269: 2014/03/09(日) 22:40:23 ID:F/gqo3vQ


シュトロハイム「アメストリス?」【前編】

地下・・・

コポコポポ ポコポコポコッ

ボコボコ ゴボボボッ

バシャァアッ

シュトロハイム「くおおおおッ」ザバァア

シュトロハイム「くふうッ」ザバ

シュトロハイム「ハア・・・ハア・・・」グググ

シュトロハイム「水中に転落した後・・・穴を見つけた。そこから泳いでここまで来たが・・・」

シュトロハイム「くッ」ブルブルブル

シュトロハイム「グリードは無事か・・・?」ピチョン ピチョン
スタチューレジェンド 『ジョジョの奇妙な冒険 第2部』 「ルドル・フォン・シュトロハイム」 約180mm PVC&ABS製 塗装済み完成品フィギュア
270: 2014/03/09(日) 22:46:32 ID:F/gqo3vQ
シュトロハイム「・・・まずは自分のことを優先するか」

ピトッ

シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム(エドの言っていたお父様とやらは地下にいたそうだ・・・ここも地下)

シュトロハイム(俺と同じ階層で発生した熱、電波、放射線、音を探知する・・・)キィィィィイイイイ

シュトロハイム「」ピクッ

シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム「向こうに人が・・・」カション

シュトロハイム「多い。エド達ではないのか・・・?」

シュトロハイム「行くか」ザッ

271: 2014/03/09(日) 22:54:49 ID:F/gqo3vQ
リン(・・・多分、シュトロハイムは生きているな)

リン「ランファン、ここを守れ。俺は―」

リン「グリードに力を借りてお父様をぶっ倒す」

ランファン「はい・・・若」

ズズッ

リン「」バッ

スタッ

リン「いいか、よく聞け!中央軍!!ケガをしたくない者、家族、恋人のいる者はさがれ!!」

グリード「あと女ァ!おれは女と闘う趣味はねェェ!!」

キュドォォオオオオオオオン

272: 2014/03/09(日) 22:58:01 ID:F/gqo3vQ
中央兵「なッ・・・」

バッ

ドッゴォオオオオオオン

中央兵「うああああああああああああああああああああああああああああああ」

車「」ドッガァア!

ギャリギャリギャリギャリ

グリード「」ブンッ

ズガァアアアアアン

ボム ドゴォオオン バンバン ズガァアアアアン

バッカニア「・・・これで安心してあの世に逝けるな・・・セントラルの煤けた空は肌に合わん・・・先に逝くぞ、同・・・士・・・」ゴト

273: 2014/03/09(日) 23:04:16 ID:F/gqo3vQ
一方、エド達・・・

カツーン カツーン

エド「・・・!」カツーン カツーン

大佐「・・・」ゴクッ カツーン カツーン

スカー「何だ・・・コイツは!」カツーン カツーン

カツーン カツーン

カッ

カーズ「貴様等人間どもの中に・・・『波紋使い』はおらぬようだが」バッ

シャィイイイン

カーズ「このカーズはホムンクルスどもと手を結んだ・・・始末させてもらうぞ」ジャキン

274: 2014/03/09(日) 23:08:47 ID:F/gqo3vQ
メイ「なんなの・・・この男・・・」ゾク

ジェルソ「ぐあッ」ドジャァ!

全員「!」バッ

プライド「・・・助けてあげましたよ、お医者さん」ズォォオオオ…

スタッ

エド「・・・プライド!」

プライド「彼は我々の仲間になった男です。ホムンクルスではありませんが・・・」

チラ

プライド「カーズ・・・働いてもらいますよ」

カーズ「・・・フン」ジャキィン

275: 2014/03/09(日) 23:12:14 ID:F/gqo3vQ
大佐「ダリウス、中尉を・・・」

カーズ「」バッ

大佐「!」ハッ

パチン

ドゴオオッ

カーズ「」シャッ

大佐「避けられ―」

ドカッ

ドズウウッ!

中尉「大佐!りょ、両腕をッ!!」

276: 2014/03/09(日) 23:15:28 ID:F/gqo3vQ
金歯医者「ハハハハハ・・・ハハハハハハハ!」

金歯医者「カーズ!よくやってくれた!ブラッドレイの代わ―」ザクッ!

金歯医者「・・・え?」ブシュウウウウウウ

プライド「」ヒュッ

ザクザクザクッ

ギュルルルルル…

スアアアアアアアアアア

シャッ シャアァアアーッ

エド「れ・・・錬成陣ッ!?床に錬成陣をッ・・・!!」

277: 2014/03/09(日) 23:18:23 ID:F/gqo3vQ
プライド「マスタング大佐、貴方が―」

カーズ「最後の1人、だそうだ」

大佐「な・・・」

バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

プライド「強制的に扉を開けさせてもらいます、マスタング大佐」バヂバヂバヂ

スカー「・・・!」

プライド「カーズ、離れてください」

カーズ「・・・」ズボッ

プライド「さて、貴方はどこを持って行かれるのでしょうね」ニヤ…

大佐「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」バヂバヂバヂバヂバヂッッ!!

278: 2014/03/09(日) 23:19:32 ID:F/gqo3vQ
やっべええええええええええええええ
盛大にミスった・・・

>>273-276のエドの台詞はザンパノとかの台詞に脳内変換しておいてください。ハイ

280: 2014/03/10(月) 20:18:09 ID:OYwhZ0/Y
ドチャ…

金歯医者?「」ピクピク ピク

カーズ「なされたようだな・・・人体錬成は」

ザンパノ「・・・さ、さっきのメガネジジイか」

カーズ「炎の使い手なら、今頃ホムンクルスの親玉のところだろう・・・さて」

シャキィン

カーズ「貴様等は始末せねばならん」ブン

スカー「・・・この下には行ってほしくないみたいだな」

メイ「ええ。この下に物凄い気の塊が・・・」

スカー「ならば!」ゴキッ バヂバヂバヂ

281: 2014/03/10(月) 21:09:08 ID:OYwhZ0/Y
カーズ「!」

カーズ「来るか・・・」

バッ

スカー「」バヂバヂバヂバヂッ!!!

ビシイイッ

ダリウス「う・・・うおおおッ」

ドッグァアアアアッ!!

ダゴオ!

ザンパノ「ぐあッ」ドサドサドサァアア ガラガラ

ザンパノ「痛ッ・・・」カランカラン パラ… コン

282: 2014/03/10(月) 21:16:22 ID:OYwhZ0/Y
カーズ「・・・」パラパラ

カーズ(床を崩落させ穴を作り、そこに仲間を・・・)

カーズ「!」

スカー「るあああああッ!!」ギュオッ

シャッ

カーズ「ほう・・・向かってくるのかッ」ブンッ

スカー「近づかなきゃ、貴様をブチのめせないんでな」シャッ シャッ

スカー「フンッ」バッ

カーズ「!」

ダッ

283: 2014/03/10(月) 22:55:19 ID:OYwhZ0/Y
ヒュルン

カーズ「」ズザザザザザザザ

カーズ「話は聞いている・・・貴様、触れた物を破壊するそうだな・・・」ザッ

カーズ「しかし、錬成をすることはないと聞く。距離をとればいい話だが・・・こちらの攻撃は近距離しか届かないのでな」

カーズ「共にハンデを与えている者!フフフ・・・面白い」

スカー「」ダッ

カーズ「」ダッ

カーズ「流法!輝彩滑刀ォォォッッ!!」ブウウウウウウウウン

スカー「ヌウウウウウウウウウウウ!!」ブンッ

バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

ドッガァアアアアアアアアン

284: 2014/03/10(月) 23:01:56 ID:OYwhZ0/Y
スカー「」ズザザザーーッ

スカー「・・・!」ダラダラダラ

スカー(破壊が間に合わなかったか・・・!掌を斬られたッッ!)ダラダラ

カーズ「・・・」ボロ…

カーズ(我が輝彩滑刀を破壊したか・・・波紋以外の力で破壊を受けるとは・・・不覚ッ)グッ

ズズズズ…

スカー「!」

バッ

バヂバヂバヂバヂバヂバヂ

ズガガガガガガガガガガガガ

285: 2014/03/10(月) 23:05:31 ID:OYwhZ0/Y
カーズ「!」

カーズ「床を破壊し瓦礫を榴散弾のように飛ばしてきたかァッ!!」

ブゥゥゥゥウウウウン

カーズ「我が流法は光!輝彩滑刀の流法!!」ヒュヒュヒュン

ビャキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ

スカー「チッ」

カーズ「」バッ

スカー「うおッ」ヒュヒュヒュン

カーズ「これが貴様の本気か!その程度かイシュヴァール人ッ!!」グンッ

スカー「ごぼ」ドッゴォ!

286: 2014/03/10(月) 23:09:40 ID:OYwhZ0/Y
スカー「ぐあ」ダム!

スカー「くッ・・・あばらの2,3本は折れたかッ」ガラ…

タタタタタ

カーズ「!」

スカー「!?」

シュトロハイム「くッ」キキッ

シュトロハイム「!?」

シュトロハイム「カ・・・カーズッ!やはりこの世界にッッ・・・!そして貴様はッ・・・スカーッ!スカーではないかァッ!!」

スカー「お前は・・・ブリッグズの時の・・・」ヨロ

スカー「この穴を下へ行けッ!そこにエドがいるッ!!」

287: 2014/03/10(月) 23:12:49 ID:OYwhZ0/Y
シュトロハイム「何!?」

スカー「早く行けッ!ここは俺が引き留めるッ!」

シュトロハイム「バカ者がァァァアアア!!こいつは柱の男カーズッ!ホムンクルスと同等以上の強さだッ!!」

スカー「とにかく行けッ!!下にはもっとやばい敵がいるんだッ!」

シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム「決して氏ぬんじゃあないぞォッ!!」バッ

スカー「・・・行ったか」

スカー「」ハッ

カーズ「」ヒュッ…

スカー「まずッ・・・」

288: 2014/03/10(月) 23:19:55 ID:OYwhZ0/Y
ズバアッ!

スカー「ぐああああッ!」ブシュウウウウウウウウウウウ

カーズ「チッ・・・もう少しで腕を切断したものを!なかなか素早い奴よ・・・」


スカーは、中国拳法の構えであるネコ足立ちをとっていた

もちろんスカーが中国拳法を習っていたわけではないが

四肢の力を抜きあらゆる方向からの攻撃にもスピードとリズムを失わぬ防御態勢を本能的にとり

自然と拳法のネコ足立ちになっていたのである

カーズの攻撃、既にネコ足立ちになっていたスカーがかろうじてかわせたにすぎない

立つ位置が1cm前であったなら、カーズの発言通り腕を切断されていただろう

スカー「・・・!」

289: 2014/03/10(月) 23:22:45 ID:OYwhZ0/Y
カーズ「だが!寿命がほんの数秒延びたのみッ!」バッ

スカー「くッ」

バン!

バヂバヂバヂ

ジャギィン

カーズ「!?」

ギュオッ

カーズ「GYAAAAAAAAAAAAAAAAA!?」ザクザクザクザクザク

カーズ「な・・・に・・・!!床から・・・柱ッ!?トゲが・・・!!」ズブウウ…

カーズ「ぐうッ」ズボオッ

290: 2014/03/10(月) 23:25:51 ID:OYwhZ0/Y
カーズ「チ・・・」スタッ

スカー「」ハア ハア

カーズ「・・・」

スカー「まさか・・・俺が錬金術を使うとは・・・」バリッ

スカー「俺の左腕に刻まれているのはッ!我が兄の残した錬成陣ッッ!」ドォーン

カーズ「・・・」



カーズ「どこまでもあがくな・・・人間どもめ」グググ…

チャッ…

カーズ「」ニャ…

291: 2014/03/10(月) 23:30:20 ID:OYwhZ0/Y
シュトロハイム「」スタッ

シュトロハイム「これは・・・」

プライド「へぇ、またあの時の軍人さんですか」シュル…

シュトロハイム「プライドか・・・!!」

エド「シュトロハイム!?」

シュトロハイム「エド!?」

エド「お前今までどこに・・・まあいい、倒すの手伝え!!」

シュトロハイム「あ、ああいいだろうッ!やってやろう!!」

プライド「」クス…

エド「まだ笑ってられるのか!テメエらは俺を殺せねえッ!俺の圧倒的優位は揺らがねえッ!消してやるぜ!そのニヤついた顔をーーーッ!!!」

292: 2014/03/10(月) 23:33:50 ID:OYwhZ0/Y
プライド「圧倒的優位?」クス

プライド「何もわかっていない!!貴方は小さいあまり、自分より小さい相手と闘った経験がすくない!!」

シュバッ

エド「う・・・」

シュトロハイム「紫外線照射装置ィィィイイイイイイイ!!!!」ビカアアッ!!

プライド「なッ・・・!貴方の侵入経路は水路から!防水性に・・・」キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

エド「サンキュー、シュトロハイム!」バッ

プライド「!」

エド「オレは小さいぜ!だからこそ!小さい奴の闘い方はよくわかるんだよォオーーーッ!!」ガンッ

プライド「うッ」バラァァ

293: 2014/03/10(月) 23:36:18 ID:OYwhZ0/Y
エド「もういっぱ・・・」バシィ

エド「!?」

シュトロハイム「何ッ」

プライド「」ニヤ…

影「」シュルル…

バシュン

エド「うわああああああああああああああああああああああああああああああ!?」ズリャリャリャリャ

イズミ「ううッ」シュルル

大佐「く・・・」シュルッ

アル「兄さ・・・」

294: 2014/03/10(月) 23:39:38 ID:OYwhZ0/Y
シュトロハイム「あ・・・あれはアルッ!アルまで・・・」

お父様「」ブンッ

4人「うッ」ドッガア!

お父様「・・・」モコモコ

お父様「遊びはここまでだ」

シュトロハイム「あ・・・あれが親玉ッ!」ギギ…

ゴゴゴゴゴゴゴ

お父様「お前たちは、この惑星が1つの生命体・・・いや、システムと考えたことはあるか?」

お父様「膨大な宇宙の記録を残すシステム!その扉を今!人柱諸君を使い開く!!」

シュトロハイム「・・・!!!」

299: 2014/03/12(水) 16:11:02 ID:2UVkTnN2
グリード「そうかい」

お父様「!」

シュトロハイム「!!」

エド「!!!」

グリード「そこが中心かァアッ!!!」バッ

ブンッ

ドチャアアッ

グリード「ヘッ」

シュトロハイム「グリード!」

グリード「おお、シュトロハイムか!合流できてよかったよかったァ」

300: 2014/03/12(水) 16:35:22 ID:2UVkTnN2
グリード「世界の中心はオレだァァッ!オレは世界を手に入れるゥゥゥウ!」グッ

お父様「ほう」ズズッ

グリード「!!」

シュトロハイム「影が・・・」

お父様「来ると思っていたよ、グリード。お前は私から生まれた強欲だから、な。私の欲しい物は欲しいものなァ・・・」

グリード「チィィッ・・・!」

お父様「」ズアッ

グリード「!」

ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ドジャァアアアッ

301: 2014/03/12(水) 16:38:13 ID:2UVkTnN2
エド「うああああああああッ、引きずられ・・・!!」ガガガガガ

ホーエンハイム「くッ」ヌポン

シュトロハイム「ホーエンハイム!?」

ホーエンハイム「」バン!

バリバリバリ

バチチッ

ドッガァアアアアアアン

シュトロハイム「ヌウッ、爆発!!」

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

お父様「フフ・・・フハハハハハハハハ」

302: 2014/03/12(水) 16:42:58 ID:2UVkTnN2
ホーエンハイム「」ギリ…

お父様「フハハハハハハハハ、フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

お父様「世界の中心はァァ・・・」スウ…

お父様「ここだ!!」バン!

バリバリバリバリ

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

お父様「FHHHHHHHHHHHHHHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」バリバリバリ

エド「うッ」ガパァ

エド「うああああああああああああああああああああ!!!!」シュル シュルシュルシュル

シュトロハイム「は・・・腹に眼がッ!?それに・・・手!?」バリバリバリ

303: 2014/03/12(水) 16:48:38 ID:2UVkTnN2
お父様「フハハハハハーーーッ!!素晴らしいエネルギーだ、私が抑えるだけで精一杯ではないか!!」バリバリ

シュトロハイム「ぐッ・・・うう!エネルギーに押される・・・!!!!」ズズズズ

シュトロハイム「何が・・・何が起きようとしているッ!?」

シュル… シュルルル…

バヂバヂバヂ!!!

ビュウウウウウウン

ガジャアアアア… ゴウンゴウンゴウン

お父様「」ガシイ

お父様「」ググググググ…

お父様「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!神よッッ!!我が魂に応えよォォォオオオオオオオ」

304: 2014/03/12(水) 16:50:40 ID:2UVkTnN2
お父様「そうだ・・・来い!もう貴様に縛られ続ける私では・・・ない!」

シュルル…

ズンッ

ズルウ ズルウ

グイイイイイイイイイイイイイ

お父様「地に引きずりおろし!わが身の一部にしてくれようッッ!!!」

バリバリバリバリ!!

バリバリ…

クオン

ドッギュォォォォオオオオオオオオオオン

305: 2014/03/12(水) 20:00:55 ID:2UVkTnN2
シィーン…

イズミ「」ピクッ

ガバッ

イズミ「・・・」キョロキョロ

イズミ「腹の・・・眼が・・・消えてる」パ

ホーエンハイム「」ググ…

大佐「みんな・・・無事なのか!?何が起きた!」

シュトロハイム「・・・」ググ

お父様「ご苦労だった。人柱諸君」

全員「!!!」バッ

306: 2014/03/12(水) 20:05:16 ID:2UVkTnN2
ホーエンハイム「てめぇ・・・やりやがったな」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

お父様「ああ。手に入れたよ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

お父様「『神』を」ドォオオーーーーッン

シュトロハイム「何ィィィイイ!?若返っているッッ!!」

シュトロハイム「そ、それに『神』だとォォ!?そんなことが―」

ホーエンハイム「できる」

シュトロハイム「何だとォォオオ!?」

ホーエンハイム「莫大なエネルギーが・・・大量の賢者の石があればなッ!!」

シュトロハイム「・・・では、この国の何人が犠牲に・・・!」

307: 2014/03/12(水) 20:14:43 ID:2UVkTnN2
大佐「この国の人口は・・・5000万だ」

シュトロハイム「・・・!!」

シュトロハイム『小僧!人種はちがえど、わたしはおまえのような勇気ある者に敬意を表す!』

シュトロハイム(世界征服を目指す総統閣下はユダヤ人の虐殺こそ行うが、このようなイカれた虐殺はせぬ・・・!!!)

シュトロハイム「貴様・・・貴様は越えてはならない一線を越えた・・・!!」

シュトロハイム「ホムンクルスゥゥゥウウウ!!貴様の根性はァアッ!畑に捨てられ!カビが生えッ!ハエもたからぬカボチャの如く腐っておるッッッ!!」

お父様「喚くがいい・・・ほざくがいい・・・罵るがいい・・・神を前にした諸君らにできることはそのくらいしかないのだから」

シュトロハイム「・・・」ギリギリギリ

お父様「」トンッ

全員「!」ギュンッ

308: 2014/03/12(水) 20:17:18 ID:2UVkTnN2
お父様「術は封じさせてもらったよ」

エド「チッ・・・」

お父様「さらばだ、諸君」スウ

バチバチバチ

コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

シュトロハイム「!」

お父様「神を手に入れた私には、太陽を掌で創ることも可能なのだ」コオオオオオオオオオオオオ

ホーエンハイム「お前・・・太陽って・・・核・・・融・・・」

お父様「ここで解き放ってみようか?」

お父様「!?」ドクン

309: 2014/03/12(水) 20:22:39 ID:2UVkTnN2
お父様「な・・・」ドクン

ホーエンハイム「・・・」

フゥ…

ホーエンハイム「お前が神とやらを手に入れた時から、既に逆転劇は始まっているんだよ!」

シュトロハイム「何?」

お父様「ぐ」ドクン

ホーエンハイム「この時に備えて・・・この国全土に俺の中の賢者の石を配置しておいたんだよ!!」バァアーン

お父様「かッ・・・」ドクン

お父様「だが、円がなくては錬金術は発動しないッッ!錬金術の基本だ!!」

ホーエンハイム「円ならあるさ。日食で地球に落とされた、月の影だッッ!!」ドォオオーーーーン

310: 2014/03/12(水) 20:27:44 ID:2UVkTnN2
バリバリバリバリ

ギュキュウウウウウウウウウウウウウウウン

お父様「ぐ・・・くッああああッ!!!」バリバリバリバリ

お父様「GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!」バリバリバリバリ

ドッグォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ…

シュトロハイム「な・・・何だァァア!?あれはッッ!!」

ホーエンハイム「この国の人間の魂だ・・・5000万人の魂だッッッ!!」ドォーン

ウウウウォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

バババババババババババ…

ホーエンハイム「アメストリスの国の人間の魂は既に肉体へ戻った・・・貴様がもともと持っていたクセルクセスの人間の魂だけでは・・・」

ホーエンハイム「『神』を抑えられないだろうッ!?」ズギャァアーーン

311: 2014/03/12(水) 20:30:38 ID:2UVkTnN2
お父様「ぐ・・・おおお・・・!!」

ググッ

ミシミシ…

バギン

全員「!!」

お父様「賢者の石はまた作ればいい・・・1億でもッ!10億でもッッ!!人間というエネルギーはいくらでもあるッッッ!!!」

バリバリバリ

シュトロハイム「何だァァアアアアアッ!?奴の額にエネルギーの球体がァァァッッ!!」

お父様「フンッ!!」ドッゴオオ

ギュンッ

ホーエンハイム「おおお!!!」ドッギャァ!

312: 2014/03/12(水) 20:31:51 ID:2UVkTnN2
バチィイイイイン

ビュンッ

ボッグォオオオオオン

シュトロハイム「エ・・・エネルギーが上へッ!」

ギュンッ

カーズ「!」

スカー「!?」

ボッグォォォオオンン

ドガバラァアアッ

カーズ「屋根が・・・」

313: 2014/03/12(水) 20:34:21 ID:2UVkTnN2
お父様「らァアッ」バリバリ

ビュゴォ!

メイ「」パァン

バチバチバチバチ!!

ドッガァア!

アル「メイ!!」

シュトロハイム「け・・・結界を張ったかッ!!」

お父様「」ヒュゴオ!

シュトロハイム「!!だ、第二波が来るッ!!」

ホーエンハイム「くうッ」ズッガァア!!

314: 2014/03/12(水) 20:37:14 ID:2UVkTnN2
メイ「踏ん張ってください、おじ様ッ!!防御の陣が壊れますッ!!」

ホーエンハイム「う・・・うおおおおッ」ゴオオオオオオオオオオオオ

エド「てめえバテてんじゃあねえぞォ!!!」ドン

アル「踏ん張って、父さん!!!」ドン

ホーエンハイム「!!」

ググッ…

ホーエンハイム「嬉しいね・・・手伝ってくれるのか」

ホーエンハイム「じゃあ、頑張らねえとなッ!!!」ズンッ!

ズン ズン ズン ズン

シュトロハイム「ォォォオオオ!!押し返しているゥゥゥゥウウウウウ!!!!」

315: 2014/03/12(水) 20:40:27 ID:2UVkTnN2
一方スカー

スカー「」バヂヂッ

カーズ「また柱かァッ!!」スパパッ

バッカァアアアン

カーズ「貧弱!貧弱ゥゥッ!!」ビュンッ

スカー「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」バリバリバリ

ドッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

カーズ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!」ヒュヒュヒュン

スパパパパパパパパパパ

スカー「た・・対応されッ」

ドガァ!

316: 2014/03/12(水) 20:43:51 ID:2UVkTnN2
スカー「くあッ」ドガンッ ズガッ

ゴロゴロゴロゴロゴロ

スカー「ぐ」ダンッ

スカー「うう・・・あああ・・・!!」ググ

ピカッ

スカー「!!」

カーズ「!?」

スカー「に・・・日光ッ!日食が終わったのか・・・!!」

ピカァアアアアアア

スアアアアアアアアアアアアアア

317: 2014/03/12(水) 20:46:20 ID:2UVkTnN2
スカー「日光が部屋のすみまで・・・カーズに向かっていくッ」

スアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…

カーズ「・・・」

スカー「エドの話だと、貴様は日光に弱いそうだな!!!石化したところを一気に木端微塵に粉砕させてもらおうッッ!!」

カーズ「ヌウウ・・・!」

ニヤァ

スカー「!?」

カーズ「いいだろう・・・見せてやろうッ!!『この世界』では貴様が初めてだろう・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「石仮面を見るのはッ!!」バァアーンッ

カーズ「そして!もう1つ!!見せてやろう・・・『究極』をッ!!」チャッ

318: 2014/03/12(水) 21:15:16 ID:2UVkTnN2
スカー「なッ・・・や、やめろォォオーーーーーーーーーーーーッ!!」バッ

ダダダダダダダダダダダダ

カーズ「もう遅いッ!」ガチャッ

ガッシ

ゴッ

ビンッ

ガシァァァン

ギャワォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオ

スカー「・・・!!!!!」オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

320: 2014/03/12(水) 21:44:30 ID:2UVkTnN2
カーズ「フハハハハハハ!!フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」オオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

スカー「この光・・・は・・・!!!」オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

スゥ

カーズ「」フラ…

バタァッ

スカー「・・・!?」

スカー「なぜ倒れ・・・」

スカー「・・・これは好都合かもしれん」

スカー「今のうちに、準備を進めなくてはッ!」チャ

321: 2014/03/12(水) 21:48:55 ID:2UVkTnN2
シャッ シャアアーーーーッ シャッ

スカー「・・・」シャッ シャッ シャーーーッ

スカー「この錬成陣が完成すれば・・・エド達は錬金術を使えるように・・・!!」シャ

スカー「」ピクッ

カーズ「・・・」

グン

カーズ「」グゥゥウウン

スカー「た・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

スカー「立ち上がった・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「」バラバラ

322: 2014/03/12(水) 21:54:39 ID:2UVkTnN2
バラバラ コンッ

スカー「・・・」

スカー「・・・」ス

スス…

スカー「」トンッ

スカー「・・・」

スカー「・・・え」

スカー「・・・」チラ

スカー(か・・・壁?こんな壁・・・さっきまでは・・・)

スカー(・・・!?)

323: 2014/03/12(水) 22:01:33 ID:2UVkTnN2
カーズ「フフ・・・フフフフフ・・・」

スカー「」ハッ

カーズ「フハハハハハハハハハ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」

カーズ「そおうだッ!」ドォーン

カーズ「『錬金術』だよォオッ!!このマヌケがッ!!」ドォオーーーーン

スカー「何ィッ!?」

カーズ「よォく見ろッ!俺はッ!このカーズはッ!『太陽光』の中にいるッ!」バァアーン

カーズ「太陽を克服したこのカーズにできないと思ったかッ!?何日ホムンクルス共といたと思っている!?楽に!実に楽に!!学習できるぞォ!!」

スカー(と・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

スカー(閉じ込められた・・・!!!!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

324: 2014/03/12(水) 22:18:24 ID:2UVkTnN2
スカー(前にはカーズ!後ろと横には壁・・・!!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

スカー「・・・」

スカー「もはや、ここまでか・・・」トン

カーズ「」ブンッ

ボグッ

スカー「ゴブッ」ゴバッ

カーズ「これが・・・『完全生物』だ・・・イシュヴァール人」

スカー「」ドクドクドクドク…

グラ…

ドチャァ…

325: 2014/03/12(水) 22:31:34 ID:2UVkTnN2
スカー「」ドクドクドク

カーズ「フン・・・」

カーズ「くたばったか」ザッ

カーズ「さて・・・フフ、あのドイツ軍人が通らなければ、赤石は奪えなかった・・・感謝するぞォ、軍人ッ!」バァーン

カーズ「しかし・・・」クル

カーズ「本来ならこの力を手に入れ次第、ホムンクルス共を皆頃しにするつもりだったが」

カーズ「親玉が何やらやらかしたようだな・・・少しなりを潜めておくか・・・」ス

ザッ ザッ

ザッ ザッ ザッ…

スカー「」ピクッ

326: 2014/03/12(水) 22:38:46 ID:2UVkTnN2
スカー(うう・・・)ズルズルズル

パシ!

スカー(賢者の石・・・いや、エイジャの赤石か・・・これを、エドのために!!)ギュ

スカー「・・・」

ズルッ

スカー(この国の錬金術師は地殻エネルギーを利用しているが・・・地下にそれを阻害する要素がある。国中の地下に張り巡らされた賢者の石!!)

スカー(この『逆転の錬成陣』は、国土錬成陣に練丹術の陣を重ね、賢者の石の力を無効化する!!!疎外されていた地下エネルギーをフルに使える・・・!!!)ググ…

スカー「」パァン

バチバチバチバチッ!!!

カーズ「!!!貴様、生きていたかァアッ!!!」バッ

327: 2014/03/12(水) 22:44:21 ID:2UVkTnN2
バリバリバリバリバリバリ!!!!

ズギャァァァアアアアアッ!!!

ズォォォオオオオオッ!!

バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂィィィイイイッ!!!!!

カーズ「き・・・」タッ バチバチバチ

カーズ「貴様何をしたァアーーーーッ!!!」バチバチ…チ…

スカー「フ・・・フフ・・・」バチ…

カーズ「氏ねィ!!」ズバッ

スカー「ぐあッ」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

ゴトッ…

328: 2014/03/12(水) 22:48:50 ID:2UVkTnN2
カーズ「・・・!」

カーズ「こ、これは・・・!?一体コイツはッ!何をしたのだァァアアッ!?」

カーズ「クソカスがァアーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」ダァアアン

バリバリバリ…

バリッ

ホーエンハイム「来たぞォォッ!!!」

エド「らァアーーーーーーーーーッ!!!」パァアン バチバチバチ

ヒュボッ

プライド「!」

プライド「ううッ」ドドドドドドドド!!!!

329: 2014/03/12(水) 22:56:36 ID:2UVkTnN2
ドドドドドドドドドドドドドドドド

お父様「ムウッ」ドドドドドド

ドッガァアアアアアン

シュウウウウウウウウウウウウウウウウ…

エド「ざまあみやがれッ!偉そうにふんぞりかえってた椅子がバッラバラだぜ!!!」パアン バチバチバチ

エド「カノン砲だぜ!くらうかァ~ッ!!」ドォン ドォン ドォン ドォン

ギュンッ

お父様「・・・」ドゴォオン バゴォオン ズガァアン バグォオン

ホーエンハイム「このまま攻撃しろ!いつかエネルギー切れを起こすッ!!いつかは分からんが、やるしかないッッ!!」ドカン ズガバカン

イズミ「くらえェエッ!!!」バチバチバチ

330: 2014/03/12(水) 22:59:51 ID:2UVkTnN2
パイプ「」ギャロン!

ギュンッ

お父様「」バッグァアアアアン!!

お父様「」バチバチバチ

ドガァアアン バグァアアアン

エド「うおッ」ズガァアアアン パラ…

シュトロハイム「うおおおおおおおおおおおおッ!!!」バッ

エド「シュトロハイム!?」

シュトロハイム「任せておけ!!エド!!!俺がやる事を見れば、何を俺が望んでいるか!!理解できるはずだァアッ!」ガッシィア

グイイイイイイッ!

331: 2014/03/12(水) 23:02:50 ID:2UVkTnN2
ギャラララララララララララ…

バカァアア…

お父様「!」

エド「何だあれはッ!?溶岩か!?」

グリード「なッつかしいねェエ!昔オレが入った風呂じゃあねーかッ!親父殿も入ったら・・・」バッ

グリード「どうだァアッ!?」ブンッ

お父様「」バッギィイン

グリード「チッ・・・鉄骨が折れやがった!」

エド「どけェエッ!グリードォッ!!」パァン バチバチバチ

ゴグンッ

332: 2014/03/12(水) 23:05:43 ID:2UVkTnN2
グアッ

シュトロハイム「」ニヤ

グリード「な・・・なるほどッ!溶岩を上から垂れ流すかァッ!!」

ドォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ザバァァァアアアアアアア

ブジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

エド「・・・」

エド「!」

スウ…

333: 2014/03/12(水) 23:09:46 ID:2UVkTnN2
ザバアッ!

お父様「・・・」

バリッ

シュトロハイム「!!」

お父様「」ドン!

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

シュトロハイム「う、上へ逃げていくぞォオオッ!?」

ホーエンハイム「賢者の石を作りにいったな・・・!!!!」

シュトロハイム「は、早く追いかけなくてはッ!!」

エド「ああッ!!」

334: 2014/03/12(水) 23:20:05 ID:2UVkTnN2
ホーエンハイム「」バリバリバリバリ ギュウウウウウウウウン

グリード「チイッ」バババババッ

イズミ「あんたを安全なところへ連れて行かないとね」

大佐「すまない・・・大切な時に力になれなくて」

シュトロハイム「・・・エド!?」

エド「すまねえみんな!こいつは俺に用があるみたいだッ・・・」グググ

プライド「・・・」グググ

イズミ「絶対に勝つんだよ、エドッ!」

エド「はい!!」

シュトロハイム「・・・エド、氏ぬなよォッ!!!」バババ

335: 2014/03/12(水) 23:26:31 ID:2UVkTnN2
ズズ…ン

イズミ「あんた!?」

シグ「イズミ!?」

イズミ「あんた、大佐をお願い。上にヤバい奴がいるから急ぐねッ!!」ドン!

ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン

グリード「」タン タッ

ズザザザザザ

ランファン「若!」

グリード「グリードだよ・・・なッ!?」

少佐「ああ・・・スカーは既に殺されていた。誰がやったのかは分からんが・・・」

336: 2014/03/12(水) 23:29:57 ID:2UVkTnN2
少将「それはわかっているだろう。我々が姿を確認していないだけだ」

グリード「・・・?」

少将「カーズだ」

グリード「!」

グリード「あいつか・・・!」

シュトロハイム「っと」ズザザザザ

シュトロハイム「随分と人が増えているようだが・・・おお、懐かしい顔も」

全員「・・・」

シュトロハイム「早急に現時点での情報交換を行おう」

中尉「・・・」

339: 2014/03/13(木) 18:53:59 ID:uu0R4dTU
グオンッ

お父様「」バッ

スタッ

部下10「!?」

部下11「な・・・何だ貴様・・・」

お父様「」バチバチッ

部下10「ぁ・・・」グラ

ドサドサドサ

お父様「・・・」チラ

賢者の石「」キラリ

340: 2014/03/13(木) 21:45:52 ID:uu0R4dTU
お父様「・・・足らんな」ス

バチッ

部下12「ぐああああッ!?」バチバチバチ

部下13「う・・・お・・・あああああああ!!」バチバチバチ

ヒュンッ

ドッガァアアン!

お父様「!」バチ…

シュン

部下達「ぶはッ」

ゼェ ゼェ ハァ ハァ ヒー…

341: 2014/03/13(木) 21:47:49 ID:uu0R4dTU
お父様「・・・」

クル!

ホーエンハイム「これ以上はやらせんよ・・・!!」

お父様「ほう」

ゴウン!

アル「父さん!」バッ

イズミ「」バッ

メイ「」バッ

お父様「人間はおとなしく石になっていればよい」

ホーエンハイム「・・・」

342: 2014/03/13(木) 21:51:44 ID:uu0R4dTU
ハァー…

ホーエンハイム「なんでそんなに下等生物扱いするかねェ・・・」

ホーエンハイム「人間からは賢者の石が、賢者の石からはホムンクルスができるッ!ではホムンクルスからは何ができる!?何を産む!?」

ホーエンハイム「破壊し尽くすだけの存在を『神』と呼べるのかァァ!?完全な存在になったつもりだろうが・・・」

ホーエンハイム「『どん詰まり』なんだよォオッ!!!」バァアーン

お父様「・・・」

お父様「そうかね?では、人間を産もう」

ホーエンハイム「・・・!?」

お父様「」バチチチッ

ボゴボゴボゴォォッ!!!

343: 2014/03/13(木) 21:55:50 ID:uu0R4dTU
アアアアアアア… ウォォォオオオ… ウアアアアアア…

イズミ「」ビク

ズモモモモモモ…

クセルクセス王「う」ズボン

クセルクセス王「うああああ・・・」ヨロ ヨロ

ホーエンハイム「ク・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ホーエンハイム「クセルクセス王・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

クセルクセス王「不老不氏を手に入れた・・・私は、まだ・・・生きている・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

男3「体・・・体を手に入れた!」ウオオオオ… アアア…

男4「ホーエンハイムゥウ・・・」フラ フラ

344: 2014/03/13(木) 21:57:52 ID:uu0R4dTU
イズミ「ひ・・・」ザッ

ペト

イズミ「!?」

赤ちゃん「」アウ…アウ…

赤ちゃん「アウウウ・・・」

イズミ「」ウッ

アル「ち・・・違う!こんなの、間違ってる!!」カラダ…カラダダ…! ヤッタ…

ホーエンハイム「き・・・ッ」

ホーエンハイム「貴様ァァアアアアーーーーーーーーーーーッ!!」ドォーン

エド「・・・!?」バッ

お父様「」ペロ

バチバチバチ

345: 2014/03/13(木) 22:01:39 ID:uu0R4dTU
バリバリバリバリ!

キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

バチッ

ピカッ

ホーエンハイム「まッ・・・」ギュオッ

人々「アアアアアアアアアアアアアアアア・・・」ボジュ! ボジュウウ! ボジュウウウウウウ!

ホーエンハイム「くおおおお・・・!!」ギュオオオオッ

ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

オオオオオオオオオオオオオ…

オオオオオ…

346: 2014/03/13(木) 22:07:52 ID:uu0R4dTU
オオオオオオオオオオオオオオオオオ…

メイ「」ヒュオオオオオオオオオオ…

メイ「」ピクッ

メイ「う・・・」ググ…

ハッ

アル「」シュウウウウウウウウウウウウウウウ…

メイ「ア・・・アルフォンス様!?私のために・・・楯に・・・!?」

メイ「体が・・・!!!」

アル「よかっ・・・た・・・」グラ

ガッシャアァアアアン

347: 2014/03/13(木) 22:09:24 ID:uu0R4dTU
エド「」ピク

エド「う・・・ああ・・・」グググ…

エド「せ、先生!」

イズミ「い・・・」

イズミ「生きてるよ・・・ギリギリでかばってくれた」グググ…

エド「え・・・?」

エド「!!」

エド「ホ・・・」

エド「ホーエンハイムッッ!!」ドォーン

ホーエンハイム「」シュウウウウウウウウウウウ…

348: 2014/03/13(木) 22:11:52 ID:uu0R4dTU
エド「!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

お父様「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「てめェェ・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

お父様「」ブン

ホーエンハイム「ぐッ」ガッ!

ホーエンハイム「ぐおお」ドガガガガガガ

シュウウ…

エド「ホーエンハイムーーーーッ!!!」

お父様「まず・・・」スウウ

お父様「2つ」バヂッ

349: 2014/03/13(木) 22:14:26 ID:uu0R4dTU
バリバリバリ

イズミ「うあああああああああああああああ」バリバリバリ

エド「ぐあああああああああああああああ」バリバリバリ

お父様「・・・」ス

ギュン

ドッギャァア!

お父様「か・・・ッ!?」グワラァア

ドザァ!

2人「かはァッ!」

ゼェ ゼェ ゼェ ゼェ…

350: 2014/03/13(木) 22:18:42 ID:uu0R4dTU
お父様「な・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

お父様「ん・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「その顔はッ!」

シュトロハイム「目標はァァアアアア!!!」バッ

シュトロハイム「『お父様』と呼ばれる金髪長毛の男ッッ!!鋼の錬金術師と間違えるんじゃあないぞォオオオ!!」

部下達「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」ガチャガチャガチャ

エド「ぎ、義手を飛ばしたのか・・・!!グリードが義手を拾ったって言ってたな・・・」ググ

エド「そして!今から一斉射撃が始まるのか!シュトロハイムッ!!」グッ

351: 2014/03/13(木) 22:22:27 ID:uu0R4dTU
シュトロハイム「我ァァアアアアがナチスの科学力はァァアアアアア!!!!」ジャギン!

シュトロハイム「世界一ィィィィィイイイイイイイイエエエエエエエエエエエエエエエエエアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」ジャゴォ!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

お父様「・・・!!」ドガァアン ボム バグァアアン

シュトロハイム「フハハハハハハーーーーッ!!!着弾と同時に炸裂する特殊弾薬ッッ!貴様の命運今つきたァアアーーーーーッ!!」ドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

352: 2014/03/13(木) 22:33:09 ID:uu0R4dTU
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

部下12「援護しろーーーーーッ!!!撃てェエエーーーーーーーーッ!!」

ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ

ドヒュヒュン ヒュヒュヒュヒュ シュイン

ボッグァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアン!!!

エド「バッ・・・バズーカかッ!」タタタタ

イズミ「でも、この程度じゃ氏なないよ!!エド、ホーエンハイムさんを安全なところに!」タタタ

エド「はいよ!!」タタタタ

シュウウウウウウウウウウウウウ…

353: 2014/03/13(木) 22:39:51 ID:uu0R4dTU
お父様「」バチッ

エド「うおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」バチバチバチバチ

シュトロハイム「奴に反撃の隙を与えるなァァァアアアアア!!!」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

バン バン バキュゥーン バキューン ドン ドン

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…ドドッ

シュトロハイム「!」カチカチ

シュトロハイム「チッ・・・腹の重機関砲が使えずともッ!」ウィーン

シャッ ジャキッ

シュトロハイム「腕の銃を使い!この体の駆使し!!貴様を倒すぞォ、ホムンクルスッ!!」バババババババババ

354: 2014/03/13(木) 22:41:16 ID:uu0R4dTU
ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

部下13「シュトロハイムさんッ」サ

シュトロハイム「どうしたァア!?」バババババ

ヒソヒソヒソ…

シュトロハイム「ほう!」

シュトロハイム「そうか・・・ついに彼の実力を見られるのか」

シュトロハイム「攻撃やめェェェエエエエエエーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!伏せるのだァァァァアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

パチン

ドゴウ!!

355: 2014/03/13(木) 22:44:58 ID:uu0R4dTU
ドッガァァァァアアアアアアアアン

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

シュトロハイム「・・・ほう」

お父様「・・・」

シュウウウウウウウウウウウウ…

大佐「あたったか!」

中尉「僅かにそれました!十二時の方向に修正ッ!」

大佐「眼が見えんからな・・・火加減の調節が」

中尉「加減する必要はありません!!距離50、いえ!53!!」

パチン

356: 2014/03/13(木) 22:46:47 ID:uu0R4dTU
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

お父様「」スオッ

ギュルッ

グオン

お父様「」ブンッ!

シュトロハイム「ひ・・・火を投げ返したァァアア!?」

中尉「正面、攻撃きますッ!」

大佐「」パァン バチバチ

ドッゴン

ボガァァアアアア!!

357: 2014/03/13(木) 22:49:53 ID:uu0R4dTU
シュトロハイム「おおお!!壁を錬成して防いだッ!」

中尉「お見事!」ゴオオオオ…

大佐「ほう・・・こいつは便利だな」ニ

シュトロハイム「撃て撃てェエエーーーーーーーーーーーーーーッ」バババババババババババババ

シュトロハイム「ううッ」カチカチ

シュトロハイム「弾切れか・・・早くもッ!!」

ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ

ボッグァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアン!!!

少佐「奴に賢者の石を!使わせ続けろォォオオオオオ」ガイン バチバチ

ギャギギン

シュトロハイム「ほう・・・鏃ッ!」

358: 2014/03/13(木) 22:52:29 ID:uu0R4dTU
ゴギャギャギャギャギャギャギャン!!!

ランファン「」バッ

ザンパノ「」バッ

お父様「!」

ザンパノ「」ドシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ

ランファン「」ピンッ

ポイッ

ズパァアアアアン!!

お父様「」シュウウウウウウ…

359: 2014/03/13(木) 22:55:20 ID:uu0R4dTU
ダリウス「ウラァァアアアアアアア!!」ブンッ

ダゴォォオオオッ!!

ボボボボン

ヒュヒュヒュィイイン

ボッグァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアン!!!

ババババババン バンバン ドンドン

シュトロハイム「ほう・・・これは凄い」

シュトロハイム「この世のどんな戦争をも超える戦い・・・!!!」ドガン ズガバガン

シュトロハイム「オレは誇り高きドイッツ軍人!!!ドイツの科学はァァアア・・・」

シュトロハイム「世界一ィィィイイイイイイ!!!」ガッション!

360: 2014/03/13(木) 22:58:10 ID:uu0R4dTU
エド「!」

エド「シュトロハイム!その膝・・・」

シュトロハイム「おおおエド!言ったろうッ!?このシュトロハイムのボディは全てが武器!脚にも備え付けられておるゥゥウウウウ」

シュトロハイム「俺の装備の中でも最高の破壊力ッ!両膝から射出する小型ミサァァァァアアイルゥゥゥウウ!!」

ドッシュウゥゥウウウッッッッッ!!!!!

エド「おおッ」

ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン

お父様「!!」

ドッグァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

364: 2014/03/14(金) 19:32:42 ID:blh.KiVk
シュトロハイム「やったか!」

モクモクモク…

ブワァッ

お父様「」バァアーーーン

シュトロハイム「」チッ

イズミ「」パァアン

バチバチバチ

ドグオオオオオオッ!!

お父様「!」

シュトロハイム「か・・・壁ッ!?奴の前を除く3方を壁がッ!!」

365: 2014/03/14(金) 19:35:04 ID:blh.KiVk
大佐「」スッ

シュトロハイム「!」

大佐「蒸し焼きだッ!!」パッチィン

ヒュゴオッ

ドォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオン

シュトロハイム「ムオオ!」ゴオオオオッ

エド「風が・・・」ゴオオオオオオ

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

ザッ ザッ

お父様「」バァアアーーーーーーーッン

366: 2014/03/14(金) 20:12:00 ID:blh.KiVk
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

少佐「ま・・・」

少佐「全く効かん・・・あのバリアーをなんとかしなくてはッッ!」

お父様「」ピシュン パシュン ベキュウウン

部下12「も、もっと弾薬持って来いッ!」

お父様「無駄だ・・・人間如きが私に指一本触れられるとでも・・・」シュッ

グリード「人間が駄目ならァアッ!」バッ

お父様「!」

シュトロハイム「!!」

グリード「ホムンクルスはどうだァアアアアアッ!!!」

367: 2014/03/14(金) 20:16:19 ID:blh.KiVk
ドッガァ!!

グリード「ヘッ・・・」

グリード「・・・あ?」

ズズ…

グリード「・・・!」

お父様「いい所へ来た、グリード。親孝行な息子だ」

お父様「丁度賢者の石が欲しかったところだ」

ズズ…

グリード「ッ!」

ズギュン ズギュン ズギュン

368: 2014/03/14(金) 20:20:36 ID:blh.KiVk
グリード「うあ・・・あ・・・!!」ズギュン ズギュン

グリード「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!」ズギュン ズギュン ズギュン

お父様「ンン~・・・実にいい声だ!その絶叫を聞きたかったぞ、グリード!!」ズギュン ズギュン ズギュン

グリード「あ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」ズギュン ズギュン

グリード「・・・なんつってな」

お父様「!?」

グリード「防壁外さなきゃ、賢者の石は奪えないよなァァ~!!だが逆に、自分が『神』とやらの力を奪われるとは思わなかったのかァァァッ!!」ググググ…

お父様「何ッ」ドギュン ドギュン

グリード「俺がすべて、貰い受けるッッ」ドギュン ドギュン

グリード「」ハッ ドギュン ドギュン

369: 2014/03/14(金) 20:23:33 ID:blh.KiVk
お父様「」ズズズズ…

ズギュン ズギュン ズギュン ズギュン

グリード「GU・・・WKAKAKA~・・・!!!」ズギュン ズギュン ズギュン

シュトロハイム「グリードォ!!」バッ

お父様「」バリバリ

壁「」バンッ

シュトロハイム「ぐうッ」バイン

ドサーッ!

ヒュヒュヒュ ヒュヒュヒュン

お父様(!鏃や柱が・・・!!!)

370: 2014/03/14(金) 20:25:18 ID:blh.KiVk
お父様「」バチバチバチ

壁「」ドドドンッ

ズガガガァァァアアアアアン

イズミ「」バリバリバリ

壁「」ズゴゴンッ

シャァァアアアア

イズミ「」バチバチ

剣「」シャキイン

パッシィア

イズミ「らァアッ!!」ブン

371: 2014/03/14(金) 20:28:46 ID:blh.KiVk
シュトロハイム(滑り降りることで速度をつけ、剣で叩っ斬るかッ)

お父様「ヌウ・・・!!」キィン カァアン カキィイン

シュトロハイム「」ハッ

シュトロハイム「奴はバリアーを張っているッ!賢者の石の吸収は免れたぞォォッ!!」

お父様「るおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」バリバリバリバリ

ギュゴオオオッ!!!

エド「うぐッ」バチ…

エド「!!」バッカァアアアン

エド(機械鎧が・・・!!!)

シュトロハイム「諦めるなァァァァァァアアアアーーーーーーーーッ!!!」ドッギャァア!!

372: 2014/03/14(金) 20:36:07 ID:blh.KiVk
ホーエンハイム「」ハッ

ホーエンハイム「アイツ・・・素手で止めやがった!?」

シュトロハイム「」バッ

ガッシィイア

お父様「うッ!?」バギュッ!!

シュトロハイム「そしてェエエッ!!!」ギュンッ

ドッガァ!

お父様「ゴモ・・・」グググググ…

シュトロハイム「顔面を握り潰し!高圧電流を流し込んでくれようッッ!!」バギィ!メギメギマギィ

お父様「BAAHHHHHOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH」バヂバヂバヂバヂバヂィィッ!!

373: 2014/03/14(金) 20:39:21 ID:blh.KiVk
お父様「ぐあッ」ブンッ

シュトロハイム「くおおッ」ドザザザザ

ホーエンハイム「素手で攻撃を防いだ・・・つまり、奴の賢者の石は限界に近い!!」

お父様「ぐ・・・う・・・!!」バチバチ

お父様「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおううううううああああああああああああああああああああああああああああ」バチバチバチバチ

ホーエンハイム「奴はもう、『神』とやらを抑えてはいられないッ!」

お父様「ぐあばあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」バチバチバチバチ

ダン!

バリバリバリバリバリッッッ!!!!!

ビュゴオオッ!!!

374: 2014/03/14(金) 20:42:10 ID:blh.KiVk
全員「うああああああッ!?」ビュオオオオオオオオオオオオオ

全員「くッ」バヒュン

ドヒュン バヒュン ヒュン ボヒュン

シュトロハイム「ふ、吹き飛ばされェェエエエエ・・・・!!!!」ビュゴオオオオオオオオオオオ

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

お父様「う・・・おおおおお!!!」ガルルル

お父様「石ィ!石ィィ!!賢者の・・・」ザッ

お父様「石ィィィィィィィィイイイイイイイイ!!!」

お父様「」ハッ

375: 2014/03/14(金) 20:46:44 ID:blh.KiVk
エド「う・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド(まずい・・・左腕は岩盤から突き出た針金が刺さって抜けねえッ)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム(ま・・・まずい)

シュトロハイム(十中八九エドは殺される!スロウスは女将軍たちによって!プライドはエドと体内のキンブリーによって倒された・・・)

シュトロハイム(ラースはオレが頃した!なのに!ここまで来て・・・)

シュトロハイム(人類は負けるのかァアッ!!)

お父様「石!人間の・・・」ザッ ザッ

お父様「石ィィィイイイ!!」ザッ

エド「うぐうッ」

シャアッ

376: 2014/03/14(金) 20:49:40 ID:blh.KiVk
エド「!?」ガキキキンッ

エド「・・・」

チラ

アル「」ギギギ…

エド「!」

エド「おい・・・」

エド「やめろ・・・おい・・・!アル・・・!!」

アル「勝てよ・・・兄さん!!」バン!

バチバチバチバチ!!!

エド「やめろォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

アル(兄さんは・・・自分の体を犠牲にして僕を救った)キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

アル(その逆も・・・できるはずだ!!)キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

377: 2014/03/14(金) 21:14:14 ID:blh.KiVk
バチバチ…バチ

エド「・・・」

バッ

バチバチ バチチ…

エド「・・・!!!」

シュトロハイム「エドの・・・右腕が・・・」

シュトロハイム「そうか・・・自分を犠牲にして・・・」

シュトロハイム『そこの壁にオノがかざってあるだろう!それでおれの脚を断て!』

シュトロハイム『おまえらイギリス人とは根性がちがうのだ、この腰ぬけめがッ!祖国のためなら、足の二本や三本、簡単にくれてやるわーーーッ!!』

シュトロハイム「よくやったぞ・・・アルフォンス!!」グッ

378: 2014/03/14(金) 21:16:20 ID:blh.KiVk
エド「アル・・・」ググ

エド「バカ野郎ォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

パアアアアン

バチチチッ

お父様「!」

ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

お父様「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」グバァアアアアア

エド「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ググッ…

エド「らァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」ズボオオオオオッ!!

シュトロハイム「おおッ」

お父様「ぐッ」ドガン!

379: 2014/03/14(金) 22:11:23 ID:blh.KiVk
エド「うらァァァァァァァアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」バチバチバチバチ

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ

ギュウウウウウウウウウウウウウン

お父様「うあああッ」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴォォォォオオオオ

グリード「・・・」ドゴドゴドゴドゴドゴオオオオオオ

エド「しゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」ブンッ

ヒュンッ!

お父様「GYA!」ボギャァァア

お父様「ァアァァアアアァァアァァアアアァァアァァアアァァアァァアアァァアアァァアァァアアアァ!!!」ボジュウウウウウウウウウウウ

シュトロハイム「いける・・・」

シュトロハイム「いけるぞォオッ!」

380: 2014/03/14(金) 22:17:32 ID:blh.KiVk
ザンパノ「いけ!エドォッ!」

ダリウス「押せ押せ押せェェエーーーーーーーーーーーーッ!!!」

中尉「エドワード君!」

イズミ「エドッ!」

大佐「・・・鋼の!!」

部下達「いけェェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

グリード(・・・そうか)

グリード(オレが欲しかったのは・・・世界なんかじゃあなかったのか)

グリード(こいつらみたいな)

グリード(仲間だったのか―)

381: 2014/03/14(金) 22:22:40 ID:blh.KiVk
エド「うらァアアーーーーーーーーーッ!!」グンッ

ダッ

シュトロハイム「手伝うぞッ!エドォオオーーーーーーーーーーーッ!!」バッ

グオオオオオオオオオ…

お父様「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」バッ…

お父様「どけえええええええええええええ!!どうせ貴様等人間のォォッ!未来など見えきっているのだからァアアッ」

2人「それは違うッッ!人間は進歩するのだ!!してみせるゥゥウウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」

3人「オラァァァアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!」

ドッガァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアンンンン!!!

ンン…ン…

382: 2014/03/14(金) 22:31:07 ID:blh.KiVk
オオオオオオオ…

ホーエンハイム「・・・!」

グリード「・・・」ゴクッ

グラァァアアアア…

お父様「」ドッザァ!

シィイーーーーーーーーーン

お父様「ウ・・・ゴ・・・」バチバチバチ

エド「立てよ、ド三流!」

シュトロハイム「オレ達とお前との格の違いってやつを!!」

2人「見せつけてやるッ!!!」ドォオーーーーン

386: 2014/03/15(土) 15:39:19 ID:KnnrAYOE
お父様(こ・・・)バキィッ

お父様(こんな・・・)ドガッ

グラッ

ググ…

お父様「!」

エド「」ブンッ

お父様(こんなッッ!!)バギィイイッ!

お父様「こんなカスみたいなヤツに!なぜ!この私がァァーーーー!!!素手でッ」

シュトロハイム「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」ギュオッ

ドグシャァァァァアアアアアッ!!!

387: 2014/03/15(土) 16:16:50 ID:KnnrAYOE
ボトッ ボトボトボトッ

少佐「腹に穴がァァ!!」

お父様「あ・・・」バッ ヨロヨロ

お父様「う・・・おお・・・」バチバチバチ

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

エド「!?」

シュトロハイム「何・・・!?奴の腹に開けた穴から・・・!!!クセルクセス人の魂かッッ!?」

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ホーエンハイム「・・・みんな」オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

388: 2014/03/15(土) 16:18:31 ID:KnnrAYOE
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオ…

オオオ…

ホーエンハイム「・・・」

お父様「ぐ・・・お・・・・・・」ググ

お父様「!?」

スル スルル スル

手「」スルスル スル スル

エド「え・・・!?」スルスル スルルル

シュトロハイム「奴の穴から手!?無数の手が・・・!!」スル スル

389: 2014/03/15(土) 16:35:05 ID:KnnrAYOE
お父様「な・・・なんだァァ!」スル スル

お父様「く・・・来るなッ!私のそばにィ!近寄るなァアーーーーーーーーーーーッ」スルスルスルスル

ガッ

ガシガシガシガシ

お父様「ひッ・・・ひィィイ!!」ギギギギギ

お父様「あ・・・あ・・・!やめろ!!あそこへは戻りたくない・・・!!」バタン ズズズズ

ギュポ ズズズズ ボン ズズズズ

お父様「何故だ!私は知りたかった!この世の全てを!!」

お父様「何者にも縛られず、自由に!広い世界を・・・!!!」

お父様「ひィぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ギュポォオーーーーーーーーン

390: 2014/03/15(土) 16:40:02 ID:KnnrAYOE
フラスコの中の小人「」ハッ

フラスコの中の小人「・・・」

フラスコの中の小人「何故だ」

フラスコの中の小人「何故だ!何故私の物にならぬ・・・!『神』よ、何が気に入らないのだ!!」

真理「お前が自分を信じないからだ」

フラスコの中の小人「!?」

バッ

真理「他人から力を奪い、人から生まれた物のくせに、『神』とやらにしがみついていただけだ」

真理「お前はほんの少しも成長しておらん。7つの欲を切り離せば、人を越えられるとでも思ったか!?」

真理「笑わせるな」

391: 2014/03/15(土) 16:44:10 ID:KnnrAYOE
フラスコの中の小人「・・・」プルプル

フラスコの中の小人「私は・・・完全な存在になりたかった!」

フラスコの中の小人「この世の全てを知りたかったッ!」

グッ

フラスコの中の小人「欲して何が悪い!望んで何が悪い!!願って何が悪いッ!!」

真理「」ニヤニヤ

フラスコの中の小人「・・・!」

フラスコの中の小人「何だ・・・何なんだ貴様は!何様のつもりだ貴様はァッ!!」シビッ

真理「・・・」

スゥ

392: 2014/03/15(土) 16:49:04 ID:KnnrAYOE
真理「私は、お前たちが『世界』と呼ぶ存在―」

真理「或いは『宇宙』。或いは『神』。或いは『真理』。或いは『全』。或いは『一』・・・」

真理「そして」

真理「私はお前だ」シビッ

真理「思い上がらぬよう、正しい絶望を与えるのが『真理』」

フラスコの中の小人「」ハッ

お父様『人間が思い上がらぬよう、正しい絶望を与える』

お父様『それが『真理』だ』

フラスコの中の小人「・・・!!!」ワナワナワナ

真理「だから、お前にも絶望を与えよう」

393: 2014/03/15(土) 16:52:44 ID:KnnrAYOE
ガンッ

フラスコの中の小人「ア・・・アアアアアアア・・・」ワナワナ

扉「」ギィイイイイイイイイ…

ガァァァァァアアアアン

瞳「」ガパァァァッ

フラスコの中の小人「ァ・・・ァァ・・・!!」ワナワナ

フラスコの中の小人「いやだ・・・あそこに戻りたくない・・・いやだ・・・!」

手「」スオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

フラスコの中の小人「いやだ、そこに縛られ続けるのはいやだ!!来るな!近寄るな!!!」

手「」シャアアアアアアアアアアア

394: 2014/03/15(土) 16:55:56 ID:KnnrAYOE
ギュウウン

ビンッ

フラスコの中の小人「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」グイイイイイイイイイイイ

フラスコの中の小人「いやだ!いやだ!!いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ」

真理「思い上がった者に絶望を」

フラスコの中の小人「私はどうすればよかったのだ!」

真理「お前の望んだ結末だ」

フラスコの中の小人「どうすればよかったのだ!!!!」

フラスコの中の小人「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

バダァァァァァァァァァァァァアアアアアアアン

395: 2014/03/15(土) 17:04:47 ID:KnnrAYOE
大佐「何だ・・・何があった・・・勝ったの・・・か?」

中尉「ええ。ですが―」

中尉「アルフォンス君が『向こう』から帰ってきていません」

大佐「・・・」

ザンパノ「勝ったのはいいがよォォ・・・どうやって取り戻すんだ?エド」

エド「・・・」

エド「策は考えた。たった今、思いついた策があるッ」

ザンパノ「あ・・・あるのか!で、どんな策」

ザグウッ!

ザンパノ「・・・え?」

396: 2014/03/15(土) 17:07:25 ID:KnnrAYOE
ズボッ

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

ザンパノ「あ・・・ああああああああああああああああああ!?」ブシュウウウウウウウウウウウ

エド「なッ」ガタ

ザンパノ「エ・・・ド・・・」グラ

グラァァァァァアアアア…

シュトロハイム「」ハッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「き・・・貴様はッ!貴様はァァァァアアアアアア!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「カーズッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「」ドォォオオオーーーーーーン

ホーエンハイム「・・・!?」

397: 2014/03/15(土) 17:12:02 ID:KnnrAYOE
ザンパノ「」ドザァ!

シュトロハイム「貴様ァァ・・・カーズッ!今まで隠れていたのかァァアーーーーーーーーッ!!」

カーズ「フン・・・」

カーズ「あの『お父様』とやらが何かしていたので少し様子を見ていたのだが・・・くだらんなァァ!!あの程度のものかァ!?」

カーズ「・・・ところでドイツ軍。貴様・・・」

シュトロハイム「・・・?」

カーズ「何か・・・『重要なこと』を忘れていないかァア?」

シュトロハイム「何・・・?」

シュトロハイム「」ハッ

シュトロハイム(そ、そういえば・・・ホムンクルスのことで集中していて忘れていた!すっかり忘れていた!!)

シュトロハイム(何故カーズが『日光』を『浴びて』立っている!?)バァァアーーーーン

398: 2014/03/15(土) 17:20:31 ID:KnnrAYOE
シュトロハイム「ま・・・まさかァァ!まさかァァァアアアアアアッ!!」バッ

ゴソゴソ

シュトロハイム「ああッ」

シュトロハイム「せ・・・『赤石』が!エイジャの赤石がないッッ!!」ドォオーーーーン

シュトロハイム「うあああああああああああああああああああああああああそんなバカなあああああああああああああああああああああああああああああ」

カーズ「フフ・・・フフフフ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「見ての通り!ついに!ついに!!あの太陽を・・・克服したぞォ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「い・・・いかァん!ああ大変なことにッ!や・・・やつは無敵になった!弱点はもうヤツにはないッ!波紋も紫外線も効かないッ!不老不氏!不氏身!誰も倒せない!!」

エド「何が起きてんだシュトロハイム!!説明をッ説明をしろォォーーーーーッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「かッ・・・完全なる生物!アルティミット・シイングカーズの誕生だァァアーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」

カーズ「フン!」ドォォォォォォオオオオオオオオオオン

400: 2014/03/15(土) 17:25:03 ID:KnnrAYOE
シュトロハイム「おいエドォ!!貴様にはブリッグズで話したはずだ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「は・・・『柱の男』が究極生命体になることを目論んでいるという話か!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「そうだ!その通りだ!それが!その悪夢がついに・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「実現してしまったのだァァアアーーーーーーーーーーーーーッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズが赤石によって変身した究極生物とはッ!

ひとつ 無敵なり!

ふたつ 決して老いたりせず!

みっつ 決して氏ぬことはない!

よっつ あらゆる生物の能力を兼ね備えしかもその能力を上回る!

いつつ そしてその形はギリシアの彫刻のように美しさを基本形とする

401: 2014/03/15(土) 17:29:22 ID:KnnrAYOE
ダリウス「貴様!!」ブンッ

カーズ「フン・・・」パシィ

グイッ

ダリウス「ぐあああああああ!!」ボギボギボギ

シュトロハイム「うあああああああああああああああああああ!!!」バッ

カーズ「」ヒュ

ガッシ

ブンッ

シュトロハイム「うあああああああーーーーーーーーーッ」ビュン

エド「シュトロハイムーーーーーーーーーーッ!!!」

402: 2014/03/15(土) 17:34:07 ID:KnnrAYOE
ズガァァァアアアアアン

シュトロハイム「ぐああああ」ズザザザザァーッ

オリヴィエ「!」

シュトロハイム「うぐ」ドンッ

オリヴィエ「貴様は・・・シュトロハイム!!」

シュトロハイム「き・・・貴様はブリッグズの!!」ガシャ

シュトロハイム「・・・・・・た、建物の地下に突き落とされたのか・・・」

シュトロハイム「!」

シュトロハイム「これは・・・」

シュトロハイム「・・・スカーの氏体か」

403: 2014/03/15(土) 17:40:25 ID:KnnrAYOE
シュトロハイム「・・・」パタ

シュトロハイム「氏ぬ間際に錬金術封じの術を解いてくれたのだったな・・・」ポン

シュトロハイム「世話になったな」

ジェルソ「・・・」

シュトロハイム「!?」

シュトロハイム「この赤色は・・・血ではないッ!」

オリヴィエ「・・・何?」

シュトロハイム「これは・・・!」カサッ

チャ

シュトロハイム「エ・・・エイジャの赤石かァアッ!!!」ドオオオオオオン

404: 2014/03/15(土) 17:53:41 ID:KnnrAYOE
シュトロハイム「・・・」

オリヴィエ「・・・その石。ブリッグズに来た時貴様が持っていた物か」

シュトロハイム「・・・ああ」

シュトロハイム(奴はエイジャの赤石を装着し進化した。こちらも赤石を使えば・・・)

シュトロハイム(しかし、これをどう使えば・・・)チャ

シュトロハイム「」ハッ

シュトロハイム「そうか・・・カーズの今後の行動を考えれば」

シュトロハイム「まずは人員を集めなくてはッ!」バッ

オリヴィエ「・・・?」

シュトロハイム(波紋でも科学でもあの生物は殺せない・・・しかし、倒す方法ならば!たった1つあるッ!!)

407: 2014/03/15(土) 21:38:29 ID:KnnrAYOE
バッ ババッ

シュトロハイム(エイジャの赤石・・・これを賢者の石と同一の物であれば、錬金術に用いることができる)バッ

シュトロハイム(もし違うとしても・・・カーズを究極生物へ進化させるエネルギーを秘めている・・・使えば相当なエネルギーになるだろう)

シュトロハイム「そして」

チャキッ

シュトロハイム(キンブリーとの闘いで拾った賢者の石・・・本来は研究材料にするつもりだったが)

シュトロハイム(やむを得ん。使わせてもらおう)

シュトロハイム(『アレ』もロイ・マスタングに頼めば何とかなるだろう・・・)

バッ

ズザザザザ

408: 2014/03/15(土) 21:45:00 ID:KnnrAYOE
シュトロハイム「!」

シュトロハイム(な・・・何だこれは・・・)

カーズ「!」

カーズ「ほう、戻ってこれたのか・・・」

カーズ「だが遅かったなァァ・・・貴様等は既にチェスや将棋でいう『チェック・メイト』にハマってしまっているのだよォォ・・・」ペロ

シュトロハイム「・・・その柱は何だ!?」

カーズ「フン・・・決まっているだろう!錬金術で錬成したッ!!」

シュトロハイム「何・・・だとォ~!!!」

シュトロハイム(バカな!錬金術を使えるだと・・・!?お父様と同じではないかッ!)

イズミ「う・・・うう・・・」

409: 2014/03/15(土) 21:51:30 ID:KnnrAYOE
シュトロハイム(状況を整理するのだ・・・ドイツ軍人はうろたえないッ)

シュトロハイム(まず・・・高さ10mほどの柱の上にカーズがいる・・・そして)

シュトロハイム(カーズに足首を掴まれぶら下げられているのは、イズミ・カーティス!!胸に大量の血がついている、胸を刺されたのか・・・)

シュトロハイム(イズミは人質か。周りの人間は誰一人動いていない・・・おかしい)

シュトロハイム(手を合わせ、地面につけるだけで錬成はできる。一瞬でエド達も逆転できるというのに・・・)

シュトロハイム「」ハッ

シュトロハイム(まさかノーモーションで錬成できるのかッ!?だとすれば、手をあわせる必要のあるエド達は不利だ!!)

エド「」ギリ…

シュトロハイム「・・・!!」

カーズ「」ニヤァ…

410: 2014/03/15(土) 21:57:55 ID:KnnrAYOE
カーズ「」スゥゥゥゥ…

シュトロハイム「な・・・何を」

カーズ「この女は『駒』だ!戦いを有利に進めるための『駒』の一つだ!!」

スルッ

カーズ「ウィンウィンウィンウィンウィン」スルスルスルスル

カーズ「ウィンウィンウィン」スルスル

エド「こッ・・・!」

エド「この野郎ォォ~~ッ!!!」ギリギリギリ

カーズ「」ヒュッ

エド「!」ハッ

411: 2014/03/15(土) 22:04:43 ID:KnnrAYOE
カーズ「」ヒュン

ズガァアッ!

エド「・・・!?」

カーズ「ロープを通して両足を縫い付けたぞォォ!!」シュルッ ギュッ

カーズ「なぜ・・・こんなことをすると思う?ンン??ンンン~????」

シュトロハイム「貴様ァァァ・・・!!」

カーズ「カスが・・・激昂するんじゃあない。答えは単純だ・・・持ち運びをしやすくするためだァ」

カーズ「貴様は・・・大量の本を持ち歩くときに袋か何かで持ち運ばないのか?持ち運ぶだろォォ?このカーズも同じ・・・この人間を運びやすくするためにロープを使う!!」

カーズ「こいつを元の世界に持ち帰り、『真理』に奪われた内臓を調べ!元の世界で『真理』を我が物とするッ!!!」

カーズ「俺は・・・あらゆる次元で最も優れた、未来を拓く新しい生物となった。フフ・・・絶望を与える存在に逆に絶望を与える!このカーズが宇宙の法則を支配する!!」

412: 2014/03/15(土) 22:11:48 ID:KnnrAYOE
カーズ「・・・ま、調べた後の氏体はどうするか、まだ決めてはおらぬ・・・コマ切れにしてその辺のカラスにでも与えておくとしようかァ?」

カーズ「記念に飾っておくのもまた一興・・・さァーてェェ、どうするかなァァァ・・・」

シュトロハイム「」カシャンッ

カーズ「ヌ?」

シュトロハイム「カーズ!貴様・・・そこまで移動する間に錬金術で攻撃できるから、そのような余裕があるのだろうが・・・」

シュトロハイム「このシュトロハイムに言わせてみればただの凡策だなァァァッ!!!」

カーズ「ほう・・・面白い!では、貴様の策とは何だァ?」

シュトロハイム「フフ・・・貴様、走ってそこまで行けばその間に錬金術で倒すのだろう?錬金術でそこまで移動すれば、錬成した物を分解する・・・」

シュトロハイム「錬金術で直接攻撃が来た場合は流法で防ぐか錬金術で防ぐかするんだろう・・・しかし」

シュトロハイム「錬金術『以外』の科学を見落としたな!!カーズ!!!」

413: 2014/03/15(土) 22:18:09 ID:KnnrAYOE
ジャギン!!

シャァァアアアアアアアアアアアアッ!!!

カーズ「何ィィィイイイイ!?ワイヤーッ!?」ガッキィイイン

エド「2本と2本、計4本のワイヤーがカーズの錬成した柱の上部に引っかかった!!」

シュトロハイム「そしてェェェエエ!!!」ガッシャン

ドシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

シュトロハイム「」バッ

ヒュンッ

カーズ「なッ」バァアッ

エド「た・・・体内から圧縮空気を噴射!!そのエネルギーでワイヤーの引っかかった先へ高速移動をッ!!!」

415: 2014/03/15(土) 22:22:04 ID:KnnrAYOE
シュトロハイム「もらったァァーーーーーーッ!!!高圧電流を流し込むッ!」グオオオオオオ

カーズ「チッ」バッ

イズミ「」ヒュッ

ヒルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…

シュトロハイム「なッ、落としたァァ!?」

少佐「まずいぞ、拾いに行かなくては!!」

シュトロハイム「ううッ・・・」

カーズ「これで俺は両手が使える・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「これから使うのは、JOJOを一蹴した最強の流法!!」ググッ…

416: 2014/03/15(土) 22:26:38 ID:KnnrAYOE
ギャロン!

左腕を関節ごと右回転!

ギャロン!

右腕をひじの関節ごと左回転!

サンタナの2倍のパワーを誇るシュトロハイムも拳が一瞬巨大に見えるほどの回転圧力にはビビッた!

そのふたつの拳の間に生じる圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!!

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

シュトロハイム「な・・・何だこの風はァァアアアアア!?」バギィ! メギメギ

シュトロハイム「うおおおおおお!!俺の体が悲鳴をあげているッ」ギャギギギギ

カーズ「必殺流法『神砂嵐』!!!」ドグオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

417: 2014/03/15(土) 22:29:46 ID:KnnrAYOE
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…オオオオオ…

シュトロハイム「ぁ・・・」グラァァ

ヒュウウウウウ

ドグワシャァ

シュトロハイム「ぐ・・・あ・・・」ギギギギ

カーズ「これがワムウの『神砂嵐』だ・・・ンン~♪新たな力が湧いてくるいい感触だッ!」

420: 2014/03/15(土) 22:34:06 ID:KnnrAYOE
エド「あ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「圧倒的だ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・」チラ

カーズ「しかし、人質は既に保護されたようだな・・・フフ、ナイス特攻だったぞ」

シュトロハイム「ぐうう・・・!」ギギギ… ガシャ

カーズ「・・・いいだろう!収穫がないのは残念だが・・・このまま元の世界に戻るとしよう」

シュトロハイム「何!?」

カーズ「しかし、多少は『礼』をして帰るぞ」

カーズ「いい意味かどうかは保証せんがな・・・」

エド「」ギリィィイ…

421: 2014/03/15(土) 22:38:37 ID:KnnrAYOE
カーズ「フフ・・・フフフ・・・」ザムザムザム

ダリウス「つ・・・翼が・・・」

カーズ「もう波紋戦士などどうでもいいーッ!!だが、エシディシの恨みだ、JOJOだけは殺さなくてはなァァァ・・・!」

バサッ

カーズ「フハハハハハハハハ、フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」バサバサバサバサ

バサバサバサ…

少佐「な・・・」

少佐「何もできなかった・・・」ガク

シュトロハイム「・・・」ギギギギ ゴソゴソ

シュトロハイム(た・・・多少赤石にヒビが入ってしまったか・・・いや、砕けなかっただけでも奇跡だ)

422: 2014/03/15(土) 22:42:12 ID:KnnrAYOE
シュトロハイム「おい・・・ロイ・マスタング!」ギシギシ フラフラ

大佐「!」

大佐「・・・何だ?」

シュトロハイム「『策』がある・・・奴を倒す策だ」ギギギ

大佐「・・・何だと?そんなものがあるのか!?」

シュトロハイム「まずは貴様だ・・・ここに賢者の石がある!こいつを使い、視力を取り戻せ」

大佐「!?」

エド「おいシュトロハイム!そいつは人間を―」

シュトロハイム「知っておるわッ!!だが、使わなくては奴を倒せないッ!!」「

エド「・・・・・・」

423: 2014/03/15(土) 22:48:37 ID:KnnrAYOE
エド「・・・お前の策ってのは・・・何なんだ?」

シュトロハイム「・・・よく聞くがよい」

シュトロハイム「エドワード、アームストロング少佐、シン国のガキ、そして視力を取り戻したマスタング大佐の4人・・・そしてオレ」

シュトロハイム「この5人が戦闘機に乗り、奴を追跡し、倒す!!」ドォーン

全員「!?」

シュトロハイム「奴の目的は分かる。ブリッグズで元の世界へ帰る気だ。丁度ブリッグズは異例の大寒波が到来し吹雪いている」

シュトロハイム「そこで奴を倒す!それしか方法はない・・・!!」

シュトロハイム「とどめにはオレが持つエイジャの赤石を使い、貴様等4人が錬金術で倒す。詳しいことは機内で話そう」ギギギ

大佐「戦闘機なら準備できる。中尉!ハボックに連絡をとれ」

中尉「は、はい!」

424: 2014/03/15(土) 22:55:33 ID:KnnrAYOE
大佐「問題はお前の体だ。さっきの風でそんなボロボロに・・・」

シュトロハイム「オレはこれでも誇り高きドイツ軍人!!祖国のためなら、命の1つや2つ、簡単にくれてやるわ!!」

シュトロハイム「それに、少しギーギーと音が鳴るだけだ・・・少し摩擦が大きくなってはいるが、戦闘は続けられる・・・!」

グリード「・・・」

バッカニア『フザけるなよブラッドレイ・・・俺はまだ戦える!!』

グリード「・・・!」

シュトロハイム「そうだ、グリードも来てくれるか。手練れが必要だ」

グリード「・・・いいぜ」

大佐「・・・そうか。なら賢者の石を使おう。怒るなよ、鋼の」ス パシ

バチバチバチ

429: 2014/03/16(日) 13:08:20 ID:.sd5WNVg
スゥゥゥ…

スゥゥーーーーーッ

大佐「・・・!」

大佐「み・・・見えるッ」バァーン

中尉「大佐・・・!」

大佐「中尉、戦闘機の方は」

中尉「準備完了です、こちらです」バッ

大佐「」バッ

シュトロハイム(JOJO・・・先に倒させてもらうぞ!)

タタタタタタタ

430: 2014/03/16(日) 13:14:11 ID:.sd5WNVg
タタタタタタタ

ハボック「!」

ハボック「いらっしゃい!愛されて80年!あなたの街のハボック雑貨店、パンツのゴムから戦闘機まで!」

大佐「フフ・・・で、戦闘機はどこだ」

ハボック「こっちです、大佐」シピッ

大佐「・・・」サ

大佐「よし!協力感謝するぞハボック」

グリード「・・・」

グリード(どうも嫌な予感がすンだよなァァ・・・)

グリード(シュトロハイム、お前と二度と会えなくなりそうな気がする)

431: 2014/03/16(日) 13:17:32 ID:.sd5WNVg
ガチャァ

バタン!

ドッドッドッドッ ドッドッドッドッ

大佐「操縦は私がやろう」ガシ

エド「ああ、頼む」

グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ブン

グオン!

シュトロハイム「浮いたァッ!!」

ギュウウウウウウウウウウウウウン

432: 2014/03/16(日) 20:30:07 ID:.sd5WNVg
ドン!

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

大佐「!?」

エド「なッ・・・火!?」

グリード「ま・・・街が燃えてやがる!!」

メラメラメラメラ ドォン! メラメラ パキパキ

ズガシャァァァア

シュトロハイム「あ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「あの野郎ォォォ・・・~~!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム(奴めッ!何が目的で街を焼いたッ!?奴は元の世界に戻るだけのはず・・・!!!)

433: 2014/03/16(日) 20:40:44 ID:.sd5WNVg
ボウボウボウ

ヒュッ

カーズ「フン!」バサァアッ

シュトロハイム「ッ!?」

カーズ「フフフフフ・・・」バサッ バサッ

エド「・・・カーズ!!!」

カーズ「フン!怒るがよい!!怒り狂うがよいッ!!」

カーズ「兵は詭道なり!!戦いとは詭道、欺くこと!敵を怒らせて心を動揺させればその力に隙が生じる・・・!!」

カーズ「来るとは思っていたぞォォ・・・まさか、戦闘機で来るとは思わなかったがなァァァ・・・!!冷静な判断と言えるッ」

カーズ「しかし、ここから先はそうはいかん!その判断力を狂わせェェェエ・・・できるだけ汗をかかず!危険を最小限に!バクチを避け!確実に勝利するッッ!!!」

434: 2014/03/16(日) 20:44:50 ID:.sd5WNVg
シュトロハイム「き・・・貴様ッ」

大佐「」ギリィィィ…

グンッ

戦闘機「」ギャオン!!

カーズ「!」

カーズ「ほう」

エド「大佐ッ!?」

大佐「許せん・・・」ググッ

大佐「戦闘機と貴様ッ!パワー比べと行くかッ!!」バッ

ギュオッ!

435: 2014/03/16(日) 20:48:12 ID:.sd5WNVg
カーズ「」バサッ

ヒラリ

大佐「かわしたかッ・・・」ギュンッ

大佐「だが、次で!!!」ギュウウン

カーズ「フフフフフ・・・愚か者がァァ」

ジャキィィン!

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

カーズ「!」

カーズ(機関銃で回避を妨げるかッ)

436: 2014/03/16(日) 20:54:03 ID:.sd5WNVg
カーズ「だが!!」バッ

ビシビシビシィィッ

カーズ「」ブワッアギィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイン

ズババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

シュトロハイム「は・・・羽を硬化して射出したァァアッ!?」

ギャギギン ギャギン ギャギギギギギギギン ギン ギャギギン

シュトロハイム「だ・・・弾丸をはじいたッ」

羽はアルマジロの甲羅のように硬質化し、表面に光る油で弾丸を滑らせ軌道をずらす

当然防御だけが目的ではなく―

あ  く  ま  で  攻  撃  の  た  め  の  硬  質  化  な  の  だ!

437: 2014/03/16(日) 21:00:43 ID:.sd5WNVg
ヒュィィイイン

バリンバリンバリンバリン!

大佐「うおッ!窓ガラスがッ」ガシャァアーーン

ズガガガガガガガガガッ!!

エド「うあッ」ズッバァ!

エド「羽が戦闘機の壁を貫通しやがったッ!!」ブシュウウウウウ

大佐「こ・・・このままでは勝てないッ」

シュトロハイム「に、逃げるんだァーーーーーッ!!戦闘機のスピードなら追いつけまいィ!ブリッグズまで逃げて迎え撃つのだァァアーーーッ!!」

大佐「あ、ああ!」

ギュウン

438: 2014/03/16(日) 21:08:55 ID:.sd5WNVg
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

カーズ「逃げたか・・・」バサッ

カーズ「市街地をもう少し破壊してもいいが・・・俺の第一目的は元の世界へ帰ること・・・」

ブワサッ

カーズ「あの戦闘機を墜落させ!皆頃しにし!安全に元の世界へ帰る!!」バッ

ゴォーーーーーッ

ゴオオオーーーーーーーーーーーッ

シュトロハイム「・・・時速240kmか。世界最速の鳥類ハリオアマツバメも時速200km程度と聞く・・・これなら逃げ切れるか」

大佐「ブリッグズでどう迎え撃つ?」

シュトロハイム「そうだな・・・まずはブリッグズの要塞に連絡をとり、応援を要請しよう」

439: 2014/03/16(日) 21:16:08 ID:.sd5WNVg
シュトロハイム「我々と要塞、2ヶ所から攻撃をする!」

シュトロハイム「そして、貴様等が錬金術で奴を倒す・・・」

エド「でもよ、奴が空を飛んでたら、大砲や銃で撃ち落とせるのか?そもそも当たるのか?」

エド「錬金術で撃ち落とすのも難しいだろーし・・・」

グリード「それだな。問題は」

グリード「アイツは元々、オレやエンヴィーそれにグラトニーを相手にできる化け物だった。その上完全生物なんかになったんじゃあ・・・」

シュトロハイム「・・・」

ガタン!

全員「!?」

メイ「今の音は!?」

440: 2014/03/16(日) 21:45:13 ID:.sd5WNVg
ビュオオオオオオオオオオオオオオオ

カーズ「馬鹿が・・・このカーズが本気を出しても戦闘機に追いつけないとでも思ったのかァァ・・・」ビュオオオオオオオ

カーズ「さァーーてェェ!!じわじわと沸騰血で装甲を融かしィィ・・・」シュルシュルシュル

ジワ… ピュルッ

ボジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!

カーズ「エンジンにまで到達させ!墜落させてくれようッ!!」ボジュウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!

ジュウウウウウウウウウウウ!! ジュワワワワワワワ!!

シュトロハイム「・・・!?」 シュワアアアアアアア…>

シュトロハイム「こ・・・この音はッ!?エンジンの方だッ」

グリード「俺が見て来るぜ」ダッ

441: 2014/03/16(日) 21:49:38 ID:.sd5WNVg
カツカツカツカツ

グリード「・・・」カツカツカツカツ

グリード「音は・・・」カツカツカツ

グリード「だんだんと大きくなっている。近づいている証拠だ」カツカツ ジュワアアアアアア…>

グリード「!」

グリード「あそこだけ・・・鉄板の色が違う?」

グリード「何が・・・」

ボッ

グリード「!」

ヒュ…

442: 2014/03/16(日) 21:54:06 ID:.sd5WNVg
ポタッ

ジュウウウウッ!!!

グリード「!!」

グリード「こいつは・・・」

グリード「溶岩か!?戦闘機の外殻を融かしてここまで・・・!!」

グリード「エンジンにかかるとやべェなァ・・!!」ギリ

グリード「おォい!!エドォーーッ!!!少しこっちに来いッ!!エンジンがやべェぞォ!!」

グリード「放っておくと確実にまずいッ!墜落すっぞォォ!!」ガンガン!

グリード「溶岩みてェなのが垂れてきてんだ!!エンジンにかかると燃えるか爆発するか!!どっちかだッ!!」

グリード「早いとこ錬金術で溶岩を止めてくれェェーーーーッ!!!」ダァアン!

443: 2014/03/16(日) 22:14:51 ID:.sd5WNVg
ハヤイトコレンキンジュツデヨウガンヲトメテクレェェーーーーッ!!!

カーズ「!」

カーズ(下に誰かいる?この声はホムンクルスの・・・グリードか)

カーズ(錬金術師を呼ばれてはまずいな・・・そろそろ一気に流し込むか)シュル…

バチバチバチッ

カーズ「!」ピクッ

カーズ「・・・ほう」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「遠距離から沸騰血の漏れを止め・・・内部にいると見せかける」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「そして本人は機の上に出て攻撃する・・・フフ、抜け目のない・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「ナァ?エドワード・エルリック」クル ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

444: 2014/03/16(日) 22:27:21 ID:.sd5WNVg
エド「てめぇ・・・!!よくも街を焼いたな・・・!!」グッ

カーズ「フッ」

エド「おまえほどカーズッ!真底心から憎いと思った奴は!!お父様ぐらいだぜーーーーーッ!!!」

カーズ「フン!その『お父様』もこのカーズの敷いたレールの上に上手く組み込まれただけの存在だったがなァ・・・」

エド「」ギリ

カーズ「そんなささいなことよりも・・・『憎い』と言ったな!はらしてみろ!一対一の決闘だァ!!」バァァーーン

エド「ああ!はらさせてもらうぜッ!!」パァン

バチバチバチ

シャィィイイイイン!!

カーズ(ほう・・・刃を作り装甲から飛び出させるか。柱よりは戦闘機の金属を消費せずにすむ・・・)

445: 2014/03/16(日) 22:36:49 ID:.sd5WNVg
カーズ「よく考えたものよッ!だが!!」

ブウウウウウウウウウウウウウン

エド「!」

カーズ「本来、我が流法は『風』でも!『炎』でも!どちらでもない・・・『光』だァァ!!」ブウウウウウン

シャキィン スパスパァァ

エド「う・・・嘘だろ!切断しやがった!!」

エド(い・・・いや、それもそうか・・・羽すら貫通してたもんな・・・)

カーズ「そしてこのままッ!」ブウン

エド「チ・・・」グッ

エド「!?」

446: 2014/03/16(日) 22:40:02 ID:.sd5WNVg
エド(脚が動かねえッ!?)グッ グッ

エド「」ハッ

エド(あ・・・脚が固定されているッ!ノーモーションで錬成できるのを忘れていたッ!!)

ブウウウウウウウウウウウウウン

エド「くッそォォオオオーーーーーーーーーーーーーッ!!こんなところで氏んで!たまるかってんだよ!!!」サッ

カーズ「!機械鎧か!!」

ギャッキィィィイイイン

エド「炭素繊維が使われているんだぜェ!たっぷり!!」

エド「グリードの炭素硬化と同じ!!ヘヘッ、てめえのご自慢の剣戟は封じられたなァ!」

カーズ「・・・ほう」

447: 2014/03/16(日) 22:44:38 ID:.sd5WNVg
ズズッ…

スァァァァァァアアア

エド「!?」

エド「マ・・・マジかよッ!機械鎧が!北国用機械鎧が斬られ・・・ッ」

ズパァ!

ガシャン

エド「ィイッ」

カーズ「そして貴様をこのまま切断すれば決着!!」ブウウウウウン

エド「や・・・やべェッ」

ヒュッ

448: 2014/03/16(日) 22:47:43 ID:.sd5WNVg
カカカカカッ

エド「!」

カーズ「!」

カーズ「こいつの足元に・・・東洋のクナイが!?」

カーズ「誰が!!」バッ

ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

メイ「手助けします!!」

エド「おお!頼むぜメイ!!」

メイ「」バチバチバチ

カーズ「!」

449: 2014/03/16(日) 22:52:12 ID:.sd5WNVg
カーズ(し、しまった!こいつらが狙うことは・・・!理解できる!こいつらの狙いは―)

カーズ「固定されている脚の解放かァアッ!!」

バチバチバチ!!

バッギィイイイン!!!

エド「ありがとよォッ!!」バッ

ズザザザザザ

カーズ「チイイ・・・」

バチッ

2人「!!」

カーズ「貴様等の立つ鉄板を炸裂させ、突き落としてやるッ」

バッガァァアアン!

451: 2014/03/16(日) 22:57:13 ID:.sd5WNVg
エド「うおおおおお!!」

メイ「きゃあああああ!!」

エド「メイ!」

バッ

ガシィ!

エド「うぐッ」ズギン

エド(し、しまったァァア~~!!右腕の力はまだ回復してねええ!!)

エド(支えきれねえ・・・!!)ググググ

カーズ「フン!かろうじて左手で機体に掴まり、右手で小娘の落下を止める・・・よく動いたものだ!!」

カーズ「しかし・・・その動きはかえって自分を窮地に立たせたなァ・・・!このままこのカーズが貴様の左腕を切り落とせば・・・!!!」

452: 2014/03/16(日) 22:59:28 ID:.sd5WNVg
エド「うッ・・・!!!」

カーズ「フフフフフ・・・」

ジャギン!

ブウウウウウウウウン

カーズ「フハハハハハハハハァ、フハハハハハハハハハーーーーーーーッ!!!」ザッ ザッ

エド「くそったれェェエーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

パチン

カーズ「!!」

ドゴオオオオオオオッ!!!!

カーズ「GYAAAA!?」ドブアオンッ

453: 2014/03/16(日) 23:04:09 ID:.sd5WNVg
カーズ「RRRRRR!!!」ブアアアア

カーズ「RRREEK!!!」ブアアアアアア…

エド「カ・・・カーズが吹き飛ばされていくッ」

大佐「あたりまえだ」ザッ

エド「大佐!」

大佐「自分が圧倒的優位に立ち慢心していたのだ。そこに戦闘機の飛行による強烈な風と私の火炎」

大佐「奴の体重は100kgは確実にあるだろうが・・・簡単に飛んでいくだろう」

エド「大佐、操縦は?」

大佐「シュトロハイムに代わってもらった。シュトロハイム!今のうちに距離をとるぞ!」

シュトロハイム「任せろォォオオオ!!」グオオオオオン

454: 2014/03/16(日) 23:12:46 ID:.sd5WNVg
メイ「よっ・・・」

メイ「と」ストン

エド「ああ~・・・氏ぬかと思った」

シュトロハイム「あんな過酷な環境でよく耐えたな」ピシガシグッグッ

エド「ああ」

グリード「エンジンも壊れなくてよかったぜ。サンキュ」

大佐「やれやれだな。さて―」

大佐「あと20分もあればブリッグズだろう・・・それまで休むか」

全員「ああ」

ゴオオオオオオオオオ…

455: 2014/03/16(日) 23:17:06 ID:.sd5WNVg
ビュオオオオオオオオオオ

カーズ「チイイイ・・・!!」

カーズ「ヌ・・・オ・・・!!」ググッ

バサァアッ

ギュン!

カーズ「くッ・・・なんということだ・・・何km離されたことか」バサッ バサッ

カーズ「だが・・・!!このカーズから一時でも逃げられると思っているのか・・・バカめ!」

カーズ「ククク・・・もう貴様等は決して着陸することはできぬ・・・!二度と自分の脚で大地を踏むことはできないのだ!」

バサッ バサッ バサバサ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

458: 2014/03/17(月) 14:38:47 ID:PtotrFBE
ザーーーーーッ

ビッ

オリヴィエ『エドワード!シュトロハイム!マスタング!聞こえるか、応答せよ!!』

シュトロハイム「ン!」

シュトロハイム「・・・ブリッグズの、アームストロング少将か」

オリヴィエ『シュトロハイムか。今はどうなっている』ザザッ

シュトロハイム「予想外の反撃を受けて、今はブリッグズへ逃げておる」ガ…ガリガ…ガ…リガ…リ

シュトロハイム「かなり危なかった・・・機体の窓ガラスは割れた。装甲にも一部穴が開いている。それに、もう少しでエンジンを壊されるところだったが」ガリガリ…リガリ…

シュトロハイム「エドとメイ、マスタング大佐が協力して吹き飛ばした。もう何kmも差をつけたはずだ」ガリガリ…ガリ

オリヴィエ『そうか・・・その3人は無事なのか』ザ

シュトロハイム「無論」ガリガリガリガリ

459: 2014/03/17(月) 14:46:23 ID:PtotrFBE
オリヴィエ「それはよかった。スカーが氏んだ今、練丹術を使えるのはその小娘だけ。我が国の戦力増強には練丹術と錬金術の研究が―」ガリ…ガ…

オリヴィエ「・・・」ガリ…ガリガ…

オリヴィエ「・・・ところでシュトロハイム」

シュトロハイム『何だ?』ガリガリ

オリヴィエ「・・・こちらの無線に不備があるならこちらが悪いだろう。謝るつもりだ」ガリガリ…

オリヴィエ「だが・・・『確かなこと』はあるよな?」ガリ…

シュトロハイム『・・・何の話だ』ガリガリガリ

オリヴィエ「この音は何だ?」ガリガリガリ

ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ

シュトロハイム『!?』

460: 2014/03/17(月) 14:56:20 ID:PtotrFBE
シュトロハイム『こ・・・これはッ!?一体ッ!?』

エド『うぐッ!?』カブゥゥッ

エド『ぎっぎゃあーーーーーーーッ!!信じらんねーーーーーーッ!!』ドシュッ

オリヴィエ「な、何だ、どうした!!」

ジェルソ「?」

オリヴィエ「何が起きた!?答えろ、シュトロハイム!!!」

エド『ピ・・・ピラニアかァァ~~~~~~~ッ!!いったいどこから!!』

グリード『飛行機を食い破ってやがるーーーーーーーーッ!!』ダゴォ!

ブツッ ツー ツー

オリヴィエ「・・・切れた・・・!!」ツー ツー ツー ツー

461: 2014/03/17(月) 15:04:36 ID:PtotrFBE
バリバリバリ

シュトロハイム「こ・・・こいつらッ!!パラシュートをッ!フザけるなァアーーーッ!!」バッ

シュトロハイム「ハッ!?カーズさっき機体に撃ち込んだやつの『羽』が変身したのかァッ!」

グリード「マ・・・マジかよッ!」

大佐「まずいぞ・・・!!奴は機体の下に回って羽を撃ち込んだ!床を貫通した羽は、天井に・・・!!」

メイ「ま・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

メイ「まさか」サッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ピラニア達「」ビチビチビチッ バタバタ バタン

シュトロハイム「う・・・・・・嘘だろォォ~・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

462: 2014/03/17(月) 15:13:28 ID:PtotrFBE
ピラニア達「」バッ

バァァァァァアアアア…

大佐「降ってくるッ!!」

シュトロハイム「うおおおおおッ!!」

ガブッ ザクッ ビリイイッ

グリード「うおッ」ガチィイン

シュトロハイム「ぐあッ」ドッギャン!

シュトロハイム「ゆ・・・指がッ!」バラッ

エド「うあああッ」ブシュッ

大佐「く・・・」

463: 2014/03/17(月) 15:56:04 ID:PtotrFBE
パチンッ

バチッ

ドゴウ!!

ピラニア達「GYAAAAAAAAAAAAAAAA・・・」ブワァァアアッ

シュトロハイム「ぐおおッ」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

シュウウウウウウウウウウウウウウウ…

エド「・・・大佐!」

グリード「・・・爆風でピラニアを全部吹き飛ばしやがった!」

大佐「今のは危なかったな・・・」

464: 2014/03/17(月) 16:03:32 ID:PtotrFBE
シュトロハイム「操縦の方は大丈夫だ!一時もレバーを手放してはいないッ!」

シュトロハイム「指は少々犠牲になったがな・・・」ウィィイイ

エド「そうか!大佐が操縦してなくてよかったァ・・・」

大佐「そうだな。私が操縦していればお前たち2人を助けられなかったし、今もピラニアを吹き飛ばせなかった」

エド「いやそうじゃなくてさ、大佐って指千切られたら炎出せないじゃん」

大佐「」

エド「それに手袋が血で濡れても炎出せないしねーマジ無能」クスクスクス

大佐「焼いてやろうか?」

ニュル…

大佐「」ピクッ

465: 2014/03/17(月) 16:07:47 ID:PtotrFBE
大佐「・・・?」クル

大佐「」ハッ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

グリード「な・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

グリード「なんてこった・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「?」クル

シュトロハイム「!!!」

ビシ… バギン

タコ「」バリン バリンバリン

466: 2014/03/17(月) 16:10:21 ID:PtotrFBE
シュトロハイム「タ・・・主翼のターボが」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「」ゴクリ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「壊され・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

グリード「あ、ありゃあタコか!?タコの足が・・・」

ビシィ

ボッ!!!

全員「!!!!!」

メイ「爆発した!!」

ドォォォォオオオオオン

バリィィィィイイイイン

467: 2014/03/17(月) 16:31:50 ID:PtotrFBE
ヒュン

エド「うあッ」スパスパ ザク!

グリード「チイイ!!爆発で窓ガラスや金属が割れて破片が飛んできやがったッ!!」パリン ガシャン

シュトロハイム「こ・・・このままでは墜落するぞォォッ!!」

グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンン…

VOOVOOOOOOOOOOOOOOOOOVOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO

エド「シュトロハイム!早くパラシュートを開いて脱出しねェと!!まだピラニアも何匹か残ってるッ!!」ダァン

シュトロハイム「いや・・・待て!」

シュトロハイム「オレには『策』がある・・・それを実行するのが先だッ!」

エド「策!?まだあるのかッ!?」

シュトロハイム(JOJO・・・お前なら、こんな時はこうするだろうよ)

468: 2014/03/17(月) 16:41:20 ID:PtotrFBE
バサァァァッ!

カーズ「フ・・・フフフフフ・・・」バサァ

カーズ「『スリップストリーム』だ・・・!」ドォオーン

スリップストリームとはッ!モータースポーツ、競輪、スケート、陸上競技などでも使用される技術である

物体が高速移動する際、前方では空気抵抗に打ち勝つためエネルギーの大半を費やす

後方では、前方で空気を押しのけ多分気圧は小さい!そのため空気抵抗も小さくなる!

そのゾーンに入ることにより体力の消耗を小さくし、敵に楽に追いつく。カーズは、これを利用したのだ!

カーズ「フフフフフ・・・バカが・・・そのパラシュートは貴様等にとってまるでクモの巣だなシュトロハイム!貴様はクモの巣に引っ掛かった蝶だ!」

カーズ「フフ・・・ゆっくりと・・・」クオン

カーズ「とり頃してくれるッ!!」バァッ

469: 2014/03/17(月) 16:44:29 ID:PtotrFBE
カーズ「!?」

カーズ「な・・・何だとォォ~ッ!?」ピクピク

カーズ「人形ッ!これは人形ではないかァッ!!」ドォオーーン

戦闘機「」ゴオオッ!

カーズ「!」

シュトロハイム「丁度いいぜカーズ!丁度いいッ!丁度ここはブリッグズだッ!!ブリッグズの砦のすぐ近くだッ!」

カーズ「何!」

シュトロハイム「ここで貴様もろとも戦闘機を墜落させてピリオドを打ってくれるゥゥゥウウーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」ゴオ!

カーズ「ヌウウ・・・」

カーズ「フン!」ニィ

470: 2014/03/17(月) 16:47:37 ID:PtotrFBE
カーズ「だがなァシュトロハイム!氏ぬのは貴様等のみだ!!そんなノロい戦闘機でこのカーズにィィ・・・」

カーズ「特攻できるかァァーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」バサァッ

エド「できるぜ!!」パァアン

バチバチ

カーズ「何ィ!?」

ギュン

カーズ「せ・・・戦闘機の先端から柱が!!」

カーズ「くッ、だが!!」ブウウウウウウン

スパァァッ

カーズ「フハハハハハァァ!!この程度の攻撃が対応できんとでも・・・」

471: 2014/03/17(月) 16:52:19 ID:PtotrFBE
ドズゥゥゥウウウッ!!!

カーズ「・・・は?」

ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!

カーズ「BAAHHHOHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!???」ブシュウウウウウウウウウウ

カーズ(し・・・氏角から攻撃をォォオオオッ!!)

カーズ(輝彩滑刀で1本目の柱の切断には成功した!だが、その時同時に2本目の柱が・・・!!!)

カーズ「貴様ァァァァアアアエドワードォォォォオオオオオ!!!」ゴボッ

エド「てめぇの次の台詞は『分解してくれる!!』・・・だ!!」

カーズ「エエイ、分解してくれる!!」

カーズ「ハッ」

472: 2014/03/17(月) 16:56:25 ID:PtotrFBE
エド「くらいな!!」バチバチバチ

ドドドドドドド

カーズ「RRRRRRRRRRRRRRRYYYYYEEEEEEEEEE!!!!」ドゴドゴドゴドゴドゴォォッ!!

カーズ「ガ・・・ボッ」ガハッ

カーズ「チイイイイイイイイ!!」グンッ

ズボォォォオッ

エド「!」

カーズ「このカーズが柱から身を引き抜き!脱出できないとでも思っていたのかエドォォオオオ!!」ダッ

大佐「うッ」パチィン

ドッゴオオオオオ!!

473: 2014/03/17(月) 17:08:08 ID:PtotrFBE
モクモク シュウウウウウ…

大佐「!」

大佐「消え―」

カーズ「遅い」ヒュイイイイイイイイ

大佐「!?」

カーズ(本来なら脱出するところだが)

カーズ(こいつらは完全に氏んだと確認するまでは、石の下からミミズのように這い出てくる・・・)

カーズ(確実に始末せねばならんッ)

カーズ「真っ二つに切断するかァッ!!」ギュオッ

ギュンッ

474: 2014/03/17(月) 17:12:03 ID:PtotrFBE
カーズ「!?」キャドォ!!

カーズ「こ・・・これは!!」ブジュッ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「これで何度目かな・・・義手を射出するのは」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「貴様ァァァ・・・!!下等な人間如きが!このカーズに何度も何度も!!同じ攻撃をッ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「それだけ貴様に学習能力がない!ということだ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

グリード「ヘッ」バッ

エド「!!」

カーズ「ヌウ!?」

グリード「ギャハハハハハァ!!真っ逆さまに落下していきなァ!!」ブンッ

475: 2014/03/17(月) 17:26:14 ID:PtotrFBE
カーズ「貴様はホムンクルスの・・・!!」

グリード「あン時の恨み!忘れちゃァいねえぜ!!」グオオッ

エド「殴り飛ばして突き落す気かァッ!グリード!!」

カーズ「フン」グッ

サワァァァアア…

グリード「!?」

カーズ「飛んで火に入る夏の虫とは・・・まさにこのことだなァァァ・・・」ザムザムザム

シュトロハイム「や・・・奴の右腕に体毛が」

カーズ「フン!」ブンッ

ドッガァァアアアアアアアアアアアアン!

476: 2014/03/17(月) 18:49:28 ID:PtotrFBE
グリード「ごォばァァア!!!」グオン

グリード「がぼォッ」ダム!!

ズル… ドサッ

カーズは、自身の右腕をホッキョクグマのそれに変身させていたのだ

ホッキョクグマは200kg級のアザラシを獲物とする。海中から殴打で、まるでティッシュ箱からティッシュを1枚抜き取るかのように叩き上げる怪力を誇る

一撃で自身の3倍もの体重を誇る相手を叩き頃すことすらある。機械を用いて実験を行ったところ、70kgのサンドバッグが3m50cmも吹き飛ばされた

しかし、この実験ではホッキョクグマ本来のパワーを機械でそのまま再現することはできなかった。すなわち、70kgのサンドバッグはずっと高く吹き飛ばされていたのだ

炭素硬化で無類の強度を誇るグリードも、これだけのエネルギーを受ければただでは済まない!

しかも、カーズは殴打と同時に錬金術を発動させていた。エドがかつてグリードの炭素を脆くしたように、カーズもグリードの炭素硬化を脆くしていたのだ!!

エド「ど・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「同時に当たったッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

477: 2014/03/17(月) 18:53:51 ID:PtotrFBE
グリード「チイイイ・・・!!」バチバチバチ

しかし、カーズも完全に勝利したわけではなかった

グリードを弾き飛ばした反作用により、戦闘機から転落しようとしているッ!!

カーズ「ヌウウ・・・!!」グラァアア

バッ

カーズ「血管針をッッ!」バシュッ

シュバッ シュバッ

ギチチチィィイイイ…

シュトロハイム「血管針で転落を防いだか・・・だが、これすら切断してしまえば!!」

メイ「ハァッ!」ビュン

478: 2014/03/17(月) 18:55:31 ID:PtotrFBE
シャアッ

ブチン ブチン

ブチッ ビシュッ

カーズ「クナイで・・・」

カーズ「切断したかァッ!」バァッ

大佐「このまま落下しろッ!!」パチン

カーズ「!」

ドゴオオオオオッ

カーズ「ぐあッ」ブワァァア

ヒルルルルルルルルルルルルルルル…

479: 2014/03/17(月) 18:59:30 ID:PtotrFBE
カーズ「この程度で地面に激突するカーズだと思ったかァッ!」バサァッ

ギュン

シュトロハイム「ま・・・まだ来るかッ」

エド「らァァァァアアアアア!!!」バチバチバチ

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

カーズ「フンッ!」ヒラリ ヒラリ

スタッ

スタタタタタタタタタタタ

グリード「ぎゃ・・・逆に通路を用意してるみてェなモンじゃあねえか!」バチバチ

エド「くッ」

480: 2014/03/17(月) 19:01:13 ID:PtotrFBE
カーズ「これで終わりだァァッ!!!!」

メイ「」パァアン

バチッ

カーズ「!」

ギュンッ

カーズ「くッ、柱ッ!」

カーズ「だがッ!」グアッ

エド「!!」

ガッギィイイインン

エド「か・・・咬みついて止めやがった!!」

481: 2014/03/17(月) 20:36:05 ID:PtotrFBE
ギギギギギギギ…

ビシッ

カーズはアゴをヘビトンボのそれに変化させていた

ヘビトンボはアミメカゲロウ目ヘビトンボ科に属する生物であり、トンボとは関係がない。アゴは大きく咬合力も強い生物だ

ヘビトンボの名称は、大顎で咬みつく習性をヘビに例えたものである―

カーズ「フン・・・」ビシビシ ゴギィ

シュトロハイム「・・・」

チラ

ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

シュトロハイム(ブリッグズの砦はもう1kmも離れていない・・・機体もかなり低い位置だ・・・今しかない!)

482: 2014/03/17(月) 20:40:10 ID:PtotrFBE
シュトロハイム「おォいお前らァァ!!」

全員「!!」

シュトロハイム「飛べッ!この機体から飛び降りるのだァァアアアアッ!!!」

グリード「なッ・・・」

エド「シュトロハイム!?」

シュトロハイム「いィいから空中に飛び出しやがれィィィィイイイイ!!!そこに林があるだろうッ」

シュトロハイム「そこへ飛び降りろ!!今すぐ!!!」

エド「・・・!!」

シュトロハイム「ぬァーーに・・・コイツの相手はオレが引き受ける!!さァ、早く行けィ」

エド「・・・ああ」

483: 2014/03/17(月) 20:44:05 ID:PtotrFBE
ダッ

シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム「」ハッ

シュトロハイム「おいエド!!」

エド「あァ!?」キキッ クルッ

シュトロハイム「これを!」ポイッ

エド「!」パシッ

エド「・・・」ルチャ

エド「赤石!」

シュトロハイム「・・・」

エド「・・・」コクッ

484: 2014/03/17(月) 20:51:12 ID:PtotrFBE
シュトロハイム「・・・」

シュトロハイム「・・・さて」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

シュトロハイム「お待ちかねのようだなァ・・・カーズ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「仲間を逃がしたか・・・いい判断だなァ、シュトロハイム・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「あくまで・・・『仲間にとっては』だがなァ・・・」 ジャギン!

シュトロハイム「・・・いや」

シュトロハイム「『オレにとっても』だ」ウィイイ…

カーズ「フン!貴様の体が俺の神砂嵐で既に大破している。そ・れ・な・の・に!その台詞が出るか・・・」

カーズ「侮辱を感じるが・・・まあよい!今頃してやるのだからな!!」ブウウウウウン

485: 2014/03/17(月) 20:58:22 ID:PtotrFBE
シュトロハイム「へぇ・・・そうかい」ウィイイ

ガシィ!

カーズ「?」

シュトロハイム「」ブンッ

シャァァァァァァァァァァァァアアアアア!!!

カーズ「な・・・に・・・!?」シャァァァァアア

カーズ「これは・・・!?」アアアアアアアアア

ジャァァァアアン!!

シュトロハイム「ドイツ軍親衛隊コマンドー、ドノヴァンの特殊ナイフ!フフフ・・・またまたやらせていただいたぞォ?カーズ・・・」

カーズ(一瞬にして縛り上げ・・・!!)ギチギチ

486: 2014/03/17(月) 21:09:54 ID:PtotrFBE
カーズ「くそッ、切断してくれる―」

ドッゴオオオオオオン!!

カーズ「!?」グラァァァ

シュトロハイム「!!」グラァァァアア

シュトロハイム「・・・」

ニヤッ

シュトロハイム「フフフ・・・カーズ!貴様の敗因は・・・ホムンクルス側につき!北方司令部を敵に回したことだったな・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「敗因?『敗因』だとォ~~~~ッ!?」

シュトロハイム「フフフ・・・」

ズガァアアアン ドォォオオン

487: 2014/03/17(月) 21:19:41 ID:PtotrFBE
ヘンシェル「狙いはあの戦闘機!アームストロング少将閣下から命令が下った!!」

部下達「はい!!」

ヘンシェル「撃てェェエーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

ドドドドドドドドドドォォォオオーーーーーーーーーーーーーーーーーン

ギュォォォォォオオオオ…

ズガァァァァァァァアアアアン ドゴォォォォォォオオオオオオオン バグォォォォォォオオオオオオン

カーズ「RRRRRRYYEEE!!!」ドガァァァァァアアアアン ドォォォォォォォオオオオン

シュトロハイム「フン!永遠にさよならだよ、カーズ!!」

バッ

ヒルルルルルルルルルルルルルルルル…

ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

488: 2014/03/17(月) 21:27:39 ID:PtotrFBE
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンン…

カーズ「SHAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!」バガァァァアアアン

カーズ「ぐああああッおのれェェェエエ!!シュトロハイムゥゥゥウウウウウ!!!」ドゴォォォオオオオン バァァァァァアアアアアアン

カーズ「あのカスがァァァアアア!!こ・・・こんなはずではッ」

カーズ「何億年も永久へ・・・未来へ生きるはずの・・・このカーズがッ!このカーズがァァアアーーーーーーーーッ!!!」

カーズ「RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRYYYYYYYYYYYEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」

グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンンンンンンンン

VOOOOVOOOOOOOOOOOOOOOVOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO

ズギャァァァアアアアアッ!!!

キュドォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン

493: 2014/03/18(火) 10:34:26 ID:eZM275qk
ガサッ ガサガサ

エド「」ガサッ

エド「・・・!!」

メラメラメラメラ ボウボウ

大佐「機体も墜落したか・・・」

エド「シュトロハイムは無事か!?」ダッ

タタタタタタタタタタタタタタ…

メラメラメラメラ

ガララッ

全員「!!!」

494: 2014/03/18(火) 10:53:12 ID:eZM275qk
カーズ「く・・・」グググググ

エド「・・・!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

エド「この野郎、生きて・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

カーズ「カスが・・・多少焦ったが、このカーズが戦闘機の墜落如きで氏ぬと思ったかァッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

大佐「エド!」

エド「!」

大佐「こうなるのが本来の作戦だろう」

エド「・・・」

エド「ああ」

495: 2014/03/18(火) 11:01:41 ID:eZM275qk
カーズ「・・・?」

カーズ「まァよい!その『作戦』とやらを実行するがよい!!丁度吹雪いている!貴様等を皆頃しにし、俺は元の世界に戻り支配するッ!!」

大佐「」パチン

カーズ「フン!!何度も同じ手をくらうかァッ!!」サッ

ドゴオオオオオッ

カーズ「真っ二つに切断するかッ」ブンッ!

ブウウウウウウウウウウウウウウン

エド「」パァアン

バチバチバチ!

カーズ「!!!」

496: 2014/03/18(火) 11:05:56 ID:eZM275qk
バチバチバチ!!

カーズ「何ッ」

カーズ(錬金術のスパークが・・・赤いッ!?)バチバチバチ!!!

メイ「」パン!

大佐「」パン!!

バリバリバリバリバリバリ!!!!

カーズ「け・・・賢者の石を使ったのかッ!だが!今更賢者の石など・・・」

エド「賢者の石じゃあねえぜ!!」

カーズ「な・・・何ィィィイイイイ!?」

エド「これだァァァアッ!!」バァァアーン

497: 2014/03/18(火) 11:12:29 ID:eZM275qk
カーズ「そ・・・それはッ」

カーズ「赤石!!!!!」

カーズ(ば・・・馬鹿なッ!赤石はセントラルで・・・)

ビシビシビシビシィィィイ

バッグァァァァァァアァアアアアア

カーズ「なッ・・・地面が割れ・・・!!!」

エド「無限の谷底へッ!落ちていきなカーズ!!!!」グッ

カーズ「RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRYYYYYYYYYEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!」ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

カーズ「そ・・・そんなァァッ!!どこまで深く穴が・・・!!」

カーズ「」ハッ

498: 2014/03/18(火) 11:21:56 ID:eZM275qk
カーズ「あの赤色はッ!あの赤いものはッ!!!」

カーズ「マントル!!!!!」ドォオオーーーーーーン

カーズ「SHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!プ、プロテクターを!!泡状のプロテクターを身にまとうのだッ!!」ボゴボゴボゴォォオオ

ボゴボゴボゴボゴォォオオオオッ!!

カーズ「・・・」ボゴボゴオボゴ

カーズ「・・・!」ボジュウウウウウウウウウウウ!

カーズ「だ・・・駄目かァアッ!!!泡の生産が追い付かんッ!!」ボジュウウウウウウウ

マントルの温度は、あのマグマよりも何百度、何千度も高い!!カーズのプロテクターは泡状!内部に空気ができ、熱をシャットアウトするはずだった!!

しかし、地球のエネルギーは計り知れない!!泡状プロテクターでは追いつけない程高温だったのだ!!

カーズ「ウゴォォォアアアアアアア!!!プロテクターが燃え尽きてしまうゥゥウウウ!!!地上にッ!戻れんッッ!!」

499: 2014/03/18(火) 11:24:14 ID:eZM275qk
カーズ「ぐああああああああああああああああああああああああああ・・・!!!!」ドォォォオオーーーーーーーーーーーン



―カーズは―

二度と地上へは戻れなかった・・・。

鉱物と生物の中間の生命体となり

永遠に地球内部をさまようのだ。

そして氏にたいと思っても氏ねないので

― カーズは、考えるのをやめた。

500: 2014/03/18(火) 11:29:13 ID:eZM275qk
エド「・・・」

エド「・・・終わった」ドサッ

大佐「後は、アルを取り戻すだけだな」

エド「・・・いや」

グリード「?」

エド「シュトロハイム!シュトロハイムはどこにいるんだ!?」

全員「!!」

エド「シュトロハイム!!どこだ!?返事をしろッ!シュトロハイムーーーーーーーーーーーッ!!!」

エド「シュトロハイムゥゥウーーーーーーーッ!!!」

シュトロハイムゥーーッ シュトロハイムーッ シュトロ… シュ…

501: 2014/03/18(火) 11:33:51 ID:eZM275qk
シュトロハイム「ヌ・・・・・・エ・・・ド・・・?」ピク

シュトロハイム「エドッ!?」ガバァ

シュトロハイム「!!!」

シュトロハイム「こ・・・小屋があるッ!まさかッ!!」

シュトロハイム「帰ってきたのかァァアアアッ!!!!」ドォオーーーン

ジョセフ「シュトロハイム!!」バッ

シュトロハイム「!!」

ジョセフ「やっと吹雪がやんだから探そうと思ってたところだったぜ!!心配させやがって!!」

シュトロハイム「JOJO・・・!」

ジョセフ「お前3時間も外にいたんだぜ!!いくら機械でも大変だったろ!!さ、上がろうぜ」

502: 2014/03/18(火) 11:37:35 ID:eZM275qk
シュトロハイム「3時間・・・?」

シュトロハイム(たったのそれだけか?まさか夢だったのでは・・・)

ゴソゴソ

シュトロハイム(いや・・・赤石はない。夢ではなかったな・・・)

ジョセフ「にしてもよォ、カーズの野郎、どこにいやがんだ?吹雪に巻き込まれていてくれれば楽に倒せるが・・・」

シュトロハイム「フ・・・フフ・・・」

ジョセフ「シュトロハイム?」

シュトロハイム「JOJO・・・いい知らせがあるぞォ!フフフ、知りたいか?」

ジョセフ「なんだよソレェ!?早く教えろよ!」

フフ…コシヲヌカスナヨ! ジョウトウダゼ!コノジョジョヲアマクミルンジャアネエゼ!

503: 2014/03/18(火) 11:38:09 ID:eZM275qk



END

504: 2014/03/18(火) 11:59:58 ID:FmDXdJRk
シュトロハイムが可愛かった

505: 2014/03/18(火) 12:35:00 ID:T5BDJ3Jw
おつ!
よかった

引用: シュトロハイム「アメストリス?」