387: 2006/07/26(水) 01:50:34.20 ID:XevhFYwy0
それはまだ 私が思念体のいいなりだった頃
五月のとある木曜日に部室を占領されまして
こんな時に頼りになる彼が現れないかと
思ったところへ あなたが仮入部

すいませんねと謝るあなたの渋面 とても温かくて
うなじのところに毛の生えた黒子がありまして
しかたがないので買ったばかりの本に栞を挟んで
貸してあげたけど 手紙の方が良かったかしら
 
でも雑用具合がとても素敵だったので
そこは苦しい時だけの思念体だのみ
もしも もしも 出来ることでしたれば
あの人と しばらく一緒にさせてちょうだいませませ
涼宮ハルヒの憂鬱 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫)
388: 2006/07/26(水) 01:51:09.90 ID:XevhFYwy0
ところが実に故障というのは恐ろしいもので
今年のクリスマス頃に 再構築した世界の私に 詰め寄って
あっこりゃまたすいませんねと笑う
首元から黒子毛が ヒラリン
夢かと思って ナノマシン注入したら夢だった
 
そんな馬鹿げた話は 今まで聞いたことがないと
涼子も江美里も氏ぬ程に笑いころげる奴らでして
それでも私が突然 眼鏡を止めたものだから
あなた大丈夫かと おでこに手をあてた
 
本当ならつれて来てみろという リクエストにお応えして
一月のとある水曜日に 彼を呼びまして
自信たっぷりに紹介したらば 彼の脇腹に
穴がポカリン
あわてて 修復したけど しっかり見られた


390: 2006/07/26(水) 01:51:27.96 ID:XevhFYwy0
でも雑用具合が とても素敵だわとうけたので
彼が気をよくして 急に
もしも もしも 出来ることでしたれば
この人をお嫁さんにちょうだいませませ
 
その後 私 気を失ってたから よくわからないけど
目が覚めたら そういう話がすっかり出来あがっていて
おめでとうって言われて も一度 気を失って
気がついたら あなたの腕に 仮入部
 
 
           元ネタは「雨やどり」

389: 2006/07/26(水) 01:51:11.63 ID:v7O8EWN90
>>387
オトウフマテリアル?

391: 2006/07/26(水) 01:52:22.27 ID:XevhFYwy0
>>389
ある意味そっちも元ネタ

引用: ハルヒ「ちょっと キョン!あたしのプリン食べたでしょ!」