翠星石「…と、いうわけですぅ」

雛苺「やってみるのー！」

翠星石「しょうがないですねえ。ここは経験者の翠星石が共同プレイしてやるです」

翠星石「ビギナーなチビ苺がいるから、とりあえず第一面の難易度EASYで…」

雛苺「翠星石はやったことあるのー？」

翠星石「あったりめえです！百戦錬磨の翠星石はてめえとは練度が違うですよ！」

JUM「おまえも昨日から始めたんだろ…」

翠星石「ぉっわ！？いつから居たですかチビ人間！」

JUM「電源入れたあたりから。それより練習とか無しかよ」

翠星石「習うより慣れろですぅ！」

雛苺「戦況は新兵の成長を待ってくれないのよー！」

JUM「ノリノリだな、おまえら」

翠星石「さて。兵種と装備を選ぶです」

JUM「体力の高い陸男か、飛べるペリ子か。僕のデータなら体力も装備も充実してる」

翠星石「上級者な翠星石は陸男で。

武器はアサルトライフルとスナイパーライフルで余裕です」

雛苺「ヒナも陸男で…武器は好きに選んでいい？」

翠星石「好きにしやがれですぅ」

雛苺「わーい」

JUM「まあ、第一面なら雑魚アリしか出てこないし、何選んでも余裕だろ」

真紅「何をしてるの？」

翠星石「これからアリ退治に行くとこですよ」

JUM「戦車よりデカいアリだけどな」

雛苺「選んだのよー」

翠星石「では！いざ戦場へ！」

『ミッションNO1.英国の悪夢』

緊急事態です。
ロンドン市内に巨大生物が出現したとの情報が入りました。
詳しい情報は、まだわかっていません。
現地へ急行してください。

翠星石「ミッション開始ですぅ！」

雛苺「遠くにおっきいアリさんがいっぱいいるの」

真紅「二人がいるのはテムズ川に架かる橋の上かしら？周りの建物も英国風ね」

JUM「ほら雛苺、今のうちに練習しとけよ」

雛苺「ラジャーなのー」

真紅「あら…？向こう側から人間が大勢逃げてくるのだわ」

翠星石「アリから逃げてきた人たちですね」

雛苺「目標をセンターに入れて…スイッチなの」

ズガァン！

市民『ウワァァア『キャアァァア『ヒィイィィ！』

翠星石「おっ、お馬鹿苺！！！無辜の民に手をかけるとは何事ですか！！！」

JUM「あのショットガンはスパローショットX…秒間60発の弾丸が標的を襲う…」

雛苺「人がゴミのようなのwww」

ズガァン！ズガァン！

翠星石「やめやがれですぅ！貴様のやってることは虐殺行為ですぅ！」

雛苺「わーいなのーwwwwww」

翠星石「やめろと言ってるのが―――」

雛苺「面白いのーwwwwwwwwww」

翠星石「やめ―――」

雛苺「3人吹っ飛んだのwwwwwｗwwwwww」

ズガァン！ズガァン！ズガァン！

翠星石「…楽しそうだから、やっぱ翠星石も殺るですぅ」

パラララララララララララララララララララ！

市民『ウォワァァァアァァァァ『キャアァアァァアァァァァァ『ヒィイイイイィィァア！』

真紅「地獄絵図なのだわ…」

蒼星石「なんか素敵な阿鼻叫喚が聞こえてきたんだけど」

JUM「悲鳴に呼び寄せられたか」

真紅「今、地球防衛軍が侵略者と共同で人類を滅ぼそうとしてるところよ」

…ズガァン！

雛苺「逃げ惑うばかりで撃ちがいが無いの」

翠星石「不氏身ですしね。こんなにタフなら、こいつらが銃を持って立ち向かうべきです」

JUM「どうでもいいが、敵に包囲されてるぞ」

翠・雛「ギャアアアアアアア！？」

真紅「画面がアリで埋め尽くされてる…」

蒼星石「黒光りした外骨格がキュートだね！」

雛苺「っ！っ＠っ☆」

翠星石「とにかく撃ちまくるですよ！」

パラララララララ…カチ

翠星石「弾切れ！？」

JUM「無駄玉撃つからだ。リロードには若干時間がかかるぞ」

翠星石「なんの！まだスナイパーライフルがあるです！」

ズギューン！

翠星石「うぅ、単発…武器の選択を誤ったですぅ」

ズギューン！

雛苺「キャアアキャアキャア！雛を掠めたのよー！」

翠星石「じゃっかあしいです！翠星石生存のための尊い無駄な犠牲となるがいいです…ってはうあ！」

雛苺「翠星石ー！」

真紅「橋から川へ吹っ飛ばされたわね」

蒼星石「空中で手足バタバタさせてるwww」


おしまい！