1: 2009/10/20(火) 21:21:55.38 ID:jv4L7KP1O
金糸雀 「お腹すいたから甘~い卵焼き作ろうかしら」

金糸雀 「…うんしょっ・・・あれ!?卵が見当たらないかしら?」

金糸雀 「みっちゃんもお仕事で居ないしどうしよう」

金糸雀 「でも卵焼き食べたいかしら~…そうだ!!お家になければ買いに行けば良いのよ!そうでしょうピチカート?」

金糸雀 「今日のカナは冴えてるわ!さすがローゼンメイデン一の才女よね」

金糸雀 「みっちゃんがお仕事から帰って卵料理がいっぱいあったら、きっとみっちゃんも大喜びしちゃうわ!」

金糸雀 「お外はちょっと怖いけれど真紅達も誘えば大丈夫!」

金糸雀 「早速真紅のお家に潜入しちゃうかしら!!行くわよピチカート!」



10: 2009/10/20(火) 21:48:07.51 ID:luog3xOJ0
金糸雀「――ごちそうさまかしら~!」

のり「はい、お粗末様~」

翠星石「全く、調子に乗ってたべすぎですぅ!」

JUM「だな。まるで本物の子供みたいだったぞ」

雛苺「でもでも、楽しかったのー!」

真紅「ところで金糸雀、貴方……何をしに来たの?」

金糸雀「……あ」

15: 2009/10/20(火) 21:55:40.59 ID:luog3xOJ0
金糸雀「その……みっちゃんが帰ったら、ゴハンの用意がしてあると……」

のり「うわぁ! 金糸雀ちゃん、みっちゃんさんを喜ばせたかったのね」

金糸雀「だけど……もうこんな時間だし……」

JUM「夕飯時……過ぎてるよな」

金糸雀「それに……お腹一杯で……」

翠星石「デザートまでしっかり食べてたですぅ」

金糸雀「どっ、どうすれば良いのかしら!?」

18: 2009/10/20(火) 22:01:16.59 ID:luog3xOJ0
真紅「急いで戻るしか無いと思うわ」

金糸雀「……そうかしら」

雛苺「そうなの! それでね、おかえりって言ってあげるのー」

金糸雀「でもでも、みっちゃんの方が先に帰ってるかも知れないし……」

のり「それでも、“おかえり”があると嬉しいわよぅ」

金糸雀「! そっ、そうよね!」

20: 2009/10/20(火) 22:10:40.51 ID:luog3xOJ0
金糸雀「それじゃあ、パッと帰って“おかえり”を言うかしら!」

雛苺「その意気なのよ! あいとっ、あいとなのっ!」

金糸雀「それで、あの~……」

JUM「何だよ」

金糸雀「みっちゃんに玉子焼きを作ってあげたいから……」

のり「うふふ。卵、いくつもっていく?」

金糸雀「! カナとみっちゃんの分で二つ! かしら!」

22: 2009/10/20(火) 22:17:44.43 ID:luog3xOJ0
金糸雀「――おかえr」

みつ「お帰り、カナ」

金糸雀「……た、ただいまかしら……」

みつ「晩御飯は?」

金糸雀「えっ、えっと、真紅達と一緒に食べたわ」

みつ「へぇ、良かったわねぇ」

金糸雀「めっ、目が笑ってないかしら……!?」

26: 2009/10/20(火) 22:27:19.66 ID:luog3xOJ0
みつ「カナ、楽しかった?」

金糸雀「うん! すっごく楽しかったかしら~!」

みつ「……へぇ、良かったわねぇ」

金糸雀「――じゃなくて! 全然楽しくなかったわ!」

みつ「本当に?……本当は?」

金糸雀「……楽しかったかしら」

27: 2009/10/20(火) 22:32:34.24 ID:luog3xOJ0
みつ「カナ、何をご馳走になったの?」

金糸雀「花丸ハンバーグかしら~!」

おしまい

21: 2009/10/20(火) 22:13:54.18 ID:Q2lSWW6T0


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雪「卵焼きは醤油大さじ1に砂糖大さじ3ほどで甘くなります
塩味なら親指、人差し指、中指で軽く一つまみしてそのうちの三分の二くらいで塩辛くなります」

薔「そうすればいいんですね!? わかりました! 早速やってみます!」

雪(お父様においしい卵焼きを作ってあげてね…)


引用: 金糸雀「カナの初めてのお使いかしら!!」