1: 2012/05/28(月) 06:09:08.72 ID:gFY2wj0B0
男「え、どうって?」

エルフの女騎士「ほら、エルフの里に来て結構立つだろ?最近は仲間たちもお前を認めてきてるし」

男「そうだな、最初は確かに怖いってイメージあったけど、今じゃそうは思わないな、みんな綺麗だし」

エルフの女騎士「そっそうか!じゃあ特定のエルフで気になる奴とかいないか?」

男「気になる・・・というか好きな奴はいる」

エルフの女騎士「本当か?誰なんだ?」

男「お前の弟」

エルフの女騎士「え?」


10: 2012/05/28(月) 06:14:48.57 ID:gFY2wj0B0
男「変かな?」

エルフの女騎士「男同士は変だろ!」

男「でもお前の弟可愛いし」

エルフの女騎士「人間ではそれは当たり前かもしれんが、エルフでは同性でそういう感情を抱くのは奇妙な事だぞ!」

男「わかってるよ、だから本人には決して言わないって」

エルフの女騎士「・・・なぁ、よければ私から弟にお前の気持ちを伝えてやってもいいぞ」

男「でもエルフではそんなことしないんだろ?」

エルフの女騎士「安心しろ、上手いようにやるしお前がこの里にいられなくなるようなことには決してならないようにする、私に任せろ」

男「そうか、なら頼む」

エルフの女騎士(弟は拒否するにきまってる、そうすればこいつも弟の事をあきらめるだろ)

17: 2012/05/28(月) 06:19:51.09 ID:gFY2wj0B0
エルフの女騎士「なぁ弟、調子はどうだ?」

エルフの弟「うん、弓の腕前もだいぶ上達したよ、姉さんの教え方が上手いからね」

エルフの女騎士「そうか・・・その、お前に聞きたい事があるんだが」

エルフの弟「何?」

エルフの女騎士「お前はまだ120歳でまだ子供だから、こういうことを本来は聞くべきではないのだが・・・」

エルフの弟「?」

エルフの女騎士「あのな・・・男の事どう思う?あの人間だけど」

エルフの弟「うん、大好きだよ」

エルフの女騎士「そうか、その好きって度合というか、種類が多少違った場合で男もお前の事を好きだったらどうする?」

エルフの弟「姉さんの言ってる事がよくわかんないんだけど・・・」

エルフの女騎士「難しいな・・・やはりお前に言うべき事じゃないのかもしれんが」

エルフの弟「でも男の事は好きだよ、この前も男が寝てる時にキスしちゃったし」

エルフの女騎士「え?」

エルフの弟「すごいドキドキしちゃった」

25: 2012/05/28(月) 06:22:59.60 ID:gFY2wj0B0
エルフの女騎士「お前、何をやってるんだ!」

エルフの弟「大丈夫だよ、魔法で起きないようにしてからしたもん、ばれてないって」

エルフの女騎士「男同士でそのような事するなと長から聞いているだろ!」

エルフの弟「でもあれはエルフ同士の話じゃん、あいつは人間だから関係ないでしょ」

エルフの女騎士「それでも誇り高い騎士の子か!」

エルフの弟「ごっごめんなさい・・・」

エルフの女騎士「いっいやすまない、私もどうかしてた・・・」

エルフの弟「うん・・・」

エルフの女騎士(どうしてこんなにイライラするんだ・・・当初の目的を果たすには問題ないはずなのに・・・)

29: 2012/05/28(月) 06:25:57.76 ID:gFY2wj0B0
エルフの女騎士「・・・」

男「なぁどうだった?」

エルフの女騎士「・・・ああ、弟の方もお前に好意があるらしい」

男「そうなのか!」

エルフの女騎士「しかし、あいつの好きはお前の弟に抱いてる好きとは違い、友情の形としての好きだ」

男「そうか・・・まぁそうだよな」

エルフの女騎士「あいつはお前より長く生きてはいるが、エルフではまだ子供だ、お前の感情を直接伝えてもあいつを困らせるだけだろう」

男「そうだよな・・・うん、すまないありがとう。この感情はずっと心に秘めておくよ」

エルフの女騎士「ああ、その方がいい・・・」

35: 2012/05/28(月) 06:34:10.20 ID:gFY2wj0B0
男「・・・」

エルフの女騎士「おい、どうしたんだ、荷物をまとめて何をするつもりなんだ!?」

男「もうここにいる理由も無いからな」

エルフの女騎士「どうしてだ、弟のことか?あのことは気にするな」

男「そういうわけじゃない、元々そのうちここを去るつもりだったんだよ、お前の弟の事が気になって少し長居してしまっただけだ」

エルフの女騎士「もう少しいろ!1年でも2年でも、エルフの気はお前らより長いから、10年いたとしても誰もきにしないぞ!」

男「そういうわけにはいかないよ、俺も故郷に残した家族がいるしな」

エルフの女騎士「家族か・・・なら私がついていってもいいか?」

男「お前は弟を一人前の騎士に育てると言っていただろ、それを放り出すつもりか?」

エルフの女騎士「そ・・・それは・・・」

男「じゃあさよならだ、弟には会うとつらいからお前の方から俺が帰ったことは伝えてくれ」

エルフの女騎士「・・・ああ」

39: 2012/05/28(月) 06:37:29.47 ID:gFY2wj0B0
男は寂しさを紛らわせるために、最初に立ち寄った人間の街の酒場に顔を出した。

男「酒をくれ」

ドワーフの男戦士「あんちゃん、いい飲みっぷりだが、少々無理しすぎじゃねぇか?」

男「うるさい!」

ドワーフの男戦士「何があったんだ?話してみろ」

男「すまん・・・実は・・・」

ドワーフの男戦士「・・・なるほどな、確かにあいつらは自然の摂理に反する事を嫌うから、男同士ってのは無理なんだろうな」

男「愚痴を聞いてもらってすまんな」

ドワーフの男戦士「いいってことよ、あんたはどうしても放っておけない雰囲気があったからな、俺でよければあんたの寂しさを紛らわせてやれるかもしれないぜ」

男「え?」

ドワーフの男戦士「ここの2階は宿になってるんだ、俺でよければ相手になるぜ」

41: 2012/05/28(月) 06:38:46.40 ID:ye8xNIaK0
ウホッ

42: 2012/05/28(月) 06:39:19.84 ID:+qNHg8oI0
自然の摂理に反しまくってるじゃないですか

43: 2012/05/28(月) 06:39:19.33 ID:4Lr/glMP0
おいおい

47: 2012/05/28(月) 06:41:00.74 ID:gFY2wj0B0
ドワーフは服を脱ぎ捨てると生まれたままの姿になった。
肉体はドワーフなだけあってたくましく引き締まっている。しかし
程よくぜい肉ものっていて、男としての魅力を放っている。

ドワーフ「あんちゃんも脱ぎな」

男「ああ・・・」

48: 2012/05/28(月) 06:41:12.87 ID:huQ62aUqO
おしまい

57: 2012/05/28(月) 06:58:25.76 ID:gFY2wj0B0
エルフは良くてドワーフはダメとか、差別主義者め!

62: 2012/05/28(月) 07:26:59.51 ID:VdKPOFAi0
続きは?

引用: エルフの女騎士「なぁ、エルフは人間のお前からみてどうだ?」