69: 2012/05/24(木) 18:53:59.26 ID:7URMTJYR0
杏「……帰りたいなぁ、事務所待機とかさせるぐらいなら家にいても問題ないと思うんだけど」
杏「そもそもなんで私がアイドルなんて……やっぱりだまされてるんじゃないかなぁ?」ゴロゴロ
ガチャッ
杏「ん……プロデューサー? ねぇ、やっぱり今日は……」
きらり「うきゃっ? かわいい子だーっ☆ やっほほー!」グアッ
杏「んなっ、ひぐっ!?」
きらり「ありゃりゃー? だいじょぶー? ねぇねぇいくつー?」ブンブン
杏「んぐっ、はなっ……やめっ……」
P「おーいきらり、そろそろやめてあげてくれないか」
きらり「あっ、Pちゃんオッスオッス! この子だぁれー☆」パッ
杏「……っぐ、あぁっ……」
P「あぁ、そいつは双葉杏……お前の先輩だよ」
きらり「そっかー! 杏ちゃんオッスオッスー! 元気だしてがんばるにぃっ☆」ユッサユッサ
杏「はなっ……せぇっ……」
杏「そもそもなんで私がアイドルなんて……やっぱりだまされてるんじゃないかなぁ?」ゴロゴロ
ガチャッ
杏「ん……プロデューサー? ねぇ、やっぱり今日は……」
きらり「うきゃっ? かわいい子だーっ☆ やっほほー!」グアッ
杏「んなっ、ひぐっ!?」
きらり「ありゃりゃー? だいじょぶー? ねぇねぇいくつー?」ブンブン
杏「んぐっ、はなっ……やめっ……」
P「おーいきらり、そろそろやめてあげてくれないか」
きらり「あっ、Pちゃんオッスオッス! この子だぁれー☆」パッ
杏「……っぐ、あぁっ……」
P「あぁ、そいつは双葉杏……お前の先輩だよ」
きらり「そっかー! 杏ちゃんオッスオッスー! 元気だしてがんばるにぃっ☆」ユッサユッサ
杏「はなっ……せぇっ……」
70: 2012/05/24(木) 19:01:25.97 ID:7URMTJYR0
杏「っぐ、はぁっ……プロデューサー、なんなのさ、こいつ……」
P「ん? こいつは……」
きらり「うきゃー!
あのね、きらりはきらりって名前でねー、アイドルでねー」グアッ
P「ストーップ!」ガシッ
きらり「んにぃ? だめー?」
P「あぁ、それ以上は命にかかわりそうだから勘弁してやってくれ」
きらり「りょーかい☆ 杏ちゃんかわいーからぎゅーってしたいな!」
杏「……で、それ……なんなの?」
P「うちの事務所の新しいアイドル、諸星きらりだ。 先輩としてよろしくしてやってくれ」
きらり「きらりん☆」
杏「……こんな巨神兵を?」
P「ん? こいつは……」
きらり「うきゃー!
あのね、きらりはきらりって名前でねー、アイドルでねー」グアッ
P「ストーップ!」ガシッ
きらり「んにぃ? だめー?」
P「あぁ、それ以上は命にかかわりそうだから勘弁してやってくれ」
きらり「りょーかい☆ 杏ちゃんかわいーからぎゅーってしたいな!」
杏「……で、それ……なんなの?」
P「うちの事務所の新しいアイドル、諸星きらりだ。 先輩としてよろしくしてやってくれ」
きらり「きらりん☆」
杏「……こんな巨神兵を?」
86: 2012/05/24(木) 19:44:45.45 ID:7URMTJYR0
きらり「きょしんへー?」
杏「……背がでかいってこと」
きらり「そうかなー? 杏ちゃんはちっこくてかわいーね☆」
杏「私は……そりゃあちょっと小さいけど、別に、そんなの気にしてないし」
P「まぁ、お前ら同い年なんだけどな」
杏「えぇっ!? ありえないでしょ……いや、まぁそもそも大きさがありえないけど……」
きらり「うきゃー! 杏ちゃんとおんなじだってー! ハピハピ☆ いぇいっ」グアッ
杏「ちょ、やめっ……いぎっ……くる、しっ……」
P「きらり、どーどー」
きらり「あー、杏ちゃんごめんにぃ……」
杏「し、氏ぬかと思った……」
杏「……背がでかいってこと」
きらり「そうかなー? 杏ちゃんはちっこくてかわいーね☆」
杏「私は……そりゃあちょっと小さいけど、別に、そんなの気にしてないし」
P「まぁ、お前ら同い年なんだけどな」
杏「えぇっ!? ありえないでしょ……いや、まぁそもそも大きさがありえないけど……」
きらり「うきゃー! 杏ちゃんとおんなじだってー! ハピハピ☆ いぇいっ」グアッ
杏「ちょ、やめっ……いぎっ……くる、しっ……」
P「きらり、どーどー」
きらり「あー、杏ちゃんごめんにぃ……」
杏「し、氏ぬかと思った……」
85: 2012/05/24(木) 19:42:39.29 ID:z34DXpwk0
杏「プロデューサー、本気? こんなのデビューさせるの!?」
P「あぁ、きらりは大物になるぞ」
きらり「うきゃーっ! てれてれっ☆ Pちゃんてばおじょーずー!」バシバシ
P「はっはっは、勘弁してくれきらり。痛いからな」
杏「物理的にはもう十分すぎるぐらい大物じゃんか……はぁ……帰っていい?」
P「いやいや、杏はきらりに先輩として振る舞いとかを教えてほしかったんだが……」
杏「えっ……正気?」
P「それぐらいできるかなーって」
きらり「うきゃーっ! 杏ちゃんよろよろー☆」ギュアッ
杏「ちょ、まっ……っぐぅ……!」ギリギリ
P「はいどーどー」
きらり「あっ……ごめんにぃ……」
杏「……げほっ……帰りたい……」
88 :2012/05/24(木) 19:56:27.97 ID:7URMTJYR0
杏「……じゃあ教えてあげるけど」
きらり「うんうん!」キラキラ
杏「そっちのソファーが、私がだらけるためのスペース。座らないでね」
きらり「うきゃー! まっかしてー☆」
杏「で、あっちが入り口で……うーんと……あ、あっちに冷蔵庫がある」
きらり「うんうん!」
杏「だから私がジュースっていったらとってきてね?」
きらり「りょーかいっ☆」
P「お前はなにを教えてるんだ」ビシッ
杏「いてっ!?」
89 :2012/05/24(木) 20:02:29.10 ID:7URMTJYR0
杏「えー、だって教えてやれっていったから……」
P「そうじゃなくて、アイドルとしてだな?」
杏「アイドルとして……うーん……」
きらり「?」キラキラ
杏「……だめだよ、こいつ黙ってても目立つから私のサボりテクが使えなさそうだもん」
P「そうじゃなくてな……まぁ、今日のところはいいか。きらり、ちょっといいか?」
きらり「うきゃっ? りょーかいっ! まっかせるにぃ☆」
スタスタスタ……ガチャン
杏「……おいてくことないんじゃないかなぁ、帰ってもいいのかな?」
90 :2012/05/24(木) 20:08:58.97 ID:7URMTJYR0
~~~~☆幾度かの日が昇り、幾度かの月が堕ちし時(数日後です!)☆~~~~
杏「……っぐぅ……」
杏「帰りたい……なんだか、身体が重い……」
杏「あー……なんで事務所まできちゃったんだろ……」
杏「やっぱり帰らないと……ダメな気がする……」
ガチャッ
杏「……プロデューサー? 今日はちょっと、調子悪いから帰っていい?」スッ
きらり「おはおはー☆」
杏「」
91 :2012/05/24(木) 20:15:16.31 ID:7URMTJYR0
杏(最悪……! こいつ、私のいうことちっとも聞かないんだよね……)フラフラ
杏(この体調で抱きつかれたら……本気で……まずいかも……)
杏「……きらりか。私は帰るから……」フラフラ
きらり「うきゃ? 杏ちゃん?」
杏「……なに? 早く帰りたいんだけど……」
きらり「……? こっちみて?」ジー
杏「なにが……?」ジッ
きらり「……ふんふん、大変だぁ!」
杏「……は?」
きらり「Pちゃん! Pちゃーん! どこどこー! おーい!」
ガチャッドターンガシャーン
杏「お、おい! そんなひっくりかえしたりとかしたらあとで怒られる……ぞ……?」フラッ
杏(あ、あれ? 家を出る時は全然大丈夫だと思ったのになぁ)
杏(なんだかクラクラして……変……?)
バタッ
93 :2012/05/24(木) 20:24:10.14 ID:7URMTJYR0
杏「ん……んん……?」
P「よかった……目が覚めたみたいだな」
杏「ここは……?」
P「悪いな、家じゃなくて……病院だよ」
杏「……あれ? なんで?」
P「いや、事務所についたら荒らされてるみたいな状況でびっくりしたんだけどな……あれ」
きらり「……んにゅ……杏ちゃん……はぴはぴぃ……」
杏「……あいつがどうしたの?」
P「杏をだっこしたまま病院に駆け込んだらしい」
杏「はあぁっ!?」
95 :2012/05/24(木) 20:31:58.28 ID:7URMTJYR0
杏「え、ちょっと……どういうこと?」
P「いや……杏、お前流行性のなんたらって病気だったらしくてな?」
杏「……最初から事務所こないで家にいればよかった……」
P「早めの対処ができたから薬で十分、らしい……家から出てくれたおかげで助かったんだぞ」
杏「……へぇ、でも私……?」
P「で、事務所で待機してくれてたんだろ?」
杏「まぁ……一応。帰ろうとしてて……それで……」
P「急に倒れた、って聞いたぞ?」
杏「……そうそう、え? 救急車とか呼んだんじゃないの?」
P「いや、事務所前は朝の時間帯だと車通りも多いよな?」
杏「うん、まぁ……」
97 :2012/05/24(木) 20:39:24.74 ID:7URMTJYR0
P「それできらりは杏を抱きかかえたまま病院まで走ることにした……らしい」
杏「病院までって……ちょっと待ってプロデューサー、ここどこ?」
P「○△町だな」
杏「……!? ありえない、車でだって何分かかる距離だと思ってるの?」
P「うん、だから病院側から連絡が来た時はびっくりしたよ……『保護者としてあなたの名前を繰り返している』ってな」
杏「……本気で、抱えてここまで走ったの? あいつが?」
P「あぁ……目が覚めたらお礼言っておけよ?」
杏「うん……」チラッ
きらり「……んにゅぅ……Pちゃんも……はぴはぴ……」
杏(よく見たらこいつ……足とかボロボロじゃないか……)
杏(自分のこと嫌ってるやつを助けようとか、しかも……すごい距離を走って?)
杏「……ほんと、バカなやつだね?」
P「いい子だろ?」
99 :2012/05/24(木) 20:42:49.50 ID:7URMTJYR0
杏「……ちょっとは、感謝してあげてもいいかな」
P「ほう……?」
杏「そいつの目が覚めたら……これ、あげて」スッ
P「飴……?」
杏「別に、まだいっぱい持ってるから……いいよ」
P「おまえなぁ、直接渡せば……」
杏「私はもう寝るの! こんなどうどうとだらだらできる機会めったにないから!」バサッ
P「おいおい、布団にもぐることないだろ」
杏「あーあー聞こえない! 寝てる! ぐーぐーぐー!」
きらり「……んにゅぅ、いっしょにハピハピすぅ……杏ちゃん、だいすきぃ……」
おわり
P「あぁ、きらりは大物になるぞ」
きらり「うきゃーっ! てれてれっ☆ Pちゃんてばおじょーずー!」バシバシ
P「はっはっは、勘弁してくれきらり。痛いからな」
杏「物理的にはもう十分すぎるぐらい大物じゃんか……はぁ……帰っていい?」
P「いやいや、杏はきらりに先輩として振る舞いとかを教えてほしかったんだが……」
杏「えっ……正気?」
P「それぐらいできるかなーって」
きらり「うきゃーっ! 杏ちゃんよろよろー☆」ギュアッ
杏「ちょ、まっ……っぐぅ……!」ギリギリ
P「はいどーどー」
きらり「あっ……ごめんにぃ……」
杏「……げほっ……帰りたい……」
88 :2012/05/24(木) 19:56:27.97 ID:7URMTJYR0
杏「……じゃあ教えてあげるけど」
きらり「うんうん!」キラキラ
杏「そっちのソファーが、私がだらけるためのスペース。座らないでね」
きらり「うきゃー! まっかしてー☆」
杏「で、あっちが入り口で……うーんと……あ、あっちに冷蔵庫がある」
きらり「うんうん!」
杏「だから私がジュースっていったらとってきてね?」
きらり「りょーかいっ☆」
P「お前はなにを教えてるんだ」ビシッ
杏「いてっ!?」
89 :2012/05/24(木) 20:02:29.10 ID:7URMTJYR0
杏「えー、だって教えてやれっていったから……」
P「そうじゃなくて、アイドルとしてだな?」
杏「アイドルとして……うーん……」
きらり「?」キラキラ
杏「……だめだよ、こいつ黙ってても目立つから私のサボりテクが使えなさそうだもん」
P「そうじゃなくてな……まぁ、今日のところはいいか。きらり、ちょっといいか?」
きらり「うきゃっ? りょーかいっ! まっかせるにぃ☆」
スタスタスタ……ガチャン
杏「……おいてくことないんじゃないかなぁ、帰ってもいいのかな?」
90 :2012/05/24(木) 20:08:58.97 ID:7URMTJYR0
~~~~☆幾度かの日が昇り、幾度かの月が堕ちし時(数日後です!)☆~~~~
杏「……っぐぅ……」
杏「帰りたい……なんだか、身体が重い……」
杏「あー……なんで事務所まできちゃったんだろ……」
杏「やっぱり帰らないと……ダメな気がする……」
ガチャッ
杏「……プロデューサー? 今日はちょっと、調子悪いから帰っていい?」スッ
きらり「おはおはー☆」
杏「」
91 :2012/05/24(木) 20:15:16.31 ID:7URMTJYR0
杏(最悪……! こいつ、私のいうことちっとも聞かないんだよね……)フラフラ
杏(この体調で抱きつかれたら……本気で……まずいかも……)
杏「……きらりか。私は帰るから……」フラフラ
きらり「うきゃ? 杏ちゃん?」
杏「……なに? 早く帰りたいんだけど……」
きらり「……? こっちみて?」ジー
杏「なにが……?」ジッ
きらり「……ふんふん、大変だぁ!」
杏「……は?」
きらり「Pちゃん! Pちゃーん! どこどこー! おーい!」
ガチャッドターンガシャーン
杏「お、おい! そんなひっくりかえしたりとかしたらあとで怒られる……ぞ……?」フラッ
杏(あ、あれ? 家を出る時は全然大丈夫だと思ったのになぁ)
杏(なんだかクラクラして……変……?)
バタッ
93 :2012/05/24(木) 20:24:10.14 ID:7URMTJYR0
杏「ん……んん……?」
P「よかった……目が覚めたみたいだな」
杏「ここは……?」
P「悪いな、家じゃなくて……病院だよ」
杏「……あれ? なんで?」
P「いや、事務所についたら荒らされてるみたいな状況でびっくりしたんだけどな……あれ」
きらり「……んにゅ……杏ちゃん……はぴはぴぃ……」
杏「……あいつがどうしたの?」
P「杏をだっこしたまま病院に駆け込んだらしい」
杏「はあぁっ!?」
95 :2012/05/24(木) 20:31:58.28 ID:7URMTJYR0
杏「え、ちょっと……どういうこと?」
P「いや……杏、お前流行性のなんたらって病気だったらしくてな?」
杏「……最初から事務所こないで家にいればよかった……」
P「早めの対処ができたから薬で十分、らしい……家から出てくれたおかげで助かったんだぞ」
杏「……へぇ、でも私……?」
P「で、事務所で待機してくれてたんだろ?」
杏「まぁ……一応。帰ろうとしてて……それで……」
P「急に倒れた、って聞いたぞ?」
杏「……そうそう、え? 救急車とか呼んだんじゃないの?」
P「いや、事務所前は朝の時間帯だと車通りも多いよな?」
杏「うん、まぁ……」
97 :2012/05/24(木) 20:39:24.74 ID:7URMTJYR0
P「それできらりは杏を抱きかかえたまま病院まで走ることにした……らしい」
杏「病院までって……ちょっと待ってプロデューサー、ここどこ?」
P「○△町だな」
杏「……!? ありえない、車でだって何分かかる距離だと思ってるの?」
P「うん、だから病院側から連絡が来た時はびっくりしたよ……『保護者としてあなたの名前を繰り返している』ってな」
杏「……本気で、抱えてここまで走ったの? あいつが?」
P「あぁ……目が覚めたらお礼言っておけよ?」
杏「うん……」チラッ
きらり「……んにゅぅ……Pちゃんも……はぴはぴ……」
杏(よく見たらこいつ……足とかボロボロじゃないか……)
杏(自分のこと嫌ってるやつを助けようとか、しかも……すごい距離を走って?)
杏「……ほんと、バカなやつだね?」
P「いい子だろ?」
99 :2012/05/24(木) 20:42:49.50 ID:7URMTJYR0
杏「……ちょっとは、感謝してあげてもいいかな」
P「ほう……?」
杏「そいつの目が覚めたら……これ、あげて」スッ
P「飴……?」
杏「別に、まだいっぱい持ってるから……いいよ」
P「おまえなぁ、直接渡せば……」
杏「私はもう寝るの! こんなどうどうとだらだらできる機会めったにないから!」バサッ
P「おいおい、布団にもぐることないだろ」
杏「あーあー聞こえない! 寝てる! ぐーぐーぐー!」
きらり「……んにゅぅ、いっしょにハピハピすぅ……杏ちゃん、だいすきぃ……」
おわり
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