593: 2009/06/20(土) 01:14:22 ID:5fUyM/AG
「坂本さん、坂本さん。他の皆さんは接近戦の武器って持ってないんですか?」
「どうした宮藤、突然に」
「いえ、坂本さんが帯刀しているのはよく見るんですけど、他の皆さんは銃ばかりでしたから」
「ふむ、一応皆持っているハズだが……基本的にこの基地で相手をするネウロイは大型が多いからな。接近戦を得意としないなら、無理に近付くよりも銃で確実を取っている結果だろうな」
「へぇ、そうなんですか」
「そういえば一時期ペリーヌに接近戦の手ほどきをしてやった事があったな」
「ペリーヌさんは家宝だって言うレイピアを見せてくれたんですよ」
「アレは良い剣なのだろうな。よく分からんが」
「はい、とっても綺麗でした。よく分かりませんでしたけど」
「あれ、少佐。宮藤も、何してるんです?」
「あ、シャーリーさん」
「少し宮藤と話しをな。突然ですまないが、シャーリーは近接戦闘時用に使い慣れている武器は有るのか?」
「接近戦ですかぁ。ほとんどしませんでしたけど、ダガーナイフを使ってましたね」
「ダガーナイフ、ですか?」
「サバイバルナイフみないなもんかな?少し刃渡りは長めだけど」
「ほう。……所で、バルクホルンと何かあったのか?」
「え…あ、もう来た!じゃ、
「どうした宮藤、突然に」
「いえ、坂本さんが帯刀しているのはよく見るんですけど、他の皆さんは銃ばかりでしたから」
「ふむ、一応皆持っているハズだが……基本的にこの基地で相手をするネウロイは大型が多いからな。接近戦を得意としないなら、無理に近付くよりも銃で確実を取っている結果だろうな」
「へぇ、そうなんですか」
「そういえば一時期ペリーヌに接近戦の手ほどきをしてやった事があったな」
「ペリーヌさんは家宝だって言うレイピアを見せてくれたんですよ」
「アレは良い剣なのだろうな。よく分からんが」
「はい、とっても綺麗でした。よく分かりませんでしたけど」
「あれ、少佐。宮藤も、何してるんです?」
「あ、シャーリーさん」
「少し宮藤と話しをな。突然ですまないが、シャーリーは近接戦闘時用に使い慣れている武器は有るのか?」
「接近戦ですかぁ。ほとんどしませんでしたけど、ダガーナイフを使ってましたね」
「ダガーナイフ、ですか?」
「サバイバルナイフみないなもんかな?少し刃渡りは長めだけど」
「ほう。……所で、バルクホルンと何かあったのか?」
「え…あ、もう来た!じゃ、
594: 2009/06/20(土) 01:14:55 ID:5fUyM/AG
「…………あー、廊下は走るな、と注意するべきだったか…?」
「え、と…私余計な事しました?」
「……ま、気にするな」
「少佐、宮藤…何してんダ?」
「……zzz」
「エイラさん」
「珍しいな、サーニャではなくルッキーニを連れてるなんて」
「サーニャは……後から来るヨ。こいつはハンガーで寝てたから、邪魔だったしとりあえず談話室にでも、って思っテ」
「ふむ、なら私が連れて行こうか。よっ、と」
「……坂本さん、抱っこするの手慣れてますね」
「……昔、リバウで少しなぁ。とりあえず行ってくる」
「……あの、エイラさん。突然なんですけど、接近戦ってされます?」
「はぁ?本当に突然ダナ。……そりゃ、リーネみたいなロング・アウトレンジじゃなきゃ、一通りは」
「その時は、武器って何か使ってるんですか?」
「……は?バルクホルン大尉でないなら、武器なんて一つしか持てねーヨ」
「あー、えと、そう言う意味ではなくて―――」
「………あー、そういう事。それなら私は…」
「……何してるの、エイラ?あ、芳佳ちゃん」
「サーニャちゃん。今、エイラさんにお話を聞かせてもらってたんだ」
「お話?」
「サーニャは、少佐みたいに接近戦用に使う様な武器って持ってたカ?」
「……フリーガーハマー」
「え、フリーガーハマーって、サーニャちゃんがいつも使ってるのだよね?」
「うん。こう、角で…ガン、と」
「…………」
「…………」
「……あの、ごめんなさい。冗談、だから」
「あ、ああ!…びっくりした」
「……なんか、すごくシュールな感じだけド。サーニャも時々無茶するからなぁ」
「む、エイラだって」
「ま、まぁまぁ。あ、坂本さん。お帰りなさい」
「ああ。ん、サーニャも来てたのか」
「こんにちは」
「んー。宮藤も、少佐もだけどサ」
「はい?」
「なんだ、エイラ」
「ネウロイを相手に直接戦闘を好むのなんて、扶桑くらいなもんなんだゾ?」
「え、そうなんですか?」
「ふむ、それはあるかもしれんな。ま、考え方の違いと言うやつだ」
「そうなんですか。……そういえば、ルッキーニちゃんは、何か使うんですか?」
「……話、聞いてないのかお前」
「え?」
「まぁ、宮藤だからな」
「なんか馬鹿にされてる気が……」
「ルッキーニは……何と言うか、持ってきたはいいが、無くしたとかでそれ以来使ってないな」
「……えー」
「……ルッキーニらしいよナ」
「え、と…私余計な事しました?」
「……ま、気にするな」
「少佐、宮藤…何してんダ?」
「……zzz」
「エイラさん」
「珍しいな、サーニャではなくルッキーニを連れてるなんて」
「サーニャは……後から来るヨ。こいつはハンガーで寝てたから、邪魔だったしとりあえず談話室にでも、って思っテ」
「ふむ、なら私が連れて行こうか。よっ、と」
「……坂本さん、抱っこするの手慣れてますね」
「……昔、リバウで少しなぁ。とりあえず行ってくる」
「……あの、エイラさん。突然なんですけど、接近戦ってされます?」
「はぁ?本当に突然ダナ。……そりゃ、リーネみたいなロング・アウトレンジじゃなきゃ、一通りは」
「その時は、武器って何か使ってるんですか?」
「……は?バルクホルン大尉でないなら、武器なんて一つしか持てねーヨ」
「あー、えと、そう言う意味ではなくて―――」
「………あー、そういう事。それなら私は…」
「……何してるの、エイラ?あ、芳佳ちゃん」
「サーニャちゃん。今、エイラさんにお話を聞かせてもらってたんだ」
「お話?」
「サーニャは、少佐みたいに接近戦用に使う様な武器って持ってたカ?」
「……フリーガーハマー」
「え、フリーガーハマーって、サーニャちゃんがいつも使ってるのだよね?」
「うん。こう、角で…ガン、と」
「…………」
「…………」
「……あの、ごめんなさい。冗談、だから」
「あ、ああ!…びっくりした」
「……なんか、すごくシュールな感じだけド。サーニャも時々無茶するからなぁ」
「む、エイラだって」
「ま、まぁまぁ。あ、坂本さん。お帰りなさい」
「ああ。ん、サーニャも来てたのか」
「こんにちは」
「んー。宮藤も、少佐もだけどサ」
「はい?」
「なんだ、エイラ」
「ネウロイを相手に直接戦闘を好むのなんて、扶桑くらいなもんなんだゾ?」
「え、そうなんですか?」
「ふむ、それはあるかもしれんな。ま、考え方の違いと言うやつだ」
「そうなんですか。……そういえば、ルッキーニちゃんは、何か使うんですか?」
「……話、聞いてないのかお前」
「え?」
「まぁ、宮藤だからな」
「なんか馬鹿にされてる気が……」
「ルッキーニは……何と言うか、持ってきたはいいが、無くしたとかでそれ以来使ってないな」
「……えー」
「……ルッキーニらしいよナ」
595: 2009/06/20(土) 01:15:26 ID:5fUyM/AG
「あ、それでエイラさんは結局何を使うんですか?言いかけてたんですから、何かあるんですよね?」
「…そうなの、エイラ?」
「……う、まぁ…一応」
「ほぅ、興味があるな」
「別にたいしたモノじゃないんだゾ?というか宮藤だって……!?」
「どうしたのエイ、ラ…………」
「エイラ、サーニャ?」
「二人ともそんな顔して……って、り、リーネちゃん!?」
「皆さんお揃いでどうされたんですか?」
「すまないな、リーネ。部屋の前で騒がしかった。……が、その…なんだ」
「はい?」
「……その、鉈は?」
「……え?中に誰も居ませんよ?」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「あ、あの…冗談、ですよ?ミーナ中佐に頼まれまして、ペリーヌさんの……あ、いけない、いけない」
「ペ、ペリーヌさんの、何!?」
「なんでそこで切るんだヨ、リーネ!?」
「その、秘密…です。あ、サーニャちゃんは知ってますよね?…秘密ですよ?」
「………大丈夫。私も、この前のお礼…ちゃんとしたいから」
「お礼参り!?」
「さ、サーニャ!?その、ほら…え、となんダ?あいつが何したか知らないけど、ツンツンメガネだって悪気があった訳じゃないと思うんダ!?」
「ペリーヌさん逃げてーっ!超逃げてーっ!!」
「……はぁ。エイラも、宮藤も落ち着かんか」
「い、いや…だっテ!」
「坂本さん!私、諦めたくないんです!!」
「いや、そうじゃなくてだな。…リーネとサーニャは少しからかい過ぎだぞ?」
「……はい?」
「………??」
「……他意はなかったのか。はぁ、リーネ達が言っているのは、ペリーヌが世話をしている花壇付近の草刈りの事だろう?」
「…はい」
「そうです」
「な、なんだぁ……私てっきり……」
「芳佳ちゃんは何だと思ってたの?」
「え゛……あ、えと、あはははは……」
「エイラも。何……やってるの?」
「エ?」
「エイラ、またお前は。画鋲を壁に刺すのにいちいち投げるな」
「あ、それ私の学校でもやってました!」
「……弛んでる…!」
「あわわわわ」
「……まったく。おい、エイラもそろそろ止めておけ」
「えー、なんなんだヨー。少佐だって興味あるって言ったくせにィ」
「……な、なに?」
「え、あの……まさか」
「何の話なの、芳佳ちゃん?」
「………エイラ」
「…そうなの、エイラ?」
「……う、まぁ…一応」
「ほぅ、興味があるな」
「別にたいしたモノじゃないんだゾ?というか宮藤だって……!?」
「どうしたのエイ、ラ…………」
「エイラ、サーニャ?」
「二人ともそんな顔して……って、り、リーネちゃん!?」
「皆さんお揃いでどうされたんですか?」
「すまないな、リーネ。部屋の前で騒がしかった。……が、その…なんだ」
「はい?」
「……その、鉈は?」
「……え?中に誰も居ませんよ?」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「あ、あの…冗談、ですよ?ミーナ中佐に頼まれまして、ペリーヌさんの……あ、いけない、いけない」
「ペ、ペリーヌさんの、何!?」
「なんでそこで切るんだヨ、リーネ!?」
「その、秘密…です。あ、サーニャちゃんは知ってますよね?…秘密ですよ?」
「………大丈夫。私も、この前のお礼…ちゃんとしたいから」
「お礼参り!?」
「さ、サーニャ!?その、ほら…え、となんダ?あいつが何したか知らないけど、ツンツンメガネだって悪気があった訳じゃないと思うんダ!?」
「ペリーヌさん逃げてーっ!超逃げてーっ!!」
「……はぁ。エイラも、宮藤も落ち着かんか」
「い、いや…だっテ!」
「坂本さん!私、諦めたくないんです!!」
「いや、そうじゃなくてだな。…リーネとサーニャは少しからかい過ぎだぞ?」
「……はい?」
「………??」
「……他意はなかったのか。はぁ、リーネ達が言っているのは、ペリーヌが世話をしている花壇付近の草刈りの事だろう?」
「…はい」
「そうです」
「な、なんだぁ……私てっきり……」
「芳佳ちゃんは何だと思ってたの?」
「え゛……あ、えと、あはははは……」
「エイラも。何……やってるの?」
「エ?」
「エイラ、またお前は。画鋲を壁に刺すのにいちいち投げるな」
「あ、それ私の学校でもやってました!」
「……弛んでる…!」
「あわわわわ」
「……まったく。おい、エイラもそろそろ止めておけ」
「えー、なんなんだヨー。少佐だって興味あるって言ったくせにィ」
「……な、なに?」
「え、あの……まさか」
「何の話なの、芳佳ちゃん?」
「………エイラ」
596: 2009/06/20(土) 01:16:07 ID:5fUyM/AG
「エイラ、お前ッ!スオムスでネウロイ相手に画鋲投げてたのか!?」
「ふふん、どうだ、宮藤。これがスオムス式接近戦闘武器!」
「…………エイラさん」
「…………エイラ」
「…………エイラ、貴様はこれから特別訓練だッ!!」
「な、なんでだヨ!!宮藤もサーニャも何とか言ってやってくれヨ!!」
「エイラさん」
「……行ってらっしゃい」
「さ、サーニャまで!?なんだってんだヨーッ!!?」
「…………はぁ」
扶桑にいるお母さん、お婆ちゃん、みっちゃん。
ブリタニアは、今日も平和です。
「ええい、往生際の悪いッ!」
「サァアアアアニャァアアアアアアーッ!!!!!」
……平和、です。
完
「ふふん、どうだ、宮藤。これがスオムス式接近戦闘武器!」
「…………エイラさん」
「…………エイラ」
「…………エイラ、貴様はこれから特別訓練だッ!!」
「な、なんでだヨ!!宮藤もサーニャも何とか言ってやってくれヨ!!」
「エイラさん」
「……行ってらっしゃい」
「さ、サーニャまで!?なんだってんだヨーッ!!?」
「…………はぁ」
扶桑にいるお母さん、お婆ちゃん、みっちゃん。
ブリタニアは、今日も平和です。
「ええい、往生際の悪いッ!」
「サァアアアアニャァアアアアアアーッ!!!!!」
……平和、です。
完
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