にこ「ま、待ってよ。私はまだ貴方が・・・」

絵里「でもこのまま続けていてもダメってのは分かるでしょ？」

にこ「・・・・・・氏ぬわよ？」ﾏｶﾞｵ


のぞえり「・・・・・・ええ？」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

にこ「ちょ、ちょっと待って！これは急だったからよ！違うわ！私は危ない女じゃないわ！」

絵里「まあ、ほんとの最終手段って所ね」

希「じゃあとりあえず3位に『氏んでやるー』、やね」ｶｷｶｷ

にこ「目を合わせなさいよ！」

酉つけんのミスしました・・・


にこ「こうなったらヤケよ！本気でベスト３決めてあげるわ！」

希「さっき簡単な気持ちで、にこっちはこんな案を・・・」

にこ「もういいから！」

絵里「でも実際には無理じゃない？だって別れ話されてるのよ？」

希「確かに、そんなときに狂言自殺とか復縁はありえんね」

にこ「分かったわよ！私は重い女よ！悪い！？」

希「素直でええと思うよ」

絵里「うーん、復縁まで考えるとそうとう難しいわね・・・」

希「じゃあここで街頭アンケートを見てみよか」

にこ「アンケート！？作ったの！？」

希「うん。大変やったわー」

絵里「予想以上に本気なのね」

にこ「どれどれ・・・いっぱいあるわね。この『周り関係なく号泣する』はよさそうよ」

絵里「女の武器、ね」

にこ「よーい、アクション！」

希「もうウチら、終わりやね」

絵里「え・・・？」

にこ「付き合っててもいいことないやん」

絵里「うぇ、うぇ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！」

希「ビクッ！」

絵里「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！」

にこ「うるさい！！怖い！」

絵里「イメージは花陽なんだけど」

にこ「どっちかっていうと藤原竜也よ」

希「ていうか絵里ちノリッノリやね」

にこ「そもそも、これだとその場はよくても復縁しないわよ」

絵里「確かに・・・」

希「あ、これは？『思い出の写真を見せる』」

にこ「・・・も私終（ry」

絵里「ま、待って、この写真見て！ほら、二人で観覧者乗ったでしょ？」

にこ「そういうのいいから」

絵里「ほら、にこもすっごく可愛いわよ？」ｸﾞｽ

にこ「ホントにいいから！」

絵里「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！」

にこ「うるさい！！止めて！」

希「絵里ちの物まねのレパートリーが増えたね」

絵里「アイドルってのはユーモアも必要よね」

にこ「これはホラーよ」

にこ「もう『泣く』採用でいいわよ」

希「2位、『泣く』、と」ｶｷｶｷ

絵里「何か別れられない、特別な理由があればいいんじゃないかしら」

希「うーん・・・、じゃあよーいアクション」

絵里「も私終（ry」

にこ「えーと・・・、あ、貴女の為のお米が、もうじき収穫なの」

絵里「米！？」

にこ「そう、サプライズライスパーティしようと思って。お米好きでしょ？」

絵里「ちょっと、そんなウソすぐにばれるわ」

にこ「それは、その辺の適当な田んぼに連れて行って『これが君の為の田だよ！』って言えばいいのよ」

希「そして後からお米を買ってきてパーティすればいいわけやね」

絵里「それが通じるのは花陽だけよ。花陽じゃ意味無いんだから、ね」

にこ「もう！文句ばっかり。希も何かやってみてよ」

希「うーん・・・、やっぱり先手を打つのがええんやないかな」

絵里「なるほど。よーいアクション！」

にこ「希、話があるんだけど・・・」

希「ウチも」

にこ「そう・・・。でも私のは結構重大な話なの」

希「実はウチら、未来人なんや！！」

にこ「そうだったの！？にこ、そういうの大好き！」

絵里「意外ね・・・」

希「２０１６年から来たんや！」

にこ「そんなに未来じゃないんだ・・・」

希「タイムリープの影響でにこっちの記憶は飛んでるんや！証拠に、時空の歪みを見せてあげるで！」

にこ「見せて見せて！」ｽｺﾞｰｲ

絵里「・・・成功よ！」

希「猛虎弁だよ？」

にこ「希やるじゃない！じゃあ、一位『未来人』で」ｶｷｶｷ

絵里「ついに何とかなるパターンがでたわね」

にこ「1位『未来人』、2位『泣く』、3位『氏んでやるー』か」

絵里「こうなると、『氏んでやるー』はいまいちね。復縁が出来ないわ」

希「いや、『未来人』も出来ないんじゃ…」

絵里「そうだ、今思いついたんだけど、試していい？」

にこ「普通の音に濁音つけたら怒るわよ」

絵里「大丈夫。叫ばないから。喫茶店とかの設定にしてくれる？」

希「・・・じゃあ、ウチが相手な。あの、話があるんやけど・・・」

絵里「話していいわよ？」ﾊﾟﾝｹｰｷﾓｸﾞﾓｸﾞ

希「真面目な話なんよ・・・」

絵里「私は大丈夫だから、話して？」

希「ウチら、もう別れよ？」

絵里「・・・・・・このパンケーキ美味しいわね」ﾆｺｯ

にこ「・・・」ｿﾞﾜｯ

希「あのな、他に好きな人が出来たんよ」

絵里「・・・・・・この後どうする？」

希「・・・別れるんやで？」

絵里「そう、じゃあ、また明日ね」

希「・・・もう会う事は無いんよ。綾瀬さん」

次の日

希「ん・・・朝、か」

絵里「のぞみー！おはよう！迎えに来たわよ！」

希「絵・・・綾瀬、さん・・・どうして、部屋の中にいるの？」

絵里「窓の鍵、開いてたわよ？希ったら私がいないとーー

にこ「ストーーーップ！！止め！」

絵里「ええ？こっからなのに・・・」

にこ「そういう怖いのはナシ！」

希「楽しかったのに・・・」

にこ「本気の演技やってりゃ、楽しいかもね！」

にこ「これ一位でいいわよ」

希「一位・・・、なんていうの？こういうの？」

絵里「名前なんて無いわよ。私の思い付きなんだから」

にこ「・・・・・・え？素なの？ヤンデレの素質あるの？」

希「じゃあ、『いつも通りのように続ける』が一位で。2位が『未来人』3位が『泣く』」ｶｷｶｷ

絵里「にこもそれでいい？」

にこ「大賛成よ」

希「これやられたら、別れられない？」

にこ「まあね。何その質問」

絵里「あるでしょ？心当たり」

希「・・・あ、もう暗いし、帰ろか？」

にこ「・・・そうね」

　
真妃「・・・・・・よし」ｺｿ

ある日

にこ「あの、真妃ちゃん。私たち、付き合ってまだ半年だけど、その、話があるの」

真妃「ちょっと待って。すみませーん注文でーす」

にこ「えっと、真面目な話なの」

真妃「だからこそ、よ。これが来てからしゃべってね。

　　　ああ、店員さん、『パンケーキ』を一個ください」

にこ「・・・・・・真妃ちゃん？どうしたの？」

真妃「・・・・・・・・・・・・」

真妃「・・・・・・」

にこ「どうして今日は下向いてるの？」

真妃「私が、あなたの立場だったら、前向きでいられるの？」

にこ「真妃ちゃんの、立場？それは・・・」

真妃「いいわよ。答えなくて。分かってるから」

にこ「あ、パンケーキ来たわよ」

真妃「・・・・・・」ﾓｸﾞ…ﾓｸﾞ…

にこ「じゃあ、話すわね。はい！真妃ちゃん、お誕生日――」ｼﾞｬｰﾝ

真妃「ﾜｧｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝﾀﾞｯﾌｫｰｰｰｰｰｰｰ！！！」ｵﾍﾟﾗ

にこ「ビクッ」

真妃「私未来人なの！！！」ﾊﾞﾊﾞｰﾝ

にこ「真妃ちゃんってやっぱりすごい！」

真妃「こんなの『いつも通り』よ」ｼﾚｯ

真妃「ええ、まあ」

にこ「時空のゆがみとかあるの！？」ﾜｸﾜｸ

真妃「ま、まあ、ね」

にこ「ええ！？ホント！？」

真妃（あれ、あの箱ってプレゼント的な・・・？もしかして別れ話じゃないの・・・？）

物陰

絵里「真妃ったら、ベスト３全部を発動してるわ！」

希「多分作戦の意味が分かってないんやない？」

絵里「ていうかあれじゃ『泣く』ってより『哭く』ってカンジよ！」

希「別に、ええんやない？どうせ別れ話じゃないんやし」

絵里「まあ、そりゃそうよね。真妃が不安になりすぎよ。あんなバカップルが離れるなんてあり得ないもの」

希「暇つぶしにはなったやん？」

絵里「そうね。面白かったわ」

にこ「じゃあ、私からここで誕生日プレゼント！」

真妃「・・・嬉しい」

にこ「ホント！？よかった~。緊張したわ」

真妃「もう！紛らわしいのよ！」

にこ「またツンデレ~？真妃ちゃんはいつまでたっても真妃ちゃんニコ」

真妃「い・・・嫌・・・なの？」

にこ「そ、そんなこと言ってないでしょ！だって、そういうの、あげてるのよ」///

真妃「・・・うん。ありがと」///


-fin

時間飛び飛びですみません。
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