犯人Ａ「おい、今のうちに行こうぜ」

犯人Ｂ「あ、ああ」

犯人Ｃ「なんて存在感の無いヒーローなんだ……噂には聞いていたが、アレがハッパカメンか」

マリオ「おおっとー！この隙にとばかりに犯人一味が車で逃走だぁー！」

観客「なにやってんだハッパカメンー！しっかりしろー！」

観客「影薄いぞハッパカメーン！」

マリオ「さぁ、犯人一味が華麗なハンドル捌きで猛スピードで逃げていくー！ヒーロー達は彼らを捕まえることが出来るのかー！？」

犯人Ａ「よし…、このままいけば郊外だ！ヒーローも来ないし逃げ切れるぜ！」

犯人Ｂ「へへへ、今日はこの金で飲みまくるぞ…」

犯人Ｃ「女も酒も買い放題だな！しばらくは遊んで暮らせるぜ…」

犯人達「わはははははははははは！」

あかり「そうはさせないよ！」

犯人達「！？」

あかり「それ！もくもくらげ！」ﾎﾞｼｭ　ﾓｸﾓｸ

犯人達「な、なんだ！？け、煙が！！」ｺﾞﾎｺﾞﾎ

マリオ「おおっとー！犯人の車から煙がー！一体どうしたんだー！？」

犯人Ａ「ゲホゲホ！ま、窓開けろ！」

犯人Ｂ「もう開いてるっての！ゲホゲホ！く、くそ、前が見えねえ！！」

犯人Ｃ「くそ！これじゃ運転できねえぞ！ゲホゲホ、ちっ！でももうすぐ郊外なんだ！車は捨てるぞ！」

あかり「ケホケホ！あかりも苦しいよー！」

マリオ「おおっとー！犯人達が車から出てきたぞー！おや、ハッパカメンも出てきたー！どうやらハッパカメンの能力、『スケル・トン』で犯人達の車に忍び込んでいたようだー！」

観客「いいぞー！ハッパカメーン！」

観客「やっぱり影が薄いなハッパカメン！」

犯人Ａ「ゲホゲホ！ち、ちくしょう！このチビがぁ！」ﾁｬｷｯ

犯人Ｂ「おい、こんなやつに構うな！走れ！」

犯人Ｃ「くそ、金重いな！……ん？なんだこれ」ﾋｮｲ

しびれくらげ

犯人Ｃ「あばばばばばばばば」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

犯人ＡＢ「Ｃぃぃぃぃぃぃ！」

あかり「あっ……ごめんなさい！落としちゃったみたい！」ｱｾｱｾ

犯人Ａ「ちくしょうよくもＣを！！」ﾁｬｷｯ

あかり「わわっ！くらげアタック！」ﾊﾞｰﾝ

犯人Ａ「のわっ！水！？」ﾋﾞｼｮﾋﾞｼｮ

あかり「これでしっけないかなぁ」

犯人Ａ「しっけねーよ！氏ね！」

あかり「きゃぁ！？」

空「スカーイハーイ！！」ｼｭﾊﾞｯ

犯人Ａ「ギャー！！！」ﾄﾞｶﾞｰﾝ

あかり「す、スカイハイさん！！」

マリオ「おおっとー！ハッパカメンのピンチに【Ｋ・Ｏ・Ｈ】スカイハイ、華麗に登場だぁー！」

観客「いいぞー！スカイハーイ！！」

観客「かっけぇー！さすがキングオブヒーロー！」

空「ハッパカメン、待たせてすまない！後は我々に任せてくれ！」

あかり「は、はい！」ｱｯｶﾘｰﾝ


犯人Ｂ「ちくしょう！ＡもＣもやられちまった！俺だけでも逃げ切ってやる！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

マリオ「おおっとー！残った犯人逃げる逃げる！これは速い！」

牛「ここは通さねぇぜ！」ﾄﾞｼｰﾝ

犯人Ｂ「空から！？う…牛！？」ﾋﾞｸｯ

マリオ「おおっとー！ここで【西海岸の猛牛戦車】ロックバイソン登場だぁー！」

牛「おぉりゃあああああああ！！ポイントゲットぉぉぉぉ！……あれ？」ｳｺﾞｹﾅｲ

犯人Ｂ「…………？」

マリオ「おおっとー？どうしたんだロックバイソン！このチャンスに動かないぞー！？」

牛「あ……足が嵌って動けん……」ﾌﾝｶﾞｰ

犯人Ｂ「なんだか知らねぇが動けねぇなら行かせてもらうぜ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

マリオ「おおっとー！犯人ロックバイソンを尻目に颯爽と逃げるー！ロックバイソン、落ちた衝撃でコンクリートに足が沈んでしまったようだー！これは恥ずかしいー！」

観客「何やってんだ牛ー！ひっこめー！」

犯人Ｂ「へへへ、もうすぐ郊外だ……後は用意しておいたボートに乗り込めばこっちのもんだ！」

マリオ「おおっとー！このままでは逃げ切られてしまう！ヒーロー達ははたして間に合うのかー！？ここでＣＭだぁー！」

～ＣＭ～

アニエス「よし、視聴率もなかなかね……他のヒーロー達の状況は？」

ケイン「ワイルドタイガーとファイヤーエンブレムは放火事件の犯人を追跡中。ドラゴンキッドと折紙サイクロンは放火されたデパートの要救助者の救出が完了したので放火犯の追跡に当たるところです」

メアリー「もう救助が終わったんですか？デパートですよね……スカイハイは現場から離れて問題ないんですか？」

ケイン「大丈夫だ。火事が発覚した時デパートの店員が客に避難指示を的確に出してくれたおかげでヤバくなる前にほとんどの客は脱出できていた。一部逃げ遅れた市民の救出が完了し、長距離を短時間で移動できるスカイハイは強盗犯の確保にまわったようだ」

アニエス「ＯＫ。ブルーローズの準備は？」

ケイン「もう完了してます。強盗犯がボートに乗って移動した瞬間、登場する予定です」

アニエス「この展開、完璧ね」ｶﾁｯ

アニエス「ブルーローズ、聞こえる？視聴率ＵＰ出来るようなグッドな演出、頼むわよ」

青薔薇『了解』

メアリー「ＣＭあけます！」


マリオ「さぁー！犯人が凄い速さで逃げていくー！……と、ここで海沿いにでたぁー！なんとそこにはボートがぁー！犯人、逃げ切ってしまうかぁー！？」

犯人Ｂ「ハァ、ハァ、に、にげきったぜ…！」ﾊｧﾊｧ

犯人Ｂ「こ、このボートはエンジンを改造してあるからな……」

マリオ「おおっとー！犯人が乗り込んだボートが急発進だぁー！これはもうダメかー！？」

青薔薇「それ！」ﾋｮﾜｰ

犯人Ｂ「な、なんだぁぁぁぁぁぁぁ！？」

マリオ「おおっとー！？突然海が凍ったぞー！？これはまさかー！」

青薔薇「私の氷はちょっぴりコールド………」ｻｯ

青薔薇「あなたの悪事を完全ホールド！！！」ﾊﾞﾊﾞｰﾝ

マリオ「出たぁー！！【ヒーロー界のスーパーアイドル】ブルーローズの登場だぁー！」

犯人Ｂ「ち……ちくしょう！これじゃ逃げらんねぇ！」ﾄﾞﾝｯ

マリオ「華麗な能力捌きで見事に犯人を捕縛したブルーローズ、長かった逃走劇を締めくくり、ポイントゲットだぁー！」


あかり「終わったみたいですね……」ｱｯｶﾘｰﾝ

空「そのようだ。私は犯人の護送を手伝ってくるとしよう！」ｽｶｲﾊｰｲ

キッド「大丈夫だった？ハッパカメン」

折紙「見事に全員確保したようでござるな……さすがはハッパカメン殿！」

あかり「え、ええ！？あか…私は何もしてないよぉ！スカイハイさんとバイソンさんとブルーローズさんが全部やってくれたようなものだし……」ｼｮﾎﾞｰﾝ

あかり「あと心配してくれてありがとうリンちゃん！…じゃなかったキッドちゃん！」ﾆｺ

キッド「い…いや、ハッパカメンが無事でよかったよ…」ﾆｺ

折紙「それにしてもハッパカメン殿の見切れ能力…実に見事。尊敬するでござるよ！」

あかり「見切れたくて見切れてるわけじゃないもん！キッドちゃんみたいな能力ならよかったのに…」

キッド「あ、あはは。姿と気配を完全に消す能力……でもこれならさっきみたいな奇襲が簡単に出来るよね。ボクはその能力いいと思うけどな」

あかり「なんだか能力を使うごとに私の存在感が薄れていってる気がするの！これ以上出番が減るのは嫌だよぉ…」

折紙「いやいや、見切れというのは存在感を示すために重要な技術なのでござる。画面でいつも見切れていると、『どこかで見切れてないかなー』と、視聴者が探すようになるでござる」

折紙「そうして見つけると、ただ見切れているシーンのはずが、大きく映っている人物より目立てるという現象が起きるでござる。これを俗に『見切れアピール』というでござるよ」

あかり「……そ、そうなんだ。あはははは……はは…」ﾊﾊ…

キッド「……で、でも！見えないところで皆を助けてくれるハッパカメン、凄くかっこいいと思うよ！ボク、ハッパカメンのそんな優しいところ大好きだよ！」ｶｧｰ

あかり「キ…キッドちゃん……！」ｶｧｰ

牛「おーい！イチャイチャしてないで助けてくれー！身動きが取れないんだー！」

キッド「………い、イチャイチャなんて…！」

あかり「もう、バイソンさん！」ﾌﾟﾝｽｶ

折紙「………空気が読めないにも程があるでござるよ、バイソン殿」ﾔﾚﾔﾚ

牛「え？なんでだ？」ｷｮﾄﾝ

～セブンフォレスト社内～

あかり「つかれたよぉ～。京子ちゃん、結衣ちゃん、あかりどうだった？」

京子「お疲れあかり！途中まではよかったんだけどな～。結局全員確保できる状態にもってってたのに１人しか捕まえられなかったし、５０点ってとこかなー」

結衣「意外に厳しいな……お疲れ様、あかり。犯人に拳銃突きつけられた時は冷や汗モノだったよ…とにかく無事でよかった」

あかり「京子ちゃんひどい～！あと拳銃ってびしょぬれでも撃てるんだねー」ﾋﾞｯｸﾘ

結衣「水中でも撃てるらしいからな……とにかく、無理はしないことだ。ピンチになったら能力を使って逃げるんだ。いいな？」

あかり「はーい」

京子「よし、じゃあ飯食いにいこーぜ！おごってやるぞー！」ﾄﾞﾄﾞｰﾝ

あかり「ホント！？じゃ、じゃあレジェンド定食食べたいよぉ」ﾊﾟｧｧｧ

結衣「私も奢ってもらえるのか？」

京子「おおよ！皆まとめておごってやるぅ！」

結衣「ありがと、京子。あとあかり、この後トレーニングセンターでトレーニングの予定だから食べ過ぎるなよ」

あかり「えー！？事件の後にトレーニングするのー！？あかりクタクタだよぉ」ﾄﾞﾖｰﾝ

結衣「まぁトレーニングとは名ばかりのヒーロー達のミーティングみたいなものだしな。他のヒーロー達も疲れてるだろうし話とかしてくればいいじゃないか」

あかり「そうだね……。リンちゃんたちとお話してくる！」

京子「腹減ったー……早く食堂いくぞ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

結衣「あ、おい京子！……ったく。あかり、行こうか」

あかり「うん！」ﾀﾀﾀ

～トレーニングセンター～

あかり「リンちゃん！お話しようよ！」

パオリン「あ、あかり。でもボク、今日する予定のトレーニングまだ済んでないからまた後でね」ﾀﾀﾀ

あかり「あ、行っちゃった…」ｱｯｶﾘｰﾝ

イワン「………」

あかり「あ、イワンさん」

イワン「………どうも」

あかり「イ、イワンさんはトレーニングしないんですか？」

イワン「……どうせトレーニングしたって僕の能力じゃ役に立たないし……」ﾄﾞﾖｰﾝ

イワン「やっぱり僕ヒーローに向いてないんじゃないかなぁ」ﾊｧ

あかり「ええええええええええ！？」ｶﾞｰﾝ

イワン「やっぱり僕なんかよりエドワードのほうが……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

あかり（凄い落ち込んでる……イワンさんいつもこうだなぁ）

虎徹「よぉハッパカメン！お手柄だったそうじゃないか！」

あかり「あ、虎徹さん！そんなことないですよぉ～。スカイハイさんに助けてもらっちゃいましたし…」

キース「そんなことはない！ハッパカメン君のおかげで犯人の車を使えなくさせることが出来た！そのおかげで私は間に合った！ありがとう、そしてありがとう！」

あかり「そう言ってもらえて嬉しいです！」ﾆｺ

虎徹「それに１人犯人を捕まえたんだろ～？まだ小さいのにすごいぞ」

あかり「えへへ～」ﾆｺﾆｺ

ロペス「よぉタイガー！さっきは助けてくれてありがとな！」

※虎徹のハンドレッドパワーで引っこ抜いてもらいました

虎徹「それにひきかえお前はなぁ……」ﾊｧ

ロペス「な、なんだよ。人の顔を見るなりため息なんかつきやがって」

虎徹「登場して何もせずにそのまま退場なんて恥ずかしくないのかよ」ﾊｧ

ロペス「な、なんだとぉ！？俺よりランク低い奴が言うことかよ！」ﾌﾝｶﾞｰ

虎徹「んだとぉ！？」ｶﾞｵｰ

あかり「け、喧嘩はよくないと思います！」ｱｾｱｾ

ネイサン「そうよ。大の大人がみっともない。少しはハッパカメンを見習いなさいな」

ロペス「フン！」

虎徹「ちっ」

カリーナ「ねぇあかり。こんなオジサンたちほっといてあっちで話しましょ？」

あかり「は、はいカリーナさん。じゃあ皆さんまたあとで」ﾄﾃﾃﾃ

カリーナ「ファイヤーエンブレムもいこ？ファッションについて話そうよ」

ネイサン「あらいいわね。いきましょ」

虎徹「おい。こいつもオジさんだろ！」

カリーナ「ちがうわよ。あんた達と違って女性の気持ちってものが分かるもの」

ネイサン「そうよぉ。私も立派な女子だもの」ｳﾌｯ

虎徹ロペス「おえっ」ｵｴｯ

ネイサン「なんか文句あるのかてめぇら！！！」ｸﾜｯ

虎徹ロペス「なんでもないです！」ﾋﾞｸｯ

ネイサン「そろそろ帰る時間かしら」

あかり「あっ……もうこんな時間だ」

カリーナ「じゃ、シャワールームにいきましょ」

あかり「はーい！」

パオリン「あかり！ボクもいくよ！」ﾀﾀﾀﾀ

あかり「リンちゃん！トレーニングお疲れ様！」

パオリン「えへへ…ありがとうあかり。もう汗だくだよ……早くいこう」

ネイサン「シャワー浴び終わったら夕食でも食べに行かない？おいしい店みつけたのよ」

カリーナ「予定はもう無いし、行く」

あかり「あかりも行きます！」

パオリン「ボクも…お腹すいたぁ」

ネイサン「決まりね。じゃ、またあとで会いましょう」

あかり「おいし～い！こんなにおいしい料理食べるの、久しぶりだよ～！」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

パオリン「おいしい…！」

カリーナ「おいしいけど、高いんじゃないのこれ？」

ネイサン「ちょっとばかし、ね？　まぁ今日はおごってあげるから気にしないで食べなさいな」

パオリン「え？でも悪いよ…」

ネイサン「いいのよ。あたしが誘ったんだから、それに年長者だし。いいとこ見させてよ」ｳｨﾝｸ

カリーナ「ありがとう、ネイサン」

あかり「ネイサンさん！ありがとうございます！」ﾆｺﾆｺ

ネイサン「ネイサンでいいわよ。さん付けされると語呂が悪いし」

あかり「はい！ネイサンさん！」ﾆｺﾆｺ

ネイサン「………アハハ」

あかり「お腹いっぱい～♪」ｹﾌﾟ

パオリン「おいしかった～。ネイサン、ご馳走様！」

カリーナ「ご馳走様。この店友達に勧めてみようかしら」

ネイサン「どういたしまして。そういえば……タイガーの所属してる企業がヒーロー事業部を売却するみたいよ」

パオリン「！？」

カリーナ「ちょ、ちょっとネイサン！そんな重大なことサラッと言わないでよ！」

あかり「そ、それだと虎徹さんはどうなるんですか？」

ネイサン「アポロンメディアが買い取るそうよ。まぁ、あのメディア王アルバート・マーベリックさんが最高責任者やってるのに今まで参入してなかったのは不思議だったけど」

あかり「それじゃあ虎徹さんは大丈夫なんですね！よかったぁ……」

パオリン「それにしても、なんで売っちゃったのかなぁ……ヒーローの活躍による宣伝って企業にとっていい事尽くめなんじゃないの？」

ネイサン「なんでもヒーロー事業を８大企業で独占していくって話らしいわ。タイガーの企業は８大企業以外でヒーロー事業を持っていた最後の企業だったワケね」

カリーナ「まぁタイガーは万年有力な最下位候補の１人だし、わからなくもないけどね」

ネイサン「あんたこそ酷いことサラッと言うわね……そろそろ帰りましょうか。明日も色々予定入ってるし」ﾖｯｺﾗｾ

カリーナ「そうね。明日学校だし…」

パオリン「ボクたちも学校だね」

あかり「うん…あっ！もう９時すぎてる！はやく寝ないと」ｱｾｱｾ

カリーナ「それはいくらなんでも早すぎでしょ」ｱﾊﾊ

ネイサン「いくら中学生だからってそんなに早いワケないじゃない」ｳﾌﾌ

パオリン「え、二人とも知らないの？あかりはいつも夜の９時に寝て朝の７時に起きるの」

カリーナ「え」ﾏｼﾞﾃﾞ

ネイサン「え」ｺﾄﾞﾓﾈｰ

カリーナ「そ、そう……とても健康的な生活習慣を持ってるのね…」

ネイサン「えらいわねーあかりは」

あかり「えへへ、そんなにほめないでくださいよ～」ﾆｺﾆｺ

ネイサンカリーナ（純粋な天使だわぁ）

～シルバーステージ　あかり宅～

あかり「ただいまぁ～！」ｶﾞﾁｬ

母「お帰りあかり。あかりの活躍見てたわよ～！頑張ったわね！でも体には気をつけるのよ！」

父「えらいぞ～あかり！でも無理だけはいけないぞ！今日だって危なかったんだからな！」

あかり「うん、心配してくれてありがとうお母さん、お父さん！今日は遅いからあかりもう寝るね！」ｵﾔｽﾐｰ　ﾀﾀﾀﾀ



母「………本当はこんな危ない仕事辞めてほしいんだけど、言っても聞かないのよね…」

父「あの子が自分でしたいって言ったことなんだ。私達が口を挟める問題じゃない。あかりはもう中学生なんだ。私達に出来ることはあの子を見守り、出来る限り癒してあげることだけだ」

母「………そうね。あかりは強い子だもの、きっと大丈夫よね…」

１週間後


マリオ「さぁー事件発生だぁー！現金輸送車を襲った強盗犯の３人組が３０００万シュテルンドルを車ごと奪って逃走中だぁー！」

犯人Ａ「オラオラァァァッ」ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

警官「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ！！！」ｶﾞｼｬｰﾝ

マリオ「あぁーっとー！パトカーがぁー！！追跡していたパトカーをマシンガンで撃退した犯人達、逃げる逃げるー！！」

犯人Ａ「へっ、楽勝だぜ」

犯人Ｂ「全くポリスの野郎はなっちゃいねぇからなぁ！治安が悪いのも頷ける話だぜ！」ｹﾞﾊﾊﾊ

犯人Ｃ「ヒーロー達はまだこねぇのか。こりゃ、簡単な仕事だったな」ｹﾞﾋﾋﾋ


マリオ「いまだヒーロー達の姿はみえません……なお、この番組は『ＮＥＸＴ』という超能力を持ったヒーロー達が犯罪や災害などを事件の現場で活躍する模様を、生放送でお茶の間にお届けしています！」

マリオ「そして活躍に見合ったポイントの数を競い、【Ｋ・Ｏ・Ｈ】を決めてしまおうという『ヒーロー・エンターテイメント・レスキュー番組』」

マリオ「ＨＥＲＯ・ＴＶ・ＬＩＶＥです！！！」

ケイン「ＯＰ入ります」

アニエス「ＯＫ。最初に到着するヒーローが登場する準備が整い次第、ＧＯ！」

メアリー「最初に到着するのはおそらくファイヤーエンブレムです」

ケイン「ファイヤーエンブレム、到着しました！犯人の追跡に入ります！」

アニエス「よし、ＣＭ終了！」


マリオ「おおっとー！【ブルジョワ直火焼き】ファイヤーエンブレムが愛用のカスタムカートに乗って一番乗りで登場だぁー！！今日も華麗に犯人逮捕となるのでしょうかぁー！」

炎「アタシが一番乗りみたいね……いただいちゃうわよ」ｳﾌﾌ

犯人Ａ「あれは……ヒーローだ！もうきやがった！」

犯人Ｃ「そううまくはいかねぇってか……」ﾁｯ

犯人Ａ「ヒーローだって鉛球くらえばお陀仏だろ！くらいやがれ！！」ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

犯人Ｂ「援護するぜ！！」ダダダダダダ

炎「あら、激しいんだからぁん」ﾋｮｲﾋｮｲ

マリオ「ああっとー！ファイヤーエンブレム、華麗なドライビングテクニックで銃弾をすべて避けきったぁー！掠りもしないぞぉー！」

犯人ＡＢＣ「はぁ！？」

炎「そんな子には………オシオキしちゃうわよぉぉぉぉぉ！！！ファァイヤァァァア！」FIRE

マリオ「でたぁー！ファイヤーエンブレムお得意のファイヤーボールだぁー！」

雨風がやんでる今のうちにゴミ出し行ってきますのでできたら保守お願いします

お待たせしました。保守ありがとうございます


犯人ＡＢＣ「のわぁぁぁぁぁ！！！」ﾄﾞｶﾞｰﾝ

マリオ「容赦ない攻撃！たまらず逃走車も後輪が破壊されたぁー！犯人達はどうすることもできない！」

炎「さて、このままいただいちゃおうかしら」ｳﾌﾌ

牛「おりゃああああああああああ！！」ﾄﾞｰﾝ

炎「あら」

犯人ＡＢＣ「ぐわぁぁぁぁ！！」

マリオ「おおっとー！ここで【西海岸の猛牛戦車】ロックバイソンの登場だぁー！」

～セブンフォレスト社内～

あかり「みんな頑張ってるなぁ」

京子「よし、あかりが目立てる登場シーンを考え付いたぞ！」

結衣「……期待はしてないけどどんなの？」

京子「能力で犯人達に近づいて隙を見てばくばくらげを起動させ、一緒に爆発する！」

京子「そうして犯人達を気絶させた後、あかりにあたるスポットライト！」

京子「あかり『テヘッ☆間違えて爆発させちゃった♪』ｱｯｶﾘｰﾝ」

京子「これで目立てるし、ポイントも稼げるし、もし失敗してもおっちょこちょいということでごまかせる！」

あかり「えぇーっ！？」ｱｯｶﾘｰﾝ

結衣「却下だ。あかり……いや、ハッパカメン。今回の犯人達は目的のためなら殺人さえ厭わない凶悪犯だ。市民が巻き添えにされかねないから、姿を消して犯人達に近づいて付近に居る市民を警護してくれ」

あかり「わかったよ！じゃ、あかり行ってくるね！」ﾀﾀﾀﾀ

京子「うぅー…いい案だと思ったのになぁ」ﾌﾞｰ

結衣「バカ言ってないで状況確認を手伝え。私はこっち見るからお前はそっちな」

京子「ほーい」

西垣「おお赤座。私の開発したくらげはどうだ？やはり爆発しないと駄目だろう？」

あかり「先生！いや、爆発しなくていいですよぉ」ｱｾｱｾ

西垣「そうか……ほれ。しびれくらげともくもくらげ。ひかりくらげも持ってけ」ﾋｮｲ

あかり「ありがとうございます先生！じゃぁあかり、行ってきます！」ﾀﾀﾀﾀ

西垣「がんばれよ～」

あかり「じゃぁ、能力で姿を消して……っと」ｱｯｶﾘｰﾝ

西垣「………行ったか。しかし、面白い能力だな。姿を消すことで何にも干渉されないが何かに干渉することも出来ない能力……」

西垣「そのくせ、自分の意思で能力の強度を調整できる万能性」

西垣「絶対的な防御を持ちつつ不完全。攻撃の手段は防御の為に限定されてしまう。優しい赤座にはピッタリの能力だが………」

西垣「…………実に面白い、な」ﾌﾌﾌﾌ

あかり「すいません、車の上、お借りしますね」ﾄｯ

市民Ａ「ん？なんか車の上に乗っかった？」

市民Ｂ「え？………んー、気のせいじゃない？窓から上見てみたけど何も無いわよ？」

市民Ａ「そっか。なんか疲れてるのかなー」肩ﾄﾝﾄﾝ

あかり「京子ちゃん、結衣ちゃん。今犯人はどこ？」

結衣「３人居た犯人のうち２人はすでにドラゴンキッドが逮捕した。残り１人が街中を逃亡中だ」

京子「場所は○○地区のモノレール駅の近くだな。犯人は拳銃を所持してる。人質取られないように注意だぞー」

結衣「……！モノレールがジャックされかねないな…！ハッパカメン、すぐに○○地区の駅に向かってくれ！」

あかり「りょうかーい！」ｽﾀｯ

市民Ｃ「うおっ？なんかが車の上に！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

あかり「ごめんなさい、車の上お借りしますね」



マリオ「ああっとー！これは大変なことになりました！今入ってきた情報によりますと、モノレールが逃走中の強盗犯にジャックされた模様です！！」

結衣「やっぱりか…！」

京子「あかり、間に合ったか？」

あかり「こちらハッパカメン。今モノレールの後ろの車両、何とか間にあったよ。…でも、犯人は今拳銃を車掌さんに突きつけてる。下手に手出しできないよ」

結衣「くそっ！最悪だな」

京子「どうする？」

結衣「状況が変わるまで待機だ。下手に動いて市民の命を失ってしまうようなことは許されない」

あかり「わかった。しばらく待ってるよ」

>>79
もう少しあるけど規制怖いんでゆっくりペースで

結衣「……さて、このモノレールの到着先に逃げ場があるのか手当たり次第に調べるか。先手を取らないとどうしようもない」

京子「おお。………ってあれ、ワイルドタイガー？」

結衣「何？……ほんとだ。何をする気なんだ……」

結衣「ハッパカメン、モノレールの進行上にワイルドタイガーがいる。何かが起きるから隙を見て人質を確保してくれ」

あかり「タイガーさんが？……うん、やってみる」

虎「ワイルドに吼えるぜ！！」ｶﾞｵｰ

マリオ「おおっとー！ここでワイルドタイガーがハンドレッドパワーを発動！これによって、５分間の間身体能力は１００倍にぃー！！！」

虎「手っ取り早くとめるなら、レールをなくしちまえばいいだろ！」

マリオ「おおっとー！ワイルドタイガー、レールを捻じ曲げたぁー！まるで粘土のように軽々と！これはすごい！！」

あかり「って、えぇーっ！？やりすぎだよぉ！」

犯人Ｃ「とめろぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！」

車掌「急には無理ですぅぅぅぅぅぅ！！！」

あかり「ひゃあああああああああ！！！」

ドガーン

虎「それ、いまだ！！おっりゃああああああ！」ｶﾞｼｬｰﾝ

マリオ「ああっとー！ワイルドタイガー、無理やりとめたモノレールの内部へガラスをぶち破って侵入だぁー！」

車掌「あ、あれ？」

あかり「……ふぅ。京子ちゃん、結衣ちゃん。車掌さん確保したよぉ」ｱｯｶﾘｰﾝ

結衣「よし、よくやったぞハッパカメン。犯人は？」

あかり「そこにいるはず……ってあれ！？」

虎「あれ？犯人どこだ？………ってあ、あんなところに！！」

犯人Ｃ「へへへ、つ、捕まってたまるかってんだ」ﾊｧﾊｧ

マリオ「ああっとー！犯人がモノレールから脱出し、近くを通っていた飛行船に飛び移ったぁー！これはしぶとい犯人だぁー！」

あかり「ここは大丈夫かな。じゃあ犯人を追いかけます！」

結衣「そのまま飛び移るのはもう無理だ！ワイルドタイガーに手伝ってもらえ！」

京子「モノレールの乗客は任せとけ～。こっちでレスキュー隊を誘導するからさ～」

あかり「わかった！お願いね！」ﾀﾀｯ

空「タイガー君！後は任せてもらおう！」

虎「あ、あのやろー！」

マリオ「でたぁー！ここでようやく登場、【Ｋ・Ｏ・Ｈ】スカイハイ！！今シーズン、圧倒的な活躍を見せてくれたミスター・ヒーローが今日はどんな活躍を見せてくれるのでしょうか！」

虎「おいしいとこに出てきやがって…！」ﾄﾌﾞｿﾞｰ

あかり「ま、待ってタイガーさん！私も一緒に行くよ！」ﾏｯﾃｰ

虎「ハ、ハッパカメン！？いたのかよ！」

あかり「能力使って隙をうかがってました！タイガーさんのおかげで助かりました、ありがとうございます！」

虎「お、おお。よくわからんが……飛ぶぞ！しっかりつかまってろ！」ﾄｫｯ

あかり「わわっ！」

犯人Ｃ「ﾊｧﾊｧ…へへへ、無駄な抵抗はやめろ」ﾁｬｷｯ

操縦士「ひ、ひぇぇ……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

副操縦士「た、たすけてぇ」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

空「無駄な抵抗はやめろ」ｷﾘｯ

犯人Ｃ「！？言ってる事被ってんじゃ……ねぇっ！」ﾄﾞｰﾝ

空「むっ！」ｽｶｲﾊｰｲ

マリオ「ああっとー！飛行船からスカイハイに向けてロケット弾がぁー！しかしスカイハイ、華麗に避けるぅー！」

虎「あぁ？」

あかり「あれ？」

マリオ「おおっとー！目標を見失ったロケット弾、どうやら追尾するようでいつの間にか飛び移っていたワイルドタイガーに向かって飛んでいくー！」

虎「ちょっと待てよ！こっちくんな！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

あかり「きゃぁ！能力！」ｱｯｶﾘｰﾝ

虎「ひ、１人で逃げやがった……！ってアブねぇぇ！」ｶﾞﾝｯ

ロケット弾「……………ﾄﾞｶｰﾝ」ドガアアアアアアアアアン！

マリオ「ああー！ワイルドタイガー、ロケット弾を殴って回避、しかし起爆したロケット弾が少し離れた場所で爆発ぅー！！！」

虎「わっとと！」

操縦士「う、うわぁぁっぁっぁぁぁ」ﾋｭｰ

副操縦士「た、たすけうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ﾋｭｰ

あかり「あ、人が落ちていく！」ﾀｽｹﾅｷｬ

マリオ「ああー！これは大変だぁー！爆風で飛行船がモロに衝撃を受け、操縦室から操縦士たちが放り出されるぅー！！」

空「スカーイ、ハーイ！！！」ｽｶｲﾊｰｲ

操縦士「わああああああ……あれ」ﾀｽｶｯﾀｰ

副操縦士「……………」ｼﾇｶﾄｵﾓｯﾀ

マリオ「おおっとー！犯人逮捕より市民の救出を最優先！！さすがキングオブヒーロー、スカイハイ！！」

観客「いいぞー！」

観客「スカイハイかっけぇー！」

犯人Ｃ「た、助けてくれー！スカイハイー！」

マリオ「おおっとー！操縦士が居なくなった飛行船は暴走を始めるー！このままではビルに激突かぁー！？」

マリオ「なす術もなくなってしまった犯人、たまらずスカイハイに助けを求めるー！」

あかり「タイガーさん！」

虎「ああ、わかってる！」ｵﾚﾆﾏｶｾﾛｰ

虎「助けに来たぞ！ワイルドタイガーだ！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

あかり「あ、タイガーさん！危ない！」

虎「え？」ｶﾞｼｬｰﾝ

あかり「飛んできた看板がタイガーさんに！大丈夫ですかぁ！？」ｱｾｱｾ

虎「うぐぐぐ………おら、行くぞ！」ｲﾃﾃﾃ

犯人Ｃ「………いや、スカイハイが来るまで待つよ」ﾊﾊﾊ

虎「う、うるせー！！俺で平気だよ！…ってのわぁっ！」ﾄﾞｶﾞｰﾝ

>>93
二部リーグだと二部のヒーローと仲良くしなきゃいけないじゃないか……キャラ設定知らない…

あかり「きゃぁぁぁ！？」

犯人Ｃ「ぎゃああああ！」

マリオ「ああっとー！ビルに直撃は免れたが飛行船は海のほうへー……な、なんとすぐ目の前に客船がぁぁぁぁ！！このままではぁぁぁぁ！？」

虎「や、やべぇっ！」

犯人Ｃ「……………」ｷｾﾞﾂ

あかり「ど、どうしよう結衣ちゃん、京子ちゃん！」

結衣「大丈夫だハッパカメン。近くにブルーローズが居る」

京子「とりあえずあかりはワイルドタイガーと犯人と一緒に脱出してくれー」

あかり「わかったよ！」

あかり「タイガーさん！脱出しましょう！」

虎「！？ってったってどこに！？」

あかり「私に捕まっててください！」ｺﾞｿｺﾞｿﾋｮｲ

わたくらげ

あかり「それ！」ﾌﾜｧｧｧ

虎「…！？パラシュート？」ﾌﾜｧｧｧ

犯人Ｃ「…………」ﾌﾜｧｧｧ

虎「……！客船にぶつかるぞ！！」

青薔薇「……それ！」ﾋｮﾜｰ

ピシピシピシッ

虎「！？ブルーローズか！」

あかり「さすがブルーローズさん！」ﾆｺﾆｺ

青薔薇「なにチンタラやってんのよ」ﾏｯﾀｸ

マリオ「ファンの皆様…お待たせいたしましたぁ！【ヒーロー界のスーパーアイドル】ブルーローズが、液体を凍らせるフリージング・リキッドガンで海水を凍らせ、飛行船を氷の手で掴みあげることで客船を救出しましたぁー！」

青薔薇「私の氷はちょっぴりコールド………」ｻｯ

青薔薇「あなたの悪事を完全ホールド！！！」ﾊﾞﾊﾞｰﾝ

マリオ「決まったぁー！！救われた客船に居る人々が、みんな笑顔でブルーローズに歓声を送ります！！」


虎「…ったく目立ちたがり屋め…そんなにポイントが欲しいのかよ…こっち犯人捕まえたんですけどぉ！？」ｱｯｶﾘｰﾝ

あかり「いいなぁブルーローズさん目立てて……あかりもあんなふうに成れたらいいのに」ｱｯｶﾘｰﾝ

虎「はぁ………世知辛いねぇどいつもこいつも」

パァン！

虎「！？」

あかり「！能力！」ｱｯｶﾘｰﾝ

青薔薇「！？」


アニエス「！？カメラ切り替え！」

ケイン「はい！」


虎「……お前……」

犯人Ｃ「ハァ……ハァ……て、てめえが悪いんだ！！てめえが邪魔するからだぁ！」

虎「あーぁ……お気に入りのスーツなのに何してくれるんだよ……」

マリオ「突如拳銃の発砲音がしましたが、ワイルドタイガーが犯人に撃たれた模様です！しかし能力で身体能力が１００倍になっていたおかげで無事のようです！！」

虎「……ってまたハッパカメン１人で逃げやがって…」

あかり「ご、ごめんなさい……」

虎「いいけどよ……ってあれ？犯人は…」

犯人Ｃ「うおおおおおおおおお！！！」

青薔薇「って、え？なんでこっち来るのよ！」

パァン！

青薔薇「きゃっ！？……もういやぁ！」ｴｽｹｰﾌﾟ

マリオ「おおっと！キューティーエスケープだぁ！ちなみにキューティーエスケープとは、ブルーローズが能力を使って可愛く逃げることを言います！」

虎「……ってただ逃げてるだけじゃねぇか」

パァン！

虎「ってあぶね！！……このやろう！」ｼﾞｬｰﾝﾌﾟ

マリオ「すごいジャンプだぁー！滞空時間の長いこの攻撃は避けきれないでしょう！」

あかり「ってタイガーさん！能力の残り時間大丈夫なんですかぁ！？」

虎「え？あ、やべ…！」ｼｭｰﾝ

マリオ「時間切れー！ワイルドタイガーの能力は５分間しかもたない！ただの人間に戻ってしまうー！」

虎「の、のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」ﾋｭｰﾝ

マリオ「数十メートルジャンプしているタイガー、これは危険だ！！」

あかり「な、なんとかして助けなきゃ……！え、えぇっと……」ｵﾛｵﾛ

あかり「う、うえぇぇん！結衣ちゃん、京子ちゃん！良い方法はない！？」

結衣「…………」

京子「…………」

あかり「……うぅ……ってあれは……？」

虎「わぁぁぁぁぁぁぁぁ！」ﾓｳﾀﾞﾒﾀﾞｰ

兎「……………」ｻｻｯ

あかり「……お、お姫様だっこ……」ｷｬｰ

虎「……あれ？助かった？」ｵｿﾙｵｿﾙ

兎「……………」

虎「……誰だ？お前」

あかり「お礼もなしでそれは失礼ですよタイガーさん！」

虎「えぇ…だってよぉ」

兎「……無理はいけませんよ」

虎「？」



犯人Ｃ「うわぁぁぁぁぁぁ！！！」

パァン！パァン！

兎「！」ﾎﾟｲｽﾃ　ﾀﾞｯ

虎「のわっ！急に捨てんな！」ｲﾃﾃ

マリオ「ああーっ！！…………誰？」

兎「…………」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｶﾞｯﾄﾞｰﾝ

虎「おー」

あかり「すごいかっこいい………」

犯人Ｃ「うぅ………」ｶﾞｸｯ

マリオ「ああっとー！謎の男が犯人を逮捕ぉ！！これは、新しいスターの誕生でしょうか！！謎のヒーローが今シーズンを締めくくりましたぁ！」

虎「へー」

あかり「誰なんでしょうかあの人……」ｱｯｶﾘｰﾝ

虎「……ってあれ！？俺が捕まえたんだよな！？」

あかり「いや……逃がしちゃったからあの謎の人にポイントが……ってあの人関係者じゃないからポイントは無効ってことじゃないでしょうか……」ｱｯｶﾘｰﾝ

虎「マジかよ…………ハァ」

アニエス「なんなのよアイツ……私何も聞いてないわよ……！」

ケイン「どうします？」

アニエス「…………一旦ＣＭ！」


虎「おい」

兎「？」

虎「お前所属どこだ？」

兎「所属？」

虎「フリーのヒーローのくせに首突っ込んだのか？何考えてんだ…」

あかり「タ、タイガーさん！助けてくれた人に対して失礼ですよ！」

兎「………ﾌｯ、いいじゃないですか、逮捕できたんですから」

虎「あとなぁ……」

兎「はぁ」

あかり「もう、あかりおいてけぼりだよぉ！なんでタイガーさん兎さんに対してこんなに敵意むき出しなの？」

兎「あなたはもう時代遅れなんですよ、オジさん」ｽﾀｽﾀ

虎「なにぃ？」

あかり「（あ、行っちゃう）あの、すいません！」

兎「？あなたは……」

あかり「私、セブンフォレスト所属のハッパカメンです！あの、さっきはありがとうございました！」

兎「さっき…とは？」

あかり「タイガーさんを助けてくれたことです。私、近くに居たのに何も出来なかったから……」

兎「………あなたが気にすることじゃありませんよ。どこかの誰かさんが自爆しなければよかった話ですから」

虎「おい！俺のことかよ」

兎「まぁ、礼は受け取っておきますよ。では、失礼」ｽﾀｽﾀ

虎「なんだよあいつ……」

あかり「あ、さよなら！」ﾉｼ

あかり「もう表彰式かぁ……１シーズンが早く感じたよぉ」ﾜｸﾜｸ

キッド「そうだね。まぁ、１位はスカイハイだと思うけど…」

折紙「タイガー殿が居ないでござるな。器物破損の件で絞られているのでござろうか」

あかり「……レールを曲げちゃうんだもんね…修理が大変そうだけど…」

キッド「あっ、戻ってきた」

折紙「こっちも始まるようでござる」

マリオ「お待たせいたしました……今シーズンのＭＶＰの発表です！」

観客「ワァァァァァァァァ！」

あかり「あかり何位くらいだろー」ﾜｸﾜｸ

キッド「どうだろうなぁ……」

折紙「見切れれば順位など……」ｽﾞｰﾝ


８位　折紙サイクロン　 480pt


折紙「」

７位　ワイルドタイガー 8360pt

６位　ロックバイソン 8989pt

４位　ドラゴンキッド 9233pt

４位　ハッパカメン 9233pt

３位　ファイヤーエンブレム 9326pt

２位　ブルーローズ 10992pt

１位　スカイハイ 12730pt


マリオ「今シーズンＭＶＰは……【Ｋ・Ｏ・Ｈ】スカイハイ！！！」

観客「ワァァァァァァァァァ！！！！」

あかり「キッドちゃんと同じ順位だ！」

キッド「す、すごい偶然だね……」

折紙「見切れれば……それで………」ｶﾞｯｸｼ

あかり「えへへ～。あかり、キッドちゃんと同じで嬉しいよぉ～」ｴﾍﾍ

キッド「あ、あかり……」ｶｧｰ

あかり「あ……あぅあぅ」ｶｧｰ

折紙「………」ｽﾞｰﾝ

マベ「さて、挨拶の前に１人紹介したい人物がいます」

あかり「あ、マーベリックさんだ」

キッド「紹介したい人物……」

バニー「…………」ｽﾀｽﾀ

あかり「あ、あの人は！」

虎「あいつは…」

マベ「彼はこの度司法局の正式な認可を受けた、『バーナビー・ブルックス・Ｊｒ.』」

マベ「シュテルンビルトを守ることになった新しいヒーローです」

バニー「………フッ」ｷﾗｯ

観客「黄色い声」ｷｬｰ

マベ「彼は能力を使うことにより、５分間の間身体能力を通常時の１００倍に高めることが出来るのです」

あかり「えっ……それって…」

キッド「タイガーと同じ能力だね」

虎「マジかよ…」

マベ「能力だけはあるヒーローと全く同じですが、なんといっても彼はまだ若い！」

マベ「バーナビー、くれぐれもお姫様だっこされるようなヒーローにはならないように」

観客「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」ﾄﾞｯ

虎「………」ﾁｯ

あかり「ひどいよ……あんな言い方しなくても…」

キッド「うん……」

虎「………ヘッ」ｽﾀｽﾀ

牛「お、おいタイガー」

虎「帰るわ」

あかり「あ……タイガーさん……」


～打ち上げ会場～

マベ「皆さん、お疲れ様でした。今日はゆっくりご歓談をお楽しみください」

一同「パチパチパチ」ﾊｸｼｭ

結衣「あかり、お疲れ様」

京子「おつかれー！４位なんてやるじゃん！」

あかり「わーい！祝え祝えー！」ﾜｰｲ

結衣「調子にのるな」ﾂｯｺﾐ

あかり「えへへ～、ごめんね」ﾆｺﾆｺ

あかり「あれ……タイガーさん打ち上げ来てないんだ……」

結衣「ワイルドタイガーか。まぁ、スポンサーが変わるから今の社長さんと話すことも無いだろうし……」

キッド「あかり！スシ食べに行こうよ！向こうでニギってくれるんだってさ！」

あかり「リンちゃん！いくいく！じゃ、結衣ちゃん、京子ちゃん、行ってくるね！」ｽﾀﾀﾀ

結衣「ああ」

京子「じゃあ結衣、あっちにラムレーズンあるから食いにいこーぜ！」ﾀﾞｯ

結衣「お、おい！……全く、自由な奴だな」ｽﾀｽﾀ


キッド「おいし～い！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

あかり「本当だねぇ……ここでも美味しい御寿司が食べられるなんて思わなかったよぉ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

折紙「実に美味でござる。やはりジャパンは最高でござるな」ﾑｼｬﾑｼｬ

炎「あら、オスシ食べてるのね」

キッド「ネイサンもスシ食べに来たの？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

炎「いや、面白い話聞いちゃったからそれを話しにきたの」ｳﾌﾌ

あかり「面白い話？」

炎「実はね、タイガーの新しいスポンサーのアポロンメディアなんだけど、例のニュー・ヒーローもアポロンメディア所属になるらしいのよ」

折紙「と、いうことは？」

炎「ワイルドタイガーと彼、バーナビーがバディ・ヒーローとしてデビューするらしいわ」

あかり「ばでぃ・ヒーロー？」

炎「２人で協力し合うヒーローコンビってことね」

キッド「へー。タイガーと新人さんかぁ……息が合わなさそうだなぁ」

あかり「す、ストレート……でも確かに、虎徹さんと仲が悪そうだったもんねぇ…」

炎「ま、そういうことだから、あの２人をフォローしてあげてね、あかり」

あかり「えぇーっ？なんであかりが？」

キッド「あかりがいると周りも自然と笑顔になってくるからじゃないかな？タイガーと新人さんが喧嘩してもあかりがいれば…」

あかり「ええええぇ？そ、そんなことないよぉ」

折紙「ハッパカメン殿なら大丈夫でござるよ！」

炎「じゃ、よろしくねあかり」

あかり「ええぇ……うぅ……がんばります……」

１週間後

ビィー！ビィー！　

あかり「エマージェンシーコール！？」

結衣「あかり、事件発生だ！巨人像が動き出して工業地区で暴れている！出動してくれ！」

京子「巨人像なんてどうしようもないから市民の避難を手伝ってくれー」

あかり「わかった！ハッパカメン出動するよ！」ﾀﾀﾀﾀ

結衣「くらげの補充忘れるなよー」

あかり「あっ…そっか」ﾃﾍｯ

第一話　終

続くの？

乙？

と、いうわけでアニメ１話分とキリがいいので今日は終わります
続きも書いてますので書き終わり次第また投下していきます
落ちたらスレ立てて書きます

明日書けないかもしれないので落としてもらって結構です
明日無理だったら第二話以降は十話分くらいまとめて書いて投下します