1:◆PmcmEOA83I 2014/11/02(日) 02:17:12.49 ID:Tg7otnVv0
超高校級の生徒達(1のみ)がカラオケをする、という話。ssお題きっかけ。
初めてのスレ立てなので、注意点などがあればドンドン教えて下さい。
時系列はスクールモード。若干のキャラ崩壊、ネタバレ、中の人ネタが有ります。ご注意を。


2: 2014/11/02(日) 02:22:47.66 ID:Tg7otnVv0
山田「希望ヶ峰78期生! チキチキ、アニカラ大会ですぞ!」

苗木「い、いえー……」

山田「苗木誠殿、もっとテンション上げる! 頑張れよ! 熱くなれよ! お米食べろ!」

苗木「いや、だってさ? どう考えても山田君しか得しないじゃないか」

山田「え~……でも霧切響子殿や舞園さやか殿も参加に意欲的でして、今更無しにするのはちょっと……」

苗木「な、なんか意外だな。霧切さんもなんだ……」

山田「他の皆も楽しみにしていますし、後は苗木誠殿のみとなってるんですぞ!」

苗木「そっか。それならもちろん僕も参加するよ」

山田「いやーさすが苗木誠殿! それでこそ超高校級のハーレムマスターでござる!」

苗木「いや違うからね!? そして関係ないよね!?」

山田「では拙者はこれにて一旦失礼」

苗木「うん。また後でね」


昼休み━━


モノクマ「音楽室をカラオケ仕様にしてあげたよ! これで思う存分楽しんでちょうだいな!」

苗木「モノクマ、暇だったのかな……」

モノクマ「失礼な! 君達がモノクマスペア作りを頑張ってるからって、わざわざやってあげたのにさ! 態々わざわざワザワザざわざわ!」

苗木「わ、分かったから……何度もわざわざって言わないでよ。それとざわざわを混ぜないでよ」

モノクマ「あ、あと点数最高点の方にはモノクマから、お出かけチケットSPをあげるよ」

霧切「どこがスペシャルなのかしら?」

モノクマ「うぷぷぷぷ……なんと! 相手を一日中一緒に行動させる事が出来ちゃいます! そりゃ一日中なんて、何か起きても不思議じゃありませんなぁ?」

苗木「……え、あぁ、そう」

モノクマ「苗木君リアクション悪すぎー。でもやる気ある子もいるからね。楽しみ楽しみ♪」

4: 2014/11/02(日) 02:34:35.79 ID:Tg7otnVv0
苗木「それにしても、本当に皆来たんだね。十神君も」

十神「くだらんお遊びだが、俺様が歌も完璧だということを証明してやろうと言うんだ。むしろ感謝して欲しいものだな」

腐川「びゃ、白夜様の歌が聞けるから来たのよ? アンタらの歌なんかどうだっていいのよ」

桑田「そんなかたっ苦しい言い訳イラネーっての! それより舞園ちゃんだよ! 生歌聞けるとかチョー最高!」

舞園「あまり期待されると、恥ずかしいですね」

葉隠「待てよ? ここで録音したのを売りゃあ幾らか……」

セレス「くだらないですわね。金への執着以外は」

葉隠「それ俺の存在全否定してねーべ!?」

不二咲「お金に対する執着を認められるのも、どうかと思うけど……」

石丸「皆静かにしたまえ! 歌の発表会なのに聴こえないではないか!」

大和田「カラオケだぜ兄弟? 盛り上げるのも楽しみ方の一つなんだよ」

朝日奈「うーん……アニメってあんまり詳しくないんだよね。さくらちゃんは?」

大神「我もよくは知らぬ。だが、たまにはこういう度胸だめしも悪くない」

山田「ふむふむ。皆さん既に盛り上がっておりますなぁ♪」

霧切「そうね。でも意外だわ。貴方がこういう企画を立てるなんて」

山田「いえね? 最近モノクマスペア作りもルーチンになりつつありましたので、たまには皆で遊ぶのも良いかと。あと足りない娯楽成分を補いたくて……」

霧切「まぁ、そうでしょうね。でなきゃあんな事してくれないものね?」

山田「ま、まぁまぁ! せっかくの時間なので楽しみましょうぞ!」

江ノ島「そ~そ~! んじゃ、誰から行く? あいうえお順?」

朝日奈「え、じゃあアタシ? 一番手はちょっと……」

石丸「ならば僕が行こう!」

不二咲「い、石丸君……大丈夫なの?」

石丸「任せたまえ! 僕が知っている曲は少ないが、誰もが知っている曲だからな!」

桑田「……なぁ、ちょっといきなりずっこける可能性高くね?」

苗木「だ、ダメだよ桑田君! 石丸君を信じてあげようよ!」


テレレンテレレンテンテレレン〜♪


不二咲「この曲って……」

大和田「マジかよ兄弟……!?」

桑田「ほらやっぱこーなったじゃんかよ!」

5: 2014/11/02(日) 02:39:44.20 ID:Tg7otnVv0
『何の為に生まれて〜♪
 何をして生きるのか〜・
 分からないまま終わる〜?
 そんなのはい〜やだー!』


舞園「あ、アンパンマンのマーチですか……」

苗木「い、石丸君らしいね? あは、ははは……」

桑田「ほらみろ! ご覧の有り様だよ!」

石丸『静かにしたまえ!』

桑田「ぐぁえっ!? マイクで叫ぶなバカ! 鼓膜どころか心臓が破けるわ!」

不二咲「そういえば、この歌詞って原作者のやなせたかしさんの作詞なんだよね?」

山田「そうですな。故に、子供より大人向けの歌詞になってますぞ」

葉隠「あれだべ! アンパンマンはボッチ説の」

大和田「ああ。愛と勇気だけが友達ってとこだろ?」




不二咲「なんだか、石丸君も同じ事言いそう」

大和田「確かに、兄弟は良かれと思ってやってんだろうけどな」

6: 2014/11/02(日) 02:41:28.33 ID:Tg7otnVv0

 愛と勇気だけが友達さ!



葉隠「あっはっは! やっぱりアンパンマン友達いないべ!」

不二咲「うーん……どっちかっていうと、皆の為に一人でいるんじゃないかな?」

苗木「どういう事?」

不二咲「アンパンマンって、戦う時は基本一人で、誰かのために戦ってるよね?」

舞園「側にいると危険だからですか?」

不二咲「うん。だけどピンチの時は必ず誰かが彼を助けに来てくれる。それって、すごい事だよね?」

大和田「テメェの大事なモンを守ってくれてんだ。そう考えたら確かに男だな」

朝日奈「もしさくらちゃんがアタシの為に傷付いたりしたら、絶対に嫌だ!」

大神「我も同じだ。我を思い戦う者を、どうして蔑ろにできようか」

山田「お、そろそろ終わりが近付いて来ましたぞ」


『時は早く過ぎる
 光る星は消える
 だから君は行くんだ
 微笑んで〜!』


桑田「……はい?」

苗木「……え?」

朝日奈「えっと……これ、アンパンマンのマーチだよね?」




大和田「そういや、最後まで聞いた事なかったなぁ……」

霧切「最後のフレーズ。どう考えても、寿命の事を示唆してるわね」

舞園「なんていうか、考えさせる歌詞ですね。全体的に」

石丸「その通りだ!」

桑田「ぬぉっ!? マイクなくてもうるせぇよ!」

石丸「僕も昔は、葉隠君のような言葉に悩みもした!」

苗木「悩んだんだ……」

不二咲「ま、真面目だもんね……」

石丸「しかし僕はたとえ馬鹿にされようとも、褒められなくとも、認められなくとも! 自分の為、誰かの為に人生を使う事を笑わない! 努力を笑いはしない!」

大和田「チキショー……熱すぎるぜ兄弟!」

石丸「分かってくれたか兄弟!」

葉隠「抱き締め合って……いきなりクライマックスだべ」

8: 2014/11/02(日) 03:35:49.60 ID:Tg7otnVv0
>>7 自分も最後まで読んだ時はマジか!?ってなりました。


山田「得点は……79点ですな。なかなか高得点ですぞ」

石丸「はっはっは! やはり腹の底から声を出すのは気持ちがいいな!」

桑田「普段は全力じゃねぇのかよ……」

セレス「まぁ、茶番はここまでにしまして。次はどなたが?」

江ノ島「ん、じゃあアタシ〜♪ つかアニメあんま知らねーから山田に教えてもらったんだけど。 つかむしろそっちのが多いんじゃん?」

霧切「そうね。私も山田君に教えてもらったわ」

苗木「山田君、そんなことしてたの?」

山田「いやー、こうでもしないと拙者のライフはもうゼロよ! な状態になりますゆえ……」

江ノ島「ま、そんな訳でチャチャッとやりま!」


テーンテーレレンテレンテーンテテン〜♪


舞園「あ、なんだか爽やかな感じ」

山田「流石ですな舞園さやか殿。まぁアニメはミリタリーものですがね?」

9: 2014/11/02(日) 03:37:33.67 ID:Tg7otnVv0
『心描き出す〜♪
 地図上の未知なるfrontier
 扉開いたら
 道は続いてるよ〜・

 一人頼りなく〜♪
 背伸びしてみるutopia
 夢見るくらいなら
 構わず探しに行くよ〜・

 埃巻き上げて君の街へ〜♪
 空と大地が重なるルートで!』


苗木「これって何の曲?」

山田「フルメタル・パニック2ndRAIDのオープニングで、下川みくにの【南風】ですな。シリアスな方ですぞ」

朝日奈「シリアスな方って、じゃあギャグな方もあるの?」

山田「えぇえぇ。そちらはフルメタル・パニックふもっふ、というタイトルでして」

舞園「ボンタくんですよね! ふもっふ!」

山田「中の人はトンデモナイですけどね?」





桑田「いよっ! 江ノ島ちゃん上手いじゃんか!」

江ノ島「マジマジ? あんがとねー?」

苗木「真昼、そばかす、貧O……うっ! 頭が……!?」

モノクマ「おいやめろバカ」

10: 2014/11/02(日) 03:41:10.57 ID:Tg7otnVv0
今日はここまでにします。
音符が片方表示されないみたいですね。次からは直しておきます。

16: 2014/11/03(月) 00:51:20.85 ID:WRhifKhU0
葉隠「なんつーか、思ってたより普通だべ?」

江ノ島「は? なに? なんか文句あんの?」

十神「ふん。いくら江ノ島がギャルだからといっても、そんなぶっ飛んだ歌は歌わないだろう。ちょうどいい。次は葉隠、お前が歌え」

葉隠「ものっすごい上から目線だべ!? でもま、別にいいか」

大和田「いいのかよ……」

山田「ちなみに得点は81でしたぞ。では次は葉隠康弘殿で。その次は安ひ━━」

セレス「引きちぎりますわよラード君?」

山田「へひはー!?」

桑田「コントやってんじゃねぇよ……」

チャーラーラララーチャーラーラーララー〜♪

苗木「あー……葉隠君らしいね」

不二咲「えと、その、あぅぅ……」

十神「耳が腐る」

葉隠「歌う前から酷いべ!?」

17: 2014/11/03(月) 00:54:25.64 ID:WRhifKhU0
『授業終わりー! 至福の時間
 例えるのなら「マジでAngel!」
 不意の告知ー! 平和壊した
 追試の知らせ「地獄だべ!」』


山田「バカとテストと召喚獣のエンディングテーマ、milktubの【バカ・ゴー・ホーム】ですな。主人公達の馬鹿っぷりが遺憾なく発揮されてるラノベですぞ!」

腐川「あ、あんな知性の欠片もない紙束なんて、焼却処分するべきよ!」

山田「ラノベのことかぁあああああ!!」

不二咲「や、山田君から金色のオーラが!?」

大和田「うるせぇよ」



舞園「えっと……」

霧切「……」

苗木「霧切さん、無言は止めようよ?」

朝日奈「なんかホントに葉隠を表した歌って感じ」

大神「朝日奈よ。思っても口にしない方がいい時もあるぞ……」

桑田「でもなんか、聞いててスカッとするな」

石丸「なるほど! つまりこの歌は、馬鹿が聴くと楽しめるのだな!」

桑田「よっしゃテメェ表出ろコラ!」

18: 2014/11/03(月) 00:56:11.14 ID:WRhifKhU0
『駐車場にある、月極の事〜!
 (月極の事〜!)
 会社の名前だと思ってた、ずっと……』


江ノ島「え、あれツキギメって読むの!?」

桑田「ちょ、残念発覚してんぞ江ノ島ちゃん!?」

霧切「そういう桑田君は?」

桑田「……ゲッキョクだと思ってた」

大和田「俺もだ……」

不二咲「お、大和田君、元気出して……!」


『馬鹿も通せば男伊達!
 (ソレソレ!)
 僕らの常識非常識!
 (フワフワ!)
 ルールは無用さこの世界!
 (ソレソレ!)
 焼肉定食下克上!
 (フワフワ!)』


霧切「山田君、その合いの手は何?」

山田「実際にこういう合いの手が入るんです。盛り上げ役はお任せを!」

舞園「山田君、葉隠君だから優しくしなくてもいいと思いますよ?」

山田「ファッ!?」



葉隠「つーか、皆俺が歌ってるのに酷いべ!? 大して聴いてねーべ!?」

十神「当然だな」

腐川「と、当然よ」

石丸「当然だ! なんだねその歌は!? 弛んでるにも程があるぞ!」

葉隠「作った奴に言えって!」

20: 2014/11/03(月) 01:09:57.11 ID:WRhifKhU0
朝日奈「じゃあ次アタシ! 葉隠の後なら歌いやすいし!」

葉隠「だからなんで俺に対して辛辣なんだべ!?」

苗木「得点は……70点か」

葉隠「俺の占いは三割当たる!」

霧切「つまり三割音を外していたという事ね」

山田「三割がゲシュタルト崩壊を起こしそうですぞ……?」


デレッテテレレレッテッテッテテッテッテーン〜♪


苗木「あ、これ知ってる」

桑田「俺も知ってるぜ! あれだ、軽音楽部のやつ!」

21: 2014/11/03(月) 01:10:59.17 ID:WRhifKhU0
『ヤバイ!
 止まれない! 止まらない!
 昼に夜に朝にSinging so loud♪
 好きな事してるだけだよ
 Girls go maniac!
 あんなメロディこんなリリック
 探して行きたいんだもっともっと!
 みんな一緒にね?
 Chance Chance願いを
 Jump Jump掲げて
 Fun Fun思いを
 Shout Shout伝えよう!
 ミスったらリハって事にしてもっかい!』


山田「けいおん!! のオープニングで放課後ティータイムの【GO!GO!MANIAC】ですぞ」

舞園「私も聞いた事あります」

苗木「そういえば、超高校級の軽音楽部なんて呼ばれる人がいたよね?」

桑田「マジかよ!? うわー、その人の歌聴いてみてー」



苗木「なんとなくだけどけいおんのメンバーに、霧切さんと似た声の娘がいたなぁ」

霧切「一応聞くけど、それがどうしたの?」

苗木「え、いや別に何となく……」

霧切「……私はあんなヘタレじゃないわ」

苗木「え、霧切さんなんで分か━━」

山田「いちゃつくんじゃねぇリア充がぁあああ!」

22: 2014/11/03(月) 01:12:45.86 ID:WRhifKhU0


大和田「なんつーか、好きなようにやってるっつー感じだわ」

不二咲「でも朝日奈さんらしいよね。好きな事してるだけだって」

十神「それだと、まるで朝日奈がいつも適当だと思っているように聞こえるぞ?」

不二咲「えぇ!? そ、そんなつもりは……」

大神「おぬしら、朝日奈の歌が聴けぬのか?」

全員『『『………………………』』』



朝日奈「いやー歌った歌った! 楽しかったー!」

大神「とても上手だったぞ、朝日奈よ」

苗木「うん、結構テンポ早かったのにしっかり歌えてたよ!」

朝日奈「ほんと!? ありがとさくらちゃん! 苗木も!」

山田「得点は88点ですぞ!」

苗木「そういえばここまで男女交互に歌ってるよね?」

山田「確かに。では次は男子にしますか?」

大和田「なら俺が歌うぜ! この曲は聴いて一発で気に入ったんだよな」

桑田「突っ走る感じか?」

朝日奈「不良の歌ってどんなのだろ?」

十神「プランクトンの歌などどうでもいいがな」


チャーンチャーンチャーンチャーラーラーララー〜♪


舞園「これ、結構古い曲じゃないですか?」

山田「ですが、故に好きな方も多いと思いますぞ? 何度もカバーされてますし」

23: 2014/11/03(月) 01:14:58.45 ID:WRhifKhU0
『アスファルト
 タイヤを切りつけながら
 暗闇走り抜ける……!
 チープなスリルに身を任せても
 明日に怯えていたよ』


苗木「確かシティーハンターの歌だよね?」

山田「その通りですぞ苗木誠殿。TMNETWORKの【Getwild】です」

霧切「なるほどね。確かに暴走族の大和田君らしい選曲だわ」



不二咲「や、やっぱり、男らしくて、カッコイイなぁ……」

山田「ぐほぉあっ!? ちーたんで妄想がひろがリング!」

舞園「ダメですよ山田君。不二咲さんは共有財産なんですから」

山田舞園
「天使、女神、ちひろ!」

苗木「それは(作品が)違うよ!」

24: 2014/11/03(月) 01:23:18.29 ID:WRhifKhU0



朝日奈「なんだ、大和田もこういうの歌えるんじゃん?」

大和田「たりめーだ。これでも歌は自信あんだよ」

山田「得点は……おぉ! 91! 暫定一位ですぞ!」

大和田「うおらぁ! 見たかぁ!」

セレス「言うだけのことはありますわね? ですが残念ながら、私が直ぐに塗り替えて差し上げましょう」

山田「いよっ! セレス殿!」


チャーラララーラララーラララー〜♪


苗木「安定のゴス口リ枠か……」

不二咲「な、なんだかオドロオドロしいっていうか……」

十神「お似合いじゃないか。性格も似ているわけだからな」

25: 2014/11/03(月) 01:26:25.88 ID:WRhifKhU0
『まだ云わないで
 呪文めいたその言葉
 愛なんて羽のように軽い
 囁いて
 パパより優しいテノールで
 奪う覚悟があるのならば〜♪』


山田「ローゼンメイデントロイメントのオープニング、ALIPROJECTの【聖少女領域】という曲ですはい」

苗木「キャラと雰囲気合ってるもんなぁ、セレスさん」

桑田「つーか、盛り上がらねーだろこんな曲で」




霧切「カラオケなんて突き詰めれば自己満足なのだから、気にせず歌えばいいと思うけど」

葉隠「いくらなんでも無理があるべ……」

26: 2014/11/03(月) 01:27:54.60 ID:WRhifKhU0



山田「そう言われると弱いですなぁ。アリプロはクセが強すぎますゆえ」

大神「いろいろあるものだな」

石丸「うむ! 好みは人それぞれだ!」

桑田「オメーそれ貶してるって自覚あるか?」




葉隠「い、意味分かんねーべ……」

朝日奈「私も。なんか表現がハッキリしてないってゆうか……」

山田「アリプロは隠語といいますか、かなり際どい表現が多いですからなぁ」


『白馬の王子様なんて
 信じてるわけじゃない〜♪』


セレス「ふぅ……どうでしたか苗木君?」

苗木「う、うん。上手だったよ」

桑田「なんで苗木に聞くんだ……?」

葉隠「きっとあれだべ。苗木っちなら普通に誉めるからだべ」

山田「ひょっとしたら苗木誠殿を白馬の王子様として━━ブヒィッ!?」

セレス「山田君、どうやら調教が必要のようですわね……?」

山田「あ、止めて! ヒールは、僕の後ろの穴にヒールは止めて!」

腐川「は、白馬の王子様と言えば、白夜様に決まってるわ!」

十神「黙れ。お前まで混ざるな」

27: 2014/11/03(月) 01:31:11.85 ID:WRhifKhU0
今日はここまでにします。
思ったよりコメント貰えて嬉しいです!ありがとうございます!

34: 2014/11/03(月) 22:02:59.36 ID:WRhifKhU0
葉隠「相変わらずだべ……で、次は誰が歌うべ?」

不二咲「じゃ、じゃあ僕が歌うね?」

舞園「天使キタコレ!」

桑田「舞園ちゃんが壊れた……?」

苗木「そういえばセレスさんの点数は……90だね」

大和田「よっしゃ! まだ俺がトップだぜ!」

大神「なるほどな。こういう競い合いも悪くない」

石丸「おや? 男女交互に歌うのだから━━」

モノクマ「忘れろビーム!」


ジャーンジャララーンラーンジャララララジャーンジャーン〜♪


葉隠「うお、めちゃくちゃ懐かしいべ!」

朝日奈「え、これアニソンだったの?」

山田「NHKで放送されてましたぞ!」

35: 2014/11/03(月) 22:03:51.24 ID:WRhifKhU0
『ハートを磨くっきゃない!
 キレイに磨くっきゃない!
 今より誰より輝いて
 射止めてやる〜っ!』


山田「飛べ!イサミのオープニング、ズバリTOKIOの【ハートを磨くっきゃない!】ですぞ!」

葉隠「あれな、夕方の枠で放送されてたべ」

山田「新選組をモチーフにした作品でして、主人公達が━━」

舞園「不二咲さーん! こっち見てー!」

石丸「舞園君はどうしたのだね?」

苗木「そっとしておいてあげようよ……」


『やるじゃんなかなかやるじゃん?
 やるじゃんアイツ♪
 バチバチっと火花
 飛ばしてみるか〜?
 アイツが振り向いた時
 勝負は付いた〜♪
 恋の始まりとは
 知らずに落ちていた♪』


大和田「もっと腹に力込めて声出せ! まだ行けっだろ!?」

朝日奈「ちょっと大和田! 不二咲ちゃんに酷いよ!」

大和田「アイツが男らしく歌いてぇっつったんだ。半端で良いわけねぇだろ!」

苗木「なんでだろう……?」

桑田「知らねーよ……」

36: 2014/11/03(月) 22:04:51.92 ID:WRhifKhU0



山田「ちょ!? 舞園さやか殿が合いの手を!?」

舞園「えへへ♪ やっちゃいました!」

桑田「可愛いなぁ……(舞園ちゃん)」

舞園「可愛いですよね?(不二咲さん)」

葉隠「この溝は永遠に埋まらんべ! 俺の占いは三割当たる!」


『ハートを磨くっきゃない!
 本気で磨くっきゃない!
 アイツに届かない光じゃ
 悔しいから〜!
 明日を目指すっきゃない!
 最高目指すっきゃない!
 初めて一途にこの胸が
 熱いよ〜!』


不二咲「き、緊張したよぅ……」

舞園「とっても良かったですよ!」

腐川「お、落ち着きなさいよ……」

石丸「うむ! 不二咲君の歌は良かったぞ!」

不二咲「あ、ありがとぅ……!」

37: 2014/11/03(月) 22:06:36.05 ID:WRhifKhU0
山田「点数は78でした。残念ですが、ちーたんマジ最高!」

桑田「結局そこかよ……」

大神「次は我が歌おう」

葉隠「おお! とうとうオーガの出番だべ!」

朝日奈「さくらちゃんをそんな呼び方しないでよ!」

大神「気にするな、朝日奈よ」

セレス「それより、早く進めるべきでは?」


チャラッチャッチャッチャチャーチャー
チャラッチャッチャッチャーチャーチャーン〜♪


葉隠「これあれだべ! 最近になってアニメ化された古い漫画だべ!」

山田「君が! 泣くまで! 殴るのをやめない!」

苗木「ゲロ以下の臭いがプンプンするぜェーーーッ!」

葉隠「お前ら俺になんの恨みが!?」

38: 2014/11/03(月) 22:08:24.50 ID:WRhifKhU0
『空 零れ落ちた二つの星が〜♪
 光と闇の水面
 吸い込まれてゆ〜く〜!
 引き合うように重なる波紋……』


山田「ジョジョの奇妙な冒険第一部、ファントムブラッドのオープニングで【ジョジョ〜その血の運命〜】です。ちなみにさっきの僕達の言葉は作中の台詞ですぞ!」

苗木「ジョジョはなんと言っても言葉の熱さだよね! ジョナサンがブラフォードとの戦いで言ったのは有名だけど、凄くカッコよかったんだ!」

山田「震えるぞハート!」

苗木「燃え尽きるほどヒート!」

山田苗木
『刻むぞ、血液のビィィトォオオオオオオ!!』

桑田「今度は苗木まで!?」

江ノ島「ちょっと意外じゃん? 苗木もそういうとこあるなんて」





山田「ジョジョ……ジョジョ……ジョジョ……ジョジョ……」

苗木「山田君、気持ちはわかるけどその合いの手いるの?」

霧切「苗木君はジョジョ好きなの?」

苗木「うん。僕は二部のジョセフが、強敵を相手に策略で絡め取る戦い方が好きだったな」

山田「次にお前は『もちろん全部好きだけどね』と言う」

苗木「もちろん全部好きだけどね……ハッ!?」

葉隠「コント止めるべ……」

39: 2014/11/03(月) 22:10:13.87 ID:WRhifKhU0


大神「うむ、我も思ったより歌えたな」

苗木「ディ・モールト素晴らしかったよ大神さん!」

山田「苗木誠殿もテンションがオーバードライブ! しておりますな」

桑田「意外すぎるだろ……つかあと歌ってないの俺以外は?」

石丸「男子は山田君に桑田君、苗木君と十神君だな! 女子は霧切君に舞園君、それから腐川君だぞ!」

大和田「ならテンション上がってんだし、苗木行けよ?」

苗木「そうだね! でもいざとなるとちょっと怖いな……」

十神「安心しろ。誰もお前の歌に期待はしていないさ」

山田「十神白夜殿は、周りの目を気にせずいつも通りに歌えばいいと言っておりますぞ」

十神「山田、ふざけた訳はやめてもらおうか?」


チャチャチャーチャーチャーチャーチャー〜♪
チャチャチャーチャーチャーチャーチャー〜!


葉隠「お、始まったべ!」

舞園「苗木君の歌ですか……楽しみです!」


チャチャチャーチャーチャーチャーチャー
チャチャチャーチャーチャーチャーチャー〜!


葉隠「……って! 繰り返しおおいべ!?」

42: 2014/11/04(火) 00:05:48.34 ID:slDE0ijS0


『響き合う、願いが今目覚めてく
 譲れない未来の為に〜♪
 巡り逢う運命を超えたその先に
 この思い輝くから〜!』


山田「とある科学の超電磁砲オープニング、fripsideの【judgelight】です」

石丸「今更だが簡潔な説明ありがとう!」

山田「しかし流石苗木誠殿。女性のキーでも普通に歌えておりますな」


『ここじゃない未来に
 想い託してみては
 強さの本当の意味を
 探し続けていた〜♪

 ありのままの痛みを
 受け入れるその意味を
 明日へ走り続ける君に知った』


舞園「君って誰の事ですか!?」

大和田「歌詞にマジになるなよ……」

霧切「舞園さん、あなた少し疲れてるのよ」

山田「むしろ憑かれてる?」

葉隠「お、オカルトは止めるべ!」

43: 2014/11/04(火) 00:06:43.02 ID:slDE0ijS0



不二咲「な、なんだか、少年漫画みたいな歌だねぇ?」

山田「または厨二病臭い、とも言えますがね。まぁ作品が作品ですから」





苗木「ふぅ……えっと、どうだったかな?」

舞園「すごく良かったですよ!」

霧切「なかなかやるわね」

セレス「苗木君にしては、まぁまぁといったところですかね」

十神「ま、凡人にしては頑張った方じゃないか?」

山田「苗木誠殿へのレスポンス多すぎワロチ」

江ノ島「でもなかなか良かったじゃん?」

朝日奈「そうだね〜! 苗木歌うと声高いんだ」

セレス「まぁ、この位は出来ないと困りますわ」

霧切「それは一体どういう意味かしら?」

セレス「あら、そんなに凄まれても怖くありませんわよ?」

44: 2014/11/04(火) 00:08:13.10 ID:slDE0ijS0
舞園「じゃあ次は私が繋ぎますね!」

桑田「いよっ! 待ってました舞園ちゃん!」

山田「桑田怜恩殿のテンションが上がった!」

不二咲「そ、そういえば……大神さんは84、苗木君は91だったよぉ?」

大和田「チィッ! 並ばれたか……!」

桑田「バッカおめー次は舞園ちゃんだぜ? 勝てるわけねーだろ?」

舞園「苗木君? ちゃんと聞いてて下さいね?」

苗木「う、うん……」


『胸に抱く君への言葉
 いつか伝えたいな〜……!』

ヂャラッチャッチャッチャーラッチャーラッ〜♪


腐川「い、いいいいきなりビックリするじゃないのよ……!?」

葉隠「どストレートだべ」

桑田「……おぅふ」

山田「メディック! メディーック!」

石丸「桑田君! 一体どうしたというのかね!?」

大和田「問題ねぇから放っとけ」

45: 2014/11/04(火) 00:09:19.80 ID:slDE0ijS0
『零れる微熱、高鳴る鼓動
 始まりは分からないけど♪
 一度気付いた消せない想い
 嘘にはもう出来ないから♪』


山田「えー……アニメのSHUFFLE! のオープニングで、YURIAの【YOU】という曲です」

朝日奈「正しく恋愛ソング! って感じだね?」

山田「そりゃあ原作エr……もとい、ギャルゲーですからな」

腐川「な、ななな何よそれ!? そんな歌を歌わせるとか━━」

山田「アニメは地上波ですぞ! 深夜枠ですが。それに一応その辺りも伝えた上での選曲ですのでね! そこ勘違いしないように!」


苗木「すごい……!」

不二咲「うん。聞いてるだけで、ドンドン引き込まれてくよね」

大和田「さすが、超高校級のアイドルってことか」

桑田「まーいぞーのちゃーん!」

葉隠「桑田っちのテンションが忙しいべ」

石丸「元気そうで何よりだ!」

46: 2014/11/04(火) 00:10:23.46 ID:slDE0ijS0
『君の側に居られることを
 いつも神様に感謝です!
 迷いのない君の横顔
 ずっと、眺めていた〜い!』


江ノ島「はー、やっぱり凄いねアイドル」

霧切「……」

朝日奈「き、霧切ちゃん! 女の子がしちゃいけないくらい怖い顔してるよ!?」

大神「ふむ、いい気迫だ」

腐川「いや、良くないでしょ……」



舞園「ありがとうございます! どうでしたか苗木君?」

苗木「凄かったよ舞園さん!」

不二咲「うん! カッコよかったし、可愛かったよぉ!」

桑田「いやーマジで最高だったぜ!」

舞園「えへへ♪ ありがとうございますね♪」

十神「ふん。まぁ聞けないほどでは無かったな」

朝日奈「ウッソ!? 十神が褒めた!?」

大神「それほどまでに、舞園の歌は良かったのだろうな」

47: 2014/11/04(火) 00:11:14.78 ID:slDE0ijS0
桑田「よっしゃ! この勢いで俺が行くぜ!」

葉隠「えー? もう終わりでいいべ?」

桑田「なんでだよ!? 歌わせろっての!」

苗木「そうだよ。他に歌ってない人もいるんだからさ」

霧切「そうね。じゃないと山田君の━━」

山田「はいはい桑田怜恩殿、マイクどうぞ」

桑田「よっしゃ行くぜ!」


ジャラララッジャーンジャジャジャジャーン〜!


『Oh! Oh! DA……!
 Oh! Oh! DA……!
 お前と……!

 立ち止まる暇なんか無いさ!
 考える余裕なんか無いさ!
 ありったけの思いを胸に
 灼熱の戦いの中へ』


山田「武装錬金のオープニングでyoshiki hukuyamaの【真赤な誓い】ですな」

苗木「なんで英語風?」

セレス「随分と喧しい歌ですわね?」

大和田「延々呪文めいた歌よりマシだっつの」


『あまりにも大きな
 力の壁 世界の闇
 絶対負けるもんか!
 限界超えて……!』


石丸「うむ! 熱い歌だな! とても好感が持てるぞ!」

葉隠「熱意なら俺もあったべさ!?」

朝日奈「あれは馬鹿丸出しだからじゃん?」




桑田『おぉーう! おぉお〜う!』

セレス「ただうるさいだけでしたわ」

桑田「バッサリかよ!?」

48: 2014/11/04(火) 00:14:06.33 ID:slDE0ijS0
不二咲「で、でも! 男らしくてかっこいい歌だったよぉ!」

桑田「おう、サンキュー!」

腐川「あ、アンタを褒めたわけじゃないでしょうに……」

葉隠「桑田っちも単純だべ」

桑田「テメーに言われたかねーよ! 舞園ちゃん! どうだった? イカしてた?」

朝日奈「喰い気味にいくから、距離を置かれるんだよね……」

舞園「……ええ。良かったですよ?」

桑田「ヒャッホォ! やったぜ俺!」

不二咲「ま、舞園さんは96点だったよぉ?」

山田「ダントツ一位! 流石、超高校級のアイドルですな」

大和田「クソッタレ! やっぱアイドルにゃ敵わねぇか……!」

石丸「桑田君の点数は73点か。大した点数ではないな!」

桑田「」

苗木「じゃあ次は誰が……」

十神「ふん。腐川、お前が歌え。俺の前座に相応しくなければ終わらせるからな」

腐川「は、はいぃぃ! う、歌わせていただきますぅうううっ!」

葉隠「腐川っちの歌って、なんだか呪われそうだべ! アッハッハ!」

腐川「な、なんなら、呪い頃してあげようかしら……?」

葉隠「ちょ、悪かったべ! オメーが言うとシャレになんねーべ!」


チャーンチャーンチャチャチャーチャーン♪
チャーンチャーンチャチャチャーチャーン♪


苗木「これって、ジブリ?」

霧切「懐かしいわね……」

49: 2014/11/04(火) 00:15:03.54 ID:slDE0ijS0
『あの地平線輝くのは
 どこかに君を隠しているから
 たくさんの灯が懐かしいのは
 あのどれか一つに
 君がいるから』


江ノ島「まさかのジブリ」

石丸「どういう意味かね? 腐川君らしいチョイスだと思うが」

大和田「ここに来て、ってこったろ」

苗木「でも腐川さん、声キレイだね」

山田「確かに、いつもの濁った声からは想像出来ないほど綺麗な声ですな」

不二咲「そうだねぇ。腐川さんも普段からこんな声で話せばいいのになぁ……」

桑田「普段からだと、コレはコレでちょっと怖えけどよ」

葉隠「腐川っちの声で盛り上がり過ぎだべ」



苗木「あれ? 今なんかイントネーションが……?」

十神「やめろ苗木説明するな」

セレス「十神君、震えてますわよ?」

十神「黙れセレス」

山田「バルス!」

セレス「山田君、どういうつもりで私に言ったのか……説明してくださいまし」

山田「いやですしおすしっぽいノリで言っただけでしてちょ、セレス殿! あかん! 後ろの穴はアカンて!」

50: 2014/11/04(火) 00:16:23.46 ID:slDE0ijS0


腐川「あ、あああアンタたち! 人の声で盛り上がってんじゃないわよ……! 恥ずかしいったらありゃしないわよ!」

石丸「何を言う! 見た目とは似つかわしくないほど、とても綺麗な歌声だったぞ!」

腐川「褒めるか貶すかどちらかにしなさいよ……!」

石丸「バカな!? 今の僕の言葉のどこに貶す要素が!?」

大和田「気付けよ兄弟……」

59: 2014/11/05(水) 00:44:26.60 ID:zHPQCnMO0
十神「黙れ愚民共。これから俺が歌うんだ。黙って聞いていろ」

腐川「……」

葉隠「なんだべ? 腐川っちの事だからテンション上げて叫ぶかと思ったのに」

腐川「だ、黙って聞いてろって言われたのよ? アンタたちも黙りなさいよね……!」

苗木「でも十神君の歌かぁ……」

桑田「意外と下手だったりしてな?」

葉隠「むむ! 俺の占いによると……十神っちは最低点を取るべ!」

大和田「ブハッ! ちょ、マジかよ!?」

腐川「黙れって言ってんでしょアンタたち!」

大神「その通りだ。これから歌うのだから、すぐに分かる事であろう?」

葉隠「お、オッス」

十神「残念だったな葉隠。その占いはハズレだ」


チャッチャッチャチャチャン!
チャララーチャララーチャラララーン……♪


舞園「と、十神君、こんな曲覚えてたんですか?」

不二咲「これって、いつのエンディングだったっけ?」

大和田「あれだ、確か超能力の辺りだ」

60: 2014/11/05(水) 00:45:46.19 ID:zHPQCnMO0
『割れた鏡の中 映る君の姿
 泣いている 泣いている
 細い月をなぞる指

 誰を呼んでいるの?
 消えた恋の背中
 何度でも 何度でも
 君の窓を叩くから』


山田「大和田紋土殿が言った通りです。幽☆遊☆白書の仙水忍編のエンディングテーマ、高橋ひろの【アンバランスなKISSをして】なのですが……」

霧切「……」

舞園「……」

江ノ島「ねぇ……ちょっとヤバくね?」

桑田「……ああ、だな。どうするよ?」

苗木「うん。上手いとも下手とも言い辛いレベルだからね……」

石丸「皆。何故十神君は音を外し━━」

大和田「待った兄弟! それ以上はいけねぇ!」





葉隠「オチはあの台詞で決まりだべ」

不二咲「ええっとぉ、そのぉ……うぅ……!」

朝日奈「き、気にする事ないよ不二咲ちゃん! 相手は十神なんだしさ!」

大神「朝日奈よ。そういう問題ではないと思うぞ?」

山田「そういえば腐川冬子殿は?」

腐川「ふぇへ、えへへ、うへへへへ……!」

葉隠「無視するべ」

セレス「でも楽しみですわね? あんなに気持ち良く歌ってるのに、結果は散々だと知った時、どのような顔を見せるのか……」

江ノ島「たはー! それアンタ性格悪過ぎっしょ!?」

61: 2014/11/05(水) 00:46:51.32 ID:zHPQCnMO0


十神「フッ……どうだ?」

腐川「素敵でした白夜様ぁあああ!!」

苗木「う、うん。良かった……よ?」

葉隠「だ、だべ! 変に音外してたりとか無かったべ!」

桑田「バッカ! オメー余計な事言うなっての!」

石丸「十神君! 君は音楽の成績は良くないのかね!?」

苗木「止めて! それ以上十神君を刺激しないで!」

十神「貴様らは何を言っている? おい山田、点数を言え」

山田「……えーと」

十神「何をしている? さっさと教えろ!」

山田「……62」

葉隠「俺より低いべ」

大和田「だから余計な事言うなっつってんだろ!」

石丸「見たまえ! 女子たちも言葉を失っているではないか!」

桑田「だからオメーはどんだけ心抉る気だよ!? 余計に何も言えねえよ!」

十神「……どういう事だ? 説明しろ苗木……!」

苗木「ぼ、ボク!?」

葉隠「やっぱり出たべ」

桑田「お前ら二人は黙ってろよ今はホントマジで」

苗木「……た、たまたま調子悪かったんだよ! それか機械が不調か!」

十神「……」

モノクマ「コラコラ十神君、無言で機械に近寄らないの。やつ当たりしようってんならオシオキだよ?」

十神「チィッ!」

葉隠「マジギレだべ……」

苗木「君と石丸君のせいだけどね……」

67: 2014/11/05(水) 01:20:51.95 ID:zHPQCnMO0
山田「き、気を取り直して行きますぞ! 次は霧切響子殿!」

霧切「ん、とうとう私なのね……」

朝日奈「霧切ちゃん頑張れー!」

セレス「期待していますわ」

大神「気負うことはない。普段のお主なら問題なかろう?」

霧切「そうかしら。でも、ありがとう」


チャッチャッチャッチャッチャランチャッチャッチャッ♪
チャッチャッチャッチャランチャッチャッチャッ♪


山田「真実は、いつも一つ!」

不二咲「ば、バーローってやつだよね?」

舞園「不二咲さん可愛い!」

葉隠「それでいいんか舞園っち……?」

68: 2014/11/05(水) 01:22:09.94 ID:zHPQCnMO0
『この世であなたの愛を
 手に入れる者♪
 踊るライト見つめて忘れない
 aah 謎が解けていく』


山田「名探偵コナンのオープニングで、小松未歩の【謎】ですぞ。なんとなく霧切響子殿のイメージにピッタリだと思って薦めました」

苗木「確かに霧切さんて、ミステリアスな所があるよね」

セレス「女は秘密の数だけ美しくなるものですわ」

葉隠「セレスっちが言うと胡散臭いべ」

セレス「テメェが言えた事かこのドグサレがぁあああ!!」

葉隠「ひぃいいい!? お、お助けぇえええ!」





苗木「なんでかな……本当に霧切さんの事を歌ってるような気がする」

朝日奈「霧切ちゃん、普段から一人でいること多いよね」

大神「ふむ。きっかけさえあれば、もっとお互いに踏み出せるのだろうが……」

苗木「ひょっとしたら……」


69: 2014/11/05(水) 01:23:35.33 ID:zHPQCnMO0
霧切「ふぅ……」

苗木「霧切さん、上手だったよ」

舞園「はい! ビックリしました!」

朝日奈「うんうん! 霧切ちゃんの歌もっと聞きたい!」

霧切「そ、そうかしら? あ、ありがとう」

葉隠「お? 霧切っちが照れてるべ! こりゃ相当レアな絵だべ」

霧切舞園朝日奈
『葉隠の癖に生意気よ』

葉隠「揃って呼び捨てにされたべ!?」

十神「ふん、くだらんな」

霧切「あら、現在最下位の貴方がそんな事を言ってはいけないんじゃないかしら?」

十神「グッ!? おのれ……!」

山田「むむ!? て、点数は……93! 惜しかったですぞ! という事でトップは舞園さやか殿に決まりましたな!」

舞園「あれ? 山田君まだ歌ってないですよね?」

山田「ええ。ですが僕は主催者ですし、最後くらいは━━」


チャチャチャン!
チャンチャーン、チャーンチャッチャッチャッチャッ!


山田「皆で歌いましょう! ささ、モノクマ殿からマイクを受け取ってくださいな!」

石丸「山田君……僕は感動している! 君の心意気、素晴らしいぞ!」

江ノ島「いや泣く程かよ……ま、面白そうだしいいけどね」

苗木「それじゃあ皆で歌おうか!」

71: 2014/11/05(水) 01:39:53.60 ID:zHPQCnMO0
all
『ありったけの夢をかき集め
 探し物を探しに行くのさ
 ONE PIECE!』

石丸江ノ島
『羅針盤なんて渋滞の元
 熱に浮かされ舵を取るのさ』

葉隠朝日奈
『埃被ってた宝の地図も
 確かめたのなら伝説じゃない』

大和田セレス不二咲
『個人的な嵐は誰かの
 バイオリズム乗っかって
 思い過ごせばいい!』

all
『ありったけの夢をかき集め
 探し物を探しに行くのさ』

山田
『ポケットのコイン、それと
 you wanna be my friend
 we are! we are on the cruise
 ウィーアー!』

大神苗木
『全部真に受けて信じちゃっても
 肩を押されて一歩リードさ』

舞園桑田
『今度会えたなら話すつもりさ
 それからの事とこれからの事』

腐川十神霧切
『つまりいつもピンチは誰かに
 アピール出来るいいチャンス
 自意識過剰に!』

all
『しみったれた夜をぶっ飛ばせ!
 宝箱に興味はないけど』

山田
『ポケットにロマン、それと
 you wanna be my friend
 we are! we are on the cruise
 ウィーアー!』

all
『 ありったけの夢をかき集め
 探し物を探しに行くのさ
 ポケットのコイン、それと
 you wanna be my friend
 we are! we are on the cruise
 ウィーアー!
 ウィーアー!
 ウィーアー!』

72: 2014/11/05(水) 01:41:19.34 ID:zHPQCnMO0
朝日奈「いえ〜! 楽しかった〜!」

不二咲「う、うん。ボクも、とっても楽しかったよぉ!」

十神「ふん……次こそは、この十神白夜の実力を見せてやろう」

葉隠「素直じゃないべ」

桑田「おい見ろよ点数!」

苗木「99点だ……!」

舞園「惜しかったですね!」

霧切「だったら次やる時は、全員で100点を目指しましょうか?」

江ノ島「いいね〜ソレ!」

石丸「君達! 学生の本分は勉学だぞ!」

大和田「兄弟、空気読めって……アン? なんだ?」

山田「き、機械が曲を再生している、だと!?」

苗木「こ、この曲は……まさか!」


モノクマ
『あったまテカテ〜カ!
 さえてピッカピ〜カ!
 それがど〜した?
 ボクはモノクマ〜♪』


全員
『アウトーーー!!』


終わり

73: 2014/11/05(水) 01:47:19.54 ID:zHPQCnMO0
これにて一旦終了。スーダンも明日間に合えば更新します。

とりあえずデュエット前提でやってたけどソロに変えるッス!んで、もしまだ書けるなら対決式でやってみたいなぁ、と。その時は流石にコンマ判定かな?

今はまだ形にすらなってないけど、書けたらいいなぁ。なんて言いつつ一旦失礼。

引用: 苗木「カラオケ?」山田「アニソン縛りですぞ!」