1: ◆fv0Hu3TKLg 2016/11/08(火) 17:04:09.94 ID:yeKHeuzX0
コ○ンは関係ありません

don't think .feel!



【艦これ】うーちゃん探偵団!


↑の続編ですが、読んでいなくても一切問題ないです

艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 6 (電撃コミックスNEXT)

3: 2016/11/08(火) 17:29:10.17 ID:yeKHeuzX0
真面目な登場人物紹介


卯月:うーちゃん! うーちゃん探偵団のリーダー。名探偵を自称する。手先が器用でピッキングとか得意。『うーちゃん七つ道具』という秘密道具を持つ。アホ一号。


時雨:一応主人公的立ち位置。うーちゃん探偵団の参謀助手。しかし、うーちゃんがアホなので実質彼女が探偵役である。常識人に見せかけたアホ二号。


不知火:うーちゃん探偵団の荒事担当。聞き込みなど地道な作業も得意。うーちゃんを尊敬している。必殺技は『S&W M1917』による精密射撃。アホ三号。


長門:究極体デジモン。うーちゃん探偵団のメンバーにして彼女たちのメンターである。アサシオモンは自分の成長期の姿であると主張してはばからない。必殺技は全てを薙ぎ倒す『41連主砲パンチ』だっ!


提督:扶桑LOVEな人。容姿は悪くないらしい。うーちゃん探偵団の仕掛けるいたずらに日々悩まされている。


扶桑:提督LOVEな秘書艦筆頭。影ながらうーちゃん探偵団の行く末を見守る。


那珂さん:ナカチャンダヨー

4: 2016/11/08(火) 17:40:44.49 ID:yeKHeuzX0
某日 某回転寿司チェーン店


卯月・時雨・不知火「なぁ~にかなぁ なぁ~にかな!?」

卯月・時雨・不知火「びっくりびっくり!、びっくりPON!!」


ガシャポン PON!


卯月「やったぁ でたっぴょん!」ニッコリ

時雨「やったね! よーし、もっとお皿入れよう!」ワクワク

不知火「では、不知火は食事に戻りますので。」モグモグ


扶桑・長門(なにこの子たちかわいい)


提督「いやぁ、たまには回転寿司もいいなぁ。」モグモグ


うーちゃん探偵団の面々は提督に連れられておSUSHIを食べに来ていたのだった

8: 2016/11/08(火) 17:52:53.03 ID:yeKHeuzX0
時雨「提督、本当によかったのかい? いくらでも食べてもいい、だなんて言って」

不知火「ふふふ のちのち後悔しても遅いですよ…司令」


提督「別にいいって。赤城を連れてきているわけじゃあるまいし……」

長門「ほら、うーちゃん。80皿目だ。次もガシャポン当たるといいな。」

卯月「長門さん、ありがとぴょん!」


提督「舐めてた…! 戦艦舐めてた…!!」


扶桑「うふふ このホタテ、おいしいわぁ」モグモグ

10: 2016/11/08(火) 18:03:12.75 ID:yeKHeuzX0
店員さん「お会計は27,324円になります。」


提督「三万いかなくて良かった…!」ワナワナ

みんな「ごちそうさまでした!」

提督「もう二度とおごらんぞ!!」

11: 2016/11/08(火) 18:07:27.27 ID:yeKHeuzX0
時雨「まさか事件がこの回転寿司店内で起こる、とでも思っていたのかい?」

時雨「残念だったね! これはただのプロローグさ!」

時雨「さぁ、みんなも回転寿司に行こう! いまなら旬のさんま寿司が食べ放題!!もちろんお金かかるけど!」



………………

そして話は昨日に遡る…

13: 2016/11/08(火) 18:22:29.46 ID:yeKHeuzX0
執務室


提督「………………」

卯月・時雨・不知火「………………」

扶桑・長門「………………」


提督「お前たちをここに呼んだのは他で…」


卯月「ご、ごめんなさいぴょん…」

卯月「もう二度と司令官の枕にプリンは仕込まないぴょん…だから許してほしいぴょん…」ウルウル

時雨「僕も…ごめんなさい。もう二度と工廠の廃材で勝手にわたあめ製造機開発したりしないから…」ウルウル

不知火「不知火はうーちゃん探偵団の活動に必要なC-4爆薬の開発をしていただけですが…不知火に落ち度でも?」ギンッ


提督「いや、今回はそういうので呼んだわけじゃないから…勘弁してほしいけど。」

提督「あと、不知火はあとで残って。」

不知火「!?」

14: 2016/11/08(火) 18:40:52.22 ID:yeKHeuzX0
提督「ごほん 続けるぞ」

提督「お前たちも知っているだろう。そろそろ今年も我が鎮守府では年一度の観艦式が行われる。」


卯月「しってるぴょん 他の鎮守府のえらーい人たちが来てパーティーするぴょん?」

提督「まぁ、そんなところだ。」

提督「そう。形式的な軍事パレードのあとはパーティーが開かれる予定だ。」

時雨「そっかぁ もうそんな時期かぁ 色々と忙しくなりそうだね」

提督「あぁ…訓練や予行演習がこれから増えることになるな。」


不知火「それで、その観艦式とうーちゃん探偵団に何の関係が…?」

提督「実はな…今回の観艦式、色々と問題があってな。」

提督「要件だけ先に伝えるとするならば…お前たちに依頼がしたいんだ!」

提督「頼む! お前たちで捕まえて欲しいんだ!!」


提督「悪名高き怪盗団……」

提督「『艦隊旅団』を!!!!!!!!!!!」ドンッ☆


卯月・時雨・不知火・長門「『艦隊旅団』ぴょん/だって/ですって/だと!?」

15: 2016/11/08(火) 18:51:08.61 ID:yeKHeuzX0
各地を周り、様々な盗賊行為を繰り返す悪名高き集団…その名は『艦隊旅団』

そしてその魔の手は…ついに僕たちの鎮守府にまで伸びることになるのだった。

狡猾で暴力的なプロの怪盗団に…我らがうーちゃんはどう立ち向かっていくのだろうか!?

正義の探偵団と悪の怪盗団の熾烈を極める戦いが…今、始まろうとしていた。



うーちゃん探偵団 第二の事件


「うーちゃん探偵団 VS 艦隊旅団」



○UNTER×H○NTERとか幻○旅団のパクリとか言った奴のところには今夜ぬいぬいが向かいます。

21: 2016/11/08(火) 19:51:38.69 ID:yeKHeuzX0
…………………

提督「これをみてくれ」

つ予告状


予告状「○月×日 貴官の鎮守府の観艦式にて『黄金のエラー猫像』を戴きに参上する」


時雨「うわぁ ベッタベタな展開だね。今時流行らないよ。」

卯月「時雨、そういうことは言わないであげるのが立派な探偵の対応だぴょん!」

不知火「流石はうーちゃん…これこそまさに探偵の鑑ですね…」

長門「ふっ 少しは成長したようだな。うーちゃんよ。」

卯月「えへんぷい!」


時雨「相変わらずだね…キミたちは。」

22: 2016/11/08(火) 20:09:38.82 ID:yeKHeuzX0
扶桑「そしてここに…彼らの証があります。」

卯月「あ、本当だぴょん。裏のところに…割れたハートのオサレなマークがあるぴょん。」

扶桑「それこそが艦隊旅団のマークなんです。」

扶桑「彼らは狙った獲物は絶対に逃しません。それがどんなに厳重な警備に守られていたとしても…」


扶桑「彼らについての詳しい情報はわかっていません。」

扶桑「確かなのは…彼らが複数人であること、全員なにかしらのプロであること、犯行に手段は選ばないこと…」

扶桑「そして、全員が艦娘である、ということです。」


時雨「それは厄介だね。」

不知火「なるほど。どうにもこれじゃ普通の人間には対処できないわけですね。」


提督「あぁ…そうなんだ。」


26: 2016/11/08(火) 23:08:22.84 ID:yeKHeuzX0
時雨「ところで提督。彼らが狙っている『黄金のエラー猫像』っていうのは何なんだい?」

提督「あぁ…それなら実物を見た方が早いだろう。扶桑!」

扶桑「はい。かしこまりました。」


そういうと扶桑は執務室の金庫の鍵を開ける。そして、金庫の奥から丁度掌で覆えるくらいのサイズの光り輝く像を取り出したのだった。

扶桑「これが…提督の先祖がから代々伝わってきたとされる曰くつきの黄金像、『黄金のエラー猫像』そのものです。」


黄金のエラー猫像「」ピカー

卯月「うおっ まぶしっ」ピョン

不知火「意外と小さいのですね…」


長門「これは…まさか…聞いたことがあるぞ!」


卯月・時雨・不知火「知っているのか!? 長門!?」ピョン

長門「あぁ…噂程度にはな。」

27: 2016/11/08(火) 23:10:28.54 ID:yeKHeuzX0
>>25 金剛「表に出るデース」  それは答えられませんが…間違いなく登場します

28: 2016/11/08(火) 23:26:34.05 ID:yeKHeuzX0
長門「かつて…この世のあらゆる災厄を封じこめる禁断の力があった。」

長門「世界が崩壊しかける度に…その力によって何度も災厄は未然に防がれてきたのだ。」

長門「そして、その封印を司る神聖なる像がこの世界には存在するらしい。」

長門「恐らくは…この像こそがそうなのではないだろうか、と私は思うのだ。」


提督「長門。まさしくその通りだ。」

提督「あくまで先祖からの言い伝えでしかないのだが、確かに…この像にはその力があるらしい。」

提督「もしもこの像が悪人の手に渡るとなれば、封印されたあらゆる災厄が世に解き放たれ…」


提督「世界は崩壊するかもしれない」ゴクリ




卯月「ひょえぇ とんでもない展開になってきたぴょん。うーちゃん、こういう展開どっかの漫画でみたぴょん…」

不知火「セカイ系というヤツでしょうか。えぇ、とんでもないですね…」

時雨「いや、○ァイナルファンタジーでやってよ、こういうのはさ…」

29: 2016/11/08(火) 23:35:32.36 ID:yeKHeuzX0
提督「まぁ、前置きが長くなってしまったが…お前たちに依頼したいことは」

提督「一つ目は、この『黄金のエラー猫像』の護衛」

提督「二つ目は、『艦隊旅団』の一斉確保」

提督「そして最後は…今度の『観艦式』を無事完了させることだ。」


提督「こちらとしても協力は惜しまない。最後に関しては元々はお前たち以外にも課せられた任務だからな。」

提督「どうだ? やってくれないか…卯月?」



卯月「…………………」

卯月「わかったぴょん…だが、うーちゃん探偵団はレアだぜ…ぴょん」

卯月「報酬は高いぞ。」キリッ

30: 2016/11/08(火) 23:49:05.78 ID:yeKHeuzX0
提督「ぐ、具体的にはいくら払えばいい?」


卯月「一年間。」

提督「一年間?」


卯月「一年間毎日、三時のおやつは間宮のチョコレートパフェだぴょん。」ニタァ

時雨「しかも、毎食後のデザートには旬の果物を。」ニタァ

不知火「月に一度は、スイーツ○ラダイスに連れて行ってもらいましょうか…もちろん提督のおごりで。」ニタァ

長門「あとは、鎮守府にプ○パラの筐体も設置してもらおうか。もちろん朝潮と遊ぶために2台だ。」ニタァ



提督「くぅぅ…こいつら…足元みやがってぇぇぇ……」

扶桑「あら、別にいいじゃないですか…楽しそうですし。」

提督「いや、よくねぇよ。特に最後。筐体、維持費も含めていくらすると思ってんだ馬鹿野郎。」

31: 2016/11/09(水) 00:00:25.36 ID:Ue+Evode0
提督「あのぉ 長門さん…」

長門「なんだ? 三台でもいいぞ。」


提督「プ○パラの筐体だけは勘弁してください。ホント、マジでオナシャス。」

長門「なんだと!? それだけは譲れん!」

卯月「あーあ、長門さんを怒らせたぴょん。司令官、終わったな…ぴょん」

不知火「では、今回の依頼はなし、で。」




時雨「ちょっと待ってよ! よく考えてよ!僕たち凄く理不尽な要求してるよ!」

卯月・不知火・長門「………それもそうか。」

時雨(言えない…僕もこっそりプ○パラやりたいだなんて…言えない!)

33: 2016/11/09(水) 00:12:40.49 ID:Ue+Evode0
提督「今度みんなでゲーセンいこっ、なっ? お小遣いあげるから!!」

提督「帰りに回転寿司でいくらでも食っていいから。それで筐体は勘弁してっ…!」


不知火「懐に余裕のない可哀想な司令のためです。ここは我慢しましょう、うーちゃん。」

卯月「ふむふむ しょうがないぴょん。それでいいぴょん。」

長門「プ○パラが出来ないのは残念だが…うーちゃんが言うのならそれに従おう…」



提督「くぅぅ…悔しいよぉ……女の子って理不尽…グスン」

扶桑「よしよし…」ナデナデ ギュ


時雨「だいたい長門さんのわがままのせいだけどね」ボソッ



こうして、僕たちうーちゃん探偵団は始動した。打倒『艦隊旅団』を目指してっ!


40: 2016/11/10(木) 18:07:11.14 ID:w14+uFRZ0
もうしばらくしたらぼちぼち再開していきます

45: 2016/11/10(木) 19:14:16.43 ID:w14+uFRZ0
卯月「それじゃ、みんな! 調査を開始するぴょん!」

不知火「了解です」キリッ

長門「フッ 腕がなるな」

時雨「とは言ってもさ、観艦式までまだ二週間近くあるよ?」

時雨「それに、相手はプロのようだし どうやって足を辿るつもりなんだい?」

卯月「それは…」


卯月「きっとなんとかなるぴょん!!!」

時雨「やっぱりじゃないか!?」アキレ



???「お困りのようだね…」

不知火「? その声は…」




響「やぁ」ブレイクダンス


4人「お前は鎮守府一の事情通…情報屋のフリーダム響!?」

フリーダム響「『艦隊旅団』について調べているんだろう? いい情報があるよ。」ババーン

46: 2016/11/10(木) 20:21:50.36 ID:w14+uFRZ0
時雨「うーん… でも、僕たちお金なんて持ってないよ…」

響「お金はいらないさ。」

響「ただ…ひとつだけキミたちに頼みたいことがあるんだ。」

響「実は『艦隊旅団』の中に…私の姉妹艦がいる!」ドドン


卯月「な、なんだってぴょん!?」

長門「なに!? それは本当のことなのか!?」

響「うん。間違いないよ。」


響「『艦隊旅団』は全部で12人。一人がリーダーであとは各自様々な役割を与えられた構成員だ。」

響「そのうちの一人が電だ。」

時雨「そ、そんな…まさかあの優しい電ちゃんが『艦隊旅団』の一員だったなんて…」

47: 2016/11/10(木) 20:32:20.54 ID:w14+uFRZ0
響「『艦隊旅団』のメンバーには、とある共通した特徴がある。」

響「それは、全員が『提督にフられている艦娘』である、ということだ。それが彼女たちのマークにもなっている。」

響「故に彼女たちは求める。失恋によってぽっかりと空いた心の隙間を埋めるかのように…何かしらのレアなアイテムをね。」

響「そのためには手段を択ばない。他人を傷つけることさえもいとわない。」

響「そんな哀しき怪盗団…それが『艦隊旅団』の正体さ。」ジョジョ立ち


卯月「うぅ…辛いぴょん…そんな人たちと戦うなんて…」

不知火「不知火たちに勝てるのでしょうか……」


時雨「あれ…なんか僕たちより格好良くない?」

49: 2016/11/10(木) 20:40:54.11 ID:w14+uFRZ0
卯月「言いたいことはわかったぴょん…」

不知火「ですね…」

長門「あぁ…そうだな…」


響「!? もしかして引き受けてくれるのかい!?」

時雨「もちろんさ。」


響「よかった……グスン…もうダメかと思った…」

時雨「大丈夫。雨はいつか止むさ。心配しなくていいんだ…」


時雨「情報ありがとう。響ちゃん。必ず…電ちゃんを止めて見せるさ。」

時雨「キミの想いは僕たちうーちゃん探偵団が受け継ぐよ!!」





響「え?」


時雨「えっ」

50: 2016/11/10(木) 20:55:57.69 ID:w14+uFRZ0
響「違うよ。私が頼みたいのは…」


響「休日には第六駆逐隊のみんなで遊ぶ予定だった電が、私たちを裏切って『艦隊旅団』なんて頭のおかしなは奴らとばかりつるんでいるから…」

響「一度完膚なきまでにボコボコにしてやって欲しいだけなんだ。」

響「私が望むのはそれだけだよ。」


時雨「美しい姉妹愛を期待した僕が馬鹿だったよ。うん…」


卯月「うーちゃんは、うーちゃんジルシのサインが欲しかったとばかり思ってたぴょん。」

不知火「不知火もです。うーちゃんのサインは今やヤフオクで相当な値段で売れることでしょうし…」

長門「ビッグセブンのサインはいつも『MUTTUN』という熱狂的なファンが買ってくれるぞ。100円で。」


時雨「キミたちはちょっと黙っててよ。」

52: 2016/11/10(木) 21:11:12.89 ID:w14+uFRZ0
卯月「時雨ぇ? もしかしておこなの?ねぇ? おにおこぴょ~ん?」

不知火・長門「………………」無言の鬼怒ポーズ



時雨「」ビキッ


響「要件は伝え終わったし、私は帰るよ。それじゃ、頼んだよ。ボッコボコのギッタンギッタンにしてやってほしい」

響「あと、それと。『艦隊旅団』のメンバーは既にこの鎮守府のどこかに潜んでいるはずだ。気をつけなよ。」

響「до свидания(さよならだ)」ダダッ ← 十傑衆走り




時雨「」シャッシャッシャッ ドーン

卯月「なんでうーちゃんだけぴょ~~ん!?」大破

53: 2016/11/10(木) 21:26:24.89 ID:w14+uFRZ0
……………………

一週間後


時雨「さて、みんな。この一週間でどれくらい情報が集まったのか一旦整理してみよう。」

不知火「それじゃ一人ずつ成果を報告していくことにしましょう。」

不知火「不知火の集めた情報によれば…どうやら『艦隊旅団』のメンバーは大きく分けて三つの班に分かれているようです。」

不知火「1つ目は、工作部隊。人数は不明ですが…準備や証拠隠滅など、その手のプロが集まっているようです。」

不知火「2つ目は実行部隊。恐らく当日の観艦式にて実際に『黄金のエラー猫像』を奪いにくるのは彼女たちの役割でしょう。」

不知火「旅団の中でもより腕利きの艦娘が担当しているようです。」

不知火「そして最後に…暗殺/隠密部隊。これは現状もっとも我々が危険視しなくてはならない相手ですね。」


卯月「あ、あんさつぴょん…?」ガクブル 時雨「え なにそれ そんなのきいてない」

54: 2016/11/10(木) 21:33:18.83 ID:w14+uFRZ0
不知火「自分たちの計画を邪魔する敵を未然に排除するための裏部隊…」

不知火「他の鎮守府にて…犯行の決行以前に多くの護衛が殺されていたという事実から浮かび上がった存在です。」

不知火「当然我々もいつ狙われてもおかしくない状況にあるといってもいいでしょう…」


全員「」ゾクッ


不知火「さて、次は時雨の番です。」

時雨「あっ うん わかったよ」


55: 2016/11/10(木) 21:45:38.25 ID:w14+uFRZ0
時雨「僕はあれから、電ちゃんの様子をずっと調査していたよ」

時雨「結果から言えば、完全にクロだったよ。」

時雨「明らかに何かを隠しているような雰囲気がみてとれたし…」

時雨「たまーにスマホで 電『こちら団員NO.5のぷらずまなのです』 とか言って誰かと通話してたし…」

卯月「隠すつもりゼロだぴょん…」

時雨「それと、鎮守府外れの廃倉庫にちょくちょく向かっていたよ。」

時雨「遠まわしにしか見てなかったけど、誰か複数人と話していたみたいだ。」

不知火「まさか…奴らのアジトでしょうか?」

時雨「うん。かもしれないね。」

卯月「時雨! でかしたぴょん!!」


長門「では、次は私だな…」

56: 2016/11/10(木) 22:02:48.13 ID:w14+uFRZ0
長門「私は…とある団員の情報を掴んだぞ。」


不知火「それは…一体?」


長門「『怪娘二十一面相』を知っているか?」

時雨「なにその怪人二十面相をもじろうとして失敗しちゃったみたいなネーミング…」


長門「ヤツはその顔をありとあらゆる艦娘に変えることが出来るらしい…いわば変装のプロだ。」

長門「そいつが今、『艦隊旅団』にいるらしいことがわかった。」

不知火「厄介ですね。これでは団員を特定しても確証を得ることが…」

長門「あぁ。難しいだろうな。」

長門「まぁ、とりあえずのところはそんな奴がいるらしいということだ。」



時雨「…………………」

卯月「時雨、どうしたぴょん?」

時雨「ううん。なんでもないよ。厄介だなって僕も思っただけ。」

卯月「?」首かしげ


時雨「それより、次はうーちゃんの番だよ。」

時雨「今回は流石にうーちゃんも、ちゃんと調査してるよね?」

卯月「ぷっぷくぷぅ! 馬鹿にするなぴょん!!」

57: 2016/11/10(木) 22:28:07.71 ID:w14+uFRZ0
卯月「うーちゃん、この一週間で色んな人からお話を聞いたぴょん!!」

卯月「睦月型のみんなや、加古や加賀さん、金剛さんからもたくさん教えてもらったぴょん!」

時雨「それで…どんな情報が?」


卯月「それがぴょん…」

卯月「メモ取り忘れて、全部忘れちゃったんだぴょん!!」テヘッ☆


時雨「バカ!アホ!うーちゃん!」

時雨「君には失望したよ…」

不知火「あぁ…不知火がきちんとローソンで全員分のメモ帳を買っていれば…」


時雨「そういう問題じゃないよ…!」

卯月「ご、ごめんぴょん…」


長門「まぁ、失敗は誰にだってある。そう落ち込むものじゃない。」

卯月「長門さん……」


時雨「みんななんでそんなにうーちゃんに甘いんだろう…」アキレ

卯月「思い出したら言うから許してほしいぴょん…」

63: 2016/11/11(金) 17:29:20.15 ID:Xly6GqIi0
この時まではまだ、僕たちうーちゃん探偵団は危機感を持っていなかったんだ。

どうせ…うーちゃんのギャグ補正がかかって、なんだかんだですぐに犯人が逮捕される展開になるだろう、と。


しかし…この時の僕たちには知る由もなかったんだ。今回の犯人は本物のプロだということを。

そして、この先起こる本当の地獄を…

65: 2016/11/11(金) 18:16:21.88 ID:Xly6GqIi0
提督「ぜぇぜぇ」タッタッタッ

提督「おい、お前ら! 大変だ!」ハァハァ


卯月「あっ、しれいかぁ~ん 今日も一段とステキぃぃ……なぁーんてぇウッソ…」

提督「冗談言ってる場合じゃねぇ!! 響がっ…響がぁ!!」


時雨「響ちゃんがどうかしたのかい?」


提督「くっ…うぅ…グスゥ…響がぁ…」



提督「艦隊旅団の奴らに殺されたんだっ…!!!」


四人「な、なんだってぇ!!!???」

66: 2016/11/11(金) 18:21:06.81 ID:Xly6GqIi0
不知火「そ、そんなっ…」

卯月「しんじられないぴょん…」

長門「くっ…フリーダム・響……どうして…」

時雨「そんなはずない!このお話はギャグ時空だったはず!! 氏人なんて…!?」



提督「話はあとだっ! とにかくついてきてくれっ!」

67: 2016/11/11(金) 18:26:20.41 ID:Xly6GqIi0
現場


時雨「う、うそだよ…こんなの…」

不知火「くっ あまりにもむごすぎる…」

卯月「あんまりだぴょん…」

長門「まさか…こんなことが…」


提督「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!響ぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」涙ポロポロ











時雨「響ちゃんが丸坊主にされてる…」ヘナヘナ


丸坊主にされ、白目を剥いたフリーダム・響「」泡ブクブク

69: 2016/11/11(金) 18:53:08.42 ID:Xly6GqIi0
暁「うわぁぁぁぁぁぁん!!!!響がハゲになっちゃったぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」ガチナキ

雷「ダメッ…どうして……毛生え薬でも毛が生えない!! お願いっ!生えてよ!!ねぇ…お願いだからぁ!!!!」涙ポロポロ

提督「クソッ! 俺が…ふがいないばかりに…こんな…うぅ」


時雨「髪を失った艦娘はもう生きてはいけない 響ちゃんは…殺されたんだ…」

卯月「あれをみるぴょん! 手紙が落ちてる!?」

長門「これはっ!? 『艦隊旅団』のマーク…」


手紙「うーちゃん探偵団の諸君へ これは警告なのです 今すぐこの一件から手を引くのです さもなくば…」

手紙「貴様らもこうなるのです わたしたち艦隊旅団が本気になればいつでも貴様らを始末できるのです」

手紙「響ちゃんは情報を売ったから始末したのです だから…よくよく考えるのです 自分たちがどうすればいいのかを…」



ハゲ響「」よだれダラァ…



長門「くっ、おかしい人をなくした…」

提督「くっ…ごめんよ、響……本当にごめん…」

扶桑「うぅ…グスン…ヒグッ…響ちゃん……さっきまであんなに元気だったのに……」



時雨「許せない…僕たちを狙うのならともかく、みせしめのためだけに響ちゃんを頃した艦隊旅団を…僕は絶対に許さないよ…」

卯月「こんなのでうーちゃんたちが止まると思ったら大間違いだぴょん! ぷっぷくぷぅ!!」

不知火「ふふふ 不知火を怒らせたわね…」ギンッ


卯月「響との思い出は数えるほどしかないけど…響を思い出させるものは山ほどあるぴょん……」

時雨「うーちゃん……僕、久しぶりに怒ったよ。本気でね…」ユラァ

不知火「うーちゃん…行きましょう。これ以上奴らの好きにさせるわけにはいきません。」キッ

71: 2016/11/11(金) 19:04:41.19 ID:Xly6GqIi0
卯月「よぉぉっっし!! うーちゃん探偵団!出撃だぴょん!」

不知火「ターゲット…『艦隊旅団』、暗殺部隊。これより任務に入ります」チャキッ

時雨「時雨、行くよ!!」

長門「よし、戦艦・長門。出撃する!!」



提督「お前たち…気を付けてな…」

扶桑「グスッ…絶対に、帰ってくるのよ。」


時雨「うん、もちろん。約束するよ。扶桑、提督。待っててね。」

卯月「響、見てるぴょん。仇、討ってくるね。」



四人「いざ、艦隊旅団のアジトへっ!!!!!」

78: 2016/11/13(日) 00:13:28.07 ID:1PEB/fK70
廃倉庫にて 艦隊旅団 暗殺部隊


ぷらずま「どうやら、奴らはこちらに向かうみたいなのです。リーダー。」


???「ふぅん。せっかく忠告してあげたのに…バカだよねぇ。」

???「ハァハァ 姉さん…疼きます…私の魚雷刀が…さっきから疼いて仕方ないんですよ…」

???「どうどう 落ち着いてよぉ☆ そんなんじゃアイドルになれないぞっ☆」

???「そうそう…私たちはここで待ってよう? 招かざる客には相応のO・M・O・T・E・N・A・S・H・Iをしなくちゃね!」


ぷらずま「それには及ばないのです。その前にぷらずまたちが全員纏めて始”末”し”て”や”る”の”て”す”!!」

???「たのもしいね! それじゃ、頼んだよ。」

ぷらずま「了”解”な”の”て”す”!”!”!”」


シュタッ


???「果たしてあの三人を相手にどこまでやれるのかな?」

???「例え討ち漏らしたとしても…ふふふ…ここは私たちのフィールドだよ。まさに飛んで火に入る夏の虫。」

???「それに…」

???「もうすぐ私の時間がやってくる…そう、夜の時間がね…」


ククククククククククククク……ハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!

80: 2016/11/13(日) 00:23:01.00 ID:1PEB/fK70
………………………


卯月「気をつけるぴょん…いつどこから襲ってくるかわからないぴょん…」

不知火「えぇ…細心の注意を払いながら進みましょう。」

長門「今のところ…私の触覚レーダーに反応はないな。」


時雨「!? 見えてきた。廃倉庫はこの先だよ!」タタタッ



シュバッ

ぷらずま「ここから先へは…い”か”せ”な”い”の”で”す”」

卯月「でたなっぴょん!! 電ちゃん!!!!!!」

81: 2016/11/13(日) 00:35:13.16 ID:1PEB/fK70
時雨「どうしてなんだ! 電ちゃん…どうして響ちゃんにあんな酷いことをしたんだ!?」


ぷらずま「電ぁ? クク…ちがうのです。電という艦娘はもういないのです……今の私は…」

ぷらずま「『艦隊旅団』、NO.5の『ナス嫌いのぷらずま』なのです!」

ぷらずま「そんなことは知らないのです 響ちゃんのことなんか刹那で忘れちゃったのです☆」ゲス顔


時雨「…………………」

卯月「ひ、酷過ぎるぴょん…」

長門「やはり…艦隊旅団は悪…か…説得の余地はないようだな。」

不知火「このっ…外道め! では、少々痛い目に遭ってもらいましょう。覚悟しなさい!」



ぷらずま「できることならやってみるのです!!!」

ぷらずま「カモン!! タ級さん!!」



海からザバンッ


戦艦・タ級「ドーモ うーちゃん探偵団=サン 戦艦・タ級です」



四人「アイエエエエエエエエエ!!!!! 深海棲艦ナンデ!!????」






82: 2016/11/13(日) 00:46:46.54 ID:1PEB/fK70
不知火「まさか…艦隊旅団のメンバーに深海棲艦もいたなんてっ……」


タ級「私はNO.8、『GODHANDのタ級』……深海提督に相手にされなくなったので陸に揚がりました。」

タ級「提督は姫級…特に北方棲姫様にご執心のようです……口リコン氏すべし。慈悲はない。」


卯月「深海も大変だぴょん……」

時雨「言ってる場合じゃないよ!!」





キラッ


不知火「!? 時雨っ!!危ないっ!!!!!!」バッ

時雨「!?」



バキューーーン!!!!!

83: 2016/11/13(日) 01:03:23.17 ID:1PEB/fK70
不知火「ぐっ…」小破

時雨「ぬいぬい!! 僕をかばって……ああっ、肩から血が…」

長門「狙撃かっ!! どこかにスナイパーが潜んでいるな…」

卯月「ひえぇぇぇ…」



…………………

???「チッ、外したのね…」

???「でも次は絶対当てるのね!!」

…………………


時雨「ごめんね…僕なんかのために…」

不知火「大丈夫です。時雨、心配しないでください。このくらい…大したことはありません…」

不知火「それよりも…今の狙撃でスナイパーの位置は大体把握しました。」

卯月「すげぇ!!(素)」

不知火「私はスナイパーを追い詰めます……この場は任せてもいいでしょうか?」

時雨「………うん、わかったよ。気を付けてね…」



不知火「では…お願いします…」ダッ


不知火「狙撃位置と大体の行動範囲はすでに把握済みです…」

不知火「スナイパー…あなたを徹底的に追い詰めてやるわ……!」


…………………

???「ひっ これはマズいのね…逃げるの~!」

…………………



84: 2016/11/13(日) 01:14:33.13 ID:1PEB/fK70
時雨「……………うーちゃん!! キミは先に行くんだ!!」

時雨「ここは僕と長門さんが食い止める!!」チャキッ

時雨「キミは、例の"アレ"の準備を頼んだよ!!!!!」


卯月「わかったぴょん!!」

卯月「絶対にあとから来てぴょん!!」タタッ



ぷらずま「お話は終わりなのです!!」

ぷらずま「貴様らはここで響ちゃんと同じ目に遭ってもらうのです!!」

タ級「ぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」咆哮


長門「!? 来るぞ!時雨!!!!」

時雨「はいっ!! 砲戦用意っ……てぇぇぇぇっっっっ!!!!!!!!」



ドカーン ドカーン

85: 2016/11/13(日) 01:32:50.73 ID:1PEB/fK70
…………………

???(はぁはぁはぁ…流石にここまでは追ってこれないはずなのね…)

???(だって……)




伊19(今ここは海の中なのねっ……!!)

伊19(イクの狙撃を見破ったことは褒めてあげるのっ でも…)

伊19(海に飛び込んだイクは無敵なのね…! 誰にも負けないの!)

伊19(艦隊旅団、NO.10『スク水のイク』の力は本物なの!)

伊19(フフフ…この特製の魚雷ライフルで…じわじわとなぶり頃しにしてやるの~)



伊19「ん? 上から何かが……」




大量に降り注ぐ爆雷



伊19「!!!!!!!!!!!!?????????????」ガボガボガボ

伊19(め、滅茶苦茶なの!!!!! 緊急浮上するの!!)



ドッカァーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!

87: 2016/11/13(日) 01:50:50.03 ID:1PEB/fK70
伊19「ぷっはぁぁ!!」

伊19「な、なんとか爆発から逃れられたのね…! でも頭がくらくらするの…」

伊19「それにしても無茶苦茶なのねっ…!!鎮守府港付近であんな爆発を起こすなんて… 爆雷の雨が降ったかと思ったの…」

伊19「この辺り…爆発で滅茶苦茶になってるの…」


ボロボロ……



チャキッ

伊19「ヒッ」




不知火「ようやく顔を出しましたね。スク水痴女。観念しなさい。」頭に銃突きつけ

不知火「氏にたくなかったら大人しく拘束されなさい。」

伊19「こ、降参なのね……こんな滅茶苦茶する人、相手にしてられないのね…」お手上げ


不知火「ふふふ…では…お話はあとでじっくりと聞かせてもらうことにしましょうか…」ニタァ



ロープぐるぐる巻き


伊19「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!」

89: 2016/11/13(日) 02:10:31.75 ID:1PEB/fK70
…………………


時雨「くらえ!!!! 必殺っ! 108魚雷マシンガン!!」ドドドドド


長門「ふんぬっ」ムキィ

長門「グググググ…限界をっ…超えるっ!!!!!!!!」

長門「46連…」ムキムキムキムキィ!!!!!!!!!


長門「主砲パンチッ!!!!!!!!!!!!!」ドッカン×46



電・タ級「アバぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」轟沈




電「つ、つよすぎるのです…」バタッ  タ級「グスン…もうやだ…私、深海に帰る……」バタッ



時雨「やったぁ、勝った! いただ禁貨!!」

長門「長く、そして厳しい戦いだった…」


時雨「よし、こいつらをぐるぐる巻きにしたら…すぐにうーちゃんの元へ向かおう!!」

長門「あぁ!!」

90: 2016/11/13(日) 02:18:40.36 ID:1PEB/fK70
………………

卯月「よぉぉっし、ついたぴょん…」

卯月「それじゃあ早速、準備開始するぴょん!」

卯月「うーちゃんは…そんなに強くないけど…」

卯月「うーちゃんも活躍できるってことを証明してやるんだぴょん!」

卯月「ぷっぷくぷぅ……」ニタァ

卯月「全て壊すんだっ、ぴょん!!!」カチャカチャ


………………

99: 2016/11/15(火) 19:04:03.58 ID:0iBiN9SF0
………………

伊19「きゅぅぅぅぅぅ………」

ぷらずま「は”な”せ”な”の”て”す”」

タ級「グスン…うっ、うぅ……つかまったぁ…もうお終いよ…どうせ酷いことするんでしょ!?エ○同人みたいにっ!!」



不知火「あと9人…♪」


時雨「ヒソカかな?」


タタタッ

提督「何事だ!? ってうわ そこらへん滅茶苦茶じゃないか…」

長門「すまない、提督。旅団員との戦闘で少々荒っぽく対処するしかなかったのだ。許してくれ。」


時雨「ごめんよ、提督…ほら、ちゃんと生け捕りにしたから褒めて欲しいな。ふふん♪」

不知火「」じー

提督「………わかった。よくやった。あとでめいっぱい褒めてやるから…」


時雨・不知火「やったぁ!」


長門「よし、あとはうーちゃんのところへ行って残党狩りだっ!」

時雨・不知火・隼鷹「ひゃっはぁぁぁーーー!!!!!」


時雨「じゃあね、提督。またあとで!」タタタッ



提督「これもうどっちが悪役かわかんねぇな…」

101: 2016/11/15(火) 19:19:26.37 ID:0iBiN9SF0
……………………


那珂さん「電ちゃんたちがやられちゃったみたいだね…」

神通「でも彼女らは私たち艦隊旅団の中でも一番の小物集団…」

川内「ふふん…どうせいつかはこうなっていたんだよ。だから言ったのに…暗殺の基本は夜なんだって…」

那珂さん「電ちゃんをけしかけたのって確か川内ちゃんじゃあ……」

川内「それより、神通ぁ! 今何キロぉ!?…じゃなくて今何時ぃ!?」

神通「1700です! 姉さん!」


川内「うーん……まだいまいちエンジンかからないなぁ…ちぇっ」

川内「それより、夕張…本当にこの廃倉庫のトラップ…ちゃんと機能するんだよね?」


夕張「もちろん!! 艦隊旅団NO.3『Dr.スランプ・夕張ちゃん』を信用してよね!?」


102: 2016/11/15(火) 19:31:58.65 ID:0iBiN9SF0
夕張「廃倉庫一つを丸々改造した完璧な基地だよ!」

夕張「電磁バリア24層、原子炉3基、猟犬代わりのぽいぬ数十体、無数のトラップ、一部は深海的な意味でイカイカさせている空間もあるし。」


夕張「まぁ、うん! まずは大丈夫!!工作部隊の力、侮らないで!!」


川内「そっか!!夕張がそこまで言うんなら安心だね!!」

神通「私は斬りたくて斬りたくて仕方ないのに…あぁ…待ち遠しい…」


那珂さん「那珂ちゃん…こっそり逃げよ☆」

川内「なぁ~かぁ~どこいくのさ~」

那珂さん「ひっ」

104: 2016/11/15(火) 19:38:34.37 ID:0iBiN9SF0
>>103 「自称」アイドルですから…察してあげてください。

105: 2016/11/15(火) 20:07:19.19 ID:0iBiN9SF0
ぽいぬ1「ぽい?」

ぽいぬ2「ぽいぽい!」

ぽいぬ3「ぽいーぽいっぽい!」タタタッ

残りのぽいぬ「ぽいぽいぽいぽいぽいぽいー!!」タタタッ


ジリリリリリリリリリリ…


川内「あれ、ぽいぬ達がみんな出ていくよ…あと警報が鳴り始めたね。」

夕張「きっと近くにうーちゃん探偵団の奴らが迫ってきたんでしょう…心配はいりませんよ。」


川内「よし! それじゃ早速…神通。敵を迎え撃て!」

神通「あははぁ♡ 了解です、姉さん♡」

那珂さん「あわわ……この展開は……やっぱり!?」



……………………

卯月「うーちゃん退避完了!」

卯月「早速起動するっぴょんっ!」


卯月「ポチっとな☠」


ポヒュッ














ドカァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

108: 2016/11/15(火) 20:15:58.09 ID:0iBiN9SF0
時雨「ウヒョー」

不知火「この爆発音は…っ!?」


卯月「おーい! みんなぁ!」

卯月「うーちゃんやったぴょん☠」ブイッ


長門「でかした!」

時雨・不知火「流石はうーちゃん!」

隼鷹「凄ェ!」

109: 2016/11/15(火) 20:24:58.29 ID:0iBiN9SF0
川内「と、思った?」


卯月・時雨・不知火・長門「!????」



神通「危ないところでした…」

那珂さん「ぜえぜぇ…那珂ちゃんマジで氏ぬかと思った☆」


不知火「そんなバカなっ…事前に仕掛けておいた大量のC4爆弾から逃げ延びるなんてっ…!?」

川内「そう…普通なら氏んでいたよ。私が…」


川内「『N・I・N・N・J・A』じゃなかったらね!!!!!!!」

時雨「に、にんじゃだってぇ!?」

川内「そう! NINNJAに不可能はない!!」




夕張「だったら私も助けてくださいよぉ…」チーン

110: 2016/11/15(火) 20:35:47.08 ID:0iBiN9SF0
川内「それじゃ、自己紹介させてもらうよ。」

神通「私は艦隊旅団NO.11『艦娘狩りの神通』…以後お見知りおきを」

那珂さん「那珂ちゃんは艦隊旅団NO.7『解体拳のナカちゃん』だよぉ☆ ラッキーセブンなんだぁ☆」

川内「そして私は艦隊旅団NO.4『✝ナイト・アサシン・川内✝』だよ! よろしくね!」


卯月「うぐぐぅ…こいつは手ごわい相手だぴょん……」

111: 2016/11/15(火) 20:56:02.20 ID:0iBiN9SF0
川内「先手必勝! いくよ!」

川内「艦法・『闇隠れの術』」


モワァン モワァン

BGM:「夜戦!」

デーン デェー↑ デーン デェー↑ デーン デェー↑ デッデッデ デッデッデ↑



時雨「周囲が夜みたいに暗くなった!? うぅっ…もうほとんど見えないよ!?」

長門「気をつけろ!! 奴らは夜戦のスペシャリスト…すぐさま梯形陣をとれ!」

卯月「夜戦はナナメぴょん!!」

不知火「信頼性はありません!!」

112: 2016/11/15(火) 21:03:22.61 ID:0iBiN9SF0
神通「もらいました…」シュタ…


ザシュン


隼鷹「え」大破


卯月「あぁっ!? 知らないうちに混ざってた人がやられたぴょん!?」

長門「うーちゃん、逃げろ!!そこはすでに奴の射程範囲内だ!!」


神通「油断しましたね…次発、装填済みです。」

神通「その身をもって味わいなさい!私の魚雷刀の切れ味を…」スッ

卯月「はわわ…や、やられるぴょん…」

113: 2016/11/15(火) 21:12:41.12 ID:0iBiN9SF0
長門「くっ、うーちゃん!!!!!!」ドン

卯月「ぴょん!?」


ザシュ

長門「ぐはぁ!!」大破


卯月・時雨・不知火「長門さん!!!!?????」


神通「チッ かばわれましたか…あのクソウサギを一撃で沈める予定でしたが、まぁいいでしょう…」スゥゥ


時雨「くっ、また消えた!?」

卯月「長門さんが一撃で…あんなの駆逐艦が喰らったらひとたまりもないぴょん…」

不知火「無音暗殺術-サイレント・キリング-ですか…しかも視覚に頼らない、より高度な無音暗殺術…これは少々マズいですね…」

115: 2016/11/15(火) 21:32:25.62 ID:0iBiN9SF0
時雨「それよりっ 長門さん!!」


長門「動くなっ!!」

三人「!?」ピタッ


長門「そうだ。大人しくしていろ。決してこれ以上音を立てるな…」

長門「私のことはいい。それよりも今優先するべきことは…この状況を覆す方法を見つけることだ…」

長門「私はお前たちを信じる……きっとお前たちなら奴らを倒せるはずだ…」

三人「…………………」


時雨(そうだ。この状況、もっと事前に予測していれば少なくとも対抗策くらいは用意できたはずなんだ…)

時雨(これは爆弾で倒せる気になってしまっていた僕の慢心が生み出した危機。)

時雨(けれど…後悔している暇なんてない。盾になった長門さんのためにも…)

時雨(考えろ。考えるんだ、僕…! この状況を覆す方法をっ!!)



川内(無駄だよ…)

川内(この闇は術者である私を無力化しなければ解くことはできない。)

川内(でも私の位置を特定するのには当然時間がかかるよ。)

川内(そして時間をかければかけるほど有利になるのは夜戦のスペシャリストである私たちの方。)

川内(フフフ…いいねぇ…一発攻撃をもらえば即大破・轟沈が当たり前っていうこの異様な緊張感…)

川内(これだから夜戦はやめられない…最高だよぉ……)ゾクゾク

川内(前の提督にもちゃんとわかってほしかったなぁ…こ・の・魅・力♡)

118: 2016/11/15(火) 21:59:01.58 ID:0iBiN9SF0
時雨「…………………」

時雨「もうこの方法しかない。」


卯月・不知火「!?」

時雨「僕は川内さんを倒す。そうすればこの闇は晴れるはずだ。」

時雨「あとは任せた。僕はキミたちを信じるよ。」


卯月(わかったぴょん)うなづき

不知火(なにか策を思いついたようですね、了解です)うなづき


時雨「川内さん、見 つ け た よ 」ダダッ

時雨「キミを倒せばこの闇は晴れるはず。」

時雨「長門さんの仇を討たせてもらうよ!!」



川内(そんなっ…こんな短時間でどうしてっ!?)

川内(でも……バカだなぁ…そんなに喋ったらさぁ…)

川内(そっちこそ居場所がモロバレなんだよねぇ…!)



川内(だったら私はその背後をとるっ!)

川内(所詮は駆逐艦…まだまだガキだね。)

川内(司令塔の時雨をつぶせばこの夜戦、勝ったも同然!)魚雷クナイ構え


川内(もらったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!)シュバッ

120: 2016/11/15(火) 22:04:52.61 ID:0iBiN9SF0
ザシュ


川内(でごたえあり!)








時雨「残念だったね。」


川内「え? これは……」


隼鷹「」HP1


川内「時雨じゃない!!!!!!!???????」

122: 2016/11/15(火) 22:14:50.17 ID:0iBiN9SF0
時雨「『うーちゃん秘密道具』の一つ…」

時雨「『缶バッジ型トランシーバー』をそこの酔っ払いに付けて放したんだ。音声出力を最大にしてね。」

時雨「あとは予備のバッジからそのバッジに話しかければ…あたかも僕がそこにいるようにキミたちには聞こえるってわけさ。」


時雨「そして今度こそ…」

時雨「み つ け た よ 」ニコッ


チャキ  シャッシャッシャッ  ドーン!!!!


川内「キャァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」大破



卯月「あっ、闇が晴れていくぴょん!!!!!」

那珂ちゃん「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!」←隅っこで怯えてた


神通「姉さんがやられたっ!? けどっ!まだ負けが決まったわけじゃありません!!」

神通「真っ向から勝負です!!この魚雷刀の錆にしてやりますよ!!!!!!!」

125: 2016/11/15(火) 22:25:16.96 ID:0iBiN9SF0
神通「あぁ~んまぁ~りだぁ~…」大破

不知火「他愛もない…」フッ


卯月「えぇ…(困惑)」

那珂さん「」

126: 2016/11/15(火) 22:30:57.42 ID:0iBiN9SF0
卯月「はっ…今一瞬、素に戻ってしまった気がするぴょん!」

卯月「よし、あと一人ぴょん!!」


那珂さん「ひ、ひぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!」


那珂ちゃん「た、たすけてぇぇ!!!!! お願いだから命まではとらないで!!!!!!」

不知火「駄目です」


那珂ちゃん「ア、アイエエエエエエエ!!!!!!!!!!!」じょばばばばばば

時雨「ちょっと待ってよ! 別に頃す必要はないでしょ!?」

128: 2016/11/15(火) 22:41:58.70 ID:0iBiN9SF0
不知火「いえ、冗談です。陽炎型ジョークってやつですよ、ふふふ…」

時雨「笑えないんだけど!!ぬいぬいの目も笑ってないんだけど!? 失禁させるジョークなんて初めて聞いたよ!」

時雨「あと、久しぶりにツッコんだ気がする!! 絶対気のせいだけど!!」


卯月「とりあえず…可哀想だぴょん。もうここで終わりにするぴょん……」

不知火「そうですね。これ以上の争いは不必要です。」

時雨「ごめんね、他所の那珂さん。もうこれで終わりにしよう…」手を差し伸べ




那珂ちゃん(ふふ…かかったね…)

那珂ちゃん(那珂ちゃんの艦法奥義…「演技王」!!)

那珂ちゃん(那珂ちゃんの戦闘意欲が完全になくなったように見せかけ…)

那珂ちゃん(油断して近づいたところを解体拳でいっきに狩る!!)

那珂ちゃん(いやぁ☆ 那珂ちゃんはホントに演技派だなぁ☆)

那珂ちゃん(これなら将来は女優さんかなっ キャハッ☆)


那珂ちゃん(とにかく三人纏めて…もらったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!)

129: 2016/11/15(火) 22:46:30.76 ID:0iBiN9SF0
卯月・時雨・不知火「…………なぁ~んてぇぇ…」

















卯月・時雨・不知火「うっそぴょ~~ん!!!!!!!!!!!」チャキ ドーン!!


那珂ちゃん「ぶべらばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」2-4-11

131: 2016/11/15(火) 23:10:34.29 ID:0iBiN9SF0
那珂ちゃん「あへぇ」2-4-11状態!


時雨「なかなかの強敵だったね…」

不知火「これでようやく半分ですか…先が思いやられますね。」

卯月「でもこれで暗殺される心配はなくなったぴょん!」


長門「お前たち…よくやった……!」

長門「勝利の余韻に浸るのもいいが…」

長門「先に私たちをドッグに運んでくれると…嬉しいのだが……」大破


卯月「おっとぉ うっかり忘れてたぴょん! てへっ」

不知火「ふふっ、うーちゃんは相変わらずおっちょこちょいですね。」

長門「フッ、まったくだな。」

卯月「ぷっぷくぷぅ! 相変わらずってなんだぴょん!!」


わはははははは どっとわらひ









川内・神通・那珂ちゃん・隼鷹「」大破


あたり一面氏屍累々



時雨「冷静になって考えてみると…」

時雨「実質的に僕たちの方がより酷いことしてるよね……」

時雨「……………………」



時雨「響ちゃん、仇は討ったよ」キリッ ←見なかったことにした

133: 2016/11/15(火) 23:33:08.30 ID:0iBiN9SF0
このあと、すぐに提督が僕たちのところへ駆けつけてきてくれた。

大破した艦隊旅団のメンバーは全員拘束され、今は牢屋で大人しくしているそうだ。

でも…一人取り逃しちゃった。戦闘中、いつの間にかいなくなってたんだもん。仕方ないよね。


長門さんと隼鷹さんは高速修復材でじきに完治するらしい。本当によかった…あとでお見舞いにいかなきゃ。



そして僕たちはというと……全員提督と扶桑からこっぴどく怒られた。あんなに怒る扶桑は地味にレアだったりする。

まぁ、当前だよね。あんなにあちこち爆破してまわったら。少し反省したよ。うん。


でもそのあとは、2人とも泣きながら僕たちを優しく抱きしめてくれた。無事でいてくれてよかった、って。

それはちょっぴり嬉しいような、恥ずかしいような…でも、僕はやっぱり嬉しかったな。僕もまだまだ子供なんだなって改めて思い知らされたよ。



暗殺部隊との熾烈を極める戦いは終わった…

けど、僕たちと艦隊旅団との本当の戦いはこれからだったんだ……そのことを今の僕たちはまだ、知らなかったのだけれども…




後半へ~続く(キー○ン山田さん感)


137: 2016/11/16(水) 00:09:30.70 ID:WS0l+nlF0
???の部屋


夕張「はぁはぁ…酷い目に遭いましたよ…」

???「へぇ…そのうーちゃん探偵団ってそんなに強いのかしら?」

夕張「えぇ。探偵団なんて嘘です。あれはテ口リストですよ。そう思わされるくらいには強いです。」

???「なるほど…相当な武闘派のようだな。特にその不知火は中々の腕前を持っているらしい。流石といったところか…」ウズウズ

???「フン…シカシ、ショセンはクチクカンのアツマリ。ヤクタタズドモがアツマッタトコロでワレワレ、シンのメンバーのマエデはムリョクにヒトシイ…」


???「ヘイ! 無駄な雑談はそこまでデース!」

???「せっかく集まったのデスから、ティーパーティでもどうデスカー?」


夕張「それはいいんですけど…あなたのその「???」意味あるんですか?」


???「シット! この方がなんとなくオサレだからに決まっているでショー!? 怒りますヨ?」

???「ソノモノイイでスデニ…」

???「あ?」

???「イヤ…ナンデモナイ…」








138: 2016/11/16(水) 00:21:53.72 ID:WS0l+nlF0
???「By the way! 計画の変更はありまセーン!!」

???「一週間後の観艦式で…『黄金のエラー猫像』を盗む。そのための準備は滞りなく進んでいマース!」

???「囚われたメンバーはどうするんだ?」

???「無視シマス。足りなくなったメンバーは全て終わったあとで補充すればいいデショ?」

???「彼女達なら、大した情報も持っていないものねぇ…ふふっ、やっぱり私たち…根っからの悪党ね。」

???「それに…ワタシたちにはまだ切り札がありますカラ…フフフ…」

???「ここには来ていないようだがな…」

???「NO.12『無形の怪娘二十一面相』…ワタシタチにスラスガタをミセナイヤツをシンヨウシテもイイノカ?」

???「No Probrlem! 彼女もワタシたちと同じ業を背負う身デース…! 決して裏切るようなことはないデース!」



???「………紅茶が出来マシタ。さぁ、飲みマショー、一緒に。」


???「ふふふ…待っててネ、テイトクゥ!」

???「ワタシは今でも…アナタヲアイシテイマスカラ。」


???「パーティはもう眼の前デース!!!」

???「フフフ…アハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!」

150: 2016/11/18(金) 14:30:21.89 ID:+0h5H00p0
観艦式前日


提督「いよいよ明日か…緊張するな。」

扶桑「提督…きっと無事に成功するはずよ…」

扶桑「私はきちんとわかっているわ…提督がこの日のために人知れず頑張っていたことを。」

扶桑「それに、この鎮守府のみんなが提督のために尽くしてくれますよ。もちろん、私も…」


扶桑「だから…大丈夫よ。あなた。」ギュ

提督「扶桑…」ギュ



???「シット…!」ギリギリ

151: 2016/11/18(金) 14:46:08.96 ID:+0h5H00p0
提督「そういえば…あいつらはどうしたんだ? 最近全然見ていないんだが…」

扶桑「時雨たちですか? あぁ…確かそれぞれやらなければならないことがあるとかで…当人たちも集まってないんだとか…」

提督「え? どういうこと?」

扶桑「えぇーと…確かこんなようなことを一週間前に時雨が…」


回想


卯月「うーちゃんたちはまだまだ弱いぴょん…」

不知火「えぇ…先日の戦いもかなりギリギリでした。あと少し何かが狂えば、負けていたのは不知火たちの方でした。」

時雨「そうだね…僕の天才的な機転がなければ恐らく全滅だった…と思う。」

不知火「そして、残る艦隊旅団のメンバーは…あいつらとは比べ物にならないほどの実力の持ち主のはず。今のままでは勝つことは到底不可能でしょう。」

時雨「それじゃ、どうするんだい?」


卯月「そんな時、やることは一つに決まってるぴょん…」

時雨・不知火「?」


卯月「修行だぴょん!!!!!!!」キリッ

152: 2016/11/18(金) 15:00:35.52 ID:+0h5H00p0
不知火「修行…なるほど。王道の展開ですね。流石はうーちゃん…」

時雨「あと、一週間もないんだけど…」


卯月「それまでうーちゃん探偵団は一旦解散だぴょん。」

卯月「強くなって…また会えるその日まで…悲しいけどお別れだぴょん…」グスッ


不知火「う、うぅ…グスン…わかり、ました……不知火は強くなってみせます。絶対に!」

時雨「あと一週間もないんだけど………」


卯月「それじゃ、うーちゃんはいくぴょん…時雨、ぬいぬい。またね。」

不知火「不知火ももういきます。しばしの別れ、しかしこれはうーちゃん探偵団の新たなスタートでもあります。もう泣きません!」

時雨「あと一週間もないんだけど………………」





   ド  ド  ン  !!!


卯月・不知火「「2年後に!!!  ショートランド泊地で!!!」」




時雨「あといっしゅ……もういいや。どうにでもなーれ……はぁ…」ヤレヤレ




回想終わり


扶桑「ということがあったそうです。」

提督「ごめん、やっぱとてつもなく不安だわ。吐きそう。」


153: 2016/11/18(金) 15:07:57.96 ID:+0h5H00p0
扶桑「でも、時雨は今日確か演習場を借りて予行演習をやるって言ってましたよ。」

提督「時雨は真面目ないい子だなぁ…やはり大天使か。ちょっと行ってみるか。」

扶桑「はい。お供いたします…」

154: 2016/11/18(金) 15:25:13.71 ID:+0h5H00p0
演習場 特設ステージ


白露「いっくよぉぉぉ!!!!!! いっちばーーーーーん!!!!!!!」ギター

村雨「ふふっ、頑張るわよ!!」キーボード

夕立「ぽいっ! 夕立、頑張るっぽい!!」ドラムス

春雨「はいっ、精一杯頑張ります!!」ギター


時雨「それじゃ、聞いてください…」ベース

時雨「『らぶふぁん○む』」




時雨「いらない! なにもぉ! すててしまおうぉ!♪」

時雨「きみを、さがしさまよう…まいそぅ!!♪」

時雨「すとっぷざたぃ! しゃりらぁ! がまんできない!♪」

時雨「ぼくをぉ ぜんぶあげようぅぉぉぉぉ!!!!!!♪」熱唱



キャーーーーーーーカッコイーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!(歓声)



提督「なにこれ。」

158: 2016/11/18(金) 15:46:55.32 ID:+0h5H00p0
終わったあと


時雨「あ、ていとく。扶桑。お疲れ。どうだった?僕たちのバンド?」


提督「なんで予行演習でバンドやってんだよ!!!!????」

提督「文化祭じゃねぇんだぞ!!!!!!!!軍のお偉いさんがたくさん来るの!!!!!!!!!」

提督「ていうかそこでやるべき曲は『けい○ん!』だろぉ! なんで『B'○』!!!!!????????」

時雨「かっこいいじゃないか、稲葉さん。」

提督「ネタが分かりづらいんだよぉ!!!!!ボケェ!!!!!!!!」


ヤサグレ時雨「ふふ…だってさ…うーちゃんもぬいぬいも勝手にどっか行っちゃったし…もうどうでもいいかなって…」暗い瞳

ヤサグレ時雨「だから僕はこれからは白露型のみんなと一緒にロックミュージックで生きていくことに決めたんだ…」

ヤサグレ時雨「ロックの力でこの世から戦争をなくすんだ。それが今の僕の夢さ。ふふふ、あはは。」乾いた笑い


提督「お願いだから帰ってきて、時雨さん…あなたにボケられると俺がしゃしゃり出なきゃいけなくなるのっ…お願い…!」


時雨「しょうがないなぁ…ま、僕は主人公だからね。それなら頑張るさ。うん。」シレッ

提督「立ち直りはやっ」

160: 2016/11/18(金) 15:51:07.59 ID:+0h5H00p0
>>155 時雨が口笛でなんとなく吹いているので大丈夫です(大丈夫じゃない)

161: 2016/11/18(金) 15:57:19.96 ID:+0h5H00p0
扶桑「とても上手だったわよ、時雨。」ナデナデ

時雨「やったぁ! ありがとう///」


提督「それにしても…他の2人はどこに行ったんだか…」


不知火「お呼びですか? 司令。」シュタッ

提督「うおっ びっくりした。」

162: 2016/11/18(金) 16:04:40.61 ID:+0h5H00p0
不知火「不知火、ただいま帰投しました!」キズダラケ


時雨「あっ、ぬいぬい。おかえり。」

不知火「ただいまです。」


提督「不知火、お前…どこにいってたんだ?そんなにボロボロになって…」

不知火「いえ、修行がてらちょっとしたアルバイトに……」



不知火「ロアナプラという街で、ちょっと…海上運送業務の手伝いを…」


提督「よく生きて帰ってきた!」ダキシメ

不知火「司令、あの…その…恥ずかしいです///」

163: 2016/11/18(金) 16:10:44.93 ID:+0h5H00p0
不知火「おかげで以前よりもぐんと強くなりました。」

不知火「これでもう、誰にも負けません。私の邪魔をする者は全てみな底へ沈めてみせます…」ギロッ


提督・扶桑・時雨「ひっ」


提督「以前よりも明確に視線に殺意がこもってる…やべぇ。」

時雨「つよい…明らかにつよくなってる。」

164: 2016/11/18(金) 16:22:05.02 ID:+0h5H00p0
時雨「最後は…肝心のうーちゃん…どこに行ったんだろう?」

不知火「あぁ、それなら先ほどLINEで連絡が来ていますよ…」

時雨「うそっ! そんなの知らないんだけど!?」

不知火「あら、時雨なら『悪いね☆ そういうのは僕の趣味じゃないんだ』とか言うと思っていたので…」

時雨「なにその偏見!?ちょっとショックだよ!?」


不知火「どうやらもうすぐ鎮守府港に到着するみたいですね…迎えに行きましょう。」

166: 2016/11/18(金) 16:40:54.19 ID:+0h5H00p0
巨大な船 エス○ワール


サングラスをした睦月「ほら、とっとと降りるにゃしぃ!」


卯月「うぅ…全て、失ってしまったっぴょん…!」

バランス理論の菊月「礼は言わぬ…」駄菓子のたくさん詰まったアタッシュケース抱え

卯月「返せっ…返せよ…うーちゃんのお小遣い…!」ガッ

菊月「くっ…離せっ…! 騙された奴が悪いんだ…!そう、騙されて負けたっ…!卯月が悪い…!」

菊月「実のところ…! 真実…!これがっ…!真実っ…!」

卯月「ふざけんなっ…!ぴょん…! インチキっ…!インチキっ…!」

卯月「ぴょん…! ぴょん…! ぴょん…!」ガッ ガッ ガッ

菊月「ぐっ、うぅ…」


睦月「やめるがよいぞっ…!姉妹喧嘩は1050周東急任務にゃしぃ…!」

睦月「やめるがよいぞっ…!よいぞ…!」



卯月「う、うぅ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん…!!!!!!!うーちゃんのお小遣いぃぃぃぃぃ!!!!!!」ガチナキ




時雨・不知火・提督・扶桑「」

167: 2016/11/18(金) 16:43:05.47 ID:+0h5H00p0
>>165 山城は今のところ出てないだけです。ちゃんといます。

168: 2016/11/18(金) 16:48:29.88 ID:+0h5H00p0
とりあえず中断します。 続きは夜中の予定です。

【艦これ】続・うーちゃん探偵団!【後編

引用: 【艦これ】続・うーちゃん探偵団!