99: 2014/12/23(火) 22:11:24.25 ID:0yDVczqs0
100: 2014/12/25(木) 00:29:53.68 ID:w8wvvv9L0
【特別編 クリスマスイブ】
提督「今日はクリスマスイブだな」
熊野「ええ…で、どこへ向かってるんですの?」
提督「折角だし夜景でも見に行こうと思って、まぁ軽いドライブだ」
熊野「…もう紅葉も薄くなってしまいましたわ」
提督「そうだな、っても北海道は11月入ると一気に枯れるからこっちに違和感感じるけど」
熊野「あちらはもう雪が降っているとテレビでやっていましたわ」
提督「雪掻き大変なんだよなぁ…日常系最強重労働だぞ、あれは」
熊野「そんなに…」
提督「筋肉痛になることとか結構あるからな」
熊野「提督が鍛えていないからではなくて?」
提督「…いや、そんなことはない」
熊野「怪しいですわ…」
提督「にしてもすっかり肌寒くなったな、寒くないか?」
熊野「大丈夫ですわ、確かに最近気温は下がりましたわね」
提督「俺はこれくらいならまだ大丈夫だが…風邪引かないように気をつけろよ」
101: 2014/12/25(木) 00:30:46.02 ID:w8wvvv9L0
-四明嶽駐車場-
比叡山の一部にある駐車場で、山の上から京都・大阪の夜景を一望できるスポット
駐車場なので基本的に車内で夜景を楽しむ人が多い。勿論ほとんどがカップルだ。
そこそこ広い駐車場で、夜景が見える一番前は10台しか停めれないという中々レアな夜景所。
余談だが、比叡山は戦艦比叡の名前の元で、天台宗の総本山『比叡山延暦寺』がある。
山王信仰もここが発祥地だとか。
提督「ここなんだが…少し車停まってるな」
熊野「外には出ないんですの?」
提督「ああ、外出て風邪引いちゃったら困るしな」
熊野「そんなに心配しなくてもいいですのに…」
提督「念のためだ」
熊野「過保護ですわ…にしても…綺麗ですわ」
提督「奥まで見渡せるからな、あっちが大阪で手前の塔が見える所が京都だ」
熊野「京都タワーというのはあれですのね」
提督「ああ、蝋燭の形してるやつだな」
熊野「ふふ…こういう時間も、悪く無いですわ」
提督「年に1度の行事くらいゆっくり楽しもう」
熊野「去年の今日は何をしていらしたの?」
提督「去年…?」
102: 2014/12/25(木) 00:31:17.59 ID:w8wvvv9L0
____
______
________
提督(クリスマスイブだし鎮守府全体を休みにしたものの…何もすることがないな)
提督(大体は姉妹艦で出掛けてたり食事したりか)
提督(俺も出掛けるか…うーん)
コンコンッ
千歳「提督?います?」
提督「います」
千歳「失礼します」ガチャ
提督「どうした?」
千歳「今から皆で呑もうって話をしていたので、提督もどう?」
提督「昼間から酒だと…行こうかな」
千歳「ふふっ、行きましょ?」
提督「じゃあ、お邪魔させてもらうよ」
瑞鳳「あ、提督!遅いよ~玉子焼き食べるぅ?」
祥鳳「随分待ったんですからね!」
千代田「おねぇに変なことしてないよね!」
提督「うわっ…え、もう出来上がってるのか?」
千歳「さっきまで少し飲んでましたから」
鳳翔「提督が来るまでに既に2本はなくなってますよ」
提督「2本…まぁ大丈夫だろう、飲むか!」
千歳「はい!」
________
______
____
103: 2014/12/25(木) 00:31:50.48 ID:w8wvvv9L0
提督「飲んで昼間から寝てたな」
熊野「…信じられませんわ」
提督「軽空母の皆に誘われて飲んでたんだよ、そしたら良い感じに酔っちゃって」
熊野「…何もしてませんの?」
提督「ん?してないぞ」
熊野「ならいいですわ」
提督「皆次々寝ていったからな、そんなこと考えてもいなかった」
熊野「考えてたら困りますわ!」
提督「大丈夫だ、考えないから」
熊野「…どうだか」ジトー
提督「さて、そろそろ帰るか」
熊野「今から戻ると…丁度鎮守府で料理が出来る時間帯ですわ」
提督「遅れたら怒られかねないからな」
熊野「ええ…避難をされる前に烈風が飛んできますわ」
提督「…まぁ先に食べてる可能性もあるか」
熊野「一応は待ってくださるとは思いますけれど…」
提督「ま、何にせよ早めに帰ったほうが良さそうだな」
熊野「そうですわね」
提督「シートベルトしたか?」
熊野「はい…あ、あの」
提督「ん?」
熊野「その…今日の夜、提督の部屋にお邪魔しても宜しくて?」
提督「…別にいいけど、何かあるのか?」
熊野「な、何もないですけれど」
提督「……良いぞ、多分食べ終わったら部屋にいるし好きなときに来てくれ」
熊野「分かりましたわ!」
提督「じゃあ帰るか」
熊野「はいっ」
【特別編 終わり】
120: 2014/12/26(金) 23:42:31.64 ID:ASR+wz++0
【特別編その② 吹雪】
提督「悪いな、駆逐艦に渡したクリスマスのアンケート回収なんて頼んじゃって」
吹雪「いえ、大丈夫ですよ!」
提督「で、アンケートは…まぁ後で見るか」
吹雪「全艦娘に渡してたみたいですけど、それどうするんですか?」
提督「…それは秘密だ」
吹雪「んもう!少しくらい教えてくれたっていいじゃないですか!」
提督「アンケートの一番上に書いてあっただろ、今欲しい物は何ですかって」
吹雪「それがクリスマスと何の関係があるんですか!」
提督「……吹雪、クリスマス知らないのか?」
吹雪「私だけじゃなくて皆知らないと思いますよ?困惑してた子もいましたし」
提督「えっ…いや、待て…ああ、そうか」
吹雪「どうしたんですか?」
提督「ん、まぁクリスマスについてのことだが、キリストは知ってるよな?」
吹雪「一応…」
提督「12月25日そのキリストの誕生日なんだよ、で、降誕祭のことをクリスマスっていうんだ」
吹雪「…それと欲しいものはなにか関係があるんですか?」
提督「……これは、大人の秘密だから他の人に言うなよ?」
吹雪「え…は、はい」
提督「実はな…12月24日寝て12月25日の朝起きると、その欲しいものが枕元に置いてあるんだ」
吹雪「…司令官も嘘がお上手ですね」ジトー
提督「…信じるのも信じないのも吹雪次第だ、そしてその実行者をサンタクロースというんだ」
吹雪「もう、何かの童謡ですか?」クスッ
提督「奴は早い、全ての者にプレゼントを与える為に高速で行動しなくてはいけないんだ」
吹雪「で、そのサンタクロースさんはどこにいるんですか?」
提督「全てが謎なんだ、俺も生きてて見たことが一度もない。だがプレゼントは15歳まで貰ってた」
吹雪「……信じませんっ」
提督「…明後日の朝を楽しみにしてるといい、吹雪が書いたものがしっかり入ってるぞ」
吹雪「…あれ?じゃあクリスマスだって言って司令官が置いたクリスマスツリーは何の役目があるんですか?」
提督「あれはサンタに合図を発信する電波塔になってるんだ、サンタはあれを頼りにやってくる」
吹雪「妙に凝った設定ですね…」
121: 2014/12/26(金) 23:43:19.84 ID:ASR+wz++0
提督「さて、俺は執務しながらアンケート見るから戻っていいぞ」
吹雪「はい!失礼しますね」
バタンッ
提督「…さて、ちらっと見てみるとするか」
Q『今欲しい物は何ですか』
加賀『なしです』
足柄『恋人』
夕張『東京への遠征チケットお願いっ!』
イムヤ『新型のスマホがいいなぁ』
天龍『力』
三隈『新しいお財布が良いですわ』
隼鷹『日本酒の一番いいやつよろしく!』
青葉『カメラとマイクと編集用のソフトお願いします!』
鳳翔『提督、無理は禁物ですよ 今度ご一緒に晩酌したいです』
電『牛乳』
初風『枕』
金剛『提督デース!お願いしマース!』
ビスマルク『プレゼントは提督が決めて選んでちょうだい?』
オイゲン『シュトーレンが良いです!!』
提督「…何人か知ってて書いてるだろこれ」
提督「まぁビスマルク達は知ってるか…足柄は知ってて書いてるのかどうか分からん」
提督「加賀はなんだこれ…ないって言いたいのか、梨ですって言いたいのか。梨買っておくか」
提督「無理そうなのは違う対処するとして…鳳翔が女神に見える」
122: 2014/12/26(金) 23:43:50.57 ID:ASR+wz++0
提督「で、吹雪のは…」
吹雪『改二になりたいので強くなれる装備が欲しいです』
提督「頑張り屋だな…でも、どうやって対処するか」
提督「10cmは渡してるだろ…となると対潜装備とか電探か」
提督「…妖精さんに何とか頑張ってもらうか」
123: 2014/12/26(金) 23:44:40.48 ID:ASR+wz++0
-クリスマス(朝)-
提督「夜中配るのに走り回ったせいで眠い…」
吹雪「司令官!」コンコンッ
提督「ん、なんだ」
吹雪「見てください!朝枕元に置いてあったんです!他の皆も!」
提督「…だから言っただろ?サンタクロース来るって」
吹雪「はい!本当に嬉しいです!でも、なんで司令官がアンケート取ったんですか?叢雲が言ってましたよ?」
提督(あいつ知ってるな)
提督「ほら、あれだ、変なものないかチェックするためだ。鎮守府に変なもの置いて行かれても困るしな」
吹雪「そういうことだったんですね…変なものはなかったんですか?」
提督「ん?あ、ああ」
提督(あったけどなかったことにした)
吹雪「良かったです!では、失礼しますね!」
提督「ああ、そうだ吹雪」
吹雪「はい?」
提督「まだ言ってなかったからな、メリークリスマス」
吹雪「なんですか急に!メリークリスマス、ですねっ!」
【番外編その② 吹雪 終わり】
124: 2014/12/26(金) 23:45:18.23 ID:ASR+wz++0
【番外編その③ 秋月】
秋月「こ、これ本当に全部頂いても…?」
提督「クリスマスってそういうもんだからな、どんどん食べてくれ」
秋月「…はい!秋月、このような豪華な食事は初めてです!」
提督「来たばかりで歓迎会すらしてなかったしな、兼ねてってことで」
秋月「そんな沢山して頂いても…秋月、何も恩返しできません」
提督「恩着せたつもりじゃないから返さなくていいぞ…」
秋月「…幸せです」
提督「そうか」
秋月「鎮守府に来て1ヶ月ほどしか経ちませんが、毎日とても楽しいです!」
提督「良かった、秋月型はまだ秋月しか見つかってないし心細いんじゃないかと思ったんだ」
秋月「そんなことありません!他の駆逐艦の方達も話しかけてくれますし、翔鶴さん達もいます」
提督「だな、余計な心配だったみたいだ」
秋月「それに素敵な指令もいますから!」
提督「…まぁ、素直に喜んでおこう」
秋月「秋月が力になれることがあればいつでも駆け付けるので、頼ってくださいね」
126: 2014/12/26(金) 23:46:42.93 ID:ASR+wz++0
提督「ん、ああ…そうだな、今度秘書艦してもらおうかな」
秋月「秘書艦ですか…お任せください!何でもやります!」
提督「無理はしすぎるなよ、身体壊すから」
秋月「…はいっ、そうですね」
提督「秋月の秘書艦、楽しみにしてるぞ」
秋月「はい!今日のお礼と言ってはなんですが、三食作らせて頂くので楽しみにしていてください!」
提督「お、それは楽しみだな」
秋月「このような豪華な食事は出来ませんが…精一杯頑張ります!」
提督「ああ、にしても秋月は料理できるんだな」
秋月「少しですけどね…練習中です」
提督「なるほど」
秋月「たまに鳳翔さんのところに行って教えてもらっています」
提督「鳳翔の料理は絶品だからなぁ…何食べても美味いな」
秋月「はい!秋月もあのような料理が作れるようになりたいです」
提督「頑張れ、応援してるぞ」
秋月「指令…はい!頑張ります!」
【特別編その③ 秋月 終わり】
127: 2014/12/27(土) 00:14:57.10 ID:855PrzJC0
【特別編その④ 瑞鳳】
瑞鳳「本当に良かったの?」
提督「今日は執務午前中に終わらせちゃったからな」
瑞鳳「そっか!ふふっ提督と出掛けるの初めてだから緊張しちゃうなぁ」
提督「執務室で1時間ほど駄々こねてたわりに緊張するのか」
瑞鳳「だって!提督ずっと乗り気じゃなかったんだもん~」
提督「こたつから離れたくないんだよ」
瑞鳳「分かるけど…折角誘ったんだから付き合ってくれてもいいじゃない?」
提督「だから付き合ってるだろ?」
瑞鳳「そうでした…えへへ」
提督「で、何買いに来たんだ?」
瑞鳳「軽空母でクリスマスプレゼント交換するから、出す物買おうと思って」
提督「ほう」
瑞鳳「提督も一緒に選んでくれないかなって」
提督「いいけど、アドバイスくらいしかあげれないぞ?」
瑞鳳「充分よ!何にしようかな~」
提督「目星は決めてないのか?」
瑞鳳「うーん…日常的に使えるものがいいなぁって思ったり?」
提督「じゃあ…エプロンとか、どうだ?」
瑞鳳「良いかも!っでも料理する人鳳翔さんと龍鳳ちゃんくらいだよ?」
提督「…確かに他の人が料理しているところはあまりみないな」
瑞鳳「あの二人に絶対当たるなら良いけど、他の人だと微妙かも?」
提督「じゃあ違うの考えるか」
瑞鳳「…あ、でも皆お酒のつまみ作るし良いかも」
提督「…そうか、それは自分で作ってるのか」
瑞鳳「うん!じゃあ早速選ぼう?」
提督「ああ」
128: 2014/12/27(土) 01:05:41.18 ID:855PrzJC0
瑞鳳「この色どうかなぁ」
提督「濃すぎないか?もう少し薄めの方が鳳翔とかは似合うんじゃないか?」
瑞鳳「良いと思うんだけどなぁ…ショッキングピンク」
提督「濃い…瑞鳳なら似合うかもな」
瑞鳳「本当ぉ?でもプレゼント用だし…うーん、この薄いピンクは?」
提督「それなら皆来ても良さそうだな」
瑞鳳「じゃあこれにしよっ」
提督「じゃあそのショッキングピンクの俺が買おう」
瑞鳳「えっ…提督着るの?」
提督「…瑞鳳に渡すつもりだったんだが」
瑞鳳「あっえっ……あ…ありがとう…え、えっと…今度卵焼き作ってあげるね!」
提督「ああ、楽しみにしてる」
129: 2014/12/27(土) 01:06:18.15 ID:855PrzJC0
瑞鳳「ふふっ提督に買ってもらっちゃった」
提督「もう買うものないのか?」
瑞鳳「うん」
提督「じゃあ帰るか?」
瑞鳳「もう夕方だもんね」
提督「だな」
瑞鳳「帰ろ?」
提督「そうだな」
瑞鳳「ふふっクリスマス楽しみだなぁ」
提督「一月前に新入りも来たし、盛り上がるだろうな」
瑞鳳「ね~」
提督「料理も総出で作るらしいしな」
瑞鳳「そうなの?私もなにか作ろうかな」
提督「お、待ってるぞ」
瑞鳳「任せてっ」
【特別編その④ 瑞鳳 終わり】
140: 2014/12/29(月) 22:44:17.53 ID:yrPoRrBJ0
提督「陽炎型は部屋分けてるしどうしようか…一気に配る方法…」
初風「提督じゃない、帰ってきてたのね」
提督「おお、初風、ただいま」
初風「おかえりなさい」
提督「廊下に1人でどうしたんだ?」
初風「ん…少し散歩してただけよ、提督こそどうしたの?」
提督「陽炎型にお土産渡しに行こうと思ってたんだが、部屋数多いことに気づいてどうしようかな、と」
初風「執務室に各部屋から一人呼んだら?」
提督「それならお前らに持たせることになっちゃうだろ」
初風「別にお土産くらい平気よ、折角買ってきてくれたんだから持って行くわ」
提督「…そうか、じゃあ放送で呼ぶか」
初風「そうね」
提督「初風は今持っていくか?」
初風「皆が来るの、待ってるわ」
提督「別に待たなくてもいいぞ?今渡せるし」
初風「ま、待ってるって言ってるのよ!一人だけ先にもらうのはなんかなぁって感じだし」
提督「そうですか」
初風「え、ええ」
提督「じゃあ執務室行って呼ぶとするか」
141: 2014/12/29(月) 22:53:30.37 ID:yrPoRrBJ0
提督『こんばんは、提督です、さっき帰ってきました。まぁ、もう殆ど知ってるか…』
『で、陽炎型に連絡がある、お土産渡したいんだが部屋多いから各部屋から1人代表で執務室まで来てくれないか』
『ちなみに初風はここにいるから初風の部屋以外の所から4人頼む』
『以上、他の者は夕食の時にでも。では』
初風「堅苦しくない?」
提督「放送だと硬くなるんだ、仕方ないだろ」
初風「そう…提督はどこ行ってたの?」
提督「北海道、俺の実家のとこだ」
初風「熊野さんと?」
提督「そうだな」
初風「良いなぁ…」
提督「楽しかったぞ、久々に行ったし」
初風「ずるいわ」
提督「初風はどこか行かなかったのか?」
初風「ええ、ずっと鎮守府にいたわ」
提督「そうなのか…ま、今度どこか行こう、うん」
初風「…いいの?」
提督「…どこか行きたいところがあるなら」
初風「北海道、行ってみたいなぁ」
提督「……休みがあればな」
142: 2014/12/29(月) 22:59:27.05 ID:yrPoRrBJ0
コンコンッ
提督「はい」
野分「野分です」
提督「入っていいぞ」
野分「失礼します」ガチャ
提督「ん、あれ、部屋着か」
野分「あ…急いで行ったほうが良いと思ったのでそのまま来てしまいました」
提督「別に出撃するわけじゃないから構わないけどな」
野分「それで、初風以外はまだ…?」
提督「そうだな」
野分「そうですか」
初風「皆遅いわね」
提督「それなりに準備でもあるんだろ、女性だからな」
初風「提督がそれ言うの…」
野分「意外です」
提督「どういうことだ」
143: 2014/12/29(月) 23:22:39.95 ID:yrPoRrBJ0
陽炎「指令ー!おかえりっ」ガチャ
提督「ノックもしないで開けるな…ただいま」
浜風「失礼します」
提督「浜風も一緒に来たのか」
浜風「はい!」
陽炎「野分はもう来てたのね」
野分「ほんの数分前に着きました」
提督「後1人か…誰が来るだろう」
野分「隊毎に部屋割りされてないですから、予想しづらいですね」
提督「クジで決めたからな…最後の部屋は誰だ、浦風とかの所か」
陽炎「そうね、谷風、浦風、磯風、陽炎だわ」
提督「浦風が一番来そうだな…」
コンコンッ
提督「話をしてればなんとやらってやつか、どうぞ」
磯風「失礼する」ガチャ
提督「磯風か」
磯風「なんだ、不満か?」
提督「誰が来るかわからないなって話してただけだ、不満じゃない」
磯風「そうか…私で最後か?」
提督「そうなるな、じゃあ5人揃った所で、お土産渡すことにします」
144: 2014/12/29(月) 23:23:34.78 ID:yrPoRrBJ0
陽炎「この袋全部?」
浜風「結構ありますね…」
提督「まぁ3人部屋だから少し多いかもしれないが…集まってでも良いし皆で食べてくれ」
野分「あ、これ美味しそ…」
初風「雪風が好きそうだわ」
提督「殆ど甘いから、甘いの苦手なの居たらごめんな」
磯風「大丈夫だ、おやつはあまり食べないが貰った以上頂こう」
陽炎「女の子に甘いの苦手な子なんてあんまりいないわよ!指令、ありがとね!」
浜風「ありがとうございます!」
野分「ありがとうございます、指令!」
初風「…ありがと」
提督「初風だけよく聞こえなかったなぁ」
初風「っ!聞こえてるんでしょ!面と向かっていうの恥ずかしいのよ!」
提督「いや、聞こえなかった」
初風「…あ、ありがとうって言ってるのよ!ちゃんと聞いておいてよね!」
提督「まぁ、聞こえてたけどな」
初風「な、なんなのよ!」
提督「ちょっとイジっただけだ」
初風「…ふんっ」
145: 2014/12/29(月) 23:24:03.93 ID:yrPoRrBJ0
提督「てなわけで、皆取りに来てくれてありがとう、手で持てるか?」
陽炎「大丈夫よ、艦娘だもん」
提督「…だよな、じゃあ各自部屋に戻って大丈夫だ」
浜風「分かりました」
磯風「了解した」
提督「あ、そろそろ夕食だよな」
野分「そうですね」
提督「皆もう行くのか?」
陽炎「部屋戻ったら行こうかなって」
野分「野分もそんな感じです」
浜風「私もです」
提督「そうか…じゃあ俺もそろそろ行こうかな」
陽炎「一緒に食べる?」
提督「んー、考えとく、まだ話せてないやつの所に行くかも」
初風「…捨てられたわ」
提督「…突然不穏なこと言わないでくれ」
陽炎「ま、多分席は空いてるだろうし待ってるわね!」
提督「ああ、時間あったら行くよ」
浜風「では、失礼しました」
野分「失礼しました」
磯風「失礼した」
バタンッ
提督「さて、夕食行く準備するか」
152: 2014/12/30(火) 22:30:56.74 ID:6AuF6Oud0
提督「もう6時だけど…混んでないと良いな」
扶桑「提督」
提督「おお、扶桑」
扶桑「夕食ですか?」
提督「ああ、今から向かおうと思って」
扶桑「それなら私達と一緒に…」
山城「げっ」
提督「げってなんだ」
山城「私は姉様と二人が…」
扶桑「山城、向こうに行っても伊勢達がいるでしょう?」
山城「そうですけど…二人の時間が少なくなります」
扶桑「部屋でいつも一緒じゃない、提督行きましょう?」
提督「ん、あ、ああ…良いのか?」
扶桑「ええ、大丈夫よ」
山城「姉様がどうしてもというなら…まぁ良いけど」
提督「じゃあお言葉に甘えて」
153: 2014/12/30(火) 22:36:16.60 ID:6AuF6Oud0
-食堂-
提督「思ってたより混んでないな」
扶桑「まだ混み始める少し前ですから…」
提督「で、伊勢達と食べるのか?」
扶桑「そうよ、提督も来ます?」
提督「…じゃあ少しだけ顔だそうかな、終始居るわけではないけども」
扶桑「分かりました」
山城「…まぁ良いですけど、姉様に変なことしないでくださいね」
提督「今までしたことあったかなぁ」
山城「あったわよ、姉様が来た時に艤装がかっこいいって触りまくってたじゃない…」
提督「あれはついテンションが上がって…」
扶桑「別に…気にしてないわ」
提督「ほら、本人もこう言ってるし」
山城「姉様!嫌ならはっきり言っていいんですよ!」
扶桑「山城…大丈夫よ」
山城「姉様にもしものことがあったら私…!」
提督「俺がとんでもないことしそうな感じに言うなよ」
山城「本当にしないの…?」ジトー
提督「しません」
154: 2014/12/30(火) 22:42:20.44 ID:6AuF6Oud0
伊勢「あ、提督!」
提督「よ、少しお邪魔するな」
日向「珍しいな、君が一緒に食べるなんて」
提督「扶桑に声かけられたからな、ちょっと顔だそうかと」
扶桑「そういうことよ」
伊勢「すごく久しぶりな気がするな~」
提督「結構執務室や自室で食べること多いからな…」
伊勢「そういえば提督の部屋入ったことないかも」
扶桑「私もよ」
日向「同じく」
山城「私もです」
提督「入ったことあるの鈴谷と熊野だけだな」
日向「贔屓か」
提督「なんでだ」
日向「あの二人とは仲良いだろう?秘書艦だし」
提督「まぁ…そうなるか」
日向「そうなるな」
155: 2014/12/30(火) 22:42:49.76 ID:6AuF6Oud0
伊勢「私達は普通の料理持ってきたけど、提督のは…パン?」
提督「ああ、まだ帰ってきてから話してないのも居るし、パンなら席移動しながら食べやすいと思って」
伊勢「そういうことね、てっきりお腹空いてないのかと思ったわ」
提督「昼食そんなに食べてないから結構空いてるぞ」
扶桑「何食べたんですか?」
提督「サンドイッチ」
伊勢「良いなぁ~」
日向「もう久しく食べてないな」
提督「北海道出るときに空港で買ったんだ、素晴らしく美味しいぞ」
伊勢「何、自慢ー?」
提督「そうだな、自慢だ」
伊勢「意地悪」
扶桑「意地悪ね」
山城「意地悪だわ」
日向「まぁ、そうなるな」
提督「なんだよこの流れ」
156: 2014/12/30(火) 22:43:23.87 ID:6AuF6Oud0
提督「じゃあそろそろ違う所に顔出してくるよ」
伊勢「またねー」
扶桑「また一緒に食べてくださいね」
山城「姉様がどうしてもというなら…」
提督「ああ、今度な」
日向「今度酒でも飲もう」
提督「急な誘いだな…まぁ、考えとく」
日向「うん」
伊勢「私も混ぜてよね」
提督「そうだな」
提督「さてと、戦艦にでも話かけようか」
1:金剛型
2:長門型
3:ビスマルク
>>157
158: 2014/12/30(火) 22:51:34.91 ID:6AuF6Oud0
提督「ビスマルク」
ビスマルク「あら、どうしたの?」
提督「特に用事はないんだが…まぁ話し相手になってくれよ」
ビスマルク「ええ、いいわよ」
提督「今日はオイゲンいないんだな」
ビスマルク「重巡の子と食べるみたい」
提督「ビスマルクは…?」
ビスマルク「わ、私?!私はほら、優雅な夕食を1人で味わおうとしていたのよ」
提督「魚焼いてるだけじゃないか」
ビスマルク「や、焼き魚の匂いが皆についたら困るじゃない?!だから1人で食べようと思っただけよ!」
提督「というか、間宮や鳳翔に焼いてもらわなかったのか?」
ビスマルク「一度自分で焼いてみたくて、七輪があったから使わせてもらったの」
提督「なるほど、ちゃんと焼けてるのか?」
ビスマルク「失礼ね、大丈夫よ」
提督「塩はちゃんとふったか?」
ビスマルク「いえ、ふってないわ」
提督「…大丈夫じゃなかった」
159: 2014/12/30(火) 23:02:42.27 ID:6AuF6Oud0
提督「焼く前に軽く塩をふるんだよ」
ビスマルク「そうなの…知らなかったわ」
提督「聞けばよかったのに、まぁ今ふっても味はつくけども」
ビスマルク「それにしても…いい匂いね、それに温まるわ」
提督「そうだな、煙が結構あれだけど」
ビスマルク「だから一番離れた角の席をとったんだけど、煙向こうにいってないわよね?」
提督「ああ、大丈夫だ」
ビスマルク「…そろそろ焼けたかしら」
提督「食べてみ」
ビスマルク「ええ…ん、箸を持つの未だに慣れないわ」
提督「どれ、貸してみろ」
ビスマルク「はい」
提督「サンマはここを最初に割るんだ」
ビスマルク「綺麗に割れるのね」
提督「ほら」アーン
ビスマルク「ん…美味しいわ!」
提督「うん、大根おろし欲しくなるな」
ビスマルク「……次は?」
提督「え、腹割ったし残りは自分で食べてくれ」
ビスマルク「…お願い」
提督「………仕方ないな、今回だけだぞ」
ビスマルク「Danke!」
172: 2015/01/02(金) 16:52:27.44 ID:F8n7OuY30
【正月特別編① 熊野】
提督「明けましておめでとう、熊野」
熊野「明けましておめでとうございます、提督」
提督「大晦日はだいぶ賑やかだったな」
熊野「一年の締めですもの、賑やかに迎えたいですわ」
提督「それもそうだな、そのせいで結局もう5時なんだが」
熊野「執務もないですし、良いのではなくて?」
提督「んー、明日起きれるか不安だ」
熊野「三ヶ日ですし、それもいいのではなくて?」
提督「…熊野、もしかして酒飲んだ?」
熊野「飲んでいませんわ、提督早く寝たほうが良いのではなくて?」
提督「ん、そうだな」
熊野「行きましょう?」
提督「…どこに?」
熊野「…?提督の部屋ですわ」
173: 2015/01/02(金) 16:52:55.88 ID:F8n7OuY30
提督「…お前、やっぱり酔ってるだろ」
熊野「酔ってないですわ…何なんですの」ジトー
提督「俺の部屋来てもベッドは一つしかないぞ」
熊野「それでも大丈夫ですわ」
提督「俺が大丈夫じゃないんだが…」
熊野「行ってくれないんですの?」
提督「まぁ別にいいけど…」
提督(これ絶対酔ってるだろ…明日なんて言われるか分からんな)
熊野「でしたら、早く行きましょう?」
提督「…そうだな、行くか」
174: 2015/01/02(金) 16:56:43.63 ID:F8n7OuY30
-私室-
提督「じゃあもう寝るぞ」
熊野「ええ」モゾモゾ
提督「俺のベッドに入るのか…」
熊野「駄目ですの?」
提督「駄目ではないけど…釈然としない」
熊野「なんですのよ…」
提督「大丈夫だ、寝よう、眠い」
熊野「おやすみなさい」ギュッ
提督「…?!あ、ああおやすみ」
提督(誰だ熊野に酒飲ませたの…本当に……今度お礼したい)
176: 2015/01/02(金) 17:20:30.55 ID:F8n7OuY30
熊野「きゃ…きゃあっ」ドンッ
提督「?!!」
熊野「な、なんで提督が私のベッドに…!」
提督「?!?!」
熊野「わ、私に何をしたんですの!」
提督「…ここ俺の部屋なんだが」
熊野「え…ほ、本当ですわ」
提督「そもそも、昨日の夜一緒に寝るって言い出したのは熊野の方だぞ」
熊野「う、嘘ですわ!私そんなこと言ってません!」
提督「…熊野、昨日酒飲まなかったか?」
熊野「飲んでいませんけど」
提督「なにか変な飲み物は?」
熊野「鈴谷に貰ったジュースを飲みましたわ」
提督「…それが酒か」
熊野「そ、そうなんですの?」
提督「分からないけど、昨日の夜すごく酔ってたぞ」
熊野「な…何か失礼なことは…」
提督「してないから大丈夫だ、むしろ今から鈴谷に礼に行こうと思ってる」
熊野「お礼ですの?」
提督「ああ」
熊野「なんの…?」
提督「…秘密だ」
熊野「お、教えてくださいな!」
提督「やだ」
熊野「なんですのよ!」
提督「さ、初詣の準備するぞ」
熊野「す、スルーですの?!提督!」
【正月特別編① 終わり】
178: 2015/01/02(金) 18:46:13.81 ID:F8n7OuY30
【正月特別編② 吹雪】
吹雪「うう、寒いです」
提督「もっと厚着してくれば良かったのに、ほら上着貸してやる」
吹雪「ありがとうございます…でも、なんでまた初日の出を見に?」
提督「まぁ…まだ出てないうちに言うのもなんだが、改二の報告があっただろ?」
吹雪「はい!」
提督「吹雪と初めてあったのも朝日の中でだし、お祝いも兼ねてちょうどいいかなって」
吹雪「司令官…ありがとうございます!私、とっても嬉しいです!」
提督「今年で俺も提督着任2年目だからな、それくらいのことはしてあげなくちゃ」
吹雪「司令官が着任してもう2年目ですか…初期艦は叢雲ですよね!」
提督「そうだな、ってもその後すぐ吹雪や白雪が来たから二人で居た期間は1日もないけど」
吹雪「朝着任して日が昇る前に建造したんですよね…」
提督「ああ、任務に書いてあったことをすぐ終わらせたんだ」
吹雪「そして日が昇っている時に私が着任したと…」
提督「だな」
吹雪「初めから仕事早かったんですね」
179: 2015/01/02(金) 18:51:03.35 ID:F8n7OuY30
提督「任務って言うと絶対やらなくちゃいけない感じがして怠いだろ?サクッと終わらせたかったんだ」
吹雪「でも、今はそんな任務も殆ど無く…」
提督「緊急的な作戦が発動する以外にやることないからな、平和だ」
吹雪「ですね…資材も余っているし、いつでも戦えます!」
提督「頼もしいな、改二にもなるし吹雪はこれからどんどん活躍するだろうな」
吹雪「えへへ…夕立さんとか既に改二になってる人に負けないように頑張りたいです!」
提督「ん、無理せず頑張れ」
吹雪「…あ!司令官!朝日ですよ!」
提督「おお…綺麗に見えるな」
吹雪「綺麗ですね…いつかの朝日も、こんなに輝いていた気がします」
提督「ああ、後5ヶ月で俺が着任して2年だ。これからもよろしくな」
吹雪「はい!司令官もこれからも吹雪をよろしくお願いします!」
提督「ん、昇りきったら帰ろうか。皆もう起きてるだろ」
吹雪「そうですね!今日は吹雪型の皆で初詣行くんです!」
提督「そうか、気をつけて行けよ?」
吹雪「はい!」
【正月特別編② 終わり】
186: 2015/01/02(金) 19:39:20.71 ID:F8n7OuY30
【正月特別編③ ドイツ艦】
ビスマルク「はぁ…コタツで年越し、贅沢だわ」
オイゲン「日本の年越し、のんびりしてて好きだなぁ」
提督「気に入ってくれて何よりだ、もう抜け出せないぞ?」
レーベ「もう出れなさそうだよ…」
マックス「温かいのね」
提督「皆こうなると思ったんだ、冬の風物詩だしな…コタツとみかん」
オイゲン「おしょうがつーっていうんだっけ?」
提督「なんか発音面白いぞ…お正月、だよ」
オイゲン「んん…?おしょうがつぅ…?」
提督「惜しいんだけど少し違うなぁ」
オイゲン「難しいかも…」
提督「ビスマルク達は随分日本語の発音上手いよな」
ビスマルク「ふふっ当然よ、向こうで練習したもの」
レーベ「一応日本の文化も少しやったんだよ」
187: 2015/01/02(金) 19:40:00.87 ID:F8n7OuY30
提督「ほう、どんなことを?」
マックス「土偶とか、古墳」
提督「…他には?」
レーベ「俳句…能?」
提督「……他は?」
ビスマルク「アニメとかよ」
提督「急に近代化したな…まぁたしかに文化といえば文化か」
レーベ「でも、イメージしてた感じと全然違ったよ?」
提督「日本が?」
レーベ「うん、もっと古風な感じなのかと思ってた」
提督「確かに都心とかはかなり未来に向かってるよなぁ」
オイゲン「提督の住んでる場所はどんなとこ何ですか?」
提督「うーん…日本全体で見たらちょっと栄えてる都市って感じ」
ビスマルク「北海道ってとこだったかしら」
提督「そうだな、雪が降る北国だよ」
マックス「前に本で読んだわ、魚介類の有名な所でしょ?」
レーベ「あ、ボクも見た」
提督「ああ、そうだよ。食に関しては飽きないレベルで楽しめる」
ビスマルク「今度行きましょう?」
オイゲン「わぁ!私も行きたい!」
レーベ「ボクも行ってみたいかな」
提督「おお、皆で行って来い」
マックス「あなたは来ないの?」
ビスマルク「提督が居ないと誰が案内するのよ」
オイゲン「来てくれないのー?」
提督「…休みがあったらな」
188: 2015/01/02(金) 20:04:40.75 ID:F8n7OuY30
提督「後3分か」
ビスマルク「今年も早かったわね」
提督「そうだな」
レーベ「初めての日本で慣れないことばかりだったよ」
マックス「そうね」
提督「来年は少し慣れるんじゃないか?」
レーベ「うん、色んな事やりたいな」
提督「そうだな、オイゲンも来たし」
オイゲン「ふふっ楽しみ!」
提督「来年も艦娘は増えるだろうし、海外艦ももっと来てくれるといいが」
ビスマルク「シャルンはそろそろ来てくれないかしら」
提督「ああ、ドイツの子ももっと来てほしいな」
レーベ「他の国の子も来てほしいな、海外交流できるし」
提督「本当に日本の鎮守府なのか怪しくなってくるな…ま、来る者拒まずだけどさ」
提督「では、今年もお疲れ様でした。来年もよろしくな」
♪除夜の鐘
テレビ『2015年です!108回目の除夜の鐘がなり、2015年を迎えました!!』
提督「明けましておめでとう」
ビスマルク「明けましておめでとう!」
オイゲン「おめでとうございます!」
レーベ「明けましておめでとうございます!」
マックス「おめでとうございます」
提督「さて、他の子にも挨拶しに行こうか」
ビスマルク「そうね」
オイゲン「カドマツゥ…オショオガツゥ…」
提督「オイゲンはなにしてんだ」
オイゲン「ああぅ!別に日本語の練習なんてしてないし!」
提督「あ、お、おう」
レーベ「間宮さんがおしるこ作ってくれるみたい」
提督「お、じゃあ尚更急がなくちゃな」
マックス「そうね」
提督「じゃあ、最後に2015年もよろしくな!」
ドイツ艦「はい!」
189: 2015/01/02(金) 20:05:09.52 ID:F8n7OuY30
【正月特別編③ 終了】
191: 2015/01/02(金) 20:21:10.92 ID:F8n7OuY30
【正月特別編④ 秋月】
コンコンッ
秋月「指令、いらっしゃいますか?」
提督「いるよ」
ガチャ
秋月「明けましておめでとうございます、指令」
提督「明けましておめでとう、秋月」
秋月「今年も秋月をよろしくお願いします!」
提督「ああ、こちらこそよろしくな」
秋月「それで…その、お雑煮、作ってきたんですけど…食べます?」
提督「食べる」
秋月「ほ、本当ですか!上手に出来たか心配ですけど、食べてください!」
提督「ああ、いただきます」
秋月「…め、召し上がれっ」
192: 2015/01/02(金) 20:29:59.72 ID:F8n7OuY30
提督「普通に美味しいぞ、上手に出来てる」
秋月「本当ですか…!指令が北海道出身と聞いたので北海道のお雑煮を参考に作ってみたんです」
提督「…確かに京都とは違うもんな、味…ありがとな」
秋月「いえ…!でも土地によってだいぶ違うんですね、秋月初めて知りました!」
提督「北と南ではかなり違うな、入れるものもその地域独特でなかなか面白い」
秋月「北海道は魚介類を入れたりすると聞きました」
提督「あー…何回かあったかも、っても普段は殆どいれないな、何かの残りとかがあったらって感じ」
秋月「高級ですものね…そうですよね」
提督「まぁ…秋月の時と比べたらだいぶ庶民的だけどな」
秋月「あ、今度は秋月の生まれの地、ここ舞鶴のお雑煮も作ってみようと思うんですけど…」
提督「…その時は是非また食べさせてくれ」
秋月「…はい!秋月、精一杯頑張りますね!」
提督「楽しみにしてるよ」
秋月「はいっ」
【正月特別編④ 終わり】
193: 2015/01/02(金) 20:48:09.12 ID:F8n7OuY30
【正月特別編⑤ 春雨】
コンコンッ
提督「はい」
春雨「あ、あの!春雨です…」
提督「入っていいぞ」
ガチャ
春雨「失礼します…!」
提督「どうした?」
春雨「あ、司令官…その、一緒に料理しませんか!」
提督「…料理?」
春雨「は、はい…大晦日なので私もなにか料理出したいなぁって」
提督「良いよ、何作るんだ?」
春雨「い、良いんですか!」
提督「特にやることもなかったし大丈夫だよ」
春雨「あ、ありがとうございます!あの、春巻きです」
提督「…名前に掛けたのか?」
春雨「ちょ、ちょっと被っちゃっただけです!」
提督「そうか、普通の春巻き?」
春雨「チーズの春巻きです!大晦日なのでお酒のつまみに良いかなって」
提督「…春雨は飲んじゃ駄目だぞ?」
春雨「だ、大丈夫です!飲みません!」
提督「じゃあ作りに行くか」
春雨「はいっ」
194: 2015/01/02(金) 21:03:12.27 ID:F8n7OuY30
春雨「では、まずお餅を半分に切ってください!」
提督「餅も入れるのか、ってそういえばどうして俺誘ったんだ?」
春雨「そ、それは…司令官と一緒に作りたくて…その…」
提督「…そっか、餅切れば良いんだっけか」
春雨「は、はい!」
提督「何個くらい?」
春雨「100個位作りたいので、50個お願いしますっ」
提督「…任せろ」
________
______
____
提督「ふぅ…切り終わったぞ」
春雨「私も春巻の皮持ってきました!」
提督「次は?」
春雨「挽き肉をちょっと入れます、私が載せるので見ててくださいねっ」
提督「ああ」
春雨「…こんなかんじです!」
提督「スプーン二杯分くらいか、了解」
春雨「これ、私半分やるので司令官も半分お願いします!」
提督「分かった」
195: 2015/01/02(金) 21:15:11.76 ID:F8n7OuY30
________
______
____
提督「出来た」
春雨「私も終わりました!」
提督「よし、その次は?」
春雨「後はチーズ1枚を4等分して乗せて巻いて揚げるだけです!」
提督「…じゃあチーズ二人で乗せちゃおうか」
春雨「そうですね!」
提督「春雨は料理慣れしてるのか?」
春雨「…得意ってほどじゃないですけど、好きです!」
提督「そうか、そうだよな…前俺に麻婆春雨作ってくれたし」
春雨「はいっ」
提督「ここには料理が上手い子が多いなぁ」
春雨「私も鳳翔さんみたいになりたいです」
提督「春雨だったらすぐなれるよ、美味しいし」
春雨「ありがとうございます…はいっ」
________
______
____
提督「終わったな」
春雨「はい!あとは揚げるだけです」
提督「じゃあ揚げるか」
春雨「二人で手分けしてあげたほうが良さそうですね」
提督「そうだな」
春雨「では、私こっち半分揚げますね!」
提督「じゃあ俺がこっちか」
春雨「美味しくなるといいなぁ」
提督「美味しいさ、きっと」
196: 2015/01/02(金) 21:38:15.92 ID:F8n7OuY30
提督「…これで最後だな」
春雨「私も揚げ終わりました!」
提督「時間は…6時か、まだ宴は始まってないな」
春雨「間に合って良かったです、はい」
提督「だなぁ…一つ食べちゃうか」
春雨「…だ、駄目ですよ…でもちょっと食べたいかも…」
提督「ほら、味見って必要だろ?」
春雨「…確かに、そうかもです」
提督「じゃあ作った俺達が先に食べておかなくちゃ」
春雨「そうですね…!」
提督「いただきます」
春雨「いただきますっ」
提督「……本当に酒のつまみに合うな、美味しい」
春雨「はい!美味しいですね!」
提督「ああ…もう一個食べたい」
春雨「だ、駄目ですよ!」
提督「わかってる…後は持って行こう」
春雨「…はい!司令官と料理できて嬉しかったです!」
提督「…これくらいでいいならいつでも付き合うよ」
春雨「はいっありがとうございます!」
【正月特別編⑤ 終わり】
197: 2015/01/02(金) 21:40:55.30 ID:F8n7OuY30
引用: 【艦これ】鎮守府に帰ってきた
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