1: 2024/12/10(火) 18:14:30 ID:???Sd
千砂都「かのんちゃんに近づくなって言ったよね」

9: 2024/12/10(火) 21:35:21 ID:???00
千砂都「警告、これで2回目だよ?…」
千砂都「俺君も物わかり良いならさ、何が言いたいか、わかるよね?」ギロッ
千砂都「………そうなんだ…じゃあ明後日の夜、あそこの公園に来てよ!」
千砂都「なんで?……俺君と大事な話があるから………」

15: 2024/12/11(水) 08:01:42 ID:???Sd
~~明後日夜~~
千砂都「あ~あ俺君、あの後またかのんちゃんと会っちゃったんだ…3回どころじゃないね…」
千砂都「これは『◯』じゃないね」
千砂都「俺君は警告を無視したからしょうがないよね」ナイフホウチョウスタンガン
千砂都「ん?命だけは?………………」ジッ
千砂都「じゃあさ、私のお願い聞いてくれる?」
~~~~~~~~~

20: 2024/12/11(水) 15:55:17 ID:???Sd
~~~翌日深夜某所~~~
千砂都「…ぅぃっすー……ホントに来てくれたんだ………しかも思ってたより早いね」
千砂都「なんでそんな離れてるの?…そっか昨日のアレ見たらビックリしちゃうよね~、でも今日は何も持ってきてないから大丈夫!◯!」ヒラヒラ~
千砂都「でさ、お願いなんだけどかのんちゃんから離れる代わりに私と付き合ってくれない?……」チラッ
千砂都「なになに?かのんちゃんを諦められないし、危険な女とは関わりたくないって?」
千砂都「それは◯じゃないね~」ボゴォ
~~~
千砂都「最初から◯以外俺君には選択しないんだからね?」ボゴォ
千砂都「じゃあ、また後で連絡するから!」
~~~

26: 2024/12/11(水) 17:03:37 ID:???Sd
~~~金曜日~~~
しぶかの「俺君待ってくれてたの?一緒に帰ろうか、駅前に美味しいクレープ屋さん出来たんだけど~」ワイワイ
千砂都「・・・・・・・・・・」タコヤキヤキー
千砂都『今日の夜、いつもの場所に来て』ポチポチ
~~~深夜~~~
🤪🙃😡ドゴォ🤮😱🫨
千砂都「びっくりした?これは警告を超えた一発だよ?」
千砂都「もう2度と言わせないで欲しいなぁ」ボゴォ
千砂都「これに懲りたなら明日土曜日朝、駅前に来てくれない?………1日付き合ってよ…勿論、拒否権はないよ?」
~~~~~~~

29: 2024/12/11(水) 18:10:21 ID:???Sd
~~~土曜日朝~~~
千砂都「うぃっすー!、待った?…なんか暗い顔してるね。何?昨日蹴られたり殴られたりしたとこが痛い?えへへ、そんなに痛かったかな?手加減したつもりだったんだけどなぁ」
千砂都「それより、今日は色々回るよ?オフだから連れ回すし覚悟しといてね?」
千砂都「どうして髪を下ろしてるって?いっつもお団子なんだけどそれじゃ今日は暑苦しいって言うか……◯(マル)じゃないんだよね」
~~~~~~~~
千砂都「俺君見て見て、この服かわいい~」キラキラ
千砂都「このマカロンは◯(マル)」バグバグ
千砂都「このパフェ見てよ~、ボリュームはさながらところ狭しと並ぶ丸くカットされたフルーツ!そしててっぺんにはまんまるの桃!………食べなくても何時間でも見つめてられるよ~コレが◯(まる)の造形美…………」ウットリ
~~~~~~~
千砂都「あっという間に1日終わっちゃったね…あのさ…今日お金払ってもらったけど俺君は良いの?………怖くて何が起こってもいいように沢山持ってきたから構わないって?………(笑)」ププッ
千砂都「…今日は滅茶苦茶楽しかったよ、俺君。また連絡するよ」
~~~~~~
千砂都『少し、◯くなったね俺君』

35: 2024/12/11(水) 21:02:30 ID:???00
~~~~翌週~~~~
千砂都『練習終わったら校門に来て』ポチポチ
千砂都「こっちこっち!…今日はバイトも休み、かのんちゃん達は先に帰ったから二人っきりだね……」
千砂都「これからクレープ食べてぇ、表参道のイルミネーション見に行こうか!」
千砂都「ん?練習後だしお腹減ってるからもっとガッツリしたのが良いんじゃないかって?…俺君も気が利くねぇ」
~~~~~~~~~
千砂都「なんで自分に絡んでくるかって?かのんちゃんから遠ざけるならいくらでもやりようはあるって?」
千砂都「そうだね…私は…極端に言えば結ヶ丘に入るまでかのんちゃんのために自分自身を鍛えてきたよ」
千砂都「そして結ヶ丘に入ってからは気の迷いはあったけれど、かのんちゃんを全身全霊で支えようと思ったの」
千砂都「実際かのんちゃんは支えれば、支えていく度に輝いていったよ。俺君も…知ってるでしょ?」
千砂都「私はそれでよかったんだけど、学年が上がるたびに心の何処かで、皆の注目が集まるかのんちゃんが羨ましくなってきたんだよね」
千砂都「俺君はかのんちゃんの古馴染みってことでよく一緒にいるけど、もし俺君と私が一緒にいたらかのんちゃんは嫉妬するかなぁ?」
千砂都「◯(まる)ゃないかもしれないけど、少しぐらい良いよね?」チラッ
~~~~~~~~~~

38: 2024/12/11(水) 22:32:50 ID:???00
~~~~~~~~~
千砂都『放課後、たこ焼き焼いてるから来て』

千砂都「うぃっすー、いつも俺君には色々お金出してもらってるから今日はお礼にたこ焼きあげるよ~」

千砂都「◯(まる)の集大成ご覧あれっ!4つサービスしちゃうよ?」ニコニコッ

~~遠く離れた場所にて~~

すみれ「千砂都、あんなに楽しそうにしてるの珍しいわね…アレじゃまるで…」

可可「あの人も最近よく千砂都と一緒にいるところ見マス…」

マルガレ「……馬鹿馬鹿しいわね」

ʃt(c◜・ ᴗ ・)「…?????」

しぶかの「………………」
~~~~~~~~

40: 2024/12/12(木) 09:18:00 ID:???Sd
~~~~翌々日夜~~~~

千砂都『今週の金曜日の夜、私の家に来て。道はこの通り』ポチポチ

~~~~翌日~~~~
放課後にて

すみれ「あなた、ちょっと待ちなさい。」ガシッ

すみれ「かのんと千砂都の雰囲気がおかしい…って明らかに感じるのよね」

可可「エースと部長の不仲はLiella!存亡の危機デス!事情話すまで帰しまセン!」

可可「レンレン!」

ʃt(c◜・ ᴗ ・)「はい!」ガシッ
ズルズルズル
~~~葉月邸へ事情聴取へ~~~

41: 2024/12/12(木) 17:56:37 ID:???Sd
~~~~葉月邸の一室~~~~

すみれ「で、千砂都と何があったのよ。あなたよくかのんと一緒に帰ってたのは知ってるけど千砂都とどういう関係?」

可可「正直に話しやがれデス!」ビシビシッ

恋「横から聞いていますが、最近のいつもより嬉しそうな千砂都さんと不機嫌なかのんさんのお二人の調子にこの方が関係してるということでしょうか?…」

~~~事情説明中~~~

すみれ「なるほどぉ……そういうことね…なんとなく予想してたけど……」

可可「これは意外とオモい展開デス…」

ʃt(c◜・ ᴗ ・)「…?…」

すみれ「恋、後で説明してあげるから………可可、私達は遠巻きにフォローしか出来ないわ…」

可可「デスネ……すみれ…今日は帰りましょう…」

すみれ「恋、可可、今日はお開き!あなた………確か俺だっけ?苦労してんのね…だけど優柔不断はダメったらダメよ?」

~~~~~~~~

42: 2024/12/12(木) 20:32:55 ID:???00
~~~~FlydayNight~~~~

千砂都『ういっすー!来てくれんたんだね!』バタバタッガチャ

千砂都「今日はお母さんもお父さんめも仕事で居ないから家には私だけだから安心して!」

千砂都「せっかくだから一緒にコーラ飲もうよ!私、缶のコーラ大好きで家に沢山ストックしてるんだ、ほら遠慮せずどうぞ…たこ焼きもあるし一緒に食べようか!」ゴクゴクッパクー

~~~~Silentな食事中~~~~

千砂都「…なんで今日は目が赤いのかって?……………………今日の昼休みかのんちゃんに呼び出されて喧嘩しちゃった………」

千砂都「まぁそろそろだろうなって思って心の準備と私なりの抵抗はしたつもり………けどかのんちゃんは私にとって守らないといけない大事な存在だから…喧嘩には勝てなくて………」

千砂都「練習も終わって家帰ったら私はいつの間にか泣いてた…ずっと…今も泣きそう………結局、昔から変わんないんだよね……私…」ポロポロ

千砂都「…この2週間ほどで変わりすぎだよ……最初は…俺君をかのんちゃんから…引き剥がせば良いとしか思って無かったのに……」ポロポロ

千砂都「…そりゃあ俺君とかいなければいいとか思ってたよ?…私とかのんちゃんとLiella!があれば十分だって!」コーラグビッシクシク

千砂都「でも………かのんちゃんの事を忘れて……過ごした時間が………楽しくなかったかと言うと嘘になる………」

~~~~~~~~

45: 2024/12/12(木) 21:46:18 ID:???00
~~~~~~~~~~~~

千砂都「…私は悪い子だよ……とてつもなく悪い子…」

千砂都「かのんちゃんを支える、守るって心に決めたはずなのに…裏切ってる…」コーラグビッ

千砂都「…あーあ…」

千砂都「…でも吐き出せてよかった…男の人、家族、ここまで本音を心の底から正直に話せたのは俺くんだけかもしれないねぇ」ニヤッ

千砂都「もうこんな時間か12時過ぎてるよ?泊まっていってよ……遅いし…」

千砂都「寝る場所?床でいいって?ダメダメ、今日はベットで私の隣で寝るのが◯(まる)なんだよ?」ニコッ

~~~チュンチュン、アサチュン~~~

千砂都「俺君おはよ~、…ヷッッッ」ボゴォドゴォ

千砂都「ごめんごめん、顔があまりにもグロ…別人だったもんだから思わず……」

千砂都「ものすごく強い力で抱き締めて来るものだから眠れなかった…?」

千砂都「………そういえば昨日の夜は何も起きなかったね……私、ちょっと期待してたんだけどな…」テレッテレッ

千砂都「何?一緒に寝てて恐怖が勝るからそんなこと思いもしなかった?」

千砂都「………………」ボゴォ

~~~~~~~~~

46: 2024/12/13(金) 08:21:01 ID:???Sd
~~~~~朝食後~~~~~

千砂都「俺君のおかげで勇気出たよ」

千砂都「私、かのんちゃんに謝ってくる…でも俺君のことは譲らない」

千砂都「譲れない自分自身を出す…俺君の事だけは譲らないつもり」ギュッ

千砂都「今更だけど…俺君は私の事どう思ってる………?…ほら、2週間ほどで色々あったからね」

千砂都「何?…2週間前のような恐怖感は無いし、一緒にいて楽しかったって?」

千砂都「ホント!?◯(まる)だね、◯(まる)でよかったよ~」ニコニコ

千砂都「じゃあ俺君、私いってくるね」

~~~~~~~~~

50: 2024/12/13(金) 12:27:03 ID:???Sd
~~~~かのん部屋にて~~~~~

千砂都「かのんちゃん………!」

かのん「…ちぃちゃん、来たんだね…」ジロッ

~~~~部屋の外~~~~

ありあ「…………」ヌスミギキー

かのん母「……………」ヌスミギキー

~~~~夕方~~~~

千砂都『今からいつもの場所に来れる?あの公園』

~~~~~~~~~~

千砂都「ういっすー!」ニコッ

千砂都「やったよ…かのんちゃんと仲直りできた、時間は掛かったけど…でも…」ハァー

千砂都「私はもう元には戻れないよ、だからさ………」

千砂都「俺君はどう思ってるか知りたいんだよ………」

千砂都「私は俺君と2週間ほどしか一緒にいなかったけど、円周率を数えるよりもたこ焼きを焼くよりも誤差は1000分の7ミリの真球よりも自然界で最も◯(まる)い太陽よりも好きっ!!!」

千砂都「ねえ、きかせて………?」

千砂都「え、自分もその気持ちに応えるって?………いいの?最初俺君を半頃しにしようとした◯(まる)くない女の子なんだよ…?」

千砂都「いいんだよね?……幸せになっても?………」ウルッ

~~~~~~~~

53: 2024/12/13(金) 19:30:37 ID:???00
~~~~一ヶ月後~~~~
放課後 校門にて

千砂都「今日も来てくれたんだ!」

千砂都「学校違うのに大変でしょ?たこ焼きサービスるからさ、…この後早上がりするから一緒に帰らない?…新しくできた喫茶店の看板メニュー食べたいんだよね~」

千砂都「片付けするから待っててよ、そういえばこの間行った神津島よかったねぇ、1年の時以来だよ~」ワイワイ

~~~~~~~~~~

すみれ「あんた、これで良かったわけ?」

かのん「うん………あんなに誰かと楽しそうに一生懸命話すちぃちゃん見てたら…もういいかな…」

すみれ「これで一件落着ね」

~~~~~~~~~

54: 2024/12/13(金) 19:58:31 ID:???00
~~【エピローグ】新たな兆し~~
その日の夕方 

か・す・恋・可・マ「「「「「………………」」」」」ジー

きな子「え、ェェェェェェ…中学の時の俺君じゃないっすか………。」

きな子「ライブを見てわざわざ上京して来た!?」アワアワ

四季「no problem 今来たとこ、今日は練習はない。クワガタを捕りに行くラストチャンス………」

四季「you too」

メイ「っ゙てバカ!なんでこんな女子校の前でオタク丸出しの服着てんだよ!」ボゴォ

メイ「ほらっ、急がないと今日発売のシングル売り切れるぞ!売り切れてたらメシ奢れな」

夏美「中学の時知り合いだったからって…わざわざ牛久からこっちの学校に通うなんて…モノ好きですの…」

夏美「一緒に帰れたらそれで良いって…………?ばかぁ///」テレ

冬鞠「姉者……?🫨😱🫨🥶🫠」

~~~~~~~~~~~
結ヶ丘に吹き荒れるノンケ旋風…………
世はまさに、大異性交際(ノンケ)時代!

すみれ「私達も男を捕まえるったら、捕まえるわよ!」ダッ

か・恋・可・マ「「「「!!!!」」」」ダッ

【終わり】

55: 2024/12/13(金) 20:05:19 ID:???00
初めてなのに拙いながら完走出来たのは読んで頂いた皆様のおかげです。
自分はノンケSSにかねてから興味がありなんとか供給できないか苦心しておりました。
他のメンバーのSSも書いてコンプリートを目指したいと思います。
一番難易度高そうなの誰でしょうね

引用: 🆓千砂都「俺くん今日かのんちゃんと話してたよね」