85: 2013/05/08(水) 11:56:27.61 ID:19zO7Iut0
87: 2013/05/08(水) 11:57:21.63 ID:19zO7Iut0
――某駅前の喫茶店 16時15分
佐天「ここのガトーショコラ美味しいんですねー。あ、どうです御坂さんも?」
御坂「う、うん。んじゃあたしも貰おうかしら」
━┯━┯━
│ │
御│机│佐
│ │
└─┘
廊 下
佐天「すいまっせーんっ、注文お願いしまーすっ」
御坂(佐天さん緊張してないわね?用件は検討つきそうなもんだけど)
佐天「あ、はーい。それでお願いします」
御坂(あれだけ番組内であたしとくっつけようとしてたのも、実はネタだったとか?……ありそうで怖い)
佐天「んで、今日のお話ってなんですかね?白衣さんのセクハラに耐えられなくなったと」
御坂「それは正直気持ち悪いけども!そうじゃなくって、ね?その、なんてったらいいんだろ」
佐天「頑張れっ!」
御坂「原因は誰よっ!?」
佐天「へっ?」
御坂「い、いや何でもない、何でもないわっ!」
佐天「はぁそうですか」
店員「お待たせ致しましたー。ガトーショコラとシナモンティーのケーキセット二つお持ちしました」
佐天「ありがとうございますっ」
店員「ではごゆっくりどうぞー」
御坂「確かに美味しそう……」
佐天「食べましょうよっ」
御坂「そうね。お茶も良い香り――」
佐天「――で、御坂さんも片思い、なんですよね?」
御坂 ブッ!?
佐天「あ、やっぱり吹いたっ。お茶を飲んでるタイミングを狙って正解でした」
御坂「けほっ!ふ、普通に酷いんだけど!?」
佐天「ここのガトーショコラ美味しいんですねー。あ、どうです御坂さんも?」
御坂「う、うん。んじゃあたしも貰おうかしら」
━┯━┯━
│ │
御│机│佐
│ │
└─┘
廊 下
佐天「すいまっせーんっ、注文お願いしまーすっ」
御坂(佐天さん緊張してないわね?用件は検討つきそうなもんだけど)
佐天「あ、はーい。それでお願いします」
御坂(あれだけ番組内であたしとくっつけようとしてたのも、実はネタだったとか?……ありそうで怖い)
佐天「んで、今日のお話ってなんですかね?白衣さんのセクハラに耐えられなくなったと」
御坂「それは正直気持ち悪いけども!そうじゃなくって、ね?その、なんてったらいいんだろ」
佐天「頑張れっ!」
御坂「原因は誰よっ!?」
佐天「へっ?」
御坂「い、いや何でもない、何でもないわっ!」
佐天「はぁそうですか」
店員「お待たせ致しましたー。ガトーショコラとシナモンティーのケーキセット二つお持ちしました」
佐天「ありがとうございますっ」
店員「ではごゆっくりどうぞー」
御坂「確かに美味しそう……」
佐天「食べましょうよっ」
御坂「そうね。お茶も良い香り――」
佐天「――で、御坂さんも片思い、なんですよね?」
御坂 ブッ!?
佐天「あ、やっぱり吹いたっ。お茶を飲んでるタイミングを狙って正解でした」
御坂「けほっ!ふ、普通に酷いんだけど!?」
88: 2013/05/08(水) 11:58:18.01 ID:19zO7Iut0
佐天「いやー、何か緊張してるから和ませようと思いまして」
御坂「和まないからっ!?……いやでも、分かってた、のよね?」
佐天「あーはい。割と初めっから」
佐天「って言うか――ごめんなさいっ!」
御坂「ちょっと!なんて佐天さんが謝るのよ?」
佐天「あたし、散々御坂さん達くっつけようとしてたのにっ、何か、こんな事になっちゃって!」
佐天「本当にごめんなさいっ!」
御坂「……」
御坂「うん。許す」
佐天「……良いんですか、あたし?」
御坂「んー、良いも悪いも無いと思う。あ、アイツとあたしが付き合ってるんだったら、平手の一つでもしてたんでしょうけど」
御坂「ただ、同じスタートラインに立った、って。それだけでしょ?」
佐天「……」
御坂「納得出来ないし、割り切れないと佐天さんだって思ってるわよね?でもそれはあたしも同じ」
佐天「御坂さんも、ですか?」
御坂「アイツの体質見たでしょ?何かもう、色々と嫌になるわよ」
佐天「あー……分かります分かります。先週の放送見ました?」
御坂「子供達出てたわよね」
佐天「女の子の方が、その、お礼をしたいので会いたいって」
御坂「早っ!?殆ど喋ってないし解決したの佐天さんよねぇっ!?」
佐天「あと前の前の回、街頭インタビューと小話で終わった回あったじゃないですか?」
御坂「あーうん、あれは個人的にどうかと思ったけど」
佐天「あれの打ち合わせ、実はこの喫茶店でやってたんですが。その、いつも四人組の常連さんが居るんですね。あ、今日は居ませんけど」
御坂「……オチが読めたわ。続けて?」
佐天「どう見ても『お前らティーンズ誌のモデルだろっ!』って人達のテーブル行って、まるで十年来の友人のように馴染――」
御坂「ごめんやっぱりお腹いっぱいだから、うん。もういいかな」
佐天「『あー御坂さん大変だよなぁ』って割と気軽に考えたんですけどねー。いやー参った参った、あっはっはっはー」
御坂「笑い所じゃないわよね、そこ?」
御坂「和まないからっ!?……いやでも、分かってた、のよね?」
佐天「あーはい。割と初めっから」
佐天「って言うか――ごめんなさいっ!」
御坂「ちょっと!なんて佐天さんが謝るのよ?」
佐天「あたし、散々御坂さん達くっつけようとしてたのにっ、何か、こんな事になっちゃって!」
佐天「本当にごめんなさいっ!」
御坂「……」
御坂「うん。許す」
佐天「……良いんですか、あたし?」
御坂「んー、良いも悪いも無いと思う。あ、アイツとあたしが付き合ってるんだったら、平手の一つでもしてたんでしょうけど」
御坂「ただ、同じスタートラインに立った、って。それだけでしょ?」
佐天「……」
御坂「納得出来ないし、割り切れないと佐天さんだって思ってるわよね?でもそれはあたしも同じ」
佐天「御坂さんも、ですか?」
御坂「アイツの体質見たでしょ?何かもう、色々と嫌になるわよ」
佐天「あー……分かります分かります。先週の放送見ました?」
御坂「子供達出てたわよね」
佐天「女の子の方が、その、お礼をしたいので会いたいって」
御坂「早っ!?殆ど喋ってないし解決したの佐天さんよねぇっ!?」
佐天「あと前の前の回、街頭インタビューと小話で終わった回あったじゃないですか?」
御坂「あーうん、あれは個人的にどうかと思ったけど」
佐天「あれの打ち合わせ、実はこの喫茶店でやってたんですが。その、いつも四人組の常連さんが居るんですね。あ、今日は居ませんけど」
御坂「……オチが読めたわ。続けて?」
佐天「どう見ても『お前らティーンズ誌のモデルだろっ!』って人達のテーブル行って、まるで十年来の友人のように馴染――」
御坂「ごめんやっぱりお腹いっぱいだから、うん。もういいかな」
佐天「『あー御坂さん大変だよなぁ』って割と気軽に考えたんですけどねー。いやー参った参った、あっはっはっはー」
御坂「笑い所じゃないわよね、そこ?」
89: 2013/05/08(水) 11:59:12.48 ID:19zO7Iut0
佐天「でもどうしようもないんですよね、結局。御坂さんってご姉妹います?あ、白衣さん以外でですよ?」
御坂「アレをあたしの身内に含めないでっ!スール的なものはノーサンキューだから!」
佐天「あたしは下に弟が居て、一応お姉ちゃんやってんですね。だからまぁ多少はワガママ聞かなきゃいけないわけで」
佐天「例えば好きなお菓子があったとして、それを弟が食べちゃったりします」
佐天「お菓子なら『ま、仕方がないっかー』で終わる話ですけど、『これ』は違いますよね?」
御坂「……そうね」
佐天「でも逆に――だからって、他の全てを捨てて良いとは思っていません」
御坂「他の全て、って、どういう意味?」
佐天「んー……あたしは御坂さんと白衣さんを友達だと思っています」
御坂「あたしだって思ってるけど」
佐天「それを壊してまで、恋愛ってする価値があると思いますか?」
御坂「それは――」
佐天「あぁいえ、人によってはアリだと思う人も居るでしょうし、あたしも否定しようとは思いません」
佐天「でもあたしは、絶対に、嫌です」
御坂「……じゃ、じゃあさ。もしもあたしが、嫌だって――」
佐天「あたしはきっと付き合わないでしょうね」
御坂「それはっ!?」
佐天「……ただ正直な所、あたしもよく分かってない、と言いますか、戸惑っているんですね」
佐天「口では格好良い事言いながら、結局御坂さんに頭下げている訳ですし」
佐天「立派な決意表明をした所で、ぶっちぎる可能性だって――」
御坂「ねぇ佐天さん。それ以上あたしの友達の悪口は言わないでくれるかな?」
佐天「ごめんなさいっ!やっぱり怒りますよねっ」
御坂「ううん。そうじゃない。あたしの友達の佐天涙子って子は、そんな子じゃないわ」
御坂「あたしに聞かれたってシラを切ればいいのに、認めた上で必要もないのに謝ってくれた」
御坂「きちんと筋を通してくれた、そんな子をもう悪く言わないで」
佐天「御坂さん……」
御坂「ね?」
佐天「白衣さんが惚れる気持ちが分かりましたっ!」
御坂「やめてよねっ!?もうそっちは一杯一杯なんだからっ!」
御坂「アレをあたしの身内に含めないでっ!スール的なものはノーサンキューだから!」
佐天「あたしは下に弟が居て、一応お姉ちゃんやってんですね。だからまぁ多少はワガママ聞かなきゃいけないわけで」
佐天「例えば好きなお菓子があったとして、それを弟が食べちゃったりします」
佐天「お菓子なら『ま、仕方がないっかー』で終わる話ですけど、『これ』は違いますよね?」
御坂「……そうね」
佐天「でも逆に――だからって、他の全てを捨てて良いとは思っていません」
御坂「他の全て、って、どういう意味?」
佐天「んー……あたしは御坂さんと白衣さんを友達だと思っています」
御坂「あたしだって思ってるけど」
佐天「それを壊してまで、恋愛ってする価値があると思いますか?」
御坂「それは――」
佐天「あぁいえ、人によってはアリだと思う人も居るでしょうし、あたしも否定しようとは思いません」
佐天「でもあたしは、絶対に、嫌です」
御坂「……じゃ、じゃあさ。もしもあたしが、嫌だって――」
佐天「あたしはきっと付き合わないでしょうね」
御坂「それはっ!?」
佐天「……ただ正直な所、あたしもよく分かってない、と言いますか、戸惑っているんですね」
佐天「口では格好良い事言いながら、結局御坂さんに頭下げている訳ですし」
佐天「立派な決意表明をした所で、ぶっちぎる可能性だって――」
御坂「ねぇ佐天さん。それ以上あたしの友達の悪口は言わないでくれるかな?」
佐天「ごめんなさいっ!やっぱり怒りますよねっ」
御坂「ううん。そうじゃない。あたしの友達の佐天涙子って子は、そんな子じゃないわ」
御坂「あたしに聞かれたってシラを切ればいいのに、認めた上で必要もないのに謝ってくれた」
御坂「きちんと筋を通してくれた、そんな子をもう悪く言わないで」
佐天「御坂さん……」
御坂「ね?」
佐天「白衣さんが惚れる気持ちが分かりましたっ!」
御坂「やめてよねっ!?もうそっちは一杯一杯なんだからっ!」
90: 2013/05/08(水) 12:00:20.91 ID:19zO7Iut0
佐天「いやー、あれは白衣さんのアタックが尋常ではないと言いますが、常軌を逸していると言いますか」
御坂「……兎に角っ!この件に関してはお互い恨みっこ無しで行きましょ?」
御坂「あたしだって、佐天さんと友達止めてまでアイツと付き合いたく――いやー?」
佐天「最後にちょっと考えたっ!?」
御坂「冗談よ。ま、そんな感じで」
佐天「はいっ、ハーレム路線で行きましょう!」
御坂「理解してなかった!何一つ分かってなかったの!?」
佐天「あー……その、ついでに一つ聞きたいんですが。良い機会なので」
御坂「話せる事なら、うん?」
佐天「あたし達、ぶっちゃけ守備範囲外、ですよね?」
御坂「言わないでよっ!?考えないようにしているんだからっ!」
佐天「いやまぁ?確かに高校生から見た中学生ってそんなもんかも、なんですかねー」
御坂「決して興味がない、って訳じゃないのよね」
佐天「あ、さっきの話に戻りますけど、モデル四人さんの一番おっOい大きい人ガン見してましたっ」
御坂「……でも佐天さんは良いじゃない?『佐天さん巨O説』が流れるぐらいだし」
佐天「いやいやっ!むしろ中学生でそれは無いでしょう、ってか水着で何回か遊びに行っていますよね?」
御坂「食蜂操折って知ってる?第五位の」
佐天「あー……写真だけ、なら。スッゴイですよねー、あの人」
御坂「……まぁ手元に無い武器を使うわけにも行かないしね」
佐天「ぶっちゃけ子供扱いですけどね」
御坂「ねー?だからって『高校生になるまで待って』とは言えないしなぁ」
佐天「まぁぼちぼちやっていきましょう。こっちから告白してもいい訳ですし」
御坂「ムリムリムリムリっ!?駄目っ、出来ないしっ!」
佐天「あーもう乙女だなぁ。つーか可愛いなー」
御坂「やめてよ?これ以上悪質なストーカーは要らないからね、絶対にね?」
佐天「おっ、フリですかー?だがしかし残ぁ念っ!あたしには初春という恋人が――」
初春「はいっ、皆さん一週間ぶりのご無沙汰でしたー。『学園七大不思議探訪』のお時間になりましたよー」
御坂「……兎に角っ!この件に関してはお互い恨みっこ無しで行きましょ?」
御坂「あたしだって、佐天さんと友達止めてまでアイツと付き合いたく――いやー?」
佐天「最後にちょっと考えたっ!?」
御坂「冗談よ。ま、そんな感じで」
佐天「はいっ、ハーレム路線で行きましょう!」
御坂「理解してなかった!何一つ分かってなかったの!?」
佐天「あー……その、ついでに一つ聞きたいんですが。良い機会なので」
御坂「話せる事なら、うん?」
佐天「あたし達、ぶっちゃけ守備範囲外、ですよね?」
御坂「言わないでよっ!?考えないようにしているんだからっ!」
佐天「いやまぁ?確かに高校生から見た中学生ってそんなもんかも、なんですかねー」
御坂「決して興味がない、って訳じゃないのよね」
佐天「あ、さっきの話に戻りますけど、モデル四人さんの一番おっOい大きい人ガン見してましたっ」
御坂「……でも佐天さんは良いじゃない?『佐天さん巨O説』が流れるぐらいだし」
佐天「いやいやっ!むしろ中学生でそれは無いでしょう、ってか水着で何回か遊びに行っていますよね?」
御坂「食蜂操折って知ってる?第五位の」
佐天「あー……写真だけ、なら。スッゴイですよねー、あの人」
御坂「……まぁ手元に無い武器を使うわけにも行かないしね」
佐天「ぶっちゃけ子供扱いですけどね」
御坂「ねー?だからって『高校生になるまで待って』とは言えないしなぁ」
佐天「まぁぼちぼちやっていきましょう。こっちから告白してもいい訳ですし」
御坂「ムリムリムリムリっ!?駄目っ、出来ないしっ!」
佐天「あーもう乙女だなぁ。つーか可愛いなー」
御坂「やめてよ?これ以上悪質なストーカーは要らないからね、絶対にね?」
佐天「おっ、フリですかー?だがしかし残ぁ念っ!あたしには初春という恋人が――」
初春「はいっ、皆さん一週間ぶりのご無沙汰でしたー。『学園七大不思議探訪』のお時間になりましたよー」
91: 2013/05/08(水) 12:01:13.29 ID:19zO7Iut0
初春「お相手は佐天涙子が急用につき、私、初春飾利が代理を務めさせて頂きます」
初春「至らない所もあるでしょうが、どうか最後までお付き合い下さいねっ」
上条「佐天さんどうしたの?俺も聞いてないんだけど」
初春「さあ?用事があるのでよろしくー、としか聞いていません」
佐天・御坂「」
━┯━┯━┳━┯━┯━
│ │ ┃ │ │
御│机│佐┃初│机│上
│ │ ┃ │ │
└─┘ ┃ └─┘
廊 下
上条「でもまぁよく引き受けたよね。有り難くはあるけど」
初春「本当に外せない用件だったんだと思いますよ?ノリと勢いで生きてますけど、無責任じゃないですから」
上条「だよなぁ、ってカメラここに置くんだっけ?」
初春「はい。お二人は動いた絵が多かったので、今日はのんびりしたいと思います」
初春「必要があればモバイルでネットにアクセス出来ますしねー」
上条「……何だろうな。俺達以上によく考えてくれているって言うか、今までの俺達がどんだけ行き当たりばったり、って言うか」
初春「仕方がないと思いますよ。普通番組が始まる前には最初から最後までのスケジュールを抑えた上で、半分ぐらいは溜め撮りしちゃいますし」
初春「一週一本撮り、しかも曜日限定は厳しいですね。お二人はよくやってると思います」
上条「初春さんと話してると癒されるなぁ……」
初春「えへへー。どういたしましてー」
御坂「(何やってんの!?何でここで収録!?)」
佐天「(あちゃー、流石にこりゃ予定外でしたね)」
御坂「(収録放り出して来たのっ!?)」
佐天「(あたしにとっては大事な話です!――が、番組に穴を空けるわけにはいかないので、初春に代理を)」
御坂「(気持ちは分かるけどさっ!)」
初春「至らない所もあるでしょうが、どうか最後までお付き合い下さいねっ」
上条「佐天さんどうしたの?俺も聞いてないんだけど」
初春「さあ?用事があるのでよろしくー、としか聞いていません」
佐天・御坂「」
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│ │ ┃ │ │
御│机│佐┃初│机│上
│ │ ┃ │ │
└─┘ ┃ └─┘
廊 下
上条「でもまぁよく引き受けたよね。有り難くはあるけど」
初春「本当に外せない用件だったんだと思いますよ?ノリと勢いで生きてますけど、無責任じゃないですから」
上条「だよなぁ、ってカメラここに置くんだっけ?」
初春「はい。お二人は動いた絵が多かったので、今日はのんびりしたいと思います」
初春「必要があればモバイルでネットにアクセス出来ますしねー」
上条「……何だろうな。俺達以上によく考えてくれているって言うか、今までの俺達がどんだけ行き当たりばったり、って言うか」
初春「仕方がないと思いますよ。普通番組が始まる前には最初から最後までのスケジュールを抑えた上で、半分ぐらいは溜め撮りしちゃいますし」
初春「一週一本撮り、しかも曜日限定は厳しいですね。お二人はよくやってると思います」
上条「初春さんと話してると癒されるなぁ……」
初春「えへへー。どういたしましてー」
御坂「(何やってんの!?何でここで収録!?)」
佐天「(あちゃー、流石にこりゃ予定外でしたね)」
御坂「(収録放り出して来たのっ!?)」
佐天「(あたしにとっては大事な話です!――が、番組に穴を空けるわけにはいかないので、初春に代理を)」
御坂「(気持ちは分かるけどさっ!)」
93: 2013/05/08(水) 12:02:45.92 ID:19zO7Iut0
初春「ちなみに今日のお話は『後ろに立つ少女』です。地域によって名前が変わるので、大雑把な呼び方をしていますけど」
上条「俺の地元では『メリーさん』だった。知らない女の子から電話がかかってきて」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、駅に居るの。今からそっちへ行くね』」
上条「イタズラ電話かな?と思っていると、すぐにまた電話が」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、公園にいるの。今からそっちへ行くね』
上条「んー、子供の声だし警察に相談しようか迷っていると」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、家の前にいるの。今からそっちへ行くね』
上条「窓から玄関を見ても誰も居ない。気味悪っ、て思っている内に」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、部屋の前にいるの。今からそっちへ行くね』」
上条「恐る恐るドアを開けると――誰も居ない。ホッと息を吐くが」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、あなたの後にいるの――』」
上条「ぎぃやぁああぁっ!?――って感じだな」
初春「まぁそういった噂についてのんびり話していこうかと。あ、他に何か興味があったらそっちにしますけどー?」
上条「良いんじゃないかな。メジャーだし視聴者の食いつきも良いと思うけど……身内以外見てないと思うけどもっ!」
佐天「(あたしの回しより上手くやってるよっ!?)」
御坂「(……どうする?暫く黙ってれば終わるでしょ)」
佐天「(イヤイヤっ!ここは攻めていきましょう、攻めで!)」
御坂「(どうしよう意味が分からない)」
御坂「(っていうかさっさとあたし達逃げれば良いだけの話じゃ?『用事終わりましたー』つって合流しても良いんだし)」
佐天「(いえいえ、折角なのでこのハプニングは最大限活用したいと思います)」
初春「そーですねぇ、まず――」
PiPiPi……
初春「っと失礼しました、メールが」
上条「あぁ良いよ別に。風紀委員の呼び出しかもしれないし」
初春「お気遣いありがとうございます。えっと」 パチッ、ピッ
From佐天――『今、あたし後にいるよっ!』
初春「……?」
上条「スパム?」
初春「なんでしょうねぇ、『わたしメリーさん』っぽい気がしますが」
佐天「(うーいーはーるー)」(背後から低い声で)
初春「んきゃっ!?」
上条「俺の地元では『メリーさん』だった。知らない女の子から電話がかかってきて」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、駅に居るの。今からそっちへ行くね』」
上条「イタズラ電話かな?と思っていると、すぐにまた電話が」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、公園にいるの。今からそっちへ行くね』
上条「んー、子供の声だし警察に相談しようか迷っていると」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、家の前にいるの。今からそっちへ行くね』
上条「窓から玄関を見ても誰も居ない。気味悪っ、て思っている内に」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、部屋の前にいるの。今からそっちへ行くね』」
上条「恐る恐るドアを開けると――誰も居ない。ホッと息を吐くが」
初春「『もしもし、あたしメリーさん。今、あなたの後にいるの――』」
上条「ぎぃやぁああぁっ!?――って感じだな」
初春「まぁそういった噂についてのんびり話していこうかと。あ、他に何か興味があったらそっちにしますけどー?」
上条「良いんじゃないかな。メジャーだし視聴者の食いつきも良いと思うけど……身内以外見てないと思うけどもっ!」
佐天「(あたしの回しより上手くやってるよっ!?)」
御坂「(……どうする?暫く黙ってれば終わるでしょ)」
佐天「(イヤイヤっ!ここは攻めていきましょう、攻めで!)」
御坂「(どうしよう意味が分からない)」
御坂「(っていうかさっさとあたし達逃げれば良いだけの話じゃ?『用事終わりましたー』つって合流しても良いんだし)」
佐天「(いえいえ、折角なのでこのハプニングは最大限活用したいと思います)」
初春「そーですねぇ、まず――」
PiPiPi……
初春「っと失礼しました、メールが」
上条「あぁ良いよ別に。風紀委員の呼び出しかもしれないし」
初春「お気遣いありがとうございます。えっと」 パチッ、ピッ
From佐天――『今、あたし後にいるよっ!』
初春「……?」
上条「スパム?」
初春「なんでしょうねぇ、『わたしメリーさん』っぽい気がしますが」
佐天「(うーいーはーるー)」(背後から低い声で)
初春「んきゃっ!?」
94: 2013/05/08(水) 12:03:59.58 ID:19zO7Iut0
佐天「(あたしあたしっ、大きな声出さないでっ!)」
上条「え、メリーさん来ちゃったの?」
初春「え、えぇまぁ、そんな感じかも?」 カチカチカチカチっ
上条(すげーブラインドタッチ早っ!?)
佐天「(返信来ましたね。『何やってんですか!?』って)」
御坂「(うん、初春さんが正しいと思うわ)」
佐天「(返信しますね――『キサマ見ているな!』)」
御坂「(DI○ネタっ!?脊髄反射でボケるのは自制してっ!)」
上条「緊急なの?」
初春「あ、ある意味?あ、また来た」
From佐天――『説明はあとでするから、あたしと御坂さんをどう思っているか聞き出して!』
初春「……はい?」
上条「あー、仕事が忙しいんだったら、別に付き合って貰わなくてもいいよ?俺が今から適当に回ってくるから」
初春「い、いえそう言うんじゃ無くってですね。せめて理由ぐらい聞きたいなー、なんて」
From佐天――『御坂さんも聞きたいって』
初春「一緒に居るのっ!?」
上条「誰と?」
初春「い、いえいえ、って何でもないですよ?えぇっ」
初春「そうですね――あぁっ、上条さんはこの『後ろに立つ少女』ってどんな感想でしょうか?」
上条「初めて聞いた時はすっげー怖かった。あと、理不尽かな?何で来ちゃったの、って」
初春「あー、分かります。この都市伝説では主人公に非はないんですよね」
上条「前回佐天さんも言ってたけど、最近のお話ってそう言うの多いんだってな」
初春「それはですね。『民話と噂』の違いですね」
上条「どういう事?」
上条「え、メリーさん来ちゃったの?」
初春「え、えぇまぁ、そんな感じかも?」 カチカチカチカチっ
上条(すげーブラインドタッチ早っ!?)
佐天「(返信来ましたね。『何やってんですか!?』って)」
御坂「(うん、初春さんが正しいと思うわ)」
佐天「(返信しますね――『キサマ見ているな!』)」
御坂「(DI○ネタっ!?脊髄反射でボケるのは自制してっ!)」
上条「緊急なの?」
初春「あ、ある意味?あ、また来た」
From佐天――『説明はあとでするから、あたしと御坂さんをどう思っているか聞き出して!』
初春「……はい?」
上条「あー、仕事が忙しいんだったら、別に付き合って貰わなくてもいいよ?俺が今から適当に回ってくるから」
初春「い、いえそう言うんじゃ無くってですね。せめて理由ぐらい聞きたいなー、なんて」
From佐天――『御坂さんも聞きたいって』
初春「一緒に居るのっ!?」
上条「誰と?」
初春「い、いえいえ、って何でもないですよ?えぇっ」
初春「そうですね――あぁっ、上条さんはこの『後ろに立つ少女』ってどんな感想でしょうか?」
上条「初めて聞いた時はすっげー怖かった。あと、理不尽かな?何で来ちゃったの、って」
初春「あー、分かります。この都市伝説では主人公に非はないんですよね」
上条「前回佐天さんも言ってたけど、最近のお話ってそう言うの多いんだってな」
初春「それはですね。『民話と噂』の違いですね」
上条「どういう事?」
95: 2013/05/08(水) 12:05:25.63 ID:19zO7Iut0
初春「あくまでも私個人の意見ですが、と言う前置きがつきますけど、『民話』は大体親から子へ、また村や民族などの共同体単位で語り継いできたじゃないですか?」
初春「だから『救いという名の教訓が入る』んです」
上条「……すまん。もうちょっとかみ砕いてくれ」
初春「『かちかち山』って民話はご存じですか?」
上条「タヌキがお婆さん頃して入れ替わって悪さするけど、最後は兎が懲らしめる話だろ?」
上条「オリジナルは確か、『タヌキがお婆さんを頃して鍋にして、お爺さんに食べさせた』って下りがあったよな」
初春「民話は基本的に勧善懲悪ですよね?だから大人達も『悪い事をしたら絶対に報いを受ける民話』として語り継いできました」
初春「そうする事で子供達の情操教育になりますから」
初春「でも『かちかち山』がもしも噂――都市伝説として語られるのであれば、『お爺さんが食べた』で、終わっている筈なんです」
初春「何故なら都市伝説というのは、基本的に『他人の興味を引けば引く程広まる性質を持つ』からです」
上条「つまり、あれか。『民話は教育としても語られているため、寓意的な意味が多く含まれてる』が」
上条「『都市伝説は面白さ優先で削ぎ落とされているから、本来あるべきだった寓意が無い』って事か?」
初春「えぇ、都市伝説は人の口から口へと語りついていく“だけ”のお話ですから、悲惨であればある程むしろ好まれます」
初春「だからそこに『民話であるような救済措置』が入る余地がない、と」
上条「へー……成程なー」
初春「あくまでも私の考えですけど――でも逆に考えれば、『都市伝説は本来あるべきであった部分が欠損している』とも思いませんか?」
上条「例えば?」
初春「『後ろに立つ少女』は酷い男に騙された復讐のお話、とすれば意味合いは全然違いますよね?」
上条「そうなると『勧善懲悪』っていう寓意が入ってくるよな」
PiPiPi……
From佐天――『長い』
初春「……あっれー?そう言う番組じゃ……?」
初春「だから『救いという名の教訓が入る』んです」
上条「……すまん。もうちょっとかみ砕いてくれ」
初春「『かちかち山』って民話はご存じですか?」
上条「タヌキがお婆さん頃して入れ替わって悪さするけど、最後は兎が懲らしめる話だろ?」
上条「オリジナルは確か、『タヌキがお婆さんを頃して鍋にして、お爺さんに食べさせた』って下りがあったよな」
初春「民話は基本的に勧善懲悪ですよね?だから大人達も『悪い事をしたら絶対に報いを受ける民話』として語り継いできました」
初春「そうする事で子供達の情操教育になりますから」
初春「でも『かちかち山』がもしも噂――都市伝説として語られるのであれば、『お爺さんが食べた』で、終わっている筈なんです」
初春「何故なら都市伝説というのは、基本的に『他人の興味を引けば引く程広まる性質を持つ』からです」
上条「つまり、あれか。『民話は教育としても語られているため、寓意的な意味が多く含まれてる』が」
上条「『都市伝説は面白さ優先で削ぎ落とされているから、本来あるべきだった寓意が無い』って事か?」
初春「えぇ、都市伝説は人の口から口へと語りついていく“だけ”のお話ですから、悲惨であればある程むしろ好まれます」
初春「だからそこに『民話であるような救済措置』が入る余地がない、と」
上条「へー……成程なー」
初春「あくまでも私の考えですけど――でも逆に考えれば、『都市伝説は本来あるべきであった部分が欠損している』とも思いませんか?」
上条「例えば?」
初春「『後ろに立つ少女』は酷い男に騙された復讐のお話、とすれば意味合いは全然違いますよね?」
上条「そうなると『勧善懲悪』っていう寓意が入ってくるよな」
PiPiPi……
From佐天――『長い』
初春「……あっれー?そう言う番組じゃ……?」
96: 2013/05/08(水) 12:07:43.76 ID:19zO7Iut0
上条「まぁその欠損部分を考えるのは楽しいかもな。楽しそう――ってか、面白そうだったら、また新しい都市伝説として広がるし」
初春「ですねー。で、なんですけどもっ!」
上条「ん?」
初春「上条さんって、ぶっちゃけ佐天さんと御坂さんの事どう思ってますか?」
佐天「(話題の変え方下手だなっ!?)」
御坂「(……もうちょっと、色々、うん)」
上条「友達だと思ってるけど?」
佐天「(こっちもこっちで深く考えてなかった!?)」
御坂「(いつか絶対に騙されるわよねっ)」
上条「つーかどうしたの急に?」
初春「あーいえいえっ、そのですねっ、『後ろに立つ少女』がもし復讐劇だったとして、少女は酷い事されたってなりますよね?」
上条「だな。あんま想像はしたくないけど」
初春「だ、だから二人を弄んでいる上条さんの視点を知りたくてっ」
上条「弄んでないよっ!?ってかそれ暴言にも程があるよねっ!?」
佐天・御坂「……」
上条「あ、あれ?壁の向こうから不機嫌なオーラが飛んできてるな……?」
初春「まぁまぁ私だって、お二人の友達ですし気になるじゃないですか?」
上条「うーん。分からなくはないけど」
初春「“私からは絶対に言いません”ので、教えて頂ければなーと」
御坂「(まぁ真後ろで聞いてるんだしね)」
佐天「(ってか民話と都市伝説の下り要るかなぁ?)」
御坂「(そういう主旨の番組じゃないっ!?)」
上条「んー今も言ったけど、友達と思ってるだけじゃ駄目なんだよなぁ?」
初春「出来れば具体的にっ。ご本人には面と向かって言えないような事までどうぞっ」
御坂「(なんかヤケになってない、初春さん?)」
佐天「(テンパっててワケ分からなくなってるだけだと思います、はい)」
初春「ですねー。で、なんですけどもっ!」
上条「ん?」
初春「上条さんって、ぶっちゃけ佐天さんと御坂さんの事どう思ってますか?」
佐天「(話題の変え方下手だなっ!?)」
御坂「(……もうちょっと、色々、うん)」
上条「友達だと思ってるけど?」
佐天「(こっちもこっちで深く考えてなかった!?)」
御坂「(いつか絶対に騙されるわよねっ)」
上条「つーかどうしたの急に?」
初春「あーいえいえっ、そのですねっ、『後ろに立つ少女』がもし復讐劇だったとして、少女は酷い事されたってなりますよね?」
上条「だな。あんま想像はしたくないけど」
初春「だ、だから二人を弄んでいる上条さんの視点を知りたくてっ」
上条「弄んでないよっ!?ってかそれ暴言にも程があるよねっ!?」
佐天・御坂「……」
上条「あ、あれ?壁の向こうから不機嫌なオーラが飛んできてるな……?」
初春「まぁまぁ私だって、お二人の友達ですし気になるじゃないですか?」
上条「うーん。分からなくはないけど」
初春「“私からは絶対に言いません”ので、教えて頂ければなーと」
御坂「(まぁ真後ろで聞いてるんだしね)」
佐天「(ってか民話と都市伝説の下り要るかなぁ?)」
御坂「(そういう主旨の番組じゃないっ!?)」
上条「んー今も言ったけど、友達と思ってるだけじゃ駄目なんだよなぁ?」
初春「出来れば具体的にっ。ご本人には面と向かって言えないような事までどうぞっ」
御坂「(なんかヤケになってない、初春さん?)」
佐天「(テンパっててワケ分からなくなってるだけだと思います、はい)」
97: 2013/05/08(水) 12:08:39.08 ID:19zO7Iut0
上条「佐天さんは良い娘だと思うよ。実行力がありすぎるのも困りもんだけど、それだって基本人助けとかにも使ってるし」
佐天「(おーしっ!来たっ!)」
上条「まぁ……危なっかし過ぎるってのもあるけどね。人の話を聞かない。あと初春さんも相当苦労しているよな?」
初春「ま、まぁ現在進行形で色々とありますよ?」
上条「御坂も似たような感じかなぁ。ただこっちはこっちで能力高いから何にでも突っ込んでいくのが、それはそれで不安になるよなぁ」
御坂「(駄目出し?駄目出しかないのっ!?)」
上条「なんつーか、もっと子供らしく楽しんでも良いと思うんだけどなぁ。あんだけ可愛いんだから」
御坂「」
佐天 チッ
初春「か、可愛いですか?」
上条「あと何年かしたら、すっげー美人になりそうだよな?」
御坂 テレテレ
佐天 イライライライラッ
初春「あーんじゃっ佐天さんっ!佐天さんは如何でしょうかっ!?可愛いですよね、ねっ!?」
上条「だな。あれでもうちょっとアレでなきゃ勿体ないな、っては思う時がある」
佐天 フフンッ
御坂 バチバチバチッ
上条「あれ?後のテーブルで放電してないか?」
初春「ピカチュ○っ!来てるんですよね、確かっ!」
上条「マジでっ!?俺ちょっとゲットしてくる!」
初春「あー駄目ですダメっ!あれはニー×という名のポケモンブリーダ○じゃなきゃ出来ませんっ!」
上条「残念。でもアイツらって兵器になるよね?メガテ○の比じゃなく危険な世界だと思うんだ、うん」
PiPiPi……
初春「あ、また」
上条「ねぇもうメールでやりとりするより、話した方が早くないかな?」
初春「で、ですよねー?出来れば『もうこれが最後』にしたいですよね、ほんと!『これで最後』に!えぇ」
From佐天――『中学生は恋愛の対象になるか、聞いてみて(`・ω・´)』
初春「最後のハードル高っ!?」
佐天「(おーしっ!来たっ!)」
上条「まぁ……危なっかし過ぎるってのもあるけどね。人の話を聞かない。あと初春さんも相当苦労しているよな?」
初春「ま、まぁ現在進行形で色々とありますよ?」
上条「御坂も似たような感じかなぁ。ただこっちはこっちで能力高いから何にでも突っ込んでいくのが、それはそれで不安になるよなぁ」
御坂「(駄目出し?駄目出しかないのっ!?)」
上条「なんつーか、もっと子供らしく楽しんでも良いと思うんだけどなぁ。あんだけ可愛いんだから」
御坂「」
佐天 チッ
初春「か、可愛いですか?」
上条「あと何年かしたら、すっげー美人になりそうだよな?」
御坂 テレテレ
佐天 イライライライラッ
初春「あーんじゃっ佐天さんっ!佐天さんは如何でしょうかっ!?可愛いですよね、ねっ!?」
上条「だな。あれでもうちょっとアレでなきゃ勿体ないな、っては思う時がある」
佐天 フフンッ
御坂 バチバチバチッ
上条「あれ?後のテーブルで放電してないか?」
初春「ピカチュ○っ!来てるんですよね、確かっ!」
上条「マジでっ!?俺ちょっとゲットしてくる!」
初春「あー駄目ですダメっ!あれはニー×という名のポケモンブリーダ○じゃなきゃ出来ませんっ!」
上条「残念。でもアイツらって兵器になるよね?メガテ○の比じゃなく危険な世界だと思うんだ、うん」
PiPiPi……
初春「あ、また」
上条「ねぇもうメールでやりとりするより、話した方が早くないかな?」
初春「で、ですよねー?出来れば『もうこれが最後』にしたいですよね、ほんと!『これで最後』に!えぇ」
From佐天――『中学生は恋愛の対象になるか、聞いてみて(`・ω・´)』
初春「最後のハードル高っ!?」
98: 2013/05/08(水) 12:10:17.55 ID:19zO7Iut0
上条「……?」
初春「え、えっと、ですね。その、聞きにくいんですが」
佐天「(行っけー初春!君なら出来るさっ)」
御坂「(い、いいのかな?こんな試すような真似しちゃって)」
初春「高校生って、中学生からお付き合いしたい、って言われたら、どうでしょうか?」
上条「人それぞれじゃないかな?中三と高一だったら抵抗は少ないけどさ、ってどんな質問だよっ!?」
初春「い、いえっ、そのっ、上条さんはどう、かなって」
御坂「(あ、あれ?)」
佐天「(どうしましたか?)」
御坂「(この話の流れだと、変な方向へ行くんじゃ……?)」
佐天「(変て)」
上条「俺?俺って――俺でいいの?」
初春「は、はいっ!」
上条「……さっきから色々と脱線してるけど、もしかして初春さん」
初春「ご、ごめ――」
上条「俺の事が、好き、とか?」
初春「――えっ!?」
佐天「(えっ!?)」
御坂「(いやこの話の流れなら誰だってそう思うわよっ!)」
上条「そっか、ありがとうな。俺、女の子からそんな事言われたの初めてだから、すっげー嬉しいよ」
初春「い、いえいえいえっ!?違っ!そうじゃなくっ!」
佐天「(なにやってんの初春っ!?何でNTR展開にっ!?)」
御坂「(は、初めてって……今までのは全スルーだったのかっ!?)」
上条「俺、あんまり初春さんの事知らないけど、佐天さんの話とか、御坂が話しているの聞くと、あぁ友達思いの良い娘なんだなぁ、って思う」
上条「この番組にしたって色々とアドバイスしてくれてんだろ?佐天さんがいつも有り難いって言ってた」
初春「え、えぇまぁ、少しだけ、ですけど」
佐天「(う、初春っ!まさかそんな方法で好感度を稼いでいたなんてっ!)」
御坂「(ぐ、偶然よね?この展開って狙ってた訳じゃないわよね?)」
上条「御坂も白衣みたいな特殊な性癖――じゃなかった、えっと――気持ち悪い取り巻きが居ても、普通にしてくれるって」
上条「中々口には出せないけど、みたいな事は言ってたぞ?」
初春「ダメですからっ!?それ以上は私の危険がピンチですしっ!?」
佐天「(言い直したと思ったら、もっと酷い事を言った!?)」
御坂「(計算、なの?もしかして今日あたし達が頼むのも計算に入ってたの?)」
初春「え、えっと、ですね。その、聞きにくいんですが」
佐天「(行っけー初春!君なら出来るさっ)」
御坂「(い、いいのかな?こんな試すような真似しちゃって)」
初春「高校生って、中学生からお付き合いしたい、って言われたら、どうでしょうか?」
上条「人それぞれじゃないかな?中三と高一だったら抵抗は少ないけどさ、ってどんな質問だよっ!?」
初春「い、いえっ、そのっ、上条さんはどう、かなって」
御坂「(あ、あれ?)」
佐天「(どうしましたか?)」
御坂「(この話の流れだと、変な方向へ行くんじゃ……?)」
佐天「(変て)」
上条「俺?俺って――俺でいいの?」
初春「は、はいっ!」
上条「……さっきから色々と脱線してるけど、もしかして初春さん」
初春「ご、ごめ――」
上条「俺の事が、好き、とか?」
初春「――えっ!?」
佐天「(えっ!?)」
御坂「(いやこの話の流れなら誰だってそう思うわよっ!)」
上条「そっか、ありがとうな。俺、女の子からそんな事言われたの初めてだから、すっげー嬉しいよ」
初春「い、いえいえいえっ!?違っ!そうじゃなくっ!」
佐天「(なにやってんの初春っ!?何でNTR展開にっ!?)」
御坂「(は、初めてって……今までのは全スルーだったのかっ!?)」
上条「俺、あんまり初春さんの事知らないけど、佐天さんの話とか、御坂が話しているの聞くと、あぁ友達思いの良い娘なんだなぁ、って思う」
上条「この番組にしたって色々とアドバイスしてくれてんだろ?佐天さんがいつも有り難いって言ってた」
初春「え、えぇまぁ、少しだけ、ですけど」
佐天「(う、初春っ!まさかそんな方法で好感度を稼いでいたなんてっ!)」
御坂「(ぐ、偶然よね?この展開って狙ってた訳じゃないわよね?)」
上条「御坂も白衣みたいな特殊な性癖――じゃなかった、えっと――気持ち悪い取り巻きが居ても、普通にしてくれるって」
上条「中々口には出せないけど、みたいな事は言ってたぞ?」
初春「ダメですからっ!?それ以上は私の危険がピンチですしっ!?」
佐天「(言い直したと思ったら、もっと酷い事を言った!?)」
御坂「(計算、なの?もしかして今日あたし達が頼むのも計算に入ってたの?)」
99: 2013/05/08(水) 12:11:12.59 ID:19zO7Iut0
上条「なんて言うのかな、こう、癒されるって言うのかな。側に居たらあったかいって感じ?」
初春「ちょっ!?」
上条「だってのに風紀委員に志願してるってのも、またしっかりしてんなぁ、と」
初春「いやそんな私なんてとんでもないですよっ!?」 ブンブンッ
上条「そんな初春さんに告白されて嬉しくないヤツは、居ないと思うぞ?」
佐天・御坂「……」
初春「してませんからっ!そういうつもりで言ったんじゃないですしっ!?」
上条「TomF○ck事件もいい加減みんな忘れているよ、だろ?」
初春「それは私の話じゃありませんしっ!Fuc○って言ってる時点でまだ許してませんよねっ!?」
上条「初春さんって西葛西出身なんだって?」
初春「それも私の話じゃありませんからねっ!?」
PiPiPi……
初春「ひっ!?」 ビクッ
PiPiPi……
初春「……」
上条「……出ないの?」
初春「ちょ、ちょっと急用が出来ましたんでっ!失礼しますっ!」 ダッ
タッタッタッタッ……
上条「あー……行っちゃったなぁ。慣れない冗談は言うもんじゃないか」
上条「まだちょっと時間あるしなぁ」
フレンダ「『だっれよりも近くーに○たー、そっの声は聞こえなくっ○ー』」
上条「あ、ごめんちょっと良いかな?」
フレンダ「あたし?あ、こないだのツンツン頭」
上条「この間はありがとうな。良かったらまた話聞かせてくれないかな?」
フレンダ「えーナンパって訳?」
上条「ごめん今のは忘れてくれ。あ、もう行っていいよ?」
フレンダ「ちょっとは肯定しなさいよっ!?話を聞く態度じゃない訳だしっ!」
上条「冗談はさておき、15分ぐらい付き合って貰えないかな?」
フレンダ「んー、どうしよっかなー?あたしは高いって訳よ」
上条「サバパフェ奢るから、なっ?」
フレンダ「うーん。仕方がないわねー、食べてる間だけだったら、まぁ?」
上条「そか。ありがとな」
初春「ちょっ!?」
上条「だってのに風紀委員に志願してるってのも、またしっかりしてんなぁ、と」
初春「いやそんな私なんてとんでもないですよっ!?」 ブンブンッ
上条「そんな初春さんに告白されて嬉しくないヤツは、居ないと思うぞ?」
佐天・御坂「……」
初春「してませんからっ!そういうつもりで言ったんじゃないですしっ!?」
上条「TomF○ck事件もいい加減みんな忘れているよ、だろ?」
初春「それは私の話じゃありませんしっ!Fuc○って言ってる時点でまだ許してませんよねっ!?」
上条「初春さんって西葛西出身なんだって?」
初春「それも私の話じゃありませんからねっ!?」
PiPiPi……
初春「ひっ!?」 ビクッ
PiPiPi……
初春「……」
上条「……出ないの?」
初春「ちょ、ちょっと急用が出来ましたんでっ!失礼しますっ!」 ダッ
タッタッタッタッ……
上条「あー……行っちゃったなぁ。慣れない冗談は言うもんじゃないか」
上条「まだちょっと時間あるしなぁ」
フレンダ「『だっれよりも近くーに○たー、そっの声は聞こえなくっ○ー』」
上条「あ、ごめんちょっと良いかな?」
フレンダ「あたし?あ、こないだのツンツン頭」
上条「この間はありがとうな。良かったらまた話聞かせてくれないかな?」
フレンダ「えーナンパって訳?」
上条「ごめん今のは忘れてくれ。あ、もう行っていいよ?」
フレンダ「ちょっとは肯定しなさいよっ!?話を聞く態度じゃない訳だしっ!」
上条「冗談はさておき、15分ぐらい付き合って貰えないかな?」
フレンダ「んー、どうしよっかなー?あたしは高いって訳よ」
上条「サバパフェ奢るから、なっ?」
フレンダ「うーん。仕方がないわねー、食べてる間だけだったら、まぁ?」
上条「そか。ありがとな」
100: 2013/05/08(水) 12:12:29.21 ID:19zO7Iut0
――風紀委員詰め所 17時
初春「……こ、ここまで来れば、なんとかっ」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「佐天さんから……」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「で、出ないとマズい、ですよね?」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「さ、先に謝ればっ!うん、誤解だって分かって貰えるし」 ピッ
初春「『ご、誤解ですから!そんな事実は――』」
佐天『あ、もしもし初春ー?あたし今、喫茶店の前にいるの』
初春「『え?まだそんな所に?もしかして怒って、ないですかね……?』」
佐天『今から二人でそっちに行くね?』 プツンッ
初春「うぇっ!?い、いえ来られてもですね――って切れてるし」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「!?」 ビクッ
初春「ま、また?――『は、はい?もしもし?』」
佐天『あ、もしもし初春―?あたし今、駅にいるの』
初春「『だーかーらーっ別にあれは誤解であってですねっ!』」
佐天『今から三人でそっちに行くね?』 プツンッ
初春「……」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「こ、これってもしかして、『後ろに立つ少女』のパターンじゃ……?」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「も、もしも取ったら近づいてくる――だったら、出なきゃいい訳で」
Pi……
初春「き、切れた?良かっ――」
佐天「――あたし今、初春の後にいるの」
初春「ひぃっ!?」
佐天「ちょぉぉっと、話し合おっかなーって」
御坂「思ったんだけどさ。逃げなくても良いじゃない、ねぇ?」
白衣「わたくしは別に構わないんですのよ。誰が類人猿とお付き合いしようが」
初春「い、いやああああああああああぁぁぁぁぁあああっ!?」
初春「……こ、ここまで来れば、なんとかっ」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「佐天さんから……」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「で、出ないとマズい、ですよね?」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「さ、先に謝ればっ!うん、誤解だって分かって貰えるし」 ピッ
初春「『ご、誤解ですから!そんな事実は――』」
佐天『あ、もしもし初春ー?あたし今、喫茶店の前にいるの』
初春「『え?まだそんな所に?もしかして怒って、ないですかね……?』」
佐天『今から二人でそっちに行くね?』 プツンッ
初春「うぇっ!?い、いえ来られてもですね――って切れてるし」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「!?」 ビクッ
初春「ま、また?――『は、はい?もしもし?』」
佐天『あ、もしもし初春―?あたし今、駅にいるの』
初春「『だーかーらーっ別にあれは誤解であってですねっ!』」
佐天『今から三人でそっちに行くね?』 プツンッ
初春「……」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「こ、これってもしかして、『後ろに立つ少女』のパターンじゃ……?」
PiPiPi、PiPiPi……
初春「も、もしも取ったら近づいてくる――だったら、出なきゃいい訳で」
Pi……
初春「き、切れた?良かっ――」
佐天「――あたし今、初春の後にいるの」
初春「ひぃっ!?」
佐天「ちょぉぉっと、話し合おっかなーって」
御坂「思ったんだけどさ。逃げなくても良いじゃない、ねぇ?」
白衣「わたくしは別に構わないんですのよ。誰が類人猿とお付き合いしようが」
初春「い、いやああああああああああぁぁぁぁぁあああっ!?」
101: 2013/05/08(水) 12:13:21.68 ID:19zO7Iut0
――常盤台女子寮・深夜27時29分
御坂「……」 (テレビの前に待機) ソワソワ
御坂(今日はどうせ初春さんのお話で終りでしょうけど)
御坂(……冗談とはいえ、脅かし過ぎちゃったかな?)
御坂(冗談……うんっ、冗談よね?二人がかりで脅した訳じゃないし、うん)
御坂(あ、今回カメラ固定だから、アイツ映るんだっけ)
御坂(し、知らなかったわー。予想すらしてなかったわー)
御坂(た、たまたまテレビモニタを印刷できるプリンタと)
御坂(ラミネート加工出来る小型熱プレスローラー機があるんだけど、偶然よねー。うん)
御坂「……」
御坂 ドキドキ
(TV)【オープニング・テーマ -砂の城 fearless breaker--】
御坂「……」 (テレビの前に待機) ソワソワ
御坂(今日はどうせ初春さんのお話で終りでしょうけど)
御坂(……冗談とはいえ、脅かし過ぎちゃったかな?)
御坂(冗談……うんっ、冗談よね?二人がかりで脅した訳じゃないし、うん)
御坂(あ、今回カメラ固定だから、アイツ映るんだっけ)
御坂(し、知らなかったわー。予想すらしてなかったわー)
御坂(た、たまたまテレビモニタを印刷できるプリンタと)
御坂(ラミネート加工出来る小型熱プレスローラー機があるんだけど、偶然よねー。うん)
御坂「……」
御坂 ドキドキ
(TV)【オープニング・テーマ -砂の城 fearless breaker--】
102: 2013/05/08(水) 12:14:28.12 ID:19zO7Iut0
円周(TV)『……ねぇ、とーまお兄ちゃん』
円周(TV)『私も、“上条”になりたかったよ』
円周(TV)『そして出来れば、“そっち側”に居たかった』
円周(TV)『それは――“木原”じゃない、“円周”はそうしたかったよ!』
上条(TV)『駄目だ円周っ!戻って来いっ、お前には帰れる家があるんだろうっ!?』
上条(TV)『待ってる俺達が居るっ、だからっ!』
円周(TV)『……ううん、駄目なんだよとーまお兄ちゃん。何故なら、それは――』
円周(TV)『“木原”なら、こんな時、こうしなくちゃいけないんだからっ!!!』
上条(TV)『……っ!』
円周(TV)『だから、だからね、お兄ちゃん――』
円周(TV)『――その“右手”で、私を頃して、ね?』
御坂(……あれ?)
御坂(おかしいわよね?あの金髪がリポーターになってまたフラグ立てやがったー、ってオチじゃないの?)
御坂(っていうか、あの子誰?)
円周(TV)『私も、“上条”になりたかったよ』
円周(TV)『そして出来れば、“そっち側”に居たかった』
円周(TV)『それは――“木原”じゃない、“円周”はそうしたかったよ!』
上条(TV)『駄目だ円周っ!戻って来いっ、お前には帰れる家があるんだろうっ!?』
上条(TV)『待ってる俺達が居るっ、だからっ!』
円周(TV)『……ううん、駄目なんだよとーまお兄ちゃん。何故なら、それは――』
円周(TV)『“木原”なら、こんな時、こうしなくちゃいけないんだからっ!!!』
上条(TV)『……っ!』
円周(TV)『だから、だからね、お兄ちゃん――』
円周(TV)『――その“右手”で、私を頃して、ね?』
御坂(……あれ?)
御坂(おかしいわよね?あの金髪がリポーターになってまたフラグ立てやがったー、ってオチじゃないの?)
御坂(っていうか、あの子誰?)
103: 2013/05/08(水) 12:16:09.92 ID:19zO7Iut0
数多(TV)『ヒャィィーハァッ!絶望しなぁ、“幻想頃し”さんよおっ!』
数多(TV)『ここにゃテメェに救えるような奴ぁ居ねぇんだよ!』
数多(TV)『テメェらはアレイスターのプランからは逃げられねぇ!クソみてぇな悪夢の中で、ゲ×吐いて氏に晒――』
シェリー=クロムウェル(TV)『氏ぬのはテメーの方だよド腐れ野郎っ!!!』 ゴグゥンッ
数多(TV)『まだ生きてやがったかクソババアっ!』
シェリー(TV)『オイオイ何言ってんだよ、オォイッ?あの程度で氏ぬとか頃すとか、随分ヌルいんだなぁ学園都市ってぇのはよぉ』
数多(TV)『よく言った!もう頃すっ!』
シェリー(TV)『これ以上アタシから奪うんじゃねええぇぇっ!!!』
数多(TV)『何故理解出来ねぇんだっ!?俺をぶっ殺そうが、テメェらは誰も助けられねぇんだよおおぉぉっ!』
上条(TV)『――黙れ。それはお前が決める事じゃねぇ!』
御坂「……」
上条(TV)『俺が誰かを救うんじゃない!俺はただ“助かりたいって足掻いている奴を引っ張り上げるだけ”なんだよっ!』
上条(TV)『――この、右手でなっ!』
御坂「……」
御坂(ま、まぁたまにはね、こういうのもアリなんじゃないかなって) ワクワク
上条(TV)『最先端の科学がどうした?テメェらの身内も守れねぇような連中がっ!』
上条(TV)『大勢の命なんか助けられる訳がねぇだろうがよおおぉぉぉぉっ!』
上条(TV)『俺は、その幻想をぶち頃してやるっ!!!』
御坂(あ、今今っ!印刷しよっと)
ジーガチャガチャ、ジージージー
白衣「……お姉様?朝方から一体何を……?」
御坂 フーン(ヘッドフォン着けているから気付かない)
白衣(深夜特撮?主人公が何故かイラっとしますけど、気のせいですわね)
白衣「……まぁ、程々になさって下さいましね……」
――学園都市七大不思議探訪 第五話 『後ろに立つ少女』 -終-
数多(TV)『ここにゃテメェに救えるような奴ぁ居ねぇんだよ!』
数多(TV)『テメェらはアレイスターのプランからは逃げられねぇ!クソみてぇな悪夢の中で、ゲ×吐いて氏に晒――』
シェリー=クロムウェル(TV)『氏ぬのはテメーの方だよド腐れ野郎っ!!!』 ゴグゥンッ
数多(TV)『まだ生きてやがったかクソババアっ!』
シェリー(TV)『オイオイ何言ってんだよ、オォイッ?あの程度で氏ぬとか頃すとか、随分ヌルいんだなぁ学園都市ってぇのはよぉ』
数多(TV)『よく言った!もう頃すっ!』
シェリー(TV)『これ以上アタシから奪うんじゃねええぇぇっ!!!』
数多(TV)『何故理解出来ねぇんだっ!?俺をぶっ殺そうが、テメェらは誰も助けられねぇんだよおおぉぉっ!』
上条(TV)『――黙れ。それはお前が決める事じゃねぇ!』
御坂「……」
上条(TV)『俺が誰かを救うんじゃない!俺はただ“助かりたいって足掻いている奴を引っ張り上げるだけ”なんだよっ!』
上条(TV)『――この、右手でなっ!』
御坂「……」
御坂(ま、まぁたまにはね、こういうのもアリなんじゃないかなって) ワクワク
上条(TV)『最先端の科学がどうした?テメェらの身内も守れねぇような連中がっ!』
上条(TV)『大勢の命なんか助けられる訳がねぇだろうがよおおぉぉぉぉっ!』
上条(TV)『俺は、その幻想をぶち頃してやるっ!!!』
御坂(あ、今今っ!印刷しよっと)
ジーガチャガチャ、ジージージー
白衣「……お姉様?朝方から一体何を……?」
御坂 フーン(ヘッドフォン着けているから気付かない)
白衣(深夜特撮?主人公が何故かイラっとしますけど、気のせいですわね)
白衣「……まぁ、程々になさって下さいましね……」
――学園都市七大不思議探訪 第五話 『後ろに立つ少女』 -終-
104: 2013/05/08(水) 12:17:38.04 ID:19zO7Iut0
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります