1: 2018/07/16(月) 22:44:46.52 ID:fl3DC0wv0
提督「……何だって?」
大淀「ですから、艦娘たちがグレたんです」
提督「連絡もせず1か月の間、鎮守府を留守にしてたせいか」
大淀「自覚はおありのようですね」
提督「それしか無いし」
大淀「何をなさってたんですか?」
提督「プロデューサーとか団長とかマスターとか忙しかったんだ……」
大淀「なるほど……提督をたぶらかす輩が他の世界にいたことを忘れていましたね」
大淀「乗り込む必要がありそうです」フフフ…
提督「!?」
大淀「冗談ですよ。そういう事情なら仕方ありませんね」
提督(冗談に見えなかったぞ!)
大淀「けど、せめて連絡は入れて欲しかったです」
提督「ごめん……」
提督「……本当なのか」
大淀「?」
提督「艦娘たちがグレたというのは」
大淀「ですから、艦娘たちがグレたんです」
提督「連絡もせず1か月の間、鎮守府を留守にしてたせいか」
大淀「自覚はおありのようですね」
提督「それしか無いし」
大淀「何をなさってたんですか?」
提督「プロデューサーとか団長とかマスターとか忙しかったんだ……」
大淀「なるほど……提督をたぶらかす輩が他の世界にいたことを忘れていましたね」
大淀「乗り込む必要がありそうです」フフフ…
提督「!?」
大淀「冗談ですよ。そういう事情なら仕方ありませんね」
提督(冗談に見えなかったぞ!)
大淀「けど、せめて連絡は入れて欲しかったです」
提督「ごめん……」
提督「……本当なのか」
大淀「?」
提督「艦娘たちがグレたというのは」
2: 2018/07/16(月) 22:46:49.46 ID:fl3DC0wv0
大淀「ええ。中には大丈夫な娘もいますけど」
提督「大淀は?」
大淀「グレたくてもグレられませんよ。誰か1人くらいはしっかりしてないと、鎮守府が崩壊するじゃないですか」
大淀「提督の代わりに指示を出したり、書類仕事したりと大変だったんですから」
提督「申し訳ありません!」ガバッ
大淀「土下座なんていいですよ。ただ、やってもらいたいことがあります」
提督「な、何をすれば……」
大淀「ハグしてください」
提督「えっ」
大淀「ハグです」
提督「……」
ギュッ
大淀「……」
大淀「……もう大丈夫です。ありがとうございます」スッ
提督「何でハグ?」
大淀「寂しかったので」
提督「……」
提督「大淀は?」
大淀「グレたくてもグレられませんよ。誰か1人くらいはしっかりしてないと、鎮守府が崩壊するじゃないですか」
大淀「提督の代わりに指示を出したり、書類仕事したりと大変だったんですから」
提督「申し訳ありません!」ガバッ
大淀「土下座なんていいですよ。ただ、やってもらいたいことがあります」
提督「な、何をすれば……」
大淀「ハグしてください」
提督「えっ」
大淀「ハグです」
提督「……」
ギュッ
大淀「……」
大淀「……もう大丈夫です。ありがとうございます」スッ
提督「何でハグ?」
大淀「寂しかったので」
提督「……」
3: 2018/07/16(月) 22:49:36.75 ID:fl3DC0wv0
大淀「ずっと提督のお姿を見ることができなくて、寂しかったんです」
提督「大淀……」
大淀「でも、もう回復しました」ニコッ
大淀「さて……ここからが本題ですよ」
提督「本題?」
大淀「もう一つやってもらいたい……いえ、やらなければいけないことがあります」
大淀「それは、艦娘たちのご機嫌とりです」
提督「ご機嫌とり」
大淀「そうです。私のように簡単に終わる艦娘もいれば」
大淀「大変なことしなきゃいけない艦娘もいますので、覚悟してくださいね」
提督(大変なことって一体……)
提督「確かにやらなきゃいけないことだな。下手をすれば士気にも関わるし」
大淀「いえ、出撃は今のところノーダメ完全勝利の連続ですよ。提督への思いをぶつける良い機会になってるので」
提督「みんなに会うのが怖すぎる」
大淀「今逃げたらもっと酷い目に遭いますよ。ほら、私も付き添いますから」グイグイ
提督「き、気持ちの準備をさせてくれ!」
↓2 艦娘1人 コンマがグレ度
提督「大淀……」
大淀「でも、もう回復しました」ニコッ
大淀「さて……ここからが本題ですよ」
提督「本題?」
大淀「もう一つやってもらいたい……いえ、やらなければいけないことがあります」
大淀「それは、艦娘たちのご機嫌とりです」
提督「ご機嫌とり」
大淀「そうです。私のように簡単に終わる艦娘もいれば」
大淀「大変なことしなきゃいけない艦娘もいますので、覚悟してくださいね」
提督(大変なことって一体……)
提督「確かにやらなきゃいけないことだな。下手をすれば士気にも関わるし」
大淀「いえ、出撃は今のところノーダメ完全勝利の連続ですよ。提督への思いをぶつける良い機会になってるので」
提督「みんなに会うのが怖すぎる」
大淀「今逃げたらもっと酷い目に遭いますよ。ほら、私も付き添いますから」グイグイ
提督「き、気持ちの準備をさせてくれ!」
↓2 艦娘1人 コンマがグレ度
10: 2018/07/16(月) 22:56:57.56 ID:fl3DC0wv0
初霜:グレ度54(中グレ)
――――
大淀「あっ、いましたよ。初霜ちゃんです」
提督「初霜か……」
初霜「……」スタスタ
提督(真顔で歩いてる。あんな雰囲気見たことない)
大淀「さあ提督、いってらっしゃい」
提督「気持ちの準備を!」
大淀「充分させてあげたじゃないですか。ほらっ」トンッ
提督「うわっとと……!」
初霜「!」
提督「あ」
提督「は、ははは……久しぶり初霜」
初霜「提督……!」
プイッ
提督(そっぽ向いてしまった)
初霜「……」ムスッ
――――
大淀「あっ、いましたよ。初霜ちゃんです」
提督「初霜か……」
初霜「……」スタスタ
提督(真顔で歩いてる。あんな雰囲気見たことない)
大淀「さあ提督、いってらっしゃい」
提督「気持ちの準備を!」
大淀「充分させてあげたじゃないですか。ほらっ」トンッ
提督「うわっとと……!」
初霜「!」
提督「あ」
提督「は、ははは……久しぶり初霜」
初霜「提督……!」
プイッ
提督(そっぽ向いてしまった)
初霜「……」ムスッ
11: 2018/07/16(月) 23:06:36.11 ID:fl3DC0wv0
提督(そんなに怒ってないか? と思ったけど、これは結構……)
提督「初霜、ごめん」
初霜「……」
提督「1か月くらい鎮守府を留守にしてしまって……謝りたい気持ちで一杯なんだ」
提督「本当にごめん!!」ペコリ
初霜「何をしてたんですか」
提督「それは……提督の他の仕事だよ」
提督「こう見えて色んなことしてるんだ。それで忙しくて」
初霜「そ……そうだったんですか」
提督「連絡の1つくらい入れるべきだったな」
初霜「全くです。艦娘みんな、事故に遭ったんじゃないかとか」
初霜「可愛い女の子に誘惑されたんじゃないかとか、心配してたんですよ」
提督(可愛い女の子は相手にしてたけど)
提督「謝ることしかできないよ、申し訳ない」ペコリ
提督「何か罪滅ぼしをさせてくれないか?」
初霜「罪滅ぼし?」
提督「初霜に心配をかけてしまったんだ。お詫びといってはなんだけど、何でもするよ!」
提督「頼む!」ペコリ
初霜「……」
提督「初霜、ごめん」
初霜「……」
提督「1か月くらい鎮守府を留守にしてしまって……謝りたい気持ちで一杯なんだ」
提督「本当にごめん!!」ペコリ
初霜「何をしてたんですか」
提督「それは……提督の他の仕事だよ」
提督「こう見えて色んなことしてるんだ。それで忙しくて」
初霜「そ……そうだったんですか」
提督「連絡の1つくらい入れるべきだったな」
初霜「全くです。艦娘みんな、事故に遭ったんじゃないかとか」
初霜「可愛い女の子に誘惑されたんじゃないかとか、心配してたんですよ」
提督(可愛い女の子は相手にしてたけど)
提督「謝ることしかできないよ、申し訳ない」ペコリ
提督「何か罪滅ぼしをさせてくれないか?」
初霜「罪滅ぼし?」
提督「初霜に心配をかけてしまったんだ。お詫びといってはなんだけど、何でもするよ!」
提督「頼む!」ペコリ
初霜「……」
12: 2018/07/16(月) 23:10:11.55 ID:fl3DC0wv0
初霜「罪滅ぼし……ですか」
初霜「何でもいいんですね?」
提督「ああ」
初霜「あとでダメって言うのは無しですよ」
提督「もちろんだ!」
初霜「それじゃあ……」
↓2 初霜が求めること コンマをグレ度からマイナス
初霜「何でもいいんですね?」
提督「ああ」
初霜「あとでダメって言うのは無しですよ」
提督「もちろんだ!」
初霜「それじゃあ……」
↓2 初霜が求めること コンマをグレ度からマイナス
16: 2018/07/16(月) 23:23:36.52 ID:fl3DC0wv0
54-38=16
初霜「他のお仕事を全て辞めてください」
提督「!!」
初霜「そうすれば提督に専念できますよね」
提督「た、確かにそうだけど……!」
提督(プロデューサーと団長とマスターをやめろってことか!? マジか!)
提督(ぐう……仕方ないか……! 俺は一番最初に提督になったんだ! 提督を貫いてやる!!)
提督「分かった! あとで手続きを済ませるよ!」
初霜「本当に辞めてくれるんですか?」
提督「ああ!」
初霜「提督以外のお仕事、全てですよ?」
提督「俺の肩書きは提督の二文字しかいらない!!」グッ
初霜「……」ジー
初霜(本気の目。嘘は言っていないみたい)
初霜「ありがとうございます。あと一ついいですか?」
提督「まだあるのか!?」
初霜「……」ジトー
提督「あ、いや……お手柔らかにお願いします……」ハハ
↓2 初霜の要求その2 コンマをさらにマイナスします
初霜「他のお仕事を全て辞めてください」
提督「!!」
初霜「そうすれば提督に専念できますよね」
提督「た、確かにそうだけど……!」
提督(プロデューサーと団長とマスターをやめろってことか!? マジか!)
提督(ぐう……仕方ないか……! 俺は一番最初に提督になったんだ! 提督を貫いてやる!!)
提督「分かった! あとで手続きを済ませるよ!」
初霜「本当に辞めてくれるんですか?」
提督「ああ!」
初霜「提督以外のお仕事、全てですよ?」
提督「俺の肩書きは提督の二文字しかいらない!!」グッ
初霜「……」ジー
初霜(本気の目。嘘は言っていないみたい)
初霜「ありがとうございます。あと一ついいですか?」
提督「まだあるのか!?」
初霜「……」ジトー
提督「あ、いや……お手柔らかにお願いします……」ハハ
↓2 初霜の要求その2 コンマをさらにマイナスします
19: 2018/07/16(月) 23:40:35.59 ID:fl3DC0wv0
16-80=0
初霜「……く……い」ボソッ
提督「ごめん、もう1回言って」
初霜「や、やさしく……抱きしめてください」モジモジ
提督「……」
ギュッ
初霜「っ!」
提督「こんな感じかな」ギュー
初霜「……はい……」
初霜「あったかいです……とっても……」
(数分後)
初霜「ありがとうございます。もういいですよ」
提督「何度も言うけど、ごめん」スッ
初霜「謝り過ぎです。そのくらいのことはしたんですけど……」
提督「今後絶対に長期不在はしないから」
初霜「本当ですか?」
提督「他の仕事を辞めるんだ、時間はできるさ」
初霜「……」
初霜「いいですよ」
提督「え?」
初霜「……く……い」ボソッ
提督「ごめん、もう1回言って」
初霜「や、やさしく……抱きしめてください」モジモジ
提督「……」
ギュッ
初霜「っ!」
提督「こんな感じかな」ギュー
初霜「……はい……」
初霜「あったかいです……とっても……」
(数分後)
初霜「ありがとうございます。もういいですよ」
提督「何度も言うけど、ごめん」スッ
初霜「謝り過ぎです。そのくらいのことはしたんですけど……」
提督「今後絶対に長期不在はしないから」
初霜「本当ですか?」
提督「他の仕事を辞めるんだ、時間はできるさ」
初霜「……」
初霜「いいですよ」
提督「え?」
20: 2018/07/16(月) 23:57:27.93 ID:fl3DC0wv0
初霜「辞めなくてもいいです」
提督「は? いやいや、約束は約束だから…」
初霜「他のお仕事にも、私と提督のような繋がりがありますよね。私の一存で断ってしまうのはダメだと思いますし」
初霜「それに、僭越ながら提督を試したんです」
提督「試した?」
初霜「私がああ言って、もしハッキリと断言できないなら気持ちがよそに行ってるということ」
初霜「でも提督はまっすぐな目でちゃんと言ってくれました。提督の肩書き以外いらないって」
初霜「それはつまり、提督のお仕事を一番に考えてくれてるということです」ニコッ
提督「初霜……あ、当たり前だ! 俺はこの世界が終わるまでずっとこの鎮守府の提督だぞ!」
初霜「1か月不在だったのにですか?」
提督「うっ」
初霜「ふふっ、ごめんなさい。イジワルでしたね」クスクス
初霜「戻ってきてくださって安心しました。お帰りなさい提督」
提督「ただいま」
初霜「……あの、もう一度だけ抱きしめてもらうのは欲張りですか?」
提督「いいよ」ギュッ
初霜「♪」
大淀(よかった。機嫌を直してくれたみたい)
大淀(けど、まだまだ始まったばかりですよ提督)
提督「は? いやいや、約束は約束だから…」
初霜「他のお仕事にも、私と提督のような繋がりがありますよね。私の一存で断ってしまうのはダメだと思いますし」
初霜「それに、僭越ながら提督を試したんです」
提督「試した?」
初霜「私がああ言って、もしハッキリと断言できないなら気持ちがよそに行ってるということ」
初霜「でも提督はまっすぐな目でちゃんと言ってくれました。提督の肩書き以外いらないって」
初霜「それはつまり、提督のお仕事を一番に考えてくれてるということです」ニコッ
提督「初霜……あ、当たり前だ! 俺はこの世界が終わるまでずっとこの鎮守府の提督だぞ!」
初霜「1か月不在だったのにですか?」
提督「うっ」
初霜「ふふっ、ごめんなさい。イジワルでしたね」クスクス
初霜「戻ってきてくださって安心しました。お帰りなさい提督」
提督「ただいま」
初霜「……あの、もう一度だけ抱きしめてもらうのは欲張りですか?」
提督「いいよ」ギュッ
初霜「♪」
大淀(よかった。機嫌を直してくれたみたい)
大淀(けど、まだまだ始まったばかりですよ提督)
21: 2018/07/17(火) 00:04:21.68 ID:iFnq7tqp0
――――
大淀「ホッとしましたか?」
提督「ああ。なんとか許してもらえたから」
提督「でもまだグレてる艦娘はいるんだよな」
大淀「そうですね」
提督「というか初霜のあの反応はグレてたのか?」
大淀「不機嫌が極まった感じでしたね。でも、正真正銘グレてる艦娘はいますからね」
提督「殴りかかってきたり?」
大淀「そこまではしないかとと。多分」
提督「多分!?」
大淀「あ、向こうに↓2がいますよ提督。機嫌を直してあげてください」
↓2 艦娘1人 コンマがグレ度
25: 2018/07/17(火) 00:19:11.43 ID:iFnq7tqp0
由良:グレ度33(小グレ)
由良「はぁ……」
提督「由良か。初霜よりはグレてなさそうだけど」
提督「行ってくるよ」スタスタ
大淀「いってらっしゃい」ヒラヒラ
――――
提督「由良」
由良「え? 提督さん!?」
提督「久しぶり。1か月も鎮守府を留守にしてしまって申し訳ない」ペコリ
由良「ほ、本物ですか?」
提督「頭からつま先まで本人だよ」
由良「……心配したんですよ……」
由良「由良、とっても心配したんです!」
提督「すまなかった! 他の仕事が忙しくて顔が出せなかったんだ!」ペコリ
由良「連絡くらいくださいよ!」
提督「その通りだ。俺はバカだった」
由良「……」
提督「由良、本当にごめん。謝ることしかできない」
由良「……怪我したとかじゃないんですね」
提督「ああ」
由良「はぁ……」
提督「由良か。初霜よりはグレてなさそうだけど」
提督「行ってくるよ」スタスタ
大淀「いってらっしゃい」ヒラヒラ
――――
提督「由良」
由良「え? 提督さん!?」
提督「久しぶり。1か月も鎮守府を留守にしてしまって申し訳ない」ペコリ
由良「ほ、本物ですか?」
提督「頭からつま先まで本人だよ」
由良「……心配したんですよ……」
由良「由良、とっても心配したんです!」
提督「すまなかった! 他の仕事が忙しくて顔が出せなかったんだ!」ペコリ
由良「連絡くらいくださいよ!」
提督「その通りだ。俺はバカだった」
由良「……」
提督「由良、本当にごめん。謝ることしかできない」
由良「……怪我したとかじゃないんですね」
提督「ああ」
26: 2018/07/17(火) 00:31:48.99 ID:iFnq7tqp0
由良「病気でもないんですね」
提督「ピンピンしてるよ」
由良「よかった……それを確認できてほっとしました」
提督「……!」
提督(初霜もそうだったけど、みんな俺の身を案じてくれて……)
提督(連絡を入れなかった自分を殴りたくなってくる)
提督「由良!!」ガバッ
由良「えっ? なんで土下座なんか……!」
提督「それほどのことをしたからだ。こんなに心配してくれているのに、俺は……!」
由良「いいんです、お体が無事だったなら…」
由良「いや……本当に心配したし、土下座くらいしてもらっても……」
提督「土下座じゃ物足りない。何かして欲しいことはあるか?」
由良「して欲しいこと?」
提督「償いがしたいんだ! 心配させてしまった償いを!」
提督「望むことがあれば何でもするぞ!」
由良「何でも……? ほ、本当にいいんですか?」
提督「ああ!」
由良「……」
↓2 由良の要求 コンマをグレ度からマイナス
提督「ピンピンしてるよ」
由良「よかった……それを確認できてほっとしました」
提督「……!」
提督(初霜もそうだったけど、みんな俺の身を案じてくれて……)
提督(連絡を入れなかった自分を殴りたくなってくる)
提督「由良!!」ガバッ
由良「えっ? なんで土下座なんか……!」
提督「それほどのことをしたからだ。こんなに心配してくれているのに、俺は……!」
由良「いいんです、お体が無事だったなら…」
由良「いや……本当に心配したし、土下座くらいしてもらっても……」
提督「土下座じゃ物足りない。何かして欲しいことはあるか?」
由良「して欲しいこと?」
提督「償いがしたいんだ! 心配させてしまった償いを!」
提督「望むことがあれば何でもするぞ!」
由良「何でも……? ほ、本当にいいんですか?」
提督「ああ!」
由良「……」
↓2 由良の要求 コンマをグレ度からマイナス
29: 2018/07/17(火) 00:41:50.95 ID:iFnq7tqp0
33-54=0
由良「ふ、ふーん……何でもいいんだ」
由良「じゃあデートしてください」
提督「お安い御用だ」
由良「いいんですか? デートですよ?」
提督「むしろデートして欲しいくらいだ。行先はどこにする?」
由良「ま、待ってください。考えます」
由良(遊園地もいいし水族館もいいな。映画を観たりお買いものしたり)
↓1 デートの行先
由良「ふ、ふーん……何でもいいんだ」
由良「じゃあデートしてください」
提督「お安い御用だ」
由良「いいんですか? デートですよ?」
提督「むしろデートして欲しいくらいだ。行先はどこにする?」
由良「ま、待ってください。考えます」
由良(遊園地もいいし水族館もいいな。映画を観たりお買いものしたり)
↓1 デートの行先
33: 2018/07/17(火) 00:49:45.67 ID:iFnq7tqp0
書き忘れていました
艦娘のグレ度は
1~35 小グレ
36~70 中グレ
71~00 大グレです
あまり意味ないかもしれません
10人くらいを目標にしているので、お付き合いいただけると幸いです
艦娘のグレ度は
1~35 小グレ
36~70 中グレ
71~00 大グレです
あまり意味ないかもしれません
10人くらいを目標にしているので、お付き合いいただけると幸いです
40: 2018/07/17(火) 21:24:22.30 ID:iFnq7tqp0
由良「あっ! そういえば、本土に新しいスーパー銭湯ができたらしいですね。ねっ」
由良「そこに行きましょう!」
提督「銭湯? 別々になるけどいいのか?」
由良「はい! 早速今から行きましょう」
提督「分かったよ。準備してくる」
――――
提督(しかし、スーパー銭湯でデートとは予想外だったな)
提督(由良まだかな)
由良「だーれだ」スッ
提督「うおっ……! 由良?」
由良「大正解です。よく分かりましたね」
提督「そりゃ分かるよ、ずっと聞いてる声なんだから」
由良「1か月お留守だったので、『聞いてた』の方が正しいんじゃないですか?」
提督「うっ……責められても仕方ないとはいえ、心に来る……」
由良「ごめんなさい。もう言いませんから」フフ
由良「さて、出発しましょうか! はいっ」スッ
提督「この手は?」
由良「だーれだ、に正解したので由良と手を繋ぐ権利をゲットですよ」
提督「繋ぐのか……恥ずかしいな」
提督(他の艦娘に見られる可能性もあるし)
由良「そこに行きましょう!」
提督「銭湯? 別々になるけどいいのか?」
由良「はい! 早速今から行きましょう」
提督「分かったよ。準備してくる」
――――
提督(しかし、スーパー銭湯でデートとは予想外だったな)
提督(由良まだかな)
由良「だーれだ」スッ
提督「うおっ……! 由良?」
由良「大正解です。よく分かりましたね」
提督「そりゃ分かるよ、ずっと聞いてる声なんだから」
由良「1か月お留守だったので、『聞いてた』の方が正しいんじゃないですか?」
提督「うっ……責められても仕方ないとはいえ、心に来る……」
由良「ごめんなさい。もう言いませんから」フフ
由良「さて、出発しましょうか! はいっ」スッ
提督「この手は?」
由良「だーれだ、に正解したので由良と手を繋ぐ権利をゲットですよ」
提督「繋ぐのか……恥ずかしいな」
提督(他の艦娘に見られる可能性もあるし)
42: 2018/07/17(火) 21:42:46.59 ID:iFnq7tqp0
提督(って、そういや大淀が見てるんだった)
由良「提督さん、これはデートなんですよ?」
由良「どこの世界にデートで手を繋がない男女がいるんですか?」
提督(いるだろ普通に)
提督「分かったよ。はい」ギュッ
由良「よし、と。これでデートの準備は全て整いましたね。ね♪」
由良「ゆっくり歩いてお話しながら向かいましょう!」
提督(大淀以外には見られてないよな?)キョロキョロ
大淀「いいなー……」ボソッ
――――
由良「あー、もう到着しちゃいましたね」
提督「噂には聞いてたけど大きな施設だなぁ」
由良「何十種類ものお風呂があるらしいですよ。入りましょう!」グイッ
提督「急かすなって、風呂は逃げないぞ」ハハ
(数分後)
提督「……」
由良「どうしたんですか提督さん?」
提督「いや……まさか一緒に入るとは思わなくて」
由良「ここは水着や、湯浴み着っていう衣服を身につけてお風呂に入る、男女共同の銭湯ですからね」
由良「提督さんが期待してた混浴ができちゃうんですよ」
提督「別に期待はしてなかったけど」
由良「提督さん、これはデートなんですよ?」
由良「どこの世界にデートで手を繋がない男女がいるんですか?」
提督(いるだろ普通に)
提督「分かったよ。はい」ギュッ
由良「よし、と。これでデートの準備は全て整いましたね。ね♪」
由良「ゆっくり歩いてお話しながら向かいましょう!」
提督(大淀以外には見られてないよな?)キョロキョロ
大淀「いいなー……」ボソッ
――――
由良「あー、もう到着しちゃいましたね」
提督「噂には聞いてたけど大きな施設だなぁ」
由良「何十種類ものお風呂があるらしいですよ。入りましょう!」グイッ
提督「急かすなって、風呂は逃げないぞ」ハハ
(数分後)
提督「……」
由良「どうしたんですか提督さん?」
提督「いや……まさか一緒に入るとは思わなくて」
由良「ここは水着や、湯浴み着っていう衣服を身につけてお風呂に入る、男女共同の銭湯ですからね」
由良「提督さんが期待してた混浴ができちゃうんですよ」
提督「別に期待はしてなかったけど」
44: 2018/07/17(火) 21:55:16.03 ID:iFnq7tqp0
由良「そうなんですか? 由良の水着が見られて嬉しくないですか?」
提督「嬉しい」
由良「ふふ、素直ですね」
提督「似合ってるな。可愛いよ」
由良「ありがとうございます♪」
――――
由良「どうですか提督さん、気持ちいいですか?」ゴシゴシ
提督「ああ……」
由良「由良、提督さんのお背中を流すの楽しみにしてたんです」ゴシゴシ
由良「次は手を洗いますね」ゴシゴシ
提督「……」
提督(いいのか、これ?)
提督(嬉しいけどどこか背徳感を感じる。一応部下と上司の関係だしな……)
由良「はい、終わりですよ!」
提督「ありがとう由良。さーて、お待ちかねの湯船に浸かるかな」
由良「ちょっと待ってください。まだ由良洗ってないので」
提督「あ、そうか。ごめん」
由良「♪」ザバー ゴシゴシ
提督「……」
提督「嬉しい」
由良「ふふ、素直ですね」
提督「似合ってるな。可愛いよ」
由良「ありがとうございます♪」
――――
由良「どうですか提督さん、気持ちいいですか?」ゴシゴシ
提督「ああ……」
由良「由良、提督さんのお背中を流すの楽しみにしてたんです」ゴシゴシ
由良「次は手を洗いますね」ゴシゴシ
提督「……」
提督(いいのか、これ?)
提督(嬉しいけどどこか背徳感を感じる。一応部下と上司の関係だしな……)
由良「はい、終わりですよ!」
提督「ありがとう由良。さーて、お待ちかねの湯船に浸かるかな」
由良「ちょっと待ってください。まだ由良洗ってないので」
提督「あ、そうか。ごめん」
由良「♪」ザバー ゴシゴシ
提督「……」
45: 2018/07/17(火) 22:10:54.67 ID:iFnq7tqp0
提督(不思議な気持ちだ。水着をつけてるけど、やってることは風呂での行為)
提督(由良は普段こんな風に体を洗ってるんだとか色々想像して…)
パカーン!
提督「痛っ!?」
由良「ど、どうしました?」
提督「石鹸が飛んできて頭に」
由良「子供のいたずらでしょうか」
提督(いや、これはきっと大淀だ。姿は見えないけど)キョロキョロ
提督(デートはいいけど気を緩め過ぎるなということか?)
――――
由良「気持ちいいですね。ね♪」
提督「疲れがとれるな」
由良「とれますねー。向こうに岩盤浴もあるらしいですよ」
提督「あとで行こうか」
由良「はい」
由良「……よかった」
提督「?」
由良「提督さんが戻ってきてくれて、本当によかったです」
由良「大変だったんですよ? 資材が足りなくなったり、艦娘たちが荒れだしたり」
提督「荒れた件は耳にしてる」
由良「このデートが終わったら、由良みたいにケアしてあげてくださいね」
提督(由良は普段こんな風に体を洗ってるんだとか色々想像して…)
パカーン!
提督「痛っ!?」
由良「ど、どうしました?」
提督「石鹸が飛んできて頭に」
由良「子供のいたずらでしょうか」
提督(いや、これはきっと大淀だ。姿は見えないけど)キョロキョロ
提督(デートはいいけど気を緩め過ぎるなということか?)
――――
由良「気持ちいいですね。ね♪」
提督「疲れがとれるな」
由良「とれますねー。向こうに岩盤浴もあるらしいですよ」
提督「あとで行こうか」
由良「はい」
由良「……よかった」
提督「?」
由良「提督さんが戻ってきてくれて、本当によかったです」
由良「大変だったんですよ? 資材が足りなくなったり、艦娘たちが荒れだしたり」
提督「荒れた件は耳にしてる」
由良「このデートが終わったら、由良みたいにケアしてあげてくださいね」
46: 2018/07/17(火) 22:25:56.41 ID:iFnq7tqp0
提督「そのつもりだよ。責任は全て俺にあるから」
由良「……本当はひとりじめしたいけど……」ボソッ
提督「なに?」
由良「何でもないです。そろそろ次のお風呂行きましょう!」ザバッ
提督「あ、ああ……そうだな」
――――
(1時間後、鎮守府)
由良「提督さん、ありがとうございました。楽しかったです」
提督「俺も楽しかったよ」
由良「またデートにお誘いしてもいいですか?」
提督「もちろんだよ。遊びに行こう」
由良「約束ですね。ね♪」ニコッ
由良「それじゃあ由良はこれで」スタスタ
提督「ああ」
提督(……由良の水着姿が脳裏に焼きついて離れない)
提督(また行きたいな、スーパー銭湯)ボー
大淀「とても楽しんでましたね」
提督「!!」
由良「……本当はひとりじめしたいけど……」ボソッ
提督「なに?」
由良「何でもないです。そろそろ次のお風呂行きましょう!」ザバッ
提督「あ、ああ……そうだな」
――――
(1時間後、鎮守府)
由良「提督さん、ありがとうございました。楽しかったです」
提督「俺も楽しかったよ」
由良「またデートにお誘いしてもいいですか?」
提督「もちろんだよ。遊びに行こう」
由良「約束ですね。ね♪」ニコッ
由良「それじゃあ由良はこれで」スタスタ
提督「ああ」
提督(……由良の水着姿が脳裏に焼きついて離れない)
提督(また行きたいな、スーパー銭湯)ボー
大淀「とても楽しんでましたね」
提督「!!」
47: 2018/07/17(火) 22:43:07.39 ID:iFnq7tqp0
提督「お、大淀……!」
大淀「後ろから声をかけただけで、そんなに驚きます?」
提督「いや、ごめん……違うんだ。由良とのデートで気が緩んでしまって」
提督「他の艦娘にも気を配らなきゃいけないのに、デートが楽しくて我を忘れてたよ……ごめん」
大淀「いいじゃないですか別に」
提督「えっ」
大淀「由良さんが望んだデートなんですから、心から楽しまないとダメですよ」
提督「怒ってないのか?」
大淀「怒る必要がどこに」
提督「石鹸を投げつけてきただろ」
大淀「あれは……手元が狂って提督の方に飛んでいっただけです」
提督「それにしては勢いがあったけどな。全力でぶつけにいった結果だと思うぞ」
大淀「そんなに強く投げてないですって! ちゃんと軽く…」
提督「……」
大淀「あっ」
提督「なんで投げたか理由を教えてくれ」
大淀「そ、それはその……」アセアセ
大淀(嫉妬したからなんて言えるわけ……、ん?)
大淀「あ! 見てください提督、↓2が歩いてますよ!」
提督「話を逸らすな!」
大淀「今は私のことより、他の艦娘を優先しないと。そうでしょう?」
↓2 艦娘1人 コンマがグレ度
大淀「後ろから声をかけただけで、そんなに驚きます?」
提督「いや、ごめん……違うんだ。由良とのデートで気が緩んでしまって」
提督「他の艦娘にも気を配らなきゃいけないのに、デートが楽しくて我を忘れてたよ……ごめん」
大淀「いいじゃないですか別に」
提督「えっ」
大淀「由良さんが望んだデートなんですから、心から楽しまないとダメですよ」
提督「怒ってないのか?」
大淀「怒る必要がどこに」
提督「石鹸を投げつけてきただろ」
大淀「あれは……手元が狂って提督の方に飛んでいっただけです」
提督「それにしては勢いがあったけどな。全力でぶつけにいった結果だと思うぞ」
大淀「そんなに強く投げてないですって! ちゃんと軽く…」
提督「……」
大淀「あっ」
提督「なんで投げたか理由を教えてくれ」
大淀「そ、それはその……」アセアセ
大淀(嫉妬したからなんて言えるわけ……、ん?)
大淀「あ! 見てください提督、↓2が歩いてますよ!」
提督「話を逸らすな!」
大淀「今は私のことより、他の艦娘を優先しないと。そうでしょう?」
↓2 艦娘1人 コンマがグレ度
52: 2018/07/17(火) 23:03:17.57 ID:iFnq7tqp0
山雲:グレ度56(中グレ)
山雲「……」プクー
大淀「ほら、早く山雲ちゃんのもとへ行ってあげてください」
提督「なんで頬を膨らませてるんだ」
大淀「不機嫌になると頬を膨らませるタイプですね」
提督「普通は怒ったらじゃないのか?」
大淀「私に詳しいことを聞かれても。とにかく不機嫌なことには変わりありません」
大淀「ちゃんと謝ってくださいね」
提督「ああ、行ってくる」スタスタ
大淀(話題逸らし成功)ホッ
――――
提督「山雲」
山雲「!!」
提督「1か月ぶりだな……留守にしてごめん」
提督「提督以外にも仕事をしてて、忙しくて顔を出せなかったんだ」
山雲「……」
提督「せめて連絡を入れればよかった……とても反省してるよ」
提督「本当にごめん!」ペコリ
山雲「……」
山雲「……」プクー
大淀「ほら、早く山雲ちゃんのもとへ行ってあげてください」
提督「なんで頬を膨らませてるんだ」
大淀「不機嫌になると頬を膨らませるタイプですね」
提督「普通は怒ったらじゃないのか?」
大淀「私に詳しいことを聞かれても。とにかく不機嫌なことには変わりありません」
大淀「ちゃんと謝ってくださいね」
提督「ああ、行ってくる」スタスタ
大淀(話題逸らし成功)ホッ
――――
提督「山雲」
山雲「!!」
提督「1か月ぶりだな……留守にしてごめん」
提督「提督以外にも仕事をしてて、忙しくて顔を出せなかったんだ」
山雲「……」
提督「せめて連絡を入れればよかった……とても反省してるよ」
提督「本当にごめん!」ペコリ
山雲「……」
53: 2018/07/17(火) 23:22:19.64 ID:iFnq7tqp0
山雲「許しませーん」
提督「!」
山雲「1か月という期間、司令さんがいなくて、山雲たちはすごく寂しい思いをしたの~」
山雲「すごく心配したの~」
提督「ああ、そのことについて謝りたいんだ。俺はお前らをほったらかしにしてた」
提督「とても重い罪だ。ちょっとやそっとじゃ許してもらえないだろう」
提督「そもそも許してもらうことができないかもしれない」
山雲「……」
提督「だけど俺は頭を下げ続ける。結果はどうなろうといい、これが俺の今の気持ちなんだ」
提督「お前たちに謝りたい……それだけだ」
山雲「……」
提督「あと、償いをしたい」
山雲「?」
提督「償いだよ。俺は山雲を不安にさせてしまった」
提督「その不安を少しでも取り除きたいんだ。罪滅ぼしがしたいんだ!」
山雲「罪滅ぼし~?」
提督「ああ! どんな願いでも聞くよ、何でも言ってくれ!」
提督「それで山雲の、俺に対する気持ちが少しでも晴れてくれれば充分だ」
山雲「なんでも……か~……」
↓2 山雲の要求 コンマをグレ度からマイナス
提督「!」
山雲「1か月という期間、司令さんがいなくて、山雲たちはすごく寂しい思いをしたの~」
山雲「すごく心配したの~」
提督「ああ、そのことについて謝りたいんだ。俺はお前らをほったらかしにしてた」
提督「とても重い罪だ。ちょっとやそっとじゃ許してもらえないだろう」
提督「そもそも許してもらうことができないかもしれない」
山雲「……」
提督「だけど俺は頭を下げ続ける。結果はどうなろうといい、これが俺の今の気持ちなんだ」
提督「お前たちに謝りたい……それだけだ」
山雲「……」
提督「あと、償いをしたい」
山雲「?」
提督「償いだよ。俺は山雲を不安にさせてしまった」
提督「その不安を少しでも取り除きたいんだ。罪滅ぼしがしたいんだ!」
山雲「罪滅ぼし~?」
提督「ああ! どんな願いでも聞くよ、何でも言ってくれ!」
提督「それで山雲の、俺に対する気持ちが少しでも晴れてくれれば充分だ」
山雲「なんでも……か~……」
↓2 山雲の要求 コンマをグレ度からマイナス
60: 2018/07/17(火) 23:43:18.63 ID:iFnq7tqp0
56-73=0
山雲「……羊……」
提督「羊?」
山雲「モフモフしたーい」
提督「羊をモフモフしたいのか?」
山雲「そうですー」
提督(怒ってると思ったけど、実はそんなに? いや、羊が好きなのか?)
提督「任せてくれ! 知り合いが牧場を持ってて、そこに羊がいるから思う存分モフモフできるぞ!」
山雲「本当ですか~?」
提督「ああ、すぐに出発しよう! 支度してくれ!」
山雲「えへ♪ 楽しみ~♪」
――――
山雲「山を登るんですね~」
提督「頂上付近にあるんだよ。牧場から見える景色は最高だぞ」
山雲「わくわくー」
山雲「……司令さんってー、車を運転できたんですねー」
提督「一応な。海に囲まれた生活してるし、披露する機会がないから知らないのも無理ない」
山雲「カッコいいですねー」
提督「へ?」
山雲「……羊……」
提督「羊?」
山雲「モフモフしたーい」
提督「羊をモフモフしたいのか?」
山雲「そうですー」
提督(怒ってると思ったけど、実はそんなに? いや、羊が好きなのか?)
提督「任せてくれ! 知り合いが牧場を持ってて、そこに羊がいるから思う存分モフモフできるぞ!」
山雲「本当ですか~?」
提督「ああ、すぐに出発しよう! 支度してくれ!」
山雲「えへ♪ 楽しみ~♪」
――――
山雲「山を登るんですね~」
提督「頂上付近にあるんだよ。牧場から見える景色は最高だぞ」
山雲「わくわくー」
山雲「……司令さんってー、車を運転できたんですねー」
提督「一応な。海に囲まれた生活してるし、披露する機会がないから知らないのも無理ない」
山雲「カッコいいですねー」
提督「へ?」
61: 2018/07/17(火) 23:52:29.54 ID:iFnq7tqp0
山雲「車を運転できるってカッコいいですー」
提督「はは……下手な部類なんだけどな。もっと上手い人はいるし」
提督「よーし着いた。広いだろ」
山雲「わぁー……!」キラキラ
提督「車を停めたら、真っ先に羊を見に行こう」
――――
メェェー メェェー
山雲「……」
提督「たくさんいるなー」
山雲「……」
提督「どうした、モフモフしないのか? 目の前にいるぞ」
山雲「噛んだりしないー?」
提督「大丈夫だよ」
山雲「……」ドキドキ
サワサワ
山雲「触れたー!」
提督「モフモフしてるか?」
山雲「はいー、モフモフ、ふかふかですー♪」モフモフ
提督「俺も触ってみようかな」
サワサワ
羊「メェェェ!」
提督「おわっ!?」ビクッ
提督「はは……下手な部類なんだけどな。もっと上手い人はいるし」
提督「よーし着いた。広いだろ」
山雲「わぁー……!」キラキラ
提督「車を停めたら、真っ先に羊を見に行こう」
――――
メェェー メェェー
山雲「……」
提督「たくさんいるなー」
山雲「……」
提督「どうした、モフモフしないのか? 目の前にいるぞ」
山雲「噛んだりしないー?」
提督「大丈夫だよ」
山雲「……」ドキドキ
サワサワ
山雲「触れたー!」
提督「モフモフしてるか?」
山雲「はいー、モフモフ、ふかふかですー♪」モフモフ
提督「俺も触ってみようかな」
サワサワ
羊「メェェェ!」
提督「おわっ!?」ビクッ
62: 2018/07/18(水) 00:05:11.97 ID:lcrXybsG0
ドスンッ
提督「痛てて……尻を強打した……!」
山雲「ぷっ」
山雲「ふふふ、驚きすぎー」クスクス
提督「今のは驚くだろ……なんで山雲はすんなり触れるんだ?」
山雲「モフモフさせてくれるわー♪」モフモフ
提督「懐いてるのかな」
山雲「司令さんの触り方が悪いのー。もっとそーっと触らないとー」
提督「よーし、やってみるか」
――――
山雲「なんとか1回触れましたねー」
提督「俺、動物に嫌われる性質なのか……?」
山雲「心から仲良くなりたいって思えばいいんですよー」
山雲「山雲に心から謝ってくれたようにねー」
提督「!」
提督「つ、伝わったか? 俺の謝罪の気持ち」
山雲「心がこもってたわー。でも、許すのにちょっと時間が必要だったのー」
山雲「さっきやっと気持ちが落ち着いたからー」
提督「時間なんていいんだよ。許してくれるならこれ以上の事はない」
提督「もうあんなに留守にすることは絶対ないから」
63: 2018/07/18(水) 00:11:42.68 ID:lcrXybsG0
山雲「絶対にー?」
提督「絶対だ」
山雲「そのプリンに誓えるー?」
提督「誓うよ」
山雲「一口ちょうだーい。あーん」
提督「どうぞ」スッ
パクッ
山雲「美味しいー♡」
提督「だろ? ここのプリンは絶品なんだよ」
提督「山雲のアイスも人気なんだぞ」
山雲「一口あげるー」
提督「え? 俺はいいよ、山雲が食べてくれ」ハハ
山雲「これは誓いの儀式なのー。司令さんがアイスを食べてくれれば成立するのー」
提督「そういうことなら貰おう」
パクッ
山雲「美味しいー?」
提督「うん、美味い!」
山雲「ふふー」ニコニコ
提督「帰り道、ちょっとドライブしてくか」
山雲「ドライブー? さんせーい♪」
提督「絶対だ」
山雲「そのプリンに誓えるー?」
提督「誓うよ」
山雲「一口ちょうだーい。あーん」
提督「どうぞ」スッ
パクッ
山雲「美味しいー♡」
提督「だろ? ここのプリンは絶品なんだよ」
提督「山雲のアイスも人気なんだぞ」
山雲「一口あげるー」
提督「え? 俺はいいよ、山雲が食べてくれ」ハハ
山雲「これは誓いの儀式なのー。司令さんがアイスを食べてくれれば成立するのー」
提督「そういうことなら貰おう」
パクッ
山雲「美味しいー?」
提督「うん、美味い!」
山雲「ふふー」ニコニコ
提督「帰り道、ちょっとドライブしてくか」
山雲「ドライブー? さんせーい♪」
64: 2018/07/18(水) 00:50:19.00 ID:lcrXybsG0
――――
山雲「もう鎮守府に着いちゃったー」
提督「時間が経つの早いな」
山雲「司令さーん。山雲、また羊をモフモフしに行きたいなー」
提督「いいな。いつでも言ってくれ、連れて行くから」
山雲「今度は姉妹も一緒にー」
提督「計画を練らないとな」フフ
山雲「山雲たちが考えるわー♪ 決まったらお話するからー」
山雲「それじじゃあまたあとでー」ヒラヒラ
提督(あとでって、今日中に決めるつもりか?)ヒラヒラ
提督(にしても頬も元に戻って、本当に機嫌を直してくれたみたいだ……よかった)
大淀「山雲ちゃん満面の笑みですね」
提督「大淀……。ああ、笑顔になってくれてよかったよ」
提督「もう不機嫌にさせるようなことはしないと誓った」
大淀「頬膨らませてるの可愛かったですけどね」
提督「それは思う。でも笑顔の方が何倍もいいよ」
提督「ん? あれは……↓2だ」
大淀「演習終わりのようですね」
↓2 艦娘1人 コンマがグレ度
73: 2018/07/18(水) 22:02:18.45 ID:lcrXybsG0
大鯨:グレ度48(中グレ)
大鯨「……」
提督「元気がないな」
大淀「原因が言わずもがな提督ですけどね。早く声をかけてあげてください」
提督「ああ」スタスタ
――――
提督「大鯨」
大鯨「……提督……?」
提督「1か月も留守にしてすまなかった」ペコリ
大鯨「……」
スタスタ
提督「お、おい! どこ行くんだ?」
大鯨「知りませんっ」プイッ
提督「待ってくれ大鯨! 悪かった!」ガシッ
提督「全部俺のせいだ……知らんぷりされても仕方ない」
大鯨「ごめんなさい。今急いでるので」
提督「ち、ちょっとでいいから話を聞いてくれないか!」
提督「怒ってるよな? 当然だ、連絡もよこさず1か月も不在だったんだ」
提督「反省してるよ……他の仕事が忙しかったとはいえ、お前たちに酷いことを……」
大鯨「他のお仕事?」
提督「提督業の他にもいくつかやってるんだよ」
大鯨「……」
提督「元気がないな」
大淀「原因が言わずもがな提督ですけどね。早く声をかけてあげてください」
提督「ああ」スタスタ
――――
提督「大鯨」
大鯨「……提督……?」
提督「1か月も留守にしてすまなかった」ペコリ
大鯨「……」
スタスタ
提督「お、おい! どこ行くんだ?」
大鯨「知りませんっ」プイッ
提督「待ってくれ大鯨! 悪かった!」ガシッ
提督「全部俺のせいだ……知らんぷりされても仕方ない」
大鯨「ごめんなさい。今急いでるので」
提督「ち、ちょっとでいいから話を聞いてくれないか!」
提督「怒ってるよな? 当然だ、連絡もよこさず1か月も不在だったんだ」
提督「反省してるよ……他の仕事が忙しかったとはいえ、お前たちに酷いことを……」
大鯨「他のお仕事?」
提督「提督業の他にもいくつかやってるんだよ」
74: 2018/07/18(水) 22:17:45.11 ID:lcrXybsG0
大鯨「どんなことをしてるんですか?」
提督「プロデューサーとか団長とかマスターだ」
提督「たまに監督や決闘者としても行動してる」
大鯨「よ、よく分かりませんけど、たくさんありますね……」
大鯨「てっきり美人な女の人と毎日イチャイチャして、私たちのことを忘れてるんだと思いました」
提督(当たらずとも遠からず)
大鯨「……何ですかその顔」
提督「え」
大鯨「まさか、本当に女の人と……?」
提督(目から光が消えた!?)
提督「してないしてない!! イチャイチャなんてしてない!!」ブンブンブン
大鯨「そうですか」
提督(詳細を聞かれたらヤバいかもしれない)
提督「何はともあれ、心配をかけてしまったから面と向かって謝罪をしたかったんだ」
提督「あと償いもしたい」
大鯨「つぐない……?」
提督「お詫び……って言い方はおかしいかもしれないけど、何でも言うことを聞く」
提督「大鯨の仕事を手伝ったり、代わりに買い物行ったり、本当に何でもいいんだ」
提督「どうか俺に罪を償わせてくれ」
大鯨「なるほど。そういう……」
大鯨「分かりました。私のお願いを聞いてください」
提督「ぜひ!」
↓2 大鯨の要求 コンマを深刻度からマイナス
提督「プロデューサーとか団長とかマスターだ」
提督「たまに監督や決闘者としても行動してる」
大鯨「よ、よく分かりませんけど、たくさんありますね……」
大鯨「てっきり美人な女の人と毎日イチャイチャして、私たちのことを忘れてるんだと思いました」
提督(当たらずとも遠からず)
大鯨「……何ですかその顔」
提督「え」
大鯨「まさか、本当に女の人と……?」
提督(目から光が消えた!?)
提督「してないしてない!! イチャイチャなんてしてない!!」ブンブンブン
大鯨「そうですか」
提督(詳細を聞かれたらヤバいかもしれない)
提督「何はともあれ、心配をかけてしまったから面と向かって謝罪をしたかったんだ」
提督「あと償いもしたい」
大鯨「つぐない……?」
提督「お詫び……って言い方はおかしいかもしれないけど、何でも言うことを聞く」
提督「大鯨の仕事を手伝ったり、代わりに買い物行ったり、本当に何でもいいんだ」
提督「どうか俺に罪を償わせてくれ」
大鯨「なるほど。そういう……」
大鯨「分かりました。私のお願いを聞いてください」
提督「ぜひ!」
↓2 大鯨の要求 コンマを深刻度からマイナス
77: 2018/07/18(水) 22:41:50.74 ID:lcrXybsG0
48-31=17
大鯨「300坪ほど土地をいただけますか?」
提督「300坪? 貰ってどうするんだ」
大鯨「畑を耕したいんです。お野菜や果物、お米なんかも育ててみたいなって思ってるんです」
提督「ふむ……」
提督(買うとなると数百万ほどか? 土地によって違うだろうけど)
提督(あ、そうだ)
提督「分かった。300坪でいいんだな?」
大鯨「いいんですか!? ダメもとで言ってみたんですけど」
提督「ここから3キロほど行った場所に無人島があるのは知ってるよな」
大鯨「はい。駆逐艦の娘がよく遊びに行ってますよね」
提督「あそこはどうかな。耕しやすいように土地を切り開いておくから使ってくれ」
大鯨「でも、あの無人島は綺麗な自然に恵まれてて、手を付けないようにって決めたはずじゃ……」
提督「畑くらいなら島の神様も許してくれるさ」
大鯨「本当にいいんですか……?」
提督「うん」
大鯨「あ、ありがとうございます! 早速開拓の準備を進めないと!」
大鯨「……あの」
提督「?」
大鯨「300坪ほど土地をいただけますか?」
提督「300坪? 貰ってどうするんだ」
大鯨「畑を耕したいんです。お野菜や果物、お米なんかも育ててみたいなって思ってるんです」
提督「ふむ……」
提督(買うとなると数百万ほどか? 土地によって違うだろうけど)
提督(あ、そうだ)
提督「分かった。300坪でいいんだな?」
大鯨「いいんですか!? ダメもとで言ってみたんですけど」
提督「ここから3キロほど行った場所に無人島があるのは知ってるよな」
大鯨「はい。駆逐艦の娘がよく遊びに行ってますよね」
提督「あそこはどうかな。耕しやすいように土地を切り開いておくから使ってくれ」
大鯨「でも、あの無人島は綺麗な自然に恵まれてて、手を付けないようにって決めたはずじゃ……」
提督「畑くらいなら島の神様も許してくれるさ」
大鯨「本当にいいんですか……?」
提督「うん」
大鯨「あ、ありがとうございます! 早速開拓の準備を進めないと!」
大鯨「……あの」
提督「?」
78: 2018/07/18(水) 22:48:03.29 ID:lcrXybsG0
大鯨「欲張りかもしれないですけど……もう一つだけいいですか?」
提督「あ、ああ。気が済むまで言ってくれ」
大鯨「すみません……」
提督「謝らないでくれ。俺が悪いんだから」
大鯨「えっと……」
↓2 大鯨の要求その2 コンマをさらにマイナス
提督「あ、ああ。気が済むまで言ってくれ」
大鯨「すみません……」
提督「謝らないでくれ。俺が悪いんだから」
大鯨「えっと……」
↓2 大鯨の要求その2 コンマをさらにマイナス
87: 2018/07/18(水) 23:19:02.63 ID:lcrXybsG0
17-24=0
大鯨「どうせなら、島に自然と調和した村を作りたいです」
提督「自然と調和した村、か」
大鯨「自然を壊すのではなく、自然を大事に、豊かにするような村です」
大鯨「村を作るという時点で、多少なりとも自然を追いやってしまいますけど、開拓は最小限に抑えます」
大鯨「そこに畑のための道具を置けば作業しやすくなりますし、自然を豊かにする仕組みを作ったり……」
提督「分かった」
大鯨「!」
提督「大鯨なら島を大切にしてくれるだろうし、任せるよ」
大鯨「ありがとうございますっ!」
提督「だけど村を作るとなると人員が必要だな」
大鯨「はい。そこでお願いがあるんですけど、村を作るメンバーを募って欲しいんです」
提督「任せてくれ。厳正な審査をして、しっかり働いてくれる艦娘を選ぶよ」
提督(しかし、村を作るためにメンバーを募る……か。まるで某アイドルの番組だな)
提督(鉄腕DASHじゃなく艦娘DASHだな)
大鯨「早く決まって欲しいな……楽しみ♪」ワクワク
――――
提督「大淀は農作業好きか?」
大淀「なんですか唐突に」
提督「大鯨との会話聞いてなかったのか」
大淀「私も艦娘としての仕事がありますし、そんなにぴったりとくっついてられませんよ」
大鯨「どうせなら、島に自然と調和した村を作りたいです」
提督「自然と調和した村、か」
大鯨「自然を壊すのではなく、自然を大事に、豊かにするような村です」
大鯨「村を作るという時点で、多少なりとも自然を追いやってしまいますけど、開拓は最小限に抑えます」
大鯨「そこに畑のための道具を置けば作業しやすくなりますし、自然を豊かにする仕組みを作ったり……」
提督「分かった」
大鯨「!」
提督「大鯨なら島を大切にしてくれるだろうし、任せるよ」
大鯨「ありがとうございますっ!」
提督「だけど村を作るとなると人員が必要だな」
大鯨「はい。そこでお願いがあるんですけど、村を作るメンバーを募って欲しいんです」
提督「任せてくれ。厳正な審査をして、しっかり働いてくれる艦娘を選ぶよ」
提督(しかし、村を作るためにメンバーを募る……か。まるで某アイドルの番組だな)
提督(鉄腕DASHじゃなく艦娘DASHだな)
大鯨「早く決まって欲しいな……楽しみ♪」ワクワク
――――
提督「大淀は農作業好きか?」
大淀「なんですか唐突に」
提督「大鯨との会話聞いてなかったのか」
大淀「私も艦娘としての仕事がありますし、そんなにぴったりとくっついてられませんよ」
88: 2018/07/18(水) 23:27:07.95 ID:lcrXybsG0
提督「そうか。で、農作業や建築的な仕事は好きか?」
大淀「効率の良いやり方とか設計を考えるのは楽しそうですね。作業はあまり」
提督「なるほど」
提督(大淀や明石に計画を練ってもらうのもいいな)
大淀「ところで、大鯨ちゃんの機嫌は直りましたか?」
提督「ちゃんと謝って、元気になってもらえたよ」
大淀「それは何よりです。そういえばさっき、提督が鎮守府に戻って来てるという話を聞きつけたらしく」
大淀「↓2が提督を訪ねると言ってましたよ」
提督「↓2か……様子はどうだった?」
大淀「様子ですか」
コンコン
大淀「あ、噂をすれば」
提督「様子はどうだった? グレてたか?」
大淀「ご自分の目で確認してください」
提督「……どうぞ」
ガチャ
↓2 艦娘1人 コンマがグレ度
大淀「効率の良いやり方とか設計を考えるのは楽しそうですね。作業はあまり」
提督「なるほど」
提督(大淀や明石に計画を練ってもらうのもいいな)
大淀「ところで、大鯨ちゃんの機嫌は直りましたか?」
提督「ちゃんと謝って、元気になってもらえたよ」
大淀「それは何よりです。そういえばさっき、提督が鎮守府に戻って来てるという話を聞きつけたらしく」
大淀「↓2が提督を訪ねると言ってましたよ」
提督「↓2か……様子はどうだった?」
大淀「様子ですか」
コンコン
大淀「あ、噂をすれば」
提督「様子はどうだった? グレてたか?」
大淀「ご自分の目で確認してください」
提督「……どうぞ」
ガチャ
↓2 艦娘1人 コンマがグレ度
91: 2018/07/18(水) 23:53:15.79 ID:lcrXybsG0
扶桑:グレ度56(中グレ)
扶桑「失礼いたします……」
提督「扶桑!」
扶桑「提督……お話は事実だったのですね……」
扶桑「1か月の時を経て、鎮守府に帰ってきているという……」
提督「あ、ああ。留守にしてしまい申し訳ない」
扶桑「お仕事なのですよね……? 仕方ありません」フフ
提督「それでも心配かけてしまったからな。連絡も入れなかったし」
提督(な、なんだ? いつに増して、扶桑が暗いオーラに包まれているような)
提督「大淀、あれはどういうことだろう」ヒソヒソ
提督「あれ……大淀?」キョロキョロ
提督(知らぬ間に消えてる!?)
扶桑「それで」
提督「!」
扶桑「本当は?」
提督「え……」
扶桑「本当は、どうお過ごしになっていたのでしょうか」
扶桑「愛らしい女性と逢引きなさっていたとか、ね……? 本当のことをおっしゃって」ゴゴゴゴ
提督「!?」
提督(見間違えじゃない! 扶桑のオーラが、いつもより黒く……!?)ガタガタ
扶桑「失礼いたします……」
提督「扶桑!」
扶桑「提督……お話は事実だったのですね……」
扶桑「1か月の時を経て、鎮守府に帰ってきているという……」
提督「あ、ああ。留守にしてしまい申し訳ない」
扶桑「お仕事なのですよね……? 仕方ありません」フフ
提督「それでも心配かけてしまったからな。連絡も入れなかったし」
提督(な、なんだ? いつに増して、扶桑が暗いオーラに包まれているような)
提督「大淀、あれはどういうことだろう」ヒソヒソ
提督「あれ……大淀?」キョロキョロ
提督(知らぬ間に消えてる!?)
扶桑「それで」
提督「!」
扶桑「本当は?」
提督「え……」
扶桑「本当は、どうお過ごしになっていたのでしょうか」
扶桑「愛らしい女性と逢引きなさっていたとか、ね……? 本当のことをおっしゃって」ゴゴゴゴ
提督「!?」
提督(見間違えじゃない! 扶桑のオーラが、いつもより黒く……!?)ガタガタ
92: 2018/07/19(木) 00:09:46.56 ID:wa9ei11J0
扶桑「その方、艦娘たちのことを忘れるほどの魅力をお持ちなのですか?」
提督「し、信じてくれ! プライベートで女性とは会ってないよ!」ガシッ
扶桑「っ!」
提督「この目を見てくれ扶桑。俺は決して恋愛にかまけていたんじゃない」
提督「仕事が忙しかったんだ……連絡することも忘れ、あれやこれやと熱中してしまって……」
提督「俺は嘘偽りない事実を言ってるよ」
扶桑「……提督……」
扶桑「すみません……私ったら、提督を疑うようなこと……」シュン
提督「悪いのは扶桑じゃない、俺なんだ。誤解させてしまうような事をした俺が悪い」
提督「すまなかった。自分がしてしまったこと、悔やんでも悔やみ切れない……」ペコリ
扶桑「いいんです……こうして帰ってきてくださっただけで……」ニコッ
提督「そうはいかない。俺が扶桑にしてしまった行為は重い罪だ」
提督「何か罪滅ぼしをしたい。させてくれないか?」
扶桑「どういうことでしょう?」
提督「何でも言うことを聞く。扶桑の望みを叶える」
提督「それで扶桑の気が晴れるかは分からない。でも、少しでも足がかりになってくれれば充分なんだ」
扶桑「……」
提督「頼む、望みを言ってくれ」
扶桑「……何でも、よろしいのですか?」
提督「ああ」
↓2 扶桑の要求 コンマをグレ度からマイナス
提督「し、信じてくれ! プライベートで女性とは会ってないよ!」ガシッ
扶桑「っ!」
提督「この目を見てくれ扶桑。俺は決して恋愛にかまけていたんじゃない」
提督「仕事が忙しかったんだ……連絡することも忘れ、あれやこれやと熱中してしまって……」
提督「俺は嘘偽りない事実を言ってるよ」
扶桑「……提督……」
扶桑「すみません……私ったら、提督を疑うようなこと……」シュン
提督「悪いのは扶桑じゃない、俺なんだ。誤解させてしまうような事をした俺が悪い」
提督「すまなかった。自分がしてしまったこと、悔やんでも悔やみ切れない……」ペコリ
扶桑「いいんです……こうして帰ってきてくださっただけで……」ニコッ
提督「そうはいかない。俺が扶桑にしてしまった行為は重い罪だ」
提督「何か罪滅ぼしをしたい。させてくれないか?」
扶桑「どういうことでしょう?」
提督「何でも言うことを聞く。扶桑の望みを叶える」
提督「それで扶桑の気が晴れるかは分からない。でも、少しでも足がかりになってくれれば充分なんだ」
扶桑「……」
提督「頼む、望みを言ってくれ」
扶桑「……何でも、よろしいのですか?」
提督「ああ」
↓2 扶桑の要求 コンマをグレ度からマイナス
96: 2018/07/19(木) 00:45:23.65 ID:wa9ei11J0
56-93=0
扶桑「それでは……膝枕させてください」
提督「膝枕か」
扶桑「何でもよろしいのですよね。まさか、今更断ることなどしませんよね……?」
提督「いや、そのくらいなら二つ返事でオッケーだよ。というか膝枕だけでいいのか?」
扶桑「膝枕だけ……? 提督、お言葉ですが……」
扶桑「私がどれだけ提督に膝枕をしてさしあげたいと思っていたか、ご存知ですか?」
扶桑「提督がお仕事でへとへとに疲弊している様子を見て、この膝で安らぎを与えたいと」
扶桑「この膝の上でくつろいでいただきたいと、どれだけ願っていたか……」
提督「まさかそんな熱く秘めた思いがあったとは。言ってくれれば喜んで言葉に甘えたのに」
扶桑「だって……色んな方が提督に詰め寄るので、隙がなかったですし……」
提督(そういえば休憩中は、お茶会だったり駆逐艦が肩を揉んでくれたり色々してくれてたな)
提督「よし。じゃあ今から思いっきり膝枕してもらおう」
提督「膝を貸してくれるか?」
扶桑「ええ……!」
提督「どうすればいいかな。ソファーに寝転べばいい?」
扶桑「あ……待ってください。どうせなら、オプションを追加してもよろしいですか?」
提督「オプション?」
扶桑「その……夫婦のしちゅえーしょんでしてみたいのです……」ツンツン
扶桑「提督が旦那様で、お仕事から帰ってきたところを妻の私が迎えるというシーンから始まります……」モジモジ
提督「な、なるほど。まあ扶桑の好きにしてくれ」
扶桑「では、執務室のドアが玄関です。疲れた様子で帰ってきてください」
提督「了解」
扶桑「それでは……膝枕させてください」
提督「膝枕か」
扶桑「何でもよろしいのですよね。まさか、今更断ることなどしませんよね……?」
提督「いや、そのくらいなら二つ返事でオッケーだよ。というか膝枕だけでいいのか?」
扶桑「膝枕だけ……? 提督、お言葉ですが……」
扶桑「私がどれだけ提督に膝枕をしてさしあげたいと思っていたか、ご存知ですか?」
扶桑「提督がお仕事でへとへとに疲弊している様子を見て、この膝で安らぎを与えたいと」
扶桑「この膝の上でくつろいでいただきたいと、どれだけ願っていたか……」
提督「まさかそんな熱く秘めた思いがあったとは。言ってくれれば喜んで言葉に甘えたのに」
扶桑「だって……色んな方が提督に詰め寄るので、隙がなかったですし……」
提督(そういえば休憩中は、お茶会だったり駆逐艦が肩を揉んでくれたり色々してくれてたな)
提督「よし。じゃあ今から思いっきり膝枕してもらおう」
提督「膝を貸してくれるか?」
扶桑「ええ……!」
提督「どうすればいいかな。ソファーに寝転べばいい?」
扶桑「あ……待ってください。どうせなら、オプションを追加してもよろしいですか?」
提督「オプション?」
扶桑「その……夫婦のしちゅえーしょんでしてみたいのです……」ツンツン
扶桑「提督が旦那様で、お仕事から帰ってきたところを妻の私が迎えるというシーンから始まります……」モジモジ
提督「な、なるほど。まあ扶桑の好きにしてくれ」
扶桑「では、執務室のドアが玄関です。疲れた様子で帰ってきてください」
提督「了解」
97: 2018/07/19(木) 00:47:10.23 ID:wa9ei11J0
今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
お付き合いありがとうございます
98: 2018/07/19(木) 00:55:49.29 ID:jT1Zyxa7o
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