368: 2014/03/13(木) 02:14:14 ID:Klz8K6M6


狐娘「男さん!」男「狐娘?」【一日目】
狐娘「男さん!」男「狐娘?」【二日目】
狐娘「男さん!」男「狐娘?」【三日目】
狐娘「男さん!」男「狐娘?」【四日目】


五日目―

狐娘「···///」

男「···」

男(昨日、何があったか。簡単に説明したいと思う)

男(キスした。それだけ。うん、それだけだった)

男(昨日あれだけ悩んで、誘われて、結果がこれ。いや、良かった。うん···だけど)

男「何だろう、この何とも言えない無情感···」

狐娘「本当にすみませんでした」

男「うん俺のせいなのは間違いないから土下座は止めて」
江戸前エルフ(10) (少年マガジンエッジコミックス)

369: 2014/03/13(木) 02:26:56 ID:Klz8K6M6
狐娘「うぐぐぅ···だってあんな、あんなぁ···///」グスッ

男「忘れる、忘れるから昨日の事は」ナデナデ

狐娘「あぅ···エグッ···」ピコピコ

男「昨日のは悪い夢だったんだ。うん、そうなんだよきっと、うん」ナデナデ

狐娘「···私が男さんを好きな事と、き、キス···///した事は、忘れないで下さい···」ズビッ

男(そういう所をしっかりしなくても)

狐娘「は、初めてだったんですよぅ!?///ど、どんな形でも!忘れて欲しく、無いです···」

370: 2014/03/13(木) 02:47:06 ID:Klz8K6M6
男「ま、まぁ善処するから」

狐娘「は、はい、お願いします···///」

男「とにかく朝食にしよう、うん」

狐娘「あ、あの···」

男「な、何?」

狐娘「···キス、して下さい···///」

男「···。······。·········えっ」

狐娘「だ、だってあれですよ?///もしかしたら、またあんな事になるかも知れないですし···///」

男「だ、だからってそれは···」

狐娘「駄目、ですか···?///」

371: 2014/03/13(木) 03:13:14 ID:Klz8K6M6
男「···目、閉じて。は、恥ずかしいから···うん」

狐娘「···はい///」

男「···(ど、どうしよう。昨日とは違う緊張が···!)」

狐娘「///」ドキドキ

男「~っ///」

チュッ

狐娘「あっ···///」

男「···///」

狐娘「···また、しちゃいましたね···エヘヘ···///」フニャア

男「···あ、朝御飯、食べようか···///」

狐娘「エヘヘ···はいっ///」

372: 2014/03/13(木) 10:47:52 ID:Klz8K6M6
寂れた社―

男(···真っ白だ。信じられない位にピッカピカだ)

白狐「昨日は大変だったわね♪」

男「うわっ!」

白狐「あら、酷い反応ね。折角会いに来たのに♪」

男「いきなり現れて何なんだ」

白狐「色々説明してあげようとしてるのに···♪」

男「説明?」

白狐「昨日の狐娘ちゃんの事♪」

男「···それで?」

374: 2014/03/13(木) 11:13:47 ID:Klz8K6M6
白狐「···人間、誰でも裏があるわ。妖怪も例外無く、ね♪」

男「···君も?」

白狐「勿論♪でも、昨日の狐娘ちゃんは訳が違うわ」

男「訳が違う?」

白狐「そう♪だって狐娘ちゃんの裏は、本来なら小悪魔な所だしね♪」

男「なら、昨日のは···」

白狐「狐娘ちゃんの貴方への愛情が爆発した結果よ♪貴方の妖気が原因でね♪」

男「妖気、か···そんな事言われても、さ」

白狐「妖気云々は兎も角、狐娘ちゃんがああなったのは貴方が早く手を出さないからよ?」

男「出会って数日の相手を―」

白狐「貴方の感覚ではそうかも知れないけど、狐娘ちゃんはそうじゃないのよ?」

375: 2014/03/13(木) 11:49:16 ID:Klz8K6M6
男「え···?」

白狐「もう忘れたの?狐娘ちゃん可哀想···」

男「···俺が見えてなかっただけで、ずっとここに居た、と」

白狐「そうよ♪塵も積もれば山となる、とかって言ってたでしょ♪」

男「···確かに、言ってた」

白狐「あの子の貴方に対する愛情は、一朝一夕で出来た物じゃ無いの♪分かった?」

男「···」コクッ

白狐「だからって貴方の考えを否定する訳じゃないわ♪実際に対面したのはたった数日だしね♪」

376: 2014/03/13(木) 12:05:07 ID:Klz8K6M6
白狐「でももうちょっとあの子の好意に答えてくれても、良いんじゃない?」

男「···ちょっと位は、頑張るよ」

白狐「頑張ってね♪」

男「···って時間がヤバい!」

白狐「あら、そうなの?忙しいのね♪」

男「絶対分かってて言ってるよな!」

白狐「ええ♪狐娘ちゃんを追い詰めた罰よ♪」

男「うっ···いや、今はそれどころじゃ!」ダッ

白狐「ふふっ♪あ、社が真っ白なのは狐娘ちゃんが幸せを感じてる証拠よ~♪」

377: 2014/03/13(木) 12:17:53 ID:Klz8K6M6
男(くっ···何か久々に全力で走ってる気がする!···ん、あれは)ダダダダ

猫娘「···あ」

男「猫娘ちゃん!狐娘を宜しく!鰹節あるから!」ダッ

猫娘「う、うん···もういっちゃった」

猫娘(···かつおぶし!?は、はやくいかないと···♪)ワクワク

猫娘「~♪」フンフン

378: 2014/03/13(木) 14:45:01 ID:Klz8K6M6
大学―

友「いや~青春してますね~全力疾走なんて~」

男「原因が遅刻じゃなきゃそうかもな」ハァハァ

友「何かあったのか?真面目なお前が遅刻ギリギリなんてよ」

男「真面目だったらお前と友達になってない」

友「何だろう複雑な気分だぜ」

男「こっちも複雑な事情があるんだよ···」

379: 2014/03/13(木) 15:02:16 ID:Klz8K6M6
友「そういやどうでもいい事なんだけどよ」

男「まぁ一応聞いとくよ」

友「あのさぁ、ケツの穴に手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わすぞってあるじゃん?」

男「急に何だ」

友「あれ、なんで奥歯しか鳴らさないんだろうな」

男「突っ込む所そこ?しかも本当にどうでも良い」

友「いや突っ込んでんのはケツ」

男「何言ってるんだ」

380: 2014/03/13(木) 15:14:47 ID:Klz8K6M6
女「何の話?」

男「あ、女さん」

友「いや~ケツ―」バシン

女「変O」

友「理不尽だぜ」ジンジン

男「自業自得だよ」

友「俺そんなにセクハラ的な発言してる?」

女「友君は何言ってもセクハラになるから」

友「存在がセクハラみたいに言わないでくれる?」

381: 2014/03/13(木) 15:24:53 ID:Klz8K6M6
女「まぁあれは多分、たまたま奥歯しか鳴らなかったんだよ、きっと」

男「しっかり聞いてるんだ」

友「おいおい、たまた―」バキィ

女「変O」

友「暴力系ヒロインとか受けないよ」ジンジン

女「もう一発いかが?」

男「殴るだけ無駄だから止めときなよ」

友「俺の扱いが悪くなっていく」

382: 2014/03/13(木) 15:34:34 ID:Klz8K6M6
友「しかし、確かに奥歯しか鳴らなかったんだろうな」

友「実際に歯を噛み合わせてみると、全ての歯がピッタリくっつく事は無い」

友「つまり、本当に偶然奥歯しか鳴らなかったんだよ!」

女「ねぇ男君、狐娘ちゃんと会わせてよ~」

男「うぅん、狐娘に聞かないと。俺が勝手に呼ぶのはさ」

友「まぁ聞いてませんよね~」

男(···狐娘、今頃どうしてるだろうか)

383: 2014/03/13(木) 15:49:04 ID:Klz8K6M6
男の自宅―

猫娘「」ハムハム

狐娘「本当に好きなんですね、鰹節」

猫娘「んむ···うん」

狐娘(美味しそうに食べますね♪こっちもお腹が)グゥ

狐娘&猫娘「···あ」

猫娘「···おねえちゃん、いっしょにたべる?」

狐娘「···あ、その···はい///」

384: 2014/03/13(木) 16:10:06 ID:Klz8K6M6
狐娘「ふむ、中々味わい深いです」ハムハム

猫娘「友にはへんなたべかたっていわれた」

狐娘「別に良いですよね。好きな食べ方で」

猫娘「うん」

狐娘「···そういえば、友さんとは長い付き合いと言ってましたよね」

猫娘「ききたい?」

狐娘「是非!」

猫娘「···えっとね―」

386: 2014/03/13(木) 16:30:52 ID:Klz8K6M6
狐娘「···え、それだけですか?」

猫娘「それだけ」

狐娘「いやいや、もっとあるでしょう絶対!」

猫娘「はずかしいからいわない」

狐娘「教えて下さいよぅ」

猫娘「やだ」

狐娘「お菓子あげますから!」

猫娘「わいろはうけとらない」

387: 2014/03/13(木) 16:52:38 ID:Klz8K6M6
白狐「う~ん、やっぱり鰹節は白ご飯にまぶして醤油を掛けるのが良いわね♪」ハムハム

狐娘&猫娘「!?」ビクッ

白狐「はぁ~い♪お邪魔してます♪」

狐娘「ど、ど、ど、どちら様ですか!不法侵入ですよ!」

白狐「あら、貴女がそれを言うの?最初の不法侵入者さん♪」

狐娘「な、何故それを···。それにこの声、聞き覚えが···」

猫娘「」フルフル

狐娘「あぁ!貴女の所為で猫娘ちゃんが怯えてます!よしよし、大丈夫ですよ」ナデナデ

白狐「ただ鰹節食べてただけなのに」

388: 2014/03/13(木) 20:42:04 ID:Klz8K6M6
狐娘「いきなり現れて何なんですか!」

白狐「この街の仲間全員が集まってるのに、私だけ仲間外れなんて嫌だもの♪」

狐娘「遊びに来たなら不法侵入しないで下さい」

白狐「この姿で呼び鈴押したらテレビが殺到よ♪」

狐娘「人の姿になれば良いでしょう、私達の様に」

白狐「なれたら良いのにね~♪」

狐娘「え?出来ないんですか」

白狐「ちょっと色々あってねぇ···今、人間体が分離して行方不明でねぇ···」

狐娘「分離!?」

白狐「分離よ♪」

389: 2014/03/13(木) 21:27:38 ID:Klz8K6M6
狐娘「えぇ···そんな簡単に離れる物なんですか···?」

白狐「力はこっちに残ったから良いんだけど···ねぇ。困ったわ~♪」チラッ

狐娘「本当に困ってるんですか」

白狐「私は困ってないけど、離れた体が迷惑掛けてたらね~♪」

狐娘「貴女、私の行動が分かってるなら―」

白狐「私は見た人の過去が分かるだけ♪だから行動が分かってる訳じゃないのよ?」

狐娘「···私達に探して欲しい、と」

白狐「そろそろ体が無いと困るから、手伝って欲しいとは思うけど♪」

狐娘「思うけど?」

白狐「暇だから一緒に遊びたいの···駄目?」

猫娘「だめ」

白狐「開口一番冷たいわね~♪」

390: 2014/03/13(木) 22:55:21 ID:Klz8K6M6
白狐「ねぇここゲーム無いのゲーム?トランプでも良いわよ♪」

狐娘「ありません」

猫娘「···ふほんいだけどもってきてるよ」

白狐「あら、人見知りなのに話してくれるのね♪」

猫娘「あくまで“ひと”みしりだから」

狐娘「成る程、上手いですね」ギュムー

猫娘「うん」ニコー

白狐「混ぜて混ぜて~♪」

狐娘「駄目です」

白狐「意地悪···」ブー

391: 2014/03/13(木) 23:19:58 ID:Klz8K6M6
猫娘「トランプでなにするの?」

狐娘「···大富豪?」

白狐「罰ゲームは尻尾モフモフね♪」

狐娘「貴女過去分かるんですよね」

白狐「あら、そんな無粋な真似はしないわよ♪」

猫娘「してたらばつゲーム」

狐娘「と言うか出来るんですか、狐姿で」

白狐「意外と器用なのよ♪」パシッ

猫娘「ちゃんとトランプつかんでる···」

狐娘「何なんですかこの人」

白狐「白いき・つ・ね♪」

392: 2014/03/13(木) 23:30:22 ID:Klz8K6M6
数分後―

猫娘「やぎり」

白狐「8切り~♪」

狐娘「むむぅ···!手強いです···!」

白狐「うふふ~、罰ゲーム~♪」

狐娘「まだです!まだ終わってませんから!」

猫娘(···おねえちゃんのセリフ、わざとかな)

狐娘「それより猫娘ちゃんが強い!」

猫娘「ふふん」ピコピコ

白狐「近頃の子は賢いのねぇ···」

393: 2014/03/13(木) 23:45:32 ID:Klz8K6M6
さらに数分後―

狐娘「」ズーン

猫娘「おねえちゃん、よしよし」ナデナデ

白狐「さぁ、罰ゲーム罰ゲーム♪」

狐娘「くぅ···い、良いですよ。存分にどうぞ」ギリギリ

猫娘「おねえちゃん、かおこわい···」ブルブル

狐娘「あぁ!ごめんなさい!ほらほら、怖くないですよ!」ギュー

猫娘「···あったかい」スリスリ

白狐「可愛がってる所悪いんだけど、罰ゲームよ♪」

狐娘「どれだけ罰ゲームしたいんですか···!」

白狐「違うわよ~♪貴女の尻尾がモフモフしたいだけ~♪」

394: 2014/03/14(金) 00:55:46 ID:jKVhmCWU
狐娘「···するなら早くして下さい」

猫娘「じゃあする」モフモフ

狐娘「みゃっ!?」ビクッ

白狐「狐なのにみゃっ、て可愛いわね~♪」モフモフ

狐娘「あふっ、く、くすぐったい···っ///」プルプル

猫娘「もふもふ」モフモフ

白狐「モフモフ♪」モフモフ

狐娘「~~っ!///ひゅっ、あひっ、ひへへっ、んふっ///」

猫娘「···たのしい」モフモフ

白狐「う~ん、絶妙な触り心地···」モフモフ

狐娘「くふっ、ふふはは、あははは、はひっ、えへへへへ!」

395: 2014/03/14(金) 01:12:52 ID:jKVhmCWU
狐娘「二人共」

猫娘&白狐「はい」

狐娘「やり過ぎだとは思わなかったんですか」

猫娘「ごめんなさい」

白狐「でも、笑い過ぎて漏ら―」

狐娘「はい?」ゴゴゴゴ

白狐「ごめんなさい」

狐娘「私はどうして大富豪で痴態を晒さなくてはいけないんですか」

猫娘「ごもっともです」

白狐「でも、可愛かったわよ♪」

狐娘「笑って褒めれば許されるとでも?」

白狐「ごめんなさい···」

396: 2014/03/14(金) 01:33:22 ID:jKVhmCWU
狐娘「全く、私でなければ怒るだけじゃ済みませんよ」

猫娘「わたしだったらかみつく」

白狐「私はどうかしらね♪」

狐娘「反省してるんですか」

猫娘&白狐「してます」

白狐「だからお風呂入りましょ♪」

狐娘「してないですよね。悪戯する気ですよね」

白狐「私からそれを取ったら個性が無くなるでしょ···?」

狐娘「そんな個性要りません」

白狐「酷いわぁ···」

狐娘「自業自得です」

397: 2014/03/14(金) 02:10:06 ID:jKVhmCWU
プルルル

猫娘「あ···友だ」

狐娘「電話ですか」

猫娘「うん···もしもし」

白狐「羨ましいわね~、携帯電話···文明の機器···」

狐娘「静かにしてて下さい」

猫娘「···え。···いない。···うん、わかった」パタン

狐娘「···どうかしたんですか?」

猫娘「おねえちゃん···男が···」

狐娘「···え?」

398: 2014/03/14(金) 02:27:52 ID:jKVhmCWU
?―

男「···ん」

男「あれ、ここは···」

男(···何だここ。真っ白だ。何も無い)

男「···ん、あれは?」

男(···あれは、狐娘の)

男「何だこれ、真っ黒だ···」

?「本当は私の物なの、男君」

男「っ!誰だ···え?」

?「誰なんて酷い。ずっと傍に居たのに···」

男「···狐娘?」

399: 2014/03/14(金) 02:47:38 ID:jKVhmCWU
白妙神社―

女「ちょっと友君、いくら誰にもバレない場所無いからって···」

友「うるせ~やい。ここが一番安全なんだよ。この時間帯は」

女「神社でサボるとかって何か···」

友「男が目の前で急に居なくなったらサボりたくもなるぜ」

女「···本当に目の前で急に?」

友「俺もマジックかなんかだと信じたいけどよ···」

女「瞬間移動のマジックなんてすぐ用意出来ないし···」

友「そもそも男は手品しねぇし」

女「一体何が···?」

友「俺だって聞きたいぜ···」

400: 2014/03/14(金) 03:03:13 ID:jKVhmCWU
猫娘「···友!」

友「猫娘!」

女「えっ、ちょっ、友君誰それやっぱり口リコンだったの?」

友「やっぱりって何だコラ。従妹だよ従妹!」

女「そんな必氏に否定したら、ね?」

友「えぇ~い、雑談してる場合じゃない!」

女「うん、確かにそ―」

白狐「あぁ~~~!私の~~~!」

女「げっ」

狐娘「ちょ、ちょっと二人共、速いです···」ヒィヒィ

女「あっ」

402: 2014/03/14(金) 14:20:15 ID:jKVhmCWU
友「―あのさ、もう一回言ってくんない?」

白狐「だから、この女って名乗ってる子が私の人間体なの♪」

女「···やっぱりここに来るんじゃなかった」

友「···人間体ってのは、今の猫娘や狐娘ちゃんの姿の事か?」

白狐「そう言う事よ♪」

狐娘「今はそれ所ではありません!男さんを探さないと···!」

友「確かに、な。まぁこうして集めたのは作戦を立てる為だ」

猫娘「···どうするの」

友「それを今から考えるんだよ」

狐娘「何も証拠なんて残って無いのにですか···?」

友「そ、そうだけどよ···」

白狐「···見付ける方法、無い訳じゃ無いんだけど」

403: 2014/03/14(金) 15:43:13 ID:jKVhmCWU
狐娘「本当ですか!?」

白狐「えぇ本当よ♪···女」

女「はぁ···男君助ける為には、仕方無いか」

友「どうするんだよ」

女「一つに戻る。そうすれば、男君の過去が分かるから」

友「か、過去が分かるって···分かったらどうなんだよ」

猫娘「とりあえず男のばしょがわかるっておもえばいいよ」

白狐「じゃあ···戻りましょ♪」

女「はいはい···どうぞ···」

カッ ボフン

404: 2014/03/14(金) 16:26:43 ID:jKVhmCWU
友「ゲホッ、眩しっ、煙たっ!」

猫娘「···どうなったの?」ケホッ

白女「ご覧の通り、戻ったわ♪」

狐娘「···女さんの髪が白くなっただけにしか見えません」

白女「元々こんな感じなの♪」

友「戻ったんなら、男の場所を―」

白女「焦らないの♪···う~ん、これは~···あれ?」

狐娘「ど、何処に居るんですか、男さんは!」

白女「えっと···ここはね···その···」

狐娘「早く言って下さい!」

白女「狐娘ちゃんの···社の中···」

狐娘「な、中···?」

406: 2014/03/14(金) 18:24:26 ID:jKVhmCWU
社の中―

男「君は···狐娘、なのか」

男(そっくりだけど···狐娘より大人っぽくて、尻尾も九本ある···)

?「···白面金毛九尾の狐」

男「え?」

?「昔の人は、そんな風に私を呼んでた」

男「九尾···」

九尾「何?男君」

男「何で俺を、ここに?」

九尾「だって、気付いてくれないから」

男「気付いてくれないって言われても···」

九尾「そう、だからちゃんと私の姿が見える場所に連れてきたの」

407: 2014/03/14(金) 18:58:36 ID:jKVhmCWU
男「···ここから出してほしい」

九尾「駄目。男君は私とここでずっと一緒に居るの」ギュウ

男「···俺は人間だから、ずっとは―」

九尾「ここは時間の流れが無いの。だから、ずっと一緒に居られる」

九尾「まさか···あの子の所に行きたいの?」

男「それは···」

九尾「···どうして私を見てくれないの。どうして!」グイ

男「うぐっ···!(く、首が···!)」

九尾「···一応は初対面だものね。私だけを見て、なんて言われても困るよね」スッ

男「ゲホッゲホッ···!」

九尾「でもここには私しか居ない。いつか皆の事を忘れて、私だけを見てくれる様になるよね」

男「くっ···君と狐娘は、どんな関係なんだ···!?」

九尾「···元は一つだったのに、あの子が私を···!」

408: 2014/03/14(金) 21:39:31 ID:jKVhmCWU
白妙神社―

友「九尾の狐ぇ?」

狐娘「···!」

猫娘「···おねえちゃん?」

白女「あら、知ってるの?貴女の過去には見当たらなかったけど」

狐娘「···私ではありますが、私ではありません」

友「え~っと、もう一人の自分的な感じか?」

狐娘「···はい」

白女「やっぱり狐娘ちゃん、人の事言えないわね~♪分離とか♪」

猫娘「ちゃかさない」

白女「怒られちゃった···」

409: 2014/03/15(土) 01:59:20 ID:r7S4Yof2
猫娘「どうしてわかれてるの?」

友「お、おい猫娘」

狐娘「大丈夫ですよ、友さん。···昔、9つの尾を持つ狐が居ました」

狐娘「彼女は人に愛憎の念を抱いてました。理由は分かりませんが」

狐娘「人に化け、人を魅了し、人に自分を愛させ、愛してくれた人を不幸にする。そうして生きていました」

白女「あら、随分と自分勝手だったのね♪」

狐娘「そうです。だから彼女は人に恨まれ、遂には退治されました」

友「え?じゃあ何で居るんだよ」

狐娘「その時です。彼女の尾が一本避け、そこから二体の妖怪が誕生しました」

410: 2014/03/15(土) 02:17:19 ID:r7S4Yof2
猫娘「それがおねえちゃんと···」

狐娘「はい。復活した九尾の狐に別れたんです」

友「···何か、信じがたい話だな」

狐娘「でも、事実です」

白女「それからの彼女はどうなったか分かる?」

狐娘「···分かりません。そこからは私としての記憶しか」

友「···結局男をさらった理由は、何なんだろうな」

猫娘「すきになったから、とか」

白女「あら、行動的ね♪」

友「言ってる場合かよ。とにかく男を―」

狐娘「それなんですが···私が原因でもあるかも知れません。ですから」

猫娘「···もしかして」

狐娘「はい。―私、一人で行かせて下さい」

411: 2014/03/15(土) 18:00:40 ID:r7S4Yof2
社の中―

九尾「···あの子は私を裏切ったの。私を切り捨てたのよ」

男「狐娘が···?」

九尾「そうよ。あの子は自分だけ幸せになろうとしてるのよ···!」

九尾「···見て、この社。真っ黒でしょ。あの子が幸せを得る度に、黒く染まっていく···!」

男「···君が幸せになれば、これも白くなると?」

九尾「えぇそうよ!あの子の幸せを、私の物に···!」

412: 2014/03/15(土) 20:00:30 ID:r7S4Yof2
九尾「一度は失敗したけど、今度こそ···!」

男「···一度?」

九尾「この前、あの子の様子が大きく変わったでしょう?」

男「···君がそうさせた、と」

九尾「そう···、あの子を乗っ取って、男君を···」

九尾「だけどあの子はすぐに自分の意識を取り戻してしまった···。何よ、キス一つで···」

男(···ある意味狐娘の性格のお陰で助かった、のかな)

九尾「でももう男君は私の物。誰にも邪魔されない···」

男「···君は」

九尾「何?」

男「君は俺の事、本当はどうでも良いんだろ」

413: 2014/03/15(土) 20:36:35 ID:r7S4Yof2
九尾「何、言ってるの?そんな―」

男「じゃあ何で俺を狙ったんだ?気付いて欲しいだけなら他の人でも良いのに」

九尾「それは···男君が···」

男「狐娘に好かれてたから」

九尾「ち、違う。私は男君の事―」

男「狐娘を不幸にする為の道具だと思ってる」

九尾「思ってない!」

414: 2014/03/15(土) 22:42:19 ID:r7S4Yof2
男「···さっき君は言ったね。あの子の幸せを私の物にって」

九尾「そ···それが何?」

男「この社は狐娘が幸せになるほど黒く、君が幸せになるほど白くなる、とも言ってたね」

九尾「だからどうだって言うの!?」

男「つまり、狐娘の不幸は君の幸せって事だ。その逆も然り、ってね」

男「だから俺をここに連れてきた。俺が居なくなれば狐娘は不幸になると踏んだから」

九尾「···っ」

男「···沈黙は肯定と受け取るよ」

九尾「···違うわ。だってあの子を不幸にするなら、男君を目の前で氏なせれば良いのだから」

男「···もし狐娘がここに来たら、そうするつもりなんだな」

九尾「···」

415: 2014/03/16(日) 04:07:40 ID:w5LQg7TU
男「···一つ聞きたい。どうしてすぐに拐わず、殺そうともしなかったんだ」

九尾「···出来なかった」

男「どうして」

九尾「···男君を知覚出来るまで時間が掛かっただけ」

男「気付いて欲しいって言いながら、自分が気付いて無かったんじゃないか」

九尾「気付いて欲しいなんて、実際の理由を隠す為の口実よ」

男「···狐娘を不幸にする事、か」

九尾「えぇ。理由を知れば、男君は意地でも私を止めるだろうと思ったから、隠してたけど」

男「···」

416: 2014/03/16(日) 21:02:43 ID:w5LQg7TU
九尾「怖い顔しないで。今は男君に何もしないから」

男「今は、ね···」

九尾「···あぁ、逆に今すぐ手を出すのも良いかも」

男「!」

九尾「別に頃すつもりじゃないわ。ただ···あの時の続きを、ね?」

男「あの時って···!」

九尾「ふふ。もしあの子が来た時に、私と男君がまぐわってるのを見たら、どう思うかしらね?」

男(ぐ···それはかなり不味い···!)

417: 2014/03/17(月) 01:26:48 ID:6Tbi3DtY
狐娘「―残念ですがそれは出来ません!」

男「···!(黒い社の中から···)」

九尾「···来たのね」

狐娘「当然です!···貴女は私の半身です。こうなったのは私に責任があります!」

男「···き、狐娘···うっ!?」グイッ

狐娘「男さん!」

九尾「来ないで。来たら男君の首は···ね?」

狐娘「·········。良いですよ」

九尾「···何ですって」

男(狐娘···?)

狐娘「···私は、例え地獄の果てでも男さんの傍に居る事を誓いました」

狐娘「ですが、私は男さんを地獄に落としたい訳ではありません!」

418: 2014/03/17(月) 01:44:40 ID:6Tbi3DtY
九尾「···貴女、まさか···!?」

狐娘「そのまさかです」スッ

男(狐娘が黒い社に手をかざした···?)

九尾「やっ、止めなさい!男君がどうなっても―!」

狐娘「もう、終わりです」ピシピシ

九尾「止めてぇ!!」

狐娘「貴女も私も、もう···」

パキン

419: 2014/03/17(月) 01:57:33 ID:6Tbi3DtY

引用: 狐娘「男さん!」男「狐娘?」