213:◆t1HVecfVyk 2014/05/31(土) 11:54:50.76 ID:Nblnr1000
【不二咲千尋がクロだった場合】
不二咲「……と、がみ君?」
図書室で作業をしていた僕と十神君は、とあることから口論になった。
ううん、違うよね。
口論なんかじゃなかった。
あれは、一方的に僕が言われていただけだ。
不二咲「だ、大丈夫……?」
……そもそも、口論なんかじゃなかったのかもしれない。
十神君は、とある本に出てくる人物の喩え話をしていただけだから。
……機械いじりしか出来ない、力の弱い少年が。
女の子として生活して、コンプレックスを克服する、そんなベストセラー。
十神君は、その小説の登場人物を、こう罵った。
つくづく、意味のない人間だ。
この程度で劣等感に苛まれるなど、人間として弱い証拠だ。
男のくせに女の格好をするなど、理解もできん、と。
きっと、十神君には悪気はなかったはずだ。
それでも、十神君の言葉は……僕を罵っているように聞こえてしまった。
気がついたら僕は、近くにあった分厚い百科事典を手にとって……。
不二咲「……十神君ってば!」
十神君は少しも動かなかった。
体を揺すっても、何をしても動く気配がなかった。
……やっぱり、殺っちゃったんだよね。
不二咲「……と、がみ君?」
図書室で作業をしていた僕と十神君は、とあることから口論になった。
ううん、違うよね。
口論なんかじゃなかった。
あれは、一方的に僕が言われていただけだ。
不二咲「だ、大丈夫……?」
……そもそも、口論なんかじゃなかったのかもしれない。
十神君は、とある本に出てくる人物の喩え話をしていただけだから。
……機械いじりしか出来ない、力の弱い少年が。
女の子として生活して、コンプレックスを克服する、そんなベストセラー。
十神君は、その小説の登場人物を、こう罵った。
つくづく、意味のない人間だ。
この程度で劣等感に苛まれるなど、人間として弱い証拠だ。
男のくせに女の格好をするなど、理解もできん、と。
きっと、十神君には悪気はなかったはずだ。
それでも、十神君の言葉は……僕を罵っているように聞こえてしまった。
気がついたら僕は、近くにあった分厚い百科事典を手にとって……。
不二咲「……十神君ってば!」
十神君は少しも動かなかった。
体を揺すっても、何をしても動く気配がなかった。
……やっぱり、殺っちゃったんだよね。
214: 2014/05/31(土) 11:55:38.30 ID:Nblnr1000
不二咲「……バレたら、処刑」
不二咲「……と、取り敢えず証拠を隠滅しないと」
不二咲「やらなければいけないのは、二点だよねぇ」
不二咲「ひとつはアリバイ工作……」
不二咲「ひとつは凶器の処分……」
幸い、図書室には誰も来なかった。
今の僕は自分でもびっくりするくらい頭のなかがはっきりとしていた。
……考えちゃいけないことだっていうのはわかっているけど。
でも……これで、僕の秘密は守られる。
……頃してまで、守るような秘密だったのかな?
……そんなこと、考えても仕方ないよねぇ。
だって、僕はもう……殺っちゃったんだから。
不二咲「凶器は……男子のトレーニングルームに捨てればいいよねぇ」
……処刑なんてされたくないし。
僕の見た目なら、僕が男だなんてばれないはず。
これで僕は容疑者から外れるはずだよ。
不二咲「次にアリバイは……」
不二咲「パソコンを弄っていたことにしようかなぁ」
不二咲「いいかい、アルターエゴ」
不二咲「僕は、今日ずっとアルターエゴと一緒にいた」
不二咲「そう、証言するんだよ?」
アルターエゴ「うん、ご主人タマ!」
……これで、よし。
……そう、思っていたはずなのに。
不二咲「……と、取り敢えず証拠を隠滅しないと」
不二咲「やらなければいけないのは、二点だよねぇ」
不二咲「ひとつはアリバイ工作……」
不二咲「ひとつは凶器の処分……」
幸い、図書室には誰も来なかった。
今の僕は自分でもびっくりするくらい頭のなかがはっきりとしていた。
……考えちゃいけないことだっていうのはわかっているけど。
でも……これで、僕の秘密は守られる。
……頃してまで、守るような秘密だったのかな?
……そんなこと、考えても仕方ないよねぇ。
だって、僕はもう……殺っちゃったんだから。
不二咲「凶器は……男子のトレーニングルームに捨てればいいよねぇ」
……処刑なんてされたくないし。
僕の見た目なら、僕が男だなんてばれないはず。
これで僕は容疑者から外れるはずだよ。
不二咲「次にアリバイは……」
不二咲「パソコンを弄っていたことにしようかなぁ」
不二咲「いいかい、アルターエゴ」
不二咲「僕は、今日ずっとアルターエゴと一緒にいた」
不二咲「そう、証言するんだよ?」
アルターエゴ「うん、ご主人タマ!」
……これで、よし。
……そう、思っていたはずなのに。
215: 2014/05/31(土) 11:56:15.97 ID:Nblnr1000
【議 論 開 始 !】
▶桑田の電子生徒手帳
▶凹んだ百科事典
▶セレスの証言
不二咲「十神君が殺された時に使われた凶器……」
不二咲「それって、【あの凹んだ百科事典】のことだよねぇ?」
石丸「全く……勉学に使うものを犯罪に使用するなどと、僕は悲しいぞ!」
葉隠「んなことどーでもいいべ……」
霧切「少なくとも、あの百科事典には血が付いていたわ」
霧切「……十神君の後頭部にも、少量の血が付いていた」
セレス「では、凶器は確定ということですわね?」
大和田「そんで……その凶器が男子側のトレーニングルームにあったってことは」
大和田「【女子には犯行は不可能】ってことだよな?」
朝日奈「そうだよね! だって、各自のトレーニングルームに入るには……」
朝日奈「【電子生徒手帳で認証】させないといけないんだよ!」
大神「……電子生徒手帳の【生徒間での貸与は禁止】」
大神「これでは、女子には犯行が不可能だ……」
不二咲「じゃあ、十神君を頃したクロは、男子ってことだよねぇ?」
苗木「それは違うよ!」 【桑田の電子生徒手帳】→【女子には犯行は不可能】
苗木「女子でも男子のトレーニングルームには入れたはずだよ?」
不二咲「え……?」
苗木「玄関ホールにあった桑田クンの電子生徒手帳を使えばいいんだ」
苗木「実際、舞園さんの電子生徒手帳を使って」
苗木「捜査中に、女子のトレーニングルームには入れたんだ」
苗木「そうだよね、霧切さん」
霧切「苗木君の言う通りよ」
霧切「それに、電子生徒手帳の貸与が禁止という校則は……」
霧切「借りることは禁止されていないのだからね」
▶桑田の電子生徒手帳
▶凹んだ百科事典
▶セレスの証言
不二咲「十神君が殺された時に使われた凶器……」
不二咲「それって、【あの凹んだ百科事典】のことだよねぇ?」
石丸「全く……勉学に使うものを犯罪に使用するなどと、僕は悲しいぞ!」
葉隠「んなことどーでもいいべ……」
霧切「少なくとも、あの百科事典には血が付いていたわ」
霧切「……十神君の後頭部にも、少量の血が付いていた」
セレス「では、凶器は確定ということですわね?」
大和田「そんで……その凶器が男子側のトレーニングルームにあったってことは」
大和田「【女子には犯行は不可能】ってことだよな?」
朝日奈「そうだよね! だって、各自のトレーニングルームに入るには……」
朝日奈「【電子生徒手帳で認証】させないといけないんだよ!」
大神「……電子生徒手帳の【生徒間での貸与は禁止】」
大神「これでは、女子には犯行が不可能だ……」
不二咲「じゃあ、十神君を頃したクロは、男子ってことだよねぇ?」
苗木「それは違うよ!」 【桑田の電子生徒手帳】→【女子には犯行は不可能】
苗木「女子でも男子のトレーニングルームには入れたはずだよ?」
不二咲「え……?」
苗木「玄関ホールにあった桑田クンの電子生徒手帳を使えばいいんだ」
苗木「実際、舞園さんの電子生徒手帳を使って」
苗木「捜査中に、女子のトレーニングルームには入れたんだ」
苗木「そうだよね、霧切さん」
霧切「苗木君の言う通りよ」
霧切「それに、電子生徒手帳の貸与が禁止という校則は……」
霧切「借りることは禁止されていないのだからね」
216: 2014/05/31(土) 11:57:54.44 ID:Nblnr1000
……これで、僕から疑いの目を背けさせるはずだったのに。
……こ、このままじゃ、僕は処刑に。
……だ、大丈夫。まだ、あ、アリバイがあるから……。
苗木「……不二咲さん」
不二咲「……な、なに?」
苗木「君が犯人じゃないかな?」
不二咲「ふぇ……?」
不二咲「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
……なんで、どうして?
……いや、大丈夫。
アルターエゴでアリバイを証明できるし。
……最後まで、やり切るしかないんだから。
不二咲「私を疑うのぉ……?」
不二咲「ひ、ひどいよ……苗木君……」
……十神君の言う通り、僕は男らしくなんてない。
目に涙をためて、人畜無害を訴えようとする僕なんて、男なわけがない。
……僕は、弱いんだ。
朝日奈「ちょっと苗木! 不二咲ちゃんが犯人なわけ無いでしょ!」
山田「そうですぞ、苗木誠殿!」
山田「彼女がクロだなどと、天地がひっくり返ってもありえませんな!」
大神「さすがに間違いではないのか?」
大神「……殺人を犯すようには、見えないのだが」
セレス「あの十神君が……彼女に殺されますでしょうか……?」
腐川「そ、そうよ……! 白夜様が……こんなちんちくりんに……!」
苗木「ちんちくりんって……」
苗木「でも、不二咲さんだけはアリバイが証明できないでしょ?」
朝日奈「……それは、そう、だけど」
朝日奈「だったらモノクマの仕業だよ!」
霧切「いいえ、これは間違いなく不二咲さんの犯行よ」
霧切「……アリバイ管理が、杜撰だもの」
不二咲「ず、杜撰……?」
……み、認めちゃダメ。
……僕は、し、氏にたくないんだから……!
不二咲「そ、そこまで言うんだったら、私のアリバイがどう杜撰なのか……」
不二咲「説明してくれるんだよねぇ?」
……こ、このままじゃ、僕は処刑に。
……だ、大丈夫。まだ、あ、アリバイがあるから……。
苗木「……不二咲さん」
不二咲「……な、なに?」
苗木「君が犯人じゃないかな?」
不二咲「ふぇ……?」
不二咲「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
……なんで、どうして?
……いや、大丈夫。
アルターエゴでアリバイを証明できるし。
……最後まで、やり切るしかないんだから。
不二咲「私を疑うのぉ……?」
不二咲「ひ、ひどいよ……苗木君……」
……十神君の言う通り、僕は男らしくなんてない。
目に涙をためて、人畜無害を訴えようとする僕なんて、男なわけがない。
……僕は、弱いんだ。
朝日奈「ちょっと苗木! 不二咲ちゃんが犯人なわけ無いでしょ!」
山田「そうですぞ、苗木誠殿!」
山田「彼女がクロだなどと、天地がひっくり返ってもありえませんな!」
大神「さすがに間違いではないのか?」
大神「……殺人を犯すようには、見えないのだが」
セレス「あの十神君が……彼女に殺されますでしょうか……?」
腐川「そ、そうよ……! 白夜様が……こんなちんちくりんに……!」
苗木「ちんちくりんって……」
苗木「でも、不二咲さんだけはアリバイが証明できないでしょ?」
朝日奈「……それは、そう、だけど」
朝日奈「だったらモノクマの仕業だよ!」
霧切「いいえ、これは間違いなく不二咲さんの犯行よ」
霧切「……アリバイ管理が、杜撰だもの」
不二咲「ず、杜撰……?」
……み、認めちゃダメ。
……僕は、し、氏にたくないんだから……!
不二咲「そ、そこまで言うんだったら、私のアリバイがどう杜撰なのか……」
不二咲「説明してくれるんだよねぇ?」
217: 2014/05/31(土) 11:58:26.28 ID:Nblnr1000
【マシンガントークバトル】
不二咲「知らないよぉ!」
不二咲「やってないのに……」
不二咲「私をいじめるんだねぇ……」
不二咲「どうして分かってくれないのぉ?」
不二咲「知らない知らない知らない!」
不二咲「助けて、助けてよぉっ!」
不二咲「疑ってるのぉ?」
不二咲「私じゃない……!」
不二咲「私のアリバイなら、アルターエゴが証言してくれたでしょ?」
苗木「これで証明するよ!」 ▶人工知能の性質
苗木「不二咲君……それじゃあ、証明にならないんだ」
不二咲「な……なんで……?」
霧切「あのアルターエゴは、あなたが作ったものよね?」
不二咲「そ、そうだけどぉ……」
霧切「あなたは、アルターエゴにプログラミングを施すことが出来た」
苗木「……だから、アルターエゴの証言する内容は」
苗木「……必然的に、不二咲さんが作り出すことができたんだ」
霧切「それに……今回の事件、恐らく衝動的なものね」
霧切「ここまで説明しても認められないかしら?」
不二咲「知らないよぉ!」
不二咲「やってないのに……」
不二咲「私をいじめるんだねぇ……」
不二咲「どうして分かってくれないのぉ?」
不二咲「知らない知らない知らない!」
不二咲「助けて、助けてよぉっ!」
不二咲「疑ってるのぉ?」
不二咲「私じゃない……!」
不二咲「私のアリバイなら、アルターエゴが証言してくれたでしょ?」
苗木「これで証明するよ!」 ▶人工知能の性質
苗木「不二咲君……それじゃあ、証明にならないんだ」
不二咲「な……なんで……?」
霧切「あのアルターエゴは、あなたが作ったものよね?」
不二咲「そ、そうだけどぉ……」
霧切「あなたは、アルターエゴにプログラミングを施すことが出来た」
苗木「……だから、アルターエゴの証言する内容は」
苗木「……必然的に、不二咲さんが作り出すことができたんだ」
霧切「それに……今回の事件、恐らく衝動的なものね」
霧切「ここまで説明しても認められないかしら?」
218: 2014/05/31(土) 12:00:14.83 ID:Nblnr1000
大和田君が僕に、信じられないって目で言ってきてるような気がした。
……そっか、僕がやってきたことって。
大和田君の、友情を踏みにじって。
男の約束を、踏みにじって。
苗木君達の好意すらも、なかったことにしようとしてたんだね。
不二咲「ごめんねぇ、大和田君……」
不二咲「僕、男の約束、守れなかったよぉ……」
大和田「不二咲……おめぇ……」
霧切「そう、そういうことだったのね……」
霧切「あの本の内容を考えた時に、唯一の可能性が出てくるのはあなただけだった」
腐川「本の内容……?」
霧切「臆病な機械技師……有名な本でしょう?」
腐川「確か、か弱い男の子が、女の子に変装して成功していく物語だったわね……」
霧切「……それが、突発的な犯行の理由よ」
不二咲「霧切さんはお見通しだったんだね」
不二咲「……僕、本当は」
不二咲「男、なんだ……」
……裁判場に衝撃が走った、様な気がした。
事件前に打ち明けていた大和田君や、小説から想像がついていた霧切さんを除いて。
霧切「十神君のことだから、おおかた主人公をバカにでもしたんでしょう?」
霧切「たまたま図書室にいたあなたは、それを聞いてしまった」
不二咲「それで、僕は持っていた百科事典を振り下ろして……」
不二咲「処刑されるのが怖くなって……証拠を……」
不二咲「……ごめんなさい」
不二咲「……本当に、ごめんなさい」
不二咲「……ひぐっ」
……そっか、僕がやってきたことって。
大和田君の、友情を踏みにじって。
男の約束を、踏みにじって。
苗木君達の好意すらも、なかったことにしようとしてたんだね。
不二咲「ごめんねぇ、大和田君……」
不二咲「僕、男の約束、守れなかったよぉ……」
大和田「不二咲……おめぇ……」
霧切「そう、そういうことだったのね……」
霧切「あの本の内容を考えた時に、唯一の可能性が出てくるのはあなただけだった」
腐川「本の内容……?」
霧切「臆病な機械技師……有名な本でしょう?」
腐川「確か、か弱い男の子が、女の子に変装して成功していく物語だったわね……」
霧切「……それが、突発的な犯行の理由よ」
不二咲「霧切さんはお見通しだったんだね」
不二咲「……僕、本当は」
不二咲「男、なんだ……」
……裁判場に衝撃が走った、様な気がした。
事件前に打ち明けていた大和田君や、小説から想像がついていた霧切さんを除いて。
霧切「十神君のことだから、おおかた主人公をバカにでもしたんでしょう?」
霧切「たまたま図書室にいたあなたは、それを聞いてしまった」
不二咲「それで、僕は持っていた百科事典を振り下ろして……」
不二咲「処刑されるのが怖くなって……証拠を……」
不二咲「……ごめんなさい」
不二咲「……本当に、ごめんなさい」
不二咲「……ひぐっ」
219: 2014/05/31(土) 12:01:42.19 ID:Nblnr1000
モノクマ「ひゃっほう! 大正解!」
モノクマ「今回、十神白夜君を頃した犯人は……」
モノクマ「あの人畜無害! 不二咲千尋君でしたー!」
モノクマ「怖いねぇ……不二咲君も男の子だもんねぇ……」
大和田「てめぇ、モノクマっ!」
不二咲「やめて、大和田君!」
大和田「なんでだよ……こんなこと、認めていいわけねーだろうが!」
不二咲「……認めてくれなきゃダメだよ」
大和田「……あん?」
不二咲「僕は、十神君を頃したんだ」
不二咲「コンプレックスを刺激されて、頭に血が上っちゃった」
不二咲「……僕にだって、人間らしい部分があるんだよ」
不二咲「それを、大和田君は認めてくれないの?」
大和田「……それで、いいのかよ」
不二咲「……処刑は怖いけど、当然のことだよ」
不二咲「皆、改めてごめんなさい」
不二咲「許して欲しいとかじゃなくて……」
不二咲「僕が、男だってってことは覚えておいて欲しいんだ」
不二咲「……それだけ、だよ」
不二咲「……モノクマ」
モノクマ「それでは、超高校級のプログラマーである不二咲千尋君の為に」
モノクマ「スペシャルなオシオキを、用意しましたー!」
大和田「不二咲ぃぃぃぃぃぃぃ!」
不二咲「……ありがとう、大和田君」
不二咲「……ありがとう、苗木君、霧切さん」
不二咲「僕の犯行を……暴いてくれて……」
G A M E O V E R !
フジサキくんがクロに決まりました。
おしおきをかいしします。
終わり
モノクマ「今回、十神白夜君を頃した犯人は……」
モノクマ「あの人畜無害! 不二咲千尋君でしたー!」
モノクマ「怖いねぇ……不二咲君も男の子だもんねぇ……」
大和田「てめぇ、モノクマっ!」
不二咲「やめて、大和田君!」
大和田「なんでだよ……こんなこと、認めていいわけねーだろうが!」
不二咲「……認めてくれなきゃダメだよ」
大和田「……あん?」
不二咲「僕は、十神君を頃したんだ」
不二咲「コンプレックスを刺激されて、頭に血が上っちゃった」
不二咲「……僕にだって、人間らしい部分があるんだよ」
不二咲「それを、大和田君は認めてくれないの?」
大和田「……それで、いいのかよ」
不二咲「……処刑は怖いけど、当然のことだよ」
不二咲「皆、改めてごめんなさい」
不二咲「許して欲しいとかじゃなくて……」
不二咲「僕が、男だってってことは覚えておいて欲しいんだ」
不二咲「……それだけ、だよ」
不二咲「……モノクマ」
モノクマ「それでは、超高校級のプログラマーである不二咲千尋君の為に」
モノクマ「スペシャルなオシオキを、用意しましたー!」
大和田「不二咲ぃぃぃぃぃぃぃ!」
不二咲「……ありがとう、大和田君」
不二咲「……ありがとう、苗木君、霧切さん」
不二咲「僕の犯行を……暴いてくれて……」
G A M E O V E R !
フジサキくんがクロに決まりました。
おしおきをかいしします。
終わり
220: 2014/05/31(土) 12:03:08.75 ID:Nblnr1000
以上、突発的な犯行からオシオキが怖くなって証拠を隠滅しようとするけれど、
結局悪人になりきれずに、最後まで否定しきれないちーたんでした。
お目汚し失礼いたしました。
結局悪人になりきれずに、最後まで否定しきれないちーたんでした。
お目汚し失礼いたしました。
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります