1: 2012/04/29(日) 22:58:04.02 ID:UPP2/eon0
○魔法少女まどかマギカのSSです
○オリジナル展開等色々あります
○シメサバ等魚類、特に鯖が多く関わってきます

これらが苦手な方は、ご注意ください

それでもいい方は、駄文ですがお付き合いください



魔法少女まどか☆マギカ

2: 2012/04/29(日) 22:59:37.06 ID:UPP2/eon0
シメサバ

新鮮なサバを三枚におろして、塩を振り下処理をしたものを、昆布などを入れた酢に漬けこんだもの

完成したシメサバは、わさび醤油などで食べる

注意点としては、血あいをよく取らない等、下処理を怠るとサバ特有の生臭みが出る恐れがある

また、新鮮なサバでないとアキサニス等の食中毒の恐れもあるので注意が必要

新鮮なサバで作ったシメサバなら、脂の乗ったサバ本来の身が味わえ、非常に美味である





3: 2012/04/29(日) 23:15:53.34 ID:UPP2/eon0
~シャルロッテ結界内~

シャル「Zzz…Zzz…」

シャル「Zzz…むにゃ?」

シャル「ふぁぁ…あー良く寝た」

シャル「いや~、魔女になっても睡眠って必要なもんなんだね」

シャル「もっとも、この結界内だと朝も夜も関係ないんだけど」

シャル「今日も一日がんばっていきますか!!」


4: 2012/04/29(日) 23:23:20.68 ID:UPP2/eon0
シャル「そうと決まれば、じゃあさっそくご飯にしますかね~」

シャル「昨日はクッキーだったから、今日はショートケーキにしよう!!」

シャル「じゃあさっそく…ムムム」

シャル「カーーー!」

ボーン!!

シャル「さってと、出来栄えの方は…」

シメサバ「」

シャル「……」

シャル「…えっ?」


6: 2012/04/29(日) 23:31:45.57 ID:UPP2/eon0
シャル「何これ…魚?」ツンツン

シャル「けどそれにしては身のしまり具合がいいというか…」プニプニ

シャル「ちょっと怖いけど、試しに一口」パクッ!

シャル「…すっごく美味しい!けど…これは」

シャル「この酢の漬け具合、特有の魚臭さ、間違いない!!」

シャル「こ、これって…シメサバだ!!」

シャル「…ってな ん で や ね ん」

8: 2012/04/29(日) 23:40:15.34 ID:UPP2/eon0
~ ~ ~

シャル「さて、どうしたものか」ゲプッ

シャル「まあ確かに美味しかったんだけどさ…」

シャル「私が出そうとしたのはお菓子、けど出てきたのはシメサバ」

シャル「ここから出される結論は!!」

シャル「…きっと寝ぼけてたんだよね、だから間違えてこんなものが出来ちゃったんだ」

シャル「そうだ、そうに違いない!!」

シャル「では改めまして…カーーー!!!」

ボカーン!!

シメサバ「」



9: 2012/04/29(日) 23:45:27.02 ID:UPP2/eon0
シャル「……」

シャル「そうだ、ケーキが悪かったんだ、シメサバとケーキって似てるしね…どっちも美味しいって事で」

シャル「じゃあ、今度は気分を変えてクッキーにしよう」

シャル「ではでは…ウォリャーーー!!!」

ボーーーン!!!

シメサバ「」

シャル「じゃあ今度はキャンディー!!」ボーン!!

シメサバ「」

シャル「ティラミス!!」ボーン!!

シメサバ「」

シャル「ういろう!焼きまんじゅう!東京ばなな!」ポポポポーン!!

シメサバ×3「」


10: 2012/04/29(日) 23:57:05.83 ID:UPP2/eon0
~一時間後~

シャル「はぁ…はぁっ」

シメサバs「」オヤマニナリマシター

シャル「な…」

シャル「なんじゃこりゃーーーーーー!!!」

シャル「サバ、サバ、サバばっかりで…なんでお菓子が一つも出てこないんだよー!!」

シャル「何これ試練?試練とでもいうの?」

シャル「いやいや、サバの試練ってなによ。健康になるだけじゃん」

シャル「それともこの生臭さに耐えろとでも?」

シャル「…訳が分からないよ」

12: 2012/04/30(月) 00:08:50.08 ID:shpvjpm00
シャル「お、落ち着けシャルロッテ、ここはクールに考えるんだ」

シャル「このまま自分だけで考えていたらシメサバに埋もれるのは自明の理」

シャル「この異変、何が何だか分からないけどまずはだれかに相談するのが得策」

シャル「かつこの異変を調べられる相手といったら…」

シャル「エリー!!!」

シャル「仕方ない、ここは周りから見えないように結界を張ってと」ペカーン

シャル「ここからちょっと遠いけど…なんとか行くしかないか!」トコトコトコトコ…


24: 2012/04/30(月) 23:42:38.93 ID:shpvjpm00
~エリー結界内~

エリー「…は?」

シャル「だーかーらー、お菓子じゃなくてシメサバしか出せなくなったんだよぅ」

エリー「…珍しくシャルが訪ねてきたと思ったら、いきなり何、その冗談?」

シャル「むー!冗談じゃないんだってば」

エリー「…百歩譲ってそうだとしても、なんでシメサバなわけ?」

シャル「それが分んないからこうして来たわけじゃん!」

エリー「というより私に何をしろってのよ?」

シャル「だーかーらー、エリーのその箱でこの事を調べてほしいんだってばー!!」

エリー「箱…?ああ、パソコンのことね」

シャル「そうなんだよ、全くエリーったら鈍いんだから~」

エリー「」イラッ

25: 2012/04/30(月) 23:52:43.32 ID:shpvjpm00
エリー「というよりそれホントなの?イマイチ信じられないんだけど」

シャル「もー、エリーは疑り深いんだから!それなら…トリャー!!!」

ボーーーン!!!

シメサバ「」チワース

エリー「…嘘でしょ?こんなことって」

シャル「さあ、確認してちょうだい!」

エリー「…この青魚特有の形、さらにこの酢の独特の匂い…まさしくシメサバね」ツンツン

シャル「どーだ!これで信じる気になった?」

エリー「ええ。まあ信じるわ…けど、原因なんか分かんないと思うけど」

26: 2012/05/01(火) 00:01:27.80 ID:J2/GmRPl0
シャル「えっ!なんで?エリーならすぐに調べられるでしょ?」

エリー「いくらgoog○lとかで調べたって魔女の魔法とシメサバの関係性なんて分かるわけ
ないわよ、というよりなんなのよその組み合わせ」

シャル「えー、せっかく期待して来たのに」

エリー「まあダメもとで調べてみるけどさ、ちょっと待っててね」

シャル「さっすがエリー、頼りになるー」

エリー「えーっと…ここをこうして、で、ここなら…」カチカチ

シャル「……」ジーッ

エリー「…?」

シャル「ねえ、エリーのこの箱バンバンやっていい?」

エリー「いいわけあるか―!!!」

シャル「いや、本能的に、ついね」

エリー「そんな本能捨ててしまえい」


27: 2012/05/01(火) 00:06:37.65 ID:J2/GmRPl0

~数十分後~

エリー「お待たせ…けど、やっぱなかったわ。」

シャル「がーん!!!そんな~」

エリー「…唯一検索して出てきたのが『アンキモ!アンキモ』ぐらいだったわ」

シャル「何それ?」

エリー「何でもある人が、警察に捕まりそうになった時に唱えた呪文…だそうよ」

シャル「はぁー、そんな呪文があったんだ、知らなかった」

エリー「まあ結局捕まったみたいなんだけどね」

シャル「ダメじゃん」

エリー「そんな限定的なキーワードで調べてみた結果がこんなもんよ?そんだけないってことよ」

シャル「まだまだ科学では解明できない事がたくさんあるんだね~」

エリー「それを私たちが行ったらおしまいな気がする」


28: 2012/05/01(火) 00:22:06.90 ID:J2/GmRPl0
エリー「というよりさ、一つ気になる事があるんだけど」

シャル「はいな、なんでしょうな?」

エリー「あなたの結界内は大丈夫なの?確かシャルの結界内はお菓子だらけだったから、
もしかしたら全部シメサバに変わっていたとかなかったの?」

シャル「いや、その辺は大丈夫!今のところ変わっていたのは私の魔法だけだから」

エリー「よかったわね、流石に結界内が全部シメサバだったら」

シャル「やめて!!想像しただけで磯臭いから!」

エリー「けどさー、それだったらしばらくはそのお菓子を食べれば何とかなるんじゃないの」

シャル「…そう思った時期が、私にもありました」

エリー「って何かあったの!?」

シャル「見た目は大丈夫だったんだけど…味は全部シメサバ味にかわってたんだ」

エリー「何その悪夢」

29: 2012/05/01(火) 00:31:33.59 ID:J2/GmRPl0
シャル「あーうー、お菓子が食べたいよー!!」バタバタ

エリー「全くもう…ところでシャル」

シャル「どうしたの?そんな改まって」

エリー「このシメサバ、ちょっと味見していい?」

シャル「ああ、そんなことね。どーぞどーぞ」

エリー「それでは遠慮なく、イタダキマース!!」

シャル「はいどーぞ!っていうか箱の中に入っていくシメサバを見るってのもなかなかシュールだね」

エリー「しょうがないでしょ…ってこれ!」

エリー「なんだろう…すごく美味しい!!!」

シャル「そーなんだよ、何故か味はすごくいいんだよね」

エリー「醤油をつけなくてもいけるなんて…まさに至高のシメサバね」

シャル「でしょう!驚いた」


30: 2012/05/01(火) 00:41:41.31 ID:J2/GmRPl0
エリー「…うん、ちょっと待って?」ドクン!!

シャル「どうしたの、エリー…ってまさか何か異変でも!!!」

エリー「これは一体、何事なのよ」ドックン、ドックン…

シャル「エリー!!しっかりして」

エリー「何これ…私の中のグリーフシードから穢れが消えていくんだけど…!」シュー!!

シャル「えっ!それってまさかエリーが消えるってこと!?」

エリー「そうじゃないわ…あくまで穢れが取れるだけ。存在自体に影響はないわ」

シャル「なんだ、それならよかった~」

エリー「そう、つまりそういうことね!!」

シャル「なに、何か発見したの!!」

エリー「信じられない事だけど…このサバ、穢れをとる能力を持ってるみたいよ!!」

シャル「なにそれこわい」

31: 2012/05/01(火) 00:55:31.79 ID:J2/GmRPl0
エリー「残念な事に浄化されるメカニズムは分からないけど…」

シャル「けどこれって何気にすごくない?」

エリー「すごいってもんじゃないわ、ある意味大発見よ」

シャル「…サバだけどね」

エリー「そこはあきらめましょう」

シャル「本当にどうなってるんだろう?これ」

サバ「」スゴイダロー!

エリー「喋るな!」


32: 2012/05/01(火) 00:57:40.97 ID:J2/GmRPl0
今日はここまでです

エリーがこんな感じになってすいません!
しかし自分の中では、シャルと言えばエリーしかいなかったためこうなりました

まあ、シメサバがきっとなんとかしてくれますかね

それではまた

39: 2012/05/01(火) 22:36:37.44 ID:J2/GmRPl0
エリー「まあおかげで人を人を殺さずに済みそうだけど」

シャル「シメサバのちからってすげー!」

エリー「っていうより、シャル。あんた何があるか分からないもの人に食べさせたわけ?」

シャル「まあやっぱりいきなりの事だったし、使い魔たちも私も平気だったからエリーも
大丈夫かな~と思って」

エリー「あたしはモルモットだったんかい!!」

シャル「いやそんなつもりは…ていうか進んで食べてたのはエリーの方じゃん」

エリー「うぐっ!」

シャル「あんまり人を責めるのもどうかと思うよ?」

エリー「…何も言い返せません」

シャル「まあ、何かあっても…エリーの事は忘れないからさ」

エリー「おい、こんにゃろう」


40: 2012/05/01(火) 22:49:39.38 ID:J2/GmRPl0
エリー「て言うより、もうこのままでいいんじゃないの?別にお菓子出せなくなっただけで
戦闘にはあんま関係ないでしょ?」

シャル「いやいや、私からお菓子をとるなんてとんでもない!そんなのエリーからその箱を
取り上げるようなもんだよ!」

エリー「もはや私、存在すらできないじゃん」

シャル「他にもゲルトからバラを、エルザから黒色を取り上げるぐらい大変なんだから」

エリー「いやいや、いくらなんでも大げさな…」

シャル「それに私、三日間お菓子を食べないとこの姿から“恵方巻モード”に強制移行
しちゃうんだよ」

エリー「恵方巻…?ああ、あの長くてキモい形態のことね」

シャル「キモいゆーな。ってかあーなるとどこかの初号機よろしく暴走モードに入っちゃって
私の意志ではどうにもならなくなっちゃうわけでして」

エリー「そうはなりたくないってか」

シャル「なんだったら今暴走してみようか?もちろん結構な被害になると思うけど」

エリー「よし帰れ、今すぐ帰れ」


41: 2012/05/01(火) 22:54:45.84 ID:J2/GmRPl0
シャル「じ、冗談なのに~」

エリー「あんたが言うと冗談に聞こえないの!!」

シャル「とまあ、冗談は置いといてさ」

エリー「本気だったら本気でつまみ出してるわよ」

シャル「これはあくまで気持ちの問題なんだけどさ…」

エリー「ん?まだなんかあるの?」

シャル「あのさ…“お菓子の魔女”から“シメサバの魔女”に変化って…正直どうよ」

エリー「変化ねぇ…」


42: 2012/05/01(火) 23:02:44.32 ID:J2/GmRPl0
シャルロッテ シメサバの魔女 その性質は「腹痛」

シメサバを無限に生み出せるが、その青臭さは取れない
大好物はチーズだが、現状鯖で我慢してる
魔女の結界内には、多数の鯖が置いてあり、どれも大変美味しいのだが食べると食あたり
を起こす
結界に入った人間(獲物)が鯖を味わった感激から腹痛への絶望への変化を糧に生きている


エリー「…まあ、磯臭そうで正直ないわね」

シャル「でしょ?」


43: 2012/05/01(火) 23:13:12.89 ID:J2/GmRPl0
ワルギリアス「鯖と魔女と聞いて」

エリー「(・∀・)カエレ!」

シャル「お帰りください」

ワルギリアス「(´・ω・`)」

44: 2012/05/01(火) 23:19:39.01 ID:J2/GmRPl0
エリー「そういえば、あんたの使い魔たちは?原因にしても使い魔たちに調べさせても
よかったんじゃないの?」

シャル「それがさぁ、なんかこのシメサバの味を気に入ったみたいでさ、全く協力して
くれないのよ」

エリー「今まで経験したことのない味だったから、さぞかし衝撃だったんでしょうね」

シャル「で、はるばるここまで歩いてきたって訳よ」

エリー「それは…御苦労さま」

シャル「それでもう頼れるのはエリーしかいなかったんだから!!!」

エリー「!それって!わ、私の事を…!!」

シャル「まあ他にこんな事調べられる魔女の知り合いがいないってのもあるけど」

エリー「(´・ω・`)ショボーン」

シャル『あ、かわいい』


45: 2012/05/01(火) 23:24:08.34 ID:J2/GmRPl0
シャル「というわけで、どうやれば元に戻るか2人で考えよー!」

エリー「うーん、といってもねぇ…原因が分からない以上、気長にお菓子を出す練習を
しながら元に戻るのを待つしかないんじゃないの?」

シャル「いや、私もそれはやってみたわけよ」

エリー「あ、一応特訓とかしてたんだ」

シャル「さすがにこんな事今までなかったしね、そりゃもう必氏でやったよ」

エリー「ふむふむ」

シャル「魔翌力の加減とか、お菓子のイメージとか、そりゃまあ色々とね」

エリー「案外努力家なのね、シャルって」

46: 2012/05/01(火) 23:32:40.35 ID:J2/GmRPl0
シャル「そしてその猛特訓の結果…」

エリー「どう?成功したの!?」

シャル「むむむぅ…ウリャー――!!!」

ボワーーーン

サバ寿司「」ハジメマシテ

サバの味噌煮「」コンゴトモヨロシク

シャル「なんと!サバ寿司やサバの味噌煮が出せるようになりました!!」

エリー「な ん で サ バ ば っ か や ね ん」

シャル「知 ら ん が な」


47: 2012/05/01(火) 23:42:08.11 ID:J2/GmRPl0
~ ~ ~

エリー「ふぅー、お腹いっぱい」

シャル「なんだかんだいって食べてくれてありがとう、エリー」

エリー「まあ美味しかったし…別にいいわよ」

シャル「けど、私はどうしてもお菓子が食べたいんだよ~!!!」ジタバタバタバタ

エリー「あーじゃあもうめんどくさいから結界を出てどっかでお菓子をかっぱらってくれば
いいじゃない?それが一番てっとりばやいわよ」

シャル「うーん、けどそれだと誰かしらに迷惑をかけちゃうしなぁー。何とかうまい関係に
持っていけないもんかなぁ?」

エリー「シャルって本当にそういうところ変に律義よね。魔女ってだけで結構迷惑かけてると
思うんだけど」

48: 2012/05/01(火) 23:51:06.30 ID:J2/GmRPl0
シャル「まあ、それはそうなんだけどさ~」

エリー「全くもう…!!!」キュピーン!

シャル「…!!エリーこれって」キュピーン!

エリー「結界に侵入者ね、しかもこの魔翌力…間違いない!」

シャル「えっ、つまり魔法少女ってこと!」

エリー「静かに!!来るわよ」

ズドドドドドドドドドドドドド!!!!

シャル「ウヒャー」バヒューン!

エリー「シャル!!しっかり…って!!」

ヒュー…

マミ「結界内に入ってみたら魔女が二匹…どういうこと?」


49: 2012/05/01(火) 23:56:22.01 ID:J2/GmRPl0
エリー「!シャル、早く逃げるなり戦うなりしないと!」

エリー『まずい、あの姿…噂に聞く巴マミだわ!!』

エリー『マスケット銃を使いこなす、別名魔法少女界のお蝶夫人!!』

エリー『その攻撃は痛烈を極め、今まで倒されてきた魔女は数知れず』

エリー『こっちは2人いるとはいえど、シャルは本調子ではないし…』

エリー『私の得意の接近戦による精神攻撃も、遠距離攻撃の前では危険』

エリー『ならば、ここはひとまず…!!!』

シャル「…!」ピコーン


50: 2012/05/01(火) 23:59:07.08 ID:J2/GmRPl0
エリー「どうしたのシャル?こんな時にパリィでもひらめいたの?」

シャル「……!!!」ドドドドド―

エリー「ってなんで相手に近づいて行くのぉぉぉ!」

マミ「…!来る。まず銃撃で距離をとって…!」スチャッ

エリー「シャルーーー!!」

シャル「私を、助けてくださーい!!!」ジャンピングドゲザー!

エリー&マミ「「ええええええええええええぇ!?!?!?!?」」


59: 2012/05/02(水) 22:03:43.27 ID:eYvhJNLL0
~ ~ ~

シャル「…とまぁカクカクシカジカな訳でして…」

マミ「これこれうまうまな訳ね」

シャル「いえーす!」

エリー「しっかし、こんなひどい省略でいいの?」

シャル「だって、一から説明するものめんどいし~」

エリー「思い切りぶっちゃけやがったよ、こいつは」

マミ「まあ…大体の事情は分かったわ」


60: 2012/05/02(水) 22:13:21.66 ID:eYvhJNLL0
エリー「けどねぇ…」

シャル「なに、まだ何かあるの?」

エリー「いや、ほら…いくらなんでも初対面の敵にこんな事話すなんて。っていうより
良く言葉が通じたわね」

マミ「それは私も思ったわ、どうしてかしら?」

シャル「うーん、どうやらあのサバの中に翻訳機能も含まれていたみたいで」

エリー「あんたのあれは翻訳こん○ゃくか!」

シャル「惜しいのはおみそ味じゃなかった事だね」

エリー「やかましい!」

61: 2012/05/02(水) 22:34:23.54 ID:eYvhJNLL0
マミ「けど、悪いけど私は協力する気はないわよ」

シャル「な、なんで!?こんなに頼み込んでいるのにさ!!」

マミ「そこの魔女が言った通り私は敵なのよ。そんな私にいきなり相談なんて、どうか
してるんじゃないの?」

シャル「…分かってる。けど、魔女の存在を知ってるのなんて魔法少女ぐらいじゃない!
だからこうして頼んでるわけなの!」

マミ「正直信じられないわね。むしろ罠としか見れないわよ。まあ魔女とコミュニケーションを
とれるというのを知れたのは貴重だったけどね」

エリー「そう言われるとなんか癪だけどまあ普通に考えればそうだよね、やっぱ無理なんだよ
シャル」


62: 2012/05/02(水) 22:43:40.54 ID:eYvhJNLL0
シャル「もー、そんなに疑うのならこれを食べてから疑ってよ!!!」

マミ「食べる?って一体何を」

シャル「むむむ、トリャーーー!」ボーン!!!

シメサバ「」デバンカイ?

マミ「これは…シメサバ?」

エリー「こんなときに何やってんのあんた!?」

シャル「いいからこれを食べてみて!!もしも嘘をつく魔女だったらこんな味は出せるわけ
ないはずだよ!!信じる信じないはそれからでも遅くないでしょ!!」

エリー「何よその美味し○ぼ的理論」


63: 2012/05/02(水) 22:53:22.99 ID:eYvhJNLL0
マミ「…イマイチ信じられないけど、まあいいわ、食べてみましょう」

エリー「あれ、あんたさっきまで罠がどうとかこうとか言ってませんでしたっけ?」

マミ「食べ物さんに罪はないものね」モグモグ

エリー「私が言うのもなんだけど…いいの、それで!?」

マミ「いいn…!って、こ、これは!!!」

シャル「どう、このシメサバの味は」

マミ「酢のバランス…そしてこのサバの絶妙な締め加減…これがシメサバなら、私が
今まで食べてきたシメサバってなんだったのよ!」

シャル「ね、私の言ったこと、信じてくれるかな?」

マミ「…いいわ、あなたたちのこと、信じましょう」

シャル「やったねエリー!やっぱ美味しいものは魔女も人間も関係ないんだよ!」

エリー「何この茶番」


64: 2012/05/02(水) 23:14:03.66 ID:eYvhJNLL0
マミ「…で、具体的に私は何をすればいいのかしら?」

エリー「さっきとえらい違うけど、そんなにシメサバが美味しかったの?」

マミ「ええ…私の今まで生きてきた人生観すら変えそうなぐらいの衝撃だったわ」

エリー「もっとちゃんと生きなさいな。私が言えた立場じゃないけど」

シャル「まあさっきも言った通り私はお菓子を食べないと姿が変化してしまうわけ
でして、そうならないためにマミにはお菓子を調達してきてほしいの」

マミ「まあそれぐらいなら…ちなみにどれぐらい必要なの?」

シャル「そーだなー、板チョコで換算すると一日大体500枚ぐらいかな?」

マミ「      」

65: 2012/05/02(水) 23:21:06.80 ID:eYvhJNLL0
エリー「ちょっとあんた、一日そんなに食べてたの!?」

シャル「まあ昔から甘いものは別腹って言うじゃん?」

エリー「いや、むしろあんたの場合甘いものしか食べてないじゃない?」

マミ「それ以前にいくらなんでもそんなには無理よ?持ってくるのも大変だけど、まず
そんなお金どこにもないわよ!」

シャル「大丈夫、問題ないよ!」

マミ「そんなこと言っても普通に無理だと思うけど」

シャル「ふっふー!実はある作戦があるのです!」


66: 2012/05/02(水) 23:25:31.66 ID:eYvhJNLL0
エリー「なに?やっぱり街の人でも襲うわけ?」

シャル「ちがうよ~、ところでマミ、さっきのシメサバもう一度食べたい?」

マミ「ええ、あんなシメサバなら毎日でも食べたいわね」

シャル「そう、これで万事解決だよ!」

マミ「…話が見えてこないわね」

シャル「だーかーらー、こんだけマミが夢中になるってことはきっと他の人もそうだと
思うの。だからこれを売ればお金もガッポガッポ入ってくるじゃん!」

マミ「…なるほどね、確かにこれなら大ヒット間違いなしだけど、流石にお店は用意できないわよ」

シャル「大丈夫!今の世の中ネット通販っていう便利なものがあるじゃない。それを
私たちでするんだよ」

マミ「それこそ大変でしょ!運送業者の手続きとかサイトの立ち上げとか他にも色々あるわよ!」

シャル「まあ口座とかはマミに作ってもらえれば後はやっておくよ!…主にエリーが」

エリー「そこで私に丸投げかい!!!」


67: 2012/05/02(水) 23:39:31.21 ID:eYvhJNLL0
シャル「まあまあ、エリーならこんなん作るの楽勝でしょ!」

エリー「…まあ、出来ないことはないけどさ…」

シャル「お願いエリー!友達のよしみでどーかお願いします!!!」ウルウル

エリー「…!///もう、しょうがないわねぇ…じゃあ、いっちょやっちゃいますか!」

シャル「わーい!エリー大好き!!」ギュー!!

エリー「ちょ、ちょっとそんなにくっつかないでぇー!」

マミ「………」ポー

エリー「ちょ、ちょっとマミもぼーっとしてないでシャルを何とかしてよ!」

マミ「友達…なんて素敵な響きなのかしら…」ジーン!!

エリー「なんかこの人駄目だー!!」


68: 2012/05/02(水) 23:41:46.16 ID:eYvhJNLL0
今日はここまでです

しかし、毎回コメントいただきまして、本当にありがとうございます
正直投稿するまでは、ネタ被りとかを心配していたりしました
ほら、まどかssとシメサバssってよくありますから…

ありますよね?

それではまた

82: 2012/05/03(木) 22:16:08.26 ID:1W5lnQMv0
~ ~ ~

エリー「…ってふう、なんとかできたわよ」

シャル「さっすがエリー、はやーい!」

エリー「まあ私の領域みたいなもんだしね、これぐらいなら簡単よ」

マミ「それにとても可愛いわね、パッと見雑貨の通販ページみたいね」

エリー「シャルをモチーフにして可愛らしく仕上げてみたのよ」

シャル「…まあ、売ってるのはシメサバとかなんだけどね」

マミ「けど、こういうのがあってもいいんじゃないの」

エリー「…もう少しデザイン考えた方が良かったかな?」


83: 2012/05/03(木) 22:28:52.89 ID:1W5lnQMv0

シャル「これである程度は大丈夫だけど…できたら宣伝もしておきたいよね」

マミ「確かにいきなり問い合わせが来るなんてありえないわね。まあこの味を知ってもらえれば
すぐにでも口コミで広まりそうだけどね」

シャル「それに、早くお菓子が食べたいんだよー!!」

エリー「それが本音かい!!」

シャル「悪いか!!」

マミ「悪くはないけど…どうしようかしら」

エリー「だったら手っ取り早く街で行商でもしてくる?」

シャル「問題はだれがやってくるかってことだよね?」

エリー「まあ私とシャルは無理だし、マミは…どう?」

マミ「…無理ね」


84: 2012/05/03(木) 22:47:08.33 ID:1W5lnQMv0
シャル「だよねー、けど、それならどうしよう?」

マミ「だったら少し待っててくれるかしら?私の知り合いにそういうことが得意そうな子
がいるからちょっと探して連れてくるわね」

シャル「そうなの!じゃあ期待して待ってるよ!」

マミ「じゃあ、ちょっと出かけてくるわね~」

シャル「うん、いってらっしゃーい!!」

エリー「じゃあその間私たちは行商の準備でもしてようか」

シャル「うん、がんばってねエリー!」

エリー「あんたもやるの!」

シャル「えー」

85: 2012/05/03(木) 23:03:36.97 ID:1W5lnQMv0
エリー「で、商品の方はシャルに任せてっと、私はチラシの準備っと…」

シャル「ねーねーエリー、ちょっと見てもらえる~?」

エリー「なによって、や、屋台!?」

屋台「」スゴイダロー!

シャル「どう、女の子でも扱いやすいようにリアカータイプにしてみたんだけど」

エリー「いつの間に…けどいいわね、これ」

シャル「でしょ!…まあ、制作にあたってはちょっとエリーの魔翌力を借りたけど」

エリー「なに勝手に借りてるのよ!!」

シャル「いや、やっぱエリーの魔翌力ってすごいなーって」

エリー「いやいや、ごまかしになってねーから!!」


86: 2012/05/03(木) 23:12:42.24 ID:1W5lnQMv0
~ 同時刻 隣町 ~

マミ「さて…隣町まで来たけど、どこにいるのかしら?」

マミ「確かいつもならこういう路地裏とかにいるはずなんだけど…」

???「おい、マミ、なに勝手に人の縄張りに入ってきてるんだよ!!」

マミ「あ!いたいた、久しぶりね佐倉さん」

杏子「久しぶりだじゃねーよ!なんだよいきなり人の縄張りに入ってきてさ、横取りでも
するつもりか?」スチャッ

マミ「そんな好戦的にならないでよ…今日はそうじゃなくっていいバイトの話しを持ってきて
あげたんだから」

杏子「バイトだぁ?」

マミ「そう、佐倉さんにはちょっと知り合いの商品の販売をお願いしたいのよ」

杏子「なんだ、本格的におちょくってんのかい?」

マミ「そんなつもりは全くないわよ」

杏子「まあそこはいいとして、何を販売しろって?」

マミ「うーん、シメサバ…とかかな?」

杏子「   」 

87: 2012/05/03(木) 23:24:44.01 ID:1W5lnQMv0
マミ「あら、何かおかしい事言ったかしら?」

杏子「…正直全部がおかしいんだけどな」

マミ「まあいいじゃないの、お金の事はちゃんと私が保証するからね!!」

杏子「……」

マミ「それに佐倉さんも、本当は物を盗んでばっかじゃなくて、ちゃんとお金を払って
買い物をしたいでしょ?」

杏子「…ったく。分かった、とりあえず信じてやるよ」

マミ「ありがとう佐倉さん、恩に着るわ」

杏子「けど、万が一冗談だったら承知しねーからな!!」ジャキッ

マミ「大丈夫よ!そこまで警戒しなくていいわよ」

杏子「しっかし、シメサバを売ってくれなんて…どんな知り合いだよ」

マミ「まあ会ってみれば分かるわ、多分驚くと思うけど」

杏子「…?」

88: 2012/05/03(木) 23:35:20.28 ID:1W5lnQMv0
~ ~ ~

マミ「お待たせ。約束通り連れて来たわよ」

エリー「おかえりー!って…」

杏子「マミがいきなりいいバイトがあるからついて来いっていうもんだから来てみれば…
なんだよ、魔女の結界じゃねーか!?」

シャル「やっぱ魔法少女だったか~」

杏子「って魔女が二体!!おい、マミ!どういうことか説明してもらおうか!」

マミ「実はかくかくしかじかまどまどまぎまぎな訳なのよ」

エリー「その略語のセンスはなんなのよ?」

マミ「誰かがいい事を言ったわね…『こまけぇことはいいんだよ!!』って」

エリー「いやいや、全然細かくないからね」

89: 2012/05/03(木) 23:49:31.99 ID:1W5lnQMv0
杏子「それでも魔女を信じるなんて…ついに頭がおかしくなったか?」

マミ「やっぱり言葉じゃ信じてもらえないわよね。じゃあシャル、お願い!」

シャル「あいよ!」

杏子「これは(略)」

シャル「これを食べて(略)」

杏子「こ、これは…なんて美味(以下略)」

シャル「じゃあ…!」」

杏子「ああ、魔女にしては特に害もないみたいだし…信じてやるよ」

シャル「やった!!おいしいは正義、まさに名言だね!!」

エリー「ひどい光景を見た」


90: 2012/05/03(木) 23:56:34.50 ID:1W5lnQMv0

杏子「で、私たちはこのシメサバとサバ寿司を売ってくればいいんだな?」

マミ「あとはこのアドレスの書いてあるチラシを配ってくると」

エリー「うん。まあ値段は実験みたいなもんだしテキトーでいいよ」

シャル「あと、売れた分でいいからお菓子を買ってきてね!!」

マミ「…まあ、努力するわ」

杏子「なんだよ、ケチケチせずに買ってきてあげればいいのに」

マミ「いいけど…佐倉さん持ってくれる?」

杏子「いいけどよ、どんぐらいなんだ?」

シャル「板チョコで換算して500枚ぐらい」

杏子「悪い、無理だわ」


91: 2012/05/04(金) 00:01:20.95 ID:YdinZtRy0
エリー「まあ、無理じゃない範囲でお願いします」

マミ「分かったわ、じゃあ佐倉さん運搬お願いねー」

杏子「なんで私が…まあいいや、じゃあ行ってくるわー!!」

シャル「はーい、いってらっしゃーい!!」

エリー「はいはい…ってそういえばシャル、魔力の方は大丈夫なの?」

シャル「だいじょーぶ!!さっきマミのソウルジェムの穢れを密かに取って、それを魔力
に変換して補給してあるからね!!」

エリー「そう…ってそんな穢れた魔力で作ったので大丈夫なの!?万が一食べた人に何か
あったらそれこそあの二人に倒されるわよ!」

シャル「モーマンタイ!!さっきちょっと調べてみたらさ、どうやらサバ類に変化される
際に魔力の方も浄化されるみたいなの!流石万能魚だね!」

エリー「いや、そのりくつはおかしい」


110: 2012/05/04(金) 22:30:48.83 ID:YdinZtRy0
シャル「も~エリーは心配性だなあ~」

エリー「けどさ…」

シャル「ん、どうしたの、エリー?」

エリー「いや~そんな事が出来るんだったらさ、私たちも魔女にならなかったんじゃな
かったのかと思ってさ…」

シャル「エリー…?」

エリー「ほら、私たちももとは魔法少女だったわけじゃない?それでソウルジェムの穢れ
をとるために魔女を倒してグリーフシードを手に入れて…まあ今考えるとお笑いだよね」

エリー「結局さ、お互い何かに絶望して魔女になっちゃったじゃん?けど、もしその時、
シャルみたいな魔女がいて…こうやってお互いを支えあっていけてたらさ、それって素敵な
事だと思ったのよ」

シャル「………」

エリー「ああ、もちろんシャルを責めてるわけじゃないよ。こんなこともあったんかなー
って思っただけだからさ」

111: 2012/05/04(金) 22:40:54.37 ID:YdinZtRy0
シャル「…ねえエリー、相談なんだけど…」

エリー「?なに、シャル?」

シャル「魔女になった私たちがこんな事言うのも何なんだけど…これで他の魔女も救って
いけないかな?」

エリー「このサバで?」

シャル「うん、エリーが今言ったみたいにさ、この魔法ってグリーフシードの穢れを浄化
できるみたいじゃん。そうすれば他の魔女ももう人間を襲わなくてもよくなるんじゃない
のかな?」

エリー「つまり…魔女と魔法少女との共存関係を作りたいの?」

シャル「だって他の魔女もエリーが言ったみたいに、きっと好きで魔女化したわけじゃな
いと思うの。だから、これ以上絶望させないためにもやってみたいなー…なんて」


112: 2012/05/04(金) 22:51:33.28 ID:YdinZtRy0
エリー「…はぁ~、また随分と面倒なことを思いつくわね~」

シャル「面倒って、エリーひどいよ!」

エリー「…けど、嫌いじゃないよ。シャルのそういう考え方、まあ魔女が魔女を救うってのも
奇妙な話だけどね?」

シャル「それじゃあエリー…!!!」

エリー「うん、やっていこうか。けどそれならあの二人にも協力してもらわないとね」

シャル「そういえばあの二人帰ってくるのが遅いね~どうしたんだろ?」

エリー「案外売れてるんじゃないの?」

シャル「ならいいんだけどなー、お菓子的な意味で」

エリー「少しは2人の事も心配してあげなさい!」


113: 2012/05/04(金) 23:00:42.90 ID:YdinZtRy0
~  ~

杏子「ったく…まさか魔女にこんな事依頼されるとはね」ガラガラ

マミ「いいじゃない、佐倉さんもあの2人が悪い魔女じゃないって分かったでしょ?」

杏子「まあそうだけどさ」

マミ「それにしても素敵よね…魔女と魔法少女との協力関係って」

杏子「ってかさ、マミはすぐに奴らの事を信じたのかよ」

マミ「流石にすぐには信じられなかったわよ、けど、あんな美味しいシメサバを食べさせ
てもらえたら…こう、分かるでしょ」

杏子「まあいいたい事は分かるんだけどさ、万が一罠だったとしたら、確実にやられてたぞ?」

マミ「…否定はしないわ」

杏子「今回は良かったけど、もしかしたら頭からガブリとやられてたかもな~」

マミ「なんでそんな具体的な例を出すのよ」

杏子「いや、分かりやすいかなーと思って」

マミ「おかしいわね、なんかいやな記憶が…」ブルッ!

114: 2012/05/04(金) 23:16:38.57 ID:YdinZtRy0
杏子「にしても…魔女にも感情なんてもんがあったんだな」

マミ「そうね、今まではただの悪の象徴みたいに捉えていたけど、違うものなのね」

杏子「まあ、シメサバのおかげって言ってたけどさ、実際どうなんだろうな?」

マミ「……」

杏子「?どうしたマミ、急に黙り込んじゃってさ」

マミ「…ああ、違うのよ。ただね、もしかしたらって思ったのよ」

杏子「何がだ?」

マミ「…私たちが今まで退治して来た魔女の事よ」


116: 2012/05/04(金) 23:27:39.79 ID:YdinZtRy0
杏子「…それが?」

マミ「私は今まで、魔女はただの悪だと決めつけて、何も考えずに退治して来たわ。
もちろんグリーフシードが必要ってこともあったけどね」

マミ「けど…もしもシャルとかみたいに感情があったんだったとしたら…!!」

杏子「やめとけマミ、そんなこと考えても無駄だよ」

マミ「だけど…」

杏子「例え後悔したとしても、もう過ぎた事だろ。そんな事悔やんでも何にもならねーよ」

杏子「それに、向こうだって私たちを攻撃して来たんだ。やらなきゃやられてたのはこっち
なんだからさ」

マミ「…魔法少女と魔女って、ずっとこんな関係なのかしら?」

杏子「さあな、ただ」

杏子「…あの2人を見てたらさ、共存もできるんじゃないかなって気はしてきたよ」

マミ「そうよね、私たち…分かりあえるわよね」

杏子「まあ、問題は向こうにその意思があるかどうかってことだがね」

マミ「大丈夫よ、きっと、そんな気がするわ」

杏子「…そうだな」


117: 2012/05/04(金) 23:34:20.73 ID:YdinZtRy0
マミ「それにしても…ずいぶんたくさんあるわね」

屋台「」タップリリアルゼー!

杏子「しっかし、売り切れるもんかね、これ」

マミ「どうかしらね、まあ宣伝も兼ねてるし。まずは試食をしてもらって味を覚えてもらうのがいいんじゃないかしら?」

杏子「それがいいなっと…じゃあこのへんでいいか」

マミ「そうね、じゃあ…恥ずかしいけど、呼び込みをしていきますか///」

杏子「はい、いらっしゃいませー!美味しいシメサバ、サバ寿司はいかかですか~、今ならお値段
たったの二百円!さあ、どうぞどうぞ~」アラ、メズラシイワネ

マミ「さ、佐倉さんは平気なの///」サバノヤタイ…ソウイウノモアルノカ!

杏子「まあ…親父の手伝いとかしてたからな、こうやって人を呼び込むのには慣れてるんだよ」
オオ、オイシソウダナー

マミ「うらやましいわね…って、はい!いらっしゃいませ!」スイマセーン、シショクトカハアリマスカ?

杏子「まあ、まずは味を見てくれよ、本当に絶品だからさ!」ウッソーダーッテコレハ…!!

~~~

118: 2012/05/04(金) 23:37:15.34 ID:YdinZtRy0
~~~

この時、私たちは自分たちのしたことを甘く見ていた

本当に美味しいものは、人を引き付けるという事を

そして、私たち2人が買い物客の対応にあまりにも不慣れであったという事を

屋台が群衆に包まれたのは、それからすぐの事だった…



119: 2012/05/04(金) 23:44:23.72 ID:YdinZtRy0
~~~

マミ「す、すいませーん、完売しました~」ハァハァ

杏子「こ、これチラシだから…よかったら注文お願いします」ゼ、ゼェゼェ

ナンダー、モウウリキレタノカー
ザンネンムネン シカタナイ、チュウモンシヨウカナ…
コノシメサバヲツクッタノハダレダー!!
ナンチュウモンヲクワセテクレタンヤ…

屋台「」モエツキチマッタヨ…マッシロニナ

マミ「し、氏ぬかと思ったわ…」

杏子「ここまで殺到するとは…やっぱなんか魔法がかけられてたんじゃないのか?」

マミ「そう思いたくなるわね」


120: 2012/05/04(金) 23:50:01.03 ID:YdinZtRy0
杏子「まあ、何にせよ…」

お金「」ザックザクヤデ!!

マミ「これだけあればたくさんお菓子が買えるわね」

杏子「っていうか何買って帰ればいいんだ?」

マミ「まあ、特に指定してなかったから目についたものを適当に買い占めていけばいいんじゃないの?」

杏子「よく言う、大人買いってやつか」

マミ「さあ、どの棚から買い占めてやろうかしら!!」

杏子「ここまで悪乗りするマミ、初めてみたな…」

マミ「冗談よ、さて、2人も待ってる事だしチャッチャと買い物して帰りましょう!!」

杏子「おーい、こっちは屋台引いてるんだからちょっとは気を使えよー!」ガラガラガラガラ!!

屋台「」チョ、ツヨイ、ヒッパルノツヨイッテ!!


129: 2012/05/05(土) 22:39:25.72 ID:Ga/Rveqs0
杏子「帰ったぞ~」

マミ「ただいま、2人とも。いやー本当に大変だったわよ」

シャル「おかえりなさい!それで大変だったって一体どうしたの!!」

杏子「いや~あの味が大評判でよ、もう飛ぶように売れていってさぁ!」

マミ「街中で行列になっちゃったわよ、かなり恥ずかしかったわ」

エリー「そんなに売れたんだ…」

マミ「そんなわけでほら、ご希望のものもたくさん手に入ったわ!」

シャル「おお!」

杏子「色々あるぞ~、酢こんぶに梅しば、かりんとうとかな!」ドサドサ

エリー「セレクト渋っ!!」

シャル「   」

131: 2012/05/05(土) 22:48:02.74 ID:Ga/Rveqs0
マミ「エリーもどう?梅しばってとっても美味しいのよ?」

エリー「それは知ってるけど…」

シャル「ちょっと待てーーーい!!」

杏子「なんだ、何か不服だったのか?」

シャル「いやいや、確かに美味しいけどさ」

杏子「おい、食べ物を粗末にするのだけは魔女であっても許さないぞ」ジャキ!

シャル「そーじゃなくって!!こう洋菓子っぽいのはないの?」

マミ「ドラ焼きなら」

エリー「…若干マシになったわね」


132: 2012/05/05(土) 22:54:00.50 ID:Ga/Rveqs0
シャル「あーう―」シオシオ~

エリー「ああ、エリーがショックのあまりどんどん干物みたいに干からびていく~」

マミ「あら、大変!!」

杏子「ちょっと冗談が過ぎたかな」

エリー「冗談って…」

マミ「安心してシャル、ちゃんと洋菓子もってきたから」

杏子「よっと…本当にこの量を買うのは大変だな」ドサドサ!!

エリー「うわっ!お菓子がこんなに…」

シャル「クッキーにケーキ、キャンディとか何でもあるじゃん!!」

マミ「本当はシャルの好みに合わせた買ったんだけど…聞くのを忘れちゃったから手当たり
次第に買ってきてみたわ」

杏子「本当にゴメンな、まあこんだけあるんだし大丈夫だとは思ったんだけど…」

シャル「そんなことないよ、本当にうれしい!!マミ、杏子、本当にありがとー!!!」

マミ「いえ、どういたしまして」

133: 2012/05/05(土) 23:04:57.88 ID:Ga/Rveqs0
杏子「けど当然っていうか…お店の人は目を白黒させてたけどな」

エリー「女の子2人がこんだけの量買っていけば、そりゃぁねぇ」

マミ「普通、一人じゃ一回にこんなには食べれないわよね」

杏子「まあ私も好きお菓子は好きだけどさ、これはないわ」

マミ「そうよね、せいぜい三回分よね」

エリー 杏子 「えっ」

マミ「えっ?」

杏子「マミお前…」

エリー「流石に食べすぎだと思うんだけど」

マミ「そうかしら?普通だと思ってたのだけど」

杏子「だから体重がh」

エリー「ああ、やっぱr」

バキューーーン!!!

マミ「な に が 言 い た い の か し ら」

エリー 杏子「すいませんでしたーーー!!!」orz


134: 2012/05/05(土) 23:10:17.31 ID:Ga/Rveqs0
シャル「では早速…」モニュモニュ

エリー「始まるのね、ああ2人ともちょっと離れててねー」

杏子「なんだ、そんなに食べ散らかすのか?」

エリー「まあそれに近いのかな…」

マミ「それにしても、どうやってあれだけの量を食べるのかしら?」

シャル「いただきまーす!!!」ニョイーーーン!!

ガツガツガツガツモグモグモグ

杏子「   」

マミ「   」

135: 2012/05/05(土) 23:20:37.91 ID:Ga/Rveqs0
エリー「解説…必要かな?」

杏子「是非お願いします」

エリー「えーっと、あれがシャルの戦闘時の姿でね、他にも食事時とかもあの姿になるのよ」

杏子「なんというか…えらく毒々しいな」

エリー「本人も気にしてるんだけど…どうにもならないらしいのよね」

マミ「」ガタガタガタガタ

杏子「お、おい、マミ大丈夫か!!」

マミ「コワイコワイコワイコワイタベラレルタベラレルコワイコワイコワイ」

エリー「あちゃ~やっぱ怖すぎたか」

杏子「私は大丈夫だったけど、なんか昔あったのかな?」

エリー「じゃあマミは1d100でSANチェックを…」

杏子「流石にこれ以上追いつめるのはやめてやれ」


136: 2012/05/05(土) 23:32:31.25 ID:Ga/Rveqs0
シャル「~♪ご馳走様!!」シュシュウーン

杏子「おお、元の姿に戻った」

マミ「良かった…本当によかったわ」ジワッ

エリー「涙目になってるよ、マミ」

杏子「じゃあ、シャルの食事も済んだ事だし、これからの事なんだが」

マミ「基本的には、これからはネットと街での販売を中心にやっていくのでいいのかしら?」

エリー「そういえば注文の方は…おお、さっそく入ってるよ!!」ネットッテスゲー!

シャル「やったねエリー、注文が増えるよ!」

杏子「おいやめろ」

137: 2012/05/05(土) 23:39:49.44 ID:Ga/Rveqs0
エリー「まあ基本的にはそんな感じでいいかな。それともう一つ2人に頼みたいことがあるんだけど…」

杏子「なんだ、出来る範囲の事なら何でもするぞ」

エリー「うん、これはさっきシャルと2人で話してた事なんだけど…」

シャル「その前にまず魔女の成り立ちを2人には説明していかないとね」

エリー「シャル、なんだったら私から話しておくけど」

シャル「…こんな重要な話をエリーにばっかり任せておけないじゃん!言いだしたのは私
なんだからさ」

マミ「魔女の…成り立ち?」

杏子「なんだ、魔女って何処からか出てきてるもんなんじゃいのか?」

エリー「やっぱり…!」

シャル「…そうじゃないの。けどこれは、たぶん2人ともかなりショックを受けると思うんだ…」

138: 2012/05/05(土) 23:51:42.09 ID:Ga/Rveqs0



魔女

人の形状を保たず、異形の姿で現れる、魔法少女の倒すべき敵
禍の種を世界にばら撒き人々を襲う異形の存在

しかしその正体は、魔法少女が絶望し、ソウルジェムがグリーフシードに変化した際に
羽化した魔法少女のなれの果てである

つまり、魔法少女達が倒していた魔女は、元を辿れば同じ魔法少女という事になる

もしこれを知ってたとしたら、魔法少女達は魔女を倒し続ける事が出来たであろうか?
それは誰にも分からない。
魔法少女達自身でなければ…


148: 2012/05/06(日) 23:42:09.57 ID:jIT9o3Iy0
~ ~ ~

シャル「…という事なんだよね」

杏子「おい、その話、嘘ついてるんじゃないだろーな!!」

エリー「残念ながら本当なんだよ。実際私たちも魔法少女だった時もあったんだから」

マミ「じゃあ…私たちもいずれ魔女になるってことなの!!」

シャル「その前にやられるって可能性もあるけどね…」

杏子「…!!クソっ!じゃあ私らはずっとあいつに騙されてたってことかよ!!」

エリー「騙してたというより、聞かれなかったから答えなかったんじゃないのかな、向こうに言わせれば」

149: 2012/05/06(日) 23:56:51.81 ID:jIT9o3Iy0
マミ「いくらなんでもそんな事…QBがそんな事するわけないわ」

シャル「まあ私たちから聞いてもあまり信じてもらえないだろうし、後は本人から聞けば
いいんじゃないかな?」

杏子「本人って…まさか!!」

シャル「そう、もうここにいるよ」

エリー「いい加減姿を現したらどう?私の結界に入ってる時点でバレバレなんだからさ」

…ヒョコヒョコ

QB「やれやれ…本当に驚いたよ」

シャル「久しぶりだね。QB」

QB「本当に久しぶりだね、もっとも、魔女になってからでは初めてかな?」


150: 2012/05/07(月) 00:02:28.60 ID:sdyWSxpP0
エリー「よくも抜け抜けと…!!」

シャル「!落ち着いてエリー、今QBを倒したところで復活するだけだから無駄だよ」

エリー「くっ…!!」

QB「話しが早くて助かるよ、流石元エースだね」

シャル「勘違いしないでほしいんだけど、私だって許してるわけじゃないから…ただ、ね」

杏子「QB、テメェ…」

マミ「嘘…よね、ねえ、QB!!」

シャル「まずはこの二人が納得しないと、話しが進まないでしょ」


151: 2012/05/07(月) 00:13:23.08 ID:sdyWSxpP0

QB「やれやれ…結論から言ってしまえば彼女らが言ってる事は真実だよ」

マミ「そ、そんな…」ガクッ

QB「なにをそんなに悲しんでいるんだい、マミ?」

エリー「アンタってさ、人を逆上させる事は本当に上手いよね!!」

QB「僕は真実を言ったまでだよ?それにここで嘘をついた方がよっぽどひどいだろ?」

杏子「じゃあ私たちは結局お前のために生きてきたようなもんなのかよ!!」

QB「失礼だな~、僕はその対価として君たちの願いを叶えてきたじゃないか、それこそ
奇跡でも起きなければできないような事をさ」

エリー「そうやって自分を正当化させるつもり!!」

シャル「そこまでにしとこう、エリー。このまま言い争っても何の価値もないよ」

152: 2012/05/07(月) 00:24:53.09 ID:sdyWSxpP0
QB「しかし…なんで君たちはこうして普通に会話ができるんだい?今までの魔女にも
こんな事はなかったはずだけど」

エリー「シャルに奇跡が起きたんだよ!アンタに負けないぐらいのね」

シャル「奇跡でいいのかな、これって」

杏子「下手したら呪いだよな」

QB「奇跡?」

QB「今まで絶望の中で生まれてきた魔女の奇跡なんて、実に興味深いね?」

エリー「元は自分が仕組んだくせに…!」

153: 2012/05/07(月) 00:38:41.95 ID:sdyWSxpP0

QB「僕はきっかけを与えたに過ぎないんだよ。それで、その奇跡とやらをぜひ教えても
らいたいんだけど」

シャル「お断りします!!それとQB、一つ残念なお知らせがあるんだ」

QB「?なんだい」

シャル「実はグリーフシードに頼らないソウルジェムの浄化方法を見つけたから、もう
魔女化のエネルギーを狙おうとしても無駄だよ」

QB「……えっ?」

マミ「そういえば…さっきソウルジェムを見たら浄化されてたんだど…もしかしてそれなの!?」

杏子「お、おい、それって本当かよ」

エリー「そうだよ、ついでに魔女の無害化にも成功したんだよ!!」

シャル「まあ、そういう訳なんでね~まあ自業自得だと思ってね」

154: 2012/05/07(月) 00:45:24.04 ID:sdyWSxpP0

QB「そ、そんな事が…訳が」

シャル「分からないでしょう、まあこれから精々頑張ってね~」

QB「ま、待ってくれ!!なんで君がそんn」

シャル「うるさーい!!じゃあエリー、後は好きにやっちゃって!」

ヒュンヒュンヒュンヒュン!!

マミ「QBの周りにモニターが…!!」

QB「い、一体何をするつもりだい!」

エリー「まあ今までの恨みも込めてネ…消え去れ、カーネイジ!」



N O    F U T U R E



ズガガガガガガガガガ!!!

QB「キュップイ!」ベチャッ


155: 2012/05/07(月) 00:53:22.68 ID:sdyWSxpP0
杏子「す、すげぇ…これが、魔女の全力かよ」

シャル「はぁ~久しぶりに見たよ、シャルの必殺カーネイジ!」

エリー「あまりこういうのは好きじゃないんだけど、まあ相手があいつだし」

シャル「さっすがサガフロは格が違った」

マミ「あの、シャル…」

シャル「あっ、ゴメンね。2人も言いたい事たくさんあったよね」

エリー「ゴメン…昔の怒りもまとめて出しちゃったからさ」

杏子「そうじゃなくって、さっきの話、本当なんだよな」

シャル「うん、本当だよ。だけど私たちだけじゃ無理だからさ、2人にも協力してもらいたいんだ」

エリー「私たちも、他の魔女を少しでも多く救いたいんだよ」

シャル「ムシのいい話だとは思うんだけど…ダメかな?」


156: 2012/05/07(月) 00:57:01.05 ID:sdyWSxpP0
マミ「…一つ聞かせてもらっていいかしら?」

シャル「なにかな、マミ?」

マミ「さっき言った事が事実だとしたら…もう、私たちが争う必要はなくなるの?」

シャル「最終的に目指してるのは魔女と魔法少女との共存だから…もちろんそうなるね」

エリー「まあシャルのシメサバがあっての事だけどね」

杏子「じゃあシャルの奇跡が続くのはいつまでだ?」

シャル「流石にそれは分からないよ。偶然起きた事だし」

杏子「つまり、また敵味方になる事もあるってか」

エリー「そうなる可能性も…あるね」

マミ「…いいわ、私たちも協力させてもらうわ」

シャル「ほ、本当マミ!!」

杏子「おい、さっきも聞いたけどまた敵に回るかも」

マミ「しれないけど…ゴメンなさいね。正直もう私には戦う気になれないのよ」

杏子「マミ…」

マミ「いつもみんなのためと思って倒してた魔女が、実は自分たちと同じ存在だったって
知ったら、流石にね」


157: 2012/05/07(月) 01:01:43.08 ID:sdyWSxpP0
マミ「甘いってのは自分でも分かってるわ、けど、もし共存できる道があるんだったら、それに
懸けてみるのもいいんじゃないかしら」

杏子「ったく…いつ寝首をかかれるのか分からないんだぞ」

マミ「大丈夫よ、シャル達はきっと裏切らないわよ」

エリー「私たちの事、そこまで信じてくれるんだ」

シャル「マミ…本当にありがとう!!!」ギュー!!

マミ「ふふっ、いいのよ」

杏子「ったく…ここまできたら私だけ反対って訳にもいかないじゃねーかよ」

エリー「ってことは杏子も」

杏子「…言っとくけど、あくまで協力だ。ちゃんとバイト代はもらうからな」

シャル「…うん!!ありがとう、杏子!!」

エリー「じゃあシャル!少しでも魔女になったみんなを救えるように…」

シャル「うん、これからもよろしくね、2人とも!!」

マミ「ええ、こちらこそよろしくね」

シメサバ「」イイハナシダナー

158: 2012/05/07(月) 01:05:58.53 ID:sdyWSxpP0
今日はここまでです

っていうかなんかこの流れって打ち切りエンドみたいですよね
まあシメサバのことも十分書いたし、このまま打ち切りってのも…

あり、かなーと、思ったり…
それでは、また

165: 2012/05/07(月) 23:04:03.91 ID:sdyWSxpP0
~ 見滝原市 病院内 ~

ほむら「………」

ほむら「………!!」ガバッ

ほむら「また、ダメだった…」

ほむら「もう何回目になるのかしら?」

ほむら「こうやって、まどかを救うためにこの時間帯を繰り返すのは…」

ほむら「けど、今度こそ、今回こそ…!!」

ほむら「まどかを…救ってみせる!!!」


166: 2012/05/07(月) 23:09:26.51 ID:sdyWSxpP0
それは、たった一つの願いから始まった

まどか『おねがい、ほむらちゃん…』

ほむら『まどか…!しっかりして!!』

まどか『キュウベェに騙される前の、バカな私を…助けてあげて』パリン!

ほむら『まどか、まどかぁー――!!!』

私を始めに救ってくれた、彼女を救いだす事

そのために、私は何度も同じ時間を繰り返した

始めはすぐに救えると思っていた

ただ単にまどかを止めるだけで済むと思っていたから

けど…現実は非情だった


167: 2012/05/07(月) 23:17:28.54 ID:sdyWSxpP0
まどか『マミさん!!やめて下さい!!』

マミ『だって…ソウルジェムが魔女を産むなら、みんな氏ぬしかないじゃない!!』

マミ『あなたも!!私も!!』ジャキ!

ほむら『!!』

真実を知らされて、狂気に駆られる仲間

さやか『あたしって…ほんとバカ』

杏子『ひとりぼっちは…寂しいもんな』

分かっていても止める事が出来ない、自分の不甲斐なさ

QB『なってしまったね…鹿目まどかは』ゴオオオオ…

QB『最狂にして、最悪の魔女の誕生だよ』

ほむら『……』

QB『さて、残っている魔法少女は君だけだけど、戦わないのかい?』

ほむら『…私の戦場は、ここじゃない』

そして何回も繰り返す、最悪の結末

168: 2012/05/07(月) 23:24:15.28 ID:sdyWSxpP0
何度も心が折れそうになった

その度に、自分のソウルジェムが穢れていくのも分かった

けど、私は…

まどか『…ほむらちゃん、あのね』

まどか『私、ほむらちゃんと友達になれて嬉しかった』

まどか『ほむらちゃんを救えた時は、私、魔法少女になって本当に良かったって思えたんだよ…』

私の、最高の友達を、見捨てる事なんてできなかった


169: 2012/05/07(月) 23:32:43.44 ID:sdyWSxpP0
だから私は繰り返す

早乙女「はーい、じゃあ自己紹介をおねがいしまーす!」

ほむら「暁美ほむらです、よろしく」

たとえまたあの結末が待っていようとも

ほむら「あなた、友達や家族の事…大切に思ってる?」

結局、無駄に終わるかも知れなくても

ほむら「この先何が起ころうとも、自分を変えようだなんて決して思わないで」

たった一つの願いのために…


170: 2012/05/07(月) 23:46:09.55 ID:sdyWSxpP0
~ 見滝原市 ショッピングモール ~

スタタタタタタ

ほむら「……よし」

ほむら『ここはまどかが初めて魔女と遭遇する場所』

ほむら『その前に魔法少女になっていたときもあったけど、今回はそのような兆候はなかった』

ほむら『だから、ここで大切な事はまどかと巴マミを接触させない事』

ほむら『まどかが魔法少女に憧れるきっかけとして、巴マミの存在は大きい』

ほむら『だから今回は先手をとって先に魔女を…!!』

マミ「あら、見慣れない顔だけど…新人さんかしら?」

ほむら「…!!」ギクッ

マミ「なら一応挨拶を、初めまして、新人さん!」

ほむら「巴…マミ!!」


171: 2012/05/07(月) 23:54:33.52 ID:sdyWSxpP0
マミ「あら、私ってそんなに有名だったのかしら?」

ほむら「……」

ほむら『まずい、まさかマミに先回りされるなんて』

ほむら『ここで共闘するにしても、戦闘するにしても、確実にまどかは気づいてしまう』

ほむら『たとえそうじゃなかったとしても、QBが何もしないわけがない』

ほむら『だったら、一体どうすれば…?』

マミ「けど残念ね、まだQBの口車に乗っちゃった子がいたなんてね…」

ほむら「…なんですって?」


172: 2012/05/08(火) 00:05:03.37 ID:zrSRljy70
ほむら「どういう事なの、巴マミ?」

マミ「その反応…どうやら何も聞かされてなかったみたいね」ハァ

ほむら『今回の世界では、マミはすでにQBの目的を知っている!?』

ほむら『これは今までにないチャンス。けど…なんでそれを知っているのにマミは平然と
しているの?』

マミ「ああ、それなら先輩からの忠告なのだけど」

ほむら「…何かしら?」

マミ「この先に魔女の結界があるのだけど、間違っても倒そうとはしないでね?」

ほむら「どういう事なの、魔女は敵のはずでしょ?」

マミ「敵だなんて、今では大事なお得意さんよ!」

ほむら「…お得意様?」


173: 2012/05/08(火) 00:08:10.72 ID:zrSRljy70
マミ「そう、大事なお得意様なのよ」

ほむら「…ゴメンなさい、状況が理解できないのだけれど」

マミ「そうよね、じゃあいっしょに着いてくる?ちょうど今荷物を持っていくところ
だったし」ヨイショット

ほむら「その大きな段ボールを?」

マミ「そうよ、その方が説明も早そうだしね…」

ほむら「一箱手伝うわよ」

マミ「ありがとう、え~っと、そういえばあなたの名前は?」

ほむら「暁美ほむら、マミの呼びやすいほうでいいわ」

マミ「あ、じゃあ暁美さん、こっちよ」スタスタ

ほむら「ええ、分かったわ」

ほむら『罠の可能性は…恐らくないわね』

174: 2012/05/08(火) 00:14:13.19 ID:zrSRljy70
~ゲルトルート結界内~

マミ「こんにちはー」

使い魔1「オ、オツカレー」

使い魔2「ゴシュジーン、チュウモンノシナガトドイタヨー」

ゲルトルート「ああ、毎回届けてくれてありがとうねー」

マミ「いえいえ…で、今回は『シャル特製、サバの詰め合わせセット』二箱でよろしかった
でしょうか?」

ゲルトルート「そうそう、これが美味しいんだよね~」

マミ「シメサバ、サバ寿司、サバの竜田揚げ等色々入ってる当店一押しですから!!」

ゲルトルート「全く、商売上手め~」

マミ「いえ、エリーさん売り方が上手なんですよ~」

ほむら「……」

ほむら「訳が分からないわ」

189: 2012/05/08(火) 21:10:13.46 ID:zrSRljy70
使い魔1「アー、イイナーイイナー」

使い魔2「ワタシタチニモクレタラ、ソレハトッテモウレシイナッテ」

ゲルトルート「もー、しょうがないわね~、はい、これを分けなさいな」ボフッ

使い魔s「バンザーイ!バンザーイ!!ウタゲジャ、ウタゲジャーーー!!!」

マミ「あらあら、優しいですね」

ゲルトルート「まあ色々やってもらってるからね」

マミ「バラの栽培も大変ですね~」

ゲルトルート「まあ私の存在意義みたいなものだから、もう趣味みたいなものよ」

ほむら「…っていうか、なんで魔女と普通に会話してるの?」


190: 2012/05/08(火) 21:21:21.88 ID:zrSRljy70
ゲルトルート「ところであの子は?」

マミ「あ、そういえば説明してませんでしたね。彼女は暁美ほむらさん、新しくここに来た
魔法少女よ」

ゲルトルート「そうなの、始めまして…暁美さん」

ほむら「…!!」ジャキッ!

ゲルトルート「あらあら、警戒されちゃった」

マミ「そう、まだ彼女は私たちの今の関係性を知らないみたいで」

ゲルトルート「まだ敵だと思ってるわけね…まあ無理もないわね」

マミ「そんな時は…やっぱりこれね」

ゲルトルート「おお、あれを出しますか!!」

ほむら「…!!一体なにを出す気なの!」

マミ「ふふふ、シャルロッテ印のシメサバ~」(ド○えもん風に)

ほむら「( ゚д゚)」

191: 2012/05/08(火) 21:32:50.77 ID:zrSRljy70
ゲルトルート「なるほど、まずは実際に食べてもらうってね」

マミ「そう、で、食べながら説明していくのよ」

ゲルトルート「確かにそれなら確実ね…ところでそのシメサバは」

マミ「それは、ゲルトさんの荷物の中から」

ゲルトルート「おい、こんにゃろう」

マミ「まあ、後でお礼の品を持ってきますから」

ゲルトルート「仕方ないわね~、まあ彼女に誤解されたままってのも辛いし別にいいか」

192: 2012/05/08(火) 21:42:16.86 ID:zrSRljy70
マミ「じゃあ…暁美さん」

ほむら「食べてみろって事なの?これを!?」

シメサバ「」タベナイカ?

マミ「食べながら話していくわ、この関係性を築けていけた理由をね…」

ゲルトルート「まあまあ、騙されたと思ってさ~」

ほむら「正直笑えないわ、その冗談」

ゲルトルート「あらま」

ほむら『けどここで下手に警戒しすぎるのも悪いわね』

ほむら『マミがこう言ってる事だし…毒はないわね』

ほむら『ここはもう覚悟を決めて…ええい、ままよ!!』

ほむら「いただきます!!」パクッ


193: 2012/05/08(火) 21:48:46.08 ID:zrSRljy70
マミ「どうかしら、お味の方は」

ほむら「……!」ビクッ!

マミ「あら、お口に合わなかったかしら」

ほむら「…う」

ゲルトルート「う?」

ほむら「う―――まーーーいーーーぞー――!!」ゴォォォォオオオオ!!

マミ「暁美さんが口から火を!!」

ゲルトルート「ってかミスター味っ子!?ネタが古くない」

マミ「サバは新鮮なんだけど」

ゲルトルート「やかましい!!」


195: 2012/05/08(火) 21:57:48.32 ID:zrSRljy70
ほむら「美味しい、ホントに美味しいわこれ!!」ガツガツ

マミ「喜んでもらえて何よりよ」

ゲルトルート「ってか一心不乱に食べてるわね、この子」

マミ「ええ、こんな子だったなんて…予想外ね」

ほむら「うまいうまい…お替わり―――!!!」

マミ「ええ!!流石におかわりはないわよ」

ゲルトルート「というより話しをするんじゃ」

ほむら「おかわり、おかわり―――!!!」バタバタジタバタ

ゲルトルート「…だめだこりゃ」

197: 2012/05/08(火) 22:09:42.78 ID:zrSRljy70
マミ「ど、どうしましょう」

ゲルトルート「いや、私に聞かれても…」

マミ「仕方ない…ゲルトさん、今日の配達分のやつ譲ってもらえませんか」

ゲルトルート「ええ、あれ全部!?」

マミ「明日絶対に持ってきますから、お願いします!!」

ゲルトルート「うう…」

ほむら「おか…わり」ウルッ

ゲルトルート「えーい!絶対明日もってきてよね!!」モッテケドロボー

マミ「ありがとう!!ほら暁美さん、次はサバ寿司よ」

ほむら「わーい!!」

ゲルトルート「ああ、楽しみにしてたのに~」


198: 2012/05/08(火) 22:19:18.63 ID:zrSRljy70
マミ「…シメサバ、サバ寿司、竜田揚げ、その他諸々…」

マミ「あのセットには結構な量が入ってたはずなのに」

ほむら「ふう、ご馳走様でした」オイシカッタワ

マミ「まさか全部食べてしまうなんてね…」

ほむら「私も正直驚いてるわ、ここまで美味しいサバ、食べたことなかったから」

マミ「まあ、それは何よりなんだけど…」

ゲルトルート「・゚・(ノД`;)・゚・」

マミ「ゲルトさんもそんな泣かないでくださいよ」


199: 2012/05/08(火) 22:34:19.13 ID:zrSRljy70
ほむら「で、こうなった理由を教えてほしいんだけど」

マミ「えーっと、もう話しても大丈夫なの?」

ほむら「まあさっき話してもらっててもよかったんだけど」

ゲルトルート「あなたどう見ても食べてる時、聞く気なかったでしょ」

ほむら「…ナンノコトカシラ」

ゲルトルート「下手にごまかすな―――!!」

マミ「まあまあ、じゃあ説明していくけど…」

ほむら「できるだけ分かりやすく頼むわ」

ほむら『考えられるのは…マミに新しい能力が誕生した?』

ほむら『まだ仮定でなんともいえないけど』

ほむら『けど、それなら、もしかしたらまどかを救えるかも…!?』


200: 2012/05/08(火) 22:43:29.70 ID:zrSRljy70
マミ「えっと、暁美さん。今のシメサバ美味しかった?」

ほむら「それはもう、絶品だったわよ。掛け値なしに」

マミ「実はね、そのシメサバのおかげなのよ」

ほむら「……は?」

ゲルトルート「まあその反応になるよね」

ほむら「いや、確かにこれは絶品だったけど…関係性が見いだせないわ」

マミ「普通そうでしょうね、実際私も始めの時は全く理解できなかったしね」

ほむら「じゃあ一体、何があったというの?」

マミ「話せば長くなるんだけど、シャルロッテっていう魔女がいてね」

ほむら「…その魔女って!!」

マミ「あら、知っているの?」

ほむら「いえ…聞いた事があるだけよ」

ほむら『流石に過去、マミが倒された魔女なんて言えないわよね』

マミ「で、その魔女がね…ある日」


201: 2012/05/08(火) 22:51:55.91 ID:zrSRljy70

~ ~ ~

マミ「…で、まどまどほむほむという事なのよ」

ほむら「なるほど、そんな事があったのね」

ゲルトルート「その略語には突っ込まないのね」

ほむら「けど…ほんとに奇跡みたいね、魔女と魔法少女との共存なんて」

マミ「でしょ!!だからこうして今では普通に付き合える関係になったわけよ」

ゲルトルート「始めはほんとにびっくりしたわよ、魔法少女が来たかと思えば、いきなり
シメサバを食べさせてきたんだから」

マミ「エリーの情報が正確で助かったわ…どこが口か分からなかったし」

ゲルトルート「仕方ないでしょ、こういう形態なんだし」


202: 2012/05/08(火) 22:56:02.32 ID:zrSRljy70
ゲルトルート「まあ本気出せば…!」ピカーン!

ほむら「何、なんなんのこの光は」

マミ「ゲルトさん…!そ、その姿は!!」

ゲルトルート「こうやって、魔法少女形態をとることもできるんだけどね」カワイイデショ?

ほむら「そんな方法があったの!」カワイイワネ

マミ「だったらその姿のままで」エエ、トッテモ

ゲルトルート「いや~この形態だとなにも生産できないし、魔翌力も無駄に消費するだけ
なんでね」ニュニュニュ…

マミ「あ、元に戻った」

ゲルトルート「何より疲れるからね~」

ほむら「…知られざる魔女の事実がどんどん出てくるわね」


203: 2012/05/08(火) 22:57:30.38 ID:zrSRljy70
マミ「あら、もうこんな時間なのね、そろそろ行かなきゃ」

ゲルトルート「はぁ…じゃあ明日絶対に持ってきてよね~」

マミ「分かったわ。…そうだ暁美さん、どうせならこの後シャルの所に来ない?」

ほむら「え、いいの?」

マミ「ええ、他の三人にも暁美さんを紹介したいし、もしよければ手伝ってもらえると
うれしいわ」

ゲルトルート「むしろ後半が目的じゃないの?」

マミ「…そうともいうわね」

ゲルトルート「否定しないんかーい!!」

ほむら「いいわ、付き合うわよ。マミ」

マミ「本当!!ありがとう暁美さん」

ほむら「ただ、行く前にちょっと寄っていきたいところがあるんだけど…」

マミ「あら、どこかしら?」

ほむら「…見たくもない、奴の所よ」

219: 2012/05/09(水) 22:58:24.32 ID:KUG85E2C0
~ショッピングモール内  CDショップ~

さやか「じゃあちょっとCD買って来るから待っててもらえる?」

まどか「いいよ、じゃあ私はちょっとこれ聞いてるね」

さやか「はいよー」

まどか「さて…っと」

まどか「~♪」サカナサカナサカナーサカナヲタベールトー

まどか「ホントいい曲だよねこれ」アタマアタマアタマーアタマガヨクナンルー

まどか「そういえばミス○ルがカバーしたんだよね~」サアーミンナデーサカナヲタベヨウー

まどか「今度そっちのバージョンも聞いてみたいな」サカナハボクラヲー

まどか「待っている~♪」マッテイルー


220: 2012/05/09(水) 23:05:59.44 ID:KUG85E2C0
???『…けて』

まどか「…?何」

???『助けて…まどか』

まどか「誰?誰が私を呼んでるの」

???『助けて…僕を、彼女たちを』

まどか「…こっちからだ!!」ダダダッ

さやか「お待たせーまどか。ってどこ行くのよ」

まどか「誰かが、誰かが私を呼んでるみたいなの!?」

さやか「誰って…さかなクン?」

まどか「違うと思う」


221: 2012/05/09(水) 23:16:02.06 ID:KUG85E2C0
ガチャッ

さやか「ちょっとまどか、ここって従業員しか入っちゃいけないんだよ!!」

まどか「分かってるんだけど、こっちから声がしたから」

さやか「まず声って何なの?私には何も聞こえなかったんだけど」

まどか「なんでだろう、確かにはっきり聞こえたんだよね」

???「まどか!!来てくれたんだね!!」ピョン!

さやか「何あれ!…猫?」

まどか「猫っていうか、ウーパールーパーに近くないかな」

さやか「また分かりづらいものを…」

まどか「じゃあ猫だとして、スフィンクス?」

さやか「いやいや、ちゃんと毛があるみたいだよ」

まどか「えー、じゃあなんだろう」

???「あのー、話しに入っていいかな?」

222: 2012/05/09(水) 23:22:50.49 ID:KUG85E2C0
さやか「ってかしゃべってる!この猫!!」

まどか「だからウーパールーパーだって」

???「残念ながらどっちでもないよ」

まどか「じゃああなたは…」

QB「僕の名前はキュウベェ、鹿目まどか、そして美樹さやか、君たちにお願いがあって
ここまで呼んだんだ!!」

さやか「呼んだって…私、何も聞こえなかったんだけど」

QB「まあそれは置いといて」

さやか「いやいや、置いとかないでよ。結構重要だよね、そこ!!」

QB「でね、2人にお願いっていうのはね…」

さやか「ついにスルーされたよ」

まどか「まあ、まずは話しを聞いてあげようよ」


223: 2012/05/09(水) 23:35:24.95 ID:KUG85E2C0
QB「あのね、僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ!!」

まどか「魔法少女って…あの○ンキーモモとか、アッ○ちゃんとかの?」

さやか「なんでそんなセレクトが古いの!せめてさ○らとかなの○とかたくさんいるよね!!」

QB「実は今この街はね…魔女っていう恐ろしい存在に支配されているんだ!!」

まどさや「「な、何だって―――!!!」」

QB「その魔女を退治するために魔法少女がいたんだけど、今じゃ魔女側に洗脳されてしまって
魔女を退治してくれないんだよ」

まどか「けどそういう子は、3クールぐらいにはまた味方に復帰するパターンじゃないの?」

さやか「クールとか言うな」


224: 2012/05/09(水) 23:43:42.87 ID:KUG85E2C0
QB「確かにいつかは正気に戻ってくれるかもしれないけど、それを待ってたらこの街が
滅んじゃうかもしれないんだ!」

さやか「まあ、確かに…」

QB「だから二人には魔法少女になって、魔女を退治してほしいんだよ」

さやか「っていきなり言われてもねぇ」

まどか「そうだね…私、魔法少女より戦隊ヒーローの方が好きだし」

さやか「まどか、論点が違う」

QB「けどその代わりに、僕は君たちの願いを一つだけ叶えてあげられるんだ!!」

さやか「願い…?」

QB「そう、願いさ。それこそどんな無茶苦茶な願いでもね」

まどか「例えば、ドラ○もんがほしいとかでも」

QB「それは…版権的にちょっと」

まどか「ダメじゃん」

さやか「いやいや、それはどうやっても無理だから」


225: 2012/05/09(水) 23:45:44.23 ID:KUG85E2C0
まどか「じゃあみkk」

QB「わーわーーーー!」

さやか「お願い!!やめて!!」

???「ハハッ!」

さやか「なんか来たーーー!!!」

まどか「ゴメンなさーーーい!!!」


226: 2012/05/09(水) 23:49:58.20 ID:KUG85E2C0

QB「…まあ、そういう事以外の願いだったら大丈夫だよ!!」ハァハァ…

さやか「たとえ奇跡みたいな願いでも…か」ゼェゼェ…

QB「うん、どんとこいだよ!!」

さやか「うーん、まどかはどう?」

まどか「私は…そんな叶えたい願いとかないし」

QB「そうだ、今なら魔法少女愛用の武器、レイ○ングハートとバールのようなものを
セットにするよ!!」

まどか「え~」

さやか「なんかジャパネットみたいになってきた!」

QB「さあ早く、けいやk」ムギュー!

マミ「はいはい、そこまでにしておきなさい」


227: 2012/05/09(水) 23:52:18.61 ID:KUG85E2C0
QB「むぅ、ひどいやマミ」

マミ「ひどいのはあなたでしょ!また知らない子を勧誘しようとして~」

さやか「あなたは…ってか転校生!!何その格好」

ほむら「もしやと思ったんだけど、やっぱりここにいたのね、インキュベーダー」

QB「君は…見たところ魔法少女みたいだけど、契約した覚えはないんだけど」

ほむら「あなたは知らなくていいわ」

まどか「ほむら…ちゃん?」

ほむら「けどよかった、間に合って…契約する前で」

マミ「そうね、ここで契約してたら大変な事になっていたしね」


228: 2012/05/09(水) 23:56:52.44 ID:KUG85E2C0
まどか「あの~、あなたがキュウベェの言っていた洗脳された魔法少女ですか?」

マミ「洗脳…?」

QB「……」ソーットダッシュツ

マミ「待ちなさいキュウベェ、あなた何を吹き込んだのよ」

QB「だって、魔法少女なのに魔女を退治しないなんておかしいじゃないか!!」

マミ「その必要はなくなったっていってるでしょ」

QB「だって~」

さやか「あの…もしかして私たち騙されそうになってたってやつですか」

ほむら「その通りよ、こいつは契約の際に細かい事は説明しないから」

QB「…僕は聞かれなかったから説明しなかっただけで」

ほむら「そんな悪徳業者見たいなセリフ、よく言えるわね」


229: 2012/05/10(木) 00:01:31.75 ID:Yhr8tyHU0
さやか「万が一、私たちが契約してたらどうなっていましたか?」

マミ「そうね…ものすごい後悔してたと思うわ」

まどか「例えばカイジに例えると?」

ほむら「カード、星共に1枚ずつ、金100万で限定ジャンケンぐらい」

まどか「アカギだったら?」

マミ「鷲頭麻雀する前に献血してきちゃいました~ぐらい」

まどか「じゃあ…零だったら?」

ほむら「味方が誰もいない状態で魔女の館」

まどか「…それは、いくらなんでもひどすぎるよ!!」

さやか「ってかなんで福本漫画限定なのよ?」


231: 2012/05/10(木) 00:06:32.81 ID:Yhr8tyHU0
さやか「けどまあ、契約しなくて正解って事で良かったのかな」

マミ「その通りね、けどあなたたちキュウベェが見込んだってことだから、かなりの才能
があるのね」

さやか「そんな~才能なんてねぇ」テレテレ

まどか「もう、さやかちゃんたら調子に乗っちゃってさ!」

QB『ホントはまどかだけでも十分だったんだけど』

ほむら『まどかが本気出したら地球がヤバい』

マミ「…そうだ、あなたたちもこの後私たちと一緒に来ない?そこで魔法少女とか魔女に
ついて詳しく説明してあげるわ」

さやか「うーん、ぜひ聞いてみたいよね」

まどか「そうだね、さやかちゃん」

マミ「じゃあ決定って事でいいわね」


232: 2012/05/10(木) 00:07:49.50 ID:Yhr8tyHU0
さやか「ところで、あなたは…?」

マミ「ああ、自己紹介が遅れちゃったわね。私は巴マミ、洗脳はされてないけど、れっき
とした魔法少女よ」

ほむら「私は…別にいいわね、クラスで自己紹介もしたし」

さやか「なんていうか、そっけないなー」

まどか「まあまあ、ほむらちゃんだって何回も自己紹介したら恥ずかしいもんね」

ほむら「まどか…///」

マミ「あらあら、ホントに恥ずかしいみたいね」

QB「あの~」

ほむら「あら、まだいたの?」

QB「いや~、まどか。契約は…」

まどか「ゴメンねキュウベェ、まずはマミさんたちの話を聞いてからにするね」

QB「そ、そんな…」

ほむら「まあ、諦めなさい」


233: 2012/05/10(木) 00:13:27.32 ID:Yhr8tyHU0
QB「…!!いや、まどか。君は騙されているんだよ!!」

マミ「キュウベェ、いい加減に…!!」

QB「いいかい、キミもこのままだと彼女たちと同じになってしまうんだ!!そうなら
ないために僕がここまでして止めt」

ほむら「うるさーーーい!!」スパーン!

QB「キュップーーーイ」キラーン!!

さやか「は、ハリセン?」

ほむら「これで静かになったし、行きましょうか」スタスタスタ

マミ「そ、そうね」

さやか「けど、あそこまでしなくても…」

まどか「ほむらちゃん…かっこいいな///」


245: 2012/05/11(金) 23:33:28.80 ID:h7qnG8JR0
魔法少女

私も子供の頃は、そういう存在に憧れていた事がある

困っている人を助け、みんなから頼られる存在。それはとっても素敵だなと思った

けど…

さやか「まどか…もう私限界みたい」

まどか「さやかちゃん!!しっかりして」

現実はそんなんじゃないってことに気付いた

マミ「ゴメンなさい、本当にゴメンなさい」

杏子「泣きごとはいい!!今はこれを…!!」

魔法少女だって万能じゃない

246: 2012/05/11(金) 23:40:09.20 ID:h7qnG8JR0

たとえ他の人と違っていたって、それ以外は普通の人と何ら変わらない

けどそれは魔女も同じ

人から嫌われる存在であっても、思う事は同じ

シャル「これを…こうして」

エリー「シャル!!早く、時間がないよ!!」

ほむら「まさか…ここまでなんて」

結局、みんな同じなんだ、嬉しい事も、辛い事も…


247: 2012/05/11(金) 23:53:27.46 ID:h7qnG8JR0
~少し前~

まどか「…で、今マミさんはそのシャルロッテっていう魔女の所で働いてるんですか」

マミ「働いているというか、まあボランティアみたいなものね」

さやか「はぁー、魔法少女っていうから、もう少し戦闘的なものかと思いましたよ」

マミ「戦闘的ね。確かに前はそうだったわね」

ほむら「じゃあ今は…?」

マミ「全くないわ。まあ、全部彼女のおかげなんだけどね」

まどか「けどいいですね、そういうお互いが支えあえる関係性って」

マミ「私もそう思うの、以前ではそんなこと考えもつかなかったからね」


248: 2012/05/12(土) 00:01:02.57 ID:Ejw827I00
さやか「けどそのつながりが、シメサバっていうのも変わってますね~」

マミ「そうね、実際暁美さんも信じられなかったみたいだし」

さやか「そうなの、転校生?」

ほむら「…いきなりシメサバ出されて、これが証明だって言われても普通信じられないでしょ?」

まどか「確かにそうだね」

マミ「その割にはずいぶん気にいってくれたみたいだけど…」

ほむら「…それは言わないで」

さやか「なになに、一体何があったの?」

マミ「それがね、暁美さんったら」

ほむら「!!そ、そろそろその魔女の結界に着くころじゃないの」

さやか「あ、ごまかした」

まどか「よっぽど恥ずかしい事なんだね」

ほむら「…///」

249: 2012/05/12(土) 00:12:12.29 ID:Ejw827I00

マミ「ふふふ、確かにもう近いわね…って」ゴゴゴゴ…

ほむら「この感じ…まさか戦闘状態なの!?」ズゴゴゴゴ…

さやか「えっ!!だってさっきマミさん、もう戦闘なんかしないっていってたじゃないですか!!」

ほむら「まさか…私たちを騙して?」

まどか「そんなことないよ!マミさんもそんな人を騙すようには見えないし」

マミ「…!!そう、そういうことね」

ほむら「何、まさか他の魔女に侵入でも…」

マミ「違うわ!!お願い、ちょっと来てちょうだい!!」

まどか「は、はい!」

ほむら「ちょっと、説明は」

マミ「入ってもらえれば分るわ!!とにかく早く」

さやか「ちょ、ちょっと待って下さいよー」

250: 2012/05/12(土) 00:16:35.02 ID:Ejw827I00

~シャルロッテ結界内~

マミ「みんな、大丈夫!!」

ほむら「こ、これって…」

使い魔1「」ドイタドイター!

使い魔2「」ハイコッチカンセイネー!

シャル「それそれそれそれ~」ポポポポーン!!

杏子「マミ、いい所に」

エリー「お帰り!っていいたいところだけど、ちょっと手伝って!!」

マミ「分かってるわ、箱詰めの作業でしょ?」

エリー「そうそう、今猫の手も借りたいぐらい忙しいって…後ろの子たちは?」

マミ「魔法少女候補生ってところかしら」

エリー「…何か事情があるみたいだけど、話しは後でいいかな?」

マミ「ええ、じゃあ三人とも、ちょっと手伝ってもらえる?」

ほむら「…何これ?」

マミ「修羅場よ」


251: 2012/05/12(土) 00:24:08.90 ID:Ejw827I00
マミ「じゃあ鹿目さんと美樹さんは彼女に教わりながら箱詰めをお願い」

使い魔3「」ヨロシクネー

まどか「お、お願いします」

さやか「うわぁ~、本当にこういう世界があったんだ~」

使い魔3「」ハイハイ、ジャアサッソクハジメテクヨー

さやか「はい、了解しましたー」

マミ「で、暁美さんは鹿目さんたちが箱詰めしたのにこのラベルを張ってもらえる?」

ほむら「…これは?」

マミ「宅急便の伝票よ」

252: 2012/05/12(土) 00:25:29.88 ID:Ejw827I00
杏子「分かんなかったら聞いてくれよ、やりながらだけどちゃんと説明するから」

ほむら「わ、分かったわ」

マミ「で、私と佐倉さんで集荷所まで持っていくと」

エリー「けど、まだ結構な数が残ってるのよ」

マミ「で、あまり時間もないと」

エリー「そうなんだよね、だから急がないと…」

マミ「大丈夫よ、彼女たちも手伝ってくれるし」

杏子「じゃあ気合い入れていくか!!」

マミ「ええ!頑張りましょう!」

ほむら「……」

ほむら「…完全に置いてかれてるわね、わたしたち」


253: 2012/05/12(土) 00:27:50.80 ID:Ejw827I00
~仕事終了後~

杏子「お、終わった~」

まどか「だ、大丈夫?さやかちゃん」

さやか「ま、魔法少女って…もうちょっとメルヘンっぽいのを想像してたんだけど…」

マミ「本当にゴメンなさいね、急にこんな事になっちゃって」

ほむら「…魔法少女をやってるけど、こんな経験初めてよ」

エリー「お、お疲れさま~」

杏子「そっちもお疲れ、しっかし相変らずの注文の量だな」

エリー「口コミって怖いね~、まあシャルのお菓子代のためだしね。暴走する事に比べたらマシって考えないとね」

まどか「ぱ、パソコンが浮いてる!!」

マミ「そういえば自己紹介もできなかったわね。彼女はエリー、魔女だけど、私たちの友達よ」

エリー「初めまして」

さやか「あっ、こちらこそ」

まどか「魔女って、ほうきに乗ってるもんだと思ってたんですが…違うもんですね」

エリー「あー。やっぱそういうイメージってあるよね~」

ほむら「まあハリーポッターの例もあるしね」

254: 2012/05/12(土) 00:31:43.62 ID:Ejw827I00
マミ「で、彼女は佐倉杏子。私と同じ魔法少女よ」

杏子「ん、よろしく」

マミ「ちょっと佐倉さん、あまりにもそっけなさすぎない?」

杏子「だって、こういう挨拶って慣れてなくってさ」

さやか「まあ、いいんじゃないですか。そういうのも」

まどか「そういうこだわらない所って、なんかさやかちゃんらしいね」

さやか「まああんまり堅苦しいのは好きじゃないからねー、自然体が一番じゃないかな?」

ほむら「…一理あるわね」

杏子「ま、まあよろしく…///」

ほむら『急に顔が赤くなったけど…美樹さやかを見てかしら?』

255: 2012/05/12(土) 00:35:34.27 ID:Ejw827I00
マミ「で、向こうでお菓子を食べてる…」ビクッ!

ほむら「あー…あれかしら?」

シャル「」 ガツガツガツガツガツ

さやか「え、恵方巻がお菓子を食べてる!!」

まどか「な、なんか怖いね、さやかちゃん」ドキドキ

エリー「ゴメンね、彼女お菓子を食べる時はああならないとだめなのよ」

マミ「やっぱいつ見ても見慣れないわ」

杏子「あまり無理するなよ?」

エリー「…シャルは落ち着いてから紹介した方がいいわね」



263: 2012/05/12(土) 23:30:07.85 ID:Ejw827I00
シャル「ふぅ、お待たせしました」ゲプッ

マミ「大丈夫よ。それより満足した?」

シャル「うん、とっても!!」

杏子「まあ、それならよかったけど…」

シャル「で、この子たちは?」

マミ「ああ、この子たちは鹿目さんに美樹さんよ、詳しい事情は…」

シャル「ふむふむ、かくかくしかじか」

マミ「これこれうまうま」

シャル「いあいあクトゥルフという訳なのね」

エリー「略すのはいいんだけど、おかしなもんが混ざってるんだけど」

シャル「気にしたら負けだよ」

エリー「いやいや、気にしなくなったらそれこそ試合終了だからね」


265: 2012/05/12(土) 23:38:55.29 ID:Ejw827I00
まどか「じゃあ改めて…初めまして、鹿目まどかです」

シャル「はいはい、こっちこそ始めまして」

さやか「この子が…人形みたいなのに、さっきみたいなのにもなるんだよね」

エリー「あの姿は何かを食べるときだけだから、普段はこの格好よ」

さやか「なんていうか…意外だなー」

杏子「まあ、そのうち慣れるって」

さやか「そんなもんかな~。で、私は美樹さやか、さやかちゃんって呼んでね!!」

シャル「り、了解しました」ビクッ

まどか「さやかちゃん…あざといよ」

エリー「まあ、いいんじゃないの?こういうのも少しは必要よ」

さやか「あれ~?なんか全否定されてない私?」


267: 2012/05/12(土) 23:54:06.79 ID:Ejw827I00
マミ「…で、最後になるけど」

ほむら「暁美ほむらよ、よろしく」

マミ「暁美さんは、私たちと同じ魔法少女なのよね」

エリー「それはなんていうか…ご愁傷さま」

ほむら「いいのよ、私は後悔してないから」

杏子「ところで、ほむらが魔法少女になったきっかけって何なんだ?」

さやか「あ、それは私も気になるなー」

ほむら「…!!そ、それは…」


268: 2012/05/13(日) 00:00:10.35 ID:as8mfVPU0
エリー「はいはいそこまででストーップ!!!」

さやか「なんで!?みんなは気になったりしないの?」

マミ「まあ気にならないって言ったら嘘になるけど」

エリー「本人が話したがらないなら、無理に聞く必要もないでしょ?」

シャル「そうだね…実際に私たちがこうなった経緯も聞かれたら困るしね」

エリー「けどまあ、単純な理由じゃないってことは確実だろうけど」

ほむら「……ええ」

さやか「そっか…ゴメンねほむら」

杏子「悪かったな、ちょっと強引に聞こうとしてさ」

ほむら「…気にする必要はないわ」


269: 2012/05/13(日) 00:08:03.69 ID:as8mfVPU0
シャル「じゃあ気を取り直して…人はお腹すいてない?」

さやか「そう言われれば、結構動いたからね~」グゥー

まどか「そうだね、ちょっと小腹がすいたかもね」ググゥー

シャル「それならこれを食べてみてよ!!」

サバ寿司「」ハラモチノイイミライノーキズシー

さやか「これは…サバ寿司?」

シャル「そう、腹もちもいいからどうかなーと思ってね」

エリー「いまどきエキセン○リック少年ボウイ!?」

シャル「よくネタ分かったね~?」

エリー「…ごっつええ感じ、好きだったんだよね」


270: 2012/05/13(日) 00:16:55.82 ID:as8mfVPU0
さやか「まあ良く分からないけど…いただきまーす!!」パクッ

まどか「じゃあ私も!」パクッ

シャル「2人とも、お味はどうかな?」

まどか「……!」モグモグ

さやか「……!」ムグムグ

エリー「あのーお二人様~?」

杏子「完全に無言で食べてるな」

ほむら「…美味しそうね」

マミ「暁美さん、まだ食べるつもりなの?」


272: 2012/05/13(日) 00:26:11.09 ID:as8mfVPU0
まどさや「「………」」ムゴーン

シャル「も、もしかして口に合わなかった!?」

さやか「…なんていうか、言葉を出したくなかったんだよね」

まどか「ここまで美味しいサバ寿司食べたの、生まれて初めて」

マミ「これはまた…暁美さんとは違った反応ね」

杏子「?じゃあほむらの時はどうだったんだ?」

マミ「口から火を吐いた」

エリー「…は?」

杏子「お、おいマミ、冗談が過ぎるんじゃ~」

ほむら「いいえ、事実よ」

杏子「どんだけ感動したんだよ…」

ほむら「そうね…言葉では表せないわね」

エリー「だからって口から火を吹くのはどうかと思うなー」


273: 2012/05/13(日) 00:29:28.07 ID:as8mfVPU0
シャル「けどよかった、2人とも黙っちゃうからさ口に合わないかと思っちゃったよ」

さやか「いやいや、ホントに絶品だったよ」

まどか「ホント、これならあの人気もうなずけちゃうよね」

マミ「始めはそうでもなかったんだけどね」

杏子「日を追うごとにどんどん注文が増えていったんだよなー」

シャル「…で、人手が足りなくてさっきのような事態になりまして」

マミ「まあ忙しいのはいいんだけど、さっきみたいな修羅場が続くのも考えものよね」

杏子「流石の私もお手上げだな」

エリー「…!!そうだ、三人にお願いがあるんだけど!」

ほむら「バイトでもしてほしいとか?」

エリー「ご名答!三人ともこの結界には入れるみたいだし、それに人手が増えればもう少し
楽になると思うんだよ」

274: 2012/05/13(日) 00:33:16.58 ID:as8mfVPU0
さやか「けど中学生でバイトってのはちょっとね~」

エリー「ちなみにバイト代としては…これだけ補償するよ?」ユキチフラッシュ!!

まどさや「「!!!」」

ほむら「こ、これって…嘘じゃないの?」

シャル「大丈夫!私たちはあいつみたいに嘘はつかないからね!!」

ほむら「それにしてもここまで給料に入れなくても、他の所で使うんじゃ…」

シャル「その辺も問題ないの。ってかぶっちゃけお金がかかってるのって言ったら、輸送代と
箱代ぐらいだからね」

ほむら「原価無しで商売できるってある意味最高ね」

まどさや「是非やらせて下さい」

エリー「全然オッケーよ!!で、暁美さんはどうするの?」

ほむら「…私もやってみるわ」

エリー「おおっ!!これなら安心だ!!」

杏子「よしっ、これで少しは落ち着くかな」

シャル「じゃあさらに事業拡大を…」

エリー マミ 杏子 「「「やめて!!」」」

275: 2012/05/13(日) 00:38:48.49 ID:as8mfVPU0

さやか「はぁー、これでもっと恭介にCDが買ってあげられるよ」

まどか「本当にさやかちゃんは恭介君の事が好きなんだね」

さやか「ス、好きとかそんなんじゃ///」

マミ「…態度でバレバレね」

エリー「おお、あついあつい」

さやか「あーーーーもーーーー!!」

杏子「……」ズコーン

ほむら『その一方で、杏子から何か黒いオーラが出てるんだけど…』


276: 2012/05/13(日) 00:40:28.71 ID:as8mfVPU0
まどか「けど楽しみだね、ほむらちゃん!!」

シャル「ありゃ、仕事が楽しみっていうのも珍しいね」

まどか「だって、こうしてみんなで作業ができるのって、やっぱりいいじゃないですか!!」

さやか「まあ確かにね、バイトというか、なんかお祭りの準備っぽいよね」

まどか「そうそう、そんな感じ」

ほむら「…そうね、まどか」

ほむら『…まあ私は、どっちでもいいんだけどね』

ほむら『まどかが魔法少女にならず、絶望しなければそれで』

ほむら『……この世界なら』

ほむら『まどかを救えるかもしれない』

285: 2012/05/13(日) 23:43:57.65 ID:as8mfVPU0
~次の日~

ゲルトルート結界内

ほむら「こんにちは~」

使い魔1「」ハイハイッテアナタハキノウノ!!

使い魔2「」アノアトゴシュジンナダメルノタイヘンダッタンダカラネー

ほむら「それはゴメンなさい、けど今日は昨日のお礼をしに来たのよ」

ゲルトルート「まさか、またそれも食べるんじゃないんでしょうね?」

ほむら「あら、こんにちは…って私もそこまで飢えていないわよ」

ゲルトルート「昨日のあれを見たら、安心できないわね」


286: 2012/05/13(日) 23:53:40.60 ID:as8mfVPU0

ほむら「まあそんなにスネないでよ、ほら、ちゃんとマミから荷物も預かってきたんだからね」
フタハコタップリ

ゲルトルート「ああ、よかった!!これまで食べられてたらどうしようかと思ったのよ」

ほむら「…ずいぶんいってくれるわね」

ゲルトルート「冗談よ、流石にそこまで思ってないわ」

ほむら「あとこれ…お礼も兼ねてのシャルからの、サバ料理の新作ですって」

ゲルトルート「あら、じゃあさっそく味見を…」

ほむら「夏に向けた新作、サバのポン酢おろし煮だそうよ」

ゲルトルート「どんどんレパートリーが増えていくわね~シャル」

ほむら「まあ、シメサバの味が落ちたりしてないからいいんじゃないかしら」

ゲルトルート「けど、どうあがいてもサバ限定なのね」

ほむら「それは…どうしようもないわ」


287: 2012/05/14(月) 00:04:22.84 ID:a9dL4lIH0

ゲルトルート「うん、美味しい美味しい!!」モッキュモッキュ!

ほむら「じゃあ特に改善点とかはないかしら?」

ゲルトルート「そうね、サッパリとしていいと思うわよ」

ほむら「じゃあこれはシャルに報告しておくわ」

ゲルトルート「はぁー、あの子も勉強熱心だこと」

ほむら「どうせ売るのならとびきり美味しいものを!!がモットーらしいから」

ゲルトルート「うん、商売人として立派だね、シャルは」

ほむら「…忘れそうだけど、一応魔女なんだけどね」

ゲルトルート「そういえば私もそうだったか」

288: 2012/05/14(月) 00:26:37.01 ID:a9dL4lIH0
ほむら「で、何か預かってくるものがあるって聞いたのだけど…」

ゲルトルート「そうそう、このサバセットの代金として…これを持っていって頂戴」

ほむら「これは…?」

ゲルトルート「バラのアレンジメントよ」

ゲルトルート「ほら、流石に私たちはお金は持ってないから、物々交換って形でやってるのよ」

ほむら「けどこれ…すごく綺麗ね」

ゲルトルート「でしょう!結構自信作なのよ」


289: 2012/05/14(月) 00:34:50.75 ID:a9dL4lIH0
ほむら「で、これをシャル達に渡せばいいの?」

ゲルトルート「ええ、で、それをエリーが作ったサイトに乗っけて売るんですって」

ほむら「なるほど」

ゲルトルート「私も直接見たわけじゃないんだけど、評判は上々みたいよ」

ほむら「まあこれだけ綺麗なら、買いたい人も大勢いるわよ」

ゲルトルート「まあ難点としては…あまり魔翌力が込められないってところね」

ほむら「あら、何か不都合があるの?」

ゲルトルート「いや不都合というか…日持ちするようになっちゃうのよね」

ほむら「それぐらいなら別に…」

ゲルトルート「一年や二年ももつ花があったら、綺麗というより不気味でしょ?」

ほむら「確かにそうね」

ゲルトルート「まあ、そこの所のさじ加減が難しいぐらいかな~」


290: 2012/05/14(月) 00:40:12.90 ID:a9dL4lIH0

ほむら「…ねえ、一ついいかしら」

ゲルトルート「!流石にもうあげられないわよ!!」

ほむら「違うわ、それじゃなくて、一つ聞きたい事があるのよ」

ゲルトルート「聞きたい事…?」

ほむら「ええ、別に答えたくないなら答えなくていいわ」

ゲルトルート「ずいぶん重くなりそうね」

ほむら「あなたは、魔女化した後…こうして喋れない時は何を思い続けてた?」

ゲルトルート「魔女化した後ねぇ。けどなんで急にそんな話を?」

ほむら「私も今まで何体もの魔女を倒してきたけど、実際倒される側の気持ちなんて
考えた事がなかったから…気になったのよ」


291: 2012/05/14(月) 00:47:26.72 ID:a9dL4lIH0
ゲルトルート「…まあ言葉は通じないし、自分は今まで倒してきた魔女になっちゃうし…
なんかもうどうでもよくなったわ」

ゲルトルート「ただ、何もかも憎くて憎くて仕方がなかったの」

ゲルトルート「後はそうね…この結界を守ることで必氏だった」

ゲルトルート「魔女化した私にとっては、ここが最後の居場所だったからね」

ほむら「そう…やっぱり魔女にもそういう感情はあったのね」

ゲルトルート「そうだね。やっぱ魔女でも痛いもんは痛いし」

ゲルトルート「いっそのこと魔法少女にやられるのもいいかな~って思ったもんよ」

ほむら「じゃあ…今は?」

ゲルトルート「そうだね、こうやって喋れるようになったってのもあるけど」

ゲルトルート「やっぱ幸せになったって実感してるよ」


292: 2012/05/14(月) 00:50:47.92 ID:a9dL4lIH0
使い魔1「」ソウソウ、ゴシュジンモマエニクラベテワラウヨウニナッタヨネー

使い魔2「」ウン、マエヨリイマノホウガタノシソウダシネ

ゲルトルート「そうね…やっぱり人を不幸にしても、結局何もないからね」

ほむら「…ゴメンなさいね、急にこんなこと聞いて」

ゲルトルート「別にいいわ、私もこうやって話せてすっきりしたし」

ほむら「…で、すっきりしたところでお腹はすk」

ゲルトルート「あげないからね」

ほむら「(;ω;)」ヒモジイヨー

ゲルトルート「泣いたってダーメ!!」





293: 2012/05/14(月) 00:55:14.17 ID:a9dL4lIH0
今日はここまでです

シメサバでつながる魔女と魔法少女との絆…
今までこんなストーリーがあったでしょうか!!
…むしろあってたまるかって感じでしょうけど



それではまた
【まどマギ】シャルロッテ「シメサバしか出せなくなった…」【後編】

引用: シャルロッテ「シメサバしか出せなくなった…」