1: 2024/12/14(土) 18:48:02 ID:???00
~~~~プロローグ~~~~

誰かが言った・・・

初代ラブライブ優勝を果たしたスクールアイドルには全員彼氏がいたと────

廃校を阻止するために奮闘した沼津のスクールアイドルの過酷な日々を支えたのは豊潤な蜜柑より甘い異性交際であったと────

お台場はスクールアイドルと異性交際を結ぶ聖地であり、結ばれたスクールアイドルはアイドル界のシンデレラになりえると────

世はノンケ時代、スクールアイドルは魅せられる、ラブライブ、そして異性交際に~

~~~~~~~~~~

千砂都「俺くん今日かのんちゃんと話してたよね」
で初めてSSを書かせていただいたものです。ペースは遅めですが感想を目指します。

3: 2024/12/14(土) 18:52:49 ID:???00
~~~練習オフの放課後~~~
校門から出てきたのは
直下レスの秒数一桁判定
0~2 夏美
3~5 メイ
6~8 四季
9 きな子

9: 2024/12/14(土) 19:23:17 ID:???00
~~~~~~~~~~~~

夏美「にゃは~!今日は練習が休みですの!」

夏美「四季達と付き合うのもいいけど今日こそは録り溜めした動画の編集して、がっぽりマニーを稼ぐのですわ~」スキップスキップ

夏美「さて、牛久まで…課題、動画のアイデア、編集のスケジュール…」

夏美「……………」サギョウチュウ

夏美「それにしてもやっぱり都会の電車は人が多いんですの……」チラッ

夏美「………!?」

夏美「あなたは………」

~~~~~~~~~~~~

10: 2024/12/14(土) 19:37:15 ID:???00
~~~乗り換え北千住駅にて~~~

夏美「………びっくりしましたの、まさか俺さんが乗ってたなんて…」

夏美「自分も驚いたって?お互い様ですの」

夏美「中学の時の自分を知ってる数少ない人………ですの…」

夏美「あの時とは雰囲気が変わってるって?にゃは~当たり前ですので!夏美は都会でビッグマニーを稼ぐんですの!」

夏美「俺さんはあの時から変わってない………」

夏美「どうしてわざわざ牛久か2時間かけて都会の高校まで?」

プオォ゙ーンシュー

夏美「そろそろ電車が来ますの………また会うことがあったら話しましょう…」

~~~~~~~~~~~~
※世界観的には特に変わってる所はありません。結ヶ丘は女子校です。

11: 2024/12/14(土) 21:35:21 ID:???00
~~~~~牛久着~~~~~

夏美「………………」

ポワワワ~~ン

~~~中学時代昼休み~~~

夏美「眠い………私将来どうなるんだろう………」ウトウト

夏美「取り柄もない、夢もない、友達もいない………」フワァ

夏美「このまま中学三年過ごして地元の高校行って…地元で働いて…」ウトウト

夏美「………冬鞠なら違うんでしょうけど………」ウトウト

夏美「情けない姉で申し」

ポンポン

夏美「!!??」

夏美「席が違うって?…こ、これは失礼しましたの………」

夏美「確か…名前は………………」

夏美「俺?…俺さん、申し訳ありませんの…同じクラスなのに…席も前なのに…」

夏美「名前覚えてなくてもいいよって?…影薄いから?………」ププッ

夏美「似たもの同士ですの」

~~~~~~~

13: 2024/12/14(土) 22:48:33 ID:???00
~~~~~食卓にて~~~~~

冬鞠「姉者、どうしたのですか?いつもより機嫌がよろしいようで」

夏美「……っえ!?そ、そんなことないですのいつも通りですので」ナットウマゼ~

冬鞠「……?」

~~~~就寝前~~~~

夏美「(顔に出てしまってると言う事は、思ってたより嬉しかったってことですの?)」

夏美「次会ったら色々聞きたい……」

夏美「(なにもかもあの頃のまま…)」

~~~~~~~~~

17: 2024/12/14(土) 23:42:14 ID:???00
~~~~~中学時代~~~~~

夏美「あ……、今日は宿題やってない………体力テストも怠い………」

夏美「宿題はノート見せてあげるって?………気が利きますの………」

夏美「その代わり学校終わったら一緒に町中に行かないかって?………疲れも吹っ飛ぶ飲み物があるって?」

夏美「…………構わないですの」

~~~~~放課後~~~~~

夏美「鬼疲れましたの…」

夏美「そんなに遠くないから付いてきてって?」

夏美「これは…キッチンカー?スムージー?」

夏美「初めてはこれがオススメ…?アップルパインヨーグルト?」

夏美「じゃあ…これにしますの…」

マイドアリ

夏美「ナ゙ツ''ゥ゙!?林檎とパイナップルのフルーティーな酸味と甘みをヨーグルトのコクと滑らかな吸い心地!」グビィィィィ

夏美「身体と精神(こころ)が鬼い゙や゙され゙マ゙すの゙ぉ゙」アヘェ

~~~~~~~~~~

夏美「…俺さんにはなんだかんだ奢ってまで…感謝ですの」

夏美「友達なんだから気にする必要はない?」

夏美「人が良すぎますの……」

~~~~~~~~

21: 2024/12/15(日) 16:24:17 ID:???00
~~~~~~翌日練習後~~~~~~

きな子「夏美ちゃん、この後2期生4人で新しく開いたキッチンカー行かないっすか?」

夏美「キッチンカー?なんのですの…」

メイ「なんでも話題のスムージー専門店出先らしいぜ!今、スクールアイドルが愛してやまないんだとか」

夏美「スムゥ゙ゥ゙ゥ゙ジィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!?」

夏美「夏美に過ぎたるものはいつだって納豆とスムージーですの!!にゃは~言うまでもなくいきますの!」

四季「………決まり、departure」

~~~~~~~~~~~~
ガヤガヤ ガヤガヤ ガヤガヤ

メイ「着いたぜ!」

きな子「すっごい人っすね」

四季「問題ない、思ったより回転率が高い……ざっと15分程…」

夏美「想像以上の鬼回転率、スタッフの人数が多いようには見えないですの」

~~~~~~~~~~
イラッシャイマセーチュウモンドウゾー

メイ「じゃ、私ブルーベリースムージーで」

きな子「きな子はアップルハニースムージーっす」

四季「モンブランスムージー」

夏美「私はレインボースムージーで…(厨房のスタッフの人数は………?)」チラッ

夏美「!?(俺さんですの!?)」

夏美「(しかも凄い手捌き…)」

きな子「夏美ちゃん?…どうしたっすか?」

夏美「あ?…に、にゃは~、スムージー楽しみですの!出来るまで待ちますの!」

~~~~~~~~~~~~
夏・メ・四・き『グビィィィィィィィィィィィ』

きな子「こ、これは美味しいっす!材料の林檎も安物じゃないっすよ!しかもアップルと言いながら飽きさせないようにレモンで風味付けしてるのは見事っす!」

メイ「なるほどぉ…これはまろやかだな、ブルーベリーだけじゃなくて牛乳、はちみつのバランスがバッチリだ…ミキサーにテキトーかけただけのものとは訳が違う」

四季「……市販の栗の渋皮荷ではない、おそらくこの風味と滑らかさは手作業での裏ごしをしている…手間もかかるはず…味に非の打ち所がない…perfect」

夏美「…………………………」グビィ

メイ「どうした?夏美」

夏美「い、いやなんでもありませんの!(なんかスムージーに集中できませんの)」

~~~~~~~~~

22: 2024/12/15(日) 19:35:15 ID:???00
~~~~~~~~~~~~~
ガタンゴトンガタンゴトン シュッーシュッートレイン シュッーシュッートレイン

夏美「………………………」ウトウト

ポワワワーン
~~~~中学時代~~~~
キンコーンカーンコーン

夏美「進路希望調査………………」

夏美「(今の私に何を書かせるんだろう…書くことなんて何もない………)」

夏美「(冬鞠………冬鞠なら一体どう書くの………?)」

夏美「(とにかく今の私には書けるものがない!マニーさえあればいいんですから適当に埋めますの)」

夏美「…………なーんかムシャクシャしますの」イライラ

夏美「…………!あなた!そう俺さん!なんて書きましたの?そもそもあなたは将来何になりたいですの?」

夏美「料理人になりたい?世界中の食材を調理して食べてもらって喜んでほしい…………?」

夏美「クラスの中で鬼空気で、友達どころか同性の知り合いもいない、鈍臭いんじゃその夢は非現実ですの夢のまた夢ですの、マニーも稼げませんの」

夏美「でも…あなたの素直なところは悪くない………と思う…」

~~~~~~~~~
ウシクチャクー

夏美「(きっとあの頃から変わってない)」

夏美「(私は結構変わった…)」

夏美「(どう思ってるだろうか)」

~~~~~~~~

27: 2024/12/16(月) 13:15:28 ID:???Sd
~~~~~翌日練習後~~~~~

冬鞠「姉者、今日の帰りは遅くなります」

冬鞠「夕飯もマルガレーテと食べますので用意しなくていいとお伝え下さい」

夏美「わかりましたの、それじゃあお先に帰っとくけどお母さんを心配させないように…」

冬鞠「アグリーです」

冬鞠「…………」

冬鞠「(……別にマルガレーテと今日夕飯を食べる予定はない…)」

冬鞠「(先輩達から姉者が最近少しおかしいと相談されたからリサーチしなければ…………)」

~~~~~~~~~~~~

28: 2024/12/16(月) 15:42:47 ID:???00
~~~~~駅前~~~~~

冬鞠「と言う訳でマルガレーテ、協力してください」

マルガレ「…雑すぎない?」

冬鞠「マルガレーテのコンセンサスが欲しいのです」

マルガレ「ま、まぁどうしてもって言うなら付き合ってあげないこともないわよ!」

冬鞠「(マルガレーテは推しに弱過ぎます)お礼にチョコレートあげましょう」

~~~~~~~~~~
メイジジングーマエージョウシャー

夏美「ふぅ~座れますのぉ………それにしても今日はあの鬼スパルタサイコパス部長にしごかれてムカつク………」

㌧㌧

夏美「…っ!?」

夏美「おお、お、お、お、俺さん?」

夏美「ビックリしましたの…え?あんまりビックリしないでほしい?」

夏美「にゃは~w、下手したら今の御時世ムショいきですの!そうしたら動画のネタになりますの!マニーですのw!」

夏美「なに?変わらないね?って」

夏美「………偉そうに…」

夏美「あなた、そういえばなんでこっちの学校に?地元にもあったでしょうに………」

夏美「私しか知り合いがいないもんだから、地元に居る気もしなかったしどうせなら都会の大きな学校に行きたかった……」

夏美「進学先行ってくれなかったからどこに行ったからわからなかったけど、この間久し振りに会えたのは嬉しかった…って?」

夏美「ふっ…」

夏美「俺さんは本当に変わりませんの、もうちょっと色々話を聞いていいですの?」キラキラ☆

~~~~~~~~~~~

30: 2024/12/16(月) 18:36:11 ID:???00
~~~~反対方向~~~~

冬・マ「・・・・・・・・・・・・」

ジィ~~~~~~~~~~

マルガレ「誰かは置いといて楽しそうに話してるじゃない、夏美先輩」

マルガレ「少なくとも悩み事を抱えてるように見えない………杞憂なんじゃない?」

冬鞠「(…あの方は確か…まさか本当にこちらの学校に進学していたとは…)」ジィー

冬鞠「マルガレーテ、このまま牛久まで見張りましょう」

マルガレ「牛久ゥ!?ちょっと今日のハードメニューの後に2時間も掛けてわざわざ田舎マ゙ァ゙!?」モゴッ

冬鞠「専門店の高級チョコレートです」クチニツメー

マルガレ【😮‍💨不機嫌そうな顔😤】モグモグ

~~~~~~~~~~

夏美「……それでどうしてあのキッチンカーで働いてたんですの?」

夏美「入学早々アルバイトで始めた……色んな食材に触れれるから勉強になる…学校で習ったことの片手間に学ぶには丁度良かった?」

夏美「それにしては、この間厨房を覗いたけど一目でわかるくらい作業が鮮やかでしたので」カンシン

夏美「アルバイト早々はそうでもなかった?土日もシフトに入って経験を積んだ……スムージーの材料の癖や扱い方、風味を研究した………」

夏美「………雰囲気が変わってないだけで意識は中学時代以上に高くなってる…………」

夏美「………ねぇ、今の私はあなたから見て昔と比べて『どう』見えてる………」チラッ

~~~~~~~~~

31: 2024/12/16(月) 21:30:06 ID:???00
~~~~~~~~~~~

マルガレ「ちょっと冬鞠さっきから何聴いてるのよ!」モグモグ

冬鞠「四季先輩に貸してもらった盗聴機です」

冬鞠「朝、姉者の制服に仕込んでおきました。会話はこちらに筒抜けです。」

マルガレ「………………」ゴクンッ

~~~~~~~~~~

夏美「……何?昔より笑顔がふえた?……友達も居るようだし、お互いぼっちのあの頃とは良い意味で全然違うって?」

夏美「俺さんは…都会に行ってもぼっちですの?………」

夏美「エルチューブのチャンネルも見てるって…?チャンネル登録者数6万人超おめでとう?」

夏美「………あ、あなたも変わるんですの!」

夏美「わ、私が変われたようにあなたも変われる…………!」
   
 😊ニコッ

~~~~ウシクチャク~~~~~

スタスタスタスタ

冬鞠「…………俺さん…」

冬鞠「あちらの学校に進学してたとは驚きですが…」

冬鞠「姉者に声を掛けたのはアグリーしかねます」

~~~~~物陰~~~~~
マルガレ『……………………』ジィ~

マルガレ「………………フンッ!」スタスタ

~~~~~~~~

32: 2024/12/17(火) 12:50:43 ID:???Sd
~~~~~~就寝中~~~~~~
インザナーイトゥ~ドリミライト ォ~アイウォンチュシーユースタンディングゼァー
ポワワワワワーーーン

~~~夏美in tn the dreams…~~~


夏美「あなたそれにしても………」チラッ

夏美「誰も組んでくれる人が居ないのは…この間の体育祭の練習も声を書けられず1人で練習、クラスの男子の何人分かの宿題を肩代わりにする………」

夏美「………空気やぼっちを通り越して虐」

夏美「なんとか過ごせてるし困ってるからいい?小学校から虐められてたからそれに比べれば天国?」

夏美「………そんな訳無いですの!俺さんが良くても…私が悲しい…」ポロポロ

~~~冬鞠in tn the dreams…~~~
ポワワワーン

冬鞠「姉者………?」

クラス女子男子『『『』』』シラ~~~~~

夏美・俺【談笑】

冬鞠「………………」

~~~~~帰宅後~~~~~

冬鞠「今日学校で姉者を見かけました………」

夏美「…………」

冬鞠「率直に言ってあの方と行動を共にするのはアグリーしかねます…」

夏美「冬鞠…あれだけは冬鞠の言う事は聞けないですの……放っておいて………」

~~~~ポワワワーン~~~~

35: 2024/12/17(火) 18:16:33 ID:???Sd
~~~~明後日、練習後解散~~~~

夏美「(今日の電車、この発車時刻なら会える……はず、ですの…)」

夏美「…………………」キョロキョロ

ガタンゴトン

夏美「……(いない…まぁそんな時もありますの!あちらも忙しいんですの)」

夏美「…(帰って動画編集と新ネタ…)」

夏美「……(無性に寂しい…)」シュン

~~~~~翌週~~~~~

夏美「今日も探してみますの」キョロキョロ

夏美「…………………」シュン

夏美「(……こうなったら毎日探してみますの…落ち込んでるのが鬼癪に触りますの!)」

~~~~~3ヶ月後~~~~~

    練習休憩中

メイ「なぁ、なんか夏美の奴暗くないか?」

きな子「そういえば夏美ちゃんここ暫く元気無いっすね…」

四季「………顔は暗いけど、いつになく真剣……悩み?」

メイ「そうっとしておくか話しかけるか悩むな!チクショー!」

~~~~離れた場所~~~~

マルガレ「ちょっと冬鞠、マズいんじゃないの?…」ガシッ

マルガレ「夏美先輩、冬鞠の考えてるような心配事とは無縁事だと思うわよ?」フンッ

冬鞠「…………」

冬鞠「以前の尾行で何故そのように判断できたのですか………?」

マルガレ「あの人と話してた時の夏美先輩すっごく自然な笑顔だったわ」

マルガレ「…あの表情の自然な移り変わりは楽しいと思えているから出せる嘘偽りないものよ」

マルガレ「………夏美先輩と話してた人と何があったか知らないけど、結ヶ丘が女子校だからってムキになる必要は無いのよ」

冬鞠「………なるほど…」

冬鞠「…ですがマルガレーテ、すみません」

冬鞠「………アグリーもディスアグリーも出来ません…………」ヘタァ

マルガレ「ちょっとぉ!」ガシッ

マルガレ「はぁ~」

~~~~~~~~~~

37: 2024/12/17(火) 21:01:07 ID:???00
~~~~~数日後~~~~~

メイジジングーマエーガタンゴトン

マルガレ「俺…ね?ちょっと顔を貸しなさい」ガシッ

冬鞠「…………………………………」

~~~かのん宅カフェ~~~

ありあ『へぇ~…男の子連れ込んじゃって、とっても重い雰囲気だよ』

しぶかの『なになに!?どうしたの?』キラキラ

ありあ『………(無限で縛って2階に放置する)』

モガームゴー

しぶかのママ『皆そういう年頃なのよ…ありあもかのんもその内わかるわ』

~~~~~~~~~~~~

39: 2024/12/17(火) 21:23:43 ID:???00
~~~~~~~~~~~~
   ヒソヒソ、ヒソヒソ

マルガレ「……外野がうるさいわね、場所変えましょうか?」チラッ

冬鞠「…マルガレーテ、こちらで構いません」

冬鞠「それに俺さんにも迷惑をかけてしまいますから」

冬鞠「………それでは俺さんに伝えなくてはいけないことがあります……」

冬鞠「以前…3ヶ月前の件…申し訳ありませんでした…」

冬鞠「私は…俺さんを高校1年生の時に姉者と話しているのを見てから…率直に言って悪影響を及ぼすファクターだと…思っておりました…」

冬鞠「それ以来、俺さんを密かに監視して姉者に~」
~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~

冬鞠「以上です…」

マルガレ「…冬鞠はこれでスッキリしたかしら?」

冬鞠「……………」

マルガレ「そういう事だから、返事しなさい…」

冬鞠「思ってたことは間違ってない…当時クラスで良い扱いを受けてなかったから、家族を想う気持ちがあればそう思っても当然…」

冬鞠「でも、こっちに謝るより先に姉者に謝るほうが大事…俺さんは大丈夫…」

冬鞠「高校に上がった時に何回か話したことあったけど仲良くもなれなかったから、素直な話が聞けて良かった……」

冬鞠「俺さん……姉者に謝りに行く…アグリーです」

~~~~~~~~~~~

40: 2024/12/17(火) 21:35:10 ID:???00
Guts!! ガツガツ!! Guts ガツ!!
Guts!! ガツガツ!! Guts ガツ!!

ウマイモンたち呼んでるぜ
食えば食うほどあふれる Power!!
世界中から捕獲(つか)まえろ
夢は無敵の美食屋(グルメ)さ Fighter!!
さぁ!
海の底へ 氷河の果てへ
飛んで Jump! Jump! Jump!
叩け Knock! Knock! Knock!
感謝込めて
イタダキマス!!
Wow wo!! 釘パンチ
Wow wo!! 連発で!!
ガッツガッツリガッツ!! どんな夢も食える
Wow wo!! 俺だけの
Wow wo!! フルコ一ス
ガッツガッツリガッツ!! 集めるのさ
世界を 皿に乘せて!!

46: 2024/12/18(水) 16:00:04 ID:???Sd
~~~その日の夜、鬼塚商店~~~

コンコンッ

冬鞠「………姉者、お話があります」

夏美「冬鞠?…どうましたの…?」

冬鞠「実は姉者には申し訳ないことをしてしまいました…………」

夏美「…話の脈絡が見えませんの」

~~~~~説明中~~~~~

夏美「大体わかりましたの、冬鞠も素直に話してくれてありがとう…」

冬鞠「姉者…」

夏美「…でも…私は怒ってますの!知らないところで勝手なことをしたことを…」

冬鞠「姉者、申し訳ありません!!」

夏美「もう過ぎた話ですの…俺さんが良いなら冬鞠も今度3人で付き合ってください………」

冬鞠「…!、アグリーです!」

~~~~~~~~~~

47: 2024/12/18(水) 17:43:51 ID:???Sd
~~~~~~翌日~~~~~~
ガタンゴトンガタンゴトン シュッーシュッートレイン シュッーシュッートレイン

夏美「……………!」ッス

夏美「久しぶり、ですの…」

夏美「あ、あのこの間のことは…」アセッ

夏美「………………」ジー

夏美「気にするのはお互い野暮ですの、ね……?」チラッ

夏美「コホン、それで今度冬鞠と3人と帰りにどこかで食事を………」

夏美「それなら良い考えがあるって?」

~~~~~~~~~~~

48: 2024/12/18(水) 20:29:23 ID:???00
~~~in tn the dreams…~~~
~高校受験願書提出間近~

夏美「あ゙ぁ、煩わしすぎますの!!!」カッ

夏美「あなたは悩みも無さそうで良いですわね………どこの学校も願書締め切り後1週間に突入しようとしてる時に………」ハァ~

夏美「何?イライラしてる時は甘い物食べに行こうって?…食べ物ことしか頭にないくせに一理あるのが呆れるというかなんというか…」

夏美「…いきますの、こうなったら焼き芋でもなんでもたらふく食べますの!!!」カッ

~~~ソロリソロリ~~~

冬鞠「……………………」

~~~~~~~~~
~つぼやきいも奥田~

夏美「ここの焼き芋ですの?」

ハグッハフッハグッ

夏美「………………!」

夏美「………芋の皮目はさほど焦げない…それに反して中は水分そのままに蒸し焼き状態ですの!」ハグッハフッ

夏美「しっとりねっとり甘さが濃縮されて幸福感MAXですの………」

夏美「でも、流石に水が……」

ソッ

夏美「気が利き…」

ヤキイモドサササササササッ

夏美「!?」

夏美「ちょっと!?いくら美味しくてもこんなに食べれませんの」

夏美「なに?食べきれないぶんは持って変えれば良いって……冬鞠もいるし良い考えですの」

夏美「にゃは~、そう決まったら焼き芋をドカ食いしますの!限界を目指しますの!」

ハグッハフッハグッ

夏美「女子高生がガッついて焼き芋をドカ食いなんて鬼バズリ確定ですの!………………!!」カッ

夏美「バズリ、再生数を稼ぐ、マニーが集まる…………」

夏美「…進学先は大体絞りましたの、とにかく都会の学校、都会ならここよりバズるネタがある!」

~~~~~~~~~

冬鞠「…………………」

~~~~~~~~~~~~~~

49: 2024/12/18(水) 21:38:10 ID:???00
~~~~~翌々日~~~~~

夏美「冬鞠~こっちですの!」

冬鞠「ホテル…グルメ…?」

~~~~~~~~~~~~

夏美「俺さんはここでもアルバイトしてて、今日は厨房を貸し切ってもらったんですの!」

夏美「だから今日は俺さんが作った料理をじゃんじゃん運んでくるから食べますの!」

夏美「私と冬鞠の好物は事前に伝えてあるから、苦手なものは出てこないし安心しますの!」

冬鞠「…姉者、俺さんの作った料理…」

冬鞠「姉者、俺さんの作った料理見定めさせていただきます!」

夏美「そろそろ来る頃ですの」

ドンッ

【キムチ納豆パスタ】
【水菜と長芋の納豆サラダ】
【アボガドまぐろ納豆】
【納豆豚汁】
【みかんバナナスムージー】

【焼き芋グラタン】
【焼き芋のチーズコロッケ】
【焼き芋ポタージュ】
【焼き芋で作った大学芋】
【焼き芋とフルーツスムージー】


夏美「にゃは~、納豆尽くしに焼き芋尽くしですの!」

冬鞠「こうも徹底されるとアメェィジングです……」

~~~~~~~~~~~

51: 2024/12/18(水) 22:01:36 ID:???00
~~~~~~~~~~~~~

夏美「いただきますの!」パクッ

冬鞠「いただきます」パクッ

夏美「納豆はご飯に掛けるのが当たり前だと思ってたけど、このサラダ中々イケてますの長芋や水菜との相性はむしろ良い…」シャキシャキ

冬鞠「一口食べただけで普通のサツマイモはとは糖度が違うように感じます…サツマイモは何を使いました?」

冬鞠「なるほど紅はるかですか、納得です」パクッパクッ

冬鞠「いつも好んで食べてる焼き芋もアレンジ次第でこうも変わるものですか………冬鞠はこのポタージュ、焼き芋の風味が調和してて好きです」

夏美「ちょっと偏見を持ってた納豆パスタは口に入れれば鬼ウメーですの!だし風味が食欲をそそるし、キムチの辛味と納豆の食感がたまりませんの!」

夏美「…………動画のネタにすれば鬼バズリ間違い無しだったですの…」

~~~~~~~~~

54: 2024/12/18(水) 22:32:13 ID:???00
~~~~~~~~~~~~
窓の外から

き・メ・四・マ「「「「…………」」」」ジィー

マルガレ「…………」ジュルリ

メイ「なるほどな、急に夏美が元気になったから様子を見てみたらこう言うことだったと」

四季「………でも冬毬ちゃんもいる、love triangle…」

メイ「でもそんな拗れてるようには見えねーけどなぁ」

きな子「そうっすね、きな子もあれ拗れているというよりむしろ3人で楽しんでいるって感じっすね」

マルガレ「(…遠くから見ても料理の腕は確か………!いつか私にも料理を山程作ってもらう!)」ジュルリ

~~~~~~~~~~~

55: 2024/12/19(木) 12:47:07 ID:???Sd
~~~~~~~~~~~~
ガタンゴトンガタンゴトン シュッーシュッートレイン シュッーシュッートレイン

夏美「あー、お腹一杯ですの」

冬毬「…zzz」グッスリ

夏美「冬毬が電車に揺られながら眠るなんていつぶりですの…………」

夏美「…ねぇ、俺さん」

夏美「もしよければ私の彼氏に…なりませんの………?」チラッ

夏美「そ、その、今はLiella!のアイドル活動とかあるし表立ってはあなたと付き合えない…」

夏美「その代わりデートの代わりではあるけど…エルチューブの活動とか手伝うってことで…」

夏美「勿論、オニナッツの料理チャンネルを開設しますの!」

夏美「…どう、ですの?」

夏美「いいって?にゃは~、勇気出した甲斐がありますの!」

~~~~~~~~~~~~~

56: 2024/12/19(木) 14:27:15 ID:???Sd
~~~~~~練習中~~~~~~

夏美「今日も張り切ってバンバンメニューこなしますの!なんでも来いですの!」ニコッ

メイ「すっかり元気になったな、スクールアイドルは男禁止だぞ~?」マジキチスマイル

夏美「な…な、なっ、ナツゥ!?/////」カァ

四季「夏美ちゃん………顔が赤い」

きな子「た、大変っす、不純異性交遊っす」
ガヤガヤ

~~~~~~~~~~

57: 2024/12/19(木) 20:04:13 ID:???00
~~~~~牛久着帰り道~~~~~

夏美「…と、言うことがありましたの」

夏美「もうLiella!の中でも彼氏の存在が完全に知れ渡ってますの!スクールアイドルが彼氏を持つこと…オニナッツチャンネル炎上不可避ですの!ガッデーム」

夏美「何ニヤニヤしてますの?スクールアイドルの彼女が出来たって実感が湧いてきた…?」

夏美「バ、バカぁ、色々遅すぎですの///」カァ

夏美「…思えば中学の頃、クラスのはぐれもの同士…こうなりたい気持ちはあったから…」ジー
夏美「こういう結末は悪くありませんの」ダキッ

夏美「…今はこういうことしかできない………待たせるかも知れないけど、どうか待っていて欲しいですの…」ギュッ~

~~~~~~~~~~~

夏美「…ちょっと落ち着きましたの」

夏美「…最後に」チュッ♥

夏美「にゃは~一度はやってみたかったんですの///」

夏美「……………ま、また今度ですの!」

~~~~~~fin~~~~~~

58: 2024/12/19(木) 20:27:45 ID:???00
~~~~~その後番外~~~~~
キョロキョロ キョロキョロ ソッソッソッ

マルガレ「俺!!!」ガシッ

マルガレ「わ、私にも料理を振舞ってくれないかしら………夏美先輩や冬毬みたいに………」チラッ

マルガレ「…その…ずっと日本のご飯ばっかり食べてたら実家(向こう)が恋しくなったのよ…」シュン~

マルガレ「対価は……………って、いらないの?」ニコッ

マルガレ「…お人好しも極まってるわね」

~~~~~~別の日~~~~~~
キョロキョロ キョロキョロ ソッソッソッ

きな子「………あの~」

きな子「俺さんっすよねぇ」

きな子「きな子は夏美ちゃんと同じLiella!のメンバーで友達っす!」ニコッ

きな子「ちょっと頼みたいことがあるんすが………」

きな子「長く東京にいると、故郷の北海道を思い出してホームシックになったんす……」シュン

きな子「………だから久し振りに郷土料理でもがってり食べて元気だしたいっす……!」

きな子「俺さんの腕なら料理の質も安心できそうっす……………ダメっすか………?」チラッ

きな子「え?いいんすか?食材が準備できたら連絡する?ありがとうっす!」ニコッ

~~~~~~~~~~~~~

59: 2024/12/19(木) 20:31:13 ID:???00
一応完走までなんとか書きました
誤字申し訳ありません。ここまで見ていただいた方ありがとう御座いました。
次回は趣向を変えて安価方式にするか、引き続き全員コンプリートを目指すか頑張ってやってみます

60: 2024/12/19(木) 21:16:30 ID:???00
乙!夏美ちゃんかわいい面白かった

引用: 【SS】ノンケ