503: 2009/05/03(日) 00:29:44 ID:YldRPCsg

「ハイ、サーニャあーん」
「あー…ん」
「美味いカ?」
「うん」
「ソッカ。よかった」

ああ至福の時よ、お昼の時よ、素晴らしき時よ、いつまでも…。
なんて思っちゃうくらいにエイラといちゃいちゃできるこの時間が好き。
エイラに食べさせてもらうだけで何倍にも美味しくなっちゃうから不思議。
んー、しあわせ…。



504: 2009/05/03(日) 00:31:00 ID:YldRPCsg


「うにゃぁ! シャーリー、スプーン落としちゃった」
「慌てて食べるからだぞぉ? ほら、あたしの使いな」
「えっ? シャ、シャーリー…の?」
「なんだイヤか?」
「うっ、ううん! でも…これって…」
「無理しなくてもいいよ。おーいリーネ…」
「だめっ! シャーリーの使うのー!」
「ぁえ? …なら、はい」
「ありがと! ニシシ~…シャーリーと間接キス…」
「なんか言ったか? ルッキーニ」
「んーんなんにもー」

ほう…。これはいいものを見た…。
なるほど間接キスか…。

「サーニャ、あーん」

そろそろいちゃつき具合のレベルアップをしたかったところ…。
ついでに間接キスをすることでヘタレにいい刺激を与えられるかもしれない。

「サーニャ? おーいサーニャー」

そして間接キスを日常化させて、ゆくゆくは口移しに…。

505: 2009/05/03(日) 00:32:33 ID:YldRPCsg
「ふふ、ふふふふふふふ……」

「サ、サーニャ?」
「え? あ、なぁに?」
「だ…大丈夫カ?」
「大丈夫よ…? 大丈夫…大丈夫…」
「そ、ソウカ…」

ふぅ、危ない危ない。
あとはどうやってスプーンを落とすか、か。
うーん…。これは適当に落としちゃっていいかなぁ。
早くエイラのスプーンで食べたいし。
とりあえず私のを手に入れなきゃ。

「じゃあ…サーニャ、あーん」
「あー…、ん!」
「ちょ、サーニャ、スプーン噛みしめちゃ食べれないダロー」
「ん! んー!」
「なに? 離せッテ? ……はい離したゾ」
「んー」

よし、スプーンゲット。
あとはこれを落として…。



任務を終了しました。

「あ、エイラ、スプーン落としちゃった…」
「…なぁ、軽く放らなかったカ? 今…」
「ううん、落としたの」
「そう? まあいいケド…。リーネ、スプーンちょう…」
「だめっ!」
「は…、え? スプーンないと食べれないダロー」
「あるじゃないスプーン」
「落ちたスプーンは使わないほうがいいゾー?」

「エ・イ・ラ・の・スプーンがあるじゃない」

「え?」

506: 2009/05/03(日) 00:33:49 ID:YldRPCsg
決まったな。
これで間接キスはいただき。
さあ、エイラのスプーンではやくたーべーさーせーて~♪

「な、い、イヤ、だってそんなことしたラ…か、間接…! うああダメ恥ずかしい!」

渋ったね。
わかってたけどね。
せっかくキスまでの段階踏んであげてるのにね。
でも、最後に笑うのは私よ。
ふふっ。さぁて…、私の力を見せてあげるわ!


「いい? エイラ。間接キスくらいは普通なの。みんなやってるのよ? 私たちなんかこうして食べさせあったりしてるのに間接キスもしないなんておかしいじゃない」

「サ、サーニャ? オイ…」

「そりゃあエイラは恥ずかしいって思ったかもしれないわ。でもね、エイラ。そうやって恥ずかしがってちゃ先に進めないの。わかる?」

「あの…ハイ…スミマセン…」

「そもそもエイラには積極性というかもっと私にアタックしてもいいと思うの。なのに私には全っ然しないで他の女の子にはすぐ近寄って胸を…………!!」

「ご、ゴメンナサイっ…」

「だから、ね? エイラのスプーンで食べさせてね」

「うぁ、あぁもー! ハイサーニャあーん!!」


うふ。

いただきます♪


END

507: 2009/05/03(日) 00:34:55 ID:YldRPCsg
以上です。
サーニャさんのお説教。
なんというかこの後も考えてしまったのでできればそちらの方も宜しくお願いします。

引用: ストライクウィッチーズ避難所2