410:◆6RLd267PvQ 24/11/27(水) 12:55:38 ID:CdTI
411: 24/11/27(水) 12:56:01 ID:CdTI
~事務所~
P「て事で、次のラジオでは」
ありす「お話はわかりました。お引き受けさせて貰います」
P「…やけに話が早いな…?」
ありす「前回の汚名を雪ぐ為にも、ここは完璧にゲストとしての役割を全うしたいと思っています。台本はありますか、読み込みや書き込みをしたいので」
P「あぁ…まぁ、あってないようなペラ紙だけどな、うちは」ピラッ
ありす「十分です。簡潔ならそれはそれでやり様がありますから。では、会議室をお借りしますね」スタスタ
P「あ、ああ…」
バタン
P「……何だか、妙に張り詰めてなかったか…?」
~~~
P「て事で、次のラジオでは」
ありす「お話はわかりました。お引き受けさせて貰います」
P「…やけに話が早いな…?」
ありす「前回の汚名を雪ぐ為にも、ここは完璧にゲストとしての役割を全うしたいと思っています。台本はありますか、読み込みや書き込みをしたいので」
P「あぁ…まぁ、あってないようなペラ紙だけどな、うちは」ピラッ
ありす「十分です。簡潔ならそれはそれでやり様がありますから。では、会議室をお借りしますね」スタスタ
P「あ、ああ…」
バタン
P「……何だか、妙に張り詰めてなかったか…?」
~~~
412: 24/11/27(水) 12:56:28 ID:CdTI
舞「ありすちゃん…ですか?」
P「うん。何か知らないか?…こないだの放送事故……もとい文香のゲスト回ではまぁ、一悶着ありはしたが、諸々あってお互い手打ちにしたしな」
舞「ありすちゃん、頑張っていましたからね。事務所のお掃除とか、清美ちゃんや響子さんにも細かく聞いてましたし」
P「料理までやると言い出した時は慌てて止めたけどな…俺と柚が…」
舞「心当たりがあるとすれば……やっぱり、お受験が近いことじゃないでしょうか?」
P「受験か……確かにウチには美嘉やら受験を控えてるメンバーもちらほらいるが…」
P(サザエさん時空なのはとりあえず置いておく事にして)
~~~
P「うん。何か知らないか?…こないだの放送事故……もとい文香のゲスト回ではまぁ、一悶着ありはしたが、諸々あってお互い手打ちにしたしな」
舞「ありすちゃん、頑張っていましたからね。事務所のお掃除とか、清美ちゃんや響子さんにも細かく聞いてましたし」
P「料理までやると言い出した時は慌てて止めたけどな…俺と柚が…」
舞「心当たりがあるとすれば……やっぱり、お受験が近いことじゃないでしょうか?」
P「受験か……確かにウチには美嘉やら受験を控えてるメンバーもちらほらいるが…」
P(サザエさん時空なのはとりあえず置いておく事にして)
~~~
413: 24/11/27(水) 12:57:05 ID:CdTI
~会議室~
ペロ「フニャア…」フワア…
ありす「………」モクモク
みりあ「あーりーすーちゃん」ポンッ
ありす「ひゃわあああ!」ビクゥ
ペロ「フニャア!」ビクゥ
みりあ「あ、ペロちゃんごめんね?」
ありす「な、な、何なんですか、いきなり声をかけたりしたらびっくりするじゃないですか」
みりあ「えー、じゃあどうすればいいの?」
ありす「事前に声をかけることを伝えておいてください。メッセージアプリにアポイントを残してくれれば調整しますから」
みりあ「あぽ……?うーん、よくわかんないけど、お部屋の外からちょっと見かけたから声をかけただけなんだよ」
ありす「む……なら、仕方がないですね…」
みりあ「ねえ、何だかありすちゃん、今日はいつもよりピリピリしてるよね?」
ありす「…そう、見えてしまいますか」
みりあ「見えてしまいます」
ありす「…見て分かるくらいなら隠していても仕方がないですね…実は、最近ちょっとナーバスになっていると言いますか…」
みりあ「なーばす」
ありす「つまりですね、ピリピリしているんです」
ペロ「フニャア…」フワア…
ありす「………」モクモク
みりあ「あーりーすーちゃん」ポンッ
ありす「ひゃわあああ!」ビクゥ
ペロ「フニャア!」ビクゥ
みりあ「あ、ペロちゃんごめんね?」
ありす「な、な、何なんですか、いきなり声をかけたりしたらびっくりするじゃないですか」
みりあ「えー、じゃあどうすればいいの?」
ありす「事前に声をかけることを伝えておいてください。メッセージアプリにアポイントを残してくれれば調整しますから」
みりあ「あぽ……?うーん、よくわかんないけど、お部屋の外からちょっと見かけたから声をかけただけなんだよ」
ありす「む……なら、仕方がないですね…」
みりあ「ねえ、何だかありすちゃん、今日はいつもよりピリピリしてるよね?」
ありす「…そう、見えてしまいますか」
みりあ「見えてしまいます」
ありす「…見て分かるくらいなら隠していても仕方がないですね…実は、最近ちょっとナーバスになっていると言いますか…」
みりあ「なーばす」
ありす「つまりですね、ピリピリしているんです」
414: 24/11/27(水) 12:57:27 ID:CdTI
みりあ「なるほど~。……何で?」
ありす「……誰にも言わないで下さいよ?」コソッ
みりあ「うん、みりあ言わないよ、なになに?」コソッ
ありす「実は…」
みりあ「うん」
ありす「今年こそサンタさんを捕まえようと思うんです」ド ン
みりあ「えーっ!!サンタさん捕まるの!?」
ありす「声が大きい!!」
みりあ「あ、うん」クチフサギ
~~~
~部屋の外~
加蓮「…2人が何してるのか何となく気になってこっそり聞き耳たててたんだけど…」
P「たまたま加蓮を見つけて一緒に聞いてたんだけども」
((悩む内容が凄く平和で凄くシリアスなやつだ…))
~~~
ありす「……誰にも言わないで下さいよ?」コソッ
みりあ「うん、みりあ言わないよ、なになに?」コソッ
ありす「実は…」
みりあ「うん」
ありす「今年こそサンタさんを捕まえようと思うんです」ド ン
みりあ「えーっ!!サンタさん捕まるの!?」
ありす「声が大きい!!」
みりあ「あ、うん」クチフサギ
~~~
~部屋の外~
加蓮「…2人が何してるのか何となく気になってこっそり聞き耳たててたんだけど…」
P「たまたま加蓮を見つけて一緒に聞いてたんだけども」
((悩む内容が凄く平和で凄くシリアスなやつだ…))
~~~
415: 24/11/27(水) 12:57:52 ID:CdTI
~事務所~
P「ほれ、茶」コト
加蓮「うん…ありがとう」
P「小学生ってあんななんだっけなぁ」ズズー
加蓮「うーん……私ってだいぶ擦れてたし…毎年毎年クリスマスと言えば病室だったし…ちょっとわかんないかな…」
P「逆に統計が必要かもしれない」
加蓮「一人ひとりアンケートでも取るつもり?…それに、ウチの事務所ってイヴさんいるじゃん」
P「アイツ一人でこの世界のサンタ概念をだいぶ混乱させてるからな…ホンモノだし…」
加蓮「でもさ、この世界にはサンタがいるよ、イヴさんだよ。ってのも何か違わない?」
P「ありすの親御さんの場合もあるからな、当然」
加蓮「てより、ありすの場合ご両親からプレゼント貰ってると思うんだよね、大事にされてそうだもん」
P「知らぬは当人ばかりなり…クリスマスの夢の難しいところだなぁ」
加蓮「この話、イヴさん巻き込みたくないよね」
P「それとはまた別の話だからな…どうしたものかね……」ズズー
~~~
P「ほれ、茶」コト
加蓮「うん…ありがとう」
P「小学生ってあんななんだっけなぁ」ズズー
加蓮「うーん……私ってだいぶ擦れてたし…毎年毎年クリスマスと言えば病室だったし…ちょっとわかんないかな…」
P「逆に統計が必要かもしれない」
加蓮「一人ひとりアンケートでも取るつもり?…それに、ウチの事務所ってイヴさんいるじゃん」
P「アイツ一人でこの世界のサンタ概念をだいぶ混乱させてるからな…ホンモノだし…」
加蓮「でもさ、この世界にはサンタがいるよ、イヴさんだよ。ってのも何か違わない?」
P「ありすの親御さんの場合もあるからな、当然」
加蓮「てより、ありすの場合ご両親からプレゼント貰ってると思うんだよね、大事にされてそうだもん」
P「知らぬは当人ばかりなり…クリスマスの夢の難しいところだなぁ」
加蓮「この話、イヴさん巻き込みたくないよね」
P「それとはまた別の話だからな…どうしたものかね……」ズズー
~~~
416: 24/11/27(水) 12:58:20 ID:CdTI
~みりラジ23回・ゲストトーク中~
ありす『何とは言いませんが、きっと近いうちに皆さんにはタチバナ・サーガの偉大なる1ページをお目にかけることができるかと』フンス
みりあ『小春ちゃんの話?』キョトン
加蓮『それは佐賀……じゃなくて、いいの~?そんな大口叩いちゃって、後悔しても知らないよ?』
加蓮(本当に知らないよ私)
ありす『いいえ、不退転です、背水の陣です。ここでこうして宣言する事でむしろ自分の逃げ場を無くしてしまう作戦です』
みりあ『見つかるかなぁ、サン……』
ありす『みりあさん』シーッ
みりあ『さ、サン=テグジュペリ!』
ありす『それはそれで見つかったら事件じゃないですか…かなり前に亡くなられていますし』
みりあ『さ…さ…サンダースさん!』
ありす『街を歩けばサンタ帽被って突っ立っています。それも大量に。探すまでもないです』
みりあ『んーと、あとはー…あとは…』
加蓮『はいはい、じゃあ曲行くよ曲!Sun!High!Gold!流してプロデューサーさん、ほら早く』
P(機転はいいがどんな無茶振りだよ)
~~~
ありす『何とは言いませんが、きっと近いうちに皆さんにはタチバナ・サーガの偉大なる1ページをお目にかけることができるかと』フンス
みりあ『小春ちゃんの話?』キョトン
加蓮『それは佐賀……じゃなくて、いいの~?そんな大口叩いちゃって、後悔しても知らないよ?』
加蓮(本当に知らないよ私)
ありす『いいえ、不退転です、背水の陣です。ここでこうして宣言する事でむしろ自分の逃げ場を無くしてしまう作戦です』
みりあ『見つかるかなぁ、サン……』
ありす『みりあさん』シーッ
みりあ『さ、サン=テグジュペリ!』
ありす『それはそれで見つかったら事件じゃないですか…かなり前に亡くなられていますし』
みりあ『さ…さ…サンダースさん!』
ありす『街を歩けばサンタ帽被って突っ立っています。それも大量に。探すまでもないです』
みりあ『んーと、あとはー…あとは…』
加蓮『はいはい、じゃあ曲行くよ曲!Sun!High!Gold!流してプロデューサーさん、ほら早く』
P(機転はいいがどんな無茶振りだよ)
~~~
417: 24/11/27(水) 12:59:25 ID:CdTI
~そして、後日~
P「加蓮、こないだツイスタで話題になってた件、見たか?」
加蓮「ん、何?」
>>2人はとある場所へと向かっていた。
P「ほれ、このアイドルなんだが」
加蓮「当事務所所属アイドルの◯◯さんは、サンタを信じています。ファンの皆様のお心配りをどうかよろしくお願いします……ふーん…」
P「今はこんな事も断りを入れる時代みたいだな」
加蓮「あ、他にもいる。…連鎖的に広がった感じかな、この流れ」スマホタプタプ
P「多分…な。そう言えば思い出したよ。俺が昔中学にいた頃だったか、英語の教科書でサンタがどうのと例文があって」
加蓮「うん」
P「先生が余計なこと言ったんだよなあ…サンタは実際にはいないとか何とか。そしたら一人、その場で大泣きした子がいてな」
加蓮「…その子はじゃあ、サンタさんを信じてたんだ」
P「そうだろうけど、それだけでもないんじゃないかな」
加蓮「どういう事?」
P「…多分ありすも、他の子達もさ。サンタって存在に夢を見てるんだよ」
加蓮「大事な夢を土足で踏み荒らされたら…か。…私にとってのアイドルと同じなのかな」
P「加蓮…」
加蓮「…ここだよね、待ち合わせ」
P「ああ、時間取ってもらったんだ。スマンな、俺一人だとおかしな風聞が立ったりとか、万が一があるかもしれないから」
加蓮「私がいてもいいように書かれると思うけどね、その手のパパラッチは」
P「加蓮、こないだツイスタで話題になってた件、見たか?」
加蓮「ん、何?」
>>2人はとある場所へと向かっていた。
P「ほれ、このアイドルなんだが」
加蓮「当事務所所属アイドルの◯◯さんは、サンタを信じています。ファンの皆様のお心配りをどうかよろしくお願いします……ふーん…」
P「今はこんな事も断りを入れる時代みたいだな」
加蓮「あ、他にもいる。…連鎖的に広がった感じかな、この流れ」スマホタプタプ
P「多分…な。そう言えば思い出したよ。俺が昔中学にいた頃だったか、英語の教科書でサンタがどうのと例文があって」
加蓮「うん」
P「先生が余計なこと言ったんだよなあ…サンタは実際にはいないとか何とか。そしたら一人、その場で大泣きした子がいてな」
加蓮「…その子はじゃあ、サンタさんを信じてたんだ」
P「そうだろうけど、それだけでもないんじゃないかな」
加蓮「どういう事?」
P「…多分ありすも、他の子達もさ。サンタって存在に夢を見てるんだよ」
加蓮「大事な夢を土足で踏み荒らされたら…か。…私にとってのアイドルと同じなのかな」
P「加蓮…」
加蓮「…ここだよね、待ち合わせ」
P「ああ、時間取ってもらったんだ。スマンな、俺一人だとおかしな風聞が立ったりとか、万が一があるかもしれないから」
加蓮「私がいてもいいように書かれると思うけどね、その手のパパラッチは」
418: 24/11/27(水) 12:59:36 ID:CdTI
P「まぁ……後はその、言い訳がましいかもしれないけどさ」
加蓮「いいよ、言って」
P「夢を大切にしてるからさ、裏も表もわかった上で」
加蓮「当たり前でしょ。誰がここまで連れてきてくれたと思ってんの」
P「…そうか。そうだな」
加蓮「入ろ。寒いし」
P「ああ」
カランカラン……
加蓮「いいよ、言って」
P「夢を大切にしてるからさ、裏も表もわかった上で」
加蓮「当たり前でしょ。誰がここまで連れてきてくれたと思ってんの」
P「…そうか。そうだな」
加蓮「入ろ。寒いし」
P「ああ」
カランカラン……
419: 24/11/27(水) 12:59:58 ID:CdTI
~とある法律事務所付近のカフェ~
ありす母「………」カタカタ
P「すみません、お待たせして」
ありす母「…あっ。こっちも気付かなくてごめんなさい。どうぞ、そちらに」
加蓮「お仕事中でした?」
ありす母「いいえ。職業柄、外に持ち出せるものは限られていますから。ただの調べ物です」
加蓮「仕事…確かありすちゃんのお母さんって」
ありす母「ええ。弁護士をやらせてもらってます」
加蓮「すご…私ドラマとかでしか見たことない…」
P「今日はお忙しい中時間をいただいて…その、娘さんの事で少し」
ありす母「口頭で伝えないと履歴が残ったらもしもの時がある、と言ってましたね。もしかすると、最近話題になってる…これでしょうか」スイッ
加蓮「あ…さっき見たアイドルの」
P「これは…お見通しでしたか」
~~~
ありす母「………」カタカタ
P「すみません、お待たせして」
ありす母「…あっ。こっちも気付かなくてごめんなさい。どうぞ、そちらに」
加蓮「お仕事中でした?」
ありす母「いいえ。職業柄、外に持ち出せるものは限られていますから。ただの調べ物です」
加蓮「仕事…確かありすちゃんのお母さんって」
ありす母「ええ。弁護士をやらせてもらってます」
加蓮「すご…私ドラマとかでしか見たことない…」
P「今日はお忙しい中時間をいただいて…その、娘さんの事で少し」
ありす母「口頭で伝えないと履歴が残ったらもしもの時がある、と言ってましたね。もしかすると、最近話題になってる…これでしょうか」スイッ
加蓮「あ…さっき見たアイドルの」
P「これは…お見通しでしたか」
~~~
420: 24/11/27(水) 13:00:12 ID:CdTI
店員「お待たせしました。ブレンドと、ココアになります」
加蓮「あ、ココアこっちです」
P「どうも」
店員「ごゆっくり」ペコリ
ありす母「そうね……子供の夢って、気がついたら褪せているもの…色々事件を扱っていると、夢を見られなくなってしまった子も大勢いると、そう気付かされます」
P「夢を…見られない、ですか」
加蓮「私、少しわかるかも。何ていうか、誰となしにさ。そういうのに気付かされるタイミングが多い子っているもんだよ」
加蓮「あ、ココアこっちです」
P「どうも」
店員「ごゆっくり」ペコリ
ありす母「そうね……子供の夢って、気がついたら褪せているもの…色々事件を扱っていると、夢を見られなくなってしまった子も大勢いると、そう気付かされます」
P「夢を…見られない、ですか」
加蓮「私、少しわかるかも。何ていうか、誰となしにさ。そういうのに気付かされるタイミングが多い子っているもんだよ」
421: 24/11/27(水) 13:00:34 ID:CdTI
ありす母「ええ。そして、それはある意味では大人になっていくという事でもあるけれど…でも、心の中の綺麗な部分が、綺麗なままの大人がいてもいいはずでしょう?」
P「くすんで色褪せる事の言い訳として、大人になる、なんて……それだけじゃ、悲しいですよね。最近、とみにそう思う場面が増えたと言うか」
加蓮「みりあちゃんかな」
P「一番はそうかもな」
ありす母「実はよくラジオ、聴いているんです。アプリの見逃し配信ですけど」フフッ
P「や、これはその…何か恥ずかしいな」
加蓮「本当に恥ずかしい事しかしてないもんねプロデューサーさんは」ニヤニヤ
P「うるさいな」
ありす母「みりあちゃんは…いえ、あの番組に出ることができる子供達は、幸せなんじゃないかな」
加蓮「?」
ありす母「だって、誰も誰かの夢を笑い者にしたり、ありのままを否定したりはしないでしょう?間違えれば諌めて、上手に出来たら褒めて。今の時代、なかなか出来ることでもないんですよ?」
P「くすんで色褪せる事の言い訳として、大人になる、なんて……それだけじゃ、悲しいですよね。最近、とみにそう思う場面が増えたと言うか」
加蓮「みりあちゃんかな」
P「一番はそうかもな」
ありす母「実はよくラジオ、聴いているんです。アプリの見逃し配信ですけど」フフッ
P「や、これはその…何か恥ずかしいな」
加蓮「本当に恥ずかしい事しかしてないもんねプロデューサーさんは」ニヤニヤ
P「うるさいな」
ありす母「みりあちゃんは…いえ、あの番組に出ることができる子供達は、幸せなんじゃないかな」
加蓮「?」
ありす母「だって、誰も誰かの夢を笑い者にしたり、ありのままを否定したりはしないでしょう?間違えれば諌めて、上手に出来たら褒めて。今の時代、なかなか出来ることでもないんですよ?」
422: 24/11/27(水) 13:00:56 ID:CdTI
P「まぁ…ありのままと言うか、普段通りでしかないんですよ、俺達」
加蓮「そうだね。いつもの私達が、いつも通りにそこにいるってだけかも。……私は、隠してることとかもあるからあんまり大口は叩けないけどさ…体の事とか…」
P「いや、大丈夫だ。加蓮はちゃんとやれてるさ」
加蓮「だといいけど!」
ありす母「…うん。何も心配はいらないんじゃないでしょうか」
P「え?」
ありす母「だって、あなた達2人を見ているだけでも伝わってきますから。後は、私達親が、あの子の夢を守っていくだけ。守るのは得意なんですよ、職業柄ね」フフ
~~~
加蓮「そうだね。いつもの私達が、いつも通りにそこにいるってだけかも。……私は、隠してることとかもあるからあんまり大口は叩けないけどさ…体の事とか…」
P「いや、大丈夫だ。加蓮はちゃんとやれてるさ」
加蓮「だといいけど!」
ありす母「…うん。何も心配はいらないんじゃないでしょうか」
P「え?」
ありす母「だって、あなた達2人を見ているだけでも伝わってきますから。後は、私達親が、あの子の夢を守っていくだけ。守るのは得意なんですよ、職業柄ね」フフ
~~~
423: 24/11/27(水) 13:01:11 ID:CdTI
~夜・橘ありす宅~
ありす「ただいま……あれ?お母さん?」
ありす母「お帰り、ありす。手を洗って来なさい?すぐに晩ご飯だから」トントントン
ありす「う、うん…!」トトトッ
ありす(最近忙しそうだったのに…どうかしたのかな?)
~食卓~
ありす「お母さんは知ってる?最近、ネットで話題になってる事」
ありす母「何?ネットって言っても色々じゃない。詳しくお母さんに教えて?」
ありす「うん……その、ね。これなんだけど」スイッ
ありす「ただいま……あれ?お母さん?」
ありす母「お帰り、ありす。手を洗って来なさい?すぐに晩ご飯だから」トントントン
ありす「う、うん…!」トトトッ
ありす(最近忙しそうだったのに…どうかしたのかな?)
~食卓~
ありす「お母さんは知ってる?最近、ネットで話題になってる事」
ありす母「何?ネットって言っても色々じゃない。詳しくお母さんに教えて?」
ありす「うん……その、ね。これなんだけど」スイッ
424: 24/11/27(水) 13:01:30 ID:CdTI
ありす母「…そう。そうよね、目に留まるわよね」
ありす「べ、別にその……不安だとか、そういうのじゃ、ないんだけどね?……今年はサンタさん、来てくれるかな」
ありす母「大丈夫よ。ありすはいつも良い子なんだから。たまーに失敗して怒られる日もあるけど♪」
ありす「む、たまにしかないでしょ!加点と減点ならプラスの方が多いもん!絶対!」
ありす母「はいはい。……ねえ、ありす」
ありす「え?」
ありす母「お母さん、お仕事柄、いつにしようって、約束はできないけれど…いつか、家族でクリスマスパーティーをしよっか?」
ありす「え…いいの?」
ありす母「クリスマス当日、って約束ができないのは本当に申し訳ないけど」
ありす「ううん、いい、いいの!……そっか……今年は家族でパーティー……えへへ」
ありす母「あ、でもね。……ううん、これは言わないでおくわ」
ありす「べ、別にその……不安だとか、そういうのじゃ、ないんだけどね?……今年はサンタさん、来てくれるかな」
ありす母「大丈夫よ。ありすはいつも良い子なんだから。たまーに失敗して怒られる日もあるけど♪」
ありす「む、たまにしかないでしょ!加点と減点ならプラスの方が多いもん!絶対!」
ありす母「はいはい。……ねえ、ありす」
ありす「え?」
ありす母「お母さん、お仕事柄、いつにしようって、約束はできないけれど…いつか、家族でクリスマスパーティーをしよっか?」
ありす「え…いいの?」
ありす母「クリスマス当日、って約束ができないのは本当に申し訳ないけど」
ありす「ううん、いい、いいの!……そっか……今年は家族でパーティー……えへへ」
ありす母「あ、でもね。……ううん、これは言わないでおくわ」
425: 24/11/27(水) 13:01:40 ID:CdTI
ありす「え、何?何?」
ありす母「どうせそのうち分かることだもの。その時に言わせて欲しいかな」
ありす母(今年も、サンタさんは絶対に来るからね)
~つづく~
ありす母「どうせそのうち分かることだもの。その時に言わせて欲しいかな」
ありす母(今年も、サンタさんは絶対に来るからね)
~つづく~
426: 24/11/27(水) 13:02:07 ID:CdTI
聖夜の夢の舞台裏。
ありす母が弁護士なのは公式設定ですね。
では、また次回。
ありす母が弁護士なのは公式設定ですね。
では、また次回。
引用: 赤城みりあのみりラジ!
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります