あかり「なんかこう…ちなつちゃんはもっと猫かぶってる感じの方が似合うよ！」

ちなつ「赤座さん…？」

ちなつ「…疲れてるんですのね、熱でもあるのですか？」ﾋﾟﾄｯ

あかり(お、おでことおでこをくっつけた！？)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ちなつ「うーん、熱は無いみたいですが…」

あかり(か、顔が近い…！！)ﾄﾞｷﾄﾞｷ


ってのを誰か書けよ

あかり「と、とにかく！」ｶﾞﾊﾞｯ

ちなつ「？」

あかり(元に戻る方法を考えないと…)

ちなつ「どうかしましたか？」

あかり「う、ううん！なんでもないよ！」

ちなつ「そうですか…それでは部室に行きましょうか」

あかり「そうだね」

あかり(とりあえず京子ちゃんと結衣ちゃんにも相談しよう…)

～ごらく部～

京子「ちなつちゃーん！」ﾀﾞｷｯ

ちなつ「あらあら、うふふ」

結衣「あれ、ちなつちゃんが抵抗しない…？」

あかり「結衣ちゃん、実はかくかくしかじかで…」

結衣「なるほど、頭を…って前にもあったな」

あかり「これで頭を打ってないのは結衣ちゃんだけになったね」

結衣「ちっとも悔しくない…」

京子「私はちなつちゃんが懐いてくれたんだし、このままでいいやー」

結衣「よかない」ｲﾗｯ

あかり「っていうか、ただ単に受け入れてるだけだよね、ちなつちゃん」

ちなつ「まあ…そう言われればそうかもしれませんわね」

京子「ガーン！」

ちなつ「さて皆さん、今日はお茶請けにこんな物をお持ちしました」

結衣「…えっ、モンブラン？」

あかり「チーズケーキに」

京子「ティラミス…？」

ちなつ「それでは、お茶をお持ち致しますね」ｽﾀｽﾀ

あかり「…あのさ、これって」

結衣「ああ、間違いない」

京子「お茶請けでこれってことは」

ちなつ「皆さん、紅茶をお持ちしました」ｺﾄｯ

(((やっぱりか…！)))

あかり「…なんかさ、どっかの軽音楽部っぽくなってきたよね」

京子「あ、あかりもそう思う？」

結衣「畳の部屋で紅茶とは…大分ミスマッチだな」

ちなつ「さあ、どうぞ」ﾆｺﾆｺ

(((茶道部志望だったよな、この人…)))

～10分後～

京子「美味しければそれでいいかなー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

結衣「たまには紅茶もいいね」ｺﾞｸｺﾞｸ

あかり「…って！そうじゃなくて元に戻す方法を考えようよー！」

京子「前回は叩けば良かったんだし、また叩けば良いんじゃない？」

結衣「まあ、それが無難かな…」

ちなつ「皆さん、一体何のお話を…？」

あかり「…よし、京子ちゃん、結衣ちゃん、行くよ！」

京子「おう！ガツンといってくれい！！」

結衣「あんまり変な所を打ったりするなよ？」

ちなつ「えっ？えっ！？一体何を…」

あかり「ふのらー！！」

ｺﾞﾝｯ

～10分後～

京子「…おい、起きないぞ」

結衣「おかしいな、息はしてるのに」

あかり「ち、ちなつちゃん！目を覚まして！！」

ﾊﾟﾁｯ

ちなつ「う、うーん…」

あかり「ちなつちゃん！」

京子「良かった…氏んでない…」ﾎｯ

結衣「いや、問題は戻ったかどうかだ…戻ってなければもう一発ガツンといく」

京子「もしくはそれ以外の方法を考えるか、だな」

ちなつ「あれ、皆さんどうしたんですか？」

結衣(やったか？)

あかり(京子ちゃん、ちなつちゃんにいつものごとくハグしてみて)

京子(？いいけど…)

京子「ちなつちゃーん！無事だったんだねー！！」ﾊｸﾞｯ

ちなつ「ちょ、京子先輩離れて下さい！」

結衣(良かった…いつものちなつちゃんだ…)ﾎｯ

あかり(これで一安心だね)

ちなつ「全くもう…」

京子「うぅ…いつも通り冷たいよ…」

結衣「まあ良かったじゃないか、元に戻…」


ちなつ「でもあかりちゃんならいつでも大歓迎です！」


あかり「…ん？」

結衣「あれ？」

京子「これってもしかして…」

あかり「え、えーっと…ちなつちゃん？」

ちなつ「アッカリーン！大好きだよーっ！！」ｷﾞｭｯ

あかり「え、ちょ、えええええええっ！？」ｶｱｱｱ

結衣「…打ちどころが悪かったみたいだな」

京子「ああ…やっちまったな、あかり」

あかり「嘘ー！？」

結衣「私に対する態度とあかりに対する態度が入れ替わった、と見て間違いないな」

京子「どうする？もう一発殴っとく？」

結衣「いや…」

ちなつ「ふふっ、あかりちゃんのほっぺたすべすべー」ﾋﾟﾄｰ

あかり「ひあぁっ！いきなり頬ずりしないでぇ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

結衣「…本人達が幸せそうなんだし、
このままで良いんじゃない？」

京子「そうだな」

結衣「それじゃあ二人の邪魔しちゃ悪いし、私達は帰るね」

あかり「えっ！？」

京子「幸せになれよ、お二人さんっ！」

ちなつ「はい！子供が出来たら必ず連絡しますね！！」

あかり「ちょ、子供って！？」

結衣「また明日ー」

京子「元気でなー」

ｶﾞﾗｯ

あかり「……」

ちなつ「ねえ、あかりちゃん」

あかり「は、はい！？」ﾋﾞｸｯ

ちなつ「私のこと…どう思ってる？」

あかり「……」

あかり「好きだよ、あかりの物にしたいくらい」

ちなつ「私もだよ…愛してる」

ﾁｭｯ


おわり