1: 2012/05/27(日) 19:21:32.81 ID:NYRxXECi0
大学一年生。
高校三年生で危機を感じて何とか滑り込み
晴れて大学生として新学期を迎えたのだが…
何というか…周りの女の子はみんな化粧が濃くて…とにかくケバい
俺達、野郎はんなもん求めてねーっつうの!
黒髪ロング最強やほぉぉい!お前ら全員染め直して出直して来い!
と彼女らとすれ違う度に心の中で叫ぶ。
そんな俺でも友人は出来たわけで、なんとかボッチ生活は回避できた。
出だしは好調?だろう。多分…
高校三年生で危機を感じて何とか滑り込み
晴れて大学生として新学期を迎えたのだが…
何というか…周りの女の子はみんな化粧が濃くて…とにかくケバい
俺達、野郎はんなもん求めてねーっつうの!
黒髪ロング最強やほぉぉい!お前ら全員染め直して出直して来い!
と彼女らとすれ違う度に心の中で叫ぶ。
そんな俺でも友人は出来たわけで、なんとかボッチ生活は回避できた。
出だしは好調?だろう。多分…
2: 2012/05/27(日) 19:22:04.68 ID:NYRxXECi0
大学 昼休み
男「んだよ!どいつもこいつも!ケバすぎだろ!糞して寝ろ!」
友「ま~た始まった…。お前さぁ…最近の女子はみんな、あんな感じだぜ?
お洒落でいいじゃん」
男「るっせー!俺はあんなの認めないからな!」
友「誰もお前に認められたいなんて思ってないけどな」
男「は?お前!?やんのか?ここでやんのか!?いいぜ!来いよ!オラオラ!」ブンブン
友(うっざ…)プチッ
男「んだよ!どいつもこいつも!ケバすぎだろ!糞して寝ろ!」
友「ま~た始まった…。お前さぁ…最近の女子はみんな、あんな感じだぜ?
お洒落でいいじゃん」
男「るっせー!俺はあんなの認めないからな!」
友「誰もお前に認められたいなんて思ってないけどな」
男「は?お前!?やんのか?ここでやんのか!?いいぜ!来いよ!オラオラ!」ブンブン
友(うっざ…)プチッ
4: 2012/05/27(日) 19:24:50.79 ID:NYRxXECi0
友「だから!お前はいつまで経っても彼女できねーんだよ!カス!」
男「…」
友「え?」
男「あっれ…?もしかして…本当に怒っちゃった感じ?ごめん、いつもなら面白い突っ込みとか
入れてくれるのに…あっれ?なんかごめんね…?いや、本当に…あっれ?」
友(うわ…面倒くせぇ…)
男「うん…そうだよね。俺みたいなこんな偏屈者そりゃぁ彼女できないよね。
何が黒髪ロング最強だよ…んなのいた所で俺に振り向くわけねーよ…
て言うか、女の子たちからしてもこんな社会の最底辺のクズに髪型とかどうこう言われる
筋合いなんてないよね?俺、何様つもりなんだろうな?あはは…」
友(打たれ弱すぎだろ…マジできめぇ…)
男「…」
友「え?」
男「あっれ…?もしかして…本当に怒っちゃった感じ?ごめん、いつもなら面白い突っ込みとか
入れてくれるのに…あっれ?なんかごめんね…?いや、本当に…あっれ?」
友(うわ…面倒くせぇ…)
男「うん…そうだよね。俺みたいなこんな偏屈者そりゃぁ彼女できないよね。
何が黒髪ロング最強だよ…んなのいた所で俺に振り向くわけねーよ…
て言うか、女の子たちからしてもこんな社会の最底辺のクズに髪型とかどうこう言われる
筋合いなんてないよね?俺、何様つもりなんだろうな?あはは…」
友(打たれ弱すぎだろ…マジできめぇ…)
5: 2012/05/27(日) 19:27:41.30 ID:NYRxXECi0
友「ごめん!ごめん!言い過ぎたよ!悪かった!」
男「はぁ…彼女欲しいな…、きっと俺みたいなクズは一生独り身で
いずれはどっかのボロアパートで孤独氏するんだろうな…」
友「大丈夫だって!大学生の内に絶対彼女できるって!お前のルックスそこそこだし!」
男「え?マジで!?俺ってそんなにイケメン?」
友(うわ…変なところに食いついてきた…イケメンとか言ってねーよ!コイツの脳内変換すさまじすぎ…)
男「ねぇ!?どの辺がイケメン?福山雅治でいうのどの辺?」
友(うぜーよ!こいつの中ではイケメン=福山雅治ていう考えだけなのがまたうぜーよ!)
男「はぁ…彼女欲しいな…、きっと俺みたいなクズは一生独り身で
いずれはどっかのボロアパートで孤独氏するんだろうな…」
友「大丈夫だって!大学生の内に絶対彼女できるって!お前のルックスそこそこだし!」
男「え?マジで!?俺ってそんなにイケメン?」
友(うわ…変なところに食いついてきた…イケメンとか言ってねーよ!コイツの脳内変換すさまじすぎ…)
男「ねぇ!?どの辺がイケメン?福山雅治でいうのどの辺?」
友(うぜーよ!こいつの中ではイケメン=福山雅治ていう考えだけなのがまたうぜーよ!)
6: 2012/05/27(日) 19:29:50.31 ID:NYRxXECi0
友「まぁまぁ…落ち着くけ…な?」
男「なぁ!いつ彼女できるんだろうな?俺もう我慢できねーよ!」
友「知らねーよ!お前の努力次第だろ!そりゃぁ!」
男「それだったら!いつ彼女できるかわかんねーじゃん!」
友「はぁ…しばらくは我慢だな…。そして、お前も努力しろ!行動しろ!」
男「行動ねぇ…。」
男「なぁ!いつ彼女できるんだろうな?俺もう我慢できねーよ!」
友「知らねーよ!お前の努力次第だろ!そりゃぁ!」
男「それだったら!いつ彼女できるかわかんねーじゃん!」
友「はぁ…しばらくは我慢だな…。そして、お前も努力しろ!行動しろ!」
男「行動ねぇ…。」
8: 2012/05/27(日) 19:32:55.27 ID:NYRxXECi0
友「まぁ、お前が高校の頃どんな恋愛をしていたか知らないが、今は大学生だ。
また新規でやり直す!スタートラインは皆同じだと思って頑張れ!」
男「また新しく…か」
友「そうそう、高校で彼氏いたやつも卒業を着に別れたやつも多いし。
お前にだっていくらでもチャンスはあるよ」
男「うぉっしゃ!!俺!頑張るぜ!でも、今すぐ欲しいな!やっぱり!」
友「はぁ…俺がゲーム貸してやるから…しばらくはそっちで我慢しろよ」
男「ゲーム?」
また新規でやり直す!スタートラインは皆同じだと思って頑張れ!」
男「また新しく…か」
友「そうそう、高校で彼氏いたやつも卒業を着に別れたやつも多いし。
お前にだっていくらでもチャンスはあるよ」
男「うぉっしゃ!!俺!頑張るぜ!でも、今すぐ欲しいな!やっぱり!」
友「はぁ…俺がゲーム貸してやるから…しばらくはそっちで我慢しろよ」
男「ゲーム?」
9: 2012/05/27(日) 19:35:21.37 ID:NYRxXECi0
友「アマガミってやつ!所謂恋愛シュミレーションってやつだな。結構おもしろいし
お前にぴったりだと思うぜ」
男「お!是非貸してくれ!」
友「また明日持ってくるよ。けど、あんまり現実逃避するなよ?ちゃんとリアルで
彼女作るよう努力しろよ。俺も手伝うから」
男「おう!わかった!」キラキラ
友(はぁ…コイツやっぱ疲れるわ…)
お前にぴったりだと思うぜ」
男「お!是非貸してくれ!」
友「また明日持ってくるよ。けど、あんまり現実逃避するなよ?ちゃんとリアルで
彼女作るよう努力しろよ。俺も手伝うから」
男「おう!わかった!」キラキラ
友(はぁ…コイツやっぱ疲れるわ…)
10: 2012/05/27(日) 19:38:37.82 ID:NYRxXECi0
翌日、男宅
男「よっしゃぁぁ!人生初の恋愛シュミレーション!ワクワクが止まらねー!」
男(へぇ、ヒロインは6人かぁ…この中からじっくり選別するわけだな…)ゴクリッ
男(ん?森島はるか…え!?何このメッチャ可愛い!完全に俺の理想の投影じゃん!)
男(よぉし!森島はるかを攻略するぞ!ふふ!ふはっはっはっは!)
男「よっしゃぁぁ!人生初の恋愛シュミレーション!ワクワクが止まらねー!」
男(へぇ、ヒロインは6人かぁ…この中からじっくり選別するわけだな…)ゴクリッ
男(ん?森島はるか…え!?何このメッチャ可愛い!完全に俺の理想の投影じゃん!)
男(よぉし!森島はるかを攻略するぞ!ふふ!ふはっはっはっは!)
11: 2012/05/27(日) 19:42:05.86 ID:NYRxXECi0
大学
友「よう!今度さぁ、合コンがあるんだけど…もちろんお前も来るよな!?」
男「え?あぁ…うん悪い、パスで」
友「はぁ?お前、努力するって言ってたじゃん!つーか、彼女いらねーのかよ!」
男「え?いや、諦めてないよ?ただ、今はな…ふふ」
友(おいおい…マジでコイツ現実逃避してるんじゃないだろうな…)
友「わかったよ…、俺はお前を応援してるからな。だから、お前も何て言うか」
男「大丈夫!大丈夫!また今度誘ってくれ!じゃぁな!」
友(はぁ…、ゲーム貸したのは失敗だったかな…)
友「よう!今度さぁ、合コンがあるんだけど…もちろんお前も来るよな!?」
男「え?あぁ…うん悪い、パスで」
友「はぁ?お前、努力するって言ってたじゃん!つーか、彼女いらねーのかよ!」
男「え?いや、諦めてないよ?ただ、今はな…ふふ」
友(おいおい…マジでコイツ現実逃避してるんじゃないだろうな…)
友「わかったよ…、俺はお前を応援してるからな。だから、お前も何て言うか」
男「大丈夫!大丈夫!また今度誘ってくれ!じゃぁな!」
友(はぁ…、ゲーム貸したのは失敗だったかな…)
14: 2012/05/27(日) 19:45:32.45 ID:NYRxXECi0
男宅
男(よぉし!今日も森島先輩を攻略するぞ!ふふふ)
男(あぁ…癒される…。現実もこのくらい簡単にうまくいけばいいなぁ。ふふふふふ)
男(でも、もうすぐクリアだよな…。その後、どうしようか…)
男(まぁ!二週でも三週でも気が済むまでやればいいいか!あっはっはっはは!)
男(よぉし!今日も森島先輩を攻略するぞ!ふふふ)
男(あぁ…癒される…。現実もこのくらい簡単にうまくいけばいいなぁ。ふふふふふ)
男(でも、もうすぐクリアだよな…。その後、どうしようか…)
男(まぁ!二週でも三週でも気が済むまでやればいいいか!あっはっはっはは!)
18: 2012/05/27(日) 19:50:13.24 ID:NYRxXECi0
そして、俺は幾度も森島先輩ルートを攻略した。
そのうちに主人公の思考や行動が嫌になっていった。
正直、自分でもそんなことを思ってしまうことに気持ち悪いとは感じていたが…
男「違う!俺はそんなこと思ってないのに!」
男「俺が伝えたいのはそんな生ぬるい気持ちじゃない!」
男(はぁ…何か俺…かなり毒されてるような…。もうゲームはやめよう…)
男(そういやぁアニメもやってたみたいだな。森島先輩の回だけ見てみよう!)
そのうちに主人公の思考や行動が嫌になっていった。
正直、自分でもそんなことを思ってしまうことに気持ち悪いとは感じていたが…
男「違う!俺はそんなこと思ってないのに!」
男「俺が伝えたいのはそんな生ぬるい気持ちじゃない!」
男(はぁ…何か俺…かなり毒されてるような…。もうゲームはやめよう…)
男(そういやぁアニメもやってたみたいだな。森島先輩の回だけ見てみよう!)
19: 2012/05/27(日) 19:54:55.44 ID:NYRxXECi0
男宅
男「橘…。え?主人公って?え?俺じゃないの?」
男「確かにいい奴だけどさぁ…なんかさぁ…」
やっぱり、森島先輩にはああいうドジで可愛い後輩キャラが
お似合いなのだろう。
俺ならもっと幸せにしてやれるのに!と思いつつも
テレビに映る彼らの幸せそうな表情を見ていると…
なんとも言えない気持ちになる…
男「橘…。え?主人公って?え?俺じゃないの?」
男「確かにいい奴だけどさぁ…なんかさぁ…」
やっぱり、森島先輩にはああいうドジで可愛い後輩キャラが
お似合いなのだろう。
俺ならもっと幸せにしてやれるのに!と思いつつも
テレビに映る彼らの幸せそうな表情を見ていると…
なんとも言えない気持ちになる…
20: 2012/05/27(日) 19:59:33.02 ID:NYRxXECi0
大学
男(はぁ…そりゃ、所詮ゲームだしなぁ…主人公は俺じゃなくて橘だよなぁ…
現に俺はあいつの思考の中の選択しを選んだだけであって自分の意思で
森島先輩を攻略したわけじゃないし…)
友「おい、なに物思いにふけてんだよ?」
男「え?いや、別に…」
友(おいおい…かなりヤバイとこまできてんじゃねーの?コイツ…)
友「ま、ゲームのヒロインに恋したところでだな…何も起きないし何も解決しないだろ?」
男「ちょ?っばっか!おめぇ!ちげーよ!そんな現実逃避してねーし!」
男(はぁ…そりゃ、所詮ゲームだしなぁ…主人公は俺じゃなくて橘だよなぁ…
現に俺はあいつの思考の中の選択しを選んだだけであって自分の意思で
森島先輩を攻略したわけじゃないし…)
友「おい、なに物思いにふけてんだよ?」
男「え?いや、別に…」
友(おいおい…かなりヤバイとこまできてんじゃねーの?コイツ…)
友「ま、ゲームのヒロインに恋したところでだな…何も起きないし何も解決しないだろ?」
男「ちょ?っばっか!おめぇ!ちげーよ!そんな現実逃避してねーし!」
21: 2012/05/27(日) 20:03:49.55 ID:NYRxXECi0
友「いや、バレバレだから…。」
男「はぁ…。お前のせいだぞ?あんな薬みたいなゲーム俺に貸すから」
友「酷い言いがかりだな。俺はお前があまりにも辛そうにしてたから
貸し手てやっただけだぞ?で、リアルの方はどうなんだよ?」
男「…」
友「おいおい…しっかりしろよ?合コンとかなら、また誘ってやるから」
男「なんか辛いんだよ…。この世界に森島先輩はいないって考えるのが…」
友「まぁその気持ちはわからんでもないがな…」
男「はぁ…。お前のせいだぞ?あんな薬みたいなゲーム俺に貸すから」
友「酷い言いがかりだな。俺はお前があまりにも辛そうにしてたから
貸し手てやっただけだぞ?で、リアルの方はどうなんだよ?」
男「…」
友「おいおい…しっかりしろよ?合コンとかなら、また誘ってやるから」
男「なんか辛いんだよ…。この世界に森島先輩はいないって考えるのが…」
友「まぁその気持ちはわからんでもないがな…」
23: 2012/05/27(日) 20:09:06.95 ID:NYRxXECi0
男「自分でもわかってるよ?こんなこと真剣にかんがえちゃうのマジきめぇって…」
友「ま、誰もが通る道だしな!自然にその気持ちも薄れていくさ!」
男「そうかな?」
友「まぁ、俺もそうだったし!全国のオタ共も乗り越えてるわけだしな!」
男「はぁ…」
友「とりあえず、ゲーム返せ。それだけで少しは気持ちも変わってくるだろう」
男「わかった…。明日返すよ」
友「よし、心配するな!リアルでも俺がアマガミなみに熱い青春を送れるように手助けするからさ!」
男「何かありがとうな!」
友「まぁ、お前も俺の手助けはしろよ?俺だって彼女欲しいし!」
男「おう!まかせろ!」
友「ま、誰もが通る道だしな!自然にその気持ちも薄れていくさ!」
男「そうかな?」
友「まぁ、俺もそうだったし!全国のオタ共も乗り越えてるわけだしな!」
男「はぁ…」
友「とりあえず、ゲーム返せ。それだけで少しは気持ちも変わってくるだろう」
男「わかった…。明日返すよ」
友「よし、心配するな!リアルでも俺がアマガミなみに熱い青春を送れるように手助けするからさ!」
男「何かありがとうな!」
友「まぁ、お前も俺の手助けはしろよ?俺だって彼女欲しいし!」
男「おう!まかせろ!」
26: 2012/05/27(日) 20:12:49.27 ID:NYRxXECi0
男宅
男「ただいま~、はぁ…疲れた~。よし!現実逃避ばっかしてないで!明日から頑張るぞ!!うぉっしゃぁぁ!!」
森島「もう!きみ!おそいよ!いつまで待たせるつもりだったの?」
男「すいません、ちょっと友人と語り合ってたら熱くなっちゃいまして……は?」
森島「?」
男「え?」
森島「え?」
男「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
男「ただいま~、はぁ…疲れた~。よし!現実逃避ばっかしてないで!明日から頑張るぞ!!うぉっしゃぁぁ!!」
森島「もう!きみ!おそいよ!いつまで待たせるつもりだったの?」
男「すいません、ちょっと友人と語り合ってたら熱くなっちゃいまして……は?」
森島「?」
男「え?」
森島「え?」
男「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
27: 2012/05/27(日) 20:19:14.21 ID:NYRxXECi0
男(っべーわぁ…マジっべーわ…ついに脳みそまでアマガミに汚染されちまったよ…
救急車?とりあえず病院?)
森島「きみ!女の子を待たせておいて第一声が変な雄叫び?」プンプン
男(うわうわうわうわうわ…森島先輩だよ…モノホンだよ…でも、折角、ぶっ壊れた頭が
いい感じの幻想を見せてくてるんだし…少しくらいこのままでも…)
森島「ねぇ!人の話聞いてるの?」
男「はい!聞いてます!聞いてますとも!で、ご用件は?」
森島「はぁ…きみが会いたいって言うからわざわざ来て上げたのに…」フンッ
男「俺が会いたい?」(あぁ…、そういえば授業そっちのけでずっと念じてたこともあったような…)
救急車?とりあえず病院?)
森島「きみ!女の子を待たせておいて第一声が変な雄叫び?」プンプン
男(うわうわうわうわうわ…森島先輩だよ…モノホンだよ…でも、折角、ぶっ壊れた頭が
いい感じの幻想を見せてくてるんだし…少しくらいこのままでも…)
森島「ねぇ!人の話聞いてるの?」
男「はい!聞いてます!聞いてますとも!で、ご用件は?」
森島「はぁ…きみが会いたいって言うからわざわざ来て上げたのに…」フンッ
男「俺が会いたい?」(あぁ…、そういえば授業そっちのけでずっと念じてたこともあったような…)
28: 2012/05/27(日) 20:24:52.66 ID:NYRxXECi0
男「なんかすいません!俺のせいでこんなむさ苦しい部屋に呼び出しちゃって!本当!すいません!」
森島「そ、そんなに謝らなくてもいいんだけどね」
男「あのぉ…本当に…森島先輩なんですか?」
森島「えぇ!もちろん!」ニコッ
男「どうやってここへ来たんですか?」
森島「えぇ?そんなこと私に聞かれても」
森島「そ、そんなに謝らなくてもいいんだけどね」
男「あのぉ…本当に…森島先輩なんですか?」
森島「えぇ!もちろん!」ニコッ
男「どうやってここへ来たんですか?」
森島「えぇ?そんなこと私に聞かれても」
30: 2012/05/27(日) 20:33:59.01 ID:NYRxXECi0
男「いやいや!どんな技術使ったんですか!?ありえない!俺の脳がイカレてるとしか考えられない!」
森島「だから知らないって!それに君の頭も壊れてないと思う」
男(奇跡だ…これはきっと神様があまりにも不運な人生を送ってきた俺に与えてくたチャンスなんだ!)
男「えっと、森島先輩はいつまでこの世界に?」
森島「えぇ…わからないよそんなの」
男「泊まる場所は?」
森島「ここ!」
男(げ!いくら森島先輩でも俺ん家はまずいだろ…つか、家族になんて説明すればいいんだよ!)
男「あ、もしかして!サーバントみたく消える能力とかあるとか?」
森島「サーバント?なにそれ?そんな能力ないわ」ニコッ
男(えぇぇぇ…どうすんの?どうすればいいの?下手すりゃ俺捕まるじゃん…)
森島「だから知らないって!それに君の頭も壊れてないと思う」
男(奇跡だ…これはきっと神様があまりにも不運な人生を送ってきた俺に与えてくたチャンスなんだ!)
男「えっと、森島先輩はいつまでこの世界に?」
森島「えぇ…わからないよそんなの」
男「泊まる場所は?」
森島「ここ!」
男(げ!いくら森島先輩でも俺ん家はまずいだろ…つか、家族になんて説明すればいいんだよ!)
男「あ、もしかして!サーバントみたく消える能力とかあるとか?」
森島「サーバント?なにそれ?そんな能力ないわ」ニコッ
男(えぇぇぇ…どうすんの?どうすればいいの?下手すりゃ俺捕まるじゃん…)
32: 2012/05/27(日) 20:39:44.26 ID:NYRxXECi0
男「あのぉ…、俺が呼んだのもアレなんですけど…。この先どうすればいいですかね?」
森島「そうね…観光とか!?きみの通う大学とか行って見たいな!」
男「大学とか…行っても楽しくないと思いますが…」
森島「一足先に大学生活を味わいたいの!大学生って何かあこがれるじゃない!」
男「は、はぁ。まぁとりあえず明日にでもご案内…」
男(って待てよ…俺が大学生って事を知っているなら普通敬語じゃね?いやいや…森島先輩に
敬語を使わせるのか?俺は…そもそも森島先輩って呼ぶのもどうなんだ?)
森島「そうね…観光とか!?きみの通う大学とか行って見たいな!」
男「大学とか…行っても楽しくないと思いますが…」
森島「一足先に大学生活を味わいたいの!大学生って何かあこがれるじゃない!」
男「は、はぁ。まぁとりあえず明日にでもご案内…」
男(って待てよ…俺が大学生って事を知っているなら普通敬語じゃね?いやいや…森島先輩に
敬語を使わせるのか?俺は…そもそも森島先輩って呼ぶのもどうなんだ?)
35: 2012/05/27(日) 20:56:46.34 ID:NYRxXECi0
森島「ねぇ、どうしたの?」
男(あぁ…可愛い…。やっぱり森島先輩は森島先輩だ!)
男「い、いえ!なんでも!」
男(とりあえず…今はこの状況をどう説明するかだな…)
男「あのぉ…森島先輩」
森島「?」
男「あのですね…家にいる間だけでいいんで…」
男(あぁ…可愛い…。やっぱり森島先輩は森島先輩だ!)
男「い、いえ!なんでも!」
男(とりあえず…今はこの状況をどう説明するかだな…)
男「あのぉ…森島先輩」
森島「?」
男「あのですね…家にいる間だけでいいんで…」
37: 2012/05/27(日) 21:03:28.33 ID:NYRxXECi0
男宅
父「で、そ、その可愛らしい子は?」(ま、まさかな…)
男「俺の彼女だよ」ドヤァ
森島「男くんの彼女です」ニコ
父「そ、そうか…いやぁお前にもやっと彼女ができたか…あははは」
父(嘘だろ?だまされてるんじゃないのか?壷とか買わされてるんじゃ…)
男「でさぁ、親父…、じつはこいつちょっと家庭の事情で…」
父(うわぁぁぁ…そう来たか!?家庭の事情を装って多額の金を振り込ませようという魂胆だな?)
父「ど、どうしたんだ?」ガクガク
男「詳しいことは言えないけど…少しの間、うちに泊めてあげたいんだけど」
父「で、そ、その可愛らしい子は?」(ま、まさかな…)
男「俺の彼女だよ」ドヤァ
森島「男くんの彼女です」ニコ
父「そ、そうか…いやぁお前にもやっと彼女ができたか…あははは」
父(嘘だろ?だまされてるんじゃないのか?壷とか買わされてるんじゃ…)
男「でさぁ、親父…、じつはこいつちょっと家庭の事情で…」
父(うわぁぁぁ…そう来たか!?家庭の事情を装って多額の金を振り込ませようという魂胆だな?)
父「ど、どうしたんだ?」ガクガク
男「詳しいことは言えないけど…少しの間、うちに泊めてあげたいんだけど」
40: 2012/05/27(日) 21:08:25.91 ID:NYRxXECi0
父「え?」(ど、どういうことだ)
男「頼む!息子の一生の願いだ!」
父「いや、でもなぁ…」
母「いいんじゃないですか?困ってるんでしょ?その子」
森島「」コクリッ(なんか騙して悪いなぁ…)
母「部屋も一つ空いているし、いいでしょ?あなた?」
父「う~む…仕方がないな…」(このままでは…私の家庭が崩壊してしまう…)
男「頼む!息子の一生の願いだ!」
父「いや、でもなぁ…」
母「いいんじゃないですか?困ってるんでしょ?その子」
森島「」コクリッ(なんか騙して悪いなぁ…)
母「部屋も一つ空いているし、いいでしょ?あなた?」
父「う~む…仕方がないな…」(このままでは…私の家庭が崩壊してしまう…)
41: 2012/05/27(日) 21:11:55.84 ID:NYRxXECi0
リビング
父「ちょっと…男…こっちへ来なさい…」
男「なんだよ…親父」
父「なぁ、あの子に変な壷買わされなかったか?店とかに連れ込まれたりとか…」ガクガク
男「ねーよ!あの子は詐欺師じゃないから!」
父「そうか…だといいんだが…」
男「心配しすぎだよ親父。それに少しの間だし」
父「あ、あぁ…わかった」
男(少しの間って言ったけど…森島先輩いつまでここにいるんだろう…)
父「ちょっと…男…こっちへ来なさい…」
男「なんだよ…親父」
父「なぁ、あの子に変な壷買わされなかったか?店とかに連れ込まれたりとか…」ガクガク
男「ねーよ!あの子は詐欺師じゃないから!」
父「そうか…だといいんだが…」
男「心配しすぎだよ親父。それに少しの間だし」
父「あ、あぁ…わかった」
男(少しの間って言ったけど…森島先輩いつまでここにいるんだろう…)
43: 2012/05/27(日) 21:17:11.52 ID:NYRxXECi0
男「ふぅ…なんとかなった~。親父は相当びびってたけど」
森島「なんか、お父さんに悪いことしちゃったかな~」
男「そんなことないです!ていうか、変な子芝居やらせちゃってすいません」
森島「もう謝らないでよ、きみは普段からそんなに人に謝るような人じゃないでしょ?」
男「ま、まぁ…そうですね。ていうかなんで俺のこと」
森島「ふふっ内緒」ニコッ
男「あ、あのじゃぁ明日早いんで俺はもう寝ますね。それじゃ」
森島「うん!明日の大学見学楽しみにしてるから!」
男(夢じゃないよな…これ…。)
森島「なんか、お父さんに悪いことしちゃったかな~」
男「そんなことないです!ていうか、変な子芝居やらせちゃってすいません」
森島「もう謝らないでよ、きみは普段からそんなに人に謝るような人じゃないでしょ?」
男「ま、まぁ…そうですね。ていうかなんで俺のこと」
森島「ふふっ内緒」ニコッ
男「あ、あのじゃぁ明日早いんで俺はもう寝ますね。それじゃ」
森島「うん!明日の大学見学楽しみにしてるから!」
男(夢じゃないよな…これ…。)
44: 2012/05/27(日) 21:21:55.62 ID:NYRxXECi0
翌朝
男「くっそ!くっそ!緊張して寝れなかった!くっそ!」
男(あ!森島先輩は!?もしかして…消えてたり…そんな!)
男「森島先輩!」ガチャッ
森島「ん~?おはよう…」ムニャムニャ
男(よっしゃぁぁぁぁ!消えてない!つか寝起き可愛いぃぃぃ!!)
男「起きてください~。大学行くんでしょう?」
森島「う~ん…そうだったねぇ…」ムニャムニャ
男「くっそ!くっそ!緊張して寝れなかった!くっそ!」
男(あ!森島先輩は!?もしかして…消えてたり…そんな!)
男「森島先輩!」ガチャッ
森島「ん~?おはよう…」ムニャムニャ
男(よっしゃぁぁぁぁ!消えてない!つか寝起き可愛いぃぃぃ!!)
男「起きてください~。大学行くんでしょう?」
森島「う~ん…そうだったねぇ…」ムニャムニャ
45: 2012/05/27(日) 21:25:18.71 ID:NYRxXECi0
電車
男(眠い…無理だ…授業中は爆睡だなコレ…)
森島「やっぱ大学って遠いの?」
男「え?まぁ少し遠いですね。でも、慣れれば全然苦じゃないですよ?」
森島「え~、でも私は近い方がいいかな!だって楽じゃない!」
男(あぁ…俺…すげぇ幸せ…いやふぉぉぉぉぉぉぉぃ!!!!!!)
男(眠い…無理だ…授業中は爆睡だなコレ…)
森島「やっぱ大学って遠いの?」
男「え?まぁ少し遠いですね。でも、慣れれば全然苦じゃないですよ?」
森島「え~、でも私は近い方がいいかな!だって楽じゃない!」
男(あぁ…俺…すげぇ幸せ…いやふぉぉぉぉぉぉぉぃ!!!!!!)
47: 2012/05/27(日) 21:31:15.92 ID:NYRxXECi0
大学に着いた後
授業までの空き時間で俺は森島先輩と
大学の色々な建物をまわった。
森島先輩すごく興味津々でまるで幼い子供ようだった。
俺はもちろんにやけるのを堪えるのに必氏であった。
男「すいません、そろそろ講義が始まるので…図書館で待っていてもらえますか?」
森島「うん、わかったわ」ニコッ
男「講義が終わればまたすぐに戻ってきます!それじゃ!」
森島「は~い!」ニコッ
授業までの空き時間で俺は森島先輩と
大学の色々な建物をまわった。
森島先輩すごく興味津々でまるで幼い子供ようだった。
俺はもちろんにやけるのを堪えるのに必氏であった。
男「すいません、そろそろ講義が始まるので…図書館で待っていてもらえますか?」
森島「うん、わかったわ」ニコッ
男「講義が終わればまたすぐに戻ってきます!それじゃ!」
森島「は~い!」ニコッ
48: 2012/05/27(日) 21:37:35.95 ID:NYRxXECi0
友「遅かったな。今日はぎりぎりだな」
男「ちょっとな♪」
友「随分と機嫌がいいな。もしかして…好きな人でもできたか?」コノコノー
男「えへへへへ、まぁそんな感じっていうかぁぁあ」アヘアヘ
友(うわ…うっざ…いつになくうざいなこいつ…でも今そんな感じって)
友「そうかそうか!お前にもついに青春到来か?」
男「ぐへへへへ、そんな青春ってぐふふふふふ」
友「よし!じゃぁ、どんな子か俺にも紹介してくれよ!」
男「え…?ごめんそれはちょっと…」(ゲームから飛び出して来ちゃいましたうふふ☆おっけ~なんて言えない…)
男「ちょっとな♪」
友「随分と機嫌がいいな。もしかして…好きな人でもできたか?」コノコノー
男「えへへへへ、まぁそんな感じっていうかぁぁあ」アヘアヘ
友(うわ…うっざ…いつになくうざいなこいつ…でも今そんな感じって)
友「そうかそうか!お前にもついに青春到来か?」
男「ぐへへへへ、そんな青春ってぐふふふふふ」
友「よし!じゃぁ、どんな子か俺にも紹介してくれよ!」
男「え…?ごめんそれはちょっと…」(ゲームから飛び出して来ちゃいましたうふふ☆おっけ~なんて言えない…)
50: 2012/05/27(日) 21:46:54.78 ID:NYRxXECi0
友「おいおい…なんでだよ?俺はお前の恋愛に協力するつもりなのに…」
男「いや…でも、それは…」
友「まぁ、事情があるなら仕方ないな。次の昼休みにじっくり話聞かせろよ」ニコッ
男(うっ…森島先輩を待たせるわけにはいかないけど…こいつ…ずっと俺のこと気にかけてくれてたし…)
男「そうだな…でも、用事があるからあまり長くはいられないぞ?」
友「了解、じゃぁこの講義が終わればすぐ食堂な!」
男「いや…でも、それは…」
友「まぁ、事情があるなら仕方ないな。次の昼休みにじっくり話聞かせろよ」ニコッ
男(うっ…森島先輩を待たせるわけにはいかないけど…こいつ…ずっと俺のこと気にかけてくれてたし…)
男「そうだな…でも、用事があるからあまり長くはいられないぞ?」
友「了解、じゃぁこの講義が終わればすぐ食堂な!」
51: 2012/05/27(日) 21:52:08.39 ID:NYRxXECi0
食堂
俺は友には悪いが口から出任せであれこれ喋った。
男「とまぁ、今はそんな感じかな」
友「ふむ、お前もなかなかやるな。電車で声をかけただなんて。
ていうか、お前がそこまでするくらいなんだからよっぽど可愛いんだろうな」
男「当たり前だろ!もり…いや、あの子マジで超美人だから!」
友「お!マジか!カーッ俺も見てみてぇぇ!」
森島「あっれ~?ちょっと!ここでなにしてるのよ!」
俺は友には悪いが口から出任せであれこれ喋った。
男「とまぁ、今はそんな感じかな」
友「ふむ、お前もなかなかやるな。電車で声をかけただなんて。
ていうか、お前がそこまでするくらいなんだからよっぽど可愛いんだろうな」
男「当たり前だろ!もり…いや、あの子マジで超美人だから!」
友「お!マジか!カーッ俺も見てみてぇぇ!」
森島「あっれ~?ちょっと!ここでなにしてるのよ!」
53: 2012/05/27(日) 21:58:51.60 ID:NYRxXECi0
男(ぎゃぁぁぁぁぁ!図書館で大人しくててよ!森島先輩!!!!!!!)
友「え?え?え?もり…え?は?」
男(やべーよ…友のやつ…完全に思考回路がショートしちゃってるよ…
やっぱり大学へ連れて来るべきじゃなかったのかな?)
男「ちょっと!森島先輩!図書館にいてって!言ったじゃないですか!」
森島「だって!きみがあまりにも遅いもんだから!きみだってなんで食堂にいるのよ!」
友「オレ イマ ゲンジツ オレ ユメジャナイ」ガクガク
男「おい!ちょ!友!しっかりしてくれ!友!!!!!!!!!!!!」
友「え?え?え?もり…え?は?」
男(やべーよ…友のやつ…完全に思考回路がショートしちゃってるよ…
やっぱり大学へ連れて来るべきじゃなかったのかな?)
男「ちょっと!森島先輩!図書館にいてって!言ったじゃないですか!」
森島「だって!きみがあまりにも遅いもんだから!きみだってなんで食堂にいるのよ!」
友「オレ イマ ゲンジツ オレ ユメジャナイ」ガクガク
男「おい!ちょ!友!しっかりしてくれ!友!!!!!!!!!!!!」
54: 2012/05/27(日) 22:03:33.88 ID:NYRxXECi0
そして、俺は友に真実を伝えた。
もちろん、信じてもらうのには苦労したが…
現実に…目の前には森島先輩がいる。
友は理解せざる得なかった。
友「信じられない…。ていうかなんでお前のところに!」
男「さぁ…なんでだろ…」
友「それに!あのゲームは元々俺のだろ?だったら…」
男「いやでも昨日返したし…」
友「俺のところにだって絢辻さんが現れてもいいじゃんか!」
男「…」
もちろん、信じてもらうのには苦労したが…
現実に…目の前には森島先輩がいる。
友は理解せざる得なかった。
友「信じられない…。ていうかなんでお前のところに!」
男「さぁ…なんでだろ…」
友「それに!あのゲームは元々俺のだろ?だったら…」
男「いやでも昨日返したし…」
友「俺のところにだって絢辻さんが現れてもいいじゃんか!」
男「…」
55: 2012/05/27(日) 22:08:47.02 ID:NYRxXECi0
確かにおかしな話である…。
俺は所詮はにわか。ゲームをプレイしたのだってついこの間の話…
森島先輩のことを本当に、俺以上に好きでいる人なんていくらでもいるはず…。
なのに…なんでなんだろう…
友「うらやましいって言うかずるいな!」
ずるい…
俺も逆の立場であれば発狂するくらい許せないことだと思う…
俺は森島先輩が好きだ。
だから、そんな森島先輩が自分のとろでなく
他人のところへ現れるなんて…
男「ごめん…先輩…帰ろう?」
森島「え?ちょっと…いいの?って、ねぇ?まってよ!」
友「…」
俺は所詮はにわか。ゲームをプレイしたのだってついこの間の話…
森島先輩のことを本当に、俺以上に好きでいる人なんていくらでもいるはず…。
なのに…なんでなんだろう…
友「うらやましいって言うかずるいな!」
ずるい…
俺も逆の立場であれば発狂するくらい許せないことだと思う…
俺は森島先輩が好きだ。
だから、そんな森島先輩が自分のとろでなく
他人のところへ現れるなんて…
男「ごめん…先輩…帰ろう?」
森島「え?ちょっと…いいの?って、ねぇ?まってよ!」
友「…」
57: 2012/05/27(日) 22:12:58.98 ID:NYRxXECi0
帰り道
俺は今日撮った森島先輩の写真を眺めていた。
夢じゃなくて現実である証…そんな気がした。
男「今日は色々ありましたけど…どうでしたか?」
森島「とても楽しかった!きみの友人とのいざこざは…ちょっとあれだったけど」
男「あの」
森島「なに?」ニコッ
男「先輩はなんで俺のところに現れたんですか?」
森島「そんなのわからないわ♪」
俺は今日撮った森島先輩の写真を眺めていた。
夢じゃなくて現実である証…そんな気がした。
男「今日は色々ありましたけど…どうでしたか?」
森島「とても楽しかった!きみの友人とのいざこざは…ちょっとあれだったけど」
男「あの」
森島「なに?」ニコッ
男「先輩はなんで俺のところに現れたんですか?」
森島「そんなのわからないわ♪」
58: 2012/05/27(日) 22:16:24.75 ID:NYRxXECi0
男「わからないって…じゃぁ!森島先輩は俺のこと好きですか!?」
森島「え?」
男「俺のことが…橘よりも…誰よりも好きだから俺の前に現れたんじゃ」
森島「そんなの…」
男「だって!現に俺の前に!こうしているじゃないですか!」
森島「そんなこと!答えられるわけない!」
男「え…」
森島「え?」
男「俺のことが…橘よりも…誰よりも好きだから俺の前に現れたんじゃ」
森島「そんなの…」
男「だって!現に俺の前に!こうしているじゃないですか!」
森島「そんなこと!答えられるわけない!」
男「え…」
60: 2012/05/27(日) 22:23:20.68 ID:NYRxXECi0
森島「知らないの!?私は森島はるか!私は私のことを愛してくれるならそれでいいの!
だってみんな大好きなんだから!」
男「え?」
森島「私にだってよくわかない…けど!この世界には私を愛してくれる人がたくさんいる!
だから…誰か一人を選ぶなんてできない!私は…私を愛してくれる人の数だけいるの!」ウルウル
ゲームでは到底聞けない森島先輩のセリフだった…
彼女はゲームの世界の人。
そして彼女の役目は俺たちみたいなやつに
青春や恋愛を与えてくれるというもの。
男「森島先輩って…、そのやっぱり自分がゲームの世界の人間だってこと…」
だってみんな大好きなんだから!」
男「え?」
森島「私にだってよくわかない…けど!この世界には私を愛してくれる人がたくさんいる!
だから…誰か一人を選ぶなんてできない!私は…私を愛してくれる人の数だけいるの!」ウルウル
ゲームでは到底聞けない森島先輩のセリフだった…
彼女はゲームの世界の人。
そして彼女の役目は俺たちみたいなやつに
青春や恋愛を与えてくれるというもの。
男「森島先輩って…、そのやっぱり自分がゲームの世界の人間だってこと…」
61: 2012/05/27(日) 22:27:59.53 ID:NYRxXECi0
森島「理解してるわ」
男「嫌じゃないんですか?」
森島「どうして?きみとは…う~ん、なんていうんだろうな…
根本が違う?う~ん」
男「あ!そんなに無理して考えなくていいですから!」アセアセ
森島「なんか、ごめんね…突然怒鳴ったりして」
男「い、いえ!そんな!」
せっかく、俺のもとへ現れてくれたのに…俺は…
何がしたいんだろう…
森島「あ~あ、おなかすいちゃったな~」
男「あ、そうですね!早くかえりましょう!」
男「嫌じゃないんですか?」
森島「どうして?きみとは…う~ん、なんていうんだろうな…
根本が違う?う~ん」
男「あ!そんなに無理して考えなくていいですから!」アセアセ
森島「なんか、ごめんね…突然怒鳴ったりして」
男「い、いえ!そんな!」
せっかく、俺のもとへ現れてくれたのに…俺は…
何がしたいんだろう…
森島「あ~あ、おなかすいちゃったな~」
男「あ、そうですね!早くかえりましょう!」
63: 2012/05/27(日) 22:33:32.19 ID:NYRxXECi0
男宅
男「ふぅ…おなかいっぱいだ」
森島「ねぇ!明日は何処にいこっか!?」
今日は色々、考えさせられる一日だった…
未だに何も解決してはいないが、俺は…
やっぱり誰にも森島先輩を渡したくなかった
例え、憎まれようとも…
男「明日は休みだからどこでもいいですよ?」
森島「じゃぁ!水族館!」
男(またまたベタな場所だな…)
男「いいですね!じゃぁ明日は水族館へ行きましょう!」
森島「いえ~い♪」
男「ふぅ…おなかいっぱいだ」
森島「ねぇ!明日は何処にいこっか!?」
今日は色々、考えさせられる一日だった…
未だに何も解決してはいないが、俺は…
やっぱり誰にも森島先輩を渡したくなかった
例え、憎まれようとも…
男「明日は休みだからどこでもいいですよ?」
森島「じゃぁ!水族館!」
男(またまたベタな場所だな…)
男「いいですね!じゃぁ明日は水族館へ行きましょう!」
森島「いえ~い♪」
64: 2012/05/27(日) 22:36:33.07 ID:NYRxXECi0
夜
突然、俺の携帯が鳴り出した。
友からの電話であった。
友「今日は、なんか悪かったな…その、変に取り乱しちゃって」
男「俺だって…折角、力になってくれるって言ってたのに…嘘ついちゃって」
友「で、森島先輩と今後どうするつもりだ?」
男「明日、水族館へ行ってきます!」
友「そういうのじゃなくて…」
男「え?」
突然、俺の携帯が鳴り出した。
友からの電話であった。
友「今日は、なんか悪かったな…その、変に取り乱しちゃって」
男「俺だって…折角、力になってくれるって言ってたのに…嘘ついちゃって」
友「で、森島先輩と今後どうするつもりだ?」
男「明日、水族館へ行ってきます!」
友「そういうのじゃなくて…」
男「え?」
65: 2012/05/27(日) 22:42:22.41 ID:NYRxXECi0
友「普通に考えてこういう生活がずっと送れると思っているのか?」
男「そりゃぁ…、いつか消えてしまうのはわかってるけど…」
友「まぁ、それもあるがだな…」
男「ん?」
友「なんでお前はそこまで鈍感なんだよ…。今、お前の家にいるのはあの森島はるかなんだぞ?
こんなこと…世間に広まってみろ…」
男「それはちょっとまずいなぁ…」
友「ちょっとどころの騒ぎじゃない!中には発狂して襲いにかかってくるオタが出てくるかもしれないし…
そもそも、架空の世界の人間を実体化するなんてそんな技術…どんな奴が彼女を狙ってくるか…」
男「そりゃぁ…、いつか消えてしまうのはわかってるけど…」
友「まぁ、それもあるがだな…」
男「ん?」
友「なんでお前はそこまで鈍感なんだよ…。今、お前の家にいるのはあの森島はるかなんだぞ?
こんなこと…世間に広まってみろ…」
男「それはちょっとまずいなぁ…」
友「ちょっとどころの騒ぎじゃない!中には発狂して襲いにかかってくるオタが出てくるかもしれないし…
そもそも、架空の世界の人間を実体化するなんてそんな技術…どんな奴が彼女を狙ってくるか…」
66: 2012/05/27(日) 22:47:08.17 ID:NYRxXECi0
友「今日、お前が大学へ連れ出しただけで…ネットで噂が流れ始めてる…」
男「そんな…でも、森島先輩は俺が絶対守る!」
友「…、明日も遊びに行くんだって?」
男「うん…」
友「ちゃんと…、ばれないようにな…」
男「わかった…ありがとう」
男「そんな…でも、森島先輩は俺が絶対守る!」
友「…、明日も遊びに行くんだって?」
男「うん…」
友「ちゃんと…、ばれないようにな…」
男「わかった…ありがとう」
67: 2012/05/27(日) 22:51:19.90 ID:NYRxXECi0
翌日 水族館
森島「すっご~い!大きい魚さんがいっぱい!ねぇ!見て!こっちにも!」
男(可愛いなぁ…魚じゃなく森島先輩が…ずっとこのまま一緒にいられたらなぁ)
男「ここにも大きなサメがいますよ!」
森島「わお!ちょっと怖いけど可愛い!」キラキラ
俺はデートを楽しみつつも周囲を警戒していた…
いつ先輩が襲われるかわからない…
最悪の事態が頭によぎるが必氏で振り払った
森島「すっご~い!大きい魚さんがいっぱい!ねぇ!見て!こっちにも!」
男(可愛いなぁ…魚じゃなく森島先輩が…ずっとこのまま一緒にいられたらなぁ)
男「ここにも大きなサメがいますよ!」
森島「わお!ちょっと怖いけど可愛い!」キラキラ
俺はデートを楽しみつつも周囲を警戒していた…
いつ先輩が襲われるかわからない…
最悪の事態が頭によぎるが必氏で振り払った
68: 2012/05/27(日) 22:55:35.29 ID:NYRxXECi0
「おい…あれってアマガミの…マジにてねー?」
「あれ森島先輩だろ!?すっげ!ほんものじゃね!」
ガヤガヤ
男(くっ…このままじゃまずい…)
男「あ、あの先輩…そろそろ」アセアセ
森島「えぇ!?もう帰るの?」
男「い、いや…場所を変えましょう!ね!?」
森島「なんか…今日のきみ変だよ?」
男「変…ですか?」
森島「なんか!ずっとそわそわしてる!」
「あれ森島先輩だろ!?すっげ!ほんものじゃね!」
ガヤガヤ
男(くっ…このままじゃまずい…)
男「あ、あの先輩…そろそろ」アセアセ
森島「えぇ!?もう帰るの?」
男「い、いや…場所を変えましょう!ね!?」
森島「なんか…今日のきみ変だよ?」
男「変…ですか?」
森島「なんか!ずっとそわそわしてる!」
70: 2012/05/27(日) 23:01:11.50 ID:NYRxXECi0
なんとか無事に水族館でのデートを終えた…
男「ふぅ…」(なんとか…ばれずに済んだ)
森島「ねぇ?楽しかった?」
男「もちろん!楽しかったです!」
森島「そう、ならいいんだけど…」
男「せんぱい?」
森島「なんか、私のせいできみに迷惑をかけてる気がしてね」
男「そんなことないです!俺は今めちゃくちゃ幸せなんですから!
森島先輩は俺が命に代えてでも絶対守りますから…」
森島「そんな…、駄目だよ。命に代えるなんて」
男「ふぅ…」(なんとか…ばれずに済んだ)
森島「ねぇ?楽しかった?」
男「もちろん!楽しかったです!」
森島「そう、ならいいんだけど…」
男「せんぱい?」
森島「なんか、私のせいできみに迷惑をかけてる気がしてね」
男「そんなことないです!俺は今めちゃくちゃ幸せなんですから!
森島先輩は俺が命に代えてでも絶対守りますから…」
森島「そんな…、駄目だよ。命に代えるなんて」
71: 2012/05/27(日) 23:04:53.21 ID:NYRxXECi0
俺は彼女のためなら本当に氏ぬ覚悟だった。
そして、彼女には一生幸せになって欲しいと思った。
そして、日々は過ぎて行った。
森島先輩の噂は徐々に広がり
俺と先輩が二人で出かけることも
ほとんどなくなってしまっていた。
すべては彼女を守るためだ!
これを乗り越えればきっと!幸せになれるはず!
そして、彼女には一生幸せになって欲しいと思った。
そして、日々は過ぎて行った。
森島先輩の噂は徐々に広がり
俺と先輩が二人で出かけることも
ほとんどなくなってしまっていた。
すべては彼女を守るためだ!
これを乗り越えればきっと!幸せになれるはず!
72: 2012/05/27(日) 23:07:30.44 ID:NYRxXECi0
大学
友「最近…また噂を聞いたよ…お前とあの子の」
男「そうか…」
友「今日は彼女は?」
男「家にいてもらってる…」
友「はぁ、もう限界じゃないのか?」
男「何が限界だよ?だったらどうしろって言うんだよ?」
友「彼女に帰ってもらうんだよ」
友「最近…また噂を聞いたよ…お前とあの子の」
男「そうか…」
友「今日は彼女は?」
男「家にいてもらってる…」
友「はぁ、もう限界じゃないのか?」
男「何が限界だよ?だったらどうしろって言うんだよ?」
友「彼女に帰ってもらうんだよ」
73: 2012/05/27(日) 23:09:48.60 ID:NYRxXECi0
意地でも最後まで書く
76: 2012/05/27(日) 23:13:02.24 ID:NYRxXECi0
男「どうやって?」
友「お前言ってただろ?彼女が何でここに来たか」
男「俺が…会いたいって願ったから…?」
友「そう、お前が彼女をこの世界に留めてるんだよ」
男「だからなんだよ!」
友「お前が帰れと願えばいいんだよ」
男「ふざけるな!そんなこと!願えるわけないだろ!」タッタッタッタ
友「おい!ちょっと!待てって!」
友「お前言ってただろ?彼女が何でここに来たか」
男「俺が…会いたいって願ったから…?」
友「そう、お前が彼女をこの世界に留めてるんだよ」
男「だからなんだよ!」
友「お前が帰れと願えばいいんだよ」
男「ふざけるな!そんなこと!願えるわけないだろ!」タッタッタッタ
友「おい!ちょっと!待てって!」
78: 2012/05/27(日) 23:18:33.54 ID:NYRxXECi0
そんなこと…考えられるわけ…願えるわけないだろ!?
俺はここでずっと先輩と幸せに暮らすんだ!
先輩を幸せにできるのは俺だけなんだ!
男宅
男「ただいま…」
森島「あら?今日は早かったのね?もしかしてさぼった?」ヒョコッ
男「ま、まぁ…そんな感じです。えへへ…」
森島「だめだよ!?今日は許してあげるけど明日は追い返すわよ?」フフ
男「わかりましたよ。先輩」ニコッ
先輩は今…本当に幸せなのだろうか…
俺の願いのせいで無理やりここに留まっているのだろうか…
俺はここでずっと先輩と幸せに暮らすんだ!
先輩を幸せにできるのは俺だけなんだ!
男宅
男「ただいま…」
森島「あら?今日は早かったのね?もしかしてさぼった?」ヒョコッ
男「ま、まぁ…そんな感じです。えへへ…」
森島「だめだよ!?今日は許してあげるけど明日は追い返すわよ?」フフ
男「わかりましたよ。先輩」ニコッ
先輩は今…本当に幸せなのだろうか…
俺の願いのせいで無理やりここに留まっているのだろうか…
80: 2012/05/27(日) 23:24:51.71 ID:NYRxXECi0
男「先輩…」
森島「どうしたの?」
男「先輩は今、幸せですか?」
森島「きみが私のことを好きでいてくれているならね」ニコッ
男「そりゃぁ好きですよ!これからもずっと!」
森島「じゃぁ私はこれかもずっと幸せかな♪」
男「…そうですか。俺も幸せです」
森島「どうしたの?」
男「先輩は今、幸せですか?」
森島「きみが私のことを好きでいてくれているならね」ニコッ
男「そりゃぁ好きですよ!これからもずっと!」
森島「じゃぁ私はこれかもずっと幸せかな♪」
男「…そうですか。俺も幸せです」
81: 2012/05/27(日) 23:29:34.31 ID:NYRxXECi0
俺には無理だ…
森島先輩をもと世界に帰すなんて…
もし、帰ってしまったら俺はどうすればいい?
また、ゲームでも借りるか?
ふざけるな!あんなのじゃ…
俺の気持ちなんてこれっぽちも伝わらない!
同じイベント…同じセリフ…
何度繰り返したところで!
その時、友から電話がかかってきた。
森島先輩をもと世界に帰すなんて…
もし、帰ってしまったら俺はどうすればいい?
また、ゲームでも借りるか?
ふざけるな!あんなのじゃ…
俺の気持ちなんてこれっぽちも伝わらない!
同じイベント…同じセリフ…
何度繰り返したところで!
その時、友から電話がかかってきた。
82: 2012/05/27(日) 23:34:14.77 ID:NYRxXECi0
友「どうだ?決心は着いたか?」
男「やっぱり俺には無理だよ…」ポロポロ
友「もう十分じゃないか…。」
男「全然だよ…まだ…まだ…」ポロポロ
友「もういいじゃないか!」
男「え?」ビクッ
友「お前は既に、みんなが願っても叶わない夢を実現したじゃないか!」
男「やっぱり俺には無理だよ…」ポロポロ
友「もう十分じゃないか…。」
男「全然だよ…まだ…まだ…」ポロポロ
友「もういいじゃないか!」
男「え?」ビクッ
友「お前は既に、みんなが願っても叶わない夢を実現したじゃないか!」
84: 2012/05/27(日) 23:40:58.27 ID:NYRxXECi0
友「俺だって!絢辻さんと一緒にデートしたり!大学へ通ったり!普通に会話だってしたかった!」
男「お前…」
友「俺以外にもそんなやつは山ほどいる!会いたくても会えない!そんな思いを味わってるやつがな!
でも、お前は…お前は会えたじゃないか!」
男「それは…」
友「もうお前は十分すぎるくらいの時を彼女とすごしたろ!?それでいいじゃないか!」
男「お前…」
友「俺以外にもそんなやつは山ほどいる!会いたくても会えない!そんな思いを味わってるやつがな!
でも、お前は…お前は会えたじゃないか!」
男「それは…」
友「もうお前は十分すぎるくらいの時を彼女とすごしたろ!?それでいいじゃないか!」
85: 2012/05/27(日) 23:44:15.92 ID:NYRxXECi0
ほ
86: 2012/05/27(日) 23:46:47.47 ID:NYRxXECi0
ほす
89: 2012/05/27(日) 23:52:12.64 ID:NYRxXECi0
確かに友の言うとおりだ…
俺は十分すぎるくらい幸せな日々を
先輩と過ごすことができた。
先輩は俺だけのものじゃない…
俺だけが…幸せになんてなっちゃいけない
そう、彼女は森島はるか…
元の世界へ帰さないと…
俺は十分すぎるくらい幸せな日々を
先輩と過ごすことができた。
先輩は俺だけのものじゃない…
俺だけが…幸せになんてなっちゃいけない
そう、彼女は森島はるか…
元の世界へ帰さないと…
92: 2012/05/27(日) 23:57:18.98 ID:NYRxXECi0
男「あの!先輩!」ガチャッ
森島「ん~?どうしたの?」ムニャムニャ
男「明日!一緒にデートしましょう!」
森島「え?でも外に出るのは…」
男「大丈夫です!俺が何とかしますから!」
俺は先輩を最後のデートに誘った。
そういえば…俺はまだちゃんと
先輩に気持ちを伝えていなかった。
だから、明日…全てを告白しよう
森島「ん~?どうしたの?」ムニャムニャ
男「明日!一緒にデートしましょう!」
森島「え?でも外に出るのは…」
男「大丈夫です!俺が何とかしますから!」
俺は先輩を最後のデートに誘った。
そういえば…俺はまだちゃんと
先輩に気持ちを伝えていなかった。
だから、明日…全てを告白しよう
93: 2012/05/28(月) 00:02:58.53 ID:Kz/vzsQ50
とは言ったものの
急いで考えたデートプラン
都会に出て、買い物してご飯を食べて…と
実にシンプルなものだった。
それでも、先輩はいつものように
無邪気な笑顔を見せてくれた。
帰り道
男「あ、あの先輩…」
森島「今日は久々にお出かけできて、すっごく楽しかったな~♪」
男「聞いて欲しいことがあるんです…」
急いで考えたデートプラン
都会に出て、買い物してご飯を食べて…と
実にシンプルなものだった。
それでも、先輩はいつものように
無邪気な笑顔を見せてくれた。
帰り道
男「あ、あの先輩…」
森島「今日は久々にお出かけできて、すっごく楽しかったな~♪」
男「聞いて欲しいことがあるんです…」
94: 2012/05/28(月) 00:12:11.70 ID:Kz/vzsQ50
森島「どうしたの?急に」
男「俺!森島先輩のことが好きです!大好きです!」ウルウル
森島「私もきみがすきだよ!」ニコッ
男「だから…先輩の幸せのためにも…もう帰っていいですよ…」
森島「きみ…」
男「ごめんなさい!俺のせいでずっとこの世界で退屈な日々過ごさせてしまって!」
森島「ううん、そんなことない!そんなことないわ!」
男「俺!森島先輩のことが好きです!大好きです!」ウルウル
森島「私もきみがすきだよ!」ニコッ
男「だから…先輩の幸せのためにも…もう帰っていいですよ…」
森島「きみ…」
男「ごめんなさい!俺のせいでずっとこの世界で退屈な日々過ごさせてしまって!」
森島「ううん、そんなことない!そんなことないわ!」
95: 2012/05/28(月) 00:15:29.85 ID:Kz/vzsQ50
森島「私は楽しかったし、後悔もしてないわ!確かに君を待って間寂しかったけどね」
男「本当に…今までありがとうございました…俺のことはもう心配ないですだから…」シクシク
森島「泣かないで!またいつでも会えるじゃない!」
男「会えないですよ…だって…あれはゲームですし…俺の気持ちなんて」
森島「伝わってる!伝わってたわ!」ウルウル
男「え?」
男「本当に…今までありがとうございました…俺のことはもう心配ないですだから…」シクシク
森島「泣かないで!またいつでも会えるじゃない!」
男「会えないですよ…だって…あれはゲームですし…俺の気持ちなんて」
森島「伝わってる!伝わってたわ!」ウルウル
男「え?」
97: 2012/05/28(月) 00:24:23.86 ID:Kz/vzsQ50
森島「きみ前に言ってたよね?なんで俺のことをしっているのかって」
男「でも、あの時は教えてくれませんでしたよね…確か」
森島「きみがね、あのゲームをプレイして…そして、選択肢に悩んで…ボタンを押して…
君の気持ちはね…全部伝わってたのよ?」
男「え?それって…」
森島「だから、そんな悲しいこと言わないで!」ポロポロ
男「で、でも…」
森島「私が同じセリフしか言わなくても…私はわかってるから!きみの本当の気持ちを!だから…
さよならは言わないで!」ポロポロ
男「先輩!俺!」
森島「ふふ、また明日ね!男くん!」
そして先輩は光に包まれて消えていった
男「でも、あの時は教えてくれませんでしたよね…確か」
森島「きみがね、あのゲームをプレイして…そして、選択肢に悩んで…ボタンを押して…
君の気持ちはね…全部伝わってたのよ?」
男「え?それって…」
森島「だから、そんな悲しいこと言わないで!」ポロポロ
男「で、でも…」
森島「私が同じセリフしか言わなくても…私はわかってるから!きみの本当の気持ちを!だから…
さよならは言わないで!」ポロポロ
男「先輩!俺!」
森島「ふふ、また明日ね!男くん!」
そして先輩は光に包まれて消えていった
99: 2012/05/28(月) 00:31:56.81 ID:Kz/vzsQ50
そして、次の日からまた退屈な大学生活が始まった
友「森島先輩は…?」
男「帰ったよ」
友「そ、そっか…こんな時にもなんだがまた合コンの話がきてるんだが…」
男「お!いいね~!いくいく!」
友「よし!すっげー可愛い子もいっぱいくるみたいだから!期待しとけよ~!!!」
俺は友と合コンの話題で盛り上がりつつも携帯の
写真フォルダを眺めていた。
そこに移っているのは何の変哲も無い大学の風景や
水族館で泳ぐ魚たち…
それを見ているだけで俺はなんだか癒された。
そこに…美しい女の子の無邪気な笑顔が写っている気がして…
おわり
友「森島先輩は…?」
男「帰ったよ」
友「そ、そっか…こんな時にもなんだがまた合コンの話がきてるんだが…」
男「お!いいね~!いくいく!」
友「よし!すっげー可愛い子もいっぱいくるみたいだから!期待しとけよ~!!!」
俺は友と合コンの話題で盛り上がりつつも携帯の
写真フォルダを眺めていた。
そこに移っているのは何の変哲も無い大学の風景や
水族館で泳ぐ魚たち…
それを見ているだけで俺はなんだか癒された。
そこに…美しい女の子の無邪気な笑顔が写っている気がして…
おわり
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