1: 2014/02/23(日) 18:25:17 ID:S2a/XqgI
シュトロハイム「1分間に600発の徹甲弾を発射可能!30mmの鉄板をも貫通する重機関砲だッ!1発1発の弾丸がァァァア貴様の体を削り取るのだァァァアアアアア!!」ジャコォ

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドド

カーズ「ヌオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」ドドド

カーズ「エシディシが氏を賭して郵送してくれたのだ、何が何でも赤石は手に入れるッ!」ドドドドド

カーズ「一端距離を置いて貴様を始末させてもらうッ!」バッ

シュトロハイム「!逃げたかッ!」バッ

ゴウッ

シュトロハイム「ぐうッ」ゴォォォォオオオオ

ジョセフ「ふ・・・吹雪ッ!いつの間にッ!いつの間にか、外が吹雪になっているッ!!」ビュォォォオオオオ

2: 2014/02/23(日) 18:29:55 ID:S2a/XqgI
シュトロハイム「ぬ、ぬおおおおおッ!!全く!全く先が見えんッ!」ビュォォォオオ

ジョセフ「シュトロハイム!ここで命を落としたらマヌケだぜ!!早く中に・・・」

シュトロハイム「ぐおッ」ドゴオオッ

ジョセフ「!!」

ジョセフ「シュ・・・シュトロハイム・・・?」

ゴォォォオオオオオオ

ジョセフ「シュトロハイムゥゥウーーーーーーーッ!!!」

シュトロハイムゥゥウーー! シュトロハイムゥー!

シュトロハ…ム…! シュト…ム… シュ…

シュトロハイム「・・・」

3: 2014/02/23(日) 18:37:43 ID:S2a/XqgI
シュトロハイム「ヌ・・・JO・・・JO・・・?」ピク

シュトロハイム「JOJOッ!?」ガバァ

シュトロハイム「こ・・・小屋がないッ!?まさか雪崩にでも・・・」

シュトロハイム「せ・・・赤石はッ!」バッ

シュトロハイム「!」ゴソッ

シュトロハイム「あった!胸のポケットに残っているぞォォォオオオッ!!」

シュトロハイム「フフ・・・フフフ・・・」

シュトロハイム「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」

シュトロハイム「カーズめ・・・このシュトロハイムの位置を探れるかなァ!?これを総統閣下に・・・」

???「」ヌゥゥウ…

4: 2014/02/23(日) 18:55:09 ID:S2a/XqgI
シュトロハイム「!」

???「」ブンッ

シュトロハイム「なッ・・・」バッ

ドッガァァアアッ

シュトロハイム「何だ何だ何だァ!?」ズザザザァーーーッ

???「」ギラッ

シュトロハイム「!」

シュトロハイム(義手!最初は凶暴なヒグマかと思ったが・・・人間か!いや、吸血鬼ということも・・・)

???「フン!」ガチャッ

シュトロハイム「!銃かッ!」

5: 2014/02/23(日) 19:04:05 ID:S2a/XqgI
ボンッ

ギュオオオオッ

シュトロハイム「!網か・・・!」ゴオッ

シュトロハイム「だがッ!」ガッ

バリィィィイイイイイイ

???「ッ!?」

シュトロハイム「我ァァアアアがナチスの科学力はァァァアアア!世界一ィィィイイイイ!!」

シュトロハイム「こんな網を引きちぎる事さえできんと思ったかァ!フン!見くびられたものよ・・・」ポイ

???「ほう・・・お前も機械鎧か・・・?だが、俺とは違い平凡だな」ジャギィィイン

6: 2014/02/23(日) 19:07:21 ID:S2a/XqgI
シュトロハイム「機械鎧?・・・まぁ、貴様の義手もパワー不足の木偶の坊と見たぞッ!ただのウドの大木!!」

???「この機械美が分からんとは愚か者め・・・!戦闘用機械鎧M1913A、クロコダイル!!咬みちぎられたくなければおとなしくつかまれェ!」ジャゴン

???「ドラクマの密偵めェ・・・」ジャゴォ

シュトロハイム「密偵?ドラクマ?・・・おおッ!」

???「」バァァッ…

ブンッ

シュトロハイム「くッ」バッ バガァァアッ

シュトロハイム「ヌウ・・・話の分からんデカブツ・・・なァッ!?」

ギュンッ

シュトロハイム「しまったァアアアーーーーーッ!?」

7: 2014/02/23(日) 19:15:00 ID:S2a/XqgI
ガッギィィイイイイン

シュトロハイム「なァアッ!!」

???「とったりィイ!」グググググ

シュトロハイム「お・・・俺の右腕をッ!!」

???「このまま鶏の首を切り落とすように、お前の右手首を切断してくれるッ!!」グィィイイイイ ギャリギャリギャリ

ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ

シュトロハイム「ヌウウウ・・・!!だがッ!」

シュトロハイム「我ァァァアがナチスの科学力はァァァアアア!!世界一ィィィィイイイイイ!!!」ググッ グググググッッ

バッギャァァァァァアアアアアン

???「なァァッ!?」

8: 2014/02/23(日) 19:22:11 ID:S2a/XqgI
シュトロハイム「フン!だからパワー不足と言ったんだ・・・」ウィィイ

???「・・・」

???「だが、ここまでだな」

シュトロハイム「!」ピクッ

バッ

ジャキジャキジャカッ

兵隊達「・・・」チャキ…

シュトロハイム「・・・」

???「貴様は強い。俺のクロコダイルを簡単に破壊してしまった・・・個としては最高と言っていいほど力を持っている」

???「フフフ・・・我がブリッグズの山岳警備兵!いくら個として優れた力を持っていようと、群の前ではなァ・・・」

9: 2014/02/23(日) 19:28:57 ID:S2a/XqgI
シュトロハイム「!」

シュトロハイム(これは・・・要塞!?こんなものがあるとは、情報にないぞ・・・!!)

???「どうした!バッカニア大尉!!」

シュトロハイム(バッカニア?俺を襲った男はバッカニアというのか・・・階級は大尉か)

バッカニア「ハッ!お騒がせして申し訳ありません!アームストロング少将閣下!」

シュトロハイム(少将!?こいつの上官か!俺より階級は上ではないかッ!!)

オリヴィエ「・・・」

シュトロハイム「ッ!」

シュトロハイム(なんという冷たい目・・・!!まるで月!深夜、冬の深夜の月光のような眼差し!)

オリヴィエ「・・・」スゥ

10: 2014/02/23(日) 19:34:08 ID:S2a/XqgI
オリヴィエ「貴様、何者だ!」

シュトロハイム「・・・俺の名はルドル・フォン・シュトロハイム!誇り高きドイツ軍人だッ!!山をさまよっていたところ、この男に襲われたのだッ!」

オリヴィエ「フン・・・貴様は牢に入れておく!ボディチェックをしておけ」

シュトロハイム「・・・!」

兵隊1「これは・・・宝石?」

兵隊2「赤いな・・・ルビーか何かか?」

シュトロハイム「!!!」

シュトロハイム「貴様ッ!それに触るなッ!!」

兵隊3「」ジャキッ

シュトロハイム「・・・」

12: 2014/02/23(日) 19:49:01 ID:S2a/XqgI
兵隊2「終わりました!体の大部分が機械であることを除けば、異常ありません」バッ

オリヴィエ「・・・」

オリヴィエ「よし・・・牢に入れるぞ。門をくぐれ」

シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム(なんという巨大な要塞・・・これだけの規模であれば、我が軍の情報網にかならず引っかかる・・・)

シュトロハイム(何百kmも流されたとすれば、情報統制の厳しい国もあるために仕方がないかもしれんが・・・そこまで移動するはずがない)

シュトロハイム(ここは一体どこだ?牢に入ったら、他の連中から聞かなくてはな)

シュトロハイム(この雪の量・・・そんなに南へは来ていないはずだ)

シュトロハイム(・・・)

シュトロハイム(考えても埒が明かん・・・JOJOを見習い、くよくよ考えても仕方ないと考えよう)

15: 2014/02/24(月) 18:59:19 ID:dpDeZeUI
ガシャンッ

シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム(・・・他の捕虜がいないとは)

オリヴィエ「貴様に暴れられたら厄介なのでな。拘束はより強化してある・・・他の捕虜とも隔離した」

オリヴィエ「本来なら追放・射頃するところだったが・・・貴様の機械鎧には興味があると技師が言っていたのでな」

シュトロハイム「そうかい」

オリヴィエ「では・・・なぜ貴様はここに来た?理由を言え」

シュトロハイム「・・・柱の男という者がいてだな・・・」

オリヴィエ「・・・」

16: 2014/02/24(月) 20:44:28 ID:dpDeZeUI
シュトロハイム「・・・というわけだ」

オリヴィエ「・・・信じるとでも思ったか?まるで異世界から来たようなことを・・・」

シュトロハイム「・・・」

オリヴィエ「まぁいい・・・そういうことにしておいてやる。ここはワケありの連中が多いからな」

シュトロハイム「ワケあり?」

オリヴィエ「最近もチビの国家錬金術師が・・・」

シュトロハイム「・・・錬金術?」

オリヴィエ「・・・貴様のいた場所には錬金術はないのか?」

シュトロハイム「化学的手段を用いて卑金属から貴金属を取り出す方法だな。火薬や蒸留の技術などを残し失敗に終わったが・・・」

オリヴィエ「・・・貴様のいた場所というのは、やはり異世界なのかも知れんな。我々の言う錬金術というのは・・・」

17: 2014/02/24(月) 20:52:52 ID:dpDeZeUI
オリヴィエ「・・・というものだ。錬金術、練炭術は戦力になる。戦力はいくらあってもいいものだ」

オリヴィエ「特に、ドラクマという大国と接しているこの地ではな」

シュトロハイム「・・・それで、俺も戦力にしようと?」

オリヴィエ「可能ならそうしたい・・・いや、不可能でもそうする!北の国境線は私が引く!その力になるなら、どんな技術でもいただく」

シュトロハイム「なるほど・・・それなら、我がナチスの科学技術はうってつけだなァ・・・」

オリヴィエ「・・・そうだ、気が変わった」

シュトロハイム「?」

オリヴィエ「ある程度の重りを貴様に装着し、働かせることにした」

シュトロハイム「・・・はァ!?」

オリヴィエ「働かざる者食うべからず、だ」ザッ

18: 2014/02/24(月) 20:56:12 ID:dpDeZeUI
シュトロハイム「・・・」ガチャリ

シュトロハイム(両足に鉄球と輪・・・腕にも輪がついているか)

オリヴィエ「出ろ」

シュトロハイム「」スッ

オリヴィエ「案内はマイルズに任せる」

マイルズ「はッ」

シュトロハイム「・・・」

マイルズ「こっちだ」クイッ

カツ カツ カツ カツ

ガッ ガッ ガッ ガッ

19: 2014/02/24(月) 21:03:22 ID:dpDeZeUI
マイルズ「・・・」カツ カツ

シュトロハイム「・・・ここの連中はワケありだと言っていたが、貴様も何かあるのか?」ガッ ガッ

マイルズ「・・・」ピタ

…チャッ

シュトロハイム「!」

シュトロハイム(赤い目・・・イシュヴァール人とか言っていたか?殲滅戦の前に粛清されたという話だったが・・・)

マイルズ「私の祖父はイシュヴァール人だ。祖父の血が濃く出てな・・・俺は軍の規約をギリギリすり抜けることができた」

マイルズ「あんたは全身機械だそうだな・・・変わり種同士だ」

マイルズ「少将は部下が全員自分に忠実に従うことを重視していた。差別などしている場合ではないと言っていたな」

シュトロハイム「・・・」

20: 2014/02/24(月) 21:12:42 ID:dpDeZeUI
シュトロハイム『小僧!人種はちがえど、わたしはおまえのような勇気ある者に敬意を表す!優れた人間のみ生き残ればよい』

シュトロハイム「・・・」ニ

チーン

シュトロハイム(エレベーターか・・・異世界・・・タイムスリップまではしていないようだ)ウィィ…

マイルズ「それでも、『俺の中に流れているイシュヴァールの血が国軍を許さぬと言ったらどうしますか』と聞くと・・・」

オリヴィエ『よろしい、かかってこい!国軍代表としていつでも決闘を受けてやる!!』

マイルズ「・・・と言っていたな」

シュトロハイム「後ろに兵を置いて言う言葉か?」

マイルズ「いや・・・あの目は『サシでブッた斬ってやる』って目だったね・・・」

シュトロハイム「」

21: 2014/02/24(月) 21:45:55 ID:dpDeZeUI
カツカツカツ

バキッ

シュトロハイム「!」

バアッシィ

マイルズ「ほう!よく反応できたもんだな」

シュトロハイム「つららか・・・」ボギィ

マイルズ「ここのルールは弱肉強食だ。あんたはつららに勝ったわけだ」

シュトロハイム「別にうれしくないぞ」ポイ ガッシャン

マイルズ「つらら落としの連中、またサボったな・・・さっき言ったばっかなのに。まあいい、奥へ進もう」

シュトロハイム「・・・」ツカツカ

22: 2014/02/24(月) 21:55:53 ID:dpDeZeUI
マイルズ「今のが開発倉庫だ。国内最先端の技術を集結して兵器開発を行っている」

シュトロハイム(・・・これが国内最先端?我がドイツの技術力の方が上だな)

マイルズ「で、こっちがブリッグズの最下層だ」

シュトロハイム「暑いな・・・上とは大違いだ」

マイルズ「要塞内の生活ラインが集結している。要塞が攻撃を受けてもここは屁でもな・・・」 チカカラダ! ナニ!? ドラクマノヤツ,チカカラ…!

マイルズ「!?」

バシッ バキッ

シュトロハイム「オ・・・オイオイオイオイオイオイオイ!床にヒビが・・・」グラァッ

マイルズ「揺れも・・・!!」

バグォォォォォオオオオオオオン

23: 2014/02/24(月) 21:59:19 ID:dpDeZeUI
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ…

スロウス「」ヌウウ… ガラガラ パラ…

ググ…

ズン

シュトロハイム「・・・!?」

マイルズ「と、とりあえず下に・・・ッ!!」タタタ

シュトロハイム「」バッ

タタタタタタタ…

エド「・・・ホムンクルス!」

スロウス「・・・」

24: 2014/02/25(火) 21:57:57 ID:qykITGfQ
スロウス「・・・」

エド・アル「」ゴクッ

スオルス「・・・」

スロウス「」グゥ… グゥ…

エド・アル「・・・」

エド・アル「寝るなァッ!!!」

スロウス「」ピクッ

スロウス「・・・」

スロウス「何?お前ら、誰?穴・・・掘る」ググ

エド「え・・・?」

25: 2014/02/25(火) 22:21:44 ID:qykITGfQ
エド「・・・」

スロウス「めんどくせえ・・・めんどくせえ・・・」ズン ズン

アル「兄さん、セントラルのお父様から、話は聞いてないみたいだ・・・」ヒソヒソ

ドン

エド「!?」ビシュン

バッカニア「貴様!やはりドラクマの密偵だったかァ!」ジャキッ

エド・アル「誤解だ!!」

バッカニア「じゃあなぜ侵入者と親しく・・・なッ!?」

エド・アル「?」

スロウス「」ググッ…

26: 2014/02/25(火) 22:26:23 ID:qykITGfQ
バッカニア「何ィィィイ・・・!!す、素手で!」

スロウス「」ブンッ

アル「!」

エド「なッ・・・」ババッ

ドッガァァァアアアン

シュトロハイム「す・・・素手で巨大な土管をッ!吸血鬼でも持ち上げられるかどうか、疑問だ!」

スロウス「ここ・・・広い。どこ、ここ」ズン

スロウス「もう、掘らなくていいのか・・・」ズン ズン

シュトロハイム(まずい・・・!!あんなのが外に出れば、柱の男と同等の脅威になるッ!なんとしても拘束具を外し、闘わなくてはッ!)ガチャガチャ

バッカニア「くッ・・・撃て撃てェェッ!!」ドン ドドドン ドドン バン

27: 2014/02/25(火) 22:31:29 ID:qykITGfQ
スロウス「」ピシュン パシュン パキュゥン

バッカニア「銃が・・・・効かないだとォッ!?」

スロウス「」ズン ズン

ガッシャン

バッカニア「!レバーをッ!」

ガコン

スロウス「お?」グオオオオオオオオ…

バッカニア「まずい!上へ、開発倉庫へ上がるぞ!追えッ!」バタバタバタ

エド「俺たちも追うぞ!」

シュトロハイム(俺も追いかけようッ・・・)バキャッ

28: 2014/02/25(火) 22:34:26 ID:qykITGfQ
ビーッ ビーッ ビーッ

バタバタバタバタ…

ジャキジャキジャキッ

スロウス「・・・」グゥゥウウン…

ガタンッ

トウタツシタゾーッ! クルゾッ! デ,デケェ…

スロウス「あったかい・・・」ズン ズン

オリヴィエ「」ジャコン

スロウス「!」

オリヴィエ「動くな!」ズグゥゥウウウン

29: 2014/02/25(火) 22:37:01 ID:qykITGfQ
ギュォン

スロウス「」ドゴォォォォォオオオオオン

シュトロハイム(な・・・なんという奴!倉庫とはいえ、室内でバズーカ砲を放つとはッ!)

オリヴィエ「よし、消火!」ハ,ハイ! バタバタ

オリヴィエ「・・・」

チラ

シュウウウウウウウウウ…

スロウス「・・・」シュウウウウウウウ

スロウス「」ズンッ

オリヴィエ「当たったはずだが・・・!」

30: 2014/02/25(火) 22:41:00 ID:qykITGfQ
バッカニア「駄目です、アームストロング少将!奴に銃の類は効きません!!」

オリヴィエ「何だと!!」

オリヴィエ「・・・非戦闘員はただちに退却、警報も止めろ!ドラクマの奴らに、ここの騒動を悟られるな」カツ カツ カツ

オリヴィエ「戦車の用意は!」

部下1「できています!!」

オリヴィエ「」バッ

ガコン

シュトロハイム(今度は戦車で!)

オリヴィエ「撃てーーーーッ!!」

ドォォォォオオオオーーーーーーーーン

31: 2014/02/25(火) 22:44:04 ID:qykITGfQ
ドグァァァァアアアアアッ!!

部下2「頭部に直撃ィ!」グッ

オリヴィエ「・・・」

スロウス「・・・」グ ググ…

スロウス「い、てぇ・・・」バチバチ グググ

部下2「組織が再生しているッ!」ガタッ

スロウス「痛えの、めんどくせえ・・・」ズン ズン ズン ズン

部下1「こっちに来るッ!」

オリヴィエ「チッ・・・ならb」

シュトロハイム「」シュバッ

32: 2014/02/25(火) 22:51:07 ID:qykITGfQ
オリヴィエ「!?」

スロウス「ぐ」ドッガァ!

シュトロハイム「」グググ…

オリヴィエ「・・・貴様は!」

マイルズ「・・・」

シュトロハイム「女・・・貴様はそこの戦車に隠れて、俺の闘いぶりを見てな」グググ…

スロウス「・・・」ギギギ

シュトロハイム「それにしてもいい体格だ・・・人間程度の大きさなら、顔面を握りつぶしてやったものだが・・・顎を押さえつけることしかできんとはな」グググ

スロウス「・・・」ググッ…

シュトロハイム「だがッ!パワー比べならこのシュトロハイムの方が上よォォッ!!」グンッ

33: 2014/02/25(火) 22:55:44 ID:qykITGfQ
バッガァアアアッ!!

ビシッ

オリヴィエ「なんと・・・!!右腕の力だけで、あの怪物を壁に叩きつけるとはッ!」

エド「な・・・なんだァあいつは!?」

スロウス「」ブンッ

シュトロハイム「っと」バッ

ズザザザザザ

シュトロハイム「壁に叩きつけられ、骨はボキボキに砕けているはず!それなのに腕を振るパワーがあるとはな・・・少々驚かされたぞ」

シュトロハイム「だがッ!貴様のような吸血鬼!このシュトロハイムに倒せないとでも思ったかァーーーッ!!!」

アル「吸血鬼!?」

34: 2014/02/25(火) 22:58:23 ID:qykITGfQ
シュトロハイム「」ウィイイ

ギャン

エド「目ッ!あの男の目がッ!」

アル「機械!?眼球まで機械なの!?」

シュトロハイム「フン・・・紫外線照射装置、作動!」コォォォォオオオオ

ビカァッ!!

エド「うおッ・・・?」

スロウス「・・・?」

シュトロハイム「・・・あれ?」

35: 2014/02/25(火) 23:03:22 ID:qykITGfQ
シュトロハイム「何ィィィイイイイ!!効かぬだとォォォオオオ!?」

シュトロハイム(馬鹿なッ!ローマで柱の男に浴びせた紫外線の5倍だぞッ!?まさかこいつ・・・)

シュトロハイム(屍生人や吸血鬼ではない、『何か』なのかァァッ!?)

エド「何やってんだてめーはッ!とっとと攻撃しねーかッ!!」

スロウス「」ズンッ… ガラガラ

シュトロハイム「!」

シュトロハイム「くッ・・・弾幕は没収されてしまったが!まだ体内に弾丸が残っているッ!」ジャギィ

シュトロハイム「我ァァアアがナチスの科学力はァァァアアアア世界一ィィィイイ!何かわからんがくらえッ!!」

シュトロハイム「1分間に600発の徹甲弾を発射可能ォ!30mmの鉄板を貫通する重機関砲だッ!1発1発の弾丸が、貴様の体を削り取るゥゥゥゥゥウウウ!!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

36: 2014/02/25(火) 23:08:58 ID:qykITGfQ
スロウス「NUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!」ドドドドドドドドドドドドドド

エド「す・・・すげェッ!銃を搭載した機械鎧かッ!」ドドドドドドド

アル「ホムンクルス相手に負けていないッ!」ドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…ドドッ

シュトロハイム「!」

シュトロハイム(くッ・・・弾帯さえあれば!!体内に残されていた弾薬では足らぬッ!)

カン カラン

スロウス「ぐ・・・」バチバチ バチチ ググ

シュトロハイム「チイッ」ブンッ

38: 2014/02/25(火) 23:23:31 ID:qykITGfQ
ガッシィア

スロウス「・・・」グググ

シュトロハイム「」グンッ

ボギァッ

スロウス「うッ」ゴキ

シュトロハイム「」バッ

スロウス「ぐぁ」ダゴォ

パラパラ…パラ

エド(歯ッ!ホムンクルスの歯を折る威力か・・・既に何十ヶ所も骨折してるだろうな。だが・・・相手はホムンクルスだ)

39: 2014/02/25(火) 23:24:39 ID:qykITGfQ


シュトロハイム「」

40: 2014/02/25(火) 23:28:15 ID:qykITGfQ
スロウス「」ブンッ

シュトロハイム「!」

シュトロハイム(まずい!脚で蹴りにかかってくるかッ!)

ギュオッ

シュトロハイム「くッ」バッ

ガッギャァン

シュトロハイム「ぐ・・・」ビリビリ

ドサァ!

スロウス「」ヌゥ… ズン

シュトロハイム「一瞬の不注意で・・・ここまで戦況が変わるとは!・・・柱の男もだが、人間よりも強大な生物とはいくらでもいるものだな・・・」

41: 2014/02/25(火) 23:31:29 ID:qykITGfQ
オリヴィエ「よくやった、機械男!」

スロウス「!」

エド「!!」

シュトロハイム「!?」

オリヴィエ「撃てェーーーッ!!」

ドォォオーーーーーン

スロウス「」ボギャァァアアッ!

シュトロハイム「腹に砲弾が入ったッ!」

ドォォーン ドォーン ドゴォオーン ドォオーン

ボゴォォオオン バグゥゥウウン ドギャァアアッ

44: 2014/02/27(木) 23:11:28 ID:kB8oDHh.
ドォオーン バガアアッ ボギャァァッ ドオーン

スロウス「」バグォオッ ドガァアン

部下1「効いていないッ!」

スロウス「」グニグニグニ

グボッ

ポイッ

兵隊4「う・・・うおッ」バッ

ガイィィ…イイン

兵隊5「鉄製の手すりをいとも簡単に歪めるエネルギー!どうやったらこんなのに!」

兵隊4「あの機械男、どれだけの怪力だったんだ!!」

45: 2014/02/27(木) 23:14:54 ID:kB8oDHh.
スロウス「」ググ…

ムオンッ

ブァボォォオッ

部下2「き・・・筋肉の収縮力で砲弾をッ!」

部下1「まずいぞ!飛んでくるッ!!」

ドガアアッ! バガァァアン ドゴオオッ ズガァァアン

ガィン バカァァン ボゴォオオン ドグァァアアッ ドガィィイイン

エド「うぐッ」バギィイーーン

パラ…パラ… コン

オリヴィエ「・・・止んだか」

48: 2014/02/28(金) 22:38:38 ID:A3ZGwels
オリヴィエ「・・・」

チラ

チラ

オリヴィエ(戦車は3両・・・そのうち2両は返された砲弾で大破してしまっている)

オリヴィエ(コイツも砲弾を受けてはいるが・・・)

オリヴィエ「この戦車、まだ戦えるか!」

部下2「動作性能は少し落ちますが、戦えます!」

オリヴィエ「よし・・・どんな方法でもいい!奴をエレベーターまで運び、上階へ移動させろ!そして、雪の上に叩き落とせ!」

部下1「はい!」ガコッ

ドォオオーーーーーンッ

49: 2014/02/28(金) 22:42:11 ID:A3ZGwels
スロウス「」バッギャァァアッ

スロウス「」ググッ…

戦車「」ギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャル

スロウス「!」

戦車「」ドッガァアアン!!!

スロウス「う・・・!!」グググ

シュトロハイム(ア、アームストロング・・・俺以上にムチャクチャな奴!戦車で体当たりするとはッ!)

戦車「」ギャルギャルギャルギャル

シュトロハイム(だが・・・)

シュトロハイム(俺とやりあえるほどの怪力の持ち主が、戦車程度に負けるか?しかも、戦車はダメージを受けている・・・!)

50: 2014/03/01(土) 22:32:35 ID:3W1DS08.
戦車「」ギャルギャルギャル

スロウス「」グンッ

戦車「」ギャリギャリギャリギャリィィイイイ

部下2「駄目です!押されてます!!」

オリヴィエ「限界まで踏み込めッ!」

部下2「これが限界ですッ!」グゥウウウン

ギャリギャリギャリギャリ

スロウス「」グンッ

戦車「」ガガガガガガガガガ

オリヴィエ「ッ・・・!」

51: 2014/03/01(土) 22:38:31 ID:3W1DS08.
シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム「絶望的だ・・・」

シュトロハイム(戦車は完全にパワー負けしてしまっている・・・しかも砲弾による損傷!)

シュトロハイム(普通よりも簡単に破壊できるということだ!)

シュトロハイム(奴の攻撃・・・俺の体を一時的に使えなくするほどだ・・)

シュトロハイム「まず、勝ち目はない!!」ダァン

シュトロハイム「くそォ!一刻も早く・・・ム?」

アル「」パァン

シュトロハイム「・・・何を?何をやっているんだ?あの鎧の男は・・・」

アル「」バチバチバチ

52: 2014/03/01(土) 22:45:18 ID:3W1DS08.
シュトロハイム「・・・!?」

シュトロハイム「な・・・何だァ!?あの光はァ!?」バッ

シュトロハイム「JOJOやシーザーが使う波紋の光とも違うッ!何だ何だ何なんだァァ!?」

シュトロハイム「ま・・・まさかァッ!あの女将軍が話していた錬金術とは・・・」

シュトロハイム「『あれ』のことだったのかァアッ!?」ドォーン

シュトロハイム「あれを我が祖国で研究すれば、柱の男どもを倒すよい方法になるやもしれぬ!こいつはいいぜッ!」

シュトロハイム「さあ、その能力をッ!見せてみろッ!このシュトロハイムにィッ!」バッ

ドゴォォォオオオオオオオッ!

シュトロハイム「う・・・腕ッ!?巨大な腕がいきなり出現したァァァアアッ!?あれがこの世界における『錬金術』ッ!?」

ギュンッ

53: 2014/03/01(土) 22:53:44 ID:3W1DS08.
ドッグァァッ!

オリヴィエ「!?」ガタン

バッ

シュトロハイム「ァァア!戦車に当てたッ!あの腕で戦車を押す気かァッ!」

アル「手伝います!アームストロング少将!」

オリヴィエ「・・・」

シュトロハイム(・・・錬金術とやら、波紋よりも強いかもしれん・・・いや、十中八九強い!これを利用しない手はない・・・)アレハドラクマノミッテイカ! チガウ!

シュトロハイム(しかし、どういう原理だ?どういう能力だ?細かいところがわからぬ・・・)ナンノメイレイデウゴイテイル! コタエラレナイ!

オリヴィエ「なぜ答えられない!」

エド「・・・察してくれ!」

54: 2014/03/01(土) 22:58:05 ID:3W1DS08.
オリヴィエ「・・・」

オリヴィエ「最後の質問だ。我々の味方をする気は、貴様はあるのか?赤チビ」

エド「・・・ここの人たちが傷つくのは見たくない」

オリヴィエ「・・・ならばよし!貴様等兄弟、2人とも手伝ってもらうぞ」

オリヴィエ「三途の川を渡るようなこともあるかもしれんぞ?それでも貴様等に拒否権はもうない!先程拒否権を自分から捨てたのだからな!」

エド「別に構わねえよ」

オリヴィエ「フン・・・ブリッグズの三途の川は凍っている。普通よりも簡単に渡れる。気をつけておくことだな」

エド「ああ」

オリヴィエ「よし、このまま戦車を押し、このデカブツをエレベーターに入れろ!」

アル「はい!」ガシャッ

55: 2014/03/01(土) 23:00:45 ID:3W1DS08.
ドンッ

スロウス「」ググ…

ギギ…ギギギギ…

ゴゴッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ガッ

ガッギィイイイン!

スロウス「ごァッ」ドガァ!

オリヴィエ「よし!叩き込んだぞッ!」

スロウス「」ガバァ

エド「まずい!起き上がって襲い掛かってくるッ!」

56: 2014/03/01(土) 23:06:11 ID:3W1DS08.
オリヴィエ「撃て!」ドゴォァァアアアアアアン

スロウス「ぐああッ」ドッギャァ!

シュトロハイム「あああ!密着した状態からの発砲!あれなら、最大限のエネルギーをぶつけられるッ!」

スロウス「」ググ…

スロウス「めんどく・・・せぇ・・・」グググググ…

シュトロハイム「ば・・・馬鹿なッ!至近距離から砲撃され、立ち上がれるとはッ!生命力は柱の男を越えているやもしれんッ!」

エド「」パァアン バリバリバリ

ドゴゴォオオン

エド「ヘヘヘ・・・もう1発のキャノン砲だッ!」

シュトロハイム「ゆ・・・床から砲台がッ!!」

57: 2014/03/01(土) 23:09:50 ID:3W1DS08.
エド「くらって田舎に帰りなァッ!!」ドッゴォォォォォオオオオオオン

スロウス「がふッ」バグァァアアアアアアッ

スロウス「」ドサァァアアン

オリヴィエ「エレベーターを作動させろ!」ガチャン

ガトン

ウィィィイイイ…

スロウス「ぐ・・・ぉ・・・」バチバチ ズズズ…

エド「奴は再生しつつある!すぐに上の階へ!!」

オリヴィエ「分かっている!!!」バッ

58: 2014/03/01(土) 23:13:54 ID:3W1DS08.
スロウス「めんどくせえ・・・」バチバチ グゥゥウウウン…

ガタン

スロウス「」ズン ズン

バッカニア「来たか・・・」ギャギィィイイン

スロウス「あ?」

バッカニア「戦闘用機械鎧M1913A、クロコダイル!!」バッ

ガッギィイイイイン

スロウス「あ・・・」

バッカニア「フフ・・・腕をコイツに噛まれたら、もう貴様の運命は決定したも同然!」

バッカニア「ただ、切断しても再生できるようだな・・・だから!」クワッ

59: 2014/03/01(土) 23:20:59 ID:3W1DS08.
バッカニア「投げ飛ばすッ!!!ただそれだけッ!」グンッ…

グオッ

バァァァァァァアアアアアアン

スロウス「ぎ・・・ッ」

ガタンッ

戦車「」ギラン

スロウス「!」

ドォオーンッ!

スロウス「」バギャァッ!

スロウス「」グラ…

60: 2014/03/02(日) 12:25:36 ID:0D3ait/s
オリヴィエ「突っ込めッ!」

グォォオオオオン

スロウス「うッ」ガッシィィイイイイン

ギャルギャルギャルギャルギャル

スロウス「めん・・・どく・・・せえ・・・」ガガガガガガガガ

アル「どうなってますか!?」ガッシャガッシャ タタタ

バッカニア「ああ。今戦車で突き落すところだ。よろめいたところを狙ったから、大分戦車が有利だ」

エド「そうか・・・」

バッカニア「そして、だ!今から手伝ってもらうぞ!!」

エド・アル「?」

61: 2014/03/02(日) 12:31:38 ID:0D3ait/s
スロウス「ぐッ・・・ヌウウ!」ググッグググググググ…

ガギャギャギャギャギャギャギャ

オリヴィエ「く・・・立て直したかッ!」

スロウス「」ググググググ

ギャリギャリギャリ

オリヴィエ「チイッ」

バッカニア「今だッ!」

オリヴィエ「!」

エド・アル「」バッ

バシャァァアッ

62: 2014/03/02(日) 12:37:13 ID:0D3ait/s
ザバァァアッ バシャァァアン ドバァァ

スロウス「?」バシャアッ バシャアアア バシャッッ

バッカニア「よし!もういいッ!」

スロウス「・・・」

スロウス「・・・あ?」

エド「で!?この後は!?戦車が逆に押されているんだぞ!?」

バッカニア「マイルズ!」

マイルズ「ああ。後は彼に任せておけ」

エド・アル「・・・彼?」

???「」シャッ

63: 2014/03/02(日) 12:40:36 ID:0D3ait/s
エド「!?」

アル「何・・・」

???「」バンッ

ダンッ

オリヴィエ「・・・!貴様はッ!」

シュトロハイム「フフ・・・後は俺に任せてもらおう。ちょいと右腕がギクシャクするが・・・」ギギギ

シュトロハイム「その『ギクシャク』を体から外すことができ、なおかつ敵に打撃を与えられるとなれば・・・」ググッ

オリヴィエ「何を・・・何を言っている!?」

シュトロハイム「我ッがナチスの科学力はッ!世界一ッッッ!!!」ギャン

ウィィイイイイイ

64: 2014/03/02(日) 12:44:14 ID:0D3ait/s
シュトロハイム「貴様にトドメを刺せるとなると、スカッとするぜェーーーーッ!!!」

ドォン

ギュンッ

スロウス「!」

スロウス「がッ」キャド!!

スロウス「うううぐおおおお・・・!!」グググググ

ズルッ

スロウス「!?」ガガガガガガガガガガガガガガガガ

オリヴィエ「力が緩んだぞッ!一気に押し出せェッ!!」

ギャルギャルギャルギャル ギュォォォォォオオオオ

65: 2014/03/02(日) 12:47:32 ID:0D3ait/s
エド(ぎ・・・義手を高速で撃ち出したッ!それがアイツの首に刺さった!!)

スロウス「ぐッ」ブキキキキキキキキ

ドッギャァアン

ギシ… ミシ…

オリヴィエ「止まったか・・・だが!この手すりさえ越えさせれば、奴は転落!」

スロウス「」ググ…

オリヴィエ「手すりを破壊し、奴を突き落せッ!!」

部下1「は、はいッ!」グゥウウン

ギャルギャルギャル

ビシ… バキ

66: 2014/03/02(日) 13:00:36 ID:0D3ait/s
スロウス「」ググググググッ…

シュトロハイム「な・・・何ィィィイイイ!」

シュトロハイム「こいつ!俺の義手が完全に気管を貫いたのに、まだ踏ん張るパワーがあるかッ!」

ファルマン「」チャキ…

バン

シュトロハイム「!」

ギュキュゥウウウウン

ボロッ…

シュトロハイム「!つららが・・・!!」

シュトロハイム(そ、そうかッ!)

67: 2014/03/02(日) 13:09:17 ID:0D3ait/s
シュトロハイム(つららが当たって氏亡する事故もある・・・ましてやあのサイズのつらら!あれが当たれば・・・!!)

スロウス「」バグァ!

スロウス「い・・・」グラッ

部下1「今だァァアアアアア!!!」グンッ

バギン

スロウス「あ」ドンッ

ヒルルルルルル…

ドガァァッ!

エド「やったッ!」

スロウス「う・・・」バチバチ グググ

68: 2014/03/02(日) 13:17:45 ID:0D3ait/s
シュトロハイム「しかし、先程の液体は・・・?」ヒュウウウウウウウ

バッカニア「寒冷地仕様の混合燃料だ。極低温下でもおかまい無しに気化し、気化熱であっという間に体温を奪い凍結させる」ザッ

シュトロハイム(・・・スピードワゴンの言っていた気化冷凍法も同様の攻撃だったか・・・)

バッカニア「加えてこのブリザード!脳まで即凍りつくろう」ヒュォォォオオオ…

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

スロウス「さ・・・むい・・・」ピシピシ パキ

スロウス「動け・・・な・・・」ピキピキ ピシィ

スロウス「めんどく・・・」グラァ

ズゥゥウウウーーーーン

オリヴィエ「そこで春まで冬眠していろ。のろまめ」

69: 2014/03/02(日) 13:26:08 ID:0D3ait/s
翌朝

エド「うう~・・・寒ッ!」ガシャ

エド「え?『ガシャ』?」ガチャ…

アル「おはよう、兄さん」

エド「ああー・・・そういえば昨日の夜・・・」

オリヴィエ『バッカニア、こいつらを連行しろ!』

エド・アル『えええええええええーーーーーッ!?』

オリヴィエ『あの怪物がなんなのか・・・わかるまでは逃がさん』ナンデダヨォォ!テツダッタロ! ギャアギャア

オリヴィエ『さて・・・貴様にも同房の奴ができたな。この国について、錬金術についてももっと詳しく知れるだろうよ』

シュトロハイム『・・・』

70: 2014/03/02(日) 13:29:40 ID:0D3ait/s
エド「なんてことがあったな」

シュトロハイム「ようやく目覚めたか」

エド「!」ビクゥ

シュトロハイム「おっと、そんなに怖がらなくてもよい」

エド「まさか本当に同じ部屋にブチ込むとは・・・」

アル「兄さん、まあいいじゃん!それに、このシュトロハイムさん、結構面白い人だよ!」ガシャ

エド「面白い?」

シュトロハイム「ああ。アルフォンスには話したんだがな」

エド「何を」

シュトロハイム「まず、俺がこの世界に来たわけを話そう。そして、貴様にもこの世界について喋ってもらうぞ」

71: 2014/03/02(日) 13:36:56 ID:0D3ait/s
シュトロハイム「・・・というわけだ」

エド「柱の男?石仮面?吸血鬼?どーも、信じらんねーな」

シュトロハイム「フフ・・・俺にとっては、君たちの使う錬金術の方が信じがたい」

エド「でも、自分でナチスには錬金術を研究する機関があるとか言っていたじゃねーか」

シュトロハイム「こっちの世界で言う錬金術と、俺の世界の錬金術は違う」

エド「そうか・・・で、1つ質問があるんだけどさ」

シュトロハイム「何だ」

エド「エイジャの赤石ってのは・・・賢者の石なのか?」

シュトロハイム「・・・賢者の石?」

エド「あ、悪ィ、こっちの世界についてまだ説明してなかったな」

72: 2014/03/02(日) 13:51:57 ID:0D3ait/s
エド「・・・ってわけなんだよ」

シュトロハイム「なるほど。ホムンクルスにアメストリス・・・錬金術についてもよォくわかった」

エド「で・・・どうなんだ?」

シュトロハイム「・・・エイジャの赤石は数少ないエイジャと呼ばれる石のうち、完全なものだ。研究もされているが、例が少ないため実態はよくわかっていない」

シュトロハイム「もしかすると、貴様等の言う人間から作った賢者の石であるかもしれんな」

エド「・・・」

シュトロハイム(ホムンクルス・・・か)

シュトロハイム「よし、俺はこれから貴様等と行動を共にすることとしよう」

エド「・・・は?」

シュトロハイム「悪いか?」

73: 2014/03/02(日) 14:03:06 ID:0D3ait/s
シュトロハイム「昨日の俺の闘いぶりをみなかったか?」

エド「い、いや・・・見たよ。別に仲間になっても俺は構わない」

シュトロハイム「ならば問題はないな・・・ん」

エド「?」

部下3「よく眠れたか?仲間を助けてくれたんだってな」

エド「え、ああ・・・あんたら、仲間思いなんだな」

部下3「ブリッグズ兵は一枚岩だからな」

アル「あの・・・何か進展は?」

部下3「先遣隊が例の穴を調べに行った。そろそろ、戻ってくる頃だ」

シュトロハイム「・・・」

74: 2014/03/02(日) 14:07:26 ID:0D3ait/s
最下層・・・

ゴウンゴウンゴウンゴウン…

オリヴィエ「言え」

先遣隊員1「でかいですね。ちょっとした軍隊なら通れそうです」

先遣隊員2「それが、緩やかなカーブを描いて延々と続いています。人の気配は全くありません」

オリヴィエ「ふーむ・・・」

オリヴィエ「馬を降ろせ。それと、あいつら3人を連れてこい」

先遣隊2「はッ!」

タタタタタタタ…

オリヴィエ「・・・」

75: 2014/03/02(日) 14:13:17 ID:0D3ait/s
パカパカ パカパカ

エド「本当にでかいな・・・」パカパカ

オリヴィエ「これだけの穴に気付かず、侵入を許すとは・・・!」ギリ

エド「今まで侵入されたことは?」

オリヴィエ「ない。私が着任してからはな。・・・ただ、20年ほど前、真冬に山岳警備兵が襲われる事件があった」

オリヴィエ「謎の女に1ヶ月、食料なんかを奪われたそうだ」

エド・アル(あれか・・・)

パカパカ パカパカ…

オリヴィエ「そろそろか・・・降りろ。ここなら人目を気にする必要はない」バッ

3人「?」

76: 2014/03/02(日) 14:22:20 ID:0D3ait/s
数分後

オリヴィエ「賢者の石・・・ホムンクルス・・・キング・ブラッドレイやお父様と呼ばれる男・・・軍上層部は真っ黒・・・」

オリヴィエ「・・・」

オリヴィエ「ところで貴様。錬金術師として、この穴をどう見る」

エド「・・・あくまで仮説だが、こいつはとてつもなく大きな円を描くように作られている。錬金術において、円は重要なものだ。・・・あとは方程式」

エド「ファルマン准尉、国内の歴史において、流血の惨事が起きた場所に印をつけてくれ」

ファルマン「え・・・ああ・・・」カポッ

キュッ キュッ キュッ キュッ…

シュトロハイム「・・・」

エド「これで各地を繋ぐぞ」キュポ

77: 2014/03/02(日) 15:49:12 ID:0D3ait/s
シャァアーーーッ シャァアーーーッ

エド「・・・」

ゴク

ファルマン「なんてことだ・・・第五研究所の地下にあったという錬成陣と同じじゃあないか!」

シュトロハイム「人の命を使うという賢者の石の陣か・・・!こんなもので石を作れば、何人が犠牲に!」

エド「・・・」

エド「ん・・・1番古いのは1558年か」

シュトロハイム「・・・アメストリス国建国のすぐではないか?」

オリヴィエ「ほう・・・だいぶ勉強したのだな」

ファルマン「これは、軍が宣戦布告なしに戦争をふっかけたリヴィエア事変・・・ッ!?」

78: 2014/03/02(日) 15:58:49 ID:0D3ait/s
シュトロハイム「どうした?」

ファルマン「これは・・・すべての事件に、軍が関与しているッ!」

全員「!?」

ファルマン「クーデター、内乱・・・!リオールも、すべて中央軍が出てきて事を大きくしている!」

エド「建国の時から!?」

オリヴィエ「我が国は・・・初めは小さな国であったが、しだいに隣国を併合しつつ発展し今に至る。この円を作り出すため!?」

シュトロハイム「すると・・・これを目論んだ連中は、国を使って何かをしていたのではなく、何かをするために国を作ったというのか!?」

エド「・・・!」

アイザック『貴様は知っているのか!?この国が何をしようとしているのかを!!』

エンヴィー『今の繁栄が、自分たちの力だけで作り上げられたと思ってるのかい?』

79: 2014/03/02(日) 16:02:54 ID:0D3ait/s
アイザック『知れば!私がしようとしていることがわかるはずだッ!!』

エド「・・・!!」

ゴクリ

オリヴィエ「気に入らんぞ!これを見る限り、次に血を見るのはここブリッグズではないか!!」

オリヴィエ「私の城で何をしようとしている・・・ッ!!」ギリィイ

部下4「閣下!」

オリヴィエ「!」

部下4「すぐにお戻りになってください!レイブン中将がお見えになっています!!」

オリヴィエ(考える間も与えてくれんか!)

シュトロハイム(・・・)

80: 2014/03/02(日) 16:08:13 ID:0D3ait/s
シュトロハイム(なんという壮大な計画・・・!!)ゴクリ

シュトロハイム(偉大なる総統閣下でも、ここまでの計画を立てられるか!?否ッ!この計画の考案者は、人類を超越しているッ!)

シュトロハイム(!)

シュトロハイム(・・・まさか)

シュトロハイム(この壮大な計画・・・何年ものスパンをかけて行われている)

シュトロハイム(そして、俺が知っている連中の中で、このような大規模な計画を立てそうなのは・・・)

シュトロハイム(カーズ・・・!!!)ゴクッ

シュトロハイム(ここの世界にもカーズか、それに似た奴がいるのか!この世界にも柱の男がッ!?)

シュトロハイム(もしかすると、俺同様、カーズがこっちの世界に侵入して・・・!?)

シュトロハイム(ただの思い違いであればいいが・・・)

81: 2014/03/02(日) 16:14:08 ID:0D3ait/s
セントラル地下

グリード「カ・・・カハァッ」ドサ

カーズ「炭素硬化・・・少し驚かされたが取るに足らん」シャギン

エンヴィー「な・・・なんだコイツは・・・」ゴボッ

エンヴィー(オレ、グラトニー、グリード・・・3人もホムンクルスが破られるとはッ!)

エンヴィー(し・・・しかも、氏に至らないよう手加減してあった・・・!本来ならオレ達はとっくに殺され・・・!!)

お父様「ふむ・・・強いな」

カーズ「」ギロ

お父様「しかし、どうやら君にも敵がいるようだ」

お父様「協力しないかね?我々にとっても君のような強者を取り入れるのはよいことだ。また、君にとっても敵と戦うのには仲間が多い方が都合がいいだろう?」

82: 2014/03/02(日) 16:18:04 ID:0D3ait/s
カーズ「・・・」

カーズ(ここはおそらく異世界・・・ワムウは来ていないだろう。しかし、あのドイツ軍人やJOJOは・・・)

カーズ(エシディシが倒されているのだ・・・)

カーズ「・・・いいだろう」

お父様「そうか」ニ

カーズ「ただし、貴様とは対等な関係だ。手下になったつもりはないからな」

お父様「かまわんよ」

お父様(強いとはいえ・・・せいぜいエンヴィー達を倒せる程度だ)

お父様(ラースと互角・・・プライドや私よりは弱いだろう)

お父様(君は私の掌の上にあるのだよ)

84: 2014/03/02(日) 16:36:59 ID:0D3ait/s
>>83
石の部分だけ高カ口リーと予想

85: 2014/03/02(日) 16:43:07 ID:0D3ait/s
数時間後、牢屋にて

ガシャァァン

シュトロハイム「・・・」

レイブン「セントラルのレイブンだ。大総統閣下から話は聞いているよ、2人とも」

エド「・・・あの地下道もあんたらの計画でしょ?それがバレたら・・・」

レイブン「心配はいらん。ところで、彼は?」

エド「俺達の仲間だよ」

レイブン「・・・そうか。で、アームストロング少将はホムンクルスをトンネルに戻して穴を塞ぐそうだよ」

3人「!?」

レイブン「少将もこちら側の人間になった」ニヤァ…

86: 2014/03/02(日) 16:46:43 ID:0D3ait/s
最下層・・・

ウィイイイイ…

スロウス「」ムク…

レイブン「おはようスロウス。君にはまだ仕事がある。プライドに言われているのだろう?」ニコニコ

スロウス「あ・・・プライド?」

ズンッ

スロウス「面倒・・・だけど・・・しょうがない・・・」ズン ズン

バッ

ドズゥウウウン

スロウス「」ドガッ バガッ バゴォッ

87: 2014/03/02(日) 16:53:09 ID:0D3ait/s
キンブリー「ふうん、あれが・・・」

キンブリー「それにしても、さすがの北方司令部も権力には屈しますか・・・」

マイルズ「・・・」

ドガァアン ズガァアン バゴォオン

レイブン「・・・」クルリ

レイブン「心配はいらん。あれは中央軍のために仕事をしている合成獣だ。この国をさらに強大にするために働いている」

レイブン「とはいえ。まだ極秘の作戦だ。さぁ、早くこの穴を塞いでくれ!ブリッグズの諸君よ!!」

レイブン「君たちは、秘密を分け合った同士だ!!!」

オリヴィエ「・・・」

レイブン(フフフ)

88: 2014/03/02(日) 17:03:03 ID:0D3ait/s
数日後

ボゴボゴ ゴボゴボ

サァーーーッ サーーーッ スーーーッ

オリヴィエ「・・・」

レイブン「これでよい。我々選ばれた者が神に近い体を授かる。この世界を総べるのだ」

レイブン「選ばれた者のために、弱者は犠牲になる。弱肉強食だ。先遣隊は仕方がなかったな」

レイブン「弱き者は国の礎となり、強き者がその上に君臨するのだ」

オリヴィエ「もしや・・・イシュヴァールも計画の?」

レイブン「そうだ。計画の一種だ。そもそも、弱き民は滅びるべきだったのだよ」

89: 2014/03/02(日) 17:11:57 ID:0D3ait/s
オリヴィエ「この計画はいつから?」

レイブン「この国が作られた時からと聞いている。それを今、私の代で完成させるのだ」

レイブン「ご協力感謝するよ、アームストロング少将・・・軍に掛け合って君の椅子を・・・」ポン

オリヴィエ「結構」

レイブン「何?」

グザァッ!

レイブン「ぎゃぁぁああぁあぁあぁぁあぁああぁあぁあぁああぁぁあぁぁああぁぁあぁあぁぁあ!!!!!」ブシュゥゥウウウウウ

オリヴィエ「老いとは残念なものですね・・・あなたもかつては本気で国を想う気高い軍人であったでしょう・・・」ギャアアアアアアアア

レイブン「え・・・選ばれた人間に、なれるというのに、せっかくの椅子を・・・!!」

オリヴィエ「新たな椅子など不要。貴様の腐りきった尻をどけ、私の席をとっとと空けろッ!!!」ジャギン

90: 2014/03/02(日) 17:17:55 ID:0D3ait/s
レイブン「ぐッ!」チャキッ

オリヴィエ「老害がァァァァァアアアアアーーーーーッ!!!!!」ブンッ

ズバァァアッ!

レイブン「るあぁぁぁああぁあぁあぁぁあぁああぁあぁあぁああぁぁあぁぁああぁぁあぁあぁぁあ!!!」ドボォオオオオン

レイブン「ふ・・・不老不氏、が、目の前に、ある、のに・・・」ズブズブ

オリヴィエ「この地で文字通り国家の礎となられよ。レイブン中将」スッスッ シャキン

レイブン「わ・・・私・・・不老不氏・・・」ゴボォ ヌポン…

オリヴィエ「バッカニア、マイルズに伝えてやれ。皆はそのまま続けろ!コンクリ、綺麗にならしておけよ」ポイ

バッカニア「はッ」

部下達「はッ!!」

91: 2014/03/02(日) 17:26:45 ID:0D3ait/s
エド「ハァァア!?レイブン中将を頃したァ!?」

部下3「そーゆーこった。じゃーな」スタスタ

エド「オイ!いつになったら出られんだよォ!?」

部下3「少将に聞いてくれー」バタン

エド「くッそォォオ~ッ!」

シュトロハイム「・・・ム?誰か来るぞ」

エド「?・・・戻ってきたのか?」

キンブリー「やあ鋼の錬金術師。あれ、なんですかその『嫌な奴が来た』という顔は」

エド「よくわかってんじゃねえか」

キンブリー「お客さんをお連れしましたよ」ス

92: 2014/03/02(日) 17:31:08 ID:0D3ait/s
ウィンリィ「エド!アル!」

エド・アル「!?」

エド・アル「アホォォォォォオオオオオ!!!なんで来たんだよォォォオオオオオオ!!!」

ウィンリィ「何でって・・・北国用機械鎧を作りに来たんじゃない!ていうか、なんで牢に入ってんのよ!?」

シュトロハイム「こいつが話していた専属技師か?」

エド「ああ」ギリギリギリ

キンブリー「まあまあ2人とも・・・大総統閣下が心配しておられましたよ?」

エド・アル「・・・!」

シュトロハイム「・・・」

ウィンリィ「えーと・・・で、この人は誰?」

93: 2014/03/02(日) 17:36:05 ID:0D3ait/s
マイルズ「・・・」

マイルズ『レイブン中将の姿が見えないそうだ。弱ったな・・・ここは素人が歩いて安全なところでは・・・』

キンブリー『そうですか。それはいい』

マイルズ『・・・何?』

キンブリー『レイブン中将に何かあった時には、私の独断で行動してよい。そう大総統閣下に命令されましたので』

マイルズ『・・・!』

キンブリー『わかりますか?今の私の行動は、イコール大総統閣下の行動でもあるのですよ?』

マイルズ『・・・』

キンブリー『では、牢まで案内をお願いします』

キンブリー『鋼の錬金術師の牢まで』

94: 2014/03/02(日) 17:40:27 ID:0D3ait/s
マイルズ「・・・」

ザッ ザッ ザッ ザッ

マイルズ「」チッ

ザッ ザッ ザッ ザッ

???「」ザッ ザッ ザッ

作業員1「1、2、3・・・4人」

作業員1「なんなんですあいつら?」

マイルズ「中央軍から派遣されたキンブリーの部下だ。大総統閣下の命令だ」

作業員1「・・・」

マイルズ(このブリッグズで何をする気だ・・・キンブリー)

95: 2014/03/02(日) 17:46:48 ID:0D3ait/s
エド「おお~・・・軽ッ!こんなんで強度大丈夫か?」ガチャガチャ

ウィンリィ「うん、前よりも全体の強度は落ちるけど、要所要所は強化してあるよ」

シュトロハイム「なるほど・・・俺も義手を軽くしてみるかな」

ウィンリィ「あ、シュトロハイムさ・・・おおお!」

シュトロハイム「?」

ウィンリィ「見たこともない機械鎧!あッ!指先がすごい強化されてる!!」

シュトロハイム「フン・・・発射装置も備えられているし、威力は重機関砲より下だが、銃も発射できる」

ウィンリィ「すごい!戦闘に特化した機械鎧ね!!エドもこういうのに・・」

エド「断る!」

ウィンリィ「ええ~・・・」

96: 2014/03/02(日) 17:57:10 ID:0D3ait/s
バッカニア「おい、シュトロハイム」

シュトロハイム「!」

ウィンリィ「うわぁ~ッ!こっちもすごい!戦闘用機械鎧、M1910!?」

バッカニア「あ、ああ・・・ダイヤ素材で改良した、M1910改、マッドベアーG!!」

バッカニア「で・・・だ、シュトロハイム。貴様に頼みがある」ウワアアアアア!スゴイ!スゴイ!

シュトロハイム「何だ?」

バッカニア「先遣隊の生き残りを探す。実は、先遣隊はまだ帰ってきていないのだ」

シュトロハイム「・・・何?」

バッカニア「行くぞ、着いてこい」

シュトロハイム「ああ」

97: 2014/03/02(日) 18:04:23 ID:0D3ait/s
シュトロハイム「・・・隠し通路!」

オリヴィエ「レイブンの命令であの穴は埋めたからな。気付かれないよう作っておいた」

ヘンシェル「先遣隊の食料は3日分!もう1週間も経過している!」

バッカニア「しかも暗闇の中で1週間・・・彼らの精神力を信じるほかない」

ガチャッ ギィイイイ

バッカニア「アームストロング少将!24時間たっても戻らない場合は、この扉を閉じ、二度と開かないでください」

オリヴィエ「・・・分かった」

バッカニア「行くぞ、シュトロハイム」

シュトロハイム「ああ」

バダァァアアン

98: 2014/03/02(日) 18:07:56 ID:0D3ait/s
ガララッ

全員「」バババッ

ジャカジャカジャカ

シィーーーーーン…

バッカニア「・・・行くぞ!」ガシャッ

ザッ ザッ ザッ ザッ

ザッ ザッ ザッ…

ズズズズ…

プライド「」ズズ…

プライド「」ズオオオ…

99: 2014/03/02(日) 18:11:48 ID:0D3ait/s
部下5「ひでえ・・・綺麗に斬られてる」

部下6「金属までサックリやられている・・・!」

シュトロハイム(・・・まさか、カーズの刀か?)

シュトロハイム「」ジーーー…

シュトロハイム「前方に何かいるぞ・・・人間だ。先遣隊の生き残りのようだ」

バッカニア「本当か!」

チャッ…

先遣隊員3「うう・・・」

先遣隊員4「あああ・・・」

バッカニア「大丈夫だ、オレだ!」

100: 2014/03/02(日) 18:15:13 ID:0D3ait/s
ヘンシェル「よく生きててくれた・・・他は!?」

先遣隊員3「あとは・・・全員、バ、バラバラにィイイッ!!」

先遣隊員4「駄目だ・・・明りはまずい・・・!!奴が・・・『影』が来るッ!」

バッカニア「影?」

プライド「・・・」

ズズッ

ギュォォォォオオオオオオ

ピタッ…

サァァァァアアアアアア…

シュトロハイム「!?」

101: 2014/03/02(日) 18:21:15 ID:0D3ait/s
バッカニア「・・・?どうした、シュトロハイム?」

シュトロハイム「え?」クル

シュトロハイム「あ・・・ああ・・・」

シュトロハイム(何だ・・・!?柱の男のような脅威が迫っていたような・・・!)

シュトロハイム(俺の倒した大男・・・バッカニア曰くスロウスというらしいが・・・それの仲間か?)

シュトロハイム(しかも、結構な距離まで迫っていた・・・!カーズの暗殺のように、気付かれずにすぐ近くまで!!)

シュトロハイム(先遣隊も、今の奴に一瞬にして殺られたのか・・・)

シュトロハイム(しかし・・・何故奴は攻撃しなかった?10m、いや5mも距離はなかった!誰も気づいていなかったのだ、楽に殺せたはず!!)

シュトロハイム(な・・・なかなか強いのが揃っているようだな、ホムンクルスとは・・・)

シュトロハイム(これの仲間をほぼ単独で倒すとは、ロイ・マスタングとかいう男はどれだけの者なのだ・・・)

105: 2014/03/04(火) 13:10:40 ID:i8Kkd61U
カツ カツ カツ カツ

シュトロハイム「」カツ カツ

バッカニア「今回はごくろうだった。それじゃあここで」カツ カツ

シュトロハイム「・・・ああ」カツ カツ

シュトロハイム「!」

エド「あ、シュトロハイム」

シュトロハイム「・・・外出するのか?どうして?」

エド「スカーの捜索だ」

シュトロハイム「・・・その女の両親を殺害したという男か」

ウィンリィ「・・・」

106: 2014/03/04(火) 13:30:00 ID:i8Kkd61U
キンブリー「あなたはルドル・フォン・シュトロハイムさん・・・ですね?できればあなたにもやっていただきたいのですが」

エド「ちょッ、待てよ!!」

エド「シュトロハイムは関係ねえ!事故でここに来ただけだ!!巻き込むんじゃあない!!」

シュトロハイム「俺は構わん」

エド「ハァ!?」

シュトロハイム「ここに来てやることがないしな。エドと一緒にいれば情報も手に入るし、暇も潰せるしで一石二鳥だ」

エド「おい・・・」

シュトロハイム「いいか。ここにずっと居るか、貴様と行動するか。どっちの方が元の世界に戻れると思う」

エド「・・・」

キンブリー「決まりですね」

107: 2014/03/04(火) 13:51:02 ID:i8Kkd61U
10分後・・・

シュトロハイム「・・・」

アル「・・・」

ウィンリィ「・・・」

エド「せめぇ・・・」ギチギチギチギチ

シュトロハイム「まさか貴様まで乗ってくるとは思わなかったぞ・・・えーと・・・」

ウィンリィ「ウィンリィ・ロックベルです。動作不良なんかがあったら困るので」

シュトロハイム「まあそれもそうだが・・・何があるかわからんぞ?既にエドは氏にかけてるし」

ウィリンィ「・・・はい」コク

エド「」チーン

108: 2014/03/04(火) 14:05:49 ID:i8Kkd61U
ゴーストタウン

マイルズ「各部隊、手分けして探せ」

バババババ…

ザッ

エド「・・・」

ハインケル「エドワード御一行には我々が同行します」

エド「へいへい」

アル「僕たちの見はりかな」ヒソヒソ

エド「・・・だろうな」ヒソヒソ

シュトロハイム「どうやってこいつらから逃れるか・・・」ヒソヒソ

109: 2014/03/04(火) 14:09:31 ID:i8Kkd61U
シュトロハイム「ヌッ!今人影が見えたぞッ!」バッ

兵隊6「何だと!?」

アル「こっちこっち!!」バッ

兵隊6「お、おい待てッ!」バッ

ハインケル「チイッ」バッ

ダダダダダ…

ハインケル「曲がったぞ!!」バッ

ハインケル「!?」

兵隊6「か・・・壁!?」

ハインケル「どこに行った!?」

110: 2014/03/04(火) 14:14:01 ID:i8Kkd61U
エド「・・・」ソッチノヘヤニハイッタンジャアナイカ! クソオ,チョロチョロトォ!

シュトロハイム「錬金術で壁を作る・・・なかなか便利な技だなァ」

エド「行くぞ!」バッ

ババッ

ヒュゥゥゥゥウウウウウウ…

エド「・・・広い」

アル「こりゃ、向こうから出てくるのを待つしか・・・」

シュトロハイム「レーダーを使ってみるか」

エド「頼むシュトロハイム」

シュトロハイム「フゥーム・・・」ウィイイ

111: 2014/03/04(火) 14:18:26 ID:i8Kkd61U
シュトロハイム「!」

シュトロハイム「直線距離にして20mの位置から、接近反応ッ!!」ズアアッ

エド「!?」

シュトロハイム「数は2、内1つの反応は小動物だ。もう1つは人間の子ど・・・」

アルフォンスサマァァァァァアアアアーーーーーッ

3人「!?」ビックゥ!

アル「こ・・・この声はッ!」

メイ「アルフォンス様ァーーーーッ!!」バッ

アル「うわああああ」ガッシャァーン

112: 2014/03/04(火) 14:24:45 ID:i8Kkd61U
エド「マジで来やがった・・・」

シュトロハイム「エド・・・なんなんだァ!?あのガキはァ!?」

エド「あー・・・前話した練丹術の・・・」

シュトロハイム「ああ、ハイハイハイハイハイ」

シュトロハイム「ということは、近くにお前の探す男が・・・」

アイタカッタゼーーーッ! キャアアーーーー!キョウダイデワタシヲ!?

シュトロハイム「・・・」

アル「あ、忘れてた!」ガシャ

メイ「?」

ガチャガチャ

113: 2014/03/04(火) 14:31:04 ID:i8Kkd61U
メイ「!?」

ウィンリィ「いったぁ~・・・頭打った・・・」ガタン

メイ「アルフォンス様なんですかその女ッ!わたしというものがありながら!!」

アル「あ、いや、ただの面馴染みっていうか・・・」

アル(ってなんで二股かけてる男みたいな言い訳を!)

シュトロハイム「!」

シュトロハイム(ン・・・もう1人近づいて・・・)

マルコー「メイちゃん、一人でそんな・・・エルリック兄弟ッ!?」

エド・アル「・・・誰?」

マルコー「私だよ、マルコーだ!!」

114: 2014/03/04(火) 14:41:43 ID:i8Kkd61U
エド・アル「・・・」ポケーッ

エド・アル「マルコーさん!?」

エド「な、なんでそんな顔に・・・」

マルコー「君たちこそどうして・・・というより君は誰かね?」

シュトロハイム「・・・俺か?」

エド「あ、ああ・・・実はカクカクシカジカで」

マルコー「なるほど」

ヨキ「ヒャッハーヨキ様参上」

3人「誰だ」

115: 2014/03/04(火) 14:46:00 ID:i8Kkd61U
スカー「・・・」

スカー(ここも駄目か・・・ろくなものがないな)

カッ

スカー「!?」サッ

ジェルソ「スカーだな」ザッ

ザンパノ「キンブリー様がお待ちだ。我々についてきてもらおうか」

スカー「・・・ずいぶんとハナが利くな。だが2人で俺をどうにかできると思っているのか?」

ザンパノ「まあ、並みの人間では無理だろうなァ」チャッ

2人「」バギィッ! メギメギ

スカー「!」

116: 2014/03/04(火) 14:50:02 ID:i8Kkd61U
ジェルソ「」ボグン

ザンパノ「」ジャギン

スカー「合成獣か・・・面白いッ!」ゴギン

ザンパノ「ククク」

ジェルソ「ククククククク」

ジェルソ「」バッ

スカー「」バヂバヂバヂッ!

ブンッ

バギイイッ!

ドゴォォォオオオッ!!!

117: 2014/03/04(火) 14:51:59 ID:i8Kkd61U
シャアッ

ジェルソ「」ビョンッ

スカー「チッ」スカッ

スカー(跳んでかわすとは・・・デブのくせに素早いッ!!)

ザンパノ「らァッ!!」ジャギン

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

スカー「!」

スカー「くッ」バッ

ズガガガガッ!

ジェルソ「」グンッ バッ

118: 2014/03/04(火) 14:57:18 ID:i8Kkd61U
ジェルソ「オラァ!!」デュババババババババ

スカー「くッ」ドビャッ ドゥブッ ベジャア

ジェルソ「てめえ・・・肉体に触れなきゃ破壊できないんだろう?」スタッ

ザンパノ「この距離からネチネチと攻撃させてもらう」

スカー「くッ」

2人「」バババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

スカー「ぬッ」ズバッ

スカー「ぐうう・・・!」ブシュウウウウウウ

スカー「チッ」グワッ

バン!

119: 2014/03/04(火) 15:01:03 ID:i8Kkd61U
ドビャアッ!

スカー「なッ!」

ジェルソ「状況が悪くなると足元を崩そうとする・・・データにあるからな。防がせてもらったよ」

ジェルソ「ズタズタにしてキンブリー様に渡してやるよッ!」

2人「ウシャシャシャシャシャシャァーーーーーーッ!!!」

スカー「・・・」ギリ…!

カッ

3人「!?」

ザンパノ「誰だッ!?」クルッ

エド「・・・こりゃーちょうどいい時に来ちまったな」ポリポリ

120: 2014/03/04(火) 15:05:04 ID:i8Kkd61U
ザンパノ「貴様・・・!エドワード・エルリックか!!」

シュトロハイム「この声・・・セントラルから派遣されたキンブリーの部下か」

エド「何?」

アル「なるほどね・・・」

ザンパノ「そこでおとなしく見ているがいい。スカーは今、我々が取り押さ・・・」

ドアッギャァアアッ!

ザンパノ「」ドサッ

ジェルソ「な・・・何をするシュトロハイム!我々は味方・・・」

エド・アル「そんな人間離れした味方なんか知るかァアアーーーッ!!」ドゴオオッ

ジェルソ「ぐおわっはああああ!?」ドザァ

121: 2014/03/04(火) 15:11:05 ID:i8Kkd61U
シュトロハイム「おお~なんとも恐ろしいッ!味方のフリをして我々を食おうとしているのだッ!」

アル「さっきのデブも口でかいよォ~!僕丸呑みにされちゃうよ~!!」

3人「ギャハハハハハハハハ」

ジェルソ「この野郎~・・・」ムクッ

ジェルソ「おとなしくしていろッ!」ドビャビャビャビャ

シュトロハイム「フン・・・」バッ

ヒョイヒョイヒョイヒョイ

ジェルソ「何ッ」

ジェルソ「く・・・」ドガッ バギッ ガッ ゴスッ

ジェルソ(こいつ・・・スカーより速くねーかァ!?)ドッ ゴッ

122: 2014/03/04(火) 15:15:10 ID:i8Kkd61U
シュトロハイム「しばらく寝ていてもらおうッ!」ギュンッ

ドッゴオォオ!

ジェルソ「ぐぁッ」ギュオッ

ダンッ!!

ジェルソ「ぅ・・・」ガラガラ

エド「はー・・・すっげえ、パンチで向こうの壁に叩きつけやがった」

ザンパノ「邪魔をするなァッ!」ドドドドドドドド

シュトロハイム「ン!」

バシバシバシバシバシッ

シュトロハイム「まー、よくある弾丸キャッチだな。これは少し違うが・・・」バラッ

123: 2014/03/04(火) 15:20:15 ID:i8Kkd61U
ザンパノ「・・・!」

シュトロハイム「対象が弾丸よりも大きいから簡単にキャッチできるゥ!俺を倒すつもりならもっと小さくすることだなァ!」

ザンパノ「貴様・・・味方だろうが!」

シュトロハイム「貴様は外見から判断するに敵だッッ!自分を客観的に判断できないのかバカ者がァ!」

ザンパノ「なんだとォ・・・よし!ならば今から変身を解くから待っておれィ!!」メキメキ

エド「今だァーーーッ!!」ドッゴオ

ザンパノ「あばッふッ」ドサッ

エド「敵前で武器をしまうとは愚かな・・・」ドヤァ

スカー「・・・」

バチバチバチ

124: 2014/03/04(火) 15:26:05 ID:i8Kkd61U
シュトロハイム「!」

エド「・・・復活しちまったか・・・とっとと捕まって、罪を裁かれろよ!」

スカー「邪魔する者は排除する!ただそれだよ!!」

エド「そうかいッ!」バッ

シュトロハイム「エド!何も考えずに突っ込むなッ!!」

スカー「鋼の右腕、もらった!!」バッ

ガァッシィ!

エド「・・・残念!もう鋼じゃねえんだよ!」ブンッ

バギッ!

スカー「ぐあッ・・・」ヨロ

125: 2014/03/04(火) 15:32:38 ID:i8Kkd61U
アル「」パンッ

バチバチ ズズズ

スカー「!」ドガッ!

エド「捕まえたァッ!!」バチバチ

スカー「く・・・」ギュルギュル バンッ

シュトロハイム「ほう・・・床から壁を作り、そこに縛り付けたか・・・」

マイルズ「」バッ

エド「!」

マイルズ「鋼の錬金術師か・・・離れていろ。合成獣とスカーの始末は私がする」

エド「・・・ああ」

126: 2014/03/04(火) 15:38:26 ID:i8Kkd61U
タタタタタ

シュトロハイム「!」

ウィンリィ「エドッ!」バッ

エド「!?バカ、なんで来た!!」

ウィンリィ「・・・」スタスタ

マイルズ「危ない、離れていなさい!」

ウィリンィ「少し・・・話をさせてください」

マイルズ「・・・何?」

スカー「・・・」

シュトロハイム「・・・」

127: 2014/03/04(火) 16:08:26 ID:i8Kkd61U
ドッゴォォオオオオオオン

キンブリー「!」

エド「てめぇキンブリー!!」ザッ

キンブリー「おや、鋼の錬金術師」

エド「どうしてウィンリィを見張っておかなかった!!おかげでスカーに・・・!!」

キンブリー「何?」

スカー「・・・」

サッ

キンブリー「!!!」

キンブリー「待ちなさ・・・」ガシッ

128: 2014/03/04(火) 16:12:09 ID:i8Kkd61U
兵隊7「建物に近づくのは危険です!」ググ

キンブリー「・・・!!!」ギリ

フブキガクルゾ!テッタイ!

バババババババ

エド「・・・」

マイルズ「迫真の演技だったな」

シュトロハイム「まさか、スカーを使ってウィンリィを逃がすとはな」

シュトロハイム「あれ以外のやり方をしていれば、貴様等に疑惑が・・・」

シュトロハイム「・・・エド?」

エド「・・・」ギリィィイ

129: 2014/03/04(火) 16:27:25 ID:i8Kkd61U
数時間後

エド「砦が安全じゃあなくなった!?」

マイルズ「ああ。中央軍がやってきて、少将はセントラルへ送られた。代わりに大総統の息のかかった指揮官がつくらしい」

シュトロハイム「なんだと!ウィンリィ達はブリッグズの砦でかくまう予定だったのに!!」

エド「ウィンリィ達に伝えないとな・・・だがこの吹雪の中だ。下手をしたら氏ぬ・・・!」

アル「ここにいるよ。氏なない人間」ガシャ

マイルズ「・・・」

エド「・・・」

シュトロハイム「・・・」

3人「ああ!」ポン

130: 2014/03/04(火) 16:47:17 ID:i8Kkd61U
一方、セントラル

シャッ シャッ シャシャッ

大佐「」シャッ シャッ シャッ

大佐「・・・」シャッ シャッ

大佐「!!」ピタッ

大佐(ユニ・・・そして最後はスターリング!)

SELIMBLADLEY IS HOMUNCULUS

大佐(セリム・ブラッドレイはホムンクルス!)

大佐「」パチン ボッ

大佐(いったいこの国で・・・何が起きようとしているのだ)シュウウウウウ…

131: 2014/03/04(火) 17:22:29 ID:i8Kkd61U
マイルズ「・・・」

マイルズ「そうだ、シュトロハイム」

シュトロハイム「?」

マイルズ「これを返そう」ジャラ…

シュトロハイム「!」

シュトロハイム「エイジャの赤石・・・」

エド「これが!?」

マイルズ「弾薬も返せるなら返したいところだ」フウ

シュトロハイム「・・・感謝する」シャラン

シュトロハイム(この赤石・・・二度と手放さん!絶対にカーズには渡さぬ・・・!)ググ

132: 2014/03/04(火) 17:28:09 ID:i8Kkd61U
マイルズ「吹雪も止んだ。準備しろ」

マイルズ「・・・キンブリーと、セントラルから来た部下3名。隙を見て仕留めろ」

マイルズ「作戦はここにいる人間だけで行う。北方司令部には極秘だ」

エド「おい・・・仕留めるって、頃すってことか!?頃すのは賛成できない、術を防いで情報を吐かせた方が!」

マイルズ「あれが素直に吐くか?生かしておくと危険だ」

エド「じゃあ部下は!?あいつらも合成獣にされて従わされてるだけかもしれない!」

シュトロハイム「そうかもしれんが・・・それは『かもしれない』というだけだ。エド」

エド「シュトロハイムまで・・・怪しいだけで頃すのかよ!?」

マイルズ「・・・ブリッグズの掟を忘れるな」

エド「・・・」ギリリ

133: 2014/03/04(火) 17:35:10 ID:i8Kkd61U
一方スカー達

バァアアアン

スカー「無事に山を抜けたな・・・いい天気だ、進むぞ」

ヨキ「大分雪深そうだな・・・」ガンッ

ヨキ「い゛っ゛て゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ーーーーーーーーーッ!!!!!オレの足がァァアアア!!!」

ジェルソ「ああ?金属?」ガシ

ズボォォオオオッ!

アル「た・・・助かったァ」

ウィンリィ「アル!?」

メイ「アルフォンス様!?」

134: 2014/03/04(火) 17:43:18 ID:i8Kkd61U
アル「ありがとう、ジェルソさん・・・」

ジェルソ「ああ・・・しかしなんでまた雪の中に」

アル「緊急連絡あって。ブリッグズの砦が中央軍が入り、アームストロング少将はセントラルに・・・」

スカー「何?」

アル「今砦に行くのは危険なんだ!」

スカー「・・・」

スカー「ここからそう遠くない場所にアスベックという村がある。そこはイシュヴァール人が集まっているらしい」

全員「・・・」

ジェルソ「じゃあ行くか・・・そこしかないようだしな」

ザック ザック ザック

135: 2014/03/04(火) 17:48:47 ID:i8Kkd61U
一方、シュトロハイム達

エド「なあ・・・スカーの逃げた通路を探すんなら、ブリッグズ兵に任せた方がいいんじゃあねえの?相当入り組んでるって聞いたぞ」ザッ

キンブリー「・・・」

キンブリー「・・・鋼の錬金術師、そしてシュトロハイム・・・あなたたちが足止めに来るということは、狙撃の用意でもしているんでしょうね・・・」ス

シュトロハイム「!」

ボム!

ブオオオッ

シュトロハイム「雪を爆破して目くらましかッ!」

エド「シュトロハイム!レーダーをッ!」

シュトロハイム「現に展開しておるわァアアッ!!」

136: 2014/03/04(火) 17:51:37 ID:i8Kkd61U
ピコーン ピコーン

シュトロハイム「!」

シュトロハイム「接近反応が2つ!合成獣が2体ッ!」

エド「何!?」

ハインケル「」ザザザザザザザザ

エド「!」

ダリウス「」ザザザザザザザ

エド「くッ」

バッ

シュトロハイム「!」

137: 2014/03/04(火) 17:54:05 ID:i8Kkd61U
ハインケル「」ドグアアアッ!

シュトロハイム(首をつかまれたッ!)ギギギ

ハインケル「ルドル・フォン・シュトロハイム・・・おとなしくしていろッ!」

シュトロハイム「フン・・・甘いなァ!」

ハインケル「何ィ?」

シュトロハイム「サンタナのパワーを基準にィィィイイイ!このシュトロハイムの腕は作られておるのだァッ!!」

ガッシィイ

バギイッ!!

ハインケル「GYAッ!?」

138: 2014/03/04(火) 17:58:22 ID:i8Kkd61U
シュトロハイム「安心しろ、脱臼させただけだッ!」

ダリウス「るぉぉぉおおおお!!」ブンッ

シュトロハイム「」バッ スカァ

シュトロハイム「エド!下に飛び降りやがれィィィイイイ!!!」

エド「え!?・・・わ、わかった!!」バッ

シュトロハイム「」バッ

スタッ ズザザザザ

シュトロハイム「さすがにここまで雪煙は来ていないな・・・」

シュトロハイム「エド!そこにダイナマイトがあるだろう!!ダイナマイトの材料は分かるな!?」

エド「え・・・ニトログリセリン、硝酸アンモニウム・・・・・・ハッ、アンモニア!!そういうことか、シュトロハイム!」

139: 2014/03/04(火) 18:00:34 ID:i8Kkd61U
ダリウス「」ドン

ハインケル「」ダム

シュトロハイム「来たか・・・」ニィイ

エド「」ニヤァァ パンッ

バチバチバチ

ドォオン!

2人「!?」

2人「く、くッせぇぇぇぇぇぇえええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

ブァゴォォオオオオオオ

キンブリー「!」

140: 2014/03/04(火) 19:46:53 ID:i8Kkd61U
シュウウウウウウウウウ…

エド「お前の部下、使い物にならなくなったぜ」パラ…

2人「」ピク ピク

キンブリー(アンモニアの臭い・・・ダイナマイトを分解しましたかね)

キンブリー「人質がいなくなった途端にこれですか」

エド「どーゆー意味だ?理解不能、理解不能」ザッ

キンブリー「・・・」

スッ

エド「!」

141: 2014/03/04(火) 20:03:45 ID:i8Kkd61U
キンブリー「」スゥウ…

エド「くッ・・・」

サッ

エド「!」

エド「シュ、シュトロハイム・・・?」

シュトロハイム「俺がやろう・・・何、頃しはせぬ」ガシャッ

キンブリー「ほう」

スッ

ヒュッ

バギアッ!

142: 2014/03/04(火) 20:09:53 ID:i8Kkd61U
キンブリー「がッは」ギュルルルルルルルル

ガンッ

ゴロゴロゴロゴロゴロ…

ドガァアアッ!

キンブリー「なッ・・・」パラパラ

シュトロハイム「バカ者がァァァアアアア!!ドイツの科学は世界一ィィィイイイイイ!!!」

シュトロハイム「このシュトロハイムのボディは・・・吸血鬼はおろか、柱の男サンタナすら超越しておるのだァァアアア!」

シュトロハイム「ゾルフ・J・キンブリー!貴様・・・それでも軍人かッ!人類を滅ぼす連中に味方をするとはッ!このシュトロハイムは違うッ!!」

シュトロハイム「俺はこれでも誇り高きドイツ軍人ッ!吸血鬼を量産したのは生物兵器にするため!柱の男サンタナを覚醒させたのは実験のためッ!断じて!人類に天敵をつくる目的ではないッッ!」

シュトロハイム「貴様は全人類を・・・なにより、このシュトロハイムを敵に回したのだァァァアアアアアア!!貴様の腐った軍人根性!ここで叩きなおしてやるゥゥウウウウウウ!!!」シビッ

143: 2014/03/04(火) 20:36:06 ID:i8Kkd61U
キンブリー「うう・・・」ググググ フラフラ

シュトロハイム「」ヒュ

ピシャァアーーーッ

キンブリー「!?」シャアッ

キンブリー「く・・・首にッ!首に帯ッ!帯がッ!」グルグルグル

シパァアーーッ

シュトロハイム「ナチス親衛隊コマンドードノヴァンの特注ナイフ!それを拝借していたのよ・・・スイス、サンモリッツでカーズやと対決することを考えてな・・・」

シュトロハイム「このナイフは鋼鉄で製造されている・・・が!しかし!まるでロープのようになめらかに動くのだァァアアッ!!」

シュトロハイム「さあ!このまま切り裂かれ、血を抜かれて失神するかァ!それとも!このまま首を絞められ、酸欠で失神するかァ!」

シュトロハイム「好きな方を選ぶがよい・・・」

144: 2014/03/04(火) 20:43:31 ID:i8Kkd61U
グググググ

キンブリー「うッ・・・」ギギギギ

ピッ

タラァ…

キンブリー(無駄な抵抗は駄目か・・・かえって切れてしまう!)

キンブリー「」チャキッ

シュトロハイム「!」

シュトロハイム(エイジャの赤石・・・いや、賢者の石かッ!!)

シュトロハイム(エドが言っていた・・・これを使えば、錬金術の能力は格段にアップすると!!)

シュトロハイム「そうはさせんッ!」バッ

145: 2014/03/04(火) 20:53:33 ID:i8Kkd61U
シュトロハイム「」ブンッ

ドッゴォ

キンブリー「がぼッ」グワアッ

ヒュッ

ベシイッ

カンカラン

キンブリー「ごッ」ドザァ!

シュトロハイム「ふむ・・・賢者の石を奪い、そして腕を合わせられないようにすれば!勝負は決まる!」

エド「キンブリーの腹にパンチを入れ、賢者の石を奪うことに対する抵抗を無に!さすがだ、闘い慣れている!!」

キンブリー「」ニヤ

146: 2014/03/04(火) 21:01:39 ID:i8Kkd61U
キンブリー「甘いですね・・・その程度で軍人がどうあるべきか、などと説いていたのですか?」

カロッ

シュトロハイム「!!!」

エド「賢者の・・・!!」

キンブリー「しかし、ここまで苦しめられるとは思いませんでしたよ・・・」スッ

シュトロハイム「まずい!奴に錬金術を発動させるんじゃあないッ!!」バッ

パァン

シュトロハイム「し、しまったァァァアアアーーーーーーーッ!!!」

カッ

キュドォォオオオオオオオオン

147: 2014/03/04(火) 21:07:47 ID:i8Kkd61U
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

ガラガラ カンッカラン

エド「う・・・」ゴト

エド「シュ・・・シュトロハイム!!合成獣のおっさん達!!どこに・・・!!」

ハインケル「お・・・俺達のことか」ガラ

エド「!!」

ハインケル「て・・・敵のことまで心配するとは・・・とんだ大甘ちゃんじゃあねえか・・・だが」

ハインケル「最高に甘いのは・・・あの男か・・・」グググ フラフラ

エド「え・・・?」

ダリウス「俺達が助かったのは、直前であの男に・・・壁の後ろに連れて行かれたからだ。そうでなければ氏んでいた・・・あの男のように、串刺しになって!」

148: 2014/03/04(火) 21:11:57 ID:i8Kkd61U
エド「な・・・何を言って・・・」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ダリウス「考えて見ろ・・・そこには折れた鉄柱・・・そのまま吹き飛ばされたなら!絶対に突き刺さっているッ!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ハインケル「そうでなくとも・・・大量の瓦礫の下敷きになっているだろうぜェ!絶望的なんだよ・・・」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「シュ・・・シュトロハイムゥウウーーーーーーッ!!!」

エド「シュトロ・・・」ハッ

エド「」サッ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

150: 2014/03/04(火) 21:15:26 ID:i8Kkd61U
エドがそこで見たものは―

大量の瓦礫

そこに立つ複数の鉄柱

鉄柱の先にあったものは―


機械だった!

そう!シュトロハイムだった!シュトロハイムだったのだ!!

シュトロハイム「」ドォーーーン

エド「・・・」

エド「シュ・・・トロ・・・イム・・・」

エド「シュゥウウウウウトォォォォオオオオオロォォォォオオオオハァァァァァアアアィィィイイイムゥゥゥゥウウウウ!!!!!」バァアアア

151: 2014/03/04(火) 21:48:04 ID:i8Kkd61U
エド「ああ・・・あ・・・あ・・・」ワナワナ

ヘタッ

ダリウス「・・・頭に、胸に、腹に鉄柱が刺さっている・・・いかに機械鎧の部位が多くともこれだけ刺さっていては・・・」

ハインケル「敵をも助ける懐の広さ!はじめて!心からついていこうと思った人間だった!!・・・なのに」

エド「・・・」

エド(どんな体になっていても、胸を貫かれていては・・・あそこは心臓の位置だ)

エド(しかも、脳にまで鉄柱が刺さっている・・・脳は人体で最も重要な部位だ・・・!)グッ

エド「シュ・・・シュトロハイムゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!」

シュトロハイム「やかましいッ!うっおとしいぜッ!!貴様らッ!」クワッ

3人「」

152: 2014/03/04(火) 21:59:42 ID:i8Kkd61U
シュトロハイム「貴様等合成獣ども・・・やかましいぞッ!ゆっくり休もうと思ったところをッ!」

2人「え・・・えええ・・・?」

シュトロハイム「特にエド!3回も人の名を呼びやがって!うるさすぎるぞォォ!!」

エド「おめーに言われたかねーよ・・・でも、生きててよかったぜ!!」ゴシゴシ

シュトロハイム「フン・・・このシュトロハイムが、なぜ!このような体になったのか!話したはずだぞエルリック!!」

シュトロハイム「サンタナが体内に入り、俺は手榴弾を使い爆裂した!肉体は木端微塵に炸裂!そんな状態で、心臓や脳が100%で残っていると思うか?否ッ!!」

シュトロハイム「ナチスの科学技術は世界一ィィイイ!!現場に残された脳の一部!それを構成する細胞が氏なぬ内に!容器の中に入れられ、金属のボディを用意されたのだァ!」

シュトロハイム「ドイツの技術力は・・・200年は時代を先取りしていると言っても過言ではない。俺の脳は20%くらいしか残らなかったが、残りの80%は集積回路という機械で補っている」

シュトロハイム「そのため脳に当たる部分は小さい!その分、頭部に武器を搭載できる!鉄柱が貫いたのはその武器の部分だッ!」

シュトロハイム「心臓も機械の心臓だ・・・消化器官はないから食事の楽しみを味わうことはできないが・・・ま!攻撃を受けて大ダメージとなる部分は減ったわけだ」

154: 2014/03/04(火) 22:05:15 ID:i8Kkd61U
エド「・・・ハハ、物理的な意味でノータリンってことか」

シュトロハイム「体積ではそうかもしれんが、能力では貴様より上だからなァァエド!」

2人「ギャハハハハハハ」

シュトロハイム「で!そこのライオン合成獣!さっき仲間になりたいとか言っていたな・・・いいだろう!仲間にしてやる」

ハインケル「本当か!?」

シュトロハイム「ああ本当だ。ついでにそこのゴリラ!貴様も認めよう。・・・して、貴様等の名前は?」

ハインケル「ハインケルだ」

ダリウス「ダリウス」

シュトロハイム「そうか・・・ハインケル!ダリウス!最初に・・・貴様等の『仲間』を鉄柱から外してくれんか?これ以上深くなると集積回路にダメージがいきそうなのでな。痛くするなよ優しくだ」

2人「あ、ああ!任せろ!」

157: 2014/03/05(水) 12:46:17 ID:OG/kZLos
バチバチバチ

エド「よし」スゥ

シュトロハイム「・・・これで直ったのか?」ガシャッ

エド「ああ。あんまり重要な部位が壊れてなくてよかったな。回線は少し手こずったけど」

シュトロハイム「・・・」ウィイイ

コキッ

ガシャッ グッグッ

ゴキ ウィイイ グギギギ ギャロン

シュトロハイム「ちょいと右足がギクシャクするが・・・まァいいだろう」コキッ

エド「よかったよかった」

158: 2014/03/05(水) 13:05:40 ID:OG/kZLos
キラン

シュトロハイム「ん・・・」

シュトロハイム「賢者の石か」パシ

ダリウス「キンブリーさんの持ってた奴か」

ハインケル「さん付けなんかすんなよ・・・俺達まで爆発に巻き込んだんだ」

ダリウス「そうか・・・あの野郎ともここでおさらばだな」

シュトロハイム「この石も、赤石と一緒に我が軍の研究材料とする。異存はないか」

3人「ない」

シュトロハイム「よし」チャラン

シュトロハイム「そうだ・・・エド、貴様は怪我をしていないのか?」

159: 2014/03/05(水) 13:09:22 ID:OG/kZLos
エド「え・・・まあ多少の打撲はあるかもな。あと脚とかに擦り傷が」

シュトロハイム「他には?」

エド「立ち上がるときに左腕に痛みがあったかな・・・3人が心配で気にも留めなかったけど」

シュトロハイム「・・・見せてみろ」サ

シュトロハイム「・・・手首を捻挫している。このままだと使えなくなるかもしれんぞ」

ダリウス「そりゃあ、医者に見せたほうがいいな」

エド「いや、そんな時間は」

ハインケル「そんなんで無茶したら逆に駄目だ。足手まといになる」

エド「・・・」

シュトロハイム「医者を探すぞ」ザッ

160: 2014/03/05(水) 13:20:07 ID:OG/kZLos
カツ カツ カツ カツ

キンブリー「甘いですね・・・私の腹を殴った時に仕留めればよかったものを」カツ カツ

キンブリー「あの軍人・・・あの甘さなら私の部下まで助けたでしょうね。フフ・・・それなら氏んでいることは確実」

キンブリー「さて」カッ

キンブリー「・・・」

キンブリー「人の通ったような跡はない・・・道を間違えましたかね」

キンブリー「戻りま・・・」クル

キンブリー「!」

ガチャァ…

キンブリー「なるほど・・・スロウスの掘った穴の瓦礫を出すために使われていたんですね・・・」スォォオオオオ

161: 2014/03/05(水) 13:27:34 ID:OG/kZLos
プライド「」ズオッ

キンブリー「!」ビクッ

プライド「はじめまして・・・紅蓮の錬金術師ですね」

キンブリー「・・・私に何か用が?」

プライド「スカーの件はどうなりました?」

キンブリー「現在追跡中です」

プライド「後にしなさい。先に、ブリッグズに血の紋を刻むのです」

キンブリー「お言葉ですが・・・ブリッグズ兵の一枚岩っぷりは凄まじいです」

プライド「それを利用するのです」

キンブリー「?」

162: 2014/03/05(水) 13:51:36 ID:OG/kZLos
ブリッグズ・・・

兵隊8「ドラクマだァーーーーッ!!!」ジャキジャキジャキッ

兵隊9「早く、早く、大砲持って来い!!」ガララララ

ドラクマ指揮官「フフ・・・ブリッグズの大将は不在!しかもこちらの手の者が内部にいる!最高だ、キンブリー」

キンブリー「さぁ、宣戦布告ですよ。派手に花火を打ち上げようじゃあないですか」

ドラクマ指揮官「これまで攻略でき無かったブリッグズを!我々が今!攻略するのだ!!」グッ

ドラクマ指揮官「前砲、撃ち方よーいッ!!」

ギャラララララララララ…

ドラクマ指揮官「撃てェーーーッ!!!」

ドォン ドォン ドォン ドォン

163: 2014/03/05(水) 13:57:03 ID:OG/kZLos
マイルズ「撃てーーーーーーーーーーーーーッ!!」

ドォン ドォン ドォン ドォン

ドゴォォオオオッ バグァアアアン! ズガァアアアン

ドラクマ兵「ぐああッ」ボォオオオン

ドラクマ指揮官「く・・・どこだ、キンブリー!話が違うぞ!我々が攻め込めば、裏切り者が出て圧勝に・・・」ヒルルルルルル…

ドラクマ指揮官「おびゃッ」ズガァァアアアアアン

ボォオオオン ドガァアァアアン…

マイルズ「圧勝だな」

バッカニア「ええ」

キンブリー「・・・」ニヤニヤ

164: 2014/03/05(水) 14:33:41 ID:OG/kZLos
病院

ガチャ

医者「おや軍人さん、どこか悪いので?」

軍人1「人を探してい・・・」

バキッ

軍人1「ぉ・・・」ドサッ

軍人2「」ドサッ

軍人3「な・・・何が!?」

シュトロハイム「おっと」トンッ

軍人3「」ドサッ

165: 2014/03/05(水) 14:39:27 ID:OG/kZLos
シュトロハイム「ダリウス!おそらく銀行で報告されたな」ギィ

ダリウス「そうか・・・エドは?」

エド「もー治ったぜ」ポリポリ

ハインケル「・・・軍が来たんじゃ仕方ないな。世話になったな」

医者「ああ。じゃあ、急いでいきなさい。もうかくまえないからね」

シュトロハイム「エド、貴様もうしばらくその格好でいたほうがいいと思うぞ」スタスタ

エド「わかった」スタスタ

軍人4「動くな!両手をあげろ!!」

4人「!!」

ダリウス「チッ、新手か!」

166: 2014/03/05(水) 14:42:06 ID:OG/kZLos
軍人4「そこの君、そいつらから離れて!」ジャキッ

軍人5「そこのデカブツ3人!おとなしく両手を挙げろ!」

4人「・・・」

4人「」ニヤ

ハインケル「おとなしくするのはてめーだ!このガキの頭吹っ飛ばされたいかーーーッ!!」ジャキッ

2人「あッ・・・」

4人「逃げるぞ!」バッ

バダァアアアン

ハインケル「!」

ハインケル「外にも軍人が・・・!!」

167: 2014/03/05(水) 14:45:37 ID:OG/kZLos
シュトロハイム「世界一ィィィイイイイイ!!」ドドドドドドド

軍人6「!?」

バガガガガッ

ボボボボッ

軍人7「ゆ、雪がッ!」

シュトロハイム「今だ、早く逃げろ!!」バッ

エド「おいシュトロハイム!お前あんな撃ち方しかできねえのかよ!?」スタタタタ

シュトロハイム「仕方がなかろうッ!!」スタタタタ

ハインケル「それと叫ぶのもやめてくれ!うるさすぎるぞ!!」

シュトロハイム「やかましいッ!!早くそこの車に乗り込めィィイイイイ!!!」

168: 2014/03/05(水) 14:50:55 ID:OG/kZLos
バッ

バタンバタンッ

ダリウス「行くぞッ」ブロロロロロ

バタンバタン

ギュロロロロロロン

シュトロハイム「何だァ!?向こうも車をッ!!しかもあれは北方軍の!!雪道では勝てんぞッ!」

エド「ゴリさん!そこを右に曲がれッ!」

ダリウス「ゴリ言うな!・・・で、右だと!?」

ギュロンッ

エド「よっしゃ」パァン バチバチ

169: 2014/03/05(水) 14:53:12 ID:OG/kZLos
軍人7「右に曲がったぞ!」ギュロン

軍人7「・・・え?」

軍人8「どうした!」

軍人7「車がいねえぞ!!」

軍人8「何ッ!?」

バッ

バッ

軍人8「・・・そこを曲がったんだろう!急げ!」

軍人7「あ、ああ」ギュォン

オン…

170: 2014/03/05(水) 14:58:30 ID:OG/kZLos
エド「フーッ・・・車の外見をオレ流に変えておいたぜ」

ダリウス「なぁ・・・うまくまいたのはいいが、もう少しまともな構造にはできなかったのか?」

エド「んだとォ!?オレのセンスに問題があるってのかよ!」

シュトロハイム「おおありだッ!!」

ハインケル「自分のセンスを客観的に判断できねえのかバカ野郎!!」

エド「んだとォォォォォォォォオオオオオオオ!?」

ンダトォォオオオオ!? ンダトオオオ!? ンダトーー ンダト…

ブロロロロ… キキッ

シュトロハイム「さて・・・アルフォンスとはどうやって合流するんだ」

エド「問題はそれだ」

171: 2014/03/05(水) 15:23:39 ID:OG/kZLos
数時間後

ハインケル「ここ?」

エド「ああ、一度使ったことのある廃屋だ」

エド(グラトニーと闘って・・・そのあとお父様のいた部屋で再会したんだったな)

エド「絶対にエドはここに・・・」

ハインケル「いないな。金属の鎧の臭いなんかしないぞ」

シュトロハイム「いないな。レーダーに映ってないぞ」

エド「」

ダリウス「いないんじゃねえかバカタレ!」ゴンッ

エド「いっでええええええええええええええ」

172: 2014/03/05(水) 15:26:22 ID:OG/kZLos
シュトロハイム「中に使えそうな物は・・・」

シュトロハイム「!」

シュトロハイム「何か来る、明りを消せ!」

ハインケル「え、ああ」パチン

シュウ

エド「・・・」

???「」ガサガサガサ

エド(来たッ!)

???「」ドサアッ

エド「・・・え?」

173: 2014/03/05(水) 15:30:43 ID:OG/kZLos
リン「ごちそうさまー」

エド「まさかお前だとは・・・」

ダリウス「よく食うなァ。非常食が空になっちまった」

リン「エド、こいつらは誰だ?」

エド「ああ・・・右からシュトロハイム、ハインケル、ゴ・・・ダリウスだ」

シュトロハイム「エド、こいつは?」

リン「ホムンクルスだヨー」

3人「何!?」

エド「あ、ああ、話せば長くなるんだけど・・・」

3人「話せ!」

174: 2014/03/05(水) 15:39:35 ID:OG/kZLos
エド「ってわけなんだよ・・・で、リン?なんでお前表に出てこれてんだ?」

リン「グリードの混乱に乗じて乗っ取ったんだ・・・で、グリードはホムンクルス達と手を切った」

4人「何!?」ガタッ

リン「あと、セントラルにいるお父様が、来るべきその日に扉を開ける!それに乗じてお前らも飛び込めば、2人とも元の体を・・・」

エド「・・・!」ゴク

エド「いや・・・待てよ。扉を開ける?なんのために扉をあける?来たるべきその日って・・・扉空けるのに日時を決めるのか!?」

リン「それは・・・ぐ・・・まずい!グリードが出ようとしている・・・!ぐあッ」

エド「お、おい!」

リン「すまん・・・ここまでだ・・・!!」

ガクッ

175: 2014/03/05(水) 15:42:41 ID:OG/kZLos
グリード「く・・・シンの王子め!余計なことをペラペラと・・・」

エド「グリードか・・・」

グリード「ああ・・・俺はホムンクルスとは手を切った。じゃあな」

エド「・・・」

エド「なぁ・・・仲間にならねえか」

グリード「」ピクッ

グリード「あ?」

エド「行くとこないなら、一緒に来いよ」ピッ

グリード「・・・」

グリード「」フッ

176: 2014/03/05(水) 15:48:38 ID:OG/kZLos
グリード「ヒャハハハハハハハハハハハハハ!!!ざけんなァ!」

グリード「この世の物はすべて俺の物!お前らが俺の手下になるってんならつるんでやってもいいけどなァ!じゃな」

エド「おい、リン!」

グリード「グリードつってんだろ!」

エド「めんどくせえな・・・グリリン!」

グリード「一緒にすんなイモ!」

エド「手下になってやんよ」

グリード「・・・は?」

エド「俺様がお前の手下になるっつってんだよ。後ろの3人のオッサンも、な」

3人「あ?」

177: 2014/03/05(水) 15:52:46 ID:OG/kZLos
シュトロハイム「勝手に決めるんじゃあないぞォエド!」ドゴォ

ハインケル「なめてんじゃあねーぞガキがァアアア!!」ドガッ バキッ

グリード「あ、ああ・・・?」ドカバキグシャゴスボゴ

エド「ぐえ」ドサッ

エド「第一よ、軍の犬になるって決めた時点で、プライドもクソもねんだ。今更尻尾振るくらいなんだってんだよ・・・それに」

エド「感情に任せて、チャンスと情報を失うわけにはいかねえしな。千載一遇のチャンスをよッ!」

グリード「・・・」

ニヤ

グリード「決まりだな・・・お前らも俺の部下だ」

ダリウス「メシ食わしてくれるんなら誰だっていいぜ」

178: 2014/03/06(木) 16:05:23 ID:dGkPligM
ロックベル宅

カツカツカツ ムシャムシャ グビグビ バクバク

ピナコ「・・・というわけでかくまってたんだよ。にしても、男が増えたねえ。ブリッグズ兵2人に、エドの友達に・・・」

ウィンリィ「へぇ・・・なんで来たの?」

グリード「こいつの機械鎧の手入れとか・・・ま、万全にしておきたいからな」ベリィィイイ グチャグチャ

ハインケル「にしても給水タンクに入って返ってくるとはな」ガツガツ モグモグ

シュトロハイム「そりゃあまあ、軍から手配されてるしな」ガツガツ ズズズ…

シュトロハイム「にしても、また会えるとはな。後はアルと合流できればなァ・・・」

エド「・・・そうだな」

ダリウス(大部分が機械なのに食事できるのか?)

179: 2014/03/06(木) 16:28:52 ID:dGkPligM
エド「さて・・・そろそろ行くか」

ウィンリィ「・・・もう行くの?」

エド「お前に会わなくても、もともと今日出発する予定だったし・・・機械鎧、整備してくれてありがとうな」

ピナコ「ホーエンハイムに会ったら、トリシャのことも伝えるんだよ」

エド「へーへー」スタスタ

エド「約束の日とやらに、全部終わらせてかえってくっからよ」

ウィンリィ「・・・うん!」

シュトロハイム「目的地はカナマでいいのだな?」ガチャ

エド「ああ!」バタン

シュトロハイム「よし・・・明日の日中には着くな」ブロロロロロン

180: 2014/03/06(木) 16:38:25 ID:dGkPligM
カナマ

シュトロハイム「着いたな」ガチャ バタン

グリード「あーあ・・・眠い・・・」ホワァア

エド「さて、ホーエンハイムの野郎を探さないとな」ポリポリ

グリード「どこにいんのかねー・・・ま、ちょっくら昼寝するわ」ゴロン

エド「お前本当に強欲か?怠惰のスロウスじゃあねえのか?」

グリード「睡眠欲も欲の1つだぜ」

エド「はいはい起き・・・ん?」

ホーエンハイム「あッ」

エド「ホーエンハイ・・・」

181: 2014/03/06(木) 16:41:31 ID:dGkPligM
ホーエンハイム「・・・来たか、エドワー」ドアッギャァ!

ホーエンハイム「おぶッ」ドガッ

ガンッ ドンッ ドザザザザ…

ホーエンハイム「い、いたた・・・」グググ

ホーエンハイム「殴るなんて酷いじゃあないか!しかも、右で!!」

エド「あー、スッキリしたァ」スッキリ

ホーエンハイム「つー」

ホーエンハイム「お友達が増えたな」

シュトロハイム「エド、こいつが・・・」ヒソヒソ

エド「ああ、ホーエンハイムだ」

182: 2014/03/06(木) 21:13:10 ID:dGkPligM
夜 ホウホウホウ

ザッ

ハインケル「情報交換してたら夜になっちまったなァ・・・」ザッ ザッ

エド「・・・なあオッサン達」

4人「あァ?」

エド「別についてこなくていいんだぜ?俺と別れたほうが楽だろ」

ハインケル「お前と別れたって行く場所がねーよ」

シュトロハイム「同じく。それに、貴様といたほうが元の世界に戻れやすい」

グリード「・・・へッ」

エド「・・・そうか」

183: 2014/03/06(木) 21:15:27 ID:dGkPligM
ハインケル「」ピクッ

ダリウス「」ピクッ

グリード「」ピクッ

シュトロハイム「」ピクッ

エド「・・・ん?どうしたみんな?」

シュトロハイム「暗闇に・・・何がいるぞ」

エド「え・・・」

シュトロハイム(この感覚・・・間違いない!ブリッグズの地下トンネルと同じかッ!)ゾク

シュトロハイム「・・・」ギリ

???「」スゥウ…

184: 2014/03/06(木) 21:16:44 ID:dGkPligM
>>183
シュトロハイム「暗闇に・・・何がいるぞ」

ではなく

シュトロハイム「暗闇に・・・何かいるぞ」

でした
何がいるんだよ・・・orz

185: 2014/03/06(木) 21:41:11 ID:dGkPligM
ガシャッ…

ガシャッ… ガシャッ…

ガシャッ ガシャッ ガシャッ ガシャッ

ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン

ハインケル「・・・!」

グリード「」ゾクッ

ガシャンッ

エド「・・・」

エド「・・・アルか!?」

アル?「・・・」

186: 2014/03/06(木) 22:27:45 ID:dGkPligM
アル?「兄さん、大丈夫だったんだね」

エド「アル!よかった・・・合流できて」

シュトロハイム「・・・」

エド「あれ、でもお前。マイルズ少佐のところにいたんじゃねーのか?あっちは大丈夫なのかよ」

アル?「そのことで話が・・・ちょっとこっちに来て」

エド「お、おお・・・」

ギュンッ

ガッギィイイイイイン!

エド「!?」

187: 2014/03/06(木) 22:30:39 ID:dGkPligM
アル?「なッ・・・」グギギギギ

シュトロハイム「・・・」シュウウウ…

エド「シュトロハイム!何を・・・」

シュトロハイム「おォいエドォ!!こいつは本当に貴様の弟かァァ!?」

エド「はァ!?」

シュトロハイム「このドス黒い感じ・・・間違いない、ブリッグズの地下トンネルで感じたものと同一ッ!」

シュトロハイム「コイツが貴様の弟でないなら排除しなくてはならぬ!弟であるなら、さらに危ない!我々の情報をつかまれているからな・・・!!」

エド「何を言って・・・!!」

アル?「へぇ・・・人間にしてはなかなかカンが鋭いではないですか」

エド「!?」

188: 2014/03/06(木) 22:36:02 ID:dGkPligM
グリード「エドォ!ソイツから離れろッ・・・」

アル?「」ドン

ギュンッ

シュトロハイム「うおッ」サクッ

ダリウス「いィッ」ジャキィン

ヒュルンッ ズパァアン

ハインケル「・・・!」ゴクリ

アル?「そちら側についたのですね・・・グリード」ギギギ…

アル?「そしてそこの軍人・・・義手を砲弾のような勢いで飛ばしてくるとは・・・」ギギッギギギギ

アル?「面白い!」ドォーーン

189: 2014/03/06(木) 22:40:50 ID:dGkPligM
シュトロハイム「目玉・・・!鎧の中に目玉がッ!無数の目ッ!!」

グリード「プライドだ・・・1番上の兄ちゃんてとこかァ・・・!」

エド「・・・ホムンクルスか!」

エド「テメ~ッ、アルに変装するなんて!」ギリ

プライド「変装ではありませんよ」ガコッ

プライド「ほら、あなたの弟そのものです」バァーン

エド「血印・・・ッ!!」ギリィイイ

ガコン

プライド「グリードはここで始末します。鋼の錬金術師、あなたには一緒に来ていただきます」

ズオオオ…

190: 2014/03/06(木) 22:47:17 ID:dGkPligM
エド「合成獣のオッサン達、シュトロハイム!あんたらはいくら強くてもコイツは・・・隠れていろッ!」

ダリウス「既にそうしてるぜ」

エド「はえーよ」

ハインケル「しかし、お前は大丈夫なのか?」

エド「アイツはオレとアルが必要だから殺せない・・・こっちは本気を出せる!」コキッ

エド「遠慮なくいくぜッ!」グッ

プライド「ええ。頃しはしません」

プライド「手足は千切れるかもしれませんが・・・」

ズオッ

シババババババッ

191: 2014/03/06(木) 22:49:20 ID:dGkPligM
パァァン

バチバチバチ

ズゴゴゴゴゴゴゴ…

シパパパッ

バッガァアアアアアアン

ヒュヒュヒュン

エド「何!?錬成した壁を・・・!!」

グリード「コイツにガードなんてきかねえぞォ!!」バッ シュバッ

グリード「!」ヒュン

グリード「くッ」ガイン

192: 2014/03/06(木) 22:52:11 ID:dGkPligM
グリード「炭素硬化が間に合った・・・!あのフンドシみてーな切れ味だったら・・・!!」

シュルルッ…

グリード「!」

ドリュリュウウウ

バシッ!

グリード「あッ・・・」ギリギリギリ

プライド「お友達は捕えました。スラムの人間も捕まえれば、言うことを聞きますかね」

エド「チッ・・・させるかってんだよ!」パァン

バチバチバチッ

バリバリバリバリ

193: 2014/03/06(木) 22:56:51 ID:dGkPligM
バヂヂヂヂヂッ!

ボシュン

スゥ

ナンダ!? テイデンカ!? ザワザワザワ

エド「・・・」

エド「何を見えないが・・・上手くいったな!光がなかったら影はできない!」グッ

グリード「・・・おおッ!真っ暗だと実体化できないってわけか」

ハインケル「いなくなったのか」

グリード「いや、潜んでるだけだ!光が出たらまた出てくる!本体は森の中だ、叩くなら今しかない」

ハインケル「・・・」

194: 2014/03/06(木) 23:01:07 ID:dGkPligM
サワワワワワワ…

プライド「・・・」

プライド(月や星もなし、ですか・・・スラムに明りが灯ったら・・・)

ヒュッ…

プライド「!」

ジャガァアアッ!!

プライド「く」ドッ ドッ ズザザザザザ

プライド「この子どもの姿にも動揺せず、襲い掛かってくるとは・・・」ムク

ハインケル「フン!確かに子どもに手を出すのは良心がなんとやらだが!それ以上に、野生の本能が言ってんだよォ!」

ハインケル「こいつは倒さねえとやべえ、ってなァアーーーーーッ!!!」ドッゴォォオオ!

195: 2014/03/06(木) 23:05:41 ID:dGkPligM
ブンッ

ベギャァアアッ!!

バギイイイッ!

メキメキ…

ズドォオオオオン

プライド(叩きつけた岩や木が砕けるとは・・・さすがは合成獣です)ズバッ

プライド(が・・・そんなパワーを長い間振るっていれば、限界が来ます)バギン

ハインケル「GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」ブンッ

ボギョォォオオオオッ

プライド(そこまで時間が経過すれば、私の有利!)ニヤ

196: 2014/03/06(木) 23:08:42 ID:dGkPligM
ドッガァ!

ハインケル「くッ・・・ハア、ハア・・・」バギッ

ゴロゴロゴロゴロゴロ…

プライド「大分疲れが見えてきましたね」グググ…

ハインケル「チイッ」

ハインケル「出番だぞ・・・シュトロハイム!」

シュトロハイム「」ヒュウンッ

プライド「!?」

スパァッ

プライド「な・・・」バチバチバチ

197: 2014/03/06(木) 23:17:33 ID:dGkPligM
シュトロハイムの指圧破壊度数、1950kg/平方cm!サンタナのパワーの約2倍ッ!

シュトロハイム「ブァカ者がァァァアアアア!!!ナチスの科学は世界一ィィィイイイイイ!!!!」ブンッ

プライド「ぐぶッ」バグァァァアッ!!

プライド「うぐ」ドガッ ガンッ ズザザザザザザ

ガサァアッ

プライド(なんというパワー!合成獣よりも強い・・・!!数十mは転がりましたか・・・藪にぶつかってなんとか止まった!)

プライド「く・・・」ムク

シュトロハイム「貧弱!貧弱ゥ!!」ドッゴォオオオオ

プライド「うぐぉぉぉおおおおッ!!!」ギュン

プライド(アッパーで真上に・・・10mも打ち上げられたァ!?)

198: 2014/03/06(木) 23:21:38 ID:dGkPligM
ピタッ

プライド(落ちて・・・)ヒュォォオオオ

ドガァ!

プライド「くッ・・・!」ビリビリビリ

プライド(落下の衝撃が脚に・・・ッ!)ビリビリ

シュトロハイム「」ヒュ

プライド「ッ」ベギィイイイッ!

プライド「がはッ」ギュルルルルル

ドザァ! ガサガサガサ…

ハインケル「森の中に落ちたな・・・」ダッ

199: 2014/03/06(木) 23:30:05 ID:dGkPligM
プライド「く・・・」バチバチバチ

プライド(なんという規格外の男ッ!)ググ

バッ

プライド「!」

シュトロハイム「亀を砕くように、貴様の頭蓋骨を陥没させてやろうッ!」ブンッ

バグァァァアアアアッ!!!

プライド(モ、モロに受けたァァァアアアッ!!!!!!)バギュゥウウウン

ズギャギャギャギャギャギャギャギャギャルギャルギャルギャルギャルギャルガガァ

プライド「ぅ・・・」ググッ…

ハインケル(地面は1m以上掘れてやがるッ!こんなことが・・・!!)

200: 2014/03/06(木) 23:32:14 ID:dGkPligM
プライド「く」フラフラ

シュトロハイム「」ジャコォ

プライド「!」

シュトロハイム「右腕に備え付けられた小銃だ・・・なァーに、拳銃程度威力しかない」チャキッ…

プライド「うッ」

ババババババババババババババババババババババババババババババババババ

ババババババババババババババババババババババババババババババババババ

プライド「がッ、ハァッ!」バババババババババババババババババババババ

シュトロハイム「!」カチカチ

シュトロハイム「弾切れか・・・」チッ

201: 2014/03/06(木) 23:35:20 ID:dGkPligM
プライド(体内から銃!?ふざけるのも大概に・・・!)

シュトロハイム「」ビュンッ

プライド「!」ドガッ

シュトロハイム「」ググッ

プライド「うあッ」ギギギギ

ギリギリギリギリ

シュトロハイム「このまま握りつぶしてもよいが・・・それでは氏なないのだろう?高圧電流を流して器官をトチ狂わせてやるッ!」バヂバヂバヂバヂ

プライド「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂィィィイイイイ!!!!!

シュトロハイム(倒せるぞッ!)ニヤッ バヂバヂバヂバヂバヂ

205: 2014/03/07(金) 20:03:08 ID:ZxwJGCP2
男「な、なんの音だ?」バヂバヂバヂ…

男2「さ、さぁ・・・」

ガサガサガサ

シュトロハイム「!」

男「こッ・・・これは!子供!?」ガサッ

男2「ふ・・・不審者と化け物が子供をッ!!」

シュトロハイム「バ・・・バカ者がァァァアアア!!早く、早く、明りを消せッ・・・」

プライド「」スル…

シュトロハイム「」ハッ

ザクザクザクッ

206: 2014/03/07(金) 20:17:58 ID:ZxwJGCP2
ハインケル「くッ・・・」ドシュ

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウ

シュトロハイム「う」シュガッ

バラッ

シュトロハイム(しまったァァァアアーーーーーーーーーーッ!!!)

シュトロハイム(くッ・・・右腕に何本か受ける程度で済んだが・・・ッ!!)

チラッ

シュトロハイム(問題はハインケルッ!)ググ…

ハインケル「うッ・・・あ・・・」フラッ

プライド「形勢逆転、ですね」ペロ…

207: 2014/03/07(金) 20:59:18 ID:ZxwJGCP2
男「か・・・影・・・ッ!」ガクガク

男2「ああ・・・ああ!」ガタガタ

プライド「」ズオオ…

シュトロハイム「な・・・何をッ!」

ヒュッ

ガイン

男「ヒィイッ!!」バッ

ボドッ

ボッ

メラメラ パキパキ

208: 2014/03/07(金) 21:03:05 ID:ZxwJGCP2
ボウボウボウ メラメラ

シュトロハイム「ランプの火がッ!」メラメラメラ

プライド「これだけ明りがあれば・・・影には事欠かない」

ハインケル「ぐ・・・」

シュトロハイム「チイッ」

シュトロハイム(チクショーーーッ、こいつはまずいッ!ソ連兵3万人を一度に相手するよりも、もっとやばいッ!)

プライド「さよなら、2人とも」ズズッ

ギュオッ!



ガッキィイイイン

209: 2014/03/07(金) 21:07:28 ID:ZxwJGCP2
プライド「!!!」

シュトロハイム「なッ・・・」

エド「危なかったな・・・!」キリキリキリ

ハインケル「エドッ」

エド「こんなガキがホムンクルスだったとはね・・・騙されたぜ!セリム!!」

プライド「・・・そうですか。小さい錬金術師の、お兄さん」ズッ

ギュンッ!

ガッキィン キィンキィン ガガガッ キィイン

エド「うおッ」ガキキキキッ カァン!

プライド(む・・・何故だ?何故、斬れない・・・)ガッキィン ガキャッ

210: 2014/03/07(金) 21:11:17 ID:ZxwJGCP2
ガキキキキキキキキキキキンッ!

エド「うおッと!」ズザザザザ

エド「北国用機械鎧のままでよかったぜ!炭素繊維がたっぷり含まれてるッ!」ガシャッ

プライド「・・・グリードの真似事ですか・・・」

プライド(それならッ!)バッ

シャアァァァァァァアッッ

スアッ

ギャロンッ

アル「」ガシャンッ!

プライド「」ニヤ…

211: 2014/03/07(金) 21:15:35 ID:ZxwJGCP2
アル「」ガシャ ガシャッ

エド「アル・・・!?」

プライド「ここはやはり、君の弟を・・・!」

シュトロハイム「させるかァァ!」

プライド「!」

シュトロハイム「紫外線照射装置、作動ッ!」ビカァッ!

プライド「何ッ」ボジュウ!

シュトロハイム「紫外線を放射するとき、同時に強力な可視光線も出てしまう・・・逆にその弱点を利用したッ!」キュウウウウウウウウウウウウ

プライド「光で影を切断しますか・・・ッ!鎧と私を切り離したッ!」キュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

キュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

212: 2014/03/07(金) 21:47:42 ID:ZxwJGCP2
フッ…

アル「」グラ…

ダリウス「もう乗っ取られてないんだな!?」ガシャンッ

エド「ああ!ホムンクルスの本体から千切れたパーツは霧散してなくなる・・・アルのなかにプライドはいない!アルを連れて逃げろッ!!」

プライド「逃がしませんッッ!」ビュッ

シュトロハイム「もう一丁ォォォオオオオオ!!」ビガァァァッ!!

グラトニー「ねえプライド、今の光、何?」

プライド「!グラト・・・」

キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッ

プライド「くうッ」キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

213: 2014/03/07(金) 22:21:25 ID:ZxwJGCP2
オオオオオオオオオオオオオオオオ…

プライド「・・・」

プライド「やってくれますね・・・」

グラトニー「あー!あー!まぶしい!まぶしい!」ゴロゴロゴロ

プライド「」チラ

プライド「ボロボロですね・・・グラトニー。刀で何度も切り付けられ、殴り飛ばされたようですね」

グラトニー「だって、グリードもあの女も変なんだもん!真っ暗でも、俺の居場所、わかるみたい」

プライド「何ですって?」

プライド(・・・ラースの言っていた、ホムンクルスの位置が察知できるシン国の・・・)

プライド(シンの王子を取り込んで、その能力を使っているんですか。グリードめ)

214: 2014/03/07(金) 22:25:27 ID:ZxwJGCP2
プライド「グラトニー、何回氏にました?」

グラトニー「わかんない・・・いっぱい氏んじゃった」

プライド「私も相当やられました。このままでは奴らに殺されるかもしれません」ズオオ…

エド「」ハッ

シュトロハイム(影が・・・ッ!)

グラトニー「じゃあ、お父様に頼んでまた生き返らせてもら・・・え?」

ズズッ ズズズ… ズズッ

シュトロハイム「無数の触手・・・影の触手が!あのデブを囲んで・・・ッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

グラトニー「え・・・?え?え?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

プライド「」ペロ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

215: 2014/03/07(金) 22:30:07 ID:ZxwJGCP2
ズギャァァァアアアアッ!

バギンッ

シュトロハイム「」ビクッ

グラトニー「いやだ!食べないで!」シュウウウウ…

グラトニー「痛いよォォ!!助けて、ラストォオオオ!!!!」シュウウウウウウウ…

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ボドッ

シュトロハイム「ァァア!グラトニーの、グラトニーのッ!グラトニーの下半身がァァアアッ!!」

バチバチバチバチ シュバッ

ズギャギャギャギャギャギャ

216: 2014/03/07(金) 22:33:57 ID:ZxwJGCP2
ズバッ ズババッ バギァッ!

バキバキ ゴキィ グチャァァ…

グリード「仲間を・・・食いやがったッ!」ギリィイ

プライド「ほう・・・これは都合がいい・・・貴方達の臭いがよくわかる・・・一緒についてきた空腹が少し困りものですけどね」スンッ

シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム「!」ピクッ

フー「」ピクッ

プライド「・・・おや」スンッ

プライド「これはこれは・・・近くにいるのですね」

プライド「ホーエンハイム・・・!」ザッ

217: 2014/03/07(金) 22:48:04 ID:ZxwJGCP2
プライド「鋼の錬金術師。あなたを仕留めればホーエンハイムも出てくるでしょうね」ズオッ

ビャビャビャッ

エド「う・・・うおおおおおおッ」ズガガガガガガガガガガガガガガガガガッッ

プライド「」ヒュンッ

グリード「チイッ」バッ

ジャギィン

スタッ

ランファン「若ッ」

グリード「残念!グリードだ」

プライド「」ヒュ

218: 2014/03/07(金) 22:54:35 ID:ZxwJGCP2
バッガァアアアン

シュトロハイム「木を綺麗に切断するとはッ!やはり地下トンネルの惨事を起こしたのは貴様かァッ!」

プライド「だったらどうしたというのです!」バッ

ギュオッ

シュトロハイム「紫外線照射装置ィィィイイイイイイ!!」ビッガァ!

キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

プライド「く」ボシュウウウウ

プライド「ですが!あなたは大きなミスを犯しているッ!」

シュトロハイム「何ィィイ!?」

プライド「あなたのその光で!私の影を切断したつもりでいるのでしょうが・・・!!」

219: 2014/03/07(金) 22:57:55 ID:ZxwJGCP2
プライド「残念でしたね!前方から水平に照射するばっかりに!私の背後には巨大な影ができているのですよッ!!」ドォオーン

シュトロハイム「なッ」

プライド「そしてその影はッ!」

プライド「森へッ!」バァァアアアン

ズズッ ズズズッ

シュトロハイム「」ハッ

プライド「森を這い、藪を走り!私の影は貴方へ到達するッ!」ギュンッ

シュトロハイム「し・・・」

シュバッ

シュトロハイム「しまったァァアーーーッ!!奴の影が左右からァァァッ!!!」

220: 2014/03/07(金) 23:02:07 ID:ZxwJGCP2
エド「くッ」グイッ

シュトロハイム「!」

プライド「」バグンッ

プライド「チッ」

シュトロハイム「助かったぞエドォ!」

エド「どーも!!」ガッ ギャィイイン

グリード「チッ」バギン ギャアッ

ハインケル「済まねえ・・・仕留められなかった」ヨロ

グリード「なァーに、気にするなァ!」ガッガッ キィン

グリード「オレからしても、アイツは化け物だ・・・」シャキィン ガッキィン

221: 2014/03/07(金) 23:08:20 ID:ZxwJGCP2
ビュンッ

グリード「」ハッ

グリード「ぐぶッ」ドガァッ!

ビュンッ

エド「えッ・・・」

バギァッ!

3人「ぐあああああああああああーーーーーーーッ!!」ビュン

ドガッ ザンッ

ゴロゴロゴロゴロゴロ…

シュトロハイム「チイッ」グググ

222: 2014/03/07(金) 23:11:25 ID:ZxwJGCP2
プライド「フフ・・・御嬢さん、隠れても嗅覚でわかりますよ。合成獣のお二方とお爺さんは非難したようですね」

グリード「化け物が・・・」

プライド「兄弟に向かって生意気な口をききますね。・・・食べてもいいですか?」

グリード「俺食ったら腹壊すぜ、兄貴ィィ・・・」ヨロ

プライド「フフッ」

シュトロハイム「フン・・・兄弟でなかよくおしゃべりしているところだが、ちょいと失礼」

プライド「なんですか?遺言でもありますか?」

シュトロハイム「このシュトロハイムを完全に追い詰めたと思うなよォォ・・・」パチン

スアッ

シュトロハイム「我ァァアアがナチスの技術力はァァァアアアア!!!世界一ィィィイイイイイイイ!!!!!」バァアアン

223: 2014/03/07(金) 23:14:04 ID:ZxwJGCP2
エド「シュ・・・シュトロハイムのバカ野郎ッ!何また傲慢な態度とってやがんだ!!」

シュトロハイム「確かに紫外線照射装置では貴様の攻撃を防ぎきれんッ!だがな・・・」グンッ

シュトロハイム「『こいつ』ならどうだァーーーーーーーッ!!!」ブンッ

プライド「何ッ」

ビカァアアッ!!

キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

プライド「閃光弾ッ・・・!!!」キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ジジ…

ブッ

シュトロハイム「影が消えたぞォオーーッ!!」ジャキン

224: 2014/03/07(金) 23:17:23 ID:ZxwJGCP2
ガッシャン

プライド「!」

グリード「指先が開いたッ!?」

シュトロハイム「俺の体は戦闘用に改造されている!体全てが武器なのだッ!くらえッ!!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

プライド(バ・・・バカなァッ!!)ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

プライド(指先からも弾丸が・・・ッ!!しかも、一度に5発もッ!)ダダダダダダダダダダダダダダダ

キュウ…ウン

225: 2014/03/07(金) 23:23:49 ID:ZxwJGCP2
シュトロハイム「」ハッ

プライド「!」

プライド「効力が切れましたねッ!」ギュワッ

シュトロハイム「もういッぱーーーーーッつ!!」ブンッ

ビガァアアッ!

プライド「チッ」キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

シュトロハイム「世界一ッ!!」ジャキッ

カチッ カチッ

シュトロハイム「何ィィィイイイイ!?弾切れかッ!」カチカチ

グリード「何やってんだテメェ!!」

226: 2014/03/07(金) 23:27:12 ID:ZxwJGCP2
プライド「フッ・・・無様ですね」キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

エド「チッ、今のうちに地面を炸裂させて吹き飛ばすッ!」パァン

キュウ…ウン

エド「あッ」

プライド「」シバッ

エド「うげッ」ガイン ガイン ガイン

エド「」ゴロゴロゴロ

エド「くッそ!!」

プライド「フフ・・・余興は終わりです」ズアッ

プライド「!」

227: 2014/03/07(金) 23:31:57 ID:ZxwJGCP2
プライド「・・・」

クルリ

プライド「ようやく来ましたか・・・ホーエンハイム」

エド「何?」

ホーエンハイム「ヒーローってのは遅れて登場する・・・だろう?」ザッ ザッ

プライド「クス・・・ヒーロー?ということは、私を倒す気でいるのですね?」

ホーエンハイム「いやぁ、無理無理。お前おっかないもん」

アル「」バッ

プライド「!」

シュバッ

228: 2014/03/07(金) 23:36:58 ID:ZxwJGCP2
バァッシイ!

アル「う・・・ッ」キリキリキリ

プライド「・・・」グイッ

アル「うあッ」ゴギン

エド「アル・・・」

ホーエンハイム「」バチッ

シュトロハイム「!!!」

ホーエンハイム「」バリバリバリバリ

バギィッ ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

プライド「!?」

229: 2014/03/07(金) 23:40:40 ID:ZxwJGCP2
プライド「ホ・・・ホーエンハイムゥゥウウーーーーーーーッ!!!」ギュンッ

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ズダァァアアアアアン!!

ギシッ

影「」シュウウウウウウウウウウウ…

ウウウウウウウウウ…

グリード「す・・・すげえ、奴を閉じ込めちまった・・・」

エド「どーゆーことだ!アルが巻き添えになってんじゃあねーか!何考えてんだテメ-ッ!」バッ

ホーエンハイム「これは俺の考えじゃあない。アルの案だ」

エド「・・・何?」

230: 2014/03/07(金) 23:48:57 ID:ZxwJGCP2
シュトロハイム「・・・」

ザッ

シュトロハイム「考えたな・・・」

シュトロハイム(暗闇では影は発生しない・・・あの中は光が一切入らない完全な闇)

シュトロハイム(いつ目覚めたのかは分からんが、アルは酸素・食料・水なしで生きていける体)

シュトロハイム(一方でホムンクルスは生物だ・・・いずれは・・・)

シュトロハイム(まぁ、吸血鬼以上に常識はずれな生物に通用するかは分からんが)

シュトロハイム(子どもの力で脱出できるようなものではない。あのホムンクルスは完全に無力化された)

シュトロハイム(明日の『約束の日』に奴ほどのホムンクルスが不在になるのは大きい)

シュトロハイム(さて・・・俺はどうするか)

231: 2014/03/07(金) 23:51:51 ID:ZxwJGCP2
シュトロハイム(エドについていけば情報が手に入る、と思ってついてきたが)

シュトロハイム(目的が同じ以上・・・というか、もともとホムンクルス側についていたグリードの方が情報は多いだろう)

シュトロハイム(それに、グリードは『何か』を狙っているように見える)

シュトロハイム(俺も同行して『何か』を手に入れてみたいように思ってきた)ズヤ…

シュトロハイム(どうする?エドについていくか、グリードについていくか)

>>232

235: 2014/03/08(土) 10:09:03 ID:vG9R8IFY
ではグリードルートでいきます

236: 2014/03/08(土) 10:14:13 ID:vG9R8IFY
シュトロハイム(・・・グリードについていこう)

シュトロハイム「グリード」

グリード「あ?シュトロハイムか」

シュトロハイム「悪いが、同行させてもらえるか」

グリード「・・・別にいいぜ、お前は俺の部下だしな。こっちも強い奴は手に入れておきたいし」

シュトロハイム「では決まりだな」

グリード「でもよ、なんでオレについてこようと思ったんだ?エドについていった方が人数は多いし心強いだろ」

シュトロハイム「俺の目的はホムンクルスを倒すことではない。それはただの通過点だ」

シュトロハイム「元の世界に戻り、柱の男を倒す。それが俺の目的だ」

グリード「そうかい。んじゃ、ついてきな」ザッ

237: 2014/03/08(土) 11:19:41 ID:vG9R8IFY
数時間後・・・ ドカッァアン ボォオオン バババババババ

グリード「なんか大変なことになってんな・・・マスタング大佐がクーデターを起こしたとか」ヒュォォォオオオオオオオ…

シュトロハイム「・・・ホムンクルスの内1人を倒したという男か」

グリード「ああ。まあ、俺らはこの大総統府から高みの見物といこうぜェ」ニヤニヤ

シュトロハイム「ここはブリッグズ兵に占拠されていると言ったな。キング・ブラッドレイはどうした?」

グリード「列車の事故・・・爆発に巻き込まれたそうだ。馬鹿だよな・・・そんなことを起こしてもホムンクルスは氏なねェ。かえって位置を分からなくしただけだ」

シュトロハイム「軍が行ったのか」

グリード「軍のうち、ホムンクルスに敵対する連中だな・・・つくづく馬鹿だねェ」

シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム「!」

238: 2014/03/08(土) 11:53:05 ID:vG9R8IFY
無線「ただいま、諸君」

オリヴィエ「!!」

バッカニア「!?」

無線「私が留守にしている間に随分にぎやかになっているではないか」

無線「手の空いている中央兵よ、これから私自ら指揮をとり、反逆者を始末する。手伝いたまえ」

バッカニア「ブラッドレイ・・・生きてやがったか!!」ギリィイ

ヒュォォオオオオオオオ…

グリード「なんだ、何があった?シュトロハイム!!」

シュトロハイム「正面から、キング・ブラッドレイが・・・ラースが来るッ!!」

グリード「ッ!?」ガタッ

239: 2014/03/08(土) 12:13:14 ID:vG9R8IFY
ラース「自分の家に入るのに、裏口から入らなければならない理由はない」シャキィン

戦車「」ガシャンッ

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ラース「」シャッ

ビャキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ

部下7「何ッ」

部下8「銃弾が弾かれたッ!」

部下7「畜生、撃てッ!」

戦車「」ドォオーーーン

ラース「」ブンッ

240: 2014/03/08(土) 12:15:29 ID:vG9R8IFY
スパァァ

ガッシャァアアン

シュトロハイム「砲弾を真っ二つにッ!」ガタッ

ラース「」ビュンッ

部下8「ヒイイッ」ガッ

戦車「」グォオオオオオオン

ガッシャァアアーーーーーーン

部下9「うおッ・・・バックしてきた!!」

戦車「」ドガッ グオオオオオン ガガガガガ

ラース「」シャアッ

241: 2014/03/08(土) 12:18:11 ID:vG9R8IFY
ブリッグズ兵達「」ズババッ

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

戦車「」ドガン ズガゴゴ

ラース「」シババッ

部下9「つ、通路を戦車が上って行くッ!大総統がそれを追って!!」

部下10「戦車の援護射撃しろォーーーーーーーーッ!!!」ババババババ

戦車「」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ビャキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ

戦車「」ドォオオーーーーッン

ヒュンッ

242: 2014/03/08(土) 12:19:48 ID:vG9R8IFY
バグォオオオオオオオオン

部下8「やったかッ!?」

ラース「」バッ

ヒュッ

部下8「げ」ザグウッ!

部下9「え・・・」ブシュッ

部下9「ヒィイイイイイイイイイイイイイッ!!!」

ラース「」ズボッ…

カシュン カシュンッ

バガララララララララララララ

243: 2014/03/08(土) 12:21:20 ID:vG9R8IFY
>>242の部下9は部下7でした

244: 2014/03/08(土) 12:22:26 ID:vG9R8IFY
部下7「キャタピラがッ!」

戦車「」ズガガガガガガガ

部下7「チックショーーーーーーーーーーッ!!!」

カンッ カラン

部下7「えッ」

部下7(手榴d・・・)

カッ

ドカァァアアアアアアアアアンン

バッカニア「ヌウウッ・・・爆発したかッ!」

シュウウウウウウウウウウウウウ…

245: 2014/03/08(土) 12:24:43 ID:vG9R8IFY
ガララ

ラース「」ザッ

バッカニア「・・・!」

バッカニア「野郎・・・戦車をたった1人でッッ!!」

ラース「ブリッグズの諸君がセントラルにいるとはな」シャキィン

バッカニア「うらァァァァァァアアアア!!!」ダッ

ズバッ

ブシュウウウウウウウウウウウウウ

バッカニア「」ドサッ

部下11「大尉ッ!!」

246: 2014/03/08(土) 12:26:40 ID:vG9R8IFY
ガバッ

バッカニア「うおおおおおおおおおおおお!!!」バッ

ラース「」ヒュンッ

バギァッ!

バガァアアアッ

バッカニア「オ・・・機械鎧がッ!!」

バッカニア「ぐッ」ドサッ

ギャラララ

部下11「ヒイッ、部品がッ!!」

ラース「・・・」

247: 2014/03/08(土) 12:48:03 ID:vG9R8IFY
バッカニア「フザけるなよブラッドレイ・・・俺はまだ戦える!!」ググ…

ラース「くだらん・・・人はそれを蛮勇と呼ぶのだよ」

グリード「その通り!」

バッカニア「!?」

ラース「!」

グリード「激情にまかせて叫んだって無駄だ。だがな・・・」

グリード「見捨てる気になれねーんだよ、そーゆーの・・・」

ラース「久しぶりだな、グリード。あのまま黙って逃げていればよかったものを」

グリード「あいにく底なしの強欲なんでねェェェ・・・お前の命も欲しいんだよ、ラース!!」バッ

スタッ

248: 2014/03/08(土) 12:51:35 ID:vG9R8IFY
グリード「」バッ

ラース「」バッ

ギャッ!

キィン ガッガッ ガッキィイイン

ドガッ

グリード「チイッ」グルグルグル

スタッ

ラース「」ギュンッ

グリード「!」

バッ ギャキィイイン カアン ガイン ドゴッ ブンッ シャアッ バッ

249: 2014/03/08(土) 12:55:25 ID:vG9R8IFY
ラース「私も本気を出そう」ス…

グリード「なッ」

バッ

ポイ

グリード「眼帯を・・・ッ!!」

ラース「」バッ

グリード(速え!!)

シュバババババババババババババババババババババババババババババッ

グリード「う、うおおッ」バッ

ズパァアアアアン

250: 2014/03/08(土) 12:57:30 ID:vG9R8IFY
グリード(うっげェ・・・壁がッ!)パラパラ

部下11「押されてるぞ!」ジャキッ

部下12「撃て撃てーーッ!!」バンバン ドン バキュン

グリード「!」

グリード「馬鹿野郎!手ェ出すんじゃあねえッッ!」

ラース「」バッ

ズバババッ

部下達「ぐあッ」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウ ドサドサドサ

バッカニア「うおおおおおおおおおおおおお!!!」バッ

ラース「」ヒュンッ

251: 2014/03/08(土) 12:59:49 ID:vG9R8IFY
ドズゥッ!

バッカニア「ぐ・・・」ブシュッ

バッカニア「チイ!!」ブンッ

ラース「!」バッ

ドッガァア!

ラース「・・・丈夫な腹筋だな」

バッカニア「フン・・・だがこれで、お前の剣は俺に刺さった状態!剣術は使えまい!!」

グリード「無茶すんな!だが・・・」

グリード「よくやったァァ!!!」バッ

ラース「・・・小刀の扱いには慣れてはいないが」

252: 2014/03/08(土) 13:03:34 ID:vG9R8IFY
ラース「」ブンッ

グリード「うおッ」ズバババッ

グリード「くッ・・・」ブキキキキキキキ

グリード「やってくれるなァ・・・!」

ラース「フン」

ヒュオッ!

ザグウッ!!

ラース「!?」ブシュウウウウウウウ

シュトロハイム「ついに来た・・・出番だなッ!!」ドォオーン

ラース「・・・何者!?」

253: 2014/03/08(土) 13:07:07 ID:vG9R8IFY
グリード「へッ・・・わざわざ義手を回収してやった俺にも感謝しろってんだ!」

シュトロハイム「そうだな・・・礼を言おう!」

シュトロハイム「そしてェ!貴様も俺に礼を言うんだなッ!グリード!!」バッ

ラース「ぐッ・・・来るか!」

ラース(義手を高速で撃ち込むとはッ!脚に刺さるとはッ!!)

シュトロハイム「ドイツの科学は世界一ィィィイイイイイ!!!」バッ

ラース「ヌウッ」シャッ

グリード「オッラーーーーーッ!!!」バッ

ガイイン ガキン キィン ズガッ

シュトロハイム「もらったァーーーーッ!!」ブンッ

254: 2014/03/08(土) 13:11:07 ID:vG9R8IFY
サクッ

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウ!!

ラース「何ッ」

シュトロハイム「我ァァアアがナチスの科学力はァァアアア世界一ィィィィイイイ!!」ウィンウィン

シュトロハイム「俺の体はサンタナを基準に作られているッ!攻撃がかすりさえすれば貴様にダメージを与えられるッ!!」

ラース「ヌウウ・・・!!」

???「」バシュッ

ラース「!」

シュトロハイム「!?」

ラース「うッ」ガキキキキキキキキキキキキン ガイン

255: 2014/03/08(土) 13:14:46 ID:vG9R8IFY
フー「フンッ」シュバッ

ズザザザザ

フー「グリードめ・・・若の体で気色悪い気を放ちおって・・・それだから見つけられたがな」

フー「にしても・・・ワシの攻撃に対応できるこの男は誰だ?」

シュトロハイム「・・・キング・ブラッドレイだ」

フー「!」

フー「ほお・・・生で見るのは初めてじゃわい」

チャキッ

フー「こいつか・・・!!我が孫娘の腕を切り落としたのはッッ!!」グググ

ラース「・・・」

256: 2014/03/08(土) 13:28:25 ID:vG9R8IFY
フー「ハアッ!」バッ

2人「」バッ

ラース「」シャアアアアッ

キィン ガイン ガイン シュバッ ガッキィイイン

ジャキィイイン ブンッ ガキキキキキキキ キィイン ビュンッ

グリード「らァ!」ブンッ カイン キィン

シュトロハイム(3人で相手して互角・・・だと!?)ガキィン ビャキキン

グリード「うおおおおおおッ!!」バッ ヒルルルルルル…

ラース「」サッ

ドッガァアアン!

257: 2014/03/08(土) 13:30:38 ID:vG9R8IFY
グリード「防ぎやがったッ!」

ラース「」ブンッ

グリード「うお」ビュン

フー「」シャキィン

フー「あ」ドガッ!

グリード「痛てえッ!!」

フー「わざとではありま・・・ないわいッ!!」

ラース「」シャッ

グリード「うおッ!」シャッ

グリード「うぐ」ドゴ!

258: 2014/03/08(土) 13:32:28 ID:vG9R8IFY
ラース「」ザクッ

バッ

グリード(顔面を踏みつけ・・・)グイッ

グリード「!」

グリード(あの野郎!ナイフで服を刺して固定しやがったァ!!)

シュトロハイム「チッ」シャキィン ガキィン

フー「ムウウ!!」キィン シャキィン

ガキッ

フー「!?」

フー(絵の輪にナイフが引っかかりおった!!)

259: 2014/03/08(土) 13:35:06 ID:vG9R8IFY
ラース「」ブンッ

シャイイン

フー(サーベルが宙にッ!)

ラース「」ブンッ

フー「くッ、ナイフを!」パシィ

ラース「」パシイ

シュトロハイム「ァァア!サーベルをラースにとられたッ!!!」

フー「くッ」キィン ガキィイン ギャッ

フー「ムウッ」バッ

ズザザザザ

260: 2014/03/08(土) 13:40:40 ID:vG9R8IFY
フー「」ブシュウッ

フー「ぐッ・・・額から血がッ!」ゴシッ

フー「!」

ラース「私より年寄りなのに、よく動いたものだ」オオオオ…

ラース「だが、これで終わりだ」ヒュ

バッガァアアアン

ドサッ

グリード「爺さん!!」

ラース「フンッ!!」ブン

261: 2014/03/08(土) 13:42:57 ID:vG9R8IFY
シュトロハイム「チイッ」バッ

シュ

グイッ

ラース「ヌッ」ドゴオ

ラース「」ブキキキキキキキキ

ラース「・・・」チャキ

ラース「一瞬で助け出したか・・・」

シュトロハイム「爺さん・・・」

リン「」ググ…

ラース「!」

262: 2014/03/08(土) 13:47:41 ID:vG9R8IFY
ラース「シンの皇子か・・・」

リン「見捨てるわけにはいかんのでな・・・!」

ラース「そうやって、他の者のために自分の命を危険にさらす!グリードに人格を任せた方が安全だぞ?」

フー「・・・」

フー「硬化しろグリード!!若の体を守れ!!」

リン「なッ」ピシピシパキッ…

フー「若・・・王になりなされよ」バッ

リン「・・・!」

フー「この老いぼれは、ここで永遠の暇をッ!頂戴いたすッ!!」バリィ

シュトロハイム「」ハッ

263: 2014/03/08(土) 13:50:14 ID:vG9R8IFY
フー「」シュボッ

チリチリチリ…

ラース「爆弾ッ!」

リン「ば・・・馬鹿野郎ーーーーーーッ!!」

フー「共に氏んでもらうぞ!ブラッドレイ!!」ガッシィ

シュトロハイム「や、やめろォォーーーーーーーーーーーーッ!!!」バッ

ズバッ

ラース「・・・」ジジジジ…

フー「」ハッ

ジジ… シュウ

264: 2014/03/08(土) 13:52:56 ID:vG9R8IFY
フー「」ジワ…

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

フー(この命かけても・・・!!若・・・面目・・・ありませぬ・・・)

バッカニア「」ヒュッ

ザグウウッ!!!

ラース「!?」

ラース「なッ・・・!?」

バッカニア「たとえ神のごとき目を持っていようと!氏角からの攻撃はどうにもできまい!!」

バッカニア「爺さん・・・地獄への道行き・・・つきあってやるぜェェ・・・!!!」キリ

フー「おお・・・かたじけない・・・」

265: 2014/03/08(土) 13:56:16 ID:vG9R8IFY
ラース「く・・・だが!この剣を引き抜けば・・・!!!」

リン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

ラース「」ハッ

ドッギャァァアアアアアアッ!!!

ラース「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

ラース「くッ」ドガアッ

リン「うッ」ドザァ!

ラース「ヌウ・・・シン国の皇子めェッ!!」

シュトロハイム「」チャキ…

ラース「!」

266: 2014/03/08(土) 13:58:41 ID:vG9R8IFY
シュトロハイム「ブラッドレェェェエイィィィイイイイ!!!貴様は許さんッッ」ジャコォ

シュトロハイム「さりげなくくすねておいた特殊弾薬!着弾した瞬間爆裂する仕掛だァーーーーーーーッ!!!」

ラース「何・・・」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ラース「ぐああああああああああああああああああああああああッ!!!」バン ボゴォン バガン

ラース「くううううううううううううう・・・!」ボッ

ラース「あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」メラメラメラ

267: 2014/03/08(土) 14:01:18 ID:vG9R8IFY
ラース「」バッ

シュトロハイム「体が爆破されたのに!腕が吹き飛んだのに!体に火がついたのに!まだ向かってくるかァアア!!」ギュッ

シュトロハイム「フーに・・・!爺さんに・・・!!」ゴゴッ

シュトロハイム「地獄で詫びろォォォォォオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」ダゴォオオオオオ

ラース「ぐあああああああああああああああ!!!」

シュトロハイム(ここから転落すれば水の中ッ!共に氏んでやるぞラースッ!!)ダッ

バァッ

ラース「うごああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

シュトロハイム「我が祖国よ!永遠なれェェェェエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!」

ドッボォォオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン



シュトロハイム「アメストリス?」【後編】

引用: シュトロハイム「アメストリス?」