1: 2014/05/05(月) 22:34:03 ID:zIXUlBnc
ジリリリリリ…

カチッ

響「ふぁ…みんな、おはよう…」

ハム蔵「チュッ(おはよう、響!)」

響「んー…」

オウ助「ナンダカ、ゲンキナイネ」

響「うん…体が重いぞ…」

へび香「シュルル(大丈夫、響ちゃん?)」

響「ちょっとシャワー浴びてくる…」ガチャ

ねこ吉「にゃー(シャワーか…ゾッとするわぁ…)」

いぬ美「ワウ?(そう? 気持ちいいわよ?)」

響「うぎゃー!?」バタバタバタ

シマ男「チュチュッ!?(響!? どうした!?)」

2: 2014/05/05(月) 22:36:49 ID:zIXUlBnc
響「じ、自分…」

ハム蔵「チュッ(どうしたんだ、落ち着いて言ってみろ)」

響「自分の股から、血が出てるー!」

へび香「シャァァ…?(血が出てるって…本当に…?)」

響「ほ、ほらこれ…」ベト…

いぬ美「ワフッ(ひっ…)」

ブタ太「ブヒ…(うわ…)」

ワニ子「ゴゴォ…(駄目駄目この臭い駄目)」

ハム蔵「チュ、チュウ!(ワ、ワニ子を遠ざけろ! 何かに目覚めそうだ!)」

響「な、なんだこれ…? みんな、わかる…?」

うさ江「ギュー(ちょっと、わかりませんね…)」

オウ助「ケントーモツカナイナァ…」

いぬ美「わふっ(私も知らないわ…)」

響「誰もわからないんだ…」

(※月経があるのは一部の霊長類だけなのだ!)

3: 2014/05/05(月) 22:37:31 ID:zIXUlBnc
モモ次郎「チチチ…(もしかして、変な病気なんじゃ…)」

響「びょ、病気!?」

うさ江「キュッ!(ちょっとモモ! 響ちゃんを怖がらせちゃ駄目でしょ!)」

モモ次郎「チー…(でも…)」

響「自分…病気なのか…?」

オウ助「ヒ、ヒビキ…」

ハム蔵「チュチュッ!(だ、大丈夫、きっと大丈夫だ!)」

ねこ吉「にゃにゃにゃっ!(せやせや! こんくらいじゃ氏なんって!)」

響「氏…」サァァ…

いぬ美「グルルル…(ね~こ~き~ち~?)」

ねこ吉「にゃ…(すんまへん…)」

4: 2014/05/05(月) 22:38:15 ID:zIXUlBnc
響「あっ、時間…そろそろ事務所に行かないと…」

へび香「シュルル…(その前に、病院に行った方がいいと思うけど…)」

響「で、でも…病院に行ってたら今日のレッスンに間に合わないぞ…」

ハム蔵「チュゥッ!(そんなこと言ってる場合か!)」

ブタ太「フゴッ!(そうだそうだ!)」

いぬ美「バウ、ワウッ!(プロデューサーやみんなだって、話せばわかってくれるよ!)」

響「だ、だけど…今日はみんなで集まって振り付けの確認する日だし…」

響「病院には、レッスンが終わってからでも…」

オウ助「…ヒビキ、ダイジョーブ?」

響「ああ、ちょっとだけしんどいけど、これくらいなら大丈夫!」

ワニ子「ゴォォォ…(響ちゃんが…そう言うなら…)」

ねこ吉「にゃー…(響が大丈夫言うとるんなら大丈夫やろ…みんな大げさやなぁ…)」

響「心配かけてごめんな、お前達」

5: 2014/05/05(月) 22:40:11 ID:zIXUlBnc
響(早く、事務所に行かなくちゃ…)

響(とりあえず…このままだと下着が汚れるから、ティッシュを敷いて…)シャッ シャッ

グイッ

響「うぅ、むずむずする…」

ねこ吉「にゃっ!(響、時間時間!)」

響「わっ、急がないと! い、いってきまーす!」ガチャ

………

タッタッタッタッ

響(うぅ、走りにくい…)

響(股がこすれてヘンな感じだ…)

響(あっ…! ティッシュがずれてきた…)

響(血が垂れてきたりするんじゃ…いや、それより血がついたティッシュが地面に落ちたら…)

響(ゆっくり歩かないと…で、でもゆっくりだと間に合わないかもしれないぞ…)

響(うううう、誰かぁ…)

6: 2014/05/05(月) 22:42:17 ID:zIXUlBnc
響(やっと事務所に着いた…)

響「おはよう…」ガチャ

P「おう響、遅かったな」

響「ご、ごめんなさい…」

P「ん? まぁ、こっちとしてはもうちょっと前には来てほしいところだけど…」

P「ちゃんと時間には間に合ってるし、そこまで謝ることでもないだろ?」

響「そ、そっか」

P「いつもは少しくらいなら遅れてきても気にしないのに、今日はどうしたんだ」

響「な、なんでもない!」

響(流石にプロデューサー相手には話せないぞ…)

響(そうだ、律子なら色々知ってるし、自分の体のことも何か知ってるかも!)

響(えっと、律子…律子…)キョロキョロ

響(………あれ?)

響(律子がどこにもいない!?)

7: 2014/05/05(月) 22:45:27 ID:zIXUlBnc
響「ね、ねぇプロデューサー…律子はいないの?」

P「ん? 律子なら、今日は竜宮小町のライブだからな。朝一で出かけてったぞ」

響「そ、そっか…」

響(そう言えば、この前伊織と話した時にそんなこと言ってたかも…)

響(竜宮小町が出てったってことは、伊織も…あずさもいない…)

P「律子に何か用でもあったのか?」

響「ええと、ちょっと…あ、そうだ、ピヨ子は?」

P「ピヨ…小鳥さんか? 小鳥さんはその付き合いだよ。あっちの方、色々と大変らしくて」

響「そんなぁ…」

P「何か相談したいことでもあるのか? 俺でよければ聞くけど」

響「い、いや! プロデューサーに言うようなことじゃないぞ、大したことじゃないから!」

P「そうか? でも…」

響「いいから! 放っといてほしいぞ!」

P「あ、ああ…?」

8: 2014/05/05(月) 22:47:25 ID:zIXUlBnc
P「それじゃ、みんな集まったことだしレッスンに行くか」

春香「はいっ! えへへ、本番に向けてがんばりますよっ!」

千早「もっと歌を…歌…歌…歌…」ブツブツ

響(体が重い…血も全然止まらない…)

響(やっぱり、休んで病院に行った方がよかったかも…)

響(恥ずかしいけど、プロデューサーに言わなきゃ…)

響「あ…あのっ!」

P「ん、どうした響?」

響「えーと…な、なんでもない…」

P「?」

響(うぅ、やっぱ無理だ! こんなこと、プロデューサーに言えるわけがないぞ!)

P(今朝から響の様子がおかしいな…)

9: 2014/05/05(月) 22:52:36 ID:zIXUlBnc
そして…

トレーナー「ワン、ツー! ワン、ツー!」

響「よっと!」ビシッ

トレーナー「はい、そこまで! 少し休憩!」

響「ふぅ…」

響(なんとか上手く行けた…この調子なら…)

貴音「響」

響「ん? たかね、どうしたの?」

貴音「大丈夫ですか?」

響「え…なにが?」

貴音「何やら体調が優れぬように見えますが」

響「そ、そう見える?」

貴音「はい。何か、あったのですか?」

響「べ、別になんにもないから! たかねは心配性だなぁ!」

貴音「ふむ…まぁ、響がそう言うのでしたら…」

10: 2014/05/05(月) 22:55:40 ID:zIXUlBnc
響(たかねからは、そう見えるみたいだけど…大丈夫、行けるさ!)

春香「響ちゃん!」

響「えっ?」ビクッ

春香「そこ、一つ前のところ!」

響「あっ…ご、ごめん! 間違えちゃった…」

春香「響ちゃん、何かあった? ぼーっとしちゃって」

響「な、なんでもない! なんでもないから!」

春香「そう…? 何かあったら言ってね、無理しちゃ駄目だよ」

響「う、うん…」

響(危ない危ない。こういう時だからこそ、気合い入れなきゃ…)

11: 2014/05/05(月) 23:00:27 ID:zIXUlBnc
トレーナー「はい、ワン、ツー、ワン、ツー」

響「ほっ、はっ!」バッ バッ

やよい「響さん、調子、戻ったみたいですね!」サッ

響(うん、大丈夫! 行ける!)

トレーナー「回って! いち、にの…」

響「さ…」

響「ん…?」クラッ

真「わっと!?」ピタッ

響「あっ…」

真「ひ、響! 危ないなぁ、そこで止まっちゃ駄目じゃないか!」

響「ご、ごめん…」

響(今、頭がクラって…意識がなくなりそうになった…)

響(やっぱり自分、変な病気なんだ…)

12: 2014/05/05(月) 23:02:04 ID:zIXUlBnc
P「響」

響「あ…」

P「どうしたんだ、今日は? やっぱり、調子悪いんじゃないのか?」

響「プ…プロデューサー…」グスッ

P「え…? 響、お前泣いて…」

響「プロデューサー、来てっ!」グイッ

P「え、おい、ちょっと!?」

春香「え、何々!?」

13: 2014/05/05(月) 23:06:59 ID:zIXUlBnc
バタン!

P「お、おい! なんだ、ひとを女子トイレに連れ込んだりして…」

P「誰かに見られたら変O扱いだぞ…」

響「見て!」

P「だから、見られたら困…」

響「えいっ!」ズルッ!

P「!? お、お、お、おい、響、それはまずいだろ!?」クルッ

響「ちゃんと見て!」

P「そ、そんなこと…言われても…」

響「血が…止まらないんだ…」

P「え?」クル

響「変な病気になっちゃったんだ…ここから、血が出て…」

P「響…」

響「自分、氏んじゃうのかな…?」

14: 2014/05/05(月) 23:09:26 ID:zIXUlBnc
P「…響」

響「うっ、ぐすっ…」

P「ちょっと触るぞ」クイッ

ヌルッ

響「ひゃっ!?」ビクッ

ヌト…

響「な、なにしてるの…?」

P「ふーむ…」

ペロッ

響「な、舐めたら汚いぞ!?」

P「響」ポンッ

響「な、何…?」

P「おめでとう、かな」ナデナデ

響「…?」

15: 2014/05/05(月) 23:10:37 ID:zIXUlBnc
P「これはな、響の体が大人になった証なんだ」

響「???」

P「とりあえず…病気じゃないから、安心しろ」

響「え、体が重いのは…」

P「そういうもんだ」

響「でも、頭がサーッってなって…」

P「それは貧血だ。血が出るからな」

響「え、え?」

P「…学校で習わなかったのか? 保健の授業でやったと思うんだが」

響「保健…? よくわからないし、ずっと寝てたぞ…」

P「友達とそういう話はしなかったか?」

響「別に、みんなとはそういうこと話したりは…」

P「そうか…」

16: 2014/05/05(月) 23:11:48 ID:zIXUlBnc
P「女の子にとっては大事なことなんだぞ。授業はちゃんと聞こうな」

響「うん…ほ、本当に大丈夫…なの?」

P「ああ。むしろ、響が健康に育ってる証拠だよ」

響「そっか…変な病気かと思って…焦ったぞ」

P「まぁ、これについては男の俺よりもみんなに聞いた方がいいかもな」

響「え、みんなに? ヘンに思われないかな…」

P「心配するな。女の子ならみんななるものだ」

響「そうなんだ…じゃあ、そうする! ちょっと恥ずかしいけど…」

P「わかったら、その…しまってくれないか? 年頃の娘がはしたないぞ」

響「え?」

スポーン

響「あ…」カァァァァ…

グイッ

響「プ、プロデューサーのばかー! ヘンタイ!」

P(自分から見せてきたくせに…)

17: 2014/05/05(月) 23:13:11 ID:zIXUlBnc
P「というわけで…響が初潮を迎えたそうだ」

響「うぎゃー! なんで言っちゃうんだ、プロデューサーのばかー!!」

P「言ったろ、別に恥ずかしくもないし、普通のことなんだよ」

春香「い、いえプロデューサーさん…そう堂々と言うのはちょっと…」

真「っていうか響…まだ来てなかったの?」

貴音「今宵は赤飯でございますね」ジュルリ

春香「貴音さん、食べたいんですか…?」

やよい「もちもちして美味しいですよね!」

千早「………」

真「まぁ、でも…そっか。どおりで調子がおかしいと思ったよ」

春香「それにしても、どうしてプロデューサーさんは響ちゃんが生理だってわかったんですかね…」

P「それは響の名誉とプライバシーのために黙秘させてもらう」

春香「むむむ…怪しい…」

P「いや、別に変な事はしてないからなマジで…」

18: 2014/05/05(月) 23:13:48 ID:zIXUlBnc
春香「ねぇ、怪しいと思わない? 千早ちゃん」

千早「………」

春香「千早ちゃん?」

千早「あの…少しいいでしょうか、プロデューサー」

P「ん? どうかしたのか、千早?」

千早「初潮とか生理とか…何ですか?」

春香「えっ」

P「えっ」

終わる

21: 2014/05/05(月) 23:43:51 ID:bGY7Faxg
おつ

22: 2014/05/06(火) 12:39:38 ID:RI9uuwww

舐めたのはセクハラじゃ……

24: 2014/05/11(日) 18:51:25 ID:yCNIfjxo
なんでなめてわかんだよ

引用: 響「うぎゃー! 股から血が出てるー!」