78: 2009/07/25(土) 04:51:51 ID:9jvddOix
今夜は雷すごかったですね
なんか美緒視点で変な夢みて目が覚めたんで、忘れないうちに書いてみます

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 ゴロゴロという、空気の振動音。
 明滅する光が閉じた瞼のうらに投影される。
 ブリタニアではよくある天候の乱れ、いわゆる雷雨である。

 ひときわ大きな雷鳴に、美緒は意識を引き戻された。雷が怖いという繊細な神経は持ち合わせていないが、何度も睡眠を妨害されるのは厄介につきる。
 夢うつつの浅い眠りをたゆたう。
 すると、部屋のドアをくぐる誰かの気配。それは美緒の横たわったベッドへと近づいてくる。

「誰だ?」
 気配が真横まできたところで声をかけ、その手首を捕まえた。
 掴まれた側は、思いもよらない暗闇での出来事に肩をはねさせる。
「きゃっ?! な、なに、え……美緒? どっ、どうして」
「ミーナか。ここは私の部屋だぞ」
「え?」
 簡潔な説明に、動転していたミーナは周囲を見回す。ぼんやりと見える調度品は確かに自分の物ではなく、狐につままれたような顔で状況を思い返した。
 執務室で書類を書いているうちにウトウト。激しくなる雷雨に起こされ、欠伸をかみしめて暗い廊下を進む。佐官の部屋は奥のほうだから不便ねと考えながら。
「いやだ、私ったら部屋を間違えたのね。ごめんなさい」
 勝手に押しかけて大騒ぎ。先入観におどらされた自分が恥ずかしい。どうしたものか途方にくれていると、掴まれたままの手首を軽く揺すられる。
「いいから早く休め」
 暗闇でもわかるほど朱の上った顔を見上げ、半覚醒状態にある美緒は平坦に告げた。
 そこには怒りも呆れも含まれていない。ほっとして、ミーナは胸を撫で下ろす。
「ええ、そうするわ。それじゃ―――っ?!」
 そそくさ退散しようとした体が手前に引かれた。向きを変えようとする時と重なったため、それは見事に体勢を崩す。
 美緒は扶桑製の掛け布団を持ち上げ、転がり込んできた人物を収納して元に戻す。
「えっ? えっ? あの、美緒っ」
「おやすみ」
 もぞもぞするミーナに構わず、美緒は早々に瞼を閉じる。そして精神のスイッチを睡眠に切り替えた。
 間近で繰り返される深い呼吸。どこがどうなっているのか、しっかり抱えられて抜け出せない。ミーナは脱出を諦め、しなやかな体に身を委ねる。
「…おやすみなさい」
 雷鳴をかきけすほどに打ち響いている胸の鼓動。この分では今夜は眠れないかもしれない。
 早朝に目覚めるだろう人へ平静な顔を保てますように。ただそれだけを祈っていた。




82: 2009/07/25(土) 21:53:58 ID:k6/mKeF/

「お~!今日は凄い雷だなぁ~ こんな天気じゃ最速記録は無理かぁ~」
「かっみなりぃ~♪かっみなりぃ~♪」

「えー、こんな日に出撃かヨー… ついてないナ」
「頑張ろ…エイラ」
「サ、サーニャがそういうなら頑張ってもいいかナ(雷グッジョブいいぞもっとやれ!!!!!)」

「あれ~?どしたの~?震えてるんじゃない~?」
「ば、馬鹿な事言うな!たた単なる自然現象…く…空中ほ、ほーでn(ぴかっ)
 きゃああああっ!クリスー!お姉ちゃんこわぃよぅ!」
「あらあら、困ったわね♪」

「宮藤!雷は好きか!?こう、魂が燃えるものを感じないか!?あーっはっはっh
(ぴしゃっ!)


「おーい、なんか少佐の方で雷が落ちたぞ?」
「美緒?、大丈夫? あら?応答が無いわね…」

「…少佐、今 刀抜いてなかったか…?」
「…抜いてた…」









「きゃあああ!リーネちゃんリーネちゃん怖いよリーネちゃん手離さないでね!!」
「きゃあああ!芳佳ちゃん芳佳ちゃん怖いよ芳佳ちゃん!って変なトコ掴まないでぇぇ!」

83: 2009/07/25(土) 22:29:15 ID:QoiVS3Xf

「まったく…あなた方ときたら取り乱しすぎでしてよ? (どどーんっ!) きゃ…!」
「あー、ペリーヌさんもキャーっていった!キャーって言った!」
「お…お黙りなさい宮藤さん!大体、自分で扱うものにそんな…驚くわけありませんでしょう!?ただ不意を突かれただけで……」

(ぴしゃっ!)

「「きゃあああっ!」」
「だから変なトコ掴まないでぇぇ!」

85: 2009/07/26(日) 02:34:34 ID:Omz0a9OZ
シャッキーニ分が欲しすぎて泣きそう

引用: ストライクウィッチーズpart27