40: 2010/05/17(月) 22:03:11.84 ID:R82ZYCJs0
桜田家のクリスマス




雛苺「♪ジングルベールジングルベール鈴がふふ~♪」

ジュン「どうした?いやにご機嫌だな」

雛苺「当たり前なのー!今日はクリスマスイブなのよー!」

ジュン「ん?もうそんな季節だったか・・・」

雛苺「全くジュンはダメダメなの」

ジュン「さいですか」

ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
41: 2010/05/17(月) 22:04:37.27 ID:R82ZYCJs0
雛苺「全く・・・そんなことじゃサンタさんにプレゼントを持らえないのよ!」

ジュン「サンタさんねぇ・・・」

翠星石「ぷぷっ、チビ苺のやつまだサンタなんか信じてるんですか、サンタなんか本当はムグッ―――」

ジュン「そのくらいでやめとけ、子供の夢を壊すこともないだろ」

翠星石「子供って・・・翠星石達はジュンの何倍も生きてるんですけどね」

ジュン「長く生きてるのに子供っぽい行動をするお前たちが悪いだろ」

翠星石「今お前達って言いましたね・・・?」

ジュン「ああ、それがどうした」

翠星石「チビ苺のことはよくても、翠星石を子供呼ばわりするのは許せないですぅ!」ペシッ

ジュン「いって!叩くことないだろ!」

翠星石「翠星石を子供呼ばわりした罰ですぅ」

ジュン「そういうところが子供っぽいんだよ・・・」

42: 2010/05/17(月) 22:07:14.39 ID:R82ZYCJs0
雛苺「もー、2人ともケンカしたらダメなのー。サンタさんが怒って帰っちゃうの」

ジュン「はいはいそうだったな。じゃあ2階に行くか、翠星石も行くぞちょっと話があるからな」

翠星石「えっ・・・、わかりましたですぅ」

雛苺「またケンカしたらダメなのよ」

ジュン「わかってるって、ほら行くぞ」

翠星石「はいですぅ」


ガチャツ

バタン


雛苺「全く、あの2人には困ったものなのー」


43: 2010/05/17(月) 22:08:36.56 ID:R82ZYCJs0
~ジュンの部屋~


翠星石「で、何ですか話って?」

ジュン「ああ、雛苺がサンタを信じてることなんだけど」

翠星石「なんだそのことですか、別に信じてるならそれでいいんじゃないじゃないですか?話があるなんて言うからもっと違うことを想像してました」

ジュン「まぁ、そうなんだけど・・・」

翠星石「?まだ言いたいことでもあるんですか?」

ジュン「雛苺にプレゼント上げようかなって思うんだけど・・・」

翠星石「!!ダメです!絶対ダメです!断固拒否なのです!」

ジュン「な・・・なんでだよ、そんな大声で言わなくても・・・」

翠星石「すいません取り乱しました・・・、でもチビ苺にプレゼントって、翠星石には無いんですか・・・・?」

ジュン「なんか言ったか?」

翠星石「べ・・・別になんでもないです!!か・・・勝手にしやがれですぅ!」タタタ


ガチャツ

バタン


ジュン「なんなんだ・・・あいつ・・・」

44: 2010/05/17(月) 22:09:30.55 ID:R82ZYCJs0
翠星石「ジュンのバカバカバカバカ!!翠星石の気持ちも知らないで・・・」

翠星石「!!な・・・なんでこんな気持ちになってるんですか!別に翠星石はジュンのことなんか・・・」

ジュン「なにさっきから言ってるんだ?」

翠星石「そうです!翠星石の方が大人なんですから、協力してあげなくもな・・・・ってジュン!いいいいつからそこに!?」

ジュン「いつからって今下に行こうと思ったらお前がぶつぶつ言ってたから、どうした?」

翠星石「べ・・・別になんでもないです!!それより雛苺にプレゼントあげること手伝ってあげてもいいですよ!」

ジュン「本当か!ありがとうな!」ニコッ

翠星石「別にジュンのためじゃないんですからね!」

翠星石(バカ・・・この笑顔にはいつも負けてしまいます・・・)

45: 2010/05/17(月) 22:10:31.82 ID:R82ZYCJs0
ジュン「よし、なら今夜決行だな。」

翠星石「そうですね、ぷぷっ、チビ苺の驚く顔が目に浮かびます」



~真夜中~


ジュン「ほら、起きろって」

翠星石「ふわぁ・・・もう眠いです・・・」

ジュン「僕だって眠いんだ、我慢しろよ」

翠星石「わかり・・・ま・・・した・・・zzz」

ジュン「全く・・・こんなだから子供って言われるんだ・・・」

ジュン「仕方ない、鞄まで運んでやるか」スッ

翠星石「ジュン・・・大・・・好き・・・です・・・」ムニャムニャ

ジュン「!!寝言・・・か・・・」


46: 2010/05/17(月) 22:11:51.52 ID:R82ZYCJs0
~朝~


雛苺「ジュンみてみてー!サンタさんが来たのー!!」

ジュン「ああ、よかったな」

雛苺「とってもとっても嬉しいのー!!」

翠星石「ジュン・・・」

ジュン「ん?どうした」

翠星石「昨日は眠ってしまってすみませんでした・・・」

ジュン「いいって、お前らは寝るの早いもんな。手伝わせて悪かったよ」

翠星石「別にいいですけど・・・」

ジュン「あ、そうだった」

翠星石「どうしたですか?」

ジュン「いや、昨日のお詫びも兼ねて・・・翠星石、メリークリスマス」スッ

翠星石「!!あ・・・ありがとうございます!早速あけさせてもらいます!」ガサガサ

翠星石「・・・なんですかこれ?」

ジュン「絵本」

翠星石「子供扱いするなですぅ!!!」






おわり

47: 2010/05/17(月) 22:12:34.69 ID:R82ZYCJs0
これで終わりです

さよならー

49: 2010/05/19(水) 02:08:29.13 ID:sEvab/P70
>>1
気が向いたらまた書いてくれ
期待してる

引用: ローゼン短編