304: 2014/06/16(月) 23:22:10.45 ID:MYIrPGnm0
305: 2014/06/16(月) 23:22:47.90 ID:MYIrPGnm0
提督「本当はオルゴール堂にも行きたかったんだけど、時間が足りなかったなー」
熊野「オルゴール堂?」
提督「ああ、さっきの美術館をもっと奥に行くとあるんだ」
熊野「オルゴールを売ってるお店なんですの?」
提督「2箇所あるんだけど、1つは1階がショップ、2階がオルゴールの歴史とかが見学できるようになってる」
提督「もう1つは自分でオルゴールを作れるようになってるんだ、曲はさすがに指定できないけどね」
熊野「まぁ…素敵ですわね」
306: 2014/06/16(月) 23:29:22.88 ID:MYIrPGnm0
提督「前小樽に来た時に作って、自室の棚に飾ってあるんだけど見たこと無い?」
熊野「一度しか入ったことないですし…見ていませんわ」
提督「帰ったら見せてあげるよ」
熊野「提督はオルゴールの曲何にしたんですの?」
提督「もののけ姫のアシタカ聶記とスキマスイッチの奏で悩んで」
提督「結局スキマスイッチにした」
熊野「どっちも分かりませんわ…」
307: 2014/06/16(月) 23:39:09.83 ID:MYIrPGnm0
提督「熊野はあんまり音楽聴かないのか?」
熊野「鎮守府においてあるテレビの音楽番組を鈴谷と見るくらいですわ」
提督「音楽番組か…逆に俺は最近の音楽が全然わからないなー」
熊野「テレビは見ないんですの?」
提督「ニュース見るくらいにしか使わないかな…休日は自室でギターやってるか本読んでるかだしね」
熊野「そう言われるとあまり見かけませんわ」
提督「まぁ金曜ロードショーがジブリの日は毎年見ちゃうんだけどな」
308: 2014/06/16(月) 23:54:41.24 ID:MYIrPGnm0
熊野「ジブリ?」
提督「さっき言ってたもののけ姫はスタジオジブリっていうアニメーション会社の映画なんだ」
提督「もののけ姫以外にも沢山作品だしって、毎年テレビで何本か放送するんだよ」
熊野「見たことありませんわ…」
提督「多分夏にやるから一緒に見るか、ついつい見ちゃう面白さだぞ」
熊野「楽しみにしておきますわ」
309: 2014/06/17(火) 00:01:59.31 ID:Hx+85VHP0
-寺子屋-
ここ何年かで全国化した煎餅、おかき専門店
京都で始まり、その後小樽で出店されどんどん全国区になっていった。
オススメはもち焼き煎餅と海鮮煎餅、観光しやすいように手に持って歩けるように売られている。
提督「ってわけでここだ」
熊野「古風な造りの建物ですわ」
提督「発祥が京都らしいからな、作りも若干和風な感じになってるんじゃないか」
熊野「お土産、買うんでしたわね」
提督「ああ、じゃあ入るか」サッ
310: 2014/06/17(火) 00:14:46.96 ID:Hx+85VHP0
熊野「わぁ…沢山ありますわ」
提督「種類がかなり豊富だからな、鎮守府の皆に買ってくにはちょうどいい」
熊野「何を買うか決めてるんですの?」
提督「特に決めてないんだが…赤城と加賀はワサビとかどうだろう」
熊野「二航戦の方達は山椒などいかがでしょうか」
提督「…空母は渋目の味になるな」
熊野「五航戦の方達はどうしましょうか」
提督「七味とか良いんじゃないか」
熊野「ではそれを…」
311: 2014/06/17(火) 00:21:04.44 ID:Hx+85VHP0
熊野「戦艦の方には?」
提督「あいつら言うほどたくさん食べないしなー、金剛達は4人いるから1袋、後は2艦種1袋でいいんじゃないか」
熊野「ひ、一人だけものすごく食べる方が…」
提督「あ……大和か…」
熊野「大和さんには一袋買ったほうがいいのでは…」
提督「それもそうだな…大和であの食べっぷりだし武蔵も食べるんだろうなー」
熊野「武蔵さんはまだいませんものね」
提督「ああ、建造で偽装も作れないしどこかの海域で見つかるといいな」
熊野「それで、金剛姉妹は何になさるんですの?」
提督「無難に醤油かね…しそでもいいな…」
熊野「優柔不断ですわ…」
312: 2014/06/17(火) 00:29:21.05 ID:Hx+85VHP0
提督「お、この山葵海苔にするか、金剛の反応が見たい」
熊野「またすぐそうやってイタズラを…」
提督「美味しいから金剛もきっと喜ぶぞ!」
熊野「本当かしら…」
提督「扶桑型と伊勢型はどうしようかな、あいつらこそ和風だしシソにしようかな」
熊野「長門型のお二人はどうするんですの?」
提督「陸奥がこの間お茶入れる勉強してるって言ってたから、お茶のお供としてこれにする」
熊野「笹型…超激辛…?」
提督「ああ!見た目でわかるけど唐辛子が周りに沢山コーティングされてるんだ、絶対辛い」
熊野「提督は食べたことあるんですの?」
提督「前に来た時友人への土産に買って帰った、渡した時は喜んでたが後から怒られたな」
熊野「当然ですわ…あら、裏に注意書きが…」
※間違って購入された方、想像以上に辛くて食べれなかった方へ
うどんなどに1本入れてお食べください、一味が適度な辛さと中のお煎餅がお持ちに戻り力うどんのような感じでお召し上がり頂けます。
313: 2014/06/17(火) 00:32:14.61 ID:Hx+85VHP0
熊野「ど、どれだけ辛いんですの…」
提督「店頭で1本単位で売ってるから1つ買ってみるか」
熊野「な!また私に食べさせる気なんですの!」
提督「大丈夫大丈夫、食べれなかったら俺が食べるから」
熊野「何が大丈夫なんですのよ!」
提督「辛いの全然平気なんだ、俺」
熊野「そういう問題じゃありませんわよ!」
提督「さ、大和のも選ぶかー」
熊野「もう…」
314: 2014/06/17(火) 00:37:14.08 ID:Hx+85VHP0
提督「大和は手焼きせんべいにしよう、なんとなく似合う」
熊野「お煎餅の種類がもうありませんけれど、他の方はどうするんですの?」
提督「考えたんだけど、ここで全部買うこともないかなってな…これから1周するわけだしな」
熊野「今更ですわね…」
提督「だから戦艦と空母のしか買わないことにする」
熊野「良いですけれど…では私店の外で待ってますわ」
提督「ああ、超激辛買ってくるから待ってな」
熊野「今から味覚を無くしたいですわ…」
315: 2014/06/17(火) 00:45:27.29 ID:Hx+85VHP0
-観光街-
提督「買ってきたぞ、超激辛も」
熊野「本当に買ってくるなんて…ひどいですわ」
提督「とりあえず一口食べてみよう、な?」
熊野「うう…一口だけですわよ…」
熊野(見た目からして危ないやつですわ…)パリッ
熊野「あれ…少し辛いだけ…」
熊野「…!!!」ケホッケホッ
熊野「なんですのこれ!喉を通るときすごく辛いですわ!」
提督「そりゃ唐辛子だからな、うんうん」
熊野「なんで楽しそうなんですのよ!」
提督「そりゃあ、なあ?」
提督「熊野の反応面白くてつい食べさせてしまう」
316: 2014/06/17(火) 00:51:41.46 ID:Hx+85VHP0
熊野「いじめられてますわ…」
提督「まぁ残りは俺が食べるから」
熊野「お、お願いしますわ…」
提督「あー結構辛いじゃん」サクサク
熊野「なんで平気で食べてますの…」
提督「もっと辛いの食べたことあるからな、にしてもこれ食べたら陸奥爆発するんじゃないか」
熊野「洒落になりませんわよそれ…」
317: 2014/06/17(火) 00:52:30.85 ID:Hx+85VHP0
提督「じゃあそろそろ駅に向かうとするか」
熊野「15時…ちょうどいい時間ですわ」
提督「ゆっくり歩いても十分間に合うな」
熊野「次は函館という場所でしたっけ…」
提督「ああ、熊野は函館あんまり知らないのか?」
熊野「北海道の事自体全然知りませんわ…」
提督「んー函館は、なんて言えばいいんだろう」
提督「夜景と海の幸って感じかな…」
熊野「夜景…?」
提督「ああ、その美しさから世界三大夜景に認定されているくらいだ」
熊野「まぁ…見てみたいですわ」
提督「ロープウェーですぐ見に行けるよ、本当に綺麗だから期待してな」
熊野「はい!」
324: 2014/06/19(木) 23:17:38.47 ID:N9XTwlt/0
-小樽駅-
提督「とりあえず荷物取るか…」
熊野「このお煎餅とか鞄に入りますの?」
提督「俺のまだ空きあるし入ると思うよ、函館行ったら一回荷物送ったほうがいいかもなー」
熊野「私、重いものを持つのは嫌でしてよ」
提督「女性に持たせたりしないから安心しろ」
熊野「よ、よろしくてよ」プイッ
熊野(面と向かって言うのは卑怯でしてよ…)
325: 2014/06/19(木) 23:21:08.42 ID:N9XTwlt/0
提督「さて、荷物も取ったところでホームに行くか」
熊野「私、電車に乗るのは初めてですわ!」
提督「え…乗ったことないのか」
熊野「鎮守府の周りから出たことありませんもの…」
提督「そうなのか?」
熊野「近くのコンビニくらいしか行きませんわ」
提督「ああ…そう言われると遠出してるやつ殆どいないな」
熊野「こないだ高翌雄型の方々が旅行に行ってましたわ」
提督「あー春の掃討戦の後の休暇の時な…沖縄だっけ」
熊野「お土産に紅芋のタルトを頂きましたわ!」
提督「それ俺も貰った気がする、美味しかったなー」
326: 2014/06/19(木) 23:40:01.16 ID:N9XTwlt/0
提督「4番ホームは…ここだな」
熊野「まだ電車来ていませんのね」
提督「小樽って終点扱いが多いんだよ、だから往復してまた行くから出発時間の5分前くらいに来る」
熊野「今は3時50分…後5分位ですわね」
提督「とりあえず小樽から札幌まで行くからな、大体30分位だと思う」
熊野「札幌では何かいたしますの?」
提督「函館行きの特急に乗り換えるだけだよ、小樽から函館まで直通がないんだ」
提督「まぁ札幌は一番最後に行こうかと思ってるから、最後のお楽しみってとこかな」
熊野「では、お楽しみにしておきますわ」
327: 2014/06/19(木) 23:45:28.67 ID:N9XTwlt/0
熊野「…!電車ですわ!」
提督「エアポートだな」
熊野「…空港ですの?」
提督「この電車の名前だよ、小樽から新千歳空港まで行くんだ。だからエアポート」
熊野「あまり捻りが無いですわね…」
提督「覚えやすいし良いじゃないか、俺の使ってた電車なんて学園都市線だぞ」
熊野「学園都市線…響きが未来的ですわね」
提督「それが田舎方面に走ってるんだから笑えるよな…名前だけかっこいい」
熊野「それには乗れないんですの?」
提督「俺の実家来るなら乗れるぞ」
熊野「提督の実家…興味がありますけれど…」
提督「時間削っちゃうからまた今度だな」
328: 2014/06/19(木) 23:51:39.36 ID:N9XTwlt/0
提督「さて、なんとか二人用の席を確保できたな」
熊野「意外と席がふかふかですわ」
提督「エアポート座り心地良いよな」
熊野「他の電車は違いますの?」
提督「特急だともっとお高そうなのになってる、ローカルだと椅子が横向きになって固かったりする」
熊野「ローカル長時間は厳しそうですわね…」
提督「でもあの椅子が良い感じに哀愁があったりするんだよ…学園都市線も俺がいた頃はローカルだったなー」
熊野「今は違うんですの?」
提督「なんかここ数年で変わったらしい、どう変わったのか乗ってないから分からないんだけどな」
熊野「提督は前のほうが好きなんですの?」
提督「今の見てみなきゃなんとも言えないけど…やっぱり自分が慣れ親しんでたものが変わるのは、少し悲しいよな」
329: 2014/06/19(木) 23:52:13.60 ID:N9XTwlt/0
熊野「私が艦娘として生まれ変わった時は何もかもが変わっててびっくりしましたわ」
提督「そうだよな…皆70年程前だもんな…高度成長期とかあってかなり日本は発展したよ」
熊野「別世界に来たみたいでしたわ」
提督「100年経たないうちに技術力は凄まじい進歩を遂げたと思う、全世界的にな」
熊野「良いことですわね」
提督「このまま平和な世界に向かってくれるといいな、深海棲艦のこともあるけども」
熊野「帰ったら頑張らなくてはいけませんわね…」
提督「そうだなぁ…そろそろ提督用装備が出てもいいと思うんだ」
熊野「え…」
提督「ほら、大和の主砲とかかっこいいだろ?俺もああいう感じの装着したいなって」
熊野「人の力じゃ持てなくてよ?」
提督「妖精さんそこを何とか頑張ってくれないかね…飴くらいならあげるんだが」
熊野「飴で使われる妖精さんが可哀想ですわ…」
提督「そうだよな…皆70年程前だもんな…高度成長期とかあってかなり日本は発展したよ」
熊野「別世界に来たみたいでしたわ」
提督「100年経たないうちに技術力は凄まじい進歩を遂げたと思う、全世界的にな」
熊野「良いことですわね」
提督「このまま平和な世界に向かってくれるといいな、深海棲艦のこともあるけども」
熊野「帰ったら頑張らなくてはいけませんわね…」
提督「そうだなぁ…そろそろ提督用装備が出てもいいと思うんだ」
熊野「え…」
提督「ほら、大和の主砲とかかっこいいだろ?俺もああいう感じの装着したいなって」
熊野「人の力じゃ持てなくてよ?」
提督「妖精さんそこを何とか頑張ってくれないかね…飴くらいならあげるんだが」
熊野「飴で使われる妖精さんが可哀想ですわ…」
330: 2014/06/19(木) 23:52:41.00 ID:N9XTwlt/0
提督「もうすぐそっち側に海が見えるよ」
熊野「わぁ…本当ですわ、向こうにあるのが小樽ですの?」
提督「そうそう、こうやって見たら港町ってすぐ分かるよな」
熊野「綺麗ですわね…」
提督「もうすぐ銭函って駅通りすぎるぞ」
熊野「さっきも一つ通り過ぎましたわ」
提督「それは多分朝里だな、温泉街だよ」
熊野「温泉街…行ってみたかったですわ」
提督「朝里川温泉は行く予定なかったな…今度また休暇取れたら行こうな」
331: 2014/06/19(木) 23:57:52.87 ID:N9XTwlt/0
提督「お、今通り過ぎたのが銭函だ」
熊野「すごく小さい駅でしたわ」
提督「エアポートは基本的に中心規模の駅しか停まらないんだ、小樽から札幌まで5駅しか停まらないよ」
熊野「急いで空港に行く時に便利ですわね」
提督「そういうこと。ちなみに銭函は駅降りたらある商店で、ほっき貝とかホタテを焼いてその場で食べさせてくれる」
熊野「ほっき貝…私食べたことありませんわ」
提督「ほーう…北海道の貝は全部美味しいから、食べて損はないぞ」
熊野「これから行くところで食べますの?」
提督「函館も港町だからな、魚介類はかなり豊富だぞ」
熊野「私イカ焼きに興味がありますわ」
提督「多分売ってるんじゃないかな、どうだろう」
熊野「ふふ…楽しみにしてますわ」
332: 2014/06/20(金) 00:02:33.69 ID:QynXnEXC0
提督「…お、もう手稲か」
熊野「銭函を通りすぎてから初めて駅に停まりましたわ」
提督「もうここは札幌市だぞ、札幌市手稲区ってとこだ」
熊野「さっきまで見えた海も見えなくなりましたわ」
提督「札幌は完全に街の中に入るから海は見れないんだ」
熊野「周りもビルが目立ちますわ」
提督「手稲はまだ都会じゃないぞ、一般住宅街って感じかな。次の駅から本当に街中だ」
熊野「景色を眺めるのも楽しいものですわね」
提督「さっきから二人で窓の外しか見てないもんな」
熊野「周りから見たら多分浮いてますわ」
提督「…熊野となら浮いてても別にいいぞ」
熊野「そ、そうですの…」
熊野(本当に…サラッと言うのやめてもらいたいですわ!)
熊野「銭函を通りすぎてから初めて駅に停まりましたわ」
提督「もうここは札幌市だぞ、札幌市手稲区ってとこだ」
熊野「さっきまで見えた海も見えなくなりましたわ」
提督「札幌は完全に街の中に入るから海は見れないんだ」
熊野「周りもビルが目立ちますわ」
提督「手稲はまだ都会じゃないぞ、一般住宅街って感じかな。次の駅から本当に街中だ」
熊野「景色を眺めるのも楽しいものですわね」
提督「さっきから二人で窓の外しか見てないもんな」
熊野「周りから見たら多分浮いてますわ」
提督「…熊野となら浮いてても別にいいぞ」
熊野「そ、そうですの…」
熊野(本当に…サラッと言うのやめてもらいたいですわ!)
333: 2014/06/20(金) 00:05:14.37 ID:QynXnEXC0
提督「琴似だな、次の駅で札幌だ」
熊野「ビ、ビルが沢山ありますわ…」
提督(何やら熊野が都会酔いしてるんだが)
提督「おいおい、琴似も割りと都会だが札幌はもっとビルだらけだぞ?」
熊野「私…こんな大きい建物がある場所に初めて来ましたわ…」
提督(熊野東京に連れて行ったら倒れるんじゃないか)
334: 2014/06/20(金) 00:09:18.66 ID:QynXnEXC0
提督「ほら、そろそろ札幌だぞ」
熊野「いつの間にか線路の幅がすごく広がってますわ…」
提督「札幌駅はホーム数が多いからな、10番まである」
熊野「まぁ…そんなあるんですの」
提督「乗り換えが多いからな、本数も多いし」
熊野「迷いそうですわ…」
提督「熊野、方向音痴そうだもんな」
熊野「べ、別に地図があればちゃんと行けますわ!」
提督「そう言う割にはコンビニ行くとき鈴谷と行ってるよな…一人で行けるの?」
熊野「い、行けますわよ!それくらいレディーには余裕ですわ」
提督(怪しすぎる…)
335: 2014/06/20(金) 00:20:05.21 ID:QynXnEXC0
-札幌駅-
道内最大規模の駅、そのホーム数は10番まであり3路線のターミナルとなっている。
周りにはJRタワー、全日空ホテル、紀伊國屋書店(2階建て)、大丸、ステラプレイスといった買い物や観光向けの建物が密集している。
元々は地上駅だったのだが、高架駅に建てなおされた。
駅としてだけではなく、映画館、食事処、洋服屋などが入っており平日休日問わず賑わっている。
提督「ってことで札幌駅到着だ!」
熊野「電車の音がすごいですわ…」
提督「エンジン音が停まってる電車の数だけあるからな、とりあえず下に降りよう」テクテク
熊野「ま、待ってくださいな」タッタッタッ
道内最大規模の駅、そのホーム数は10番まであり3路線のターミナルとなっている。
周りにはJRタワー、全日空ホテル、紀伊國屋書店(2階建て)、大丸、ステラプレイスといった買い物や観光向けの建物が密集している。
元々は地上駅だったのだが、高架駅に建てなおされた。
駅としてだけではなく、映画館、食事処、洋服屋などが入っており平日休日問わず賑わっている。
提督「ってことで札幌駅到着だ!」
熊野「電車の音がすごいですわ…」
提督「エンジン音が停まってる電車の数だけあるからな、とりあえず下に降りよう」テクテク
熊野「ま、待ってくださいな」タッタッタッ
336: 2014/06/20(金) 00:21:28.66 ID:QynXnEXC0
提督「んで、下に降りてきたんだが…」
熊野「2ホームずつ分かれているんですのね」
提督「ああ、1・2、3・4ってかんじでエスカレーターや階段で上がったらある感じだな」
熊野「それで函館行きは何番ホームですの?」
提督「スーパー北斗っていうやつなんだが…」
熊野「あ、ありましたわ。5番ホームですわね」
提督「ああ、今2番ホームの下だからあっちだな」
熊野「後20分で出発ですわね」
提督「特急券はもう買ってあるから大丈夫だな、行こうか」
344: 2014/06/22(日) 22:22:32.04 ID:RoZG7dnR0
提督「これがスーパー北斗だ」
熊野「先程のと全く違う形をしていますわ」
提督「なんたって特急だからな!子どもの頃に乗った時は胸が熱くなったよ」
熊野「小さい子どもが好きそうな感じですものね」
提督「さ、乗ろうか。指定席で2両目の15AとBだな」
熊野「2両目は…あそこですわね」
345: 2014/06/22(日) 22:24:56.12 ID:RoZG7dnR0
-スーパー北斗-
熊野「先程の快速とやらよりも座り心地が良くなっていますわ」
提督「大体北海道の特急は長旅だからな、座席もゆったりできるようになってるよ」
熊野「ドリンクホルダーとかもついていますわね…」
提督「グリーン車っていう少しお高い車両はパソコン用コンセントがついてたり、読書灯がついてたりもするぞ」
熊野「提督乗ったことがあるんですの?」
提督「一度だけ函館旅行行く時に調子に乗って買ったことがある、周りはエリート会社員みたいな人しかいなかった」
熊野「提督…恥ずかしいですわ」
提督「俺もノートパソコン使ってたからエリートに見えてたと思うぞ」
提督(iTunesで音楽聴いてただけだけどな)
346: 2014/06/22(日) 22:32:12.13 ID:RoZG7dnR0
熊野「目的地まではどれ位かかるのかしら」
提督「大体3時間半かなー今16時50分、到着予定が20時24分だ」
熊野「遠いんですのね」
提督「北海道の一番下まで一気に行くからな」
熊野「夜ご飯はどうするんですの?」
提督「函館着いて旅館で食べる予定」
熊野「結構遅くなりそうですわ…」
提督「お腹すいたなら言ってくれ、間食程度の食べ物なら鞄に入ってる」
熊野「何が入ってるんですの?」
提督「勿論ジンギスカンキャラメルだ、罰ゲーム用だけど少し減っても問題ないだろ?」
熊野「それを食べるくらいなら着くまで我慢しますわ…」
347: 2014/06/22(日) 22:42:48.15 ID:RoZG7dnR0
熊野「そういえば駅は結構停まるんですの?」
提督「んーと…函館に着くまでに12回駅に停まるよ」
熊野「さっき1回停まったので…後11回ですわね」
提督「数えてると意外と早く着いたりしてな」
熊野「私途中で眠くなってしまいそうですわ…」
提督「疲れてるだろうし、寝てもいいんだぞ?」
熊野「そうですわね…眠くなったら寝ますわ」
提督「そういえば熊野、船は大丈夫だったけど電車酔いとかは大丈夫か?」
熊野「今のところ問題ありませんわ」
提督「酔い止め鞄に入ってるから、具合悪くなったらすぐ言ってくれ」
熊野「分かりましたわ」
348: 2014/06/22(日) 22:52:08.18 ID:RoZG7dnR0
提督「熊野、小樽はどうだった?」
熊野「色々初めてだったので驚いてばかりでしたわ」
提督「煎餅?キャラメル?」
熊野「違いますわよ!街並みとかフェリーとかの話ですわ!」
提督「ああ…確かに街並みは舞鶴と全然違うもんな」
熊野「異国の街並みみたいで素敵でしたわ」
提督「函館もそういう街並みの場所があるぞ」
熊野「そうなんですの?てっきり小樽ならではかと…」
提督「レンガ造りとかは探せば意外とあるもんだよ、北海道で街の一角全部っていうのは小樽以外知らないけどな」
熊野「あの雰囲気は私好みでしたわ」
349: 2014/06/22(日) 22:58:49.25 ID:RoZG7dnR0
熊野「あと美術館も含め、あそこまで綺麗なガラス細工を初めてみましたわ」
提督「あれはすごかったなー…クラゲのは持って帰りたかった」
熊野「そういえば提督、お店で見ていた富士山のガラス細工はどうしたんですの?」
提督「え………あ!!?」
提督「忘れてた……」
熊野「そんなことだろうと思いましたわ」
提督「検討しようって思ってたのすら忘れてた…」
熊野「もう…しっかりしてくださいな」
提督「…だけど、それだけ記憶に残らないくらい熊野と楽しんだって解釈できるよ、な?」
熊野「ま、まぁそうですけれど…」
熊野(思い出すと食に関しては嫌がらせしか受けてませんわ)
350: 2014/06/22(日) 23:03:35.10 ID:RoZG7dnR0
提督「――んで、やっぱりあのクジラが一番良かったと思うんだよ」
提督「お…?」
熊野「ん……」スースー
提督(寝ちゃったか…まぁ1日中観光と移動だもんな、そりゃ疲れるか)
提督(今は17時50分…後2時間ちょいか、俺も一眠りしよう…)
356: 2014/06/23(月) 20:43:37.22 ID:2XRQ1Wjt0
提督「んん……」ガサッ
提督(19時50分…結構寝たな…)
提督(熊野は…まだ寝てるな)
提督(函館着いたら疲れ一気に来そうだ…)
提督(そうだ、旅館着いたら一回鎮守府に電話入れるか)
提督(出てから3日経ってるしな)
357: 2014/06/23(月) 20:55:58.09 ID:2XRQ1Wjt0
車内音声「次の停車駅は森、森、終点函館への到着時刻は20時24分を予定しています」
提督(森って地名覚えやすいなー…森って苗字の人たくさんいそう)
提督(北海道の地名は分かりづらいの多いからな…)
提督(花畔でなんでバンナグロなんだよ…はなみさきだろ…)
提督(聚富[シップ]、濃昼[ゴキビル]、美利河[ピリカ]、音威子府[オトイネップ])
提督(一番訳が分からないのは幌美内[ホロピナイ]…なんだよピって)
提督(語源や言葉はだいたいアイヌ語らしいけど、詳しくは知らない)
提督(札幌もアイヌ語って聞いたな)
熊野「…ん…」ガサッ
提督「お、おはよう」
熊野「んん……何時ですの…」
提督「20時5分、後20分位だ」
熊野「結構寝ましたわね…」
提督「俺もさっきまで寝てたよ」
358: 2014/06/23(月) 21:05:03.51 ID:2XRQ1Wjt0
熊野「気付いたら寝てしまってましたわ」
提督「長旅だしな、休めるとこで休んどいたほうが良いぞ」
熊野「着いたら真っ直ぐ旅館へ?」
提督「ああ、明日ゆっくり観光できるしな」
熊野「二泊するんでしたっけ…」
提督「そうだな、明日一日観光して明後日からは車の旅だ」
熊野「車も乗ったことがないので楽しみですわ」
提督「バスとかもないのか?」
熊野「街中へ遊びに行かれる方は乗ってた気がしますけれど…私は乗ったことないですわ」
提督(熊野バス乗っても降り方わからなさそうだしな…)
359: 2014/06/23(月) 21:42:39.51 ID:2XRQ1Wjt0
提督「そうだ、旅館に着いたら鎮守府に電話しようと思ってる」
提督「なんか起こってたら大変だしな」
熊野「何もないといいけれど…皆居るのかしら」
提督「旅行行くって聞いたのは…妙高型と高翌雄型くらいかな」
熊野「意外と少ないんですのね」
提督「まぁ出かけてるのはいると思うけど、泊まり掛けはそれくらいだな」
熊野「鈴谷はなにしてらっしゃるのかしら…」
提督「毎日別種のカレー食べてそうだな」
熊野「ありえませ…あり得ますわね…」
365: 2014/06/25(水) 00:31:23.94 ID:DmocJjsB0
車内音声「次は終点、函館…函館…」
提督「お、やっと着くな」
熊野「半分以上寝てたので長い距離移動した実感ありませんわね…」
提督「地図で見なくちゃ実感できないかもな、何はともあれ函館だ!」
熊野「ですわね!」
提督「正直だいぶお腹すいてる、そして眠い」
熊野「眠くはないけれど…たしかにお腹は空きましたわ」
提督「多分旅館着いたらすぐ出してくれるはずだから、楽しみにしておこう」
熊野「旅館の食事は豪華と聞くので楽しみですわ」
366: 2014/06/25(水) 00:45:31.59 ID:DmocJjsB0
-函館-
北海道最南部に位置する函館は日本海、太平洋と周りを海に囲まれている。
それ故漁業や海運業で賑わっており、朝市は昭和20年から続いている。
その朝市では海産物は勿論、農産物や食肉なども扱われており、かなり大きい規模で行われている。
港とともに発展し、歩んできた街並みは何処か古風で落ち着く雰囲気を出している。
函館山の夜景は世界三大夜景に指定されておりとても美しい、また函館山麓の港に面した地区は赤レンガ倉庫などがあり歴史的ロマンを感じれる。
その景観、美味合わせて、まさに北海道の玄関といえる場所だろう。
提督「ってことで函館着いたぞ!」
熊野「ずっと座ってたので少し腰がいたいですわ」
提督「おいおい大丈夫か?」
熊野「大丈夫ですわ、宿はどちらに?」
提督「ここから歩いて20分と少しくらいだな」
熊野「結構歩きますわね…」
提督「抱っこはしないからな」
熊野「べ、別にしてもらおうなんて思ってませんわ!」
367: 2014/06/25(水) 00:50:32.66 ID:DmocJjsB0
提督「夜だけど割と暖かくて良かったな」
熊野「小樽よりは穏やかな天気ですわね」
提督「風もそこまで吹いてないしなー」
熊野「にしても函館の街中はすごい賑わっていらっしゃるのね」
提督「そうか?」
熊野「小樽より人が多い気がしますわ」
提督「あー…一応北海道って言ったら札幌、函館、旭川ってくらいだから、結構中心都市なんじゃないか」
熊野「なるほど…函館駅も大きかったですものね」
提督「確かに小樽と比べると格段にでかいな」
368: 2014/06/25(水) 01:06:57.44 ID:DmocJjsB0
熊野「そして小樽に比べると磯の香りがしますわ」
提督「海すぐそこだからな、それに漁港も駅の周りに沢山あるんだ」
熊野「磯の香りは鎮守府でもしますからなんというか…お馴染みですわね」
提督「俺らは慣れてるけど他の人は磯臭いとか感じるのかね…俺の軍服とかどうなんだろ」
熊野「金剛さんとかこっそり着てるし大丈夫なのでは…」
提督「あいつのこっそり全然こっそりじゃないんだよな…まぁいいか、リセッシュしとこ」
369: 2014/06/25(水) 01:07:32.73 ID:DmocJjsB0
提督「あ、あそこの宿だ」
熊野「提督は泊まったことあるんですの?」
提督「ああ、前に一度ね」
熊野「なら安心ですわね!」
提督「湯元 啄木亭…名前が良いよな、旅館らしくて」
熊野「意外と外見はホテルっぽいですのね」
提督「ああ、受付とかは1階で、その上は宿泊部屋だな…上の方は絶景ポイントになってるぞ」
熊野「何階の部屋を予約したんですの?」
提督「んーと…5階だったか6階の部屋だったと思う、部屋のタイプで分けられてるんだ」
熊野「何部屋を取ったんですの?」
提督「和室だよ、和洋室と悩んだけど小樽は洋室だったし和室にした」
提督「さ、チェックインしに行こうか」
380: 2014/06/28(土) 17:48:55.09 ID:7cV31chg0
-湯元 啄木亭-
外側は一見洋風のホテルなのだが、中は和を大切にした作りとなっている。
入ったら落ち着いた雰囲気のロビーが出迎えてくれる、啄木亭のロビーは道南のホテル最大の広さとなっていて和らぎの空間を体感できる。
そしてガラスパネル越しに日本庭園が展開されていてその姿は圧巻の一言、日本の文化の良さを再確認できるだろう
他にも茶室や甘味処など館内は和風で統一されているが、部屋は和と洋両方用意されている。
部屋食、バイキングと選べる2タイプ。どちらも函館の海の幸を味わえる。
提督「チェックインしてきたぞー、お腹すいたし早く部屋に行こう」
熊野「部屋に着くと一気に疲れが来そうですわ」
提督「そうだな…でも温泉入らなきゃ」
熊野「何時まで入れますの?」
提督「13時から翌日10時までって書いてあったから夜通し大丈夫だぞ」
熊野「まぁ…ではゆっくり入ろうかしら…」
提督「ゆっくり疲れとったほうが良いぞー、それにここの温泉楽しいから楽しみにしてな」
熊野「楽しい…?」
提督「温泉が11階にあるんだ、だから眺めが抜群に良いんだよ」
熊野「そんな高所にある温泉初めて入りますわ」
提督「俺も最初入った時はテンション上がってたなー…お、部屋ここだ」ガチャ
381: 2014/06/28(土) 17:55:49.34 ID:7cV31chg0
-和室-
提督「お…?前来た時と違うタイプの和室だ」
熊野「そうなんですの?」
提督「こんなに窓広くなかった気がするぞ…畳10畳と12畳で違う作りになってるのかな」
熊野「にしても畳…落ち着きますわね…」
提督「なんでこんなに畳って落ち着くんだろうなー」
熊野「でも、前に提督が執務室の床を畳にしてたのはどうかと思いましたけれど…」
提督「あれな…皆にすごい批判されて変えたんだよ…なんでかな…」
熊野「畳の上に執務机置くのが悪いんですわ!もっとなんかなかったんですの…」
提督「だってあの机無くちゃ仕事しづらくて…でも畳使いたいっていう俺の気持ちを察してくれよ!」
熊野「元帥の方々が来た時にあれだと恥ずかしいですわ」
提督「今は変えたからいいだろ!あんまり掘り起こすな!」
熊野「たまには提督をからかってみたくて…そういえば夕食はいつですの?」
提督「30分後くらいとか言ってた気がするから待ってよう」
382: 2014/06/28(土) 18:01:17.34 ID:7cV31chg0
提督「そうだ、この待ち時間で鎮守府に電話しよう」
prrrrrr…
加賀「はい、こちら舞鶴鎮守府です。どなたでしょうか」
提督「もしもし?提督です」
加賀「あぁ提督…どうしたんですか?」
提督「いやな、2件目の旅館着いたからそっち大丈夫かなーっと」
加賀「特に問題はありません」
提督「そうか、こっちも楽しんでるよ」
加賀「私達は置いて行かれたのでやることが無いです、楽しくありません」
提督「ええ…じゃあ今度焼き肉でも連れてってあげるから、な?」
加賀「私、ジンギスカンが食べたいんですけれど」
提督「おおジンギスカンか!じゃあどっかで買って送るよ」
383: 2014/06/28(土) 18:05:17.11 ID:7cV31chg0
加賀「現地で食べたいんですが」
提督「それは厳しいな」
加賀「熊野は連れて行ってるのに私達一航戦は駄目なのですか」
提督「分かった分かった!今度空母皆で行こう!な?」
加賀「五航戦の子なんかと…まぁ、連れてってくれるならいいです」
提督(俺提督、破産確定の瞬間である)
加賀「では、赤城さんに代わります」
提督「え、赤城近くにいるの?」
加賀「はい、たまたま私達が電話の前を通りかかったので」
提督「なるほど、じゃあ代わってくれ」
384: 2014/06/28(土) 18:12:26.49 ID:7cV31chg0
赤城「代わりました、赤城です」
提督「おー元気?」
赤城「最近休日が無かったのに一気に連休が来たので、何をすればいいか分からないです」
提督「ああ…一航戦はだいたい出撃しっぱなしだもんな…」
赤城「なので加賀と二人で鎮守府を散策していました」
提督「散策…?」
赤城「鎮守府の中を全部見たことないと思ったのでこの機会に、と」
提督「なるほど、なんか面白いものあったか?」
赤城「提督の部屋にあった知恵の輪で2時間位遊んでいました、あれ難しいですね!」
提督「…はぁ?え?んん?俺の部屋?」
赤城「はい、提督の部屋です」
提督「…?!?!なんで俺の部屋勝手に入ってるんだよ!」
赤城「空いてたのでなんの部屋だろうと思ったら提督の部屋でした!」
385: 2014/06/28(土) 18:17:07.10 ID:7cV31chg0
提督「なんてこったい…鍵かけ忘れたのかな…」
赤城「別に何もいじってませんよ!というかイジるほどものありませんでした」
提督「本と写真ばっかりだからな…まぁ他の人には言わないでくれると助かる」
赤城「大丈夫ですよ、まだ誰にも言っていません、まだね」
提督「まだ…?」
赤城「提督のお土産の有無次第では今から皆にバラしに行くことになります」
提督「…ああ、お土産なら買ったぞ」
赤城「!!何買ったんですか!」
提督「それ言ったら楽しみなくなっちゃうだろ?他にも買ってくから楽しみにしとけ」
赤城「…そうですね。 あら?響ちゃん、どうしたの?」
提督「響?」
赤城「提督と話したいそうですよ」
提督「お、じゃあ代わってくれ」
赤城「はい、ではお土産楽しみにしてますね!」
386: 2014/06/28(土) 18:23:50.96 ID:7cV31chg0
響「やぁ司令官、響だよ」
提督「ああ、元気か?」
響「元気だよ、勿論第六駆逐隊の皆も」
提督「それはなによりだ、皆は休日どうしてるんだ?」
響「昨日は何もしなかったけど今日はお菓子を作ったよ」
提督「おお、良いじゃないか。何作ったんだ?」
響「トリュフ、翔鶴に教えてもらったんだ」
提督「翔鶴料理得意だもんな、上手に出来たか?」
響「赤城が美味しいって言ってくれたよ」
提督「赤城が食べたのか…」
響「夕方部屋に遊びに来たんだ、なにやら散策してるって言って」
提督「あいつら駆逐寮まで行ったのか」
387: 2014/06/28(土) 18:26:55.56 ID:7cV31chg0
響「加賀も食べてくれたよ、良く出来てるって」
提督「良かったじゃないか、俺にも今度よろしくな」
響「うん、司令官はどうだい?」
提督「楽しんでるよ、今日はかなり長い時間電車乗ってたけど」
響「電車の長旅、楽しそうじゃないか」
提督「乗車時間の半分は寝てたよ」
響「疲れてるのかい?」
提督「まぁな、でもその倍以上楽しんでるから大丈夫だ」
響「良かった、気をつけて帰ってきてね」
提督「ああ、飛行機が墜落しないことを願うよ」
響「話してたら翔鶴が歩いてきたけど、代わるかい?」
提督「お、じゃあ代わってもらおうかな」
響「いいよ、今代わるから待ってね」
388: 2014/06/28(土) 18:27:35.09 ID:7cV31chg0
翔鶴「もしもし…提督でしょうか?」
提督(違うって言ったらどうなるんだろう)
提督「チガウガ…ダレダテイトクッテ…」←濁声
熊野(なにしてるんですの…)ジトー
翔鶴「えっ……響ちゃん?っていない…!どうしましょう!」
提督「ははっごめんごめん、提督だよ」
翔鶴「えっ…提督?」
提督「弱気だったから濁声で他人のふりしてみたんだ」
翔鶴「…もう!違う人かと思ったじゃないですか!」
提督「まさか本当に引っかかると思わなかったんだ」
翔鶴「びっくりしたんですから…!」
提督「悪かった、翔鶴は休日満喫してるか?」
389: 2014/06/28(土) 18:30:08.88 ID:7cV31chg0
翔鶴「昨日は瑞鶴とお出かけしてきました、今日は駆逐艦の子にお菓子作りを教えてましたよ」
提督「ああ、トリュフだろ?響に聞いたよ」
翔鶴「はい!皆上手く出来たようで良かったです」
提督「翔鶴料理教えるの上手そうだもんな」
翔鶴「そんなことないですよ、皆が頑張ったからです」
提督「謙遜するなよー、瑞鶴とどこ行ったんだ?」
翔鶴「暑くなってきたのでお布団からシーツに変えようと思って、シーツを買いに行ってきました」
提督「ああ、もう20度越したもんなー。こっちは涼しいよ」
翔鶴「結構温度差あるんでしょうか…」
提督「舞鶴となら5度くらいあるんじゃないか?」
翔鶴「そんなに…だいぶ違いますね」
提督「夜は少し寒いくらいだよ」
390: 2014/06/28(土) 18:30:45.46 ID:7cV31chg0
翔鶴「風邪引かないようにしてくださいよ…?」
提督「大丈夫大丈夫、シーツは買えたのか?」
翔鶴「はい!一緒の色違いにしました!」
提督「仲が良くて何よりだ、お土産も買っていくから楽しみにしててくれ」
翔鶴「はい!では切りますか?」
提督「あ、ちょっと待ってくれ」
提督「熊野、鈴谷と話さなくていいのか?」
熊野「いるんですの?」
提督「わからん、翔鶴に聞いてみる」
391: 2014/06/28(土) 19:07:04.88 ID:7cV31chg0
提督「鈴谷に変わってほしいんだが、いるか?」
翔鶴「鈴谷さんは…呼んでくるので待っててもらえますか?」
提督「ああ、すまんな」
提督「今翔鶴が呼んできてくれるって、ほら」
熊野「では待ってますわね」
提督「話終わったら代わってくれ」
熊野「分かりましたわ」
392: 2014/06/28(土) 19:07:32.99 ID:7cV31chg0
鈴谷「やっほー提督ー元気ー?」
熊野「提督じゃありませんわ」
鈴谷「あれ?熊野じゃん、元気ー?」
熊野「まぁどちらかと言えば元気ですわ」
鈴谷「提督と二人だからって熊野浮かれちゃダメだよー?」
熊野「べ、別に浮かれてませんわよ!」
鈴谷「そうかなー?」
熊野「そうですわ!…鈴谷は元気ですの?」
鈴谷「元気だよ!今日はね!カレー食べに行ってきたんだ!」
熊野(カレー食べてるって予想当たりましたわね…)
熊野「そんな鈴谷に美味しいお土産持って帰りますわね」←スープカレーキャラメル
鈴谷「なになにぃ?カレー商品?鈴谷期待しちゃうぞー?」
熊野「提督のお墨付きですわ」
鈴谷「やったぁ!楽しみにしてるね!」
熊野「では、提督に代わりますわね?」
鈴谷「うんうん!」
熊野「提督じゃありませんわ」
鈴谷「あれ?熊野じゃん、元気ー?」
熊野「まぁどちらかと言えば元気ですわ」
鈴谷「提督と二人だからって熊野浮かれちゃダメだよー?」
熊野「べ、別に浮かれてませんわよ!」
鈴谷「そうかなー?」
熊野「そうですわ!…鈴谷は元気ですの?」
鈴谷「元気だよ!今日はね!カレー食べに行ってきたんだ!」
熊野(カレー食べてるって予想当たりましたわね…)
熊野「そんな鈴谷に美味しいお土産持って帰りますわね」←スープカレーキャラメル
鈴谷「なになにぃ?カレー商品?鈴谷期待しちゃうぞー?」
熊野「提督のお墨付きですわ」
鈴谷「やったぁ!楽しみにしてるね!」
熊野「では、提督に代わりますわね?」
鈴谷「うんうん!」
393: 2014/06/28(土) 19:09:27.68 ID:7cV31chg0
提督「もしもしー?代わったぞ」
鈴谷「やっほー」
提督「やっほー」
鈴谷「提督!鈴谷お土産楽しみにしてるね!」
提督「何をそんなに期待してるんだ」
鈴谷「熊野が提督お墨付きのカレー商品があるって!」
提督「え、そんなもん買ったっけ………あー、買ったな」
鈴谷「それすごく楽しみにしてるから!」
提督(疑いがなさすぎて申し訳なくなってくる…)
提督「あ、ああ…期待しといてくれ」
鈴谷「そっちは楽しんでるのー?」
提督「ああ、今二件目の旅館についたとこだ」
鈴谷「ほーう、良いなー旅行」
提督「最上型の皆とどこか行かないのか?」
鈴谷「行きたいけどねー…提督が熊野連れてっちゃったしー」
鈴谷「やっほー」
提督「やっほー」
鈴谷「提督!鈴谷お土産楽しみにしてるね!」
提督「何をそんなに期待してるんだ」
鈴谷「熊野が提督お墨付きのカレー商品があるって!」
提督「え、そんなもん買ったっけ………あー、買ったな」
鈴谷「それすごく楽しみにしてるから!」
提督(疑いがなさすぎて申し訳なくなってくる…)
提督「あ、ああ…期待しといてくれ」
鈴谷「そっちは楽しんでるのー?」
提督「ああ、今二件目の旅館についたとこだ」
鈴谷「ほーう、良いなー旅行」
提督「最上型の皆とどこか行かないのか?」
鈴谷「行きたいけどねー…提督が熊野連れてっちゃったしー」
394: 2014/06/28(土) 19:11:33.63 ID:7cV31chg0
鈴谷「鈴谷も連れてって欲しかったなー」
提督「ごめんな、今度また連休の時にどっか行こう」
鈴谷「言ったなー?鈴谷しっかり覚えてるからね!」
提督「ああ、まかせとけ」
鈴谷「じゃあ鈴谷そろそろお風呂入るから切るね?」
提督「ああ、じゃあまたな」
鈴谷「はーい」
ガチャ
395: 2014/06/28(土) 19:13:48.35 ID:7cV31chg0
提督「27分…意外と長電話してたんだな」
熊野「鈴谷、昼食にカレーを食べたらしいですわ」
提督「俺らの予想あたったな…」
熊野「そろそろ夕食がくるのかしら」
提督「ああ、後5分くらいで来るんじゃないか?」
熊野「海の幸…楽しみですわ!」
提督「そうだなー」
コンコンッ
「お部屋食お持ち致しました」ガラッ
提督「お、来たみたいだな」
396: 2014/06/28(土) 19:19:38.91 ID:7cV31chg0
398: 2014/06/28(土) 20:02:14.70 ID:KZjV/7rco
乙です
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