1: 2013/11/02(土) 13:17:13 ID:nkx4za6U
エレン「!?」

サムエル「「サシャ!! 盗んだハムを任せた!!
 固定砲整備4班! 戦闘用意!! 
目標、目の前!! 超大型巨人!! 
これは好機だ、絶対逃がすな!! 
壁を壊せるのは超大型だけだ!! 
こいつさえ仕留め…って…」

ミーナ「もう仕留めたよ」

超大型巨人「」シュウウウ…

サムエル「さすがミーナ。仕事が早いな」

ナック「おいおい!俺の手柄も残しておけよ!」

ミーナ「ごめんごめん、あんまりにも鈍かったから…」

ミリウス「敵わねぇなぁ」

エレン「!!?」

2: 2013/11/02(土) 13:22:55 ID:nkx4za6U
ハンナ「あれ?うなじに誰かいるよ?」

フランツ「奴の本体だよ。ちょっと見てくる」バシュッ

ベルトルト「 」

フランツ「…誰?」

3: 2013/11/02(土) 13:36:03 ID:nkx4za6U
上官「超大型巨人は仕留めたが、破壊された壁から巨人が侵入した!
お前等には侵入した巨人の殲滅をしてもらう!」

ナック「やっと出番か…。
右腕が疼いてしょうがねぇ…」

ミリウス「ミーナ!
俺たちの分も残せよ!」

ミーナ「気が向いたらね」

サムエル「さて…行きますかね」スッ

エレン「駆逐してやる…」ギリッ

フランツ「…エレン。
熱くなるのはいいが、なり過ぎはよくない。
動きは熱く、心はクールに、だ」

ハンナ「大丈夫。エレンならできるわ」

エレン「お、おう…」

5: 2013/11/02(土) 14:48:25 ID:nkx4za6U
ザンッ ザンッ

ミーナ「討伐数21っと*」

ミリウス「ちぃっ!さすがに早ぇな!
オラッ!」ザンッ

ミリウス「討伐数11だ!」

ハンナ「フランツ、今ので何体目?」

フランツ「僕は討伐数8さ…今の奴も入れたら9かな」

ハンナ「ふふっ。やるわね。
私は討伐数15だよ」

フランツ「うわっ、負けてられないな…」バシュウウウ

エレン「奇行種だ!避けろおお!」

サムエル「慌てるなって…よっと」スカッ

ザンッ

サムエル「うなじがガラ空きだ」

7: 2013/11/02(土) 15:47:57 ID:nkx4za6U
アルミン「エレン下だ!!」

巨人「アーン」

エレン「っ!?」

ザンッ

エレン「…あれっ?」

巨人「 」チーン

トーマス「ん?どうしたエレン?」

エレン「た、助かったぜ…」

トーマス「気にすんなって。
それより前衛班が見えてきたぞ」

ナック「げっ、総崩れじゃねーか」

ミリウス「先輩方は何やってんだか…」ハァ

10: 2013/11/02(土) 17:25:55 ID:ccEXhirU
モブ訓練兵「お、俺はもうダメだ…目の前で仲間が食われて…」

モブ訓練兵2「オエエッ」 ビチャビチャ

モブ訓練兵(ジャン)「明日から内地だっていうのに…」

???「グーグー…」

ジャン「おい!いつまで寝てんだ!
行くぞ!ダズ!」

ダズ「…ん。もうそんな時間か…」

ジャン「こんな状況で寝てんじゃねぇ!」

ダズ「わぁーってるよ…さて、と」

ダズ「いたずらなバンビーノ(巨人)共にお灸を据えに行こうか…」

12: 2013/11/02(土) 17:31:50 ID:ccEXhirU
巨人「 」シュウウウ

ミリウス「フンッ!」ズバァン

なんで…

ミーナ「ハアア!!」

なんで僕は…
巨人が駆逐されてる光景を…眺めているんだ…
どうして、僕の体は動かないんだ…

アルミン「うあぁぁああぁぁぁぁぁ!!!
役に出番をくれよおおおお!!!」

13: 2013/11/02(土) 17:33:00 ID:ccEXhirU
役に→出番を

どんなミスだよ…
脳内変換よろ

14: 2013/11/02(土) 17:38:40 ID:ccEXhirU
トーマス「よーし。あらかた片付いたか」

ミーナ「え?もう終わりかぁ」

ナック「もの足りねーぞ。もっとだ」

ミリウス「ハンナとフランツは?」

トーマス「あっちで下半身食われた奴の真似して遊んでる」

ハンナ「アルミンwww
トーマスがwww目を覚まさないのワロタwww」

トーマス「人口呼吸うめぇwww」

アルミン(地獄だ…)

15: 2013/11/02(土) 19:37:29 ID:ccEXhirU
巨人「あー」ワラワラ

トーマス「穴を塞がないとキリがないな…
そうだ、エレン」

エレン「ハイッ」

トーマス「巨人化してあそこの大岩で穴を塞いでくれないか?」

エレン「えっ」

ミーナ「私達だけでもできるけど、群がる巨人がいるからね」

ナック「すまないなエレン。
これはお前にしかできない。
いや、お前だからこそできることだぜ」

ミリウス「ああ。
お前だから頼むんだ。
背中は任せときな」ニッ

16: 2013/11/02(土) 19:50:54 ID:ccEXhirU
ガリッ

ーーーーカッ

エレン「オオオオオオ(あ、できた)」

ハンナ「フフッ。やればできるじゃない」

フランツ「エレーン。こっちだ」フリフリ

エレン「ハイッ」ズシンズシン

フランツ「この岩だ。頼むぞ」

エレン「モチアゲヅライ…」モタモタ

ハンナ「持ち上げづらいの?
ちょっと待ってね」ガシッ

ズゴゴ…

エレン「!?」

ハンナ「はい。
下に手を入れてね。これで持ち上げやすいよ」

エレン「アリガトウ…」ペコッ

ハンナ「フフッ。困ったときはお互い様よ」ニコッ

17: 2013/11/02(土) 19:56:22 ID:ccEXhirU
ミリウス「…上手くいってるみたいだな」

トーマス「さーて…こっちもボチボチやりますか、と」チャキッ

ミーナ「平地だけど大丈夫?
巨人も結構いるよ」

ナック「お前の結構の定義って何だよ。
50はいるぞ」

ミーナ「あれ?もしかして怖気づいてるの?」

ナック「馬鹿言え…」

ナック「50じゃ俺等の足止めにもならねーだろ」チャキッ

18: 2013/11/02(土) 20:02:51 ID:ccEXhirU
ガス補給所前

ダズ「おーおー…。わんさかいるじゃねぇか」

ジャン「くそっ!これじゃガスの補給が…」

ダズ「焦るなジャン。
あいつをら蹴散らせばいいだけだ」

ジャン「…馬鹿も大概にしろ。
20はいるぞ…」

ダズ「…絶望にはまだ早いんじゃねぇか?
シルバだ。踊るぜジャン」バッ

23: 2013/11/02(土) 23:30:40 ID:ccEXhirU
バシュウウウウ…スタッ

ダズ「…チッ。中にも入ってやがるな…」

ダズ「ヘイ、バンビ共。
おいたの時間は終わりだ。
さっさとケツ巻いて逃げねーと…

おっかねぇスケープゴートに喰われちまうぜ」バッ

24: 2013/11/02(土) 23:59:47 ID:ccEXhirU
ミーナ「この~背中に~」ザンッ

巨人「 」

ミリウス「鳥~のような~」ザンッ

奇行種「 」

ナック「しろ~いつ~ばさ~」ザンッ

巨人「 」

トーマス「つけぇぇえてくぅぅぅだぁさぁぁぁいいいい!!!!」ズバァァァン

巨人群「アアアアア!!!!」ガタガタガタガタ

25: 2013/11/03(日) 00:14:46 ID:yK36qDlA
ミーナ「ちょっとトーマス!
音程外し過ぎ!
巨人逃げちゃったじゃない!」

トーマス「悪い悪い。
俺の悪い癖だ。治すように努力するよ」

ナック「エレン!早く塞げ!
家畜共が逃げ出すぞ!」

エレン「ハイッ」ズシンズシン

フランツ「オーライオーライ。
オッケー、その位置だ」ザシュッ

ハンナ「焦っちゃダメよ。
周りは片付けたから慎重にね」ザシュッ

エレン「ヨッコラセクロス」

<イケエエエエエエ エレエエエエン

ハンナ「エレンの気が散る!静かになさい!」

<ハイッ

ズウウウウン…

26: 2013/11/03(日) 00:26:36 ID:yK36qDlA
トーマス「逃げ道は無くなったな」チャキッ

ミーナ「早い者勝ちだからね。
あとで文句言わないでよ」チャキッ

ナック「ヨーイドンだぞ。
フライングは無しだぜ」

ミリウス「オーライ。
そこの人、スタートの合図を頼む」

巨人「…」ガタガタガタガタガタ

イアン「…よーい、ドン」

トーマスミーナナックミリウス「it's show time!!!!」

巨人群「イヤアアアアアア!!!!」

27: 2013/11/03(日) 00:42:24 ID:yK36qDlA
ダズ「おいおい…」ザシュ

巨人「 」

ダズ「これじゃ模擬訓練と変わらねぇよ」ザシュ

巨人「あー…」

ダズ「手ェ突っ込んで蜂蜜探しもいいが、たまには家畜(ピグレット)にも構ってくれよ」バシュ ギュイイイイン

ズバァァァン

巨人「 」ズウウウン…

ダズ「妬いちまうだろ」チャキッ

ギュイイイイン

ズバババババァァァン

巨人群「あー…」ズウウウン…

29: 2013/11/03(日) 00:58:35 ID:yK36qDlA
ジャン「ダズに続くぞ!」

コニー「続くも何も…」

サシャ「もう巨人いませんね…」

ミカサ(あ…蝶々だ)

30: 2013/11/03(日) 01:14:36 ID:yK36qDlA
巨人「アーン」

補給兵「きゃあああ!!」

ダズ「悪いがデザートはお預けだ」

ザンッ

巨人「 」バタッ

ダズ「これで最後だな。大丈夫か?
今晩はママの子守唄を聞きながらホットミルクを飲むといい。
怯えた夜にはそれが1番だ」

ガス補給兵「あ、ありがとう…///」

31: 2013/11/03(日) 01:15:29 ID:yK36qDlA
ジャン「ダズ!」ガッシャァァァン

ダズ「建物に入るときは入り口からって、ママンに教わらなかったのか?
見ろ、キュートな羊が怯えちまった」

ジャン「わ、悪ぃ…それで巨人は?」

ダズ「豚の餌にしてやった」

ジャン「そうか…」

ダズ「補給所は解放したぜ…
眠ぃ…俺はもう寝る…」

ジャン「おぉい!」

ダズ「あとはあいつらが…どうにかするだろ…グー」

ジャン「寝やがった…あいつらって誰だよ…」

32: 2013/11/03(日) 01:16:28 ID:yK36qDlA
今日はここまで
おやすみおやすみ

35: 2013/11/03(日) 07:37:40 ID:yK36qDlA
ライナー(ベルトルトの奴何やってんだ!
目標の半分も進んでねぇ!)

アニ「ライナー…」

ライナー「アニか。どうした?」

アニ「落ち着いて聞いて」

ライナー「落ち着いてられるか…このままじゃ…」

アニ「ベルトルトがやられた」

ライナー「…は?」

36: 2013/11/03(日) 07:51:13 ID:yK36qDlA
ミリウス「おいナック!横取りするなよ!」

ナック「早い者勝ちって言ったろ!」

ミーナ「討伐数45!」ザンッ

トーマス「負けねぇぞ!オラアアア!!」ザンッ


ライナー「おい…これはどういう事だ…」

アニ「どうもこうもないよ。
ベルトルトはあいつらにやられた。
そして壁も塞がれて、巨人もどんどんやられている」

ライナー「あそこで体育座りしている巨人はなんだ?」

エレン「イイテンキダナ、アルミン」ボー

ライナー「もうどうでもいい…。
あいつらを…頃す!!」

ーーーカッ

38: 2013/11/03(日) 09:11:56 ID:yK36qDlA
鎧「グオオオオオオオ!!!」ドドドドドド

ナック「何だあいつ?」

トーマス「あいつは五年前の…」

ミリウス「恐らく中にいるな。
奴さん相当頭にきてるみたいだ。
概ね、超大型の敵討ちってとこだろ」

ミーナ「油断しないでね。行くよ」チャキッ

40: 2013/11/03(日) 11:17:05 ID:yK36qDlA
鎧「オオオオオオ!!!」ブンッ

トーマス「遅いッ!!」バシュッ

ドゴオオオ

トーマス「もらったぁぁぁ!!!」

鎧「オオオ!!!」ビキビキ

パキィン

トーマス「ちっ、硬いな…っ!?」

鎧「ウオオオオ!!!」ブンッ

バシィィ …ドォォン…

トーマス「がはっ…!」

41: 2013/11/03(日) 11:18:03 ID:yK36qDlA
ナック「やべぇ!トーマスが地面叩き付けられた!」

ミーナ「ナック!集中して!」

ミリウス「大丈夫だ。
前にガスを吹いて衝撃を軽減している!」

鎧「ウオオオオ!!!」ゴオッ

ミーナ「くっ…なかなかやるじゃない!」バシュッ

ナック「馬鹿ップルは何やってんだ!」

ミリウス「あっちで巨人と交戦してる!」

42: 2013/11/03(日) 11:24:24 ID:yK36qDlA
女型(こいつらは…確か馬鹿ップルの…)

ハンナ「ねぇフランツ。
この女型の巨人の中には誰がいるのかな?」

フランツ「ははっ。分かるわけないよ。
うなじを掻っ捌いて見てみよう」スラッ

ハンナ「クスッ。フランツったら…。
本当にあわてん坊さんね」スラッ

女型「…っ」ゾクッ

43: 2013/11/03(日) 11:34:26 ID:yK36qDlA
モブ兵「穴付近に鎧の巨人が出現!
更に特殊な女型の巨人も出現した模様です!」

ピクシス「…状況は?」

モブ兵「負傷者が多少…氏者は0です…。
鎧と女型は…その…交戦中です」

ピクシス「む?誰が交戦しているんじゃ?
もうちょっと詳しく頼む」

モブ兵「…訓練兵が数名です」

ピクシス「なんじゃと!?至急増援を…」

モブ兵「その訓練兵ですが…
噂によると超大型巨人を倒したとか…」

ピクシス「!?」

44: 2013/11/03(日) 11:42:01 ID:yK36qDlA
ナック「チッ!ガスが切れてきやがった!」

ミーナ「ナックは下がってトーマスを起こして!
鎧は私とミリウスで仕留める!」

ナック「了解…」

鎧「グオオオオオオオ!!!」ドオオオオン

ミリウス「シッ!」バシュウウウ

ズババババ!!!

鎧「グオオッ!?」グラッ

ミリウス「ミーナ!関節を狙え!
関節部分は鎧で覆われてないぞ!」

ミーナ「オーケイ!」

45: 2013/11/03(日) 11:50:44 ID:yK36qDlA
ナック「トーマス!まだやれるか!?」

トーマス「……ナック。煙草くれ」

ナック「…本気を出すのか?」スッ

カチッ…スパー

トーマス「フー…
ふざけた真似しやがって…。
あの野郎、自分のケツにロケットおっ立ってんのに気付いてねぇ…。
あのガチホ〇のケツにどぎついのぶち込んでやる」

ナック「…オーライ。援護するぜ」

46: 2013/11/03(日) 12:00:39 ID:yK36qDlA
鎧「グッ…オオオ!!!」

ミーナ「ガスが少なくなってきたわね…」

ミリウス「とんだタフゲOだな…。
俺も次のアタックがラストになりそうだ」

ナック「ミーナ!ミリウス!
トーマスが本気だ!!援護しろ!!」

ミリウス「マジかよ…しょうがねぇ」

ミーナ「あーあ。トーマスにいいとこ持ってかれちゃうね」

トーマス「…準備オーケイだ」ギリギリ

ナック「今だ!鎧の足を止めろ!」バッ

ミーナ「私は右足を!」バシュッ

ミリウス「了解!」バシュッ

ズババッ

鎧「グオオッ!?」ガクッ

50: 2013/11/03(日) 14:20:23 ID:yK36qDlA
ライナー(しまった!足が…!
だが、うなじさえ守れば…)

キュイン

鎧「?」

ザンッ

ライナー(え?何か通った気が…)

トーマス「ロケットマンだ。ベイベー」

ライナー(いつの間に…え?)

ズルッ

ライナー(体が…動か…ねぇ…)

ズゥゥゥン…

55: 2013/11/03(日) 17:45:38 ID:yK36qDlA
ハンナ「ほらほら。回復も硬化も間にあってないじゃない」ヒュンヒュン

女型「アアアッ!!」ブォン

フランツ「フンッ!」ズバッ

女型「アアッ!?」

アニ(くそっ…が…!
こいつら本当にに人間なの!?
人間が出せるスピードじゃない!)

ズゥゥウン…

アニ(ライナー!?)

56: 2013/11/03(日) 17:49:49 ID:yK36qDlA
アニ(不味い!このままじゃこっちが総崩れだ!
巨人を呼んで撤退するしか…)

女型「…スゥ」

キィィィィィアァァァァァァ!!!

フランツ「うるさっ」

ハンナ「仲間でも呼ぶつもりかしらね」

女型「!?」

58: 2013/11/03(日) 17:51:59 ID:yK36qDlA
アニ(ばれてるみたいだけどこれで…)

シーン…

女型「アレッ」

59: 2013/11/03(日) 17:58:25 ID:yK36qDlA
サムエル「待たせたな」スタッ

ハンナ「あ、サムエルどこに行ってたの?」

サムエル「残飯処理だ。
それより今のデカい声は何だ?」

フランツ「奴が仲間を呼ぼうとしたらしいよ」

サムエル「仲間?もう壁内に巨人はいないぞ?
悪いな。俺が食い散らかしちまった」

女型「エッ」

ハンナ「だそうよ。女型さん」

女型「 」ガタガタガタガタガタ

女型「キィィィィィアァァァァァァ!!!」ダッシュ

フランツ「あ、逃げた」

65: 2013/11/03(日) 20:07:11 ID:yK36qDlA
ここでアルミンの説明講座だよ!

今日はトーマスがどうやって鎧の巨人を倒したかだよ!
原理はこうさ!

まず、トーマスがアンカーを2方向に打って固定させる。
そしてナックと一緒にワイヤーを限界ギリギリまで伸ばすんだ。

そこからワイヤーを巻きながら、ガスを最大出力でふかして鎧めがけて駆ける!!!

そうすることでロケットさながらのスピードで突っ込んだってわけ。

良い子の皆はもう分かったかな?

そう、パチOコの原理さ。
あ、パチOコって言ってもジャラジャラでる方じゃないよ!
間違えないでね!

これで皆もロケットマン!

ちなみに、トーマスはそこから更に高速回転して、その遠心力で鎧ごと首を裂いたよ。

もう人間じゃないね

66: 2013/11/03(日) 20:14:34 ID:yK36qDlA
ミーナ「おつかれトーマス」

トーマス「ふー…。
仕事の後の一服は格別だ」スパー

ナック「派手にやられたが大丈夫なのか?」

トーマス「アバラが四番と五番持ってかれた。
後は右足が折れてる」

ミリウス「問題無いな」

トーマス「ふー……。
少しはいたわれよ…」スパー

ズシンズシンズシン

ミリウス「…ん?」

ナック「おいおい…。女型がこっちに来るぞ」

67: 2013/11/03(日) 20:20:56 ID:yK36qDlA
トーマス「もうガスは無いぞ」

ミーナ「んー…立体機動無しで戦う?」

ナック「あ。鎧のうなじかじってる」

トーマス「中身は生きてるぞ。
首皮一枚繋いどいた」

ミーナ「相変わらず甘いねー」

トーマス「後で情報吐かせようと思っただけだ。
追うか?」

ミリウス「ほっとけ。立体機動無しじゃ無理だ。
また来たらホームランしてやれ」

トーマス「そうだな」

68: 2013/11/03(日) 23:28:13 ID:yK36qDlA
その頃調査兵団は…

リヴァイ「おい…
緊急の信号で戻ってきたが…
どういう状況なんだ」

ハンジ「さぁ…巨人が侵入したらしいけど」

ミケ「どこにもいないな」スンスン

モブ連絡兵「リヴァイ兵長!報告します!
超大型巨人が出現し扉を破壊!
多数の巨人が侵入しました!」

リヴァイ「…その巨人はどこへ行った」

モブ連絡兵「超大型巨人は扉付近で討伐されました!
その他巨人も殲滅した模様です!」

リヴァイ「ほう…ちっとはやるじゃねぇか」

ハンジ「誰が超大型巨人をやったんだい?」

モブ連絡兵「訓練兵です!」

リヴァイ「えっ」

69: 2013/11/03(日) 23:34:46 ID:yK36qDlA
モブ連絡兵「侵入した巨人もその訓練兵達が殲滅しました!」

リヴァイ「そいつらの名前は?」

連絡兵「名前が上がっているのは…エレン・イェーガー…アルミン・アルレルト…ミカサ・アッカーマンの三人ですね」

ハンジ「ミカサ・アッカーマンって聞いたことあるね。
1人で100人分の実力を持つ歴代で最高の逸材だとか」

連絡兵「その他にも、ガス補給所に群がる巨人も訓練兵がやったみたいです。
その訓練兵を率いた者の名前が…確かジャン・キルシュタインと言う者だったかと」

ハンジ「それは凄いね。調査兵団に来てくれないかなぁ」

70: 2013/11/03(日) 23:56:20 ID:yK36qDlA
トーマス「情報操作は済ませたか?」

ミーナ「バッチリ。エレン達の手柄にしておいたよ」

ナック「派手にやり過ぎちまったな。
見られてなきゃいいが…」

サムエル「大丈夫だろ。フード被ってたし」

カンカンカンカンカン

ミリウス「お、撤退の鐘だ。
さて…と。帰るとするか…」

トーマス「あぁ。元のモブキャラに戻ろう」

ミーナ「うん。私達は地味が1番だよね」

ナック「目立つのなんてごめんだぜ。
俺はモブキャラで十分だ」

救護班「おーい!お前ら大丈夫か!」

ミーナ「ラッキー。救護班だ」

ナック「怪我人のフリして運んでもらうか」

サムエル「そうだな」

71: 2013/11/04(月) 00:07:13 ID:/QPPq5as
ミーナ「怪我人多数…!中には重傷者も…うっ」ガクッ

トーマス「あ、足が…ぐあああ!!」ガクッ

ナック「た…助かっ…た…」ガクッ

サムエル「くそっ…巨人が…あんな恐ろしいなんて…」ガクッ

ミリウス「エレン達が来なければ今頃…」ガクッ

救護班「おい!しっかりしろ!担架早く!」

救護班2「エレン?あの超大型を仕留めたと言われた訓練兵のことか…」

救護班3「まだ訓練兵なのに…大したもんだ!」

救護班4「新兵がこんなになるまで頑張ったんだ…必ず助けてみせる」

74: 2013/11/04(月) 00:35:22 ID:/QPPq5as
兵舎

ハンナ「あ、ダズがいるよ」

フランツ「また寝てるね。おーい」

ダズ「グーグー」

ハンナ「エレン達の表彰式始まっちゃうよ!
早く行きましょ!」

ダズ「…眠い」

フランツ「…ダズ。
補給所の巨人をやったのは君だろ?
寝坊助にしちゃ珍しく働いたな」

ダズ「知らん…」

ハンナ「20体の巨人がジャン達でどうにかなるわけないでしょ」

ダズ「寂しがり屋のラマン達と一曲踊っただけだ…」

ハンナ「ったく…実力だけなら私達の中で1番なのに…」

フランツ「ハンナ、そろそろ行かないと」

ハンナ「うん。ダズも来なさいよ」

ダズ「グーグー…」

76: 2013/11/04(月) 00:45:34 ID:/QPPq5as
ダリス「これより英雄達の表彰式を行う!」

ワアアアアアア
ピューピュー

エレン「なぁアルミン…。
なんで俺らがこんなとこにいるんだ?」

アルミン「知らないよ…。
僕だっていきなり連れて来られたし…」

ミカサ「シッ。2人と静かに」

ダリス「まずは1人目の英雄!
超大型巨人を撃退するという快挙を成し遂げた!
エレン・イェーガー!!」

エレン「えっ」

77: 2013/11/04(月) 00:53:08 ID:/QPPq5as
ワアアアアアア
パチパチパチパチパチパチパチパチ

ダリス「討伐総数は68!」

エレン「ブフォッ」

スゲエエエエエエ

アルミン「す、凄いな…」

ダリス「続いて、鎧の巨人を撃退!
そして巨人の秘密を解き明かした!
アルミン・アルレルト!!」

アルミン「ファッ!?」

78: 2013/11/04(月) 01:00:13 ID:/QPPq5as
ダリス「討伐総数52!!」

アルミン「ウゴボッ」

ウオオオオオオオ

ダリス「続いて、1人で破壊された穴を岩で塞ぎ、蔓延した巨人を残らず殲滅した!
ミカサ・アッカーマン!!」

ミカサ「なにそれ怖い」

79: 2013/11/04(月) 01:04:44 ID:/QPPq5as
ダリス「討伐総数はなんと…ジャスト100!!!」

ミカサ「ウェ!?」

ダリス「この場にいる英雄達に盛大の拍手を!!!」

ワアアアアアアアアアアアアア!!!!

パチパチパチパチパチパチパチパチ

エレン「 」
アルミン「 」
ミカサ「 」

82: 2013/11/04(月) 12:19:21 ID:/QPPq5as
ミーナ「一件落着、ね」

ミリウス「あっちでパーティーやるみたいだぞ。
飯食いに行こう」

ナック「お!ミートパイ出るよな?出るよな!?」

ミーナ「どうかな~。
ナックのお母さんのミートパイは出ないと思うけど」

ナック「お袋のミートパイを馬鹿にすんな!」


???「パーティーは構いませんが…。
その前に報告することがあるんじゃないですか?」

ミーナック「げぇっ!?」

ミリウス「ト、トム…」

83: 2013/11/04(月) 12:30:12 ID:/QPPq5as
ミーナ「ど、どうしたの?
任務はちゃんとこなしたよ…ね」

ナック「ああ!ちゃんと巨人は殲滅したぞ!」

トム「巨人の殲滅は合格です。
氏者は0。それも良いでしょう。
ですが…負傷者数名。
これはどういう事ですかね?」

ミーナック「ギクッ」

ミリウス「ちょっと待て!
俺らが出る前に突っ込んだ奴はどうしようもないだろ!」

トム「言い訳は受け付けません。
サムエルが駆け回らなかったら、被害は増えていたでしょうね」

85: 2013/11/04(月) 12:36:49 ID:/QPPq5as
トム「よってサムエルは無罪放免です。
トーマスは怪我人なのでいいでしょう」

ナック「ハンナとフランツは!?」

トム「彼ら任務はエレン・イェーガーの護衛です。
エレン・イェーガーは無事なので合格になります」

87: 2013/11/04(月) 12:42:07 ID:/QPPq5as
ミーナ「じゃ、じゃあダズは…」

トム「彼の任務は訓練兵の護衛。
そして監視です。
完璧にこなしてますよ」

ミリウス「監視って!
あいつどうせ寝てただけだろ!」

トム「どうですかね。
ガス補給所の解放、それに女型と鎧の中身の目星もついてるみたいですよ」

ナック「あの野郎!
こういう時だけちゃっかり仕事しやがって!」

88: 2013/11/04(月) 12:48:55 ID:/QPPq5as
トム「さて…貴方達はこれからお仕置きタイムです。
そうですねぇ…夜までみっちり私が鍛え直してあげましょうか」

ミーナ「それだけは勘弁…」ガタガタ

ナック「せめてパーティーが終わってからに…」

トム「善は急げ、ですよ。
さぁ行きましょう」

ミリウス ナック ミーナ「Holy shit!!!!」

90: 2013/11/04(月) 13:24:11 ID:/QPPq5as
ミーナ・カロライナ
討伐数69 補佐1(鎧討伐時)

トーマス・ワグナー
討伐数51 補佐0

ナック・ティアス
討伐数42 補佐1(鎧討伐時)

ミリウス・ゼルムスキー
討伐数45 補佐1(鎧討伐時)

サムエル
討伐数96 補佐0

ハンナ
討伐数40 補佐35

フランツ
討伐数35 補佐40

ダズ
討伐数27 補佐0

次回へ続かない

91: 2013/11/04(月) 13:25:07 ID:/QPPq5as
終わり

95: 2013/11/04(月) 13:55:51 ID:h.zzC.nE

台詞まわしが絶妙だった

107: 2013/11/04(月) 23:34:41 ID:/QPPq5as
オマケ

一方、壁内でも事態は進む!

戸惑いのサムエル!

サムエル「クソが!
こいつらどこから湧いて来やがる!」

奔走するフランツとハンナ!

フランツ「ハンナ。
僕は奴らを始末しに行く。
君は残って兵士と市民を守ってくれ」

ハンナ「…分かった。
終わったら貴方の大好きなイクラ丼が待ってるわよ」

困惑するミリウス!

ミリウス「おい…。
巨人が喋るなんて聞いてないぞ」

108: 2013/11/04(月) 23:41:47 ID:/QPPq5as
現れた鎧の巨人!
ダズが遂に本気を出す!

ダズ「…お前はこの世で1番やっちゃならねぇ事をやっちまいやがった。
おかげでハザードが鳴りっぱなしだ…。

固定砲準備。目標はあのピーチボーイ。
全員下がっていろ。邪魔だ。

……奴と灼熱のタンゴを踊ってやる」

動き出すトム!

「やはり壁外遠征の時を狙って来ましたか…。
ふむ。デスクワークも飽きてきましたね。
おいたが過ぎた坊や達と少し遊んであげましょう」

物語は加速する!
モブキャラ達は何を思うのか!

次回、壁外遠征&壁内防衛編!
乞うご期待!!

109: 2013/11/04(月) 23:48:19 ID:/QPPq5as
とりあえず本当に終わり
お褒めの言葉、ありがたく頂戴いたす

ブラックラグーンやらヘルシングのセリフを真似てみたけど、予想以上に難しかった…

好評だったので続編書くからよろしくね!

引用: サムエル「全員立体機動に移れッ!!」