1: 2012/05/16(水) 00:02:58.55 ID:X+O2x6D40
ピンポーン
アレルヤ(以下電池)「はーい」
ガチャ
シャア「こんにちはー。こちらソレスタルビーイングさんの……プトレマイオスで?」
電池「あ、そうですけど」
シャア「えーっと、ここトランザム、使ってますよね?」
電池「え。あ、えっと」
シャア「使ってますよね?」
アレルヤ(以下電池)「はーい」
ガチャ
シャア「こんにちはー。こちらソレスタルビーイングさんの……プトレマイオスで?」
電池「あ、そうですけど」
シャア「えーっと、ここトランザム、使ってますよね?」
電池「え。あ、えっと」
シャア「使ってますよね?」
5: 2012/05/15(火) 21:56:18.99 ID:HwpLT0Ii0
録音「どうしたー、アレルヤ」
電池「いや、この人がトランザムがどうのって」
録音「どちらさん?」
シャア「ASCです。シャ作権使用料の徴収に伺いました」
録音「シャ作権」
電池「使用料?」
シャア「ええ。シャ作権の使用料。結構使ってるよね? トランザム」
刹那「俺がガンダムだ!」
8: 2012/05/15(火) 22:09:13.46 ID:HwpLT0Ii0
録音「こら刹那。急に出てくるな」
刹那「トランザム!(キリッ」
シャア「そう、そのトランザム。使用料払ってもらえるかな?」
眼鏡「どういうことだ。トランザムはイオリアが我々に遺した力。その使用料を支払えとは。万死に値する!(バンシィッ」
シャア「いやー。参ったな。えーっと、お父さんかお母さん居ます?」
刹那「この世界に親など居ない!」
シャア「じゃあ艦長さんとか居る?」
録音「艦長じゃないが戦術予報士なら居るけど」
刹那「トランザム!(キリッ」
シャア「そう、そのトランザム。使用料払ってもらえるかな?」
眼鏡「どういうことだ。トランザムはイオリアが我々に遺した力。その使用料を支払えとは。万死に値する!(バンシィッ」
シャア「いやー。参ったな。えーっと、お父さんかお母さん居ます?」
刹那「この世界に親など居ない!」
シャア「じゃあ艦長さんとか居る?」
録音「艦長じゃないが戦術予報士なら居るけど」
11: 2012/05/15(火) 22:19:20.83 ID:HwpLT0Ii0
シャア「戦術予報士?」
電池「戦術を予報する人です。指揮とかします」
シャア「艦長いないのに予報士が居て指揮って……。まあその人でいいや。その人出してもらえる?」
刹那「親がガンダムだ!」
シャア「うん。ボクには聞いてないからね。その予報士さん呼んでもらえる?」
電池「分かりました」
電池「戦術を予報する人です。指揮とかします」
シャア「艦長いないのに予報士が居て指揮って……。まあその人でいいや。その人出してもらえる?」
刹那「親がガンダムだ!」
シャア「うん。ボクには聞いてないからね。その予報士さん呼んでもらえる?」
電池「分かりました」
12: 2012/05/15(火) 22:24:31.49 ID:HwpLT0Ii0
スメラギ「なんでしょう?」
シャア「私、ASCですが、シャ作権使用料の徴収に伺いました」
スメラギ「ASC?」
シャア「赤い 彗星の シャアです」
スメラギ「はぁ……。そのASCさんが何のようでしょう」
シャア「お宅さんね、ちょっと前からトランザムっていうの、結構つかってますよね」
スメラギ「ええまあ…」
シャア「何かもう、ことある毎に使ってますよね。ちょっとピンチになったら何とかの一つ覚えみたいにトランザムトランザムって。でもあれ、シャ作権保護法で使用料発生しますからね」
スメラギ「ちょ、ちょっと。どういうことです? そもそもトランザムはイオリア・シュヘンベルグが……」
シャア「そういうことじゃないの。誰が作ったとかじゃなくてね、払わないといけないの。義務だから」
眼鏡「根拠を話してもらおうか!(バンシィッ」
14: 2012/05/15(火) 22:31:22.91 ID:HwpLT0Ii0
シャア「そこから? そこから説明必要なの? 参ったなー。えー? もしかして知らなかった~で押し通すつもり?」
眼鏡「ビキィッ!」
録音「まー待て待て待て! 拳を下ろせティエリア」
シャア「はいはい、おじさんそういうのでビビッたりしないからね。フェンシングとか超強いからね、おじさん」
スメラギ「とりあえず説明してもらえます?」
シャア「うん、そうね。えーっとね、トランザム。これ、どういう効果か知ってますよね」
刹那「トランザム!」
シャア「ボクは向こうで遊んでてくれるかな」
刹那「ガンダムだー!」ドヒューン
15: 2012/05/15(火) 22:33:39.06 ID:99sdZ1fb0
電池「え、えーっと、トランザムといえば、機体に蓄積された高濃度のGN粒子を全面開放して……」
録音「一時的に出力を通常の三倍にまで引き上げる、だよな」
シャア「はいでました! 通常の三倍! で、その時の機体の色は!」
眼鏡「赤くなる……?」
シャア「Exactly!! その通りでございます!」
録音(うぜぇ)
シャア「赤くて三倍! はい、もうこれは誰がどう見てもシャア! シャア! シャア!(テテッテテッ」
電池(うざい)
録音「一時的に出力を通常の三倍にまで引き上げる、だよな」
シャア「はいでました! 通常の三倍! で、その時の機体の色は!」
眼鏡「赤くなる……?」
シャア「Exactly!! その通りでございます!」
録音(うぜぇ)
シャア「赤くて三倍! はい、もうこれは誰がどう見てもシャア! シャア! シャア!(テテッテテッ」
電池(うざい)
17: 2012/05/15(火) 22:35:03.01 ID:HwpLT0Ii0
スメラギ「ちょ、ちょっと待ってください。赤くて三倍ってだけでシャアなんですか?」
シャア「ですけど?」
スメラギ「それはちょっと乱暴じゃないですか」
シャア「いやいや、奥さん……」
スメラギ「まだ独身ですけど!」
ハロ「ミソジ! ミソジ!」
スメラギ「来るべき対話は目前よ!(クワッ」
録音「ハロ、黙ってろ」
シャア「ですけど?」
スメラギ「それはちょっと乱暴じゃないですか」
シャア「いやいや、奥さん……」
スメラギ「まだ独身ですけど!」
ハロ「ミソジ! ミソジ!」
スメラギ「来るべき対話は目前よ!(クワッ」
録音「ハロ、黙ってろ」
18: 2012/05/15(火) 22:38:41.60 ID:HwpLT0Ii0
シャア「そうやってゴネる人居るんですよね~。じゃあ、この動画見てもらおうかな」ピッ
~動画再生~
グリーンノアの高校生『シャア? ああ、バカですよね。とりあえずノースリーブの時点でこっちが寒いっていうか……』ピッ
シャア「ちょっと間違えた。こっちです」ピッ
~動画再生~
メガネのオペレータ『通常の三倍と言えば赤い彗星のシャアですよね。これは誰に聞いてもそうでしょ。いやー、感謝してますよ。通常の三倍。ここだけの話、このフレーズが出てくる度に使用料の10%が僕にも入ってきますからね。シャ作権様々で……』ピッ
シャア「ということですよ」
録音「既得権益はんたーい! ファースト世代の老害は癒着をやめろー!」
スメラギ「これだけで払えといわれましても」
シャア「いいんですよ? 別に。でも払わないとねー、裁判沙汰になるケースもありますし……太陽炉差し押さえってのも困るでしょ?」
眼鏡「うぐぐ」
シャア「それに裁判ってなったら、ねえ? 表舞台に出てこれないあなた方だと敗訴確定でしょう。ここは素直に支払って下さるとお互い面倒無くていいと思うんですが」
スメラギ「分かった! 分かりました。スポンサーの王留美から支払ってもらうように言っておきます。これでいいでしょう」
シャア「ありがとうございます。じゃあ今月末までにお願いします。あ、口座引き落としなら年間で5%お安くなりますよ」
スメラギ「もういいから。帰ってちょうだい!」
シャア「ああ~~どうも~~」
ガチャン
スメラギ「アレルヤ! 塩まいといてちょうだい! フェルト! クリス! トランザムの出力を3倍から2.8倍程度に落とすプログラムを組んでちょうだい!」
クリス「は~い」
フェルト「了解」
スメラギ「それとイアン! 圧縮粒子の色を赤から青に変えるようにGN粒子に着色できないか試してみて!」
イアン「無茶言うなぁ」
スメラギ「ああ、もう。腹立つわー!」
ハロ「コジワガフエル! コジワガフエル!」
ドグシャア!
ハロ「ボグェー!」
録音「ハローッ!!」
こうしてソレスタルビーイングはトランザムの改良に着手。
結果、出力を落とすのではなく通常時の出力を1.1倍に増加させ、トランザム時の出力上限はそのままに、倍率のみ通常の2.7倍程度に抑えることに成功。
更に高濃度圧縮粒子にGNブルーベリー100%果汁を加えることにより、トランザム使用時の発光を赤から青にすることに成功したのであった。
スメラギ「これであの忌々しいシャ作権も出てこれないわね! もう王留美に嫌味を言われたくないわ」
電池「素晴らしい対処法だと思いますよ」
録音「通常出力が上がったおかげでトランザム依存率も落ちて、安定した戦闘が出来るようになったしな」
眼鏡「ヴェーダの量子演算能力をフル活用した甲斐があったというものだ」
刹那「トランザム! 青いトランザム!」
録音「ハロも草葉の陰で喜んでくれているだろうぜ」
スメラギ「この調子で最終決戦も乗り切りましょう!」
ピンポーン
~動画再生~
グリーンノアの高校生『シャア? ああ、バカですよね。とりあえずノースリーブの時点でこっちが寒いっていうか……』ピッ
シャア「ちょっと間違えた。こっちです」ピッ
~動画再生~
メガネのオペレータ『通常の三倍と言えば赤い彗星のシャアですよね。これは誰に聞いてもそうでしょ。いやー、感謝してますよ。通常の三倍。ここだけの話、このフレーズが出てくる度に使用料の10%が僕にも入ってきますからね。シャ作権様々で……』ピッ
シャア「ということですよ」
録音「既得権益はんたーい! ファースト世代の老害は癒着をやめろー!」
スメラギ「これだけで払えといわれましても」
シャア「いいんですよ? 別に。でも払わないとねー、裁判沙汰になるケースもありますし……太陽炉差し押さえってのも困るでしょ?」
眼鏡「うぐぐ」
シャア「それに裁判ってなったら、ねえ? 表舞台に出てこれないあなた方だと敗訴確定でしょう。ここは素直に支払って下さるとお互い面倒無くていいと思うんですが」
スメラギ「分かった! 分かりました。スポンサーの王留美から支払ってもらうように言っておきます。これでいいでしょう」
シャア「ありがとうございます。じゃあ今月末までにお願いします。あ、口座引き落としなら年間で5%お安くなりますよ」
スメラギ「もういいから。帰ってちょうだい!」
シャア「ああ~~どうも~~」
ガチャン
スメラギ「アレルヤ! 塩まいといてちょうだい! フェルト! クリス! トランザムの出力を3倍から2.8倍程度に落とすプログラムを組んでちょうだい!」
クリス「は~い」
フェルト「了解」
スメラギ「それとイアン! 圧縮粒子の色を赤から青に変えるようにGN粒子に着色できないか試してみて!」
イアン「無茶言うなぁ」
スメラギ「ああ、もう。腹立つわー!」
ハロ「コジワガフエル! コジワガフエル!」
ドグシャア!
ハロ「ボグェー!」
録音「ハローッ!!」
こうしてソレスタルビーイングはトランザムの改良に着手。
結果、出力を落とすのではなく通常時の出力を1.1倍に増加させ、トランザム時の出力上限はそのままに、倍率のみ通常の2.7倍程度に抑えることに成功。
更に高濃度圧縮粒子にGNブルーベリー100%果汁を加えることにより、トランザム使用時の発光を赤から青にすることに成功したのであった。
スメラギ「これであの忌々しいシャ作権も出てこれないわね! もう王留美に嫌味を言われたくないわ」
電池「素晴らしい対処法だと思いますよ」
録音「通常出力が上がったおかげでトランザム依存率も落ちて、安定した戦闘が出来るようになったしな」
眼鏡「ヴェーダの量子演算能力をフル活用した甲斐があったというものだ」
刹那「トランザム! 青いトランザム!」
録音「ハロも草葉の陰で喜んでくれているだろうぜ」
スメラギ「この調子で最終決戦も乗り切りましょう!」
ピンポーン
19: 2012/05/15(火) 22:41:17.57 ID:HwpLT0Ii0
スメラギ「あら。誰かしら。アレルヤ、ちょっと見てきてくれる?」
電池「はい」
ピンポーン
電池「はーい」
ガチャ
クルスト「ちはー。ソレスタルビーイングさんで合ってますね」
電池「そ、そうですけど」
クルスト「イオリアから受け継いだトランザム使ってるソレスタルビーイングさんで」
電池「あってますけど」
録音「どうしたー、アレルヤ」
電池「いや、この人がまたトランザムがどうのって」
録音「……どちらさん?」
クルスト「EXAM協会の者です。蒼を受け継ぐもの使用料徴収にきましたー」
おわり
20: 2012/05/15(火) 22:45:53.66 ID:HwpLT0Ii0
おつおつ
引用: P「伊織と俺は仲良しこよし」
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