1: 2013/06/04(火) 02:08:17.13 ID:e+p2qHPs0
JUM「真紅の花びらは…10円スタートが妥当かな、不人気だし」カチャカチャ、ターンッ

翠星石「まーたパソコンですかチビ人間
     暇だからちったあ構いやがれですぅ」

蒼星石「何してるんだいマスタ…じゃなかった、ジュン君」

JUM「はぁ…お前らも何か出せばいいのにな
    食費くらい稼げるのに」

蒼星石「何の話なの?」



8: 2013/06/04(火) 02:14:40.41 ID:e+p2qHPs0
JUM「そうだ、蒼星石、アイス食べないか」

蒼星石「え?くれるなら有難く頂くけど…
     何で僕に?」

翠星石「な、なんでです?何で蒼星石だけ…」

JUM「ああ翠星石も存分に食べるがよい…

   もっともMOWだけどな」

蒼星石「MOWと牧場しぼりはあの価格帯のカップアイスで
     ラクトアイスでもアイスミルクでもなくちゃんとアイスクリームだから
     お得感あるよね」

翠星石「ですですぅ」

JUM「詳しいなお前ら」



10: 2013/06/04(火) 02:19:26.48 ID:e+p2qHPs0
JUM「よし、お前らいい顔で食べてるなあ

    ちょっと可愛いから写真撮らせてもらうぞ♪」

蒼星石「僕は可愛くないよ、翠星石を撮りなよ…」

翠星石「ど、どうしたですかチビ人間…///
     まあとーぜんのことですけどいきなり言われると照れるですよ///」


JUM「よし、この画像と一緒にスプーンを出品すればおk、と
    双子なら相乗効果で5万は行く気がする…ひひひ」




真紅「JUM、私のMOWストロベリー&バナナがないのだわ」

16: 2013/06/04(火) 02:25:09.13 ID:e+p2qHPs0
翠星石「チョコレートも美味しそうですね蒼星石…」

蒼星石「欲しいかい?いいよ分けてあげる
     口移しで」

翠星石「は、はぁ!?」

蒼星石「冗談だよ、顔を真赤にして本気にしたのかい?」

翠星石「S星石!」



JUM「うーんあとはカナか……何も売れなさそうだな…」


真紅「JUM,私のMOWよ!私の赤とくんくんの黄色が交じり合う
    ストロベリー&バナナがなくなったのだわ!」


20: 2013/06/04(火) 02:38:21.13 ID:e+p2qHPs0
水銀燈「MOWとか貧乏くさぁい…」

JUM「カネヅルktkr」

水銀燈「私はハーゲンダッツ以外口にいれる気にもならないわぁ
     まあ貧乏人にはお似合いよねぇMOWがwwwww」

真紅「うるさいのだわブランド厨
    ハーゲンダッツは甘すぎるのよこの味mowが」

蒼星石「それはにわか発言過ぎるよ、水銀燈」

水銀燈「なんですって?」

蒼星石「明日この家に来てよ
     本物のカップアイスをごちそうするから」



何でアイススレになってんだよ

22: 2013/06/04(火) 02:44:34.43 ID:e+p2qHPs0
翌日


水銀燈「こんなところまで連れてきてどうするつもり蒼星石?」

蒼星石「こんなところって…ジュン君の家なんだけど」

水銀燈「チッ テンプレ会話を入れてみただけよ
     それで本当にあるのよね?最高のカップアイスがここに…?」

翠星石「あ、あんな大口叩いておいて失敗したらただでは済まんですよ蒼星石…
     い、今のうちに謝っておいた方が…」

真紅「不味いアイスを食べさせたら即効クビなのだわ蒼星石」


蒼星石「自分一人で食べてしまおうと冷凍庫の隅に隠しておいたんだ

     ほら、これだよ」


水銀燈「これが…最高のカップアイスですって…!?」



JUM「ヤバい双子の使用スプーンが10万超えてる」

23: 2013/06/04(火) 02:50:13.65 ID:e+p2qHPs0
翠星石「あ、あぁ~、これはダメです蒼星石…
     何を考えてるですか…!」

真紅「や、やはり蒼星石はクビなのだわ!」

水銀燈「こ、これって…


     ただの牧場しぼりじゃないの…!

     ぷっ…アッハッハッハ!!
     そうよねえやっぱり貧乏人にはこれがお似合いよねえ!!
     よく分かってるじゃないの蒼星石wwwww」

真紅「そ、蒼星石の奴…我が社に恥をかかせおって…なのだわ」


蒼星石「まあ食べてみたらどうなんだい?」



JUM「水銀燈の羽に1万とか頭おかしいだろ…あいつら無限増殖だぞ…」

28: 2013/06/04(火) 02:59:47.67 ID:e+p2qHPs0
水銀燈「やぁよぅ、こんな貧乏臭いジャンクアイス…
     口に入れるのも汚らわしい」


蒼星石「ふうん…なら翠星石、食べてみてよ」

翠星石「…と言われてもですねぇ…
     どこからどう見てもこれは牧場しぼりのラムレーズンで…

     ら、ラムレーズン!?」

真紅「ど、どうかしたのかなのだわ翠星石?」

翠星石「おかしーです!
     牧場しぼりにラムレーズンというラインナップはないはずなのですぅ!」

水銀燈「…?ピクッ」


蒼星石「その通り。でも現にこうしてここに存在している…

     実はこれは、期間限定の特別な牧場しぼりなんです」

真紅「期間限定…?」

蒼星石「その通り。
     これは冬の間しか食べられない特別な牧場しぼりなんです」

水銀燈「なんですって?でも今は既に初夏…ハッ!まさか蒼星石、貴女…」

31: 2013/06/04(火) 03:09:12.79 ID:e+p2qHPs0
蒼星石「そう、冬の間しか食べられないことを知っていた僕は…

     毎日在庫の限り買いだめしておいたのさ」ドゥン!トッキッキ


翠星石「な、なんだってですぅ…!!」

水銀燈「ば、バカな…!!」


JUM「いやフツーだろ」


水銀燈「ふ、ふん浅はかね蒼星石…
     いくら冷凍食品といえどアイスクリームは鮮度が命…
     そんな長期間ストックされたアイスなど無力よ!」

蒼星石「ああ、確かに一般的な家庭用冷蔵庫ではそうだろうね…

     でもJUM君の家には…
     引きこもりのジュン君がいつでも冷凍食品を食べられるように
     業務用の冷凍庫が完備されているんだ
     これならマイナス40度以下に保てる…鮮度の劣化は最小限に抑えられるのさ!」

真紅「そ、それで…?味はどうなの蒼星石?」

蒼星石「それは…翠星石に聞いてみたらどうかな?」

翠星石「あ あぁ~ こ、これは…!!」

37: 2013/06/04(火) 03:17:40.79 ID:e+p2qHPs0
翠星石「な、なんちゅうもんを食べさせてくれるですぅ…!!

     どこまでも芳醇なラム酒の香り、そしてアイスクリームの
     舌触り細やかな食感…それに絡みつくレーズンの甘み…!!

     これが100円アイス…?に、日本最高ですぅ!!」

水銀燈「…イラッ」


蒼星石「フフフ…さあ、真紅もお上がり」

真紅「ぼ、牧場しぼりは牧場しぼりなのだわ…確かに美味しいアイスだけれど
   そんな決定的な差なんてあろうはずが…

   は、はぁあああああああ!!」

蒼星石「…まだ意地を張ってるのかい水銀燈?」

水銀燈「…チッ じゃあ騙されたと思って今度だけは食べてやるわよ…

     !!?」


JUM「真紅の花びら伸びねえ…」

40: 2013/06/04(火) 03:29:30.75 ID:e+p2qHPs0
翠星石「美味しさが彗星のように駆け抜けていったですぅ…」

真紅「アイスクリームは値段だけではないのね…」


蒼星石「我々現代人は高いもの=美味しいと思い込み過ぎなのさ…
     確かにハーゲンダッツは美味しい
     だけどそれ以外にも素晴らしいアイスがあるってことを
     皆もっと気づくべきなんだ

     ねえ?水銀燈?」

水銀燈「わ、私は最初から国産派だったわぁ
     でも日本メーカーにハッパをかけるつもりで敢えてああ言ってみただけよぉ」

蒼星石「最初は見るのも嫌そうだったくせに」

水銀燈「そ、それは言わない約束でしょう?」

水紅翠蒼「アッハッハッハ!!」


金糸雀「か、完全に乗り遅れた模様かしら…」

JUM「お、お久しぶり。
    今凄いんだぜ、翠蒼のスプーンが15万超えてるんだ」
金糸雀「うーん、そういうのは顔写真と共に買ってきた下着売ったほうが
     お手軽で大量に儲かるかしら~」

寝る

41: 2013/06/04(火) 03:34:24.79 ID:Rh3LjRH40
素晴らしいアイススレだった

48: 2013/06/04(火) 03:41:14.80 ID:pYB7o85qP
冬まで覚えてたら牧場しぼりラムレーズン買い占める

引用: JUM「水銀燈の羽一枚100円からスタート、と…」