947: 2013/08/18(日) 11:26:35.80 ID:px5GbtGY0
新年になってから、まだそんな日が経っていない頃。
夜で外が真っ暗で。
気温は雪でも降りそうな寒さの日。
って言っても、その日は晴れていたんだケド。
そんなある日。 あいつはあたしに声を掛けた。
「桐乃、ちょっと付いてきてくれ」って言って。
あたしは不審に思いながらも、渋々と付いていった日の話をしよう。
夜で外が真っ暗で。
気温は雪でも降りそうな寒さの日。
って言っても、その日は晴れていたんだケド。
そんなある日。 あいつはあたしに声を掛けた。
「桐乃、ちょっと付いてきてくれ」って言って。
あたしは不審に思いながらも、渋々と付いていった日の話をしよう。
948: 2013/08/18(日) 11:27:02.54 ID:px5GbtGY0
桐乃「なんかさぁ、あんた最近どこ行ってるの?」
京介「え、えと。 俺? どこって?」
桐乃「あんたしか居ないでしょ。 最近、夜になる度にどっか行ってない?」
京介「あ、ああ。 そうだな……運転の練習だよ、練習」
ふむ。 京介が免許を取って、一緒に貯めてた貯金で車を買って、それでその練習ってことか。
怪しいっつの!
京介「え、えと。 俺? どこって?」
桐乃「あんたしか居ないでしょ。 最近、夜になる度にどっか行ってない?」
京介「あ、ああ。 そうだな……運転の練習だよ、練習」
ふむ。 京介が免許を取って、一緒に貯めてた貯金で車を買って、それでその練習ってことか。
怪しいっつの!
949: 2013/08/18(日) 11:27:29.28 ID:px5GbtGY0
桐乃「じゃ、なんで夜?」
京介「はは……そっちの方が練習になるかなーって思って」
桐乃「……ふうん?」
京介「そんなことより工口ゲーやろうぜ! 新作買ったって言ってたじゃねえか。 な?」
どう見てもウソだケド……。 何か、隠しておきたいことでもあるのかな。
あたしも言いたく無いこともあるにはあるから、人のことを言えた義理じゃない。 でも、やっぱり気になるよねぇ。
京介「はは……そっちの方が練習になるかなーって思って」
桐乃「……ふうん?」
京介「そんなことより工口ゲーやろうぜ! 新作買ったって言ってたじゃねえか。 な?」
どう見てもウソだケド……。 何か、隠しておきたいことでもあるのかな。
あたしも言いたく無いこともあるにはあるから、人のことを言えた義理じゃない。 でも、やっぱり気になるよねぇ。
950: 2013/08/18(日) 11:28:03.59 ID:px5GbtGY0
桐乃「京介も相当工口ゲ好きだよね?」
京介「……誰の所為だと思ってるんだよ」
桐乃「所為って言わないで。 おかげでしょ?」
京介「へいへい……」
……よし。 明日、少し調べてみよう。 京介が何をしているか。
京介「……誰の所為だと思ってるんだよ」
桐乃「所為って言わないで。 おかげでしょ?」
京介「へいへい……」
……よし。 明日、少し調べてみよう。 京介が何をしているか。
951: 2013/08/18(日) 11:28:50.85 ID:px5GbtGY0
次の日。 今日もあいつはどこかへと出掛けて行った。 一人残されるあたしの身にもなって欲しいよ。
思い出されるのは、あたしが小さかった頃のこと。 あいつは遊びに行って、あたしは追いつけなくて。 そんな超悔しかった日のこと。
……ま、今日はそっちの方が都合が良い。 京介の前じゃ堂々と調べられないし。
一応言っておくケド、この時間以外殆どべったり一緒に居るワケじゃないからね? 今の言い方だとそう聞こえるかもしれないから、一応。
だってほら、あたしが学校とか仕事のときは別々なんだし。
……それ以外だと、いつも一緒だけど。
ってそうじゃないそうじゃない! あいつのことを考えてぼーっとしてしまった。 ムカつく!
思い出されるのは、あたしが小さかった頃のこと。 あいつは遊びに行って、あたしは追いつけなくて。 そんな超悔しかった日のこと。
……ま、今日はそっちの方が都合が良い。 京介の前じゃ堂々と調べられないし。
一応言っておくケド、この時間以外殆どべったり一緒に居るワケじゃないからね? 今の言い方だとそう聞こえるかもしれないから、一応。
だってほら、あたしが学校とか仕事のときは別々なんだし。
……それ以外だと、いつも一緒だけど。
ってそうじゃないそうじゃない! あいつのことを考えてぼーっとしてしまった。 ムカつく!
952: 2013/08/18(日) 11:29:26.86 ID:px5GbtGY0
これもあれも、全てはあたしに何も言わないで変なことをしてるあいつが悪い! うん。
桐乃「……ほんと、どこ行ってるんだろ?」
そう呟き、窓から外を眺める。 空は曇っていて、いつもは綺麗に見える星は見えなかった。
桐乃「ダメダメ! 落ち込んだらダメだ!」
若干落ち込みそうになった気持ちに活を入れ、電話を手に取る。
まずは、黒いののところで良いかな。
桐乃「……ほんと、どこ行ってるんだろ?」
そう呟き、窓から外を眺める。 空は曇っていて、いつもは綺麗に見える星は見えなかった。
桐乃「ダメダメ! 落ち込んだらダメだ!」
若干落ち込みそうになった気持ちに活を入れ、電話を手に取る。
まずは、黒いののところで良いかな。
953: 2013/08/18(日) 11:29:52.14 ID:px5GbtGY0
桐乃「もしもし、夜遅くにごめんね」
「構わないわ。 丁度、妹たちとお風呂が終わったから」
桐乃「え!? あんた妹と一緒にお風呂入ってんの!?」
「邪悪な気配を感じるわよ。 食い付き方が怖いわ……」
桐乃「そ、そんなことないって……ふひっ」
あ、よだれが。
「……はぁ。 それで、用件は何だったの?」
桐乃「お、おっと。 忘れるところだった。 えーっとね」
「構わないわ。 丁度、妹たちとお風呂が終わったから」
桐乃「え!? あんた妹と一緒にお風呂入ってんの!?」
「邪悪な気配を感じるわよ。 食い付き方が怖いわ……」
桐乃「そ、そんなことないって……ふひっ」
あ、よだれが。
「……はぁ。 それで、用件は何だったの?」
桐乃「お、おっと。 忘れるところだった。 えーっとね」
954: 2013/08/18(日) 11:30:20.42 ID:px5GbtGY0
そっちが本題だったのに。 黒猫が妹たちとCG回収シーンを迎えていたなんて。 伏兵すぎる。
桐乃「京介ってさ、最近なんかヘンなところなかった?」
「……ちょっと待ちなさい。 もしかしてそれは」
あれ。 もしやいきなり当たり?
「…………惚気話かしら?」
桐乃「ちっがうっての!!! てゆうかあんたに惚気たことなんて無いっつーの!!」
桐乃「京介ってさ、最近なんかヘンなところなかった?」
「……ちょっと待ちなさい。 もしかしてそれは」
あれ。 もしやいきなり当たり?
「…………惚気話かしら?」
桐乃「ちっがうっての!!! てゆうかあんたに惚気たことなんて無いっつーの!!」
955: 2013/08/18(日) 11:30:52.86 ID:px5GbtGY0
「今までのが惚気じゃないとして、あなたの惚気の基準が恐ろしくなってくるわよ?」
桐乃「あーもう! で、あいつヘンなところなかった? さっさと答えてよ」
「ふふ。 そうね」
「わたしが知る限り、先輩におかしなところは無かった筈よ」
「もっとも、普段の先輩も変と言えば変だけどね」
桐乃「あーもう! で、あいつヘンなところなかった? さっさと答えてよ」
「ふふ。 そうね」
「わたしが知る限り、先輩におかしなところは無かった筈よ」
「もっとも、普段の先輩も変と言えば変だけどね」
956: 2013/08/18(日) 11:31:21.14 ID:px5GbtGY0
桐乃「だーめーだー。 全然分かんないし」
その後……あやせに加奈子、沙織にもせなちーにも電話して聞いたんだけど、全員が何も知らなかった。
てかね、ちょっとこの一連の電話で不満な点があるの。 みんな、あたしが「京介のことなんだケド」と言った瞬間に惚気かどうか聞いてくる。
どうしてだー! あたしってそんなキャラなの!?
……ま、まあ。 そりゃあ、京介はいざというときに物凄く頼りになって、超格好良くて、それにいつも助けてくれるし。 優しいし。 気配りできるし。 あたしのこと見てくれてるし。 あたしのこと大好きだし。
不意にキスしてくるのは許せないケド! あれ、ほんとこっちの身にもなって欲しいんだよね。 てか、未だにあいつとキスするのに全然慣れないんだよねぇ。
その後……あやせに加奈子、沙織にもせなちーにも電話して聞いたんだけど、全員が何も知らなかった。
てかね、ちょっとこの一連の電話で不満な点があるの。 みんな、あたしが「京介のことなんだケド」と言った瞬間に惚気かどうか聞いてくる。
どうしてだー! あたしってそんなキャラなの!?
……ま、まあ。 そりゃあ、京介はいざというときに物凄く頼りになって、超格好良くて、それにいつも助けてくれるし。 優しいし。 気配りできるし。 あたしのこと見てくれてるし。 あたしのこと大好きだし。
不意にキスしてくるのは許せないケド! あれ、ほんとこっちの身にもなって欲しいんだよね。 てか、未だにあいつとキスするのに全然慣れないんだよねぇ。
957: 2013/08/18(日) 11:31:49.60 ID:px5GbtGY0
心臓とか張り裂けそうになるし、顔は赤くなってるのが分かるくらいだしさ。
でも、不思議と近くに居ると落ち着くんだよね。 夜、寝るときだってそう。
あいつと一緒に布団の中で目を瞑るだけで、ゆっくり休めるから。
あ、でも! これもまた許せないことがある!
……最近だと寒いのか知らないケド、朝起きるとほぼ確実に抱き締められてるんだよね。 あたしは抱き枕じゃないっての。
抱き枕かぁ……。
そういえば、新しい抱き枕出るんだっけ? 今度京介と一緒に買いに行こうかな。
通販で買っちゃってもいいんだケド……どうせなら一緒に行きたいし。 あいつ車あるしね。
よし、そうと決まったら早速デートの予定を。
でも、不思議と近くに居ると落ち着くんだよね。 夜、寝るときだってそう。
あいつと一緒に布団の中で目を瞑るだけで、ゆっくり休めるから。
あ、でも! これもまた許せないことがある!
……最近だと寒いのか知らないケド、朝起きるとほぼ確実に抱き締められてるんだよね。 あたしは抱き枕じゃないっての。
抱き枕かぁ……。
そういえば、新しい抱き枕出るんだっけ? 今度京介と一緒に買いに行こうかな。
通販で買っちゃってもいいんだケド……どうせなら一緒に行きたいし。 あいつ車あるしね。
よし、そうと決まったら早速デートの予定を。
958: 2013/08/18(日) 11:32:15.76 ID:px5GbtGY0
桐乃「……あれ。 なんか忘れてる気がする」
……なんだっけ?
ま、そんなことより今はデートの予定だ! 行く場所はアキバだとして……どんなコースにしよっかな。
朝から出掛けて、お昼は喫茶店でも行こう。 で、お昼過ぎからは渋谷に行くのもありかな?
そだ。 どうせなら渋谷か新宿辺りであいつの服も見てあげようかな。 最近、新しい服欲しいとか言ってたし。
んで、それでぇ……夜はどうしよっかなぁ。
たまには落ち着いたところでも良いかな? でもそれだとこの家になっちゃうんだよね。
それは京介と話して決めることにしよう。 早く帰ってこないかな、あいつ。
……なんだっけ?
ま、そんなことより今はデートの予定だ! 行く場所はアキバだとして……どんなコースにしよっかな。
朝から出掛けて、お昼は喫茶店でも行こう。 で、お昼過ぎからは渋谷に行くのもありかな?
そだ。 どうせなら渋谷か新宿辺りであいつの服も見てあげようかな。 最近、新しい服欲しいとか言ってたし。
んで、それでぇ……夜はどうしよっかなぁ。
たまには落ち着いたところでも良いかな? でもそれだとこの家になっちゃうんだよね。
それは京介と話して決めることにしよう。 早く帰ってこないかな、あいつ。
959: 2013/08/18(日) 11:32:43.63 ID:px5GbtGY0
次の日。
桐乃「デートの予定とか考えてる場合じゃなかったじゃん!! あいつが出掛けている原因を調べてたのに!!」
またこのパターン! あああもう! ムカつく!! 家に居ないときまであたしの頭の中を占領するなんて、許せないんですケドぉ!
今日もまた京介はどっか出掛けてるし。 あいつがこんな行動をしなければ、あたしも頭を抱えることなんて無いってのに。
あいつが行きそうな場所……今日はそこを考えるとしよう。
とにかく、まずは電話~。
桐乃「デートの予定とか考えてる場合じゃなかったじゃん!! あいつが出掛けている原因を調べてたのに!!」
またこのパターン! あああもう! ムカつく!! 家に居ないときまであたしの頭の中を占領するなんて、許せないんですケドぉ!
今日もまた京介はどっか出掛けてるし。 あいつがこんな行動をしなければ、あたしも頭を抱えることなんて無いってのに。
あいつが行きそうな場所……今日はそこを考えるとしよう。
とにかく、まずは電話~。
960: 2013/08/18(日) 11:33:11.07 ID:px5GbtGY0
桐乃「もしもし、あやせ?」
「桐乃? どうしたの? こんな夜遅くに」
桐乃「あはは、ごめんね。 昨日に引き続き、ちょっと聞きたいことがあってさ」
「お兄さんのことだね。 うん、良いよ」
桐乃「ありがと。 それで」
桐乃「もし、あやせが京介だったとしてさ……その」
う……いざ聞くとなると、言い辛い。
「桐乃? どうしたの? こんな夜遅くに」
桐乃「あはは、ごめんね。 昨日に引き続き、ちょっと聞きたいことがあってさ」
「お兄さんのことだね。 うん、良いよ」
桐乃「ありがと。 それで」
桐乃「もし、あやせが京介だったとしてさ……その」
う……いざ聞くとなると、言い辛い。
961: 2013/08/18(日) 11:34:04.63 ID:px5GbtGY0
桐乃「…………工口いお店とか行きたくなる?」
「ぶっ! ちょ、ちょっと桐乃!」
電話越しであやせが咳き込んでいる。 無理もないケド。
桐乃「だ、だから例えばのハナシだって! お、男の人ってそうなるのかなぁ……って」
「なんでそれを私に聞くの! そ、そういうのって男の人に聞いた方が早いと思うよ」
桐乃「言えるワケ無いじゃん! 御鏡さんならフッツーに答えそうだケドさ……でも、やっぱイヤじゃん?」
「それで私……ってこと?」
桐乃「うん、まあ……そう」
「分かった。 桐乃が真面目なのは分かったけど……でも、やっぱ私じゃ分からないよ」
「ぶっ! ちょ、ちょっと桐乃!」
電話越しであやせが咳き込んでいる。 無理もないケド。
桐乃「だ、だから例えばのハナシだって! お、男の人ってそうなるのかなぁ……って」
「なんでそれを私に聞くの! そ、そういうのって男の人に聞いた方が早いと思うよ」
桐乃「言えるワケ無いじゃん! 御鏡さんならフッツーに答えそうだケドさ……でも、やっぱイヤじゃん?」
「それで私……ってこと?」
桐乃「うん、まあ……そう」
「分かった。 桐乃が真面目なのは分かったけど……でも、やっぱ私じゃ分からないよ」
962: 2013/08/18(日) 11:34:31.27 ID:px5GbtGY0
「……だけど、仮にお兄さんがそういうお店に行ってたとしたら、桐乃はどうするの?」
桐乃「あ、あたし?」
あたしは……。
良いかな、あやせにだったら。
桐乃「チョームカつくケド。 ムカつくし、悔しいケド。 でも、京介がそれで悩んでいるとしたら……許しちゃうかもしれない」
「そっか。 やっぱり、優しいんだね。 桐乃」
桐乃「そんなことないって! もしそうだったら一発か二発は殴ってやるつもりだし!」
「あはは。 その時は私も手伝うよ」
……その台詞はちょっと怖い。
桐乃「あ、あたし?」
あたしは……。
良いかな、あやせにだったら。
桐乃「チョームカつくケド。 ムカつくし、悔しいケド。 でも、京介がそれで悩んでいるとしたら……許しちゃうかもしれない」
「そっか。 やっぱり、優しいんだね。 桐乃」
桐乃「そんなことないって! もしそうだったら一発か二発は殴ってやるつもりだし!」
「あはは。 その時は私も手伝うよ」
……その台詞はちょっと怖い。
963: 2013/08/18(日) 11:34:58.10 ID:px5GbtGY0
桐乃「やっぱあやせは分からないかぁ。 あ、加奈子ならそうゆうの詳しいかな?」
「……それは止めた方が良いよ。 加奈子、余計なことを言いそうだから。 例えば」
「京介? ああ、行ってるに決まってんだろ~? 男って工口いし」
「とかね?」
桐乃「あ、あー。 確かに。 なんか言いそう」
「ふふ。 まぁ、もしも桐乃にそんなことを言ったら……」
「……それは止めた方が良いよ。 加奈子、余計なことを言いそうだから。 例えば」
「京介? ああ、行ってるに決まってんだろ~? 男って工口いし」
「とかね?」
桐乃「あ、あー。 確かに。 なんか言いそう」
「ふふ。 まぁ、もしも桐乃にそんなことを言ったら……」
964: 2013/08/18(日) 11:35:24.94 ID:px5GbtGY0
桐乃「あ! あたしやらなきゃいけないことあったんだ! ごめんあやせ! ありがとね!」
それ以上先は聞かないほうが良いと思い、あたしは慌てて電話を切る。
結局、今日も収穫無しか。
もう、こうなったら直接本人に聞くしかないよね。 あいつは言いたく無さそうだけど、気になって仕方ないんだもん。
……明日、出掛ける前に聞いてみよう。
それ以上先は聞かないほうが良いと思い、あたしは慌てて電話を切る。
結局、今日も収穫無しか。
もう、こうなったら直接本人に聞くしかないよね。 あいつは言いたく無さそうだけど、気になって仕方ないんだもん。
……明日、出掛ける前に聞いてみよう。
965: 2013/08/18(日) 11:35:50.78 ID:px5GbtGY0
桐乃「京介、ちょっと来て」
京介「ん? 別に構わんが」
桐乃「そこ、座って」
京介「出来ればコタツに入りたいんだけど……」
桐乃「ダメ。 良いから早く座れ」
京介「へいへい……」
そう返事をすると、京介は床に正座する。 正座までしろとは言ってないのに。
京介「ん? 別に構わんが」
桐乃「そこ、座って」
京介「出来ればコタツに入りたいんだけど……」
桐乃「ダメ。 良いから早く座れ」
京介「へいへい……」
そう返事をすると、京介は床に正座する。 正座までしろとは言ってないのに。
966: 2013/08/18(日) 11:36:17.14 ID:px5GbtGY0
京介「で、何だよ?」
桐乃「……あんた、何隠してるの?」
あたしが言うと、京介は分かりやすい程に慌て、答える。
京介「べ、別になんも隠してねえよ? マジ」
桐乃「へえ。 ほんとに?」
京介「お、おう……毎日出掛けてるのは、運転の練習だし」
桐乃「……ひひ」
京介「き、桐乃? どした?」
桐乃「……あんた、何隠してるの?」
あたしが言うと、京介は分かりやすい程に慌て、答える。
京介「べ、別になんも隠してねえよ? マジ」
桐乃「へえ。 ほんとに?」
京介「お、おう……毎日出掛けてるのは、運転の練習だし」
桐乃「……ひひ」
京介「き、桐乃? どした?」
967: 2013/08/18(日) 11:36:43.00 ID:px5GbtGY0
桐乃「ねえ、京介。 あたしは何を隠しているのか聞いただけなのに、なんで運転の練習が出てくるの?」
ここまで見事にぼろを出すとは思って無かった。 妹としても、こいつの彼女としても少し心配になってしまう。
京介「そ、それは……なんて言うか」
桐乃「早く言った方が楽だよ? ほら」
京介「……あーくそ! まぁ、良いか。 元々そろそろだったし」
京介は言うと、立ち上がり、あたしに手を差し伸ばしながら続ける。
京介「今日は一緒に出掛けようぜ。 桐乃、ちょっと付いてきてくれ」
ここまで見事にぼろを出すとは思って無かった。 妹としても、こいつの彼女としても少し心配になってしまう。
京介「そ、それは……なんて言うか」
桐乃「早く言った方が楽だよ? ほら」
京介「……あーくそ! まぁ、良いか。 元々そろそろだったし」
京介は言うと、立ち上がり、あたしに手を差し伸ばしながら続ける。
京介「今日は一緒に出掛けようぜ。 桐乃、ちょっと付いてきてくれ」
968: 2013/08/18(日) 11:37:17.34 ID:px5GbtGY0
俺は渋々ながらも言った。 もう、隠すのにも限界は近そうだし、何よりこいつに悩んで欲しくは無いから。
桐乃「……良いの? あたしも一緒に行って」
京介「当たり前だろ。 つうか、元々その予定だったし」
最終的には桐乃の為だしな。 こいつが喜ぶかどうかは置いといて、だが。
桐乃「分かった。 行く」
桐乃は言い、立ち上がる。
京介「じゃ、俺は外で待ってるから、準備出来たら来てくれ」
俺は最後にそう言うと、部屋を後にした。
桐乃「……良いの? あたしも一緒に行って」
京介「当たり前だろ。 つうか、元々その予定だったし」
最終的には桐乃の為だしな。 こいつが喜ぶかどうかは置いといて、だが。
桐乃「分かった。 行く」
桐乃は言い、立ち上がる。
京介「じゃ、俺は外で待ってるから、準備出来たら来てくれ」
俺は最後にそう言うと、部屋を後にした。
969: 2013/08/18(日) 11:37:43.99 ID:px5GbtGY0
桐乃「で、これどこに向かってるワケ?」
京介「まーまー。 もうすぐだからよ」
助手席に座る桐乃に言い、俺は目的地へと向かう。
場所はそこまで遠くは無い、近くの山を少し入ったところだ。
桐乃は暇潰しの為か、ラジオのチャンネルをカチカチと回す。 いつもは桐乃がCDやらを持って来てくれるのだが、今日はそうではないらしい。
てか、こいつたまに工口ゲーソング持ってくるんだよ。 あれマジで恥ずかしいからやめて欲しいぜ。 この前なんて、赤城を乗せた時にそれが入ったままで若干気まずかったし。
しっかし、最初の頃はわざわざ後部座席に乗っていたのに、今となっちゃ普通に助手席に乗ってくれるようになって、若干嬉しいぜ。
いいね、車デート!
京介「まーまー。 もうすぐだからよ」
助手席に座る桐乃に言い、俺は目的地へと向かう。
場所はそこまで遠くは無い、近くの山を少し入ったところだ。
桐乃は暇潰しの為か、ラジオのチャンネルをカチカチと回す。 いつもは桐乃がCDやらを持って来てくれるのだが、今日はそうではないらしい。
てか、こいつたまに工口ゲーソング持ってくるんだよ。 あれマジで恥ずかしいからやめて欲しいぜ。 この前なんて、赤城を乗せた時にそれが入ったままで若干気まずかったし。
しっかし、最初の頃はわざわざ後部座席に乗っていたのに、今となっちゃ普通に助手席に乗ってくれるようになって、若干嬉しいぜ。
いいね、車デート!
970: 2013/08/18(日) 11:38:09.13 ID:px5GbtGY0
そんなことを考えている内に、目的地へと到着。
少し開けた場所にある駐車場に車を止め、桐乃に降りるよう伝える。
京介「着いたぜ、桐乃」
桐乃「こんな山の中? あんた、こんなとこで何してたの?」
京介「良いから良いから、ほら」
桐乃「チッ……はいはい」
俺と桐乃はそのまま外に出る。 そして、俺はカバンからひとつの物を取り出し、それを桐乃に手渡した。
桐乃「なに? これ」
京介「それ、付けといてくれ」
少し開けた場所にある駐車場に車を止め、桐乃に降りるよう伝える。
京介「着いたぜ、桐乃」
桐乃「こんな山の中? あんた、こんなとこで何してたの?」
京介「良いから良いから、ほら」
桐乃「チッ……はいはい」
俺と桐乃はそのまま外に出る。 そして、俺はカバンからひとつの物を取り出し、それを桐乃に手渡した。
桐乃「なに? これ」
京介「それ、付けといてくれ」
971: 2013/08/18(日) 11:38:38.43 ID:px5GbtGY0
桐乃「……目隠し?」
京介「おう」
桐乃「ま、まさかあんた……あたしに工口いことする気!? こんな山奥で!?」
京介「ちっげーよ!! 工口ゲーのしすぎだッ!!」
いやまあ、俺だってこの状況でそれを渡したらそう勘違いされるのは無理も無いとは思ったが。 でも、そうしないとなぁ。
桐乃「ほんっと変O。 ふん」
言いつつも、素直に付けてくれるんだなぁ。 全く、俺が悪い奴だったら間違いなくヤバイことになってるだろうに。 どれだけ信用しているんだか。
京介「ほら、手繋ぐぞ。 それだと歩けないし」
桐乃「……うん」
京介「おう」
桐乃「ま、まさかあんた……あたしに工口いことする気!? こんな山奥で!?」
京介「ちっげーよ!! 工口ゲーのしすぎだッ!!」
いやまあ、俺だってこの状況でそれを渡したらそう勘違いされるのは無理も無いとは思ったが。 でも、そうしないとなぁ。
桐乃「ほんっと変O。 ふん」
言いつつも、素直に付けてくれるんだなぁ。 全く、俺が悪い奴だったら間違いなくヤバイことになってるだろうに。 どれだけ信用しているんだか。
京介「ほら、手繋ぐぞ。 それだと歩けないし」
桐乃「……うん」
972: 2013/08/18(日) 11:39:15.95 ID:px5GbtGY0
桐乃の声は先ほどよりも小さく、視界が塞がれているのが恐らくは怖いのだろう。
俺は心の中で桐乃に謝り、手を引いて歩き出す。 桐乃が転ばないように気を使いながら。
そして歩くこと数分。 その場所へと到着した。
京介「着いたぜ、桐乃」
桐乃「もう? じゃ、これ取っていい?」
京介「おう」
俺が答えると、桐乃はすぐに目隠しを取る。
桐乃「……なにここ? 完全森の中じゃん。 少しは見晴らし良いみたいだケド」
ま、そりゃあそうだろうな。 夜景を見る場所じゃあ無いから。
俺は心の中で桐乃に謝り、手を引いて歩き出す。 桐乃が転ばないように気を使いながら。
そして歩くこと数分。 その場所へと到着した。
京介「着いたぜ、桐乃」
桐乃「もう? じゃ、これ取っていい?」
京介「おう」
俺が答えると、桐乃はすぐに目隠しを取る。
桐乃「……なにここ? 完全森の中じゃん。 少しは見晴らし良いみたいだケド」
ま、そりゃあそうだろうな。 夜景を見る場所じゃあ無いから。
973: 2013/08/18(日) 11:39:41.91 ID:px5GbtGY0
桐乃「ちょっと、京介?」
聞いてくる桐乃に向け、俺は上を指差した。
桐乃「……?」
桐乃の顔は疑問でいっぱいになっていたが、俺はそんな桐乃を少しの笑みを浮かべながら眺める。
やがて、桐乃は上を向いて。
桐乃「……これ」
そうだ。
ここは夜景を見る場所じゃない。
ここから見れるのは、星空だけだ。
聞いてくる桐乃に向け、俺は上を指差した。
桐乃「……?」
桐乃の顔は疑問でいっぱいになっていたが、俺はそんな桐乃を少しの笑みを浮かべながら眺める。
やがて、桐乃は上を向いて。
桐乃「……これ」
そうだ。
ここは夜景を見る場所じゃない。
ここから見れるのは、星空だけだ。
974: 2013/08/18(日) 11:40:08.00 ID:px5GbtGY0
京介「ずっと良い場所探しててさ、心配掛けてたら悪かったな。 付き合ってからもう一年になるし、その記念でお前に見せたかったんだ」
桐乃「……ばか。 心配なんてしてないっつの」
京介「へへ。 そうかい」
桐乃は膝を抱え、その場に座り込む。 俺は黙って、その隣に腰を掛けた。
京介「家を出た日も、こうして星を見てたっけか」
桐乃「……うん。 覚えてるよ、あの日のことは。 多分、一生忘れない」
京介「俺も一緒だよ。 思いっきり殴られた痛さが今でも思い出せるぜ……」
桐乃「ひひ。 あたしの為に殴られたんだから、幸せっしょ?」
京介「へいへい。 そうだな。 お前の為になら、俺はいくら殴られたって構いやしないさ」
桐乃「……ばか。 心配なんてしてないっつの」
京介「へへ。 そうかい」
桐乃は膝を抱え、その場に座り込む。 俺は黙って、その隣に腰を掛けた。
京介「家を出た日も、こうして星を見てたっけか」
桐乃「……うん。 覚えてるよ、あの日のことは。 多分、一生忘れない」
京介「俺も一緒だよ。 思いっきり殴られた痛さが今でも思い出せるぜ……」
桐乃「ひひ。 あたしの為に殴られたんだから、幸せっしょ?」
京介「へいへい。 そうだな。 お前の為になら、俺はいくら殴られたって構いやしないさ」
975: 2013/08/18(日) 11:40:34.67 ID:px5GbtGY0
桐乃は笑顔で星空を眺める。 その横顔は、とても綺麗な物だった。
桐乃「長かったね」
京介「この一年が、か?」
桐乃「ううん。 そうじゃなくて、一緒になれるまで」
京介「だなぁ。 十年以上だもんな。 はは」
桐乃「でも、この一年はあっという間だった」
京介「……そうだな」
桐乃「だけどね、京介」
桐乃は俺の方に顔を向け、言う。
桐乃「長かったね」
京介「この一年が、か?」
桐乃「ううん。 そうじゃなくて、一緒になれるまで」
京介「だなぁ。 十年以上だもんな。 はは」
桐乃「でも、この一年はあっという間だった」
京介「……そうだな」
桐乃「だけどね、京介」
桐乃は俺の方に顔を向け、言う。
976: 2013/08/18(日) 11:41:01.12 ID:px5GbtGY0
桐乃「今まで生きてきた中でさ、この一年が一番楽しかったよ。 あたしは」
笑顔でそれは反則だぜ。 今度、やってはいけないことを取り決めた方が良さそうだ。 じゃないと俺が氏ぬ。
京介「ありがとよ、桐乃。 夏にも来ような」
桐乃「ひひ。 いーよ。 てか、チョー寒い」
厚着をするよう言ってあったから、格好は問題ないと思うが……それでもまあ、寒い物は寒いよな。
京介「桐乃、俺を舐めたら駄目だぞ。 こんなこともあろうかと」
俺は言いながら、カバンから水筒を取り出す。 予め予想していたので、中には暖かいお茶を入れてある。
笑顔でそれは反則だぜ。 今度、やってはいけないことを取り決めた方が良さそうだ。 じゃないと俺が氏ぬ。
京介「ありがとよ、桐乃。 夏にも来ような」
桐乃「ひひ。 いーよ。 てか、チョー寒い」
厚着をするよう言ってあったから、格好は問題ないと思うが……それでもまあ、寒い物は寒いよな。
京介「桐乃、俺を舐めたら駄目だぞ。 こんなこともあろうかと」
俺は言いながら、カバンから水筒を取り出す。 予め予想していたので、中には暖かいお茶を入れてある。
977: 2013/08/18(日) 11:41:27.41 ID:px5GbtGY0
桐乃「ちょっと期待してたケド、本当にそんなの持ってきてたんだ」
言いながらも、何故か不満そうな顔付きをしているな、こいつ。
京介「なんか怒ってるか? お前」
桐乃「……ベツに」
明らか怒ってるじゃん。 お茶は飲んでいるけどさ。
京介「んだよ。 まだなんかあるのか?」
桐乃「無いっての。 もう良いし」
京介「……へいへい」
こうして、俺と桐乃は一緒に星空を眺めた。
言いながらも、何故か不満そうな顔付きをしているな、こいつ。
京介「なんか怒ってるか? お前」
桐乃「……ベツに」
明らか怒ってるじゃん。 お茶は飲んでいるけどさ。
京介「んだよ。 まだなんかあるのか?」
桐乃「無いっての。 もう良いし」
京介「……へいへい」
こうして、俺と桐乃は一緒に星空を眺めた。
978: 2013/08/18(日) 11:42:00.59 ID:px5GbtGY0
なんてな。 こいつが不満そうな顔をしている原因も、少し不機嫌になっている原因も分かっているさ。
ただちょっと、意地悪をしたくなっただけで。 ただちょっと、桐乃の反応が可愛かっただけだ。
そして、俺は隣に座る桐乃を抱き締めた。
桐乃「……チッ」
京介「へへ、寒いんじゃなかったのか?」
桐乃「べっつに。 ふん」
京介「んじゃあ、離れるか?」
桐乃「……寒い」
京介「そうかい。 気が合うのか俺もさみーんだよ。 だから、もう少しこうしてるか」
俺が言うと、桐乃はこくんと頷く。
ただちょっと、意地悪をしたくなっただけで。 ただちょっと、桐乃の反応が可愛かっただけだ。
そして、俺は隣に座る桐乃を抱き締めた。
桐乃「……チッ」
京介「へへ、寒いんじゃなかったのか?」
桐乃「べっつに。 ふん」
京介「んじゃあ、離れるか?」
桐乃「……寒い」
京介「そうかい。 気が合うのか俺もさみーんだよ。 だから、もう少しこうしてるか」
俺が言うと、桐乃はこくんと頷く。
979: 2013/08/18(日) 11:42:35.33 ID:px5GbtGY0
桐乃「……ありがと」
京介「え? 今なんつった?」
桐乃「なんでもなーい」
桐乃「てか、まだ寒いんですケドぉ。 もうちょっと近くよって抱き締めてくんない?」
京介「りょーかい」
俺は一度立ち上がり、空を眺め続ける桐乃を抱きかかえ、膝の上に座らせる。
桐乃「……そこまでは頼んで無いんだケド」
京介「良いじゃん。 俺がこうしていたいんだよ」
桐乃「……あっそ」
京介「え? 今なんつった?」
桐乃「なんでもなーい」
桐乃「てか、まだ寒いんですケドぉ。 もうちょっと近くよって抱き締めてくんない?」
京介「りょーかい」
俺は一度立ち上がり、空を眺め続ける桐乃を抱きかかえ、膝の上に座らせる。
桐乃「……そこまでは頼んで無いんだケド」
京介「良いじゃん。 俺がこうしていたいんだよ」
桐乃「……あっそ」
980: 2013/08/18(日) 11:43:01.25 ID:px5GbtGY0
とは言いつつも、桐乃は前に回している俺の腕を抱く様に、しっかりと掴んでいた。
京介「今年もよろしく。 また沢山遊ぼうぜ」
桐乃「だね。 沙織とか黒猫とか。 たまにはあやせとか加奈子とかとも良いかもね」
京介「おう。 暇しそうにはねえな、はは」
桐乃「あたしが居るのに暇とか言ったら、許さないし?」
京介「へいへい」
桐乃「……そだ。 今度さ、新しい抱き枕が欲しいんだケドぉ」
桐乃はどこから持ってきたのか、手帳を取り出し、俺に何かのコースを説明し始める。 恐らく、デートコース。
俺は楽しそうに話す桐乃に耳を傾け、ゆっくりと頭を撫でる。
そして桐乃は、それを当然のことのように、笑顔のまま受け入れた。
星降る夜に 終
京介「今年もよろしく。 また沢山遊ぼうぜ」
桐乃「だね。 沙織とか黒猫とか。 たまにはあやせとか加奈子とかとも良いかもね」
京介「おう。 暇しそうにはねえな、はは」
桐乃「あたしが居るのに暇とか言ったら、許さないし?」
京介「へいへい」
桐乃「……そだ。 今度さ、新しい抱き枕が欲しいんだケドぉ」
桐乃はどこから持ってきたのか、手帳を取り出し、俺に何かのコースを説明し始める。 恐らく、デートコース。
俺は楽しそうに話す桐乃に耳を傾け、ゆっくりと頭を撫でる。
そして桐乃は、それを当然のことのように、笑顔のまま受け入れた。
星降る夜に 終
982: 2013/08/18(日) 11:44:43.68 ID:px5GbtGY0
以上で本日の投下終わりです。
乙、感想ありがとうございます。
待ちに待った配信日ですね。
後一時間ちょっと!
お風呂で体を清めてきます。
乙、感想ありがとうございます。
待ちに待った配信日ですね。
後一時間ちょっと!
お風呂で体を清めてきます。
990: 2013/08/18(日) 16:31:09.75 ID:px5GbtGY0
>>988
ちょっと興味が……
良かったらタイトル教えて頂けないでしょうか。
アニメ良かったですね。
最後のキスはずっと口だと思ってたのに、頬だったとは。
書く意欲が物凄く沸いたので、一話書いて今日中に投下します。
ちょっと興味が……
良かったらタイトル教えて頂けないでしょうか。
アニメ良かったですね。
最後のキスはずっと口だと思ってたのに、頬だったとは。
書く意欲が物凄く沸いたので、一話書いて今日中に投下します。
998: 2013/08/18(日) 22:28:07.95 ID:px5GbtGY0
999: 2013/08/18(日) 22:30:50.65 ID:px5GbtGY0
うめ
1000: 2013/08/18(日) 22:31:16.90 ID:px5GbtGY0
/. . . . . . . ミ. . .\、.. . ヽ
. . . イ . . ト、 . . . . . . . . . .\. . .ヽ:. . . . . ’
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