1: 2014/06/26(木) 22:30:35 ID:GkSPuD2k
第1話 うさぎとかめ
2: 2014/06/26(木) 22:44:00 ID:GkSPuD2k
海・・・
ザパァーーーン… ザパァーーーン…
オドントケリス「・・・」ザパァーーーン…
オドントケリス「う・・・」ザパァーーーン…
ザパァーーーン… ザパァーーーン…
ヌララグス「」ヒョコ…
ヌララグス「さて、海の近くにはいい草があるんだよな・・・」ノソ ノソ
ヌララグス「・・・ン?」
オドントケリス「・・・」ザパァーーーン… ザパァーーーン…
ヌララグス(何かいた)
ザパァーーーン… ザパァーーーン…
オドントケリス「・・・」ザパァーーーン…
オドントケリス「う・・・」ザパァーーーン…
ザパァーーーン… ザパァーーーン…
ヌララグス「」ヒョコ…
ヌララグス「さて、海の近くにはいい草があるんだよな・・・」ノソ ノソ
ヌララグス「・・・ン?」
オドントケリス「・・・」ザパァーーーン… ザパァーーーン…
ヌララグス(何かいた)
3: 2014/06/26(木) 22:48:58 ID:GkSPuD2k
ヌララグス「ねえねえカメさん」ノソ ノソ
オドントケリス「ア・・・?」ピク…
ヌララグス「・・・どうしたの?」
オドントケリス「・・・見ての通り、砂浜に打ち上げられた」
ヌララグス「・・・戻れないの?」
オドンドケリス「・・・ここまで海から離れたら難しいわ」ペッ
ヌララグス「性格悪いねカメさん」
オドントケリス「黙れ」
ヌララグス「カメさんカメさん、君はどうして歩けないの」
オドントケリス「」カチン
オドントケリス「ア・・・?」ピク…
ヌララグス「・・・どうしたの?」
オドントケリス「・・・見ての通り、砂浜に打ち上げられた」
ヌララグス「・・・戻れないの?」
オドンドケリス「・・・ここまで海から離れたら難しいわ」ペッ
ヌララグス「性格悪いねカメさん」
オドントケリス「黙れ」
ヌララグス「カメさんカメさん、君はどうして歩けないの」
オドントケリス「」カチン
4: 2014/06/26(木) 22:55:01 ID:GkSPuD2k
オドントケリス「馬鹿にすんなよ餓鬼がァァァァアアアッ!!!」
ヌララグス「」ビクゥッ
オドントケリス「たかが500万年ぽっちしか生きてねぇくせによォォォォォ!!!あァ?何だその態度はッ!!」
ヌララグス(性格悪ッ・・・)
オドントケリス「そこまで言うなら勝負してやらァッ!!」
ヌララグス「・・・勝負?」
オドントケリス「向こうのカレドニア山脈の頂上まで競走じゃゴルァァアアッ!!!」
ヌララグス「え・・・歩けないのに?」
オドントケリス「黙れ餓鬼ャァッ!」
オドントケリス「3、2、1でスタートだコラッ!!準備せんかいッ!」
ヌララグス「」ビクゥッ
オドントケリス「たかが500万年ぽっちしか生きてねぇくせによォォォォォ!!!あァ?何だその態度はッ!!」
ヌララグス(性格悪ッ・・・)
オドントケリス「そこまで言うなら勝負してやらァッ!!」
ヌララグス「・・・勝負?」
オドントケリス「向こうのカレドニア山脈の頂上まで競走じゃゴルァァアアッ!!!」
ヌララグス「え・・・歩けないのに?」
オドントケリス「黙れ餓鬼ャァッ!」
オドントケリス「3、2、1でスタートだコラッ!!準備せんかいッ!」
5: 2014/06/26(木) 22:58:07 ID:GkSPuD2k
ヌララグス「わ、わかったよ・・・」
オドントケリス「オルァッ!3ンッ!2ィィッ!」
オドントケリス「1ィィッ!」
オドントケリス「ドン!!!」
ヌララグス「」バッ!
ヌララグス「」トテトテトテトテ…
オドントケリス「・・・」
オドントケリス「」ググ…
オドントケリス「・・・」
オドントケリス(やべえ)
オドントケリス「オルァッ!3ンッ!2ィィッ!」
オドントケリス「1ィィッ!」
オドントケリス「ドン!!!」
ヌララグス「」バッ!
ヌララグス「」トテトテトテトテ…
オドントケリス「・・・」
オドントケリス「」ググ…
オドントケリス「・・・」
オドントケリス(やべえ)
6: 2014/06/26(木) 23:05:46 ID:GkSPuD2k
オドントケリス(よく考えれば動けねェじゃあねえかッ!クソッ!!)
オドントケリス「クソッタレェーーーーーッ!!!」バタバタバタバタ
クソッタレェーーーーーッ クソッタレェーーーーーッ… クソッタレェーーーーーー…
ヌララグス「・・・」トテトテトテ クソッタレーーーー…
ヌララグス(勝ったッ!!)ニヤッ
ヌララグス「ヘヘ、やっぱカメはカメ・・・」
ディロング「」ヌッ
ヌララグス「・・・」
ディロング「」ペロ…
ヌララグス「・・・えッ?」
オドントケリス「クソッタレェーーーーーッ!!!」バタバタバタバタ
クソッタレェーーーーーッ クソッタレェーーーーーッ… クソッタレェーーーーーー…
ヌララグス「・・・」トテトテトテ クソッタレーーーー…
ヌララグス(勝ったッ!!)ニヤッ
ヌララグス「ヘヘ、やっぱカメはカメ・・・」
ディロング「」ヌッ
ヌララグス「・・・」
ディロング「」ペロ…
ヌララグス「・・・えッ?」
7: 2014/06/26(木) 23:09:34 ID:GkSPuD2k
ディロング「・・・」フシュゥゥーーー…
ヌララグス「」ゾッ…
ディロング「」カパァ…
い た だ き ま す
ヌララグス「」ゾッ…
ディロング「」カパァ…
い た だ き ま す
8: 2014/06/26(木) 23:14:08 ID:GkSPuD2k
オドントケリス「ぐッ・・・!!」ジタバタ ジタバタ
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!
オドントケリス「!?」ビックゥゥゥウウ!!
ウギャアアアアアアアアア イギッ!イギィィィァァアアアアア ウグアアアアアアアアアアアアアアア
オドントケリス「・・・!!」アアアアアアアアアア… ウゴォォォォオオオオオ…
オドントケリス「や・・・やべえ!!」ジタバタ ジタバタ
オステオドントルニス「おッ」バサァアッ!!
オステオドントルニス「ラッキィィーーーー・・・」ゴォォッ!!!
オドントケリス「・・・」
オトンドケリス「・・・えッ?」
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!
オドントケリス「!?」ビックゥゥゥウウ!!
ウギャアアアアアアアアア イギッ!イギィィィァァアアアアア ウグアアアアアアアアアアアアアアア
オドントケリス「・・・!!」アアアアアアアアアア… ウゴォォォォオオオオオ…
オドントケリス「や・・・やべえ!!」ジタバタ ジタバタ
オステオドントルニス「おッ」バサァアッ!!
オステオドントルニス「ラッキィィーーーー・・・」ゴォォッ!!!
オドントケリス「・・・」
オトンドケリス「・・・えッ?」
9: 2014/06/26(木) 23:18:04 ID:GkSPuD2k
オステオドントルニス「」ギュォォッ!!!
オドントケリス「!!!」バシィィイッ!!!
オステオドントルニス「まさかオドントケリスが陸をうろついてるとはなァー・・・思いもしなかったぜッ!」バサッ バサァアッ
オドントケリス「な・・・ッ!放・・・」
オステオドントルニス「ああ、放すぜ」パッ
オドントケリス「・・・」ポイッ
オドントケリス(・・・え?)
ヒルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…
オドントケリス「や、やべェ!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーッ!!!落ちるッ!」ヒルルルルルルルルルルルルルル…
オドントケリス「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
オドントケリス「!!!」バシィィイッ!!!
オステオドントルニス「まさかオドントケリスが陸をうろついてるとはなァー・・・思いもしなかったぜッ!」バサッ バサァアッ
オドントケリス「な・・・ッ!放・・・」
オステオドントルニス「ああ、放すぜ」パッ
オドントケリス「・・・」ポイッ
オドントケリス(・・・え?)
ヒルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…
オドントケリス「や、やべェ!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーッ!!!落ちるッ!」ヒルルルルルルルルルルルルルル…
オドントケリス「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
10: 2014/06/26(木) 23:20:55 ID:GkSPuD2k
ヒュ――
…ドゴォッ!!!!!
オドントケリス「・・・」
オドントケリス「」…ガクッ
…バサッ バサッ バサッ
オステオドントルニス「」バサッ バサッ バサッ
オステオドントルニス「」ストッ…
オステオドントルニス「ッしゃあ、いただきィィ・・・」ガパァ…
ガツガツ バクバク ベロンッ ムシャムシャ バリボリ…
…ドゴォッ!!!!!
オドントケリス「・・・」
オドントケリス「」…ガクッ
…バサッ バサッ バサッ
オステオドントルニス「」バサッ バサッ バサッ
オステオドントルニス「」ストッ…
オステオドントルニス「ッしゃあ、いただきィィ・・・」ガパァ…
ガツガツ バクバク ベロンッ ムシャムシャ バリボリ…
11: 2014/06/26(木) 23:24:06 ID:GkSPuD2k
ディロング「これだから馬鹿は助かるぜ」ベリベリィィイッ!
オステオドントルニス「マジ、馬鹿に感謝だぜ」バクゥッ
周りの状況を見ずに遊び呆ければ
2度と現実を見ることはできなくなる
第1話 うさぎとかめ ――完――
オステオドントルニス「マジ、馬鹿に感謝だぜ」バクゥッ
周りの状況を見ずに遊び呆ければ
2度と現実を見ることはできなくなる
第1話 うさぎとかめ ――完――
13: 2014/06/27(金) 01:12:22 ID:10Nw3JFo
なんとなくどんな動物かイメージできたけど、合ってるか分からん
15: 2014/06/27(金) 22:12:06 ID:mMih5mbE
第2話 利口なにわとり
16: 2014/06/27(金) 22:18:30 ID:mMih5mbE
ザッ ザッ ザッ…
フォルスラコス「・・・なあダイアウルフ」
ダイアウルフ「あ?」
フォルスラコス「そこの木で寝るとしよう。お前は木のうろで寝ろ。俺はその近くで寝る」
ダイアウルフ「いいな。そうしよう」
ダイアウルフ「お休み・・・」スタスタスタ
スタスタスタスタ…
フォルスラコス「・・・さて、寝るか」ググ…
フォルスラコス「」スト
フォルスラコス「」ファァァーーー…
フォルスラコス「・・・なあダイアウルフ」
ダイアウルフ「あ?」
フォルスラコス「そこの木で寝るとしよう。お前は木のうろで寝ろ。俺はその近くで寝る」
ダイアウルフ「いいな。そうしよう」
ダイアウルフ「お休み・・・」スタスタスタ
スタスタスタスタ…
フォルスラコス「・・・さて、寝るか」ググ…
フォルスラコス「」スト
フォルスラコス「」ファァァーーー…
17: 2014/06/27(金) 22:23:17 ID:mMih5mbE
フォルスラコス「」ムニャムニャ…
「・・・」
ボルヒエナ(フォルスラコスか・・・)
ボルヒエナ(丁度腹が減ってたところだ。卵でも奪ってやろうかね・・・)ニヤニヤ
ボルヒエナ(俺のアゴなら卵の殻なんざ簡単に・・・)
ダイアウルフ「ZZZZZ・・・」
ボルヒエナ「!!!」
ボルヒエナ(木のうろから・・・いびきが!)
ボルヒエナ(ハハーン・・・このフォルスラコス、仲間がいたのか)
ボルヒエナ(しかも、木のうろに入れるってことは違う種類の小さい鳥か、子どもか・・・)
「・・・」
ボルヒエナ(フォルスラコスか・・・)
ボルヒエナ(丁度腹が減ってたところだ。卵でも奪ってやろうかね・・・)ニヤニヤ
ボルヒエナ(俺のアゴなら卵の殻なんざ簡単に・・・)
ダイアウルフ「ZZZZZ・・・」
ボルヒエナ「!!!」
ボルヒエナ(木のうろから・・・いびきが!)
ボルヒエナ(ハハーン・・・このフォルスラコス、仲間がいたのか)
ボルヒエナ(しかも、木のうろに入れるってことは違う種類の小さい鳥か、子どもか・・・)
18: 2014/06/27(金) 22:28:37 ID:mMih5mbE
ボルヒエナ(卵を食うより、そっちの方がいいな。やっぱ肉がBESTだぜッ!)
フォルスラコス「」スヤスヤ…
ボルヒエナ(うろの中ならフォルスラコスは入ってこれねえ・・・できたとしても頭だけだ)
ボルヒエナ(仲間を殺されて怒っても、じきに諦める。そのタイミングで脱出してやらァ!へへッ!!)
ボルヒエナ(早速食うぜッ!)シュバッ
ガブッ!!!!!!!
フォルスラコス「」スヤスヤ…
ボルヒエナ(うろの中ならフォルスラコスは入ってこれねえ・・・できたとしても頭だけだ)
ボルヒエナ(仲間を殺されて怒っても、じきに諦める。そのタイミングで脱出してやらァ!へへッ!!)
ボルヒエナ(早速食うぜッ!)シュバッ
ガブッ!!!!!!!
19: 2014/06/27(金) 22:31:25 ID:mMih5mbE
ボルヒエナ「ギ、ギャァァアアアアアアアアッ!!!」ダッ!!
フォルスラコス「」ピクッ
ボルヒエナ「アヒッ!アヒッ!!咬まれたッ!!何だったんだ今のは――」
ドギャァァアアッ!!!!
フォルスラコス「」ピクッ
ボルヒエナ「アヒッ!アヒッ!!咬まれたッ!!何だったんだ今のは――」
ドギャァァアアッ!!!!
20: 2014/06/27(金) 22:35:09 ID:mMih5mbE
ヒュウウウウウウウウウウウウウ…
ボルヒエナ「」ドチャッ
フォルスラコス「・・・夜食といくか!ダイアウルフ」
ダイアウルフ「そうだな・・・飯に襲われる役もそろそろ飽きてきたがな」
フォルスラコス「まあ、そう言うな」
物事を確認せず実行に移った者は
取り返しのつかない事態に巻き込まれる
第2話 利口なにわとり ――完――
ボルヒエナ「」ドチャッ
フォルスラコス「・・・夜食といくか!ダイアウルフ」
ダイアウルフ「そうだな・・・飯に襲われる役もそろそろ飽きてきたがな」
フォルスラコス「まあ、そう言うな」
物事を確認せず実行に移った者は
取り返しのつかない事態に巻き込まれる
第2話 利口なにわとり ――完――
22: 2014/06/27(金) 22:44:38 ID:mMih5mbE
第3話 ずるい狐
23: 2014/06/27(金) 22:49:46 ID:mMih5mbE
ボルヒエナ「ルン♪ルン♪ルン♪何かいいことがありそうな気がするぞォ」テクテクテク
ギャーギャー ガルルルル グルルルル
ボルヒエナ「・・・ん?」
ボルヒエナ「向こうから声が・・・」ヒョイ
ダイアウルフ「これは俺が見つけた鳥だッ!!」
ホプロフォネウス「いいや!俺が見つけた鳥だッ!!イヌ科の腑抜け野郎は引っ込んでいろッ!」
ダイアウルフ「何だとこのチビのネコ科ごときがァーーーッ!!!」
ホプロフォネウス「フン!ネコ科は偉大な、洗練されたハンターだッ!イヌ科なんぞに屈するいわれはないッ!」
ダイアウルフ「チームプレーでイヌ科に劣るクセに何を言ってんだァアーーッ!?このド低能がァーーーッ!」
ボルヒエナ「お、おいおいどうしたんだ」ダッ
ギャーギャー ガルルルル グルルルル
ボルヒエナ「・・・ん?」
ボルヒエナ「向こうから声が・・・」ヒョイ
ダイアウルフ「これは俺が見つけた鳥だッ!!」
ホプロフォネウス「いいや!俺が見つけた鳥だッ!!イヌ科の腑抜け野郎は引っ込んでいろッ!」
ダイアウルフ「何だとこのチビのネコ科ごときがァーーーッ!!!」
ホプロフォネウス「フン!ネコ科は偉大な、洗練されたハンターだッ!イヌ科なんぞに屈するいわれはないッ!」
ダイアウルフ「チームプレーでイヌ科に劣るクセに何を言ってんだァアーーッ!?このド低能がァーーーッ!」
ボルヒエナ「お、おいおいどうしたんだ」ダッ
24: 2014/06/27(金) 22:53:25 ID:mMih5mbE
ダイアウルフ「このクソ猫が!俺の拾った鳥を奪おうとしたんだッ」
始祖鳥「」
ホプロフォネウス「あァ!?テメェが横取りしようとしたんだろうがッ!」
ダイアウルフ「進化途中のチビは黙ってろッ!」
ホプロフォネウス「お前みたいなヤツのことを何て言うか知ってるか?『ウドの大木』って言うんだぜーーッ」
ダイアウルフ「喧嘩売ってんのかテメェエーーーーッ!!」ガル!
ホプロフォネウス「何だとやるかァアーーーーーーッ!!」ゴア!
ボルヒエナ「まあ待て待て。いい考えがある」
2人「・・・あ?」
始祖鳥「」
始祖鳥「」
ホプロフォネウス「あァ!?テメェが横取りしようとしたんだろうがッ!」
ダイアウルフ「進化途中のチビは黙ってろッ!」
ホプロフォネウス「お前みたいなヤツのことを何て言うか知ってるか?『ウドの大木』って言うんだぜーーッ」
ダイアウルフ「喧嘩売ってんのかテメェエーーーーッ!!」ガル!
ホプロフォネウス「何だとやるかァアーーーーーーッ!!」ゴア!
ボルヒエナ「まあ待て待て。いい考えがある」
2人「・・・あ?」
始祖鳥「」
25: 2014/06/27(金) 22:56:18 ID:mMih5mbE
ボルヒエナ「それ」ガブッ
始祖鳥「」ブヂッ!!
ボルヒエナ「ここに天秤があるから乗せて・・・と。丁度半分ずつに分けようじゃあないか」
ホプロフォネウス「・・・」
ダイアウルフ「・・・」
ボルヒエナ「どれ・・・あれれ?右の方が少し重いぞ」
ボルヒエナ「」ヒョイ パクッ
ボルヒエナ「これでちょうど半分になったかな・・・」スト
ボルヒエナ「あらら。今度は左が重くなってしまった」
ボルヒエナ「また合わせないとな」ヒョイ パクッ
始祖鳥「」ブヂッ!!
ボルヒエナ「ここに天秤があるから乗せて・・・と。丁度半分ずつに分けようじゃあないか」
ホプロフォネウス「・・・」
ダイアウルフ「・・・」
ボルヒエナ「どれ・・・あれれ?右の方が少し重いぞ」
ボルヒエナ「」ヒョイ パクッ
ボルヒエナ「これでちょうど半分になったかな・・・」スト
ボルヒエナ「あらら。今度は左が重くなってしまった」
ボルヒエナ「また合わせないとな」ヒョイ パクッ
26: 2014/06/27(金) 22:58:17 ID:mMih5mbE
ボルヒエナ「おやおや。また右が重くなってしまった・・・」ヒョイ パク
ボルヒエナ「今度は左か」ヒョイ パク
ボルヒエナ「右か」ヒョイ パク
ボルヒエナ「左」ヒョイ パク
ボルヒエナ「右」パク
ボルヒエナ「左」パク
ボルヒエナ「右」パク
ボルヒエナ「左」パク
ボルヒエナ「右」パク
2人「・・・」
ボルヒエナ「今度は左か」ヒョイ パク
ボルヒエナ「右か」ヒョイ パク
ボルヒエナ「左」ヒョイ パク
ボルヒエナ「右」パク
ボルヒエナ「左」パク
ボルヒエナ「右」パク
ボルヒエナ「左」パク
ボルヒエナ「右」パク
2人「・・・」
27: 2014/06/27(金) 23:01:07 ID:mMih5mbE
ボルヒエナ「おしまい・・・っとォ♪」パクッ
ボルヒエナ「あー、美味かったぜ。また肉を拾ったら喧嘩してくれよな」ゲプ
ボルヒエナ「じゃーなー」スタスタスタスタ
2人「・・・」
2人「」カチンッ
ホプロフォネウス「・・・ダイアウルフ」
ダイアウルフ「・・・ああ」
ホプロフォネウス「『ブッ頃す』と心の中で思った時には・・・」
ダイアウルフ「既に行動は・・・」
2人「終わっているッッッ!!!!!!!!!!」ダッッッ!!!!!!!!!!
ボルヒエナ「あー、美味かったぜ。また肉を拾ったら喧嘩してくれよな」ゲプ
ボルヒエナ「じゃーなー」スタスタスタスタ
2人「・・・」
2人「」カチンッ
ホプロフォネウス「・・・ダイアウルフ」
ダイアウルフ「・・・ああ」
ホプロフォネウス「『ブッ頃す』と心の中で思った時には・・・」
ダイアウルフ「既に行動は・・・」
2人「終わっているッッッ!!!!!!!!!!」ダッッッ!!!!!!!!!!
28: 2014/06/27(金) 23:03:41 ID:mMih5mbE
ボルヒエナ「・・・ン?」クルッ…
ホプロフォネウス「」ヒュッ
ボルヒエナ「ッ!?」ズバァァアアアアアッ!!!!!
ダイアウルフ「」ギュアッ!!
ボルヒエナ「ッ・・・!!!」ブヂィィィイイイッ!!!!
ボルヒエナ「何が・・・ッ!!!」バギィッ!! ブヂィィッ! バギョォ!!! ザグッ!!!
メギャァ! ドギャッ! ゴシャァ! ドグチア マギィ グシャ ズバッ…
ホプロフォネウス「」ハァ ハァ
ダイアウルフ「」ハァ ハァ
ホプロフォネウス「」ヒュッ
ボルヒエナ「ッ!?」ズバァァアアアアアッ!!!!!
ダイアウルフ「」ギュアッ!!
ボルヒエナ「ッ・・・!!!」ブヂィィィイイイッ!!!!
ボルヒエナ「何が・・・ッ!!!」バギィッ!! ブヂィィッ! バギョォ!!! ザグッ!!!
メギャァ! ドギャッ! ゴシャァ! ドグチア マギィ グシャ ズバッ…
ホプロフォネウス「」ハァ ハァ
ダイアウルフ「」ハァ ハァ
30: 2014/06/27(金) 23:05:40 ID:mMih5mbE
ホプロフォネウス「ハー・・・」
ダイアウルフ「フー・・・」
2人「・・・」
ダイアウルフ「・・・仲良く分けて食おうぜ」
ホプロフォネウス「・・・ああ」コクッ
相手との力量の差を見ずに調子に乗るのは
自殺と変わらない
第3話 ずるい狐 ――完――
ダイアウルフ「フー・・・」
2人「・・・」
ダイアウルフ「・・・仲良く分けて食おうぜ」
ホプロフォネウス「・・・ああ」コクッ
相手との力量の差を見ずに調子に乗るのは
自殺と変わらない
第3話 ずるい狐 ――完――
33: 2014/06/28(土) 21:03:17 ID:yxD.C5rI
第4話 桃太郎
34: 2014/06/28(土) 21:06:38 ID:yxD.C5rI
※桃太郎は人間。これ以降も人間キャラはそのまま
桃太郎「いざ、鬼退治!」
ダイアウルフ「腰に付けたきび団子よこしな」
桃太郎「仲間になってくれたらいいよ」
ダイアウルフ「・・・ハァ?」
桃太郎「・・・いや、仲間になってくれるだけでいいって・・・」
ダイウルフ「人間の分際でッ!!」ダッ!!!
桃太郎「う、うわあッ!」ジャキ…ッ
ヒュ…
ズバァアアッ!!!!
桃太郎「いざ、鬼退治!」
ダイアウルフ「腰に付けたきび団子よこしな」
桃太郎「仲間になってくれたらいいよ」
ダイアウルフ「・・・ハァ?」
桃太郎「・・・いや、仲間になってくれるだけでいいって・・・」
ダイウルフ「人間の分際でッ!!」ダッ!!!
桃太郎「う、うわあッ!」ジャキ…ッ
ヒュ…
ズバァアアッ!!!!
35: 2014/06/28(土) 21:08:37 ID:yxD.C5rI
桃太郎「・・・ごぼッ」ドグッ!
桃太郎「・・・ッ」ガク…
桃太郎「」ドチャァッ…
ダイアウルフ「・・・ヘッ」ペッ
ガツガツ… バキボキ…
この世には人間の哲学では計り知れないことがある
人間は、この地球の全ては理解できていない、ちっぽけな存在である
第4話 桃太郎 ――完――
桃太郎「・・・ッ」ガク…
桃太郎「」ドチャァッ…
ダイアウルフ「・・・ヘッ」ペッ
ガツガツ… バキボキ…
この世には人間の哲学では計り知れないことがある
人間は、この地球の全ては理解できていない、ちっぽけな存在である
第4話 桃太郎 ――完――
36: 2014/06/28(土) 21:09:57 ID:yxD.C5rI
第4.5話 桃太郎take2
37: 2014/06/28(土) 21:13:31 ID:yxD.C5rI
桃太郎「なんとか仲間を手に入れたぞ!」
ギガントピテクス「おう、力を貸してやる!鬼を倒そうぜッ!」
ダイアウルフ「もう鬼ヶ島が見えてきたな・・・」
オステオドントルニス「じゃあ、俺が偵察へ行ってくる。桃太郎さんたちはここで待っているんだ」バサッ バサッ!!
桃太郎「頼んだぞ」
オステオドントルニス「はいッ!」バサァアアアッ!!!
バサッ バサッ…
3人「・・・」
ギガントピテクス「俺の握力なら鬼なんて一捻りなんだがなァ」パキポキ
ダイアウルフ「鬼の数なんかは確認しておかないとな。俺だって牙で切り裂いてブッ倒してえぜ」グルル…
ギガントピテクス「おう、力を貸してやる!鬼を倒そうぜッ!」
ダイアウルフ「もう鬼ヶ島が見えてきたな・・・」
オステオドントルニス「じゃあ、俺が偵察へ行ってくる。桃太郎さんたちはここで待っているんだ」バサッ バサッ!!
桃太郎「頼んだぞ」
オステオドントルニス「はいッ!」バサァアアアッ!!!
バサッ バサッ…
3人「・・・」
ギガントピテクス「俺の握力なら鬼なんて一捻りなんだがなァ」パキポキ
ダイアウルフ「鬼の数なんかは確認しておかないとな。俺だって牙で切り裂いてブッ倒してえぜ」グルル…
38: 2014/06/28(土) 21:15:52 ID:yxD.C5rI
数時間後――
ダイアウルフ「・・・帰ってこないな」
桃太郎「やられたか・・・ッ!」
桃太郎「もう駄目だッ!!鬼ヶ島に乗り込むぞッ!!」ガタッ!!
ギガントピテクス「おうッ!!」グッ…
ガコンッ!!!!
船「」ギュゴォォオッ!!!
3人「う、うおおおおおおおおおおおおおおッ!!」ゴォォオオオ!!!
船「」ドギャァアアッ!!!
3人「うわあああああああああああああああああああああ」ドゴォーーーーーーン!!
ダイアウルフ「・・・帰ってこないな」
桃太郎「やられたか・・・ッ!」
桃太郎「もう駄目だッ!!鬼ヶ島に乗り込むぞッ!!」ガタッ!!
ギガントピテクス「おうッ!!」グッ…
ガコンッ!!!!
船「」ギュゴォォオッ!!!
3人「う、うおおおおおおおおおおおおおおッ!!」ゴォォオオオ!!!
船「」ドギャァアアッ!!!
3人「うわあああああああああああああああああああああ」ドゴォーーーーーーン!!
39: 2014/06/28(土) 21:17:23 ID:yxD.C5rI
ギガントピテクス「くおうッ!」ドザァ!!
桃太郎「うぐッ」ドサッ!
ダイアウルフ「チッ・・・」ズザザザザザザッ!!!
ダイアウルフ「乗り上げたな・・・とにかく、鬼ヶ島には上陸――」
バグンッ
桃太郎「うぐッ」ドサッ!
ダイアウルフ「チッ・・・」ズザザザザザザッ!!!
ダイアウルフ「乗り上げたな・・・とにかく、鬼ヶ島には上陸――」
バグンッ
40: 2014/06/28(土) 21:19:24 ID:yxD.C5rI
ギガントピテクス「・・・」
ギガントピテクス「・・・は?」
カルノタウルス「・・・」ドォオーーーーーーーーーーーーーーン!!
桃太郎「お・・・鬼ッ!!」
ギガントピテクス「な・・・なんつーデカさッ!」
カルノタウルス「・・・」
カルノタウルス「」ゴリッ!! ゴリュッ バキッ メキッ ゴキュッ…
カルノタウルス「フン!」ペッ!
ダイアウルフ「」ベチャァッ!!!
ギガントピテクス「・・・は?」
カルノタウルス「・・・」ドォオーーーーーーーーーーーーーーン!!
桃太郎「お・・・鬼ッ!!」
ギガントピテクス「な・・・なんつーデカさッ!」
カルノタウルス「・・・」
カルノタウルス「」ゴリッ!! ゴリュッ バキッ メキッ ゴキュッ…
カルノタウルス「フン!」ペッ!
ダイアウルフ「」ベチャァッ!!!
41: 2014/06/28(土) 21:21:13 ID:yxD.C5rI
ダイアウルフ「」グチャア…
桃太郎「・・・!!!」
カルノタウルス「・・・」
カルノタウルス「氏ね。島に敬意を払わない愚か者が」ズン ズン
ギガントピテクス「・・・ッ!!」ギリ…!
ギガントピテクス「氏ねェェーーーーーーーーーーーーッ!!!」ダッ!!!
桃太郎「ま、待てギガント・・・ッ」
ボギャァアアアアッ!!!
桃太郎「・・・!!!」
カルノタウルス「・・・」
カルノタウルス「氏ね。島に敬意を払わない愚か者が」ズン ズン
ギガントピテクス「・・・ッ!!」ギリ…!
ギガントピテクス「氏ねェェーーーーーーーーーーーーッ!!!」ダッ!!!
桃太郎「ま、待てギガント・・・ッ」
ボギャァアアアアッ!!!
42: 2014/06/28(土) 21:23:19 ID:yxD.C5rI
ギガントピテクス「」グラ…
ギガントピテクス「」ズン!!!
ズズ…ン…
桃太郎「・・・!!!」
カルノタウルス「行くぞッ!貴様を惨殺処刑してくれようッ!!」ゴォッ!!!!
桃太郎「ヒ」
バグゥウッ!!!
桃太郎「ぎ・・・ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
桃太郎「や・・・やめてくれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
ベリィィィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!
ギガントピテクス「」ズン!!!
ズズ…ン…
桃太郎「・・・!!!」
カルノタウルス「行くぞッ!貴様を惨殺処刑してくれようッ!!」ゴォッ!!!!
桃太郎「ヒ」
バグゥウッ!!!
桃太郎「ぎ・・・ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
桃太郎「や・・・やめてくれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
ベリィィィイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!
43: 2014/06/28(土) 21:25:42 ID:yxD.C5rI
桃太郎「」ボドボドッボド…
オステオドントルニス「・・・!」ハァ ハァ
オステオドントルニス「ゆ・・・」
オステオドントルニス「許してください・・・桃太郎さんッ!」バッ!!!
オステオドントルニス(このことを外に・・・伝えなくてはッ!!)バサッ バサッ
立ち向かう勇気だけではなく
『退く勇気』も重要である
第4.5話 桃太郎take2 ――完――
オステオドントルニス「・・・!」ハァ ハァ
オステオドントルニス「ゆ・・・」
オステオドントルニス「許してください・・・桃太郎さんッ!」バッ!!!
オステオドントルニス(このことを外に・・・伝えなくてはッ!!)バサッ バサッ
立ち向かう勇気だけではなく
『退く勇気』も重要である
第4.5話 桃太郎take2 ――完――
46: 2014/08/27(水) 16:47:30 ID:cgcanFiU
乙
引用: もし昔話の動物が絶滅動物だったら
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