1: 2009/02/28(土) 05:07:43.04 ID:2uDwQzvVO
水銀燈「後ろの山に棄てようかしらぁ…」
蒼星石「それはだめだよ」
水銀燈「じゃあ…背戸の小薮に埋けるわぁ…」
蒼星石「いや、それもだめだよ」
水銀燈「仕方ないわねぇ…柳の鞭でぶってあげるわぁ…」
蒼星石「いやいや…それはかわいそうだよ」
金糸雀「象牙の船に銀の櫂で月夜の海に浮かべてほしいかしらー…」
蒼星石「それはだめだよ」
水銀燈「じゃあ…背戸の小薮に埋けるわぁ…」
蒼星石「いや、それもだめだよ」
水銀燈「仕方ないわねぇ…柳の鞭でぶってあげるわぁ…」
蒼星石「いやいや…それはかわいそうだよ」
金糸雀「象牙の船に銀の櫂で月夜の海に浮かべてほしいかしらー…」
7: 2009/02/28(土) 05:16:27.43 ID:2uDwQzvVO
金糸雀「暮ーれてかーわらにほーしひーとつー」
蒼星石「更けては風も泣くらしいね」
金糸雀「先に言わないでほしいかしらー!」
蒼星石「ははは、ごめんよ」
水銀燈「さっきのと繋がりが分からないわぁ…」
金糸雀「二番目の作詞者八十先生かしらー」
蒼星石「更けては風も泣くらしいね」
金糸雀「先に言わないでほしいかしらー!」
蒼星石「ははは、ごめんよ」
水銀燈「さっきのと繋がりが分からないわぁ…」
金糸雀「二番目の作詞者八十先生かしらー」
9: 2009/02/28(土) 05:20:27.94 ID:2uDwQzvVO
水銀燈「八十ぉ…?ずいずいずっころばしごまみそずい…だったかしらぁ…?」
蒼星石「それを元にした詩はあるけど八十が作詞したわけじゃなかったと思うよ」
金糸雀「まだまだかしらー」
蒼星石「それを元にした詩はあるけど八十が作詞したわけじゃなかったと思うよ」
金糸雀「まだまだかしらー」
11: 2009/02/28(土) 05:23:21.67 ID:2uDwQzvVO
蒼星石「八十先生の詩ならトミノが有名だね」
金糸雀「姉は血を吐く、妹は火吐く、
可愛いトミノは宝玉を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、
地獄くらやみ花も無き。
鞭で叩くはトミノの姉か、
鞭の朱総が気にかかる。
叩けや叩きやれ叩かずとても、
無間地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内をたのむ、
金の羊に、鶯に。
皮の嚢にやいくらほど入れよ、
無間地獄の旅支度。
春が来て候林に谿に、
暗い地獄谷七曲り。
籠にや鶯、車にや羊、
可愛いトミノの眼にや涙。
啼けよ、鶯、林の雨に
妹恋しと声かぎり。
啼けば反響が地獄にひびき、
狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谿めぐる、
可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、
針の御山の留針を。
赤い留針だてにはささぬ、
可愛いトミノのめじるしに。かしらー」
金糸雀「姉は血を吐く、妹は火吐く、
可愛いトミノは宝玉を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、
地獄くらやみ花も無き。
鞭で叩くはトミノの姉か、
鞭の朱総が気にかかる。
叩けや叩きやれ叩かずとても、
無間地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内をたのむ、
金の羊に、鶯に。
皮の嚢にやいくらほど入れよ、
無間地獄の旅支度。
春が来て候林に谿に、
暗い地獄谷七曲り。
籠にや鶯、車にや羊、
可愛いトミノの眼にや涙。
啼けよ、鶯、林の雨に
妹恋しと声かぎり。
啼けば反響が地獄にひびき、
狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谿めぐる、
可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、
針の御山の留針を。
赤い留針だてにはささぬ、
可愛いトミノのめじるしに。かしらー」
12: 2009/02/28(土) 05:24:42.58 ID:2uDwQzvVO
水銀燈「それってぇ…音読したものは呪われるんじゃなかったのぉ?」
蒼星石「うん、そういう都市伝説もあるね」
金糸雀「かしらっ?!」
おしまい
蒼星石「うん、そういう都市伝説もあるね」
金糸雀「かしらっ?!」
おしまい
13: 2009/02/28(土) 05:27:19.46 ID:9MTAl7dA0
はや乙
14: 2009/02/28(土) 05:27:34.51 ID:UZzeSS2DO
やべえ、理解するためにめっちゃ音読してもうた
しかも薔薇獄乙女のリズムで
しかも薔薇獄乙女のリズムで
15: 2009/02/28(土) 05:38:10.57 ID:2uDwQzvVO
正直西条八十で話を広げようと思ったのは間違いだった
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