98: 2013/12/15(日) 22:06:57.21 ID:y2X4e7b60
99: 2013/12/15(日) 22:16:40.34 ID:y2X4e7b60
――女子寮
相葉夕美「え、私が?」
P『ああ。本当は別の人に頼むはずだったんだが、急用が入ってな』
P『特に予定がなければ、少しの間任せたいんだが……いいかな』
夕美「うん、いいよっ!」
P『ありがとう、助かるよ。今度埋め合わせするから』
夕美「えー、気にしなくていいよPさん?」
P『そうか?』
夕美「うんっ!だってPさん最近忙しそうだし……」
P『あー、確かに最近、外回りばっかりだな……』
夕美「それだけPさんが頑張ってるんだから、それくらいお手伝いしないとね!」
P『おお……!ありがとな、夕美』
100: 2013/12/15(日) 22:17:47.18 ID:y2X4e7b60
夕美「あ、でも今事務所はだれもいないんだよね?」
P『今は俺しかいないし、今からだと夕美と入れ違いになるな……』
P『事務所の鍵、寮長さんから借りてくれ』
夕美「うん、分かったよ!」
P『お、そろそろ仕事だ。それじゃあ頼んだぞ』
夕美「いってらっしゃい、Pさん!」
P『ああ。……そうだ。新しい衣装と楽譜届いたから、確認してくれ。衣装は衣装室に置いてあるから』
P『じゃあ、また後でなー』
ツーツーツー
夕美「Pさんも大変だなぁ……よしっ!」
夕美「お留守番、頑張ろーっと!」
101: 2013/12/15(日) 22:18:47.83 ID:y2X4e7b60
――事務所
夕美「……流石に、閉まってるよね」
ガチャッ
夕美「お疲れ様です……って、誰もいないか」
夕美「えっと……あ、メモだ」
『電話、来客の対応はマニュアルを読んでくださいね。分からなかったらすぐ連絡を! 千川ちひろ』
夕美「へぇー……ちひろさん、細かいなぁ」ペラッ
夕美「あ、そうだ!衣装確認しなきゃね!」
102: 2013/12/15(日) 22:19:46.21 ID:y2X4e7b60
――衣装室
ガチャッ
夕美「えっと、衣装は……これかな?」
夕美「んっ……着れたけど、これは……」モジモジ
夕美「で、でもっ、Pさんが選んでくれたのかな?」
夕美「えへへ……妖精さんみたい!」
ガチャッ
夕美「……え?」
103: 2013/12/15(日) 22:21:16.11 ID:y2X4e7b60
夕美「あれっ……?今この事務所、私一人だよね……?」ゾクッ
夕美「いま、事務室の方から音が……」
夕美「……よしっ!調べてみよう!」
――事務室
ガチャッ
夕美「……………あれっ?」
夕美「誰もいないのかなっ……?」
ベリベリベリッ
夕美「えっ?」
??「えへぇー……いただきますー……」
夕美「……あっ!!」
夕美「ま、待って!!」
104: 2013/12/15(日) 22:22:36.59 ID:y2X4e7b60
――――
夕美「えっと……こずえちゃんは仮眠室で寝てたんだね?」
遊佐こずえ「そうー……こずえ、おひるねしてたのー」
夕美「それで、さっき起きて事務室に来たんだよね」
こずえ「うんー……」
夕美「冷蔵庫を開けたらプリンがあったの?」
こずえ「そうなのぉー……」
夕美「お家と勘違いしたのかな……」
夕美「あ……ちょっとプリン、見せてねっ」
ピラッ
夕美「あっ……名前書いてある!」
こずえ「あれぇー……?ぷろでゅーさーの…ぷりんだー……?」
105: 2013/12/15(日) 22:24:46.51 ID:y2X4e7b60
夕美「という訳で……ごめんねっ、Pさん!あ、こずえちゃんに替わるね」
こずえ「ごめんなさいー……ぷろでゅーさー……」
P『……仕方ないよ。また買えばいいし、こずえもあんまり気にするなよ?』
こずえ「うんー……」
P『三人分買ってくるから、いい子で待ってろよ?あと、開けちゃったプリンは食べていいからな』
こずえ「わかったぁー……」
P『それじゃ、留守番頼んだぞー』
ガチャンッ
こずえ「ぷりんー……たべるのー……」
夕美「……あれっ?」
106: 2013/12/15(日) 22:25:44.53 ID:y2X4e7b60
夕美「こずえちゃん……事務所でプリン食べたの、今日が初めてかなっ?」
こずえ「ううん……にかいめだよー……」
夕美「あー……周子ちゃんが言ってた、消えるプリンの犯人ってもしかして……」
こずえ「ふぁぁ……?」
夕美「こずえちゃんだったのかな?」
こずえ「んー……よくわかんない……」
夕美「……まあいっか。今度Pさんにプリン買ってきてあげよう!」
こずえ「こずえも……いっしょにいくー……」
夕美「あははっ。それじゃ、今度一緒に買いに行こっか!」
107: 2013/12/15(日) 22:26:26.74 ID:y2X4e7b60
こずえ「んー……」パクッ
こずえ「えへへー……」ニコッ
夕美(こずえちゃん……こうやって話すのは初めてだけど)
夕美(すごくふわふわしてるんだね……)
こずえ「おねーちゃん……?」
夕美「……あっ、えっと、何かなっ?」
こずえ「たべるー……?」スッ
夕美「あ、うんっ!」
パクッ
夕美(……不思議な子だなぁ)
108: 2013/12/15(日) 22:27:09.24 ID:y2X4e7b60
こずえ「おねーちゃん……ようせいさん、なのー……?」
夕美「えっ?」
夕美「……あっ、そういえば衣装のままだった!」
こずえ「こずえといっしょ……」
夕美「一緒?」
こずえ「こずえもー……ようせいさん、なのー」
夕美「えっと……妖精さんの衣装を着てたんだよねっ?」
こずえ「……そうだっけー?」
夕美(本物の妖精さんって言われても、私信じちゃうかも……)
109: 2013/12/15(日) 22:28:42.92 ID:y2X4e7b60
夕美「あ、そういえば、楽譜も届いたんだったね」
こずえ「がくふ……?おねーちゃんうたうのー……?」
夕美「うん。次のライブの曲だよっ」
夕美「えっと……あ、これかな?CDもあるし……」
夕美「こずえちゃん、ここで聞いてもいい?」
こずえ「いいよぉー……おうた、すきー……」
夕美「それじゃ、再生っと!」
夕美「うーん……アップテンポで難しそうな曲だね」
こずえ「……♪」
夕美「こずえちゃん……何だか楽しそう」
110: 2013/12/15(日) 22:31:22.44 ID:y2X4e7b60
夕美「♪~♪~」
夕美「……うーん。なんだか違うような気がするなぁ」
こずえ「……」ジーッ
こずえ「♪~♪~」
こずえ「……こうだよぉー……」
夕美「えっ!?」
夕美「こずえちゃん……覚えちゃったの?」
こずえ「うんー……きいたら、おぼえちゃったのー……」
111: 2013/12/15(日) 22:32:07.21 ID:y2X4e7b60
こずえ「おねーちゃん……もういっかい、うたってぇー……?」
夕美「う、うんっ」
夕美「♪~♪~」
こずえ「えっとねぇー……こうだよー……」
こずえ「♪~♪~」
夕美「おおーっ、すごいよこずえちゃん!」
こずえ「えへへぇー……こずえ、すごいのー……?」
夕美「うんっ、私驚いたよっ!……そうだ、ここのメロディも教えてほしいな!」
こずえ「……どうやってよむのー……?」
夕美「?」
こずえ「がくふ、わかんないー……」
夕美「……えっ?」
112: 2013/12/15(日) 22:33:31.19 ID:y2X4e7b60
夕美「えっとね、こずえちゃん」
夕美「♪~♪~」
夕美「この次のところを教えてほしいなっ」
こずえ「わかったよー……」
こずえ「♪~♪~」
夕美(本当にすごい……楽譜は読めないみたいだけど、一度聞いたら覚えちゃったなんて……)
こずえ「おねーちゃん……わかったぁー……?」
夕美「うん、わかったよ!もう大丈夫っ!」
夕美「♪~♪~」
こずえ「おねーちゃん、じょうずなのー」
夕美「や、やったっ!」
こずえ「こずえ……ほめるのー……ぱちぱちぱち」パチパチ
夕美「ありがとっ、こずえちゃん!」ギュッ
113: 2013/12/15(日) 22:34:53.04 ID:y2X4e7b60
夕美「こずえちゃんは、歌うのが好きなんだねっ!」
こずえ「うんー……うたうのすきー」
夕美「こずえちゃんは、アイドル楽しい?」
こずえ「……んー……よくわかんない」
夕美「えっ?」
こずえ「でもー……こずえがうたったら、ぷろでゅーさー……わらうー……」
こずえ「みんなー……わらうのー……」
夕美「こずえちゃん……」
こずえ「だからー……こずえ、うたうのすきー」ニコッ
夕美「……そうなんだ」
夕美「私と同じだねっ!」
114: 2013/12/15(日) 22:37:33.57 ID:y2X4e7b60
こずえ「おねーちゃんも……おんなじなのー……?」
夕美「うんっ!私も、皆が笑ってくれるから……アイドルって楽しいなって、思うんだ!」
夕美「だから……私は、みんなのために歌うの!」
こずえ「……」
こずえ「よくわかんないー……でも……」
こずえ「もっと、あいどる……おしえてー……?」
夕美「……!」
夕美「うんっ!」
115: 2013/12/15(日) 22:38:41.19 ID:y2X4e7b60
――――
こずえ「ふぁぁ……」ポケーッ
夕美「あれ、こずえちゃん眠いのかな?」
こずえ「うんー……おねーちゃんも……おひるね、するぅー……?」
夕美「……えっと、この服じゃちょっと……」
こずえ「……んー……」パタンッ
夕美「あっ、こ、こずえちゃんっ!?」
こずえ「………………すぅー」
夕美「あー……膝の上で寝ちゃった……どうしようかなぁ」
夕美「……えへへ。ごめんね、Pさんっ」
116: 2013/12/15(日) 22:41:26.25 ID:y2X4e7b60
こずえ「んー…………」スヤスヤ
夕美「Pさんまだかな……」ナデナデ
夕美「……」ジーッ
夕美「こずえちゃん、くせっ毛だなぁ」
夕美「あ、そういえば……!」
スッ……
夕美「……うん、似合ってるね!」
夕美「うーん……何だか私も眠くなってきちゃったかな……」ウトウト……
117: 2013/12/15(日) 22:42:22.52 ID:y2X4e7b60
――――
ガチャッ
P「ただいまー」
こずえ「ふぁぁ……おかえりぃー……」
P「あれ、夕美は?」
こずえ「おねーちゃん……ねてるのー……」
P「ん?」
夕美「すぅ…………」
P「あー、衣装のまま寝て……」
こずえ「おこっちゃだめー」
P「……え?」
こずえ「おこっちゃだめー……」
P「わかったわかった」
118: 2013/12/15(日) 22:43:13.74 ID:y2X4e7b60
P「プリンは冷蔵庫でいいか……」
こずえ「…………」ジーッ
P「あれ、プリン食べたよな?」
こずえ「ぷろでゅーさー……いじわるなのー……?」
P「こらこら、そうじゃないって」
こずえ「…………?」
P「……あれ、髪留め……」
こずえ「……えへへー」
P「たんぽぽか……似合ってるな」
P「夕美がくれたのか?」
こずえ「んー……よくわかんない……」
こずえ「でも……こずえ、これすきー……」
P「だってさ、夕美」
夕美「…………えへへ」ムニャ
P「留守番ありがとな、二人とも」
119: 2013/12/15(日) 22:44:49.71 ID:y2X4e7b60
夕美編おわり。
では、次行きます。
では、次行きます。
引用: モバP「留守番、任せていいかな」



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