあーんしたかったな・・・)



金剛「榛名の顔がずっと真っ赤ね」

鈴谷「いいなぁ。鈴谷もやりたかったなぁー」

隼鷹「うーん。なかなか手ごわい。次だ次」

121: 2014/09/15(月) 00:09:42.87 ID:nMbuZr1M0
執務室

隼鷹「えーっと・・・朝に遠征に出かけた天龍達が帰ってくる頃だったな」

隼鷹「少し強引な方法を試して見るぜぇ!」



提督「・・・」

三日月「もうそろそろですね」

提督「そうだな」

三日月「あの、司令官」

提督「なんだ」

三日月「その・・・昨日は」

バタン

天龍「作戦完了。今艦隊帰投したぜ」

三日月「・・・はぁ」

天龍「ああん?」

提督「ご苦労。燃料、弾薬を補給して待機」

天龍「おう。っと、その前に提督。オレの前まで来てくれないか?」

提督「・・・わかった」スクッ

122: 2014/09/15(月) 00:16:02.57 ID:nMbuZr1M0
提督「で、なんだ?」

天龍(やべぇ、怖ぇ)

天龍「お、お前らやれ!」

望月「あいよー。悪く思わないでね司令官」ガシッ

提督「ん?」

文月「いまだー!」ガシッ

提督「・・・」

菊月「すまない」ガシッ

如月「ごめんなさい」ガシッ

天龍「よしお前ら!しっかり両手両足抑えとけ!俺は後ろから羽交い締めする」ガシッ

天龍(身長差であんまり強く締められねぇ)

提督「なんのつもりだ」


123: 2014/09/15(月) 00:21:05.07 ID:nMbuZr1M0
天龍「っ!」ビクッ

天龍(情報だと提督は怒ってねぇはずだが・・・ええいどうにでもなれ!)

天龍「今だ!卯月やれ!」

卯月「任せるぴょん!うーちゃんの手業で笑い崩れた者は数知れず!」ワキワキ

卯月「ぬっふふー!弥生ぴょんですら笑わせたくすぐりをくらうがいいぴょん!」

提督「・・・」

卯月「覚悟ー!」ガバッ

卯月「こちょこちょこちょー!」




鈴谷「随分強引な方法とったねぇ」

隼鷹「卯月のくすぐりはやばいからね」

鈴谷「やられた事あるの?」

隼鷹「そりゃもう大爆笑」

124: 2014/09/15(月) 00:24:16.36 ID:nMbuZr1M0
提督「・・・」

卯月「こちょこちょー!」サワサワ

数分後

提督「・・・」

卯月「こちょ・・・」サワ

提督「・・・」

卯月「こ・・・」

提督「・・・」

卯月「・・・」

卯月「うわーん!!」ダッ

天龍「あ!」

提督「・・・で、なんのつもりだ?」

天龍「えーっとだな・・・お前ら!逃げるぞ」ダッ

125: 2014/09/15(月) 00:31:39.05 ID:nMbuZr1M0
天龍の声に駆逐艦たちが一斉に散った

提督「・・・さて、三日月。もう演習へ向かわせる時間だ。呼んで来てくれ」

三日月「ええっと・・・」ペラッ

三日月「わかりました。すぐに呼んできます」タッ

提督「・・・」




鈴谷「流石に笑わないね」

隼鷹「あたしなんか笑い氏ぬかと思ったのに・・・」

鈴谷「見直しが必要だと思うんだけど」

隼鷹「明日な。今日はこれでデータ撮りだ。こっから改善してく」

鈴谷「そっか」

鈴谷「・・・隼鷹って、演習メンバーだよね」

隼鷹「やべぇ忘れてた」

131: 2014/09/16(火) 00:26:21.20 ID:DxjTfdKB0
提督「健闘を祈る」

金剛「オーケー!任せるネー!!」

パタン

隼鷹「つーことで鈴谷、あたしたちのかわりにデータとっといて」

鈴谷「夕張ちゃんに頼んでよー」

夕張「私も演習!」

鈴谷「代わろ」

夕張「提督のご指示よ!我慢しなさい!」

鈴谷「ちぇー。他の鎮守府の子と話すの楽しいのになー」

鈴谷「しょうがない。鈴谷お任せ!」

加賀「頼むわよ」

金剛「私達は情報収集もしてくるネー」

鈴谷「はいはーい」

132: 2014/09/16(火) 00:30:38.11 ID:DxjTfdKB0
鈴谷「やっほー提督。楽しんでるー?」

提督「何がだ?」

鈴谷「しらばっくれちゃってー。響からタレコミ来てるんでしょ?」

提督「・・・」

鈴谷「素直じゃないなぁ」

提督「悪いが鈴谷。お前と話してる暇はない」ガタッ

鈴谷「どこ行くの?」

提督「畑だ」

鈴谷「なぁんだ。鈴谷も手伝う?」

提督「いらん」

鈴谷「いけずー」

133: 2014/09/16(火) 00:37:23.59 ID:DxjTfdKB0
鎮守府の畑

提督「・・・」

電「あ、司令官さん。こんにちは」

提督「電か」

電「なのです!」

電「雑草を抜いていたところなのです!」

提督「・・・」ゴソゴソ

電「・・・司令官さん?」

提督「・・・」パサッ

電「タオル、ありがとうなのです」ニコッ

提督「水分補給はしろ」ガサッ

電「抜かりないのです!」

提督「そうか」

134: 2014/09/16(火) 00:41:00.56 ID:DxjTfdKB0
三日月「電ちゃんは司令官の事、怖がってないんですね」

鈴谷「そりゃねー」

三日月「羨ましいですね・・・」ボソッ

鈴谷「そうだねぇ」

鈴谷「ん?」

三日月「ああして、普通にコミュニケーションを取れると、仕事も捗りそうです」

鈴谷「三日月ちゃん次第じゃん?態度次第で、提督は応えてくれるよ」

三日月「鈴谷さんが言うと説得力ありましね」

鈴谷「響と弥生ちゃんほどじゃないよ」

三日月「そうですね」

鈴谷「あれー?」

135: 2014/09/16(火) 00:47:33.03 ID:DxjTfdKB0
数十分後

鈴谷「暑いのによくやるねー。じっとしてるだけでも汗かいてきちゃうのに」パタパタ

鈴谷「三日月ちゃんまで参加しちゃったし」

電「す、鈴谷さん!スカートをパタつかせるのはは、はしたないのです!」

鈴谷「いいじゃーん。どうせ提督しか異性居ないんだしー」

鈴谷「鈴谷は見られても困らないし」

鈴谷「ねー提督ー?」

提督「・・・」ブツッ

三日月「あはは・・・」

鈴谷「無視ですか」

提督「鈴谷」

鈴谷「はいはい?」

提督「いい加減にしろ」

鈴谷「なにさぁ。秘書艦やってた時の事まだ気にしてんの?」

136: 2014/09/16(火) 00:55:05.39 ID:DxjTfdKB0
提督「・・・」ブツッ

鈴谷「またそっぽ向いちゃった」

三日月「・・・何かあったんですか?」

鈴谷「鈴谷が提督に逆セクハラしてたんだ」

電「え、えOちな事はダメなのです!///」

鈴谷「そんな過激な事はしてないよ!後ろからおっOい押し付けたり腰周りに手を回したりしただけだよ」

電「はわわわ・・・///」

三日月「そ、それで、どうだったんですか?」ドキドキ

鈴谷「見事にスルーだよね。女としての魅力ないのかと思っちゃったよ」

鈴谷「ねー提督ー?」

提督「・・・」ブツッ

鈴谷「・・・ちぇ」プイッ

三日月(自業自得だけど、少し気の毒・・・)

電「あぅ・・・ドキドキが止まらないのですぅ・・・///」

三日月(電ちゃんってムッツリ?)

137: 2014/09/16(火) 00:59:55.40 ID:DxjTfdKB0
更に十分後

電「ふう・・・だいぶ片付いたのです」

提督「ご苦労。風呂に入って汗を流して来い」

電「ありがとうなのです!それでは、お風呂に入って部屋に戻っているのです」

提督「三日月もだ」

三日月「えっ」

提督「演習が終わるまでまだ時間がある。それまでに汗を流して来い」

三日月「・・・お言葉に甘えさせて頂きます」

三日月「うあーベタベタするー」

電「一緒に入るのです!」

三日月「そうしよ!」

提督「・・・」

鈴谷「・・・本当に好きだね」

提督「なんのことだ」

138: 2014/09/16(火) 01:07:19.22 ID:DxjTfdKB0
鈴谷「鈴谷は提督のそんなところも好きだけどね」

鈴谷「もう、優しいなぁ提督ぅ!」ニコニコ

提督「今日のお前は予定ないんだ。自分の好きに行動しろ」

鈴谷「だからここに居るんだよ?」

提督「勝手にしろ」

鈴谷「それでさ。提督はシャワー浴びないの?」

提督「濡れたタオルで体を拭くだけで十分だ」

鈴谷「背中流してあげようと思ったんだけどなぁ」

提督「熊野の背中でも流してやれ」

鈴谷「中々表情変わりませんねぇ」

提督「無駄だ。諦めろ」

鈴谷「他の子が諦めたらねー」

149: 2014/09/17(水) 01:03:59.32 ID:wxtYEQ080
その頃

演習後

隼鷹「ふーん。そっちの提督は元気があって楽しそうだね」

相手隼鷹「そっちは少し堅苦しそうだなぁ」

金剛「まぁねー」

相手金剛「こっちの提督は場所と時間をわきまえないネ。そこだけはなんとかしてほしいヨ」

加賀「そう。でも、今のところ試したものばかりね」

相手加賀「そうなの。それで表情一つ変えないのね」

夕張「話かけるのすら一苦労よ」

相手酒匂「ぴゃあー」

磯風「はは、そっちの司令は楽しい事、いっぱい考えているのだな」

相手雪風「はい!よく遊んでくれるんです!」ニコニコ

相手清霜「おーい?」フリフリ

弥生「・・・え、なんですか?」

相手清霜「なんか怒ってる?」

弥生「いえ、別に・・・」

相手清霜「あれー」

150: 2014/09/17(水) 01:12:59.54 ID:wxtYEQ080
十分後

加賀「色々ありがとうございます。そちらの提督も、素敵な方なんですね」

相手加賀「そちらこそ。交換して欲しいものです」

相手隼鷹「交換してみない?」

隼鷹「やなこったい。あの提督だからこそ、いじりがいがあるってもんだ」

金剛「そうネ。それに、隣の芝生が青くても、簡単に手に入るわけじゃないヨ」

夕張「わ、私は交換してほしいかなー・・・なんて・・・」ボソッ

相手金剛「そっちの提督はそっちの提督でいいところいっぱいあると思うヨ。探してみるといいね」

磯風「結局、お互いの司令の自慢や愚痴しか話す事がないものだな」

相手雪風「それだけみんな司令官が好きなんです!」

相手清霜「同感!清霜も司令官好きだもの!」

弥生「・・・うん」

酒匂「あたしも司令館大好きだよ!」

加賀「・・・なんか恥ずかしくなってきました」

相手加賀「ええ、そうね」

151: 2014/09/17(水) 01:18:23.82 ID:wxtYEQ080
帰還途中

加賀「あまり、ヒントになるような事は聞けなかったわね」

隼鷹「難しいって。話を聞く限り、他の鎮守府の提督と、うちの提督じゃあ性格が真逆すぎる」

磯風「ふむ。何やら面白そうな話をしているのだな」

夕張「あんまり面白い話じゃないわよ」

金剛「私達の提督は、かわいいネ」

夕張「うっそ。信じられないわ」

弥生「・・・うん、かわいい」

加賀「信じがたい言葉を身内から聞いたわ」

隼鷹「右に同じ」

磯風「どうしてあの無愛想な司令官に惹かれるんだ」

金剛「提督に口止めされてるから内緒ネ」

弥生「・・・ないしょ」

金剛「さーて!早く提督の顔が見たいからちゃっちゃと帰るネー!GOGO!」

弥生「・・・ゴーゴー」

152: 2014/09/17(水) 01:25:42.28 ID:wxtYEQ080
執務室

提督「・・・」

三日月「すみません!髪を乾かしてたら遅れてしまいました!」

提督「構わん。風邪を引かれては困る」

鈴谷「んでも生乾きじゃん」

三日月「ええ・・・ちゃんと乾かしたつもりなんですけど・・・」

鈴谷「提督、やってあげたら?」ニヤニヤ

提督「・・・そろそろ演習組が帰ってくる」

三日月「そうですね。演習組が帰ってきたら次は出撃でしたね」

提督「うむ」

三日月「準備させておきますね」タッ

タッタッタッ・・・

鈴谷「やってあげれば良かったのに。上位五人にはやってあげてたじゃん」

鈴谷「提督にやられるの気持ちよくて好きなんだけど」

提督「余計な事を口走るな」

鈴谷「はいはーい」

153: 2014/09/17(水) 01:32:18.92 ID:wxtYEQ080
金剛「艦隊戻ったヨ!ダーリン元気だった!?」

弥生「・・・その前に結果報告・・・」

加賀「相手も手強かったですが、なんとか勝利することができました」

提督「ご苦労。補給して各自部屋へ」

提督「すまないが、磯風は今から出撃だ。補給したらここへ戻てきてくれ」

磯風「了解した」

提督「以上だ」

バタン

夕張「提督がかわいいとかありえない」

加賀「そうね」

隼鷹「そうだな」

金剛「外見で判断しちゃダメヨー!?」

夕張「内面も判断できないから怖いんでしょ」

磯風「真理だな」

163: 2014/09/17(水) 22:58:16.32 ID:wxtYEQ080
提督「いつも通りに頼む」

北上「了解ー」

霧島「さて出撃するわよ」

磯風「うむ。了解だ」

バタン

提督「・・・」

三日月「・・・あの」

プルルル

提督「・・・出ても構わんか?」

プルルル

三日月「・・・はい」

ガチャ

提督「もしもし」

提督「・・・久しぶりだな」

164: 2014/09/17(水) 23:06:53.57 ID:wxtYEQ080
提督「三日月、鈴谷、席を外してもらえるか?」

三日月「わかりました」

鈴谷「りょうかーい」

パタン

提督「突然どうしたんだ」

提督友達(以降:提友)『やっぱり、さっきの演習相手お前だったか』

提督「そうか」

提友『演習相手の提督に電話をかけるのは俺の決まりだからな』

提督「知ってる」

提友『お前の所の子達はいい子達ばかりだな。うちの連中も気に入ってたと言っていた』

提督「そうか」

提友『それで、あの子達の悩み、こっちの連中から聞いたよ』

165: 2014/09/17(水) 23:23:44.14 ID:wxtYEQ080
提友『まだ、あのこと引きずってんのか?』

提督「・・・お前には関係のないことだ」

提友『俺には関係ないが、そっちの子達が不憫だろ』

提督「大きなお世話だ」

提友『俺の個性』

提督「それだけなら切るぞ」

提友『あと一つだけ、言っておきたいことがある』

提友『上の連中に目を付けられてるぞ。お前』

提督「だろうな・・・」

提友『お前の提督としての能力は、本当に素晴らしいものだと思ってる』

提友『だが、お前のやり方は変わっているせいで目立たん』

提督「忠告だけ受け取っておこう」

166: 2014/09/17(水) 23:33:48.18 ID:wxtYEQ080
提友『今のやり方を変えろとは言わん。ただ、一度だけでいいからアクションを起こせ』

提友『お前が提督業から下ろされるのはもったいない』

提友『気をつけろよ』

提督「・・・ああ」

提友『ああ、あと・・・一度くらい笑顔を見せてやれ』

提友『それと、幸せになることを拒むな。お前が一番辛い思いをしてるんだからな』

提督「大きなお世話だって言ってるだろ」

提友『はいはい。そのうち、一緒に飲もうぜ』

提督「・・・気が向いたらな」

提友『じゃあな』

ガチャン

提督「・・・」

167: 2014/09/17(水) 23:44:14.66 ID:wxtYEQ080
その頃の海

北上「よっと!よっし勝った」

霧島「油断はしちゃダメよ」

大井「くっ・・・なんて指揮・・・」

磯風「ああ、納得は出来ないだろうな」

北上「まぁまぁ、大井っち我慢我慢」

霧島「戦いにくいだろうけど、それが司令の方針よ」

雷「私は大賛成だけどね」

鳳翔「さぁ皆さん。次勝てば帰還できますよ」

霧島「ええ、気合入れて行くわよ!」

168: 2014/09/17(水) 23:51:34.41 ID:wxtYEQ080
三日月「司令官」

提督「どうした?」

三日月「昨日はごめんなさい」

提督「なんのことだ?」

三日月「いえ、昨日は話の途中で逃げてしまって」

提督「ああ、気にしていない。安心しろ」

三日月「それで・・・昨日はなんて言おうとしたんですか?」

提督「私は、満月より三日月が好きなんだ」

三日月「えっ!?え、あ、そっちか・・・」

三日月「勘違い恥ずかしいです・・・///」

169: 2014/09/18(木) 00:02:38.15 ID:lSyBBllM0
提督「三日月には、主役になる輝きも、目に入るような大きさもない」

三日月「・・・」ペタペタ

提督「だが、凛としていて、弱い光ながらも人々を照らす」

提督「そんな、控えめな月が、私は好きだ」

三日月「よくわかりません・・・」

提督「だろうさ。私は変わり者だからな」

提督「・・・少し、お喋りが過ぎたな」

三日月「・・・司令官のこと、少し誤解していたみたいですね」クスッ

提督「なんのことだ」

三日月「いえ、なんでもありません」

170: 2014/09/18(木) 00:10:10.60 ID:lSyBBllM0
執務室の前

鈴谷「・・・だってさ」

響「知ってる」

鈴谷「そっか」

響「うん」

鈴谷「・・・ねぇ響」

響「なに?」

鈴谷「響は、提督が好きなんでしょ?」

響「ああ」

鈴谷「もしさ。提督が私達じゃない誰かと・・・」

響「・・・司令官、結婚してるよ?」

鈴谷「・・・え?」

響「まぁ、今は独り身だけど」

鈴谷「えっ、ちょっとまって」

171: 2014/09/18(木) 00:16:13.98 ID:lSyBBllM0
鈴谷「初耳なんだけど」

響「・・・ああ、司令官と私との秘密だった」

鈴谷「ちょーっと詳しく聞かせてもらおうか」

ガチャ

提督「響、余計な事を口走るな」

鈴谷「あ、提督」

響「やぁ司令官」

鈴谷「提督、詳しく」

提督「お前らに話すようなことではない」

鈴谷「だって響は知ってるんでしょ!?」

提督「それは、手違いだ」

響「私は司令官の弱みを握っているからね」ギュッ

提督「お前ら口が軽すぎる」

鈴谷「だって!」

172: 2014/09/18(木) 00:22:46.31 ID:lSyBBllM0
提督「私が結婚していようがいまいがお前たちには関係ない」

鈴谷「・・・不倫に興味ないっ!?」

三日月「前向きにも程があります」

響「体だけの関係でもいいぞ」

三日月「ちょっ、響ちゃん!」

提督「・・・」

提督「さて、そろそろ出撃している奴が戻ってくる。お前らも部屋に戻っておけ」

三日月「せっかくの非番なんですから、体を休めてください」

鈴谷「ちぇー」

響「司令官。私はいつでもДобро пожаловатьだ」

提督「早く戻れ」

180: 2014/09/18(木) 23:59:35.20 ID:lSyBBllM0
霧島「艦隊帰投しました」

提督「ご苦労」

北上「いやー疲れたー」

提督「大井と鳳翔が少しやられたか。二名は補給後に入渠。他の者は補給後に自由にしてくれ」

北上「よーし。モッチーとこ行こ」

大井「・・・」

磯風「・・・」

雷「鳳翔さん!背中流してあげるわ!」

鳳翔「流してくれるの?じゃあ、お願いしちゃおうかな」ニコッ

霧島「司令」

提督「なんだ」

182: 2014/09/19(金) 00:11:31.28 ID:hxoqEEi90
霧島「大井、磯風より、少しお話があるようです」

大井「・・・納得がいきません!」

ダンっ!

三日月「っ!」ビクゥ

提督「どうしたんだ」

大井「いい加減我慢の限界なんです!今のルールをどうにかしてください!」

磯風「この磯風も、その意見を尊重する」

提督「何が不満だ」

磯風「今のままでは、これからさらに熾烈になるであろう戦いについて行けなくなる」

大井「そうですよ!なんで私達が・・・」

提督「そうか」

提督「だが、この命令を取り消すつもりはない。以後、同じように作戦を行ってもらう」

大井「くっ・・・なんて指揮・・・」

磯風「何故、そこまでその命令に固執する?」

183: 2014/09/19(金) 00:16:27.19 ID:hxoqEEi90
提督「・・・」

磯風「黙秘か?この磯風達にも言えぬことなのか?」

提督「・・・」

大井「・・・もういいです。行きましょう」

磯風「・・・ああ、そうだな」

大井「あーもう!イライラする!!」

磯風「生理か?」

大井「違うわよ!!」

バタン!

鈴谷「荒れてたねぇ」

霧島「ただ持て余してるだけよ。本当に怒っているわけじゃないわ」

響「大井は軽い戦闘狂だからね」

三日月「・・・司令官?」

提督「・・・」

185: 2014/09/19(金) 00:23:40.36 ID:hxoqEEi90
提督「やはり、私のやり方は間違っているのだろうか」

鈴谷「どうなんだろうね。鈴谷達は提督じゃないし、さらにその上の人じゃない」

鈴谷「でも、鈴谷は提督について行くよ。鈴谷は提督が間違ってるとは思えないもん」

響「私もだな。だから司令官、そんな落ち込んだ顔をするな」

鈴谷「響は理由してるんでしょ?」

響「さぁ、どうだろうね」ニヤッ

鈴谷「うわぁ。ムカつくぅ」

霧島「司令。私はそろそろ開発班に戻らせて頂きます。夕張を待たせて居るので」

提督「ああ」

霧島「それでは」

三日月「私にも、教えて頂けませんか?」

提督「悪いが」

三日月「そうですか・・・でも、司令官のことです。優しすぎる理由なんでしょうね」ニコッ

三日月「いつか、話してもらえる日が来るまで、待たせてもらいますね」

186: 2014/09/19(金) 00:29:43.07 ID:hxoqEEi90
卯月「・・・どうしよう」

文月「出るタイミング逃したよぉ・・・」

卯月「二人で執務室の掃除用具入れに入るのはちょっときつかったピョンね」

文月「うーちゃんがリベンジしたいって言うから・・・」

卯月「うーん・・・このまま出るのはちょっと気が引けるピョン」

文月「そんな消極的じゃこれからもいたずらできないよ?」

ガタッ

三日月「全部聞こえてるよ」

卯月「あれ」

文月「やっちゃったぁ」

提督「・・・風呂、入ってこい」

卯月「はーい!あ、うーちゃんはしんしゅちゅ・・・神出鬼没が真骨頂ピョン!覚悟しとくがいいピョン!」ビシッ

文月「えーっと・・・後ろに同じー!じゃあねー!」

三日月「・・・噛みましたね」

響「噛んだね」

187: 2014/09/19(金) 00:34:40.12 ID:hxoqEEi90
響「ん・・・もうこんな時間か。司令官、私は少し出掛けてくる。許可を」

提督「わかった。夕飯までには戻れ」

響「了解」

三日月「・・・」

鈴谷「んあー、鈴谷も部屋に戻って寝ることにするよ。何かあったら起こしてねー」

提督「ああ」

三日月「・・・」

三日月(皆すごいなぁ・・・普通に話してる)

提督「・・・」

三日月(そう言えばさっき、響ちゃん・・・)

三日月「・・・」マジマジ

提督「なんだ?」

三日月「いえ、なんでもありません」

提督「そうか」

三日月(落ち込んでる顔ってよくわかったなぁ・・・いつもの無表情にしか見えない)

188: 2014/09/19(金) 00:40:51.42 ID:hxoqEEi90
三日月「司令官」

提督「ん」

三日月「さっき、大井さんや磯風さんが言ってましたけど」

三日月「本当にあの命令を取り消すつもりはないんですか?」

提督「私が提督になってから、その命令をずっと続けて来た」

三日月「しかし、磯風さんの言う通り、進めば進むほど、戦いは熾烈な物になります」

三日月「それを今の状況で続けていくのは難しいと思います」

三日月「こちらの被害も大きくなりますし」

提督「沈む前に戻せばいい。ただそれだけだ」

三日月「それでも・・・」

三日月「味方艦も勿論、やむおえない場合以外で深海棲艦も沈めずに勝利せよ」

三日月「と言う命令は、達成できるとは思えません」

提督「・・・わかっている。分かってはいるが」

190: 2014/09/21(日) 18:20:53.80 ID:i3oK6nqP0
さて、サイカイシマス

191: 2014/09/21(日) 18:24:53.67 ID:i3oK6nqP0
コンコン

北上「提督ー?ちょっといい?」

提督「入れ」

ガチャ

北上「あー大丈夫?」

提督「なにがだ?」

北上「いやー大井っちに言われたでしょ?だから気になって」

提督「気にするな」

北上「そのー、大井っちも少し焦ってるんじゃないかなぁって思うんだ」

提督「ああ、わかってる」

北上「ならいいや。提督がわかってるならそれで」

三日月「あの」

北上「んあ?ああ、三日月ちゃんお疲れさまー」

192: 2014/09/21(日) 18:33:12.16 ID:i3oK6nqP0
三日月「大井さんが焦ってるって・・・どうしてですか?」

北上「大井っちは頭いいからさぁ。磯風ちゃんもそうだし」

北上「提督が心配なんだよ」

三日月「どうしてですか?他の鎮守府に比べたら、出撃回数も減ってますけど・・・」

北上「・・・難しいことじゃないよ。秘書艦として、そういう事情も考えたほうがいいかもね」

提督「余計なことを言うな」

提督「私の部下はどうして皆口が軽いのか」

北上「ごめんごめん。んじゃ、そういう事だから」

三日月「ええ・・・?教えてはくれないんですか?」

北上「提督の問題だしね。私らは提督の言う事聞いてれば問題ないよ」

北上「まぁ、知りたいなら提督本人に聞きたよ。じゃあねー」

提督「・・・」

三日月「・・・えっと・・・」

193: 2014/09/21(日) 18:38:47.34 ID:i3oK6nqP0
提督「お前は知らなくていい。余計なことを考えれば、それだけ集中できなくなる」

提督「出撃の際に、それは大きな事故へ繋がる」

三日月「それじゃあ、教えてください」

提督「お前・・・人の話聞いてたか?」

三日月「聞いてましたよ?だから教えてください」

三日月「そのことが気になって、余計なこと考えてしまいますからね」ニコッ

提督「・・・」

三日月「・・・ダメですか?」

提督「だめだ」

三日月「もうっ!」

194: 2014/09/21(日) 18:45:29.27 ID:i3oK6nqP0
軽空母部屋

隼鷹「赤城さんよ・・・ダブルアップチャンスはやめといた方がいいんじゃねぇ?」

赤城「くっ・・・ば、倍プッシュ」

隼鷹(あまり可哀想だから負けたけど・・・)

飛鷹「隼鷹にギャンブルで勝とうなんてやめときましょうよ」

赤城「だってー!加賀は硬いからボーキサイトを賭けて勝負してくれないんだもん!」

隼鷹「加賀さんも食いしん坊だからなぁ」

赤城「とにかくチャレンジ!」

隼鷹「んー。もう知らんぞー。運任せで頑張れ」

195: 2014/09/21(日) 18:52:20.26 ID:i3oK6nqP0
赤城「あう・・・」

隼鷹「ボーキサイト没収」

赤城「せっかくお給料でおやつのために買ったボーキが・・・」グスッ

隼鷹「あんた、ギャンブル向いてねぇよ」

赤城「うう・・・」

飛鷹「そう言えば進んでるの?提督の方」

隼鷹「今のところお手上げ状態。これからまた考え直しだ」

飛鷹「そっか。お堅いものね」

隼鷹「ああ、何か弱点知ってる協力者いねぇかな」

青葉「呼ばれて青葉参上!」

隼鷹「ん?青葉か。呼んではないけど、どうした」

青葉「司令官の情報収集にご協力お願いしできませんでしょうか」

隼鷹「何すんの?」

青葉「それはですね」

196: 2014/09/21(日) 18:57:28.92 ID:i3oK6nqP0
一航戦の部屋

コンコン

加賀「どうぞ」

ガチャ

衣笠「加賀さん」

加賀「どうかしたの?あなたが一人でここに来るなんて珍しいわね。相方は?」

衣笠「あんな奴もう知りませんよ」

加賀「・・・何があったかは聞かないけれど」

衣笠「それより、私は今回の事から手を引かせてもらいますよ」

加賀「そう・・・理由は聞いてもいいかしら?」

衣笠「んーなんていうか。バカバカしくなっちゃって」

197: 2014/09/21(日) 19:04:20.77 ID:i3oK6nqP0
加賀「何があったの?」

衣笠「提督の喜怒哀楽は、気長に待つしかなさそうですよ」

衣笠「こんな声聞いたら、提督のお腹を探るの嫌になっちゃいまして」

加賀「それは・・・?」

衣笠「盗聴器の音声データです。こんなに優しさが滲み出るありがとうを聞いたら」

加賀「提督の優しいありがとう・・・?」

衣笠「聞いてみます?」

加賀「お願い」

衣笠「了解」ポチッ

加賀「・・・」

198: 2014/09/21(日) 19:09:37.64 ID:i3oK6nqP0
加賀「・・・確かに、優しそうな声ね」

加賀「少し、考え直す必要があるわね」

衣笠「やっぱり?」

加賀「その音声データ。こちらに渡してもらえるかしら」

衣笠「はい」

加賀「ありがとう」

衣笠「それじゃあ私はこれで」

加賀「ええ」

パタン

加賀「・・・」

加賀「提督・・・」ポッ

金剛「抜けがけは厳禁ネ」ニヤニヤ

加賀「っ!?」ガタッ

199: 2014/09/21(日) 19:16:51.31 ID:i3oK6nqP0
加賀「い、いつから居たの?」

金剛「いつから居たのかは内緒ネ!それより、加賀も作戦させるヨー?」

加賀「何をするの?」

金剛「朝からダーリンにちょっかい出してるのはまだ序の口。だから、そろそろ私達の出番ネー!」

加賀「具体的には?」

金剛「色仕掛け作戦ネ」

加賀「い、色仕掛け・・・」

金剛「戦艦型や正規空母達のナイスバディに色仕掛けされて鼻の下を伸ばさないのはホ〇ネ!」

加賀「・・・もし反応しないなら提督を同性愛者に仕立てられるんじゃないかしら」

金剛「自分の体には自信があるから大丈夫ネ・・・多分」

加賀「・・・私は参加できる気がしないけれど」

金剛「加賀みたいな女が色仕掛けするのがいいネ!」

加賀「そうかしら・・・」

200: 2014/09/21(日) 19:29:35.97 ID:i3oK6nqP0
金剛「もう夕方ヨ。これからが私達の本番ネ」

加賀「他にはやる人居るのかしら?」

金剛「えっとー、陸奥と明石とビスとー」

加賀「・・・ビスマルクさんとは意外ね」

金剛「焚き付けたらすぐ了承してくれたネ」

金剛「ビスは提督に女として見られてないネー」

金剛「って言ったら」

加賀「・・・どう反応したか手に取るようにわかるわね」

金剛「鈴谷とかにも話したんだけど断られたネ」

加賀「それも意外ね」

金剛「理由は教えてくれなかったヨ」

加賀「何か裏がありそう」

金剛「とにかく、作戦決行ネ。それぞれ各々の作戦で動くといいヨ。それじゃあね」

加賀「ええ・・・わかったわ」

201: 2014/09/21(日) 19:42:45.04 ID:i3oK6nqP0
執務室前

ビスマルク「私を女として見てないとはいい度胸じゃない・・・分からせてやるわ。私の魅力を」

Z1「本当にやるの?」

ビスマルク「あそこまで言われて引き下がれる訳ないじゃない!今に見てなさいよ!」

Z3(見え透いた挑発に乗るなんて・・・単細胞ね)

ビスマルク「・・・でも、色仕掛けってどうすればいいのかしら」

Z1「わからないで来たの!?」

Z3「その大きな胸を押し当てたりすればいいんじゃないかしら」

ビスマルク「うーん・・・少し情報収集が必要ね。詳しそうな人に聞いてみるわ」

Z3「それがいいと思うわ」

ビスマルク「それじゃあ行くわ」

Z1「ちょっとまってよー!」

Z3(面白そうだからついてきてるけど・・・どうなるかしらね)

202: 2014/09/21(日) 19:50:53.92 ID:i3oK6nqP0
執務室

提督「そろそろ来る頃だと思っていたが」

三日月「部屋の前で作戦会議って・・・筒抜けでしたね」

提督「私が女として見てないと嘘を付き焚きつけたのは金剛だな」

三日月「えっ。興味はあるんですか?」

提督「・・・私とて男だからな」

三日月「意外ですね」クスッ

提督「意外とは失礼だ」

三日月「ごめんなさい」

提督「妻一筋だがな」

三日月「奥さんってどんな人なんですか?」

提督「知りたいのか?」

三日月「教えていただけるのでしたら」

提督「だめだ」

三日月「なんか思わせぶりで遊んでませんか?」

提督「なんのことだ?」

203: 2014/09/21(日) 20:00:08.88 ID:i3oK6nqP0
陸奥「提督?」

提督「どうした」

陸奥「提督ってマッサージ得意って鈴谷から聞いたんだけど」

提督「あいつめ・・・。肩がこったから揉んで欲しいとしつこく言われ揉んだだけだ」

陸奥「そうなんだ。なら丁度いいわね。肩がこって仕方ないから揉んで欲しいんだけど」

提督「そういう事なら明石が居るだろう。ちゃんと見てもらえ」

陸奥「今、明石が手を離せない状況なのよ。だからお願いできない?」

陸奥「男の人の方が手が大きいし効くと思うの」

提督「・・・仕方ない」ガタッ

提督「一度だけだからな。さぁ、座れ」キィ

陸奥「やたっ!ありがと提督」ニコッ

提督「痛かったら言え」

陸奥「わかったわ」

205: 2014/09/21(日) 20:02:32.87 ID:i3oK6nqP0
今回はこの辺で

色仕掛けといっても健全です(小声)

ノリのいい陸奥姉さんは素敵だと思います

艦娘達「提督の喜怒哀楽がみたい」【3】

引用: 艦娘達「提督の喜怒哀楽がみたい」【艦これ】