あかり（京子ちゃんが大好きなラムネーズン奪って食べてやるんだから！）

～生徒会室～
あかり（ここにくればきっと京子ちゃんが杉浦先輩のラムネーズンを奪うはず！）

あかり（そこをあかりが奪ってやるんだから！）

綾乃「歳納京子ー！私のラムネーズンかえしなさーい！」

京子「へへー！いただきまーす！」

あかり「あ、京子ちゃん！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

あかり「ゲーット！」ﾊﾞｯ

綾乃「おりゃー！」ﾌﾞﾝ

京子「よっと！」ｻｯ

あかり「え？ええ？」ﾊﾞｷｯ

綾乃「あ」

京子「あ」

あかり「ﾌﾞｸﾌﾞｸ…」

あかり「う、うーん…」

綾乃「あ、赤座さん、だ、大丈夫？」

あかり「あ、あれ…ここは…」

京子「生徒会室だぞー」

あかり「なんであかり…寝てたんだろう…あいたた」

京子「それはなー、綾乃があかりの顔面に張り手を」

綾乃「と、とと、歳納京子が悪いのよ！私のラムネーズン取ったりするから！」

結衣「はいはいそのへんにして、あかり大丈夫か？」

あかり「う、うん…あんまり記憶がないけど…」

結衣「全く、せっかく2人の喧嘩を止めに入ったあかりを張り倒すなんて」

京子「私悪くないもーん」

綾乃「も、元はといえば歳納京子が！」

結衣「はいそこまで。あかりに謝って」

綾乃「う…赤座さん…ごめんなさい…」

京子「ごめんなーあかり、悪気はないんだよー」

あかり「あ、あんまり覚えてないけど。何かあかりの方が悪いことしようとしてた気もするし…」

結衣「はい、ここまで。京子も人の物勝手に取らないように」

京子「はーい」

あかり（な、なんだか京子ちゃんにいたずらしようとした気がするけど、結局あかりが…」

あかり「う、うわーん」

綾乃「え？！」

京子「あかりが泣いた！」

めでたし

あかり（ぜ、前回は何だか知らないうちに気絶してたけど、今度こそ主人公として！）

あかり（京子ちゃんをいじめちゃうんだから！いつもいじられてばかりだし！）

あかり「よーし！」

>>25

京子の目の前結衣ちゃんとイチャイチャ

～部室～

京子「でさー、ミラクるんがさー」

結衣「またミラクるんの話か、ほんと好きだな」

京子「だってあんなにかわいいんだよー？あー、ミラクるんがいればご飯10杯はいけるよー」

結衣「言いすぎだろ」

京子「あ、ちなつちゃんならご飯20杯はいけるよ？」

ちなつ「やめてください」

京子「えー、そんなこと言わないでさー、ちなつちゃーん！」

ちなつ「きゃー！助けてください結衣せんぱーい！」

結衣「おい京子やめろ」

あかり「あ、あの、結衣ちゃん」

京子「ちーなーつーちゃーん！」

ちなち「やだあああああああ」

結衣「ほら京子」

あかり「ゆ、結衣ちゃん、あの…」

京子「あーちなつちゃんいい香りー！」

ちなつ「うわああああああん、結衣せんぱーい！」

結衣「いい加減にしろ京子」

あかり「あ、あの！」

ガラッ

綾乃「歳能京子ー！」

千歳「お邪魔しますー」

京子「あ、綾乃」

結衣「生徒会がうちに何のようだ？」

綾乃「いい加減にしなさい歳納京子！」

京子「え？私？」

あかり（あ、あかりの存在感で誰かとイチャイチャなんて無理ー！）

あかり（な、何かいじめるつもりが気づいたらいじめられてるような…）

あかり（う、ううん！あかりは主人公だよ！もっと自信持たなくちゃ！）

あかり「次こそは！」

>>40

ちなつに同人誌の原稿を手伝わせる

京子「いやー今度の同人誌はさー、よりリアリティのあるのを書きたいんだよ」

結衣「ふーん、具体的には？」

京子「なんていうかこう、ミラクるんが今にも紙から飛び出してきそうな！」

ちなつ「無理なんじゃないですか」

京子「そんなことないよ！上手い同人作家は読者にあたかもその世界にいるかのような錯覚を与えるんだ！」

ちなつ「ふーん」

結衣「まあ、京子が本気なのはわかったよ」

京子「でさー、いまいちリアリティが出てこないというか、うーん」

結衣「こればっかりは私たち何もできないしな」

京子「うーんうーん」

あかり「ち、ちなつちゃんがモデルやって京子ちゃんの同人誌手伝ったらどうかな！」

ちなつ「え？」

京子「え？」

結衣「なるほど」

京子「その手があったか！」

ちなつ「い、嫌ですよ私、京子先輩のお手伝いなんて！」

京子「そう言わずにー」

ちなつ「私が絵を書くとかならまだしもモデルなんて」

京子「え、絵はちょっと、はは、私が書くからさ」

結衣「そ、そうだな、絵は京子上手いからな。ち、ちなつちゃんはモデルがいいと思うな」

ちなつ「えー、結衣先輩までー」

京子「ね、お願いちなつちゃん！この通り！」

結衣「うーん、ちなつちゃん、ここは京子のため、一肌脱いでくれないかな」

ちなつ「結衣先輩に頼まれたら…断れないです」

京子「やったあ！じゃあさっそく結衣の家に行こう！」

結衣「なんで私の家」

京子「しゅっぱーつ！」

結衣「お、おい」

あかり（…………）

京子「とうちゃーく！じゃあさっそくアイスを」

結衣「おい違うだろ」

京子「えへへー」

結衣「全く…同人誌書くんだろ」

京子「そうそう、そしてこれ！ちなつちゃんに来てもらうためのミラクるんコスチューム！」

ちなつ「えー、ほんとに着るんですかー…」

京子「ほらほら、結衣も見たいって言ってることだし」

ちなつ「え、ほんとですか？結衣先輩」

京子（結衣、ここは合わせて）ｳｲﾝｸ

結衣「あ、うん、私もちなつちゃんのミラクるん見たいな」

ちなつ「そ、それじゃあしょうがないですね！着てきます！」

京子「うふふ、これで創作活動もはかどるぞー！」

結衣「全く…」

ちなつ「き、着てきました」

京子「お、おおおおおおおお！ミラクるんだー！」

結衣「ちなつちゃん似合ってるね」

ちなつ「あ、ありがとうございます結衣先輩！」

京子「さ、じゃあさっそく執筆始めるよ！色々ポーズ取ってもらうからね！」

ちなつ「えー、ポーズですか」

京子「結衣」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

結衣「わ、私もちなつちゃんのポーズみ、見たいなー」

ちなつ「わ、わかりました！」

あかり「あ、じゃああかりゲームしてるね」

3人「「「…」」」

あかり「…え？」

3人「「「いたんだ」」」

あかり「う、うわーん！あかりの存在感ー！」

あかり（あかりは主人公あかりは主人公）

あかり（京子ちゃんが同人誌書いてる今がいじめる最高のチャンス！のはず…）

あかり（だんだん自信がなくなってきたけど…）

あかり（だ、だめだよ弱気になっちゃ！次は絶対！）

>>65

京子ちゃんの耳元に息を吹きかける

あかり（よし！）

テクテク

あかり（京子ちゃん原稿書いてる。今がチャンスだよね！）

あかり「ふっ」

京子「うひゃあ！」

ガタン！

結衣「え？」

ちなつ「あ、インクが！」

京子「あ！ああ！げ、原稿が！わわ！わわわ！」

結衣「ち、ちなつちゃんティッシュ！」

ちなつ「はい！」

京子「は、早く！原稿が！原稿が！」

ちなつ「ティッシュです！」

結衣「急いで！」

京子「原稿が！わわ！ふ、拭かなきゃ！」

京子「……」

結衣「……京子」

ちなつ「……」

結衣「か、書き直し、か？」

京子「もう、無理…」

結衣「え？」

京子「締切明日なんだ…」

ちなつ「そ、それじゃあ…」

京子「はは…せっかくがんばってここまで…。う…ぐす…ごめん！」ﾀﾞｯﾀﾞｯ

結衣「あ、京子！」ﾀﾞｯﾀﾞｯ

ちなつ「あ、待って下さい！」ﾀﾞｯﾀﾞｯ

あかり「あ…え、あ…」

あかり「あ、ど、どうしよう…そ、そんなつもりじゃ…。あ、あかりそんなつもりじゃ…」

あかり「京子ちゃんにあやまらなくちゃ…」

あかり「締切が明日まで…。あ、あかりで書ける所までなんとか…」

あかり「う…京子ちゃんごめんなさい…うぅ…こんなつもりじゃ…」

あかり「ひっく…うぅ…ぐす…あかり…ぅ…」

あかり「ぐす…原稿…ひっく…直さなくちゃ…」

結衣「京子！待てって！」ｶﾞｼｯ

京子「う、うぅ…」

結衣「京子…」

京子「ぐす…」

結衣「落ち着いた？」

京子「……」

結衣「今回は残念だったけど、また書こうよ」

京子「……」

結衣「私も手伝うからさ、ほら」

ちなつ「わ、私も、手伝ってもいいかも…です」

結衣「ほら、ちなつちゃんもこう言ってることだし」

京子「……」

結衣「ラムレーズンも買ってあげるからさ」

京子「…ほんと？」

結衣「うん」

京子「……何個？」

結衣「え？えと、うーん、じゃあ3個くらい？」

京子「……」

結衣「5個くらい、かなー？」

京子「……」

結衣「じゅ、10個」

京子「よし！さっそく買いに行こう！」

結衣「え？あ、おい！全く…ふふ、でも京子はこうじゃなくちゃな。ほんとによかった」

京子「あーおいしかった！」

結衣「10個全部食べるなんて…」

ちなつ「驚きです…」

京子「泣いたらお腹空いちゃって！あ、そうだ、これからファミレス行かない？」

結衣「え、まだ何か食べるのか」

京子「今日は私のおごりだー！慰めてもらったし」

結衣「え、それは悪いよ」

京子「いいからいいから！ほらちなつちゃんも」

ちなつ「あ、はい」

京子「ちなつちゃんのミラクるん衣装をまだ見てたいしね」ﾎﾞｿ

ちなつ「え？何か言いました？」

京子「え？何も？いいから行こう！」

ちなつ「は、はい」

～結衣の家～

あかり「ぐす…京子ちゃん…みんな…戻ってこない…」

ガチャッ

京子「たっだいまー！」

結衣「私の家だって」

京子「いいのいいのー」

結衣「あ、あかりが」

京子「あれ？あ、そういえば…」

結衣「見て、これ。あかり原稿書いてた見たい」

京子「あ…」

あかり「すーすー。京子…ちゃん…。すーすー」

結衣「あかり責任感じてるんだよ。京子、だからあまりあかりを責めないであげてくれないか」

京子「あたりまえだよ。はは、あかり絵下手だなー」

結衣「ま、まあちなつちゃんよりは…」

京子「結衣、それは触れちゃダメだよ」

結衣「う、うん」

京子「さ、私たちも寝よう！」

結衣「泊まる気かよ！」

京子「えっへへー！」

こうしてあかりは結局他人のことをいじめられない、
いい子なのでした。いい子だけが取り得です。
あかりがメインのスレなのに全然目立ってなかったのは気のせいです。

あかり「うわーんあかりが主人公なのにおかしいよお！スレタイでも主役なのにー！」

めでたしめでたし

～fin～