1: 2010/02/16(火) 01:25:31.27 ID:3GryoAPM0
いや、ありえないだろう
そう思ったが、とても少ない支援を受け取らされ城から追い出された
どうやらあたしが旅立つのは周知の事実らしく、町の人達が手を振って見送っている
逃げるわけにも行かず、一先ず仲間集めにと酒場に寄ってみた

ルイーダ「あー……今は殆どいないのよねぇ」

は?

ルイーダ「貴女が16になるのを待ちきれずに、勇者無しのPTで旅立ってしまったのよねぇ」

……

は?
葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス)
2: 2010/02/16(火) 01:27:39.79 ID:3GryoAPM0
でも、そこに賢者いるし……

ルイーダ「ある武道家のPTね」

……そこの盗賊は?

ルイーダ「ある魔法使いのPTね」

何これありえん

3: 2010/02/16(火) 01:29:45.54 ID:3GryoAPM0
いや、あぶれてるならこっちのPTに入ってよ

賢者「何を言っているんだ?PTの掛け持ちは厳禁とされているだろう」

賢者「無用なトラブルにもなるんだ。お断りだ」

じゃあ、移籍しろよ
賢者がベンチとかどんだけ過剰人員だ

賢者「それもお断りだ。力も魔法も半端な勇者のPTより、バランスのいいPTの方が安定する」

何だこいつ、カザーブまで行ったら戻ってきてやる

4: 2010/02/16(火) 01:31:44.74 ID:3GryoAPM0
ルイーダ「あ、一人だけいたかも」

この際遊び人でもいい!いややっぱ……いや、PTに加えます

ルイーダ「じゃあ紹介するわ。こちらが戦士さんで、こちらが今日16になって旅立つ女勇者さん」

戦士「あんたが勇者か……これからよろしく頼む」

なんてこった
ちゃんとした前衛職じゃないか

全然ガチムチじゃないし、凄い若そうだけど

5: 2010/02/16(火) 01:33:45.37 ID:3GryoAPM0
ルイーダ「元々は戦士じゃないんだっけ?」

戦士「行商人のメンバーだったが、商売より剣のが向いているという事でな」

ルイーダ「あら?転職済み?」

戦士「職についていた訳じゃないからな。転職にはならないのだろう」

ルイーダ「それは残念ね」

詳しい事は分からないが、どうもただの戦士らしい

6: 2010/02/16(火) 01:36:03.62 ID:3GryoAPM0
性格は……すばしっこい
素晴らしき性格の無駄使い
戦士なのにあたしより素早さ高いし

戦士「どうかしたか?」

頼もしい人が仲間になって嬉しいんだよ
あたしのPTに入ってくれてありがとう


ガチムチじゃないとか、どんだけ使えない戦士なんだろう

7: 2010/02/16(火) 01:39:12.81 ID:3GryoAPM0
銅の剣なのに……棍棒よりダメージが低いとか

戦士「御互い駆け出しとは言え、曲がりなりにも戦士だからな」

……だとしても悔しい
金属なのに、木に負けた

戦士「まあ……俺にも男としての意地があるからな」

容姿の割りに強いらしい
ごめんね戦士、凄い失礼な事考えてて

9: 2010/02/16(火) 01:42:26.27 ID:3GryoAPM0
戦士「橋を一つ超えた程度か……」

分かっていたけど、一日にこの程度しか進まないか

戦士「そんな顔をするな。ゆっくりと経験を積んで進んでいけばいい」

戦士「アリアハンに戻るぞ」

じゃああたしの家に帰ろうかね?

戦士「するとしばらくはまだ、俺もルイーダさんの所で世話になるのか……」

え?

戦士「え?」

10: 2010/02/16(火) 01:46:18.64 ID:3GryoAPM0
おかえりなさい
わたしのかわいい女勇者……


戦士「何で俺まで泊まっているんだ?」

同じPTなんだから普通じゃない?

戦士「普通、それで見知らぬ男を家に泊めるのか?お前の家は変わっているな」

というかうち、ベッド二つしかないんだよね
どうしよう

11: 2010/02/16(火) 01:50:13.92 ID:3GryoAPM0
戦士「よもやお前と一緒のベッドで寝かされる事になろうとは」

すぐに部屋を飛び出して行ったけどね

戦士「俺の中の常識が崩壊しそうだったからな」

それでルイーダさんの所に行ったの?
きっとあの人もさぞびっくりした事でしょう

戦士「……悪いとは思ったが、わざわざ宿をとるわけにもいかんからな」

シャイなのかヘタレなのか
野宿する時にでも鎌をかけようと思う

12: 2010/02/16(火) 01:53:23.85 ID:3GryoAPM0
だいぶ戦いも慣れた頃、ファンファーレと共に、新しい魔法を覚えた
どうやら攻撃魔法らしい
物理攻撃しか手段の無いPTである以上、これは大きい収獲だろう

戦士「試し撃ちでもするのか?」

勿論
お、いい所にスライムがいる
メラ!

スライムに9のダメージ!

戦士「……」

……

メ……!

戦士「武器を使え」

13: 2010/02/16(火) 01:57:38.94 ID:3GryoAPM0
あ、ホイミを覚えた

戦士「お、でかした」

よーし早速試し撃ちだ

戦士のキズは回復した!(38)

戦士「……」

戦士は薬草を使った!
女勇者のキズは回復した!(51)

戦士「薬草のが回復力あるな」

……

戦士「まあ、薬草代も浮くしな」

ちくしょう、言い返せない
戦士の弱みを手に入れたらちくちく攻めてやろう

14: 2010/02/16(火) 02:00:37.13 ID:3GryoAPM0
回復魔法を覚えてからは怒涛の如く進撃を続け
いつも町から見ていたナジミ塔にまで達した

初めて自分の住んでいる場所を見下ろしたが、案外面白みに欠けた

戦士「まあ……もっと広い土地だったら、遠くの町を見たりできるだろうが」

しかもぼ~としていると人面蝶とかに襲われる
マヌーサを受けて逃げ切れなかったら絶望だ

15: 2010/02/16(火) 02:03:27.92 ID:3GryoAPM0
いざないの洞窟
お……これ、地図?
でも、なんか全部黒で塗りつぶされているような……

戦士「いや、よく見ろ。アリアハンのところに色が」

各地が描かれた地図、南に位置するアリアハンの周辺だけ、徐々に色が変わっていった
進めば進むほど、詳細な地図になっていく仕組みなのだろう
不思議な地図だが、あたし達にとって、重要なアイテムである事に違いない

それ以上に重要なアイテムを今此処で使ってしまったのが悔やまれる

戦士「……今、魔法の玉で魔王を倒す事を考えていなかったか?」

問題無い、作り手はまだ生きている

戦士「やめろ」

17: 2010/02/16(火) 02:07:19.82 ID:3GryoAPM0
戦士「お……聖なるナイフか」

遂に棍棒卒業だね
かなりの火力アップになるね

戦士「……軽すぎる、俺には合わんな」

戦士「もっとこう、手にしっくりくる重さでないとだな」ブツブツ

確かにこれでは商人にはなれないだろう……
てか、これって装備幅狭まるの?やだこの戦士、扱い辛い

18: 2010/02/16(火) 02:10:34.38 ID:3GryoAPM0
これでもかというくらい、わざとらしい三択の道
一つ一つ調べていくしかなさそうだった

変な光の渦が部屋が一つと、後は何もない部屋が二つ
どうやらここが正解らしい、という事で戦士と共に光の渦に飛び込んだ

戦士「これでトラップだったらどうしようもないな」

他の部屋に隠し扉とか?

考えていなかった
どうしよう、これで出た先が階層まるまる一部屋のMHだったら
聖域の巻物あってもドッグアロー怖い怖いドッグアロー
チート過ぎる成長係数でLv4ありえない

戦士「何を言っているかは知らんが腹をくくれ」

トラップである不安をよそに、眩く光の景色が暗転した

19: 2010/02/16(火) 02:13:42.59 ID:3GryoAPM0
気がづけば薄暗い部屋の中
どうやらMHは避けられたようだけども……

戦士「とりあえず外に出て現在地の確認だな」

戦士が開けた扉の先は、見たことも無い草原が広がっていた
遠くに城も見えるし、一先ず行くべき場所が分かりやすくていい

戦士「どの辺りだ」

にらめっこをしている戦士の肩口から、地図を覗き見る
……え、ここ?こんなところなの?
アリアハンからどれだけ離れているのだろうか
恐ろしい距離を一緒で移動したようだ

戦士「そうか……ロマリアに繋がっていたのか」

何か感心しちゃってるよこの人
元はキャラバンにいたんだから、多少は地理に詳しいのか

20: 2010/02/16(火) 02:17:56.23 ID:3GryoAPM0
新天地ロマリア
何か一癖も二癖もある敵が多く出てくるんですが

戦士「甲殻芋虫を何匹も相手にすると体力持たないな……」

待ってて……ホイ

戦士は薬草を使った!
戦士のキズは回復した!(48)
女勇者はホイミを唱えた!
女勇者のキズは回復した!(36)

……

戦士「な、泣きそうな顔をするな」

21: 2010/02/16(火) 02:20:14.51 ID:3GryoAPM0
あ、鉄の槍
これだったら、いやこれでも軽いと言われたら流石に困る
何時まで木製武具で戦うんだ

戦士「まあ使えなくも無いな」

一抹の不安は杞憂だったらしく、ぶんぶんと振り回している
そのうちゲージが貯まったら、周囲の魔物を吹っ飛ばす一撃を放つのだろう

戦士「それで、お前は鎖帷子を買うのか?」

武器二本はきついからね
あたしは守りを固める事にするよ

戦士「なるほど……確かに道具の所持数は限りあるからな」

歩く薬草扱いされた
強い魔法を覚えたら今に見ていろ

当面の目標はべホイミだ

22: 2010/02/16(火) 02:23:14.09 ID:3GryoAPM0
戦士「……」

戦士は城の入り口周辺を睨んでいる
何がしたいん……あ、松明の方に行っちゃった
……何か拾ったみたいだ

戦士「袋に入れておくからな」

チャリンと、硬貨のような音が袋から聞こえる
……まさか小さなメダル?

戦士「分からんが……あそこを調べなくちゃいけない気がしたんだ」

何だこの戦士
レミラーマでも覚えているんじゃないか?

23: 2010/02/16(火) 02:26:14.90 ID:3GryoAPM0
城に入ってからすぐに戦士の挙動が怪しくなる
城内の花畑を荒らしていく
止めて、兵士の視線が痛いのよ

戦士「こいつも袋に」

また小さなメダルだ
普通に落ちているならまだしも、これ植物に埋もれていたはず
なんだこいつ、ミラージュ製のレーダーでも背負ってるのか?

24: 2010/02/16(火) 02:30:01.84 ID:3GryoAPM0
ロマリアから北に向かっていると変な建物が見えてきた

戦士「確かすごろく場だったかな」

流石というべきか
アリアハンで生活していただけでは、到底知りえない情報に精通している

建物内に入ると、また一人でふらふらしだした
メダルセンサーが反応しているご様子

戦士「ほら」

すごろく券だった
あ、これは嬉しいかも

25: 2010/02/16(火) 02:32:38.61 ID:3GryoAPM0
たまには息抜きも必要だよね、という事ですごろくをする事にした

戦士「数枚あるし、頑張れよ」

……
手に入れた枚数よりか、一枚多い気がするんだけど

戦士「ロマリアにいた犬が持っていた」

あの犬、あの場所を守っていたよね?

戦士「どかして掘り起こした」

何だこの鬼畜最低だ
ああ、そうか
だからロマリア城周辺でLv上げしている時、動物型の魔物を探していたんだ
だから魔物を捌いていたのか
最低だ

26: 2010/02/16(火) 02:35:24.61 ID:3GryoAPM0
チャラッチャラッチャーーーン

結果
+300G 素早さ-3
なにこれ、ありえん
二度とやるものか

というかステータスダウンがショック過ぎて、二階に上がる気力が無い

戦士「まあ、そのうちまた来ればいいだろう」

戦士「ゴールじゃ珍しい物が景品だと聞くしな」

それなら来てもいいけども……
やはりステータスダウンだけは避けたい

27: 2010/02/16(火) 02:38:38.49 ID:3GryoAPM0
カザーブ
戦士「やたらと急いでいたが、しっかりと実力つけてからここに来ても良かったのでは?」

何も無い村なんだし、と戦士は静かな村を眺めた
いいや、そんな事はない!ここには重要な武器、毒針が眠っているのだ

戦士「……お前、酒場での事をまだ根に持っているのか」

あのいけ好かない坊やに、世渡りと言う物を教えてあげなければいけないの
これは勇者たるもの、他者を導かなければならない
そう!これはあたしの使命でもあるのよ!

装備できません

困ったな
正面から切りかかれって事でいいのかな

戦士「お前は故郷で事件沙汰を起こしたいのか」

見透かされた
戦士のいう事も最もなので、とりあえず旅先で見つけたら奇襲する事にしよう

28: 2010/02/16(火) 02:40:48.91 ID:3GryoAPM0
メダルおじさんからガーターベルトを貰った
……セクハラ?

戦士「キャラバンで聞いたが、とても有能な装備らしいぞ」

へえ、防御力なんて雀の涙なのに?

戦士「それを装備していると、通常より強くなれるらしい」

え……実は凄い重たい装備品?

29: 2010/02/16(火) 02:44:38.44 ID:3GryoAPM0
ノア二ールについたのはいいけど、ここの人達皆寝ているから情報も何もない
と思っていると、戦士がメダルを見つけてきた
本当に戦士なのだろうか

戦士「ここから西にエルフの村があるらしい」

戦士「一人だけ起きているじいさんを見つけた」

一人で探索し過ぎだ
とりあえず行き先は西らしい

30: 2010/02/16(火) 02:47:49.37 ID:3GryoAPM0
エルフの村では酷い差別に悩まされた
こんだけ善良な美人を見て攫われるとは何事だ
そりゃあ先頭は戦士だけども

戦士「人攫いするほどごつい風貌でもないんだがな」

戦士「それとお前は美しいというより可愛いだろうな」

え、何この人
いきなり恥ずかしい事を言っちゃっているんだけど

戦士「いや美しいというには、顔つきや出る所が幼いというか」

一瞬でも胸が高鳴ったあたしの期待を返せ
やっぱり最低だ、この男

31: 2010/02/16(火) 02:50:00.60 ID:3GryoAPM0
エルフの王女も偏見に滾った頭脳をお持ちのご様子
聞く耳も持ってくれなかった
面倒だなぁと思っていると戦士がいなくなっていた

案の定メダルを手に戻ってきた
彼の手が土で汚れていた
何で埋まっている物まで分かるんだ、君は

戦士「……本能?」

きっと前世はメダルおじさんなのだろう

1: 2010/02/17(水) 00:40:20.97 ID:dNWAwGR60
そういえば、ガーターベルトを装備すると性格が変わるらしい
どんなだ、と聞かれたのでありのままにセクシーギャルと答えたら、変な顔をされた

戦士「会った時と変わらずすれた性格のままな……そもそも、何故そんなにすれている」

あたしの家の向かいに何があったと思う

戦士「ルイーダの酒場か?」

幼い頃から酒に溺れた人、色恋に振り回される人、金と名声に惑わされた人
そんなのを日常的に目の当たりにする訳なんだな

戦士「……お前、何時でも賢者になれるな」

2: 2010/02/17(水) 00:42:37.89 ID:dNWAwGR60
エルフの里の近くにある洞窟の中は酷い所だった
マタンゴだらけで、眠りの恐怖をとくと味わわされた
特にワンコと一緒だとルカナンされて噛まれたい放題だ

戦士「二人しかいない状態で、片方が麻痺した時のが恐ろしいのだがな」

洞窟に通いつめる事三日、教会のお世話になる事もなく探索終了
最下層にはエルフの里で聞いた夢見るルビーと、二人の遺書が見つかった

愚痴愚痴言うエルフの王女に渡し、呪いを解く粉でノアニールの村人を叩き起こすと
やる事がなくなってしまった
どうしよう

戦士「いや、あるだろう」

そうだった、すごろく場ゴールしてない!

戦士「王冠はどうした」

3: 2010/02/17(水) 00:47:08.89 ID:dNWAwGR60
何度か奮闘すると、念願かなってゴールに辿り着いた
素晴らしい報酬だ
特にこの鋼の剣
早速、戦士に見せることにしよう

戦士「そうか」

見せた瞬間に取り上げられて、素振りを始めた
始めてみるご満悦の表情だが、いきなり取り上げるのはどうかと思う
どういう顔をしていたのだろうか
ふと戦士がこちらを見ると鉄の槍を渡してきた
流石に憤慨すべきだろう

戦士「何だ?回復に回る事が多いから、火力を俺に集中させたいのかと思ったが」

思いもよらぬほどしっかりと考えていたようだ
なるほどとは思うが、せめて一言言って欲しい

4: 2010/02/17(水) 00:52:05.66 ID:dNWAwGR60
盗賊は塔にいるらしい
が、そこは魔物の巣窟だった
こんな所で生活している盗賊はさぞ強いのではなかろうか?
と思っていたが、あっさりと勝敗は着いてしまった

カンダタ「ちくしょー!たった二人、それも片方は女のPTに負けるなんぞ!」

カンダタ「だいたい、てめえらルカナンが効いているのにダメージ変わらないってどういう事だ!」

装備を変えると守備力は元に戻るらしい
戦士のキャラバン知識は恐ろしい程に役に立つ
戦局を左右するほどの内容だ

命根性汚いのか、中々自主する気になってくれず、面倒になってとうとう許してしまった
外の景色が何時の間にか真赤になっていた

戦士「王冠は戻ってきたんだ、よしとしよう」

もう会うことも無いだろうし、それでもいいか、と納得した

5: 2010/02/17(水) 00:55:38.71 ID:dNWAwGR60
テレレレテッテッテー

……

戦士「そのマントだけでいくらするんだろうな」

や、なんであたしが王様になっているの?

戦士「事の成り行きだろ」

凄い歩きにくい上に、魔法や道具を使おうとすると、警護の人達が止めてくるし
おまけに数時間置きに着替えさせられるって……

戦士「時折連れて行かれてるのはそういう事だったのか」

下着以外全てだったよ
気づかなかった?

戦士「見た目は何も変わっていないからなぁ」

うわ、この耳飾とかも全部同じ形だったのか
とにかく王様を探そう
こんな服なら、鎧の方がよっぽどマシだ!

6: 2010/02/17(水) 01:00:07.03 ID:dNWAwGR60
王位を返還して、次の町へと歩を進める
特筆すべき事は無し

戦士「茶色い毛むくじゃらに蛸殴りにされたろうに」

あれはありえん
というか、先頭にいるはずの戦士への攻撃が少ないような気がする
やはりありえん

7: 2010/02/17(水) 01:04:49.14 ID:dNWAwGR60
アッサラーム・夜
こんな賑わっている夜の町ってそうそうにないんじゃないだろうか
しかも、何か怪しげな雰囲気もあるし

戦士「元々そういう町だか……」

言葉が途切れた戦士の視線を追いかけると、客引きをしている女性に目が留まった
薄布纏った女性が甘い言葉で、道行く男に声をかけていた
というか、興味があるのか
いや、彼も男だし分からなくも無いが、いや、しかし……

戦士「少し待っててくれ」

止める間も無く、戦士は女性に話しかけ、小さな建物の奥に消えていった
程なくして、建物から出てきた戦士は勝ち誇った顔ですごろく券を握り締めていた
何があったか聞く気にはなれなかったが、彼のセンサーの感度が増している事だけは確かだった

8: 2010/02/17(水) 01:08:00.06 ID:dNWAwGR60
とは言え、やはり戦士の行動には少し不満だった
こうなったら装備による性格を使ってみるのもいいかもしれない
正直、内面性にも変化が感じられないけども

とりあえず厭らしい投げキッスを送ってみた
鼻で笑われたから殴っておいた

宿屋でこっそり彼が眠るベッドに潜入してみた
頭を撫でられた後、枕を譲ってきた
え、何このお兄ちゃん

9: 2010/02/17(水) 01:12:52.77 ID:dNWAwGR60
砂漠の蟹が恐ろしい
ここの来て、心から恐ろしいと思える敵に出会った
スクルトをされるとあたしではどうにもならなくなる
しばらくすると戦士でもどうにもならなくなる

進んでは引き返してを繰り返す事数日、イシスに辿り着いた
恒例の町内物色をしていると、どこかに行っていた戦士が帰って来た
袋を開けて待ち構えると、その手には装飾品が握られていた
星降る腕輪だった

戦士「いいのか?」

戦士が先制を取れた方が何かとありがたい、という事で彼に装備させた
格段に素早さが上がる戦士
これでMWG-MGとか月光があったら、いや止めておこう

10: 2010/02/17(水) 01:16:45.74 ID:dNWAwGR60
王女との謁見を済まして進路は北のピラミッドへ
というか、王女様チート過ぎる
どんだけ若作りしてんだよ

戦士「まあいるところにはいるもんだな」

根っからの旅人は言う事が違う
というかもう少し驚いてもいいのでは?

11: 2010/02/17(水) 01:21:49.85 ID:dNWAwGR60
蟹にも安定して戦えるようになり、ピラミッド探索に本腰を入れる
探索数秒で地下に落とされる
ファッキン

戦士「真ん中は通らないようにしないとか」

非常に面倒な所だ
と、ぶつくさ言いつつも、宝箱を見つけたら大喜び
我ながら現金だ、と思った直後視界が暗転した

12: 2010/02/17(水) 01:25:30.81 ID:dNWAwGR60
ふと気づくとイシスの教会にいた
どうなっているのだろう
あの宝箱はリレミト+ルーラの力でもあるのだろうか?

戦士「あの宝箱は魔物で、先制で痛恨の一撃をもらったんだ」

どうやら氏んだらしい
初めての氏亡だ
少しだけショックだ
が、落ち込んでもいられないので、宿で一晩過ごすとすぐさまピラミッドに向かった

13: 2010/02/17(水) 01:29:06.30 ID:dNWAwGR60
目が覚めたらまたイシスの教会だった

戦士「なあ……人食い箱は止めようぜ」

あたしに諦めるという文字は無い
絶対に生きて倒すまで何度でも、何度でも挑戦してやる

戦士「多分、お前が倒す頃には、ピラミッド内の人食い箱は全滅していると思う」

戦士「それに連中は上の階じゃ見かけなかったんだ。先にそっちを探索しよう」

あれ、毎回倒してるの?逃げてきてるんじゃないの?
レベル差が開くのはよろしくないし、戦士の案を素直に受け入れようと思う

14: 2010/02/17(水) 01:34:54.04 ID:dNWAwGR60
一階の宝箱を放置すると、驚く程にあっさりと探索終了
宝箱を開ける度に出てくる魔物は、大して強くはない
一つあったとすれば、戦士がピラミッド頂上でメダルを見つけたぐらいだが
既にメダルハントは恒例となっていて、新鮮味がない

そういえば地下が怪しい、と戦士は言っていたが、
一箇所一箇所調べるのも面倒だから探索は打ち切らした
新しく手に入れた鍵で、国や町を再度巡り歩いて、アイテムの回収に努める

戦士「どう見ても盗人だな、俺ら」

それで捕まったりしてないから問題なし

15: 2010/02/17(水) 01:41:06.28 ID:dNWAwGR60
さて、次に何処へ向かおうかと考えあぐねる
洞窟はホビットが助けてくれないし、かといってこの周辺に探索できる場所があったっけ?

戦士「ロマリアの近くに、中に入れない建物がなかったか?」

そういえばあったような
この鍵でなら開くかしら?
戦士は聞くなよ、という顔で試しに行こうと諭してきた
そりゃ試すつもりだったけど、そんな顔しなくてもいいじゃない

16: 2010/02/17(水) 01:45:32.58 ID:dNWAwGR60
ポルトガという国に着いた
黒胡椒で船くれるとか凄い太っ腹な王様万歳
アッサラームのホビットと友達という事で、通行許可を得られたしいざ新天地へ
バハラタという町に到着
黒胡椒を手に入れるには、人攫いをどうにかするしかないらしい
非常に面倒だ

戦士「まあ、人攫いのアジトで何か手に入るかもしれないしな」

頑張るぞー

17: 2010/02/17(水) 01:50:18.80 ID:dNWAwGR60
種とかメダルとか手に入った
リレミトして帰るか

戦士「グプタ達を助けてから、な」

本気で帰りたかったが戦士に宥められ、仕方なくレバーを動かし牢屋を開けてやる
いや、ぐるぐる回ってないでとっとと行けよ
二人を見送った後、リレミトを唱えようとするも、何やら様子がおかしい
隣の部屋に移ってみると、懐かしの覆面がいた

18: 2010/02/17(水) 01:53:31.14 ID:dNWAwGR60
カンダタ「げぇ!またお前らか!」

どう考えてもこっちの台詞だよ
何だよ、この嫌な同窓会
どうにかならんの

戦士「戦うしかないだろう」

ですよねー

19: 2010/02/17(水) 01:58:53.35 ID:dNWAwGR60
カンダタ「だからなんでお前ら、二人だけなのにそんなつえぇんだよーー!」

戦士「二人だからLvがよく上がる」

四人PTと比べて、単純計算で一回の戦闘の経験値は二倍だものね

カンダタ「ぐぐ、こうなったら!」


カンダタ「許して下さい!!」

 はい
ニアいいえ

20: 2010/02/17(水) 02:05:12.18 ID:dNWAwGR60
外に出る頃には辺りは夕暮れに染まっていた
カンダタはというと許した途端、走り去っていった
何だ、元気じゃないか
もう少し斬っておけばよかった
心からそう思う

バハラタに戻り、受け取った黒胡椒を手にポルトガにルーラ
言われるままに外に出てみると本当に船があった
すっげー!これから海上生活だ!

でも、船って二人で操作するものなのだろうか?
いや、キャプテンジャックも二人で操縦していたし、多分大丈夫なのだろう

21: 2010/02/17(水) 02:08:53.22 ID:dNWAwGR60
ルーラでアリアハンに戻ると、船まで付いてきた
船も空を飛んでいるのだろうか?
実はレムリア産の船だったりして

それはさておき、アリアハンより西、ランシールという町に着いた
が、開かない扉がいくつかあるし、町の西側も行けないときたもんだ
ここは後回しか、とおおかなづちを買っていると
戦士が女の子と話し込んでいるのに気づく
ナンパをするような奴じゃないのに、と不思議に思い近づく
ちょっとした露天商のようだ

23: 2010/02/17(水) 02:13:13.35 ID:dNWAwGR60
少女「昔は花とかを売ったり、魔物からアイテムを盗んだりして生活をしていましたが」

少女「今では行商の方から少しだけ安く薬草を頂いて、こうして他より安く売っているんですよ」

戦士「それを元手に露天商をしている、と」

頷く少女に、戦士は悲しげな顔をしている
ああ、そうか
きっと花なんて、野草のような花なのだろう
例え売れたとしても、ひもじい思いしていた、という事か
確かに同情してしまう話だ、と納得していると戦士に白い目で見られた
なして?

24: 2010/02/17(水) 02:19:00.72 ID:dNWAwGR60
何か町があると思って入ったら廃墟だった
そういえば、魔王に滅ぼされた村があるって聞いたけどここの事だとは

戦士「……」

戦士が単独行動をしないというは事は、ここにはメダルがないのだろうか
メダルもない町という事は、もしかしたら大したアイテムは発掘できないのかもしれない

そんな事を思っていると闇のランプなる道具が手に入った
何だろう、こすると魔人でも出てくるのだろうか?

戦士「いや、アカシア族の人形が女の子になるんだろう」

真顔で何言ってんだろう、これ
そう呟きながら撫でたランプの先から、濛々と黒い煙が立ち昇った

25: 2010/02/17(水) 02:21:57.91 ID:dNWAwGR60
男「ようこそテドンへ!」

どうなっているんだろう
辺りはすっかり暗くなっている
が、それ以前に、町は人々で溢れかえっていた
流石におかしい

というより、薄気味悪いものを感じてしまう

戦士「……幽霊の類だろうな」

そういえば、どっかで武道家の幽霊にあった気がする
あれも夜だけ姿を現していたはず

町の探索も終わっているし、一先ずテドンを後に旅を再開

26: 2010/02/17(水) 02:27:04.78 ID:dNWAwGR60
ふと思い出したんだけど、ダーマ神殿って行ってないんじゃ?

戦士「黒胡椒を優先したんだから、行っているわけがないだろう」

でも考えてみたら、あたしは転職できないし、戦士は転職するつもりはないし
行く意味無い気がしてきた

戦士「神殿の近くには塔があるらしいから、そこを攻略するのもいいんじゃないか?」

何やら悟りを開く為の塔らしい
当面の目的がある訳でもないし、それでもいいか

27: 2010/02/17(水) 02:29:33.20 ID:dNWAwGR60
悟りの書とか言うの手に入れた
マジいらん
塔にいた悟りを開きたそうな人の前で、
破ける音を発声しながら、破く振りをしてみた

凄い睨まれた

28: 2010/02/17(水) 02:34:07.05 ID:dNWAwGR60
スーという村に着いた
何かどうでもいい感じの村だが、重要そうなアイテムの話が聞けた
でも、壺を持ったまま旅とか、何処の巨漢商人なのだろうかと思う
東の方に町があるらしいとの事で、ポルトガに飛んでから延々と西へ

何もない、騙されたか?
と思っていると、不自然に開けた場所を見つけたので探索すると
サバイバルしているじいさんを見つけた
町を作りたいから商人よこせとほざいた

戦士「ランシールにルーラしてくれ」

え、なんで?と思案していると珍しくも急かされた
理由を聞きたかったが、今にもキメラの翼を使いそうなのでルーラを唱えた

29: 2010/02/17(水) 02:37:29.59 ID:dNWAwGR60
戦士「次はダーマ神殿に頼む」

やばい、戦士が人攫いを始めた
攫ってきたのは、花売りをしていたという露天商の少女だ
どうするつもりだ

戦士「冒険者にする」

そこまで言われて、ようやく意図に気づいた
立派な人攫いだ

30: 2010/02/17(水) 02:42:42.62 ID:dNWAwGR60
商人「ま、まさか、正式な商人になる日が来るなんて……」

でも、大方詐欺もいいところだ
これからは彼女は町作りに励む事になるだろう

戦士「町作りは事前に話してある」

そりゃ、話してなかったら本当に人攫いだから

戦士「最も、船旅できるようになるまではLv上げだがな」

棺桶で引き渡すわけにも行かないしね

31: 2010/02/17(水) 02:46:30.34 ID:dNWAwGR60
しばらくは陸路で鍛えた後、商人を爺様の元に引き渡した
……なんかこんな所で女の子を置いていくのは酷く良心が痛む
が、商人はやる気まんまんだし、水を差すわけにも行かず、また来るよと行って別れた

戦士「なあに、魔物から物を盗んで露店をするような奴だ。大丈夫だろう」

戦士「というか、盗賊だよな。完全」

お前が言うか

34: 2010/02/17(水) 02:50:19.98 ID:dNWAwGR60
結構色んな所を周ったものだ
眺める地図もだいぶ鮮やかになってきた
とは言え、まだまだ黒い部分は数多く残している
ふらふらと航海していると、エジンベアという国に着いた

追い返された
まじありえん
でも、そこは何でも収納できる万能袋
面白そうだから買い溜めしておいた消え去り草を使ってみる

門番のディフェンスも呆気なく、声をかけても空耳と勘違いしている様子
城内を探索してたら壺が手に入った
あれ、王様に謁見する前に、この国にいる意味なくなった?

35: 2010/02/17(水) 02:53:01.00 ID:dNWAwGR60
気になったので商人の所に行ってみた
すぐには進展がないだろうと思った
爺さんは家に、商人は小さな小屋で道具屋をやっていた
本当に町になるのだろうか
何か会い辛かったので、そっと逃げるように町?を後にした

36: 2010/02/17(水) 02:56:16.80 ID:dNWAwGR60
ムオル
町人にポカパマズと呼ばれる
変な呼称で呼ぶな
本気でそう思っていたら、どうやらあたしのそっくりさんらしい
調べていくと、どうやら父親がこの町に滞在していた事が発覚

待てお前ら
いくら親子といえど、父親と娘を間違えるか普通
そんなに、あたしの顔は男顔か

戦士「いや、男には見えんだろう」

フォローありがとう
でもこれ、もうちょっといいフォローの仕方があったと思うんだ

37: 2010/02/17(水) 02:59:56.80 ID:dNWAwGR60
ポポタから兜を受け取った
父親が、オルテガが使っていた兜だという
正直に言えば、成人男性が使うような兜だと十代半ばのあたしが被るには大きすぎる
辞退しても良かったけども周囲の期待と、戦士にも勧められて断るに断れなかった

ポポタはオルテガに遊んでもらっていたのだろうか
あれだけ父さんの事を言っているんだ
きっとポポタにとっての父親はオルテガなのだろう
少しだけ羨ましくなった
あたしの中にある父親の記憶なんて、大きな背中だけなのだから
そんな事を考えていると、兜の上に何かが乗っかる感覚がした

戦士「似合っているぞ」


彼にしては頑張ったフォローだろう
先ほどの汚名は返上しておこう

38: 2010/02/17(水) 03:02:58.95 ID:dNWAwGR60
久々に商人の所に行ってみた
爺さんは家に、商人は小さな小屋で道具屋をやっていた
居た堪れなくなり声もかけず、静かに去った

39: 2010/02/17(水) 03:06:24.34 ID:dNWAwGR60
あまりに小さい所だったから見落としていたが
バハラタ東の島にジパングという所があった
何かここではヒミコという人が神格化されていて神父が困っていた
そこまで神様流布しなくていいだろうに
祈ったって魔物を倒してくれるわけでも無し

何か生贄がどうたらこうたら言っていた
あ、これ討伐しなきゃいけないコース?

40: 2010/02/17(水) 03:09:56.51 ID:dNWAwGR60
村のすぐ傍に洞窟がある
明らか生贄を食っている魔物がいる雰囲気だから困る
……

暑い
というか熱い
でも厚くは無い

戦士「生き物が生活する場ではないな」

そう思いたい
でも何故か熊とかがいる
ここにはどんな生態系が築かれているのやら

41: 2010/02/17(水) 03:14:23.29 ID:dNWAwGR60
おぞましい生態系が築かれていた
よぼよぼの肉ダルマが杖を持って闊歩していた
見るからに魔法型
戦士とアイコンタクトをとると、最優先に攻撃していった
のだが、途中でバトルアレックスで敵を潰す音が消えた
麻痺か眠りか?と思い、振り返ってみた

戦士が時の声を上げながらこちらに向かってきていた

42: 2010/02/17(水) 03:17:36.08 ID:dNWAwGR60
戦士が混乱すると酷い消耗戦になるから困る
そんな事をぼやくと、戦士は申し訳なさそうな顔をする
薬草を補充して再度洞窟に向かう
相変わらず暑苦しい場所と、面倒な魔物が徘徊している

戦士が時の声を上げながr(ry

43: 2010/02/17(水) 03:23:54.06 ID:dNWAwGR60
女勇者はライデインを覚えた!

おお、遂に覚えたよ!

戦士「勇者だけが覚える魔法か、試しに見せてくれないか?」

勿論!喰らえ!ライデイン!

豪傑熊Cを倒した!

戦士「おお、一撃とは流石……なんだ、どうかしたか」

???
おかしいな、あたしの知っているデイン系は三体に当たるから
てっきりグループか全体だと思っていたのに

国王は女子供に魔王討伐を命じるそうです【後編】

引用: 国王は女子供に魔王討伐を命じるそうです