1: 2014/07/20(日) 01:40:11 ID:7PK0boUU
ルシフェル「すまない、どうやらセーブデータを間違えてしまったようだ」

イーノック「どういうことだルシフェル」

ルシフェル「ここは牧場だ、イーノック」

イーノック「牧場だと?牧場とはなんだ?」

ルシフェル「そうだなぁ…人類の知恵の結晶、といったところかな」

2: 2014/07/20(日) 01:46:58 ID:7PK0boUU
イーノック「これはなんだ?」

ルシフェル「それは雑草だ抜いてみるといい」

イーノック「これはなんだ?」

ルシフェル「それは昨日言っただろ」

イーノック「?そうだっただろうか」

ルシフェル「いや、君にとっては今日の出来事だったな…」

ルシフェル「それは石だ。破壊してみるといい」

ルシフェル「ちなみにそっちは木だ。割った後は回収した方がいい」

イーノック「これはなんだ?」

ルシフェル「それはカブだ。安い時に買って高い時に売ってみるといい」

イーノック「これはなんだ?」

ルシフェル「それはスーパーウルトラグレートデリシャスワン ダフルりんごだ」

ルシフェル「私も見るのは久しぶりだ」

3: 2014/07/20(日) 01:54:10 ID:7PK0boUU
ルシフェル「まずは雑草を抜くところから始めるといい」

イーノック「わかった」

イーノック「」プチッ

イーノック「」プチッ

イーノック「」プチッ

ザー

イーノック「」プチッ

イーノック「」プチッ

イーノック「」プチッ

ザー ゴロゴロッ

4: 2014/07/20(日) 01:56:28 ID:7PK0boUU
ルシフェル「イーノック、風邪をひいたようだが大丈夫か?」

イーノック「大丈夫だ、問題ない」

ルシフェル「あまり無理はしないほうがいい」

イーノック「すまない…」

5: 2014/07/20(日) 01:59:56 ID:7PK0boUU
ルシフェル「」パラパラ

イーノック「ルシフェル?何をしているんだ?」

ルシフェル「見てわからないか?種蒔きだよ」

イーノック「種蒔き?」

ルシフェル「ああ。こいつに水をあげると数ヶ月後には芋ができる」

イーノック「なん…だと……」

ルシフェル「こっから先はお前の使命だ」

イーノック「任せてくれ」ドヤァ

6: 2014/07/20(日) 02:04:42 ID:7PK0boUU
イーノック「ルシフェル。実はこれを見つけていたんだ」

ルシフェル「ほう、如雨露か」

イーノック「これは如雨露というのか。ルシフェルは物知りだなぁ」

イーノック「如雨露があるから水やりは任せてほしい」ドヤァ

ルシフェル「イーノック、ここは広大だ。そんな装備で大丈夫か?」

イーノック「大丈夫だ、問題ない」

9: 2014/07/21(月) 20:45:02 ID:FjYvz6aQ
ルシフェル「やっぱり今回もダメだったよ。あいつは話を聞かないからな」

イーノック「…」グッタリ

ルシフェル「疲労度が蓄積したら何もできない。よく覚えとくんだな」

イーノック「すまない…明日は一番良いのを頼む」

ルシフェル「よし分かった」

10: 2014/07/21(月) 20:50:42 ID:FjYvz6aQ
翌日

ルシフェル「説明しよう。これはスプリンクラーだ」

ルシフェル「水に高圧をかけ飛沫にしてノズルから散布する装置」

ルシフェル「人々はこれを消雪に使用するらしい。私(作者)は(静岡県民なので)見たことないがね」

イーノック「ありがとうルシフェル!」

ルシフェル「私を昼食を用意しておこう」

11: 2014/07/21(月) 20:55:57 ID:FjYvz6aQ
イーノック「おぉ、それは助かる!」

イーノック「水やりは任せてくれ!」ドヤァ

ダッダッダッ

イーノック「」ジャーッ

イーノック「」ジャーッ

イーノック「」ジャーッ

ルシフェル「ふっ。窓から見る彼も良いものだな」

ルシフェル「さて、昼食は何にしよう」っ攻略本

ルシフェル「ほう…73通りの料理が作れるのか」

12: 2014/07/21(月) 21:05:04 ID:FjYvz6aQ


イーノック「うまい。うまいぞ、ルシフェル」ムシャムシャ

ルシフェル「落ち着けイーノック。急がなくても料理は逃げない」

イーノック「すまない…」ガツガツ

ルシフェル「余程お腹が空いていたようだな」ピッ

”明日の天気予報です”

ルシフェル「?」

”台風が接近していますので、明日はお出掛けはしないように…”

ルシフェル「見ろ、また奇妙な進路図が出てきたぞ」

13: 2014/07/21(月) 21:11:04 ID:FjYvz6aQ
イーノック「よく分からないが、明日は家から出られないのだろうか?」

ルシフェル「正解だ、イーノック」

イーノック「」ドヤァッッッ

ルシフェル(くっ…//)カァッ

ルシフェル「それぐらい分かって当然だ…。何を偉そうにしてるんだ」

イーノック「あ…そうだな…」シュン

ルシフェル「明日に備えて、午後は薪割り…それと家畜に餌を多めに与えておけ」

イーノック「わかった…」

14: 2014/07/21(月) 21:23:58 ID:FjYvz6aQ
台風

ルシフェル「………」ピッ

テレビ「ツヨイアメガフルノデスッ」ザー

ルシフェル「これはしばらく荒れるな」

テレビ「ツヨイカミナリガフルノデスッ」ゴロゴロ

イーノック「…」ゴロゴロ

ルシフェル「なぜ、扉と壁の間を往復してるんだ・・・」

イーノック「ルシフェル」

ルシフェル「ん、どうした」

イーノック「私は今すごく楽しい」

15: 2014/07/21(月) 21:36:57 ID:FjYvz6aQ
ルシフェル「それはよかったな。だが、あまり服を汚さないでくれ」

イーノック「転がるのが楽しいのではない」

イーノック「ルシフェルと一緒だから楽しいんだ」

ルシフェル「いや、もちろんしっかり掃除はしているが…ん!?」

イーノック「これからも、よろしく頼む」

ルシフェル「いや待て…同棲は早…」

イーノック「……」zZZ

ルシフェル「なんだ寝てしまったのか…」

ルシフェル「ま、まだ日記(セーブ)をつけてないというのに…」パラパラッ

ルシフェル「あっ!」っロード

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16: 2014/07/21(月) 22:09:44 ID:eBJZVcG6
無限ループって怖え

引用: イーノック「これは…如雨露!?」ルシフェル「ろっとぉ」