1: 2014/09/26(金) 23:50:22.36 ID:YRYSOsBC0






チクタクチクタク…









瑞鶴(あれからどのくらい経ったのだろうか…)





2: 2014/09/26(金) 23:52:19.33 ID:YRYSOsBC0




瑞鶴(もういいでしょ…、やるならさっさとしてよ…)





瑞鶴(私を頃しなさいよ…)





瑞鶴(分かってる。私は助からない…)





瑞鶴(もう二度とここから生きて出ることはできない…、日の光を目にすることはもう無いんだわ…)



3: 2014/09/26(金) 23:53:39.82 ID:YRYSOsBC0



瑞鶴(兵器として戦う以上、氏ぬ覚悟はもうできてた…。できてたのに…)







瑞鶴(何でとどめを刺さないの…?、何で徒に時間を使うの…?)







瑞鶴「いいかげんにしてよ…」ポロッ







瑞鶴「頃してよぉ!!!いいからさっさと頃してよぉぉぉ!!!」ポロポロッ



4: 2014/09/26(金) 23:55:16.34 ID:YRYSOsBC0



瑞鶴「私を弄んでそんなに楽しいのかぁぁぁ!!!」ポロポロッ







瑞鶴「もういいでしょ!!十分楽しんだでしょ!!!耐えられないのよ!!!」ポロポロッ







瑞鶴「こうやって…ただ何もせず、何もできずゆっくり近づいてくる氏を黙って待つのは耐えられない!!!」ポロポロッ







瑞鶴「辛すぎるのよ…頭がどうにかなっちゃいそうなのよ…」ポロポロポロポロッ







瑞鶴「お願い…お願いだから…」ポロポロポロポロッ













瑞鶴「さっさと…さっさと私を頃しなさいよぉぉぉぉぉ!!!!!」







5: 2014/09/26(金) 23:56:55.63 ID:YRYSOsBC0


















龍田「あのぉ…瑞鶴さん?」


龍田「あまりうるさくしないでくださいね?他にも治療を受けに来た方がいらっしゃいますから」


瑞鶴「…すいません」


7: 2014/09/27(土) 00:05:13.84 ID:la7vXG7u0

瑞鶴(嫌だわ~。本当に嫌だわ歯医者)ズキズキ


瑞鶴(この独特な匂い、いかがわしいイージーリスニング、鳴り響くドリル音、そして氏刑執行を待つようなこの時間…)


瑞鶴(てかいいのかしらイージーリスニング…仮にも日本軍基地内の歯医者よ!?何かいろいろ駄目なような…)


瑞鶴「……」


瑞鶴(帰りたい!!すっごく帰りたい!!!帰って吹雪さんに抱き着きたい!!めっちゃナデナデしたい!!!)

8: 2014/09/27(土) 00:07:09.46 ID:la7vXG7u0

瑞鶴(でも歯は痛いしな~。でも治療が怖いし…)


瑞鶴(これ考えるの何順目かしら…もう堂々巡りよ。やるならさっさとしてよ本当に…)


瑞鶴(そもそも翔鶴姉に付き合ってデザート食べ過ぎたのが原因よね間違いなく…どうして私の三倍は食べてる翔鶴姉は虫歯にならなくて私が虫歯になるの!!!)


瑞鶴(何よ!!今まで虫歯になったことなんて無かったじゃん!!何で今更虫歯とかになるのよ!!)


瑞鶴(『大人になれば歯医者は怖くない?』…ふざけないで!!!怖いものは怖いのよ!!むしろ今までやったことないからとっても怖い!!!そう!!体は大人だけど心は子供なのよ!!歯医者に限ってはまさに初夜!!生娘そのものなのよ私は!!!)


瑞鶴(……何か脱線したわね)

9: 2014/09/27(土) 00:10:50.02 ID:la7vXG7u0

瑞鶴(ああ~~。やっぱり怖い~~)


瑞鶴(やっぱりあれよね。口の中にドリル突っ込まれるのよね)


瑞鶴(口の中にドリル突っ込むなんて狂気の沙汰じゃない!!医者のやっていいことじゃないでしょ!!!)


瑞鶴「……」


瑞鶴(やっぱり……痛いのかな…)


瑞鶴(私の歯医者の知識って友人の話とテレビで見た情報でしかないからよくわからないのよね…近代化改修より痛いかな…)


瑞鶴(もし…ドリルを口に入れてる時にくしゃみなんかしたら氏んじゃうのかな…?歯を削って出てきた粉を吸ったら肺に入って氏ぬのかな…?舌をちょっとでも動かしたらドリルに舌を巻きこまれて氏んじゃうのかな…?)ドキドキドキドキ


11: 2014/09/27(土) 00:12:45.26 ID:la7vXG7u0

瑞鶴(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!もう無理いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!駄目駄目駄目ええええええええええええええええええええええええええ!!!!!)ガタッ!!


瑞鶴(余計なこと考えるのやめましょう…。考えても結果は変わらないわ…。やっぱり歯が痛いし)


瑞鶴(覚悟を決めよう…。どうせ治療は受けなくちゃいけないのよ…)


瑞鶴(とりあえず本でも読んで気を紛らわしましょう…)フー


瑞鶴「何かないかな…。あっ…『銀魂』がある…。私は『ONE PIECE』派なんだけどまあたまにはいいか…」スッ

12: 2014/09/27(土) 00:14:07.35 ID:la7vXG7u0

グッ!!


瑞鶴「あら?」














加賀「……」


瑞鶴「……」

33: 2014/10/02(木) 16:56:56.26 ID:KllPFZPg0

加賀「……」グググ


瑞鶴「……」グググ



銀魂「」ミシミシミシ
















加賀「……」ググググググ!!!


瑞鶴「……」ググググググ!!!



銀  魂「」ミシミシミシミシミシ!!!

34: 2014/10/02(木) 16:58:53.84 ID:KllPFZPg0

加賀「……」


瑞鶴「あのぉ…何か言ったらどうですかぁ~~~~」ヘッ!!





加賀「……」





加賀「ここは譲れません」ハッ!!


瑞鶴(何この顔むかつく)

35: 2014/10/02(木) 17:02:42.37 ID:KllPFZPg0

瑞鶴「何ですか~?ご飯はここにはありませんよ~?さっさと食堂に行ったらどうですか~」


加賀「ここに食事に来るわけありません。見ればわかるでしょ。戦闘で被弾したときに歯が削れてしまったので直しに来ただけです。これだから五航船は…」


瑞鶴「ああ~。そういえば加賀さん出撃してましたよね~。ずいぶん張り切って出撃して?中破して帰ってきてましたよね~。ロートルのくせに無茶するからですよ~~~。つい先日まで秘書艦だったのにぽっと出の私に秘書艦の座を奪われたのがそ~~~~んなに悔しかったんですかね~~~。まあ性能が?あなたより私の方が上なのは?私が決めたわけではないんですけど?だから申し訳なく思ってるんですよ?本っ当にごっめんなさ~~~い(笑)」


加賀「他の鎮守府ではどうかは知りませんがここの秘書艦は提督の一存でコロコロ変わるのよ。それはある意味ここの常識…ああ、あなたは今まで秘書艦を務めたことがなかったのでしたね。恥知らずにも無知だったことはあ・た・り・ま・えでしたね。それに提督言ってましたよ。瑞鶴さん…もとい運だけ女は練度があまりにも低すぎて艦隊のお・荷・物になっているから秘書艦にして経験をつませてあ・げ・て・るんですよ。私はもうそうする必要はないので秘書艦にはまったくこだわりはありません」シレッ!


瑞鶴「……」ピクピクッ…


加賀「……」ゴゴゴゴゴ!!



銀     魂「」メリメリメリ!!!!!

36: 2014/10/02(木) 17:04:25.52 ID:KllPFZPg0

瑞鶴「あの…離してくれませんか?私が先にとったので」


加賀「どこに目がついているのでしょうね。どうみても私の方が早かったです」


瑞鶴「はあ?」


加賀「それにたしか瑞鶴さんは『ONE PIECE』派でしたよね。ならばここは生粋の『銀魂』派である私に譲るべきです」


瑞鶴「ジャンプのリーダーとして他作品もしっかり見ておく必要があるのよ」


加賀「いったいいつの話をしているんですか?」

37: 2014/10/02(木) 17:08:06.40 ID:KllPFZPg0

瑞鶴「だいたい『銀魂』なんてよそ様からネタをパクれるだけパクリまくってるパクリマンガじゃない。そんなパクリと下ネタでできているような漫画が王道中の王道である『ONE PIECE』に見てもらえるだけでありがたく思いなさいよ」


加賀「パロディとパクリを混同するなんてやはり三流ね。王道を絶対として邪道を良しとせずキャンキャンと騒ぎ立てているせいでちりばめられた伏線や笑いに目がいっていません。こうなると憤慨を通り越して哀れにすら思えます」


龍田「二人とも少し声が大きいわ…ほかのお客さんもいるから…」


瑞鶴「ちりばめられた伏線ってただ文字数多いだけじゃない。見にくいのよ見にくい。漫画なら絵で勝負しなさいって。あ、でも線は細いし細かい所は何か雑だし絵での勝負はとても無理か~~~。加賀さんってああいった細々してぐちぐちした漫画好きそうですよね~。ほ~んとそっくり」


加賀「ならそっちはストーリーとキャラで勝負しなさい。ルフィはいつになったら大人になるのですか。漫画の楽しみの一つにキャラの成長がありますがルフィたちの精神年齢初期からまったく動いてないじゃない。そのせいで大まかなストーリー進行もどことなく似通ってると感じてしまうのよ」


加賀「そういう意味ではあなたもそっくりですよ。特に戦闘で何度も何度も同じ展開を繰り返しているところとか。読者も敵もあきれ返って「またか」とか思ってましたよ絶対」


瑞鶴「ちょっと待てよオイ」

38: 2014/10/02(木) 17:11:05.61 ID:KllPFZPg0

加賀「あとキャラで思い出しましたがボスを何とかしなさい。GL編はまだいいとして新世界編からひどすぎます。ホーディしかりシーザーしかり。絶望感も悲壮感も全くないせいでボスとしての貫録が全くないのですよ。今だって期待されていたドフラミンゴですらただの逆恨みのガキ扱いされていますからね。元天龍人(笑)みたいになってますからね」


瑞鶴「ネタバレすんなぁぁぁぁぁ!!!あんた私がコミックス派って知ってんだろうがぁぁぁ!!!!!てかキャラの成長うんぬんなんてどの口が言うんですか!!!あなたの所の主人公がパチOコ狂いのぷー太郎って認識あります?出てくるキャラ出てくるキャラがストーカーにドSにドMの露出狂と変Oのオンパレードって認識あります?まるで性癖のデパートじゃない!!」


加賀「プーではありません!!…色々な所が少しだらしないだけです。提督と同じなんです。やるときはやるんです。人間だれしも欠点はあるのですから多少は目をつぶるべきですよ。あと性癖のデパートとかいうのやめろ」


瑞鶴「あとストーリーのことだってそっちが言えた義理じゃないじゃないですか。特に長編なんか短編ですらセリフ多くてグダグダしてるのにそれがさらに増加して必要以上に設定が増えていくせいで見ている方はだんだんと苦痛になってくるんですよ」


瑞鶴「ついでに言っちゃえばキャラの掘り下げだって下手だしさぁ!!結野アナなんて結婚してからコミックス何巻分時間が経ってると思ってるの?伏線(笑)とか忘れてるわよ!!!」


加賀「今もしかして結野アナ馬鹿にしました?お天気戦争編馬鹿にしました?」


龍田「瑞鶴さん?今挙げた欠点がもろに出てるわ。今まさに。とりあえず一旦抑えて…」

40: 2014/10/02(木) 17:25:03.95 ID:KllPFZPg0

加賀「あなたにお天気戦争編の、長編の何が分かるというのですか。今まで大目に見てきましたが今回ばかりは許せません。王道バトルものは『ヒーローアカデミア』と『火ノ丸相撲』に任せてさっさと海へ沈みなさい。さもないとパンデモニウムさん食わすぞ」


瑞鶴「そっちこそ変化球でごまかしているようなコスイやり方はもう受け入れられないって気づきなさいよ。『SKET DANCE』と同じように「ある程度は人気があったけど知らない間にひっそりと終わっていた中堅漫画」として葬ってやるわ…」


加賀「ほう……」


瑞鶴「キレてるのはこっちも同じなの…。兵器は兵器らしく武力で決着をつけましょうや…」ゴゴゴゴゴ


加賀「望むところよ…」ゴゴゴゴゴ


龍田「ねえ…ちょっと…」

41: 2014/10/02(木) 17:30:54.52 ID:KllPFZPg0

瑞鶴「爆撃してやるわ…五航戦の真の力を思い知れ…」ギシギシギシ…


加賀「頭にきました…一航戦との格の差を見せてあげる…」ギシギシギシ…


龍田「……」


龍田「……」スー、フゥー





龍田「これ以上ガタガタと騒ぎ立てるようなら二人仲良く雷撃処分して深海棲艦のエサにするわよ」ボソッ





瑞鶴・加賀「スイマセンデシタ」スッ…


龍田「よろしい」ニコッ

42: 2014/10/02(木) 17:33:33.75 ID:KllPFZPg0

龍田「~~~~♪」


加賀(あまり会いたくない子にあってしまいましたね…)


瑞鶴(こんな場所で…よりにもよってあいつに会うなんて…)


加賀(弱みを握られるわけにはいかない…)ギリッ!!


瑞鶴(絶対に悟られてはいけない…)ギリッ!!





瑞鶴・加賀(正規空母のくせに歯医者が怖いなんて絶対知られたくないわ!!!)




43: 2014/10/02(木) 17:35:00.72 ID:KllPFZPg0

加賀「……」ソワソワ


瑞鶴「……」ガチャガチャ


瑞鶴「…ねえ、さっきからなんです?そういうのやめてくれませんか?そわそわと膝さすったり腰を動かしたりして。おトイレならあっちにありますよ?」フキフキ


加賀「知っています。椅子の具合がよろしくないだけです。あなたこそ横で飛行甲板の手入れするのやめてください。気が散ります。そういった整備は自身の部屋か改装室で行うのが常識でしょう」ソワソワ


瑞鶴「あなたがそわそわしているからイラついているんですよ。他の作業をして気を紛らわせていることくらい察しなさいよ」

44: 2014/10/02(木) 17:36:52.81 ID:KllPFZPg0


瑞鶴「アレ?アレレ?まさかとは思いますが…ひょっとして怖いんですか?正規空母筆頭の加賀さんともあろう方が?」


加賀「は?いやいや?意味が分かりません。そもそも歯医者に来て怖いことなんて存在しましたっけ?」


瑞鶴「ありませんね。ええ、まったくありませんよ」


加賀「自分で怖いと思っているからそのような質問が出たのでは?恐怖を感じているのはむしろあなたではないのですか?」


瑞鶴「そんなわけないでしょう…ただこの前吹雪さんが歯医者に行くとドリルの音が怖いって言ってたの思い出しただけですよ。いや、私にはまったくわからない感覚なんですけどね」


加賀「私にもわかりませんね。できることなら毎週通いたいくらいですもの。定期的にすべての歯をドリルで削って清潔な歯を保ちたいと考えてますもん」

45: 2014/10/02(木) 17:41:11.90 ID:KllPFZPg0

瑞鶴「あれ?加賀さんやってないんですか?私なんて秘書艦になる前から通ってますよ。三日に一回は歯医者に行ってドリって貰ってますよ?ドリっとかないと口の中が気持ち悪くてしょうがないじゃないですか。秘書艦としての意識が低いんじゃ?」


加賀「あ~、私は歯医者に通う必要ないんですよ。自宅にマイドリルありますし。歯医者の方が綺麗にドリってくれるというだけで毎日欠かさずドリってますよ。私ドリラーですし」


瑞鶴(ドリラぁぁぁぁぁぁ!!?何よドリラーって!?マイドリルなんてどうして持ってるのよ!?ハンパないわ!!!さすがに激戦地とまで言われているこの鎮守府の第一線で戦ってきただけあるわね…まったくドリルにビビってないなんて!!!)


瑞鶴「へぇ~奇遇ですね。まさか加賀さんもドリラーだったなんて。やはりマイドリルは大型艦建造で作った大和式弩級ドリルですか?もしそうなら今度一緒にドリルコンテスト出ませんかね?いい線いけるかもしれませんよ?」ダラダラ


加賀(大和式弩級ドリルにドリルコンテストぉぉぉぉぉぉ!!???)


加賀「そうね、遠征の予定がかぶらなければご一緒させてもらおうかしら。なるべく空けるようにするわ。あとあたしも大和式持ってたんだけど壊れたのよ。今使ってるのは長門式」ダラダラ


瑞鶴「あ~あれもなかなかですよね~」ダラダラ


加賀(いやだぁぁぁぁ!!!そんな大会には絶対に出たくないわぁぁぁ!!!この子そんな恐ろしいものに出場してるの?てか大和型弩級ドリルってどんな化け物ドリルなのよ!!そんなものを日常的に口に突っ込むなんて考えただけでも寒気がする!!五航戦と侮っていたわ…なんて恐ろしい子なの!!!)

47: 2014/10/02(木) 17:50:30.87 ID:KllPFZPg0

??「あれ?仲のあまりよくないお二人がこんなところで何やってるんですか?」


瑞鶴「あっ、あなたは…」


加賀「提督が考えなしにひたすら遠征に行かせ続けた結果、出撃回数の裕に十倍の遠征をこなしたとさえ噂されている『遠征の鬼』…」












瑞鶴・加賀「天龍さん!!!」


天龍「何ですかその二つ名…。初めて聞きましたよ」

63: 2014/10/06(月) 21:51:08.65 ID:s1LzEmCY0

天龍「どうやらお二人も歯やっちまったみたいですね」


加賀「ええ…ちょっと改装がてらドリリに」


天龍「ドリリって何すか?」


瑞鶴「天龍さんもドリリに?」


天龍「え、ええ…ドリリってか歯の治療を」


天龍「無理言って抜けてきたんですけど…。いやーほんと参っちゃいますよ」


加賀「と言うと?」

64: 2014/10/06(月) 21:53:08.98 ID:s1LzEmCY0






天龍「ここの治療、超痛いっすよ」ポンポン







瑞鶴・加賀「」


天龍「以前は基地内に歯医者が無くて外に行ってたんですけど、新しくできたこの基地内の歯医者は安いし早いし一回の治療で済むって評判で興味はあったんですよ。俺ちまちま何回も歯医者に来るのが嫌いで…一回で済んだ方が提督に迷惑かけませんし」


瑞鶴「へ…へぇ~」ダラダラ


加賀「天龍さんって…けっこう提督思いなのね…」


天龍「茶化さないでくださいよ//」ホッペポリポリ


??「天龍さ~ん。まだですか~?」


天龍「あっ、いま行きま~す」


天龍「それじゃ行ってくるんで。覚悟決めておいた方がいいっすよ」スタスタ


瑞鶴「……」


加賀「……」

65: 2014/10/06(月) 21:55:13.68 ID:s1LzEmCY0

瑞鶴「そ…そっか~痛いのか~。まあ歯の治療は痛くてなんぼって所もあるしね。仕方のない所ではあるわよね」


加賀「そ…そうネ…、逆に痛くないと本当に治ったの?って不安になるわ…」


瑞鶴「あ…加賀さん顔色悪いわよ…」


加賀「いや全然…」


ジュボーーーーーーーーーー!!!


天龍ボイス「あがあああああああああああああああああ!!!!!」メキメキメキメキ!!!

66: 2014/10/06(月) 21:56:17.84 ID:s1LzEmCY0

??「は~い!!じっとしててな天龍~。暴れると余計に痛いで~」


イタイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!


??「あかんな。これ縛るのが一番っぽいね。…そうそう、そんな感じで。指一本動かせへんようにして…、そうそう、そんな感じ」


イヤダアアアアアアアアアアアアア!!!!!


オネガイダカラ!!!オネガイダカラモウヤメテエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!


瑞鶴「ずいぶん…声がでてるな~~~~」ガタガタ


加賀「……」ガタガタ


瑞鶴(何この叫び声…尋常じゃないくらい苦しんでるんだけど…)


加賀(サーモン沖…あの激戦の中でもこんな叫び声聞いたことないわ…いったいどんな治療をしてるのよ…)

67: 2014/10/06(月) 21:58:06.15 ID:s1LzEmCY0

ピーーーーーーーー


??「先生~、何か脈が止まったっぽいっす」


??「平気平気…、とりあえず心臓マッサージを、あれだったら高速修復材使ってな~」


??「うぃーっす」


パシャーーン!!


??「そうそう、いい感じや」


加賀(高速修復材!?歯医者で?なんで歯医者でそんなもの使ってるのよ!!!)


アガアアアアアアアアアアアア!!!!


ブチブチブチ!!!


ブシャァァァァァァァァ!!!


??「先生~、治ったはいいんだけどアレが取れちゃった」


??「よくあるよくある」


瑞鶴(アレが取れたぁぁ!?アレって何だああああああああああ!!!何が取れたのよおおおおおおおおおおおおおおお!!!

68: 2014/10/06(月) 22:00:00.76 ID:s1LzEmCY0

??「取れたのは今は必要ないから大丈夫や。ポン酢につけて…そうそうそんな感じやで」


加賀(ポン酢!?ポン酢でいっちゃってるの!!?本当にあの中でなにをしてるのおおお!!?)


??「先生の好み的には多分ポーキサイトまぶした方がおいしいと思いますよ」


??「それ…ありやね」


瑞鶴(ありな訳ないでしょうがああああああああああああああ!!!)


加賀(ポーキサイトまぶしてるの!?薬味なの?薬味扱いなの???)


??「よっしゃ。これで終了~」


瑞鶴(終わっちゃったよ!!ポン酢で〆て終わっちゃったよ!!!)

69: 2014/10/06(月) 22:01:20.96 ID:s1LzEmCY0

??「気分はどうですか~」


天龍「ウソみたいに痛みが取れちゃったぞ。これなら大丈夫そうだ」


加賀(痛みどころか何か体の一部が取れたらしいわよ!!ポーキサイトまぶされたらしいわよ!!!)


??「んじゃま~朝晩だけじゃなくて食後は必ず歯を磨くように心がけること。これが痛み止めとウチ特製の歯ブラシもセットでつけておいたから」


天龍「悪ぃな。助かる」


??「じゃあお大事に~。歯を大切にしろよ~」


天龍「おう。今度飯にでも行こうぜ」ノシ


??「うぃーっす!!!チョー楽しみにしてるからね~~」ノシ

70: 2014/10/06(月) 22:05:26.12 ID:s1LzEmCY0

天龍「ふ~。すっきりすっきり。めっちゃ痛かったっすけど一発で治ったんでよかったですよ。それに見てくださいコレ。サービスで歯ブラシもつけてくれました!!」ガシャン!!


瑞鶴・加賀「」


瑞鶴・加賀(つけとくって腕にいいいいいいいいいいいいいいいいい???)


天龍「なかなかいかすな」シャキーン!!


瑞鶴・加賀(つけとくってそういう意味でえええええええええええええ???)


瑞鶴・加賀(てかそれ…)







瑞鶴・加賀(41cm連装砲じゃないのおおおおおおおおお!!?)

71: 2014/10/06(月) 22:08:33.61 ID:s1LzEmCY0

瑞鶴(え?歯ブラシ?へ?歯のゴミじゃなくて海のゴミ掃除でもするのかしら???)


加賀(あの子にはあれが歯ブラシに見えるというの?あんなもん口に突っ込むなんてどうかしてるわ…歯なんて全部吹き跳ぶわよ…)


天龍「ただ治療が終わった後、体は軽いんだけど左肩が異常に重くて…歯の痛みが無くなったから出撃した時の怪我でもぶり返してきちゃったかな…」


瑞鶴(間違いなく原因はその左腕えええええええええええ!!!コブラもどきのその左腕えええええええええええええええええええ!!!)


加賀(軽巡洋艦が41cm連装砲なんてつけたらそりゃあ重くもなりますわよね!!!)


龍田「じゃあ歯ブラシがパサパサになったらまた取り換えにきてくださいね」


瑞鶴(ちょっと待ってぇぇぇぇぇ!!!歯が治ったかわりにそれ以上に大事なものが持っていかれてるじゃない!!!さらっと流してるんじゃないわよぉぉぉぉぉ!!!)


加賀(歯を大切にしろとか言ってたけどもっと大切なものがあるんじゃないのぉぉ!!!等価交換どころのさわぎじゃないじゃない!!!)

72: 2014/10/06(月) 22:10:46.15 ID:s1LzEmCY0

天龍「なあ龍田…」


龍田「何?天龍ちゃん?」


瑞鶴(行け!!クレームよクレーム!!文句言ってやれ!!!あなたには訴える権利があるのよ!!!とんだヤブ医者よココ!!!)


天龍「この歯ブラシ…重くねぇか?」


加賀(そこじゃないわよおおおおおおおおおお!!!!!)


天龍「歯ブラシ重くて歯を磨くときもそうだけど特に戦闘中に邪魔になりそうなんだよね。俺あいつらに負けたくねえんだ」


瑞鶴(天龍さん気づいて!!負けてる!!あなたもう負けてるの!!!左腕失ってるの!!!)


龍田「だったらそのときは左腕を外して海に捨てて適当に戦ってね」


加賀(じゃあなんでその左腕つけたのよ!!!お荷物以外の何物でもないじゃない!!鬼ですかあなたは!!!)

73: 2014/10/06(月) 22:12:08.46 ID:s1LzEmCY0

龍田「あと股間の方にも別の歯ブラシつけといたからよかったらそっち使って。そっちはいじってたら固くなる歯ブラシだから」


瑞鶴(脈絡がまったく予測つかないいいいいいいいいいいいいいい!!!股間の歯ブラシなんて誰が使うのよおおおおおおおおおおお!!!パートナーくらいしか磨けねぇだろうがああああああああああ!!!)


天龍「股間の歯ブラシなんか俺使えないと思うぞ?いらなくねぇか?」


加賀(あなたじゃなくても使えないわよ!!それに使える人がいるのならそれはそれで大騒ぎになるわ!!!)


龍田「そうねぇ…」


龍田「最終的には私が使うから問題ないわ」フフフ


天龍「ん~?ならいいか」


瑞鶴・加賀(問題大ありだわあああああああああああああああ!!!!!)

74: 2014/10/06(月) 22:14:07.99 ID:s1LzEmCY0

??「お疲れ~っす!!お大事に~」


瑞鶴・加賀「!!!」バッ!!


赤城「あら加賀さん。あなたも歯の治療?」


加賀「あ、赤城さんもここにい…」


赤城「いや~~~。ここってなかなかいい歯医者よね。すっかり治ったわ」


赤城「それにほら見て。特別に電動歯ブラシもつけてくれたのよ。なかなかサービスがいいのも嬉しいわよね」ヴィーン


瑞鶴・加賀「」


瑞鶴(おでこに腕がついてるぅぅぅぅぅぅぅ!!?)


加賀(電動歯ブラシっていうか…それただの天龍さんの腕じゃない?)

75: 2014/10/06(月) 22:17:39.43 ID:s1LzEmCY0

赤城「ちょっとポン酢くさいのが難点だけどこれを付けてから体も軽くて今とても調子がいいのよ。常に戦意高揚状態。何でかは知らないけど」キラキラ


瑞鶴(ポン酢くさいって完全に天龍さんの腕じゃないのアレェェェ!!!)


加賀(頭にくっついてるその腕はボーキまみれですもん!!赤城さんの大好きなボーキサイト!!!馬の頭に人参引っ付けてるのと同じなんですからそりゃあ調子も良くなります!!!)


天龍「調子いいのは分かりますけどやっぱなんでもかんでも機械に頼るってやり方、俺は好きじゃないっす。歯くらいは自分の手で磨いた方がいいと思いますけど」


瑞鶴(あなた自分がどういう存在かって分かってる!?兵器って自覚あるの!!?てか気づいてよ!!目の前にあるそれが自分の腕だって気づいてよ!!?つーかすでにあなたの腕は歯ブラシになってんだから磨けねぇよ!!!)

76: 2014/10/06(月) 22:19:51.68 ID:s1LzEmCY0

龍田「それじゃあ天…天龍ちゃんの腕が腐ったら取り換えに来てくださいね」


加賀(丸出しじゃないか!!何故に言い淀んだの!!?もうストレートに言っちゃってるじゃない!!隠す気まったくないじゃない!!!)


赤城「『テンリュウチャン』…。変な名前の電動歯ブラシね」


瑞鶴(あほおおおおおおおおおおお!!!)


赤城「あれ?ごめんなさいチョット待ってもらっていいですか?この電動歯ブラシ口先に届いてないみたいなんですけど大丈夫なのかしら?」


龍田「大丈夫ですよ。届かなかったら自分の手で歯ブラシを持って自分で磨いてくださいね」


加賀(じゃあなんでつけたのよおおおおおお!!ただの嫌がらせじゃないいいいいいいいいいいい!!!)

77: 2014/10/06(月) 22:21:59.68 ID:s1LzEmCY0

加賀「……!?」ガタガタ


瑞鶴「何ですか?い…今更おじけついちゃったんですか?」ガクガク


加賀「ふ…ふふ…ご…五航船のあなたでは所詮気づくことはできなかったみたいね…」ガタガタ


瑞鶴「へ…下手な話のそらせかたね…」ガクガク


加賀「二人を…よく見てみなさい…。大きな異変があるわ…」


瑞鶴「異変だらけじゃない…」


加賀「違う…『お互いに共通している異変』よ…」


瑞鶴「!!?」


加賀「気づいたみたいね…」

78: 2014/10/06(月) 22:23:16.33 ID:s1LzEmCY0

瑞鶴「む…」









瑞鶴『胸がない!!?』









加賀「正確には『胸が無くなっている』…です…」


加賀「あの二人は私たちの中でもそれなりに胸が大きい側の艦娘だったはず…なのに今はそれがない…おそらく体や肩が軽く感じているのはそれが原因…」


加賀「天龍さんはともかくあの赤城さんの…赤城さんの!!!豊満な!!それでいて美しく!!可憐な!!!あのナイスバストが奪われてしまっているのよ!!!」


加賀「あの赤城山のように立派にそびえたっていた山二つっ!!!私の預かり知らぬところで関東平野になっているなんて…あんまりだわっ!!!まるで龍驤さんじゃない!!!」ウウ…


瑞鶴「やめましょうねナチュラルに龍驤さんけなすの。あってるけどね。龍驤さんが関東平野なのはあってるけどね」

79: 2014/10/06(月) 22:25:56.95 ID:s1LzEmCY0

赤城「そうだ!!天龍さんこのあと時間あるかしら?一緒にスポーツでもどう?」


天龍「いいっすね!!俺バスケやりたいっす!!」


赤城「それ採用!!私のダンクが火を噴くわよ」フフフ


天龍「手加減無用っすよ。自慢じゃないっすけど俺もバスケ得意なんで。腕が鳴るぜ!!」ジャキン!!!


赤城「楽しみね」ワクワク


龍田「お大事に~~~」ノシ


瑞鶴(お大事にじゃないでしょうが!!!まずあなたたちが患者を大切にしろおおおおおおおお!!!)

80: 2014/10/06(月) 22:36:58.53 ID:s1LzEmCY0

加賀(ど…どうなっているのこの歯医者は…)


瑞鶴(歯を直すどころじゃないわ…あんなのただの改造手術じゃない!!!)


加賀(やばい…)


瑞鶴(この歯医者はやばすぎるわ…)


加賀「……」


瑞鶴「……」

81: 2014/10/06(月) 22:49:20.32 ID:s1LzEmCY0

加賀(何をやっているの瑞鶴さん?さっさと帰ってもらえませんかね…ここはもう歯医者などと言う甘っちょろいものではありません。軍上層部も真っ青のクレイジー工房…ただのショッカー本部よ…)ダラダラ


瑞鶴(意地なんか張ってないでさっさと帰りなさいよ…。ねぇ何で帰らないの?茶化したから?私が茶化したから悪いの?)ダラダラ


加賀(何なのよぉぉぉ!!いいから帰りなさいよぉぉぉぉぉ!!!)


瑞鶴(空気読んでよぉぉぉ!!あなたが帰らないと私も帰れないのよバカヤロー!!!)


??「じゃあ次の患者さーん!!二人ずつお願いしま~す!!」


瑞鶴・加賀「……」ビクッ!!

82: 2014/10/06(月) 22:51:17.90 ID:s1LzEmCY0

加賀(……ウソでしょ…?)スッ


瑞鶴(本当に行くの?冗談でしょ?)スッ


瑞鶴「さあ…今回のドリルはどこまで私の中にえぐりこんでこれるかしら。あの水平線の夕日のように私の魂にまで届くといいのだけれど…」


瑞鶴(いやだぁぁぁ!!行きたくないぃぃぃぃぃ!!!何?魂に届くドリルって!!?自分で言ってて全然意味が分からないわよおおおおお!!!)


加賀「我々はなぜ穴を掘り続けるのか…そこにドリルがあるからよ」


加賀(何よコレ!!?バカなの!!?私バカなの!!?もういいから逃げなさいよぉぉぉ!!一航戦とか五航戦とかもうどうでもいいから今すぐ引き返して私の足ぃぃぃぃぃ!!!)







瑞鶴・加賀(誰かぁぁぁぁぁぁぁ!!!誰か私たちを止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!)






【後編へ続く】

引用: 瑞鶴「さっさと…さっさと私を殺しなさいよぉぉぉぉぉ!!!!!」