536:やる気のない長門有希 2006/07/31(月) 12:42:02.07 ID:FrN/RCsXO
………
眠れない…。
これで何度目になるだろう、静寂のなか薄暗い部屋で、彼が眠っていた布団に包まれ、目を閉じる……。
しかし、瞼の裏には記憶が映しだされ、彼の顔が画面いっぱいに広がる。
なぜだろう?気が付くと、彼のことばっかり考えている。
これはエラーなのだろうか?
なぜこんなにも私の睡眠機能を妨害されるのだろう。
そんなことを考えていると、いつのまにか眠ってしまったようだ。
「ふふふ。長門さん、好きなんでしょ、彼のこと」
好き…?たぶん違うと思う……。
「そう、まあそのうち分かるわよ。自分の気持ちに…」
朝。太陽の光がカーテンの無い窓からさしこんできて目を覚ます。
今日は、不思議探索の日ということで軽く朝食をとり、家を出る。
着替える必要はない、いつもの制服で十分だ。
でも、私服で行ったら彼が喜ぶかな……。
いけない、またエラーだ。
眠れない…。
これで何度目になるだろう、静寂のなか薄暗い部屋で、彼が眠っていた布団に包まれ、目を閉じる……。
しかし、瞼の裏には記憶が映しだされ、彼の顔が画面いっぱいに広がる。
なぜだろう?気が付くと、彼のことばっかり考えている。
これはエラーなのだろうか?
なぜこんなにも私の睡眠機能を妨害されるのだろう。
そんなことを考えていると、いつのまにか眠ってしまったようだ。
「ふふふ。長門さん、好きなんでしょ、彼のこと」
好き…?たぶん違うと思う……。
「そう、まあそのうち分かるわよ。自分の気持ちに…」
朝。太陽の光がカーテンの無い窓からさしこんできて目を覚ます。
今日は、不思議探索の日ということで軽く朝食をとり、家を出る。
着替える必要はない、いつもの制服で十分だ。
でも、私服で行ったら彼が喜ぶかな……。
いけない、またエラーだ。
539: 2006/07/31(月) 12:46:31.38 ID:FrN/RCsXO
集合時間15分前、いつもの駅前に到着する。
彼はまだのようだ。
「おはよう有希!」
「お、おはようございまぁ~す」
「おはようございます、長門さん」
三人ともあいさつをしてきた…。
私は軽く会釈をする。
しばらく待っていると、彼がやってきた。
「遅い!罰き…」
「はいはい、分かったから」
彼はもうあきらめがついているようだ。
そうして、いつもの喫茶店に入る。
私は、注文した飲み物を飲みながら、彼といっしょになればいいなと毎回考えていた。
そして、涼宮ハルヒのクジを引く、私は無印だ。
彼は…、私と同じ無印だった。うれしい。
他の人は、古泉一樹が印入り、涼宮ハルヒが印入り、そして朝比奈みくるが無印だった。
(あら、残念ね。二人きりじゃなくて…クスクス)
別に残念とは思っていない。
こうして、彼と朝比奈みくると私で不思議を探すことになった……。
とはいっても、探す気なんかないことはみんな同じだろう。
彼はまだのようだ。
「おはよう有希!」
「お、おはようございまぁ~す」
「おはようございます、長門さん」
三人ともあいさつをしてきた…。
私は軽く会釈をする。
しばらく待っていると、彼がやってきた。
「遅い!罰き…」
「はいはい、分かったから」
彼はもうあきらめがついているようだ。
そうして、いつもの喫茶店に入る。
私は、注文した飲み物を飲みながら、彼といっしょになればいいなと毎回考えていた。
そして、涼宮ハルヒのクジを引く、私は無印だ。
彼は…、私と同じ無印だった。うれしい。
他の人は、古泉一樹が印入り、涼宮ハルヒが印入り、そして朝比奈みくるが無印だった。
(あら、残念ね。二人きりじゃなくて…クスクス)
別に残念とは思っていない。
こうして、彼と朝比奈みくると私で不思議を探すことになった……。
とはいっても、探す気なんかないことはみんな同じだろう。
541: 2006/07/31(月) 12:52:36.28 ID:FrN/RCsXO
「いい!デートじゃないのよ!鼻の下のばしてんじゃないわよ!!」
そう言って彼女は歩いていった。古泉一樹がやけにニヤニヤしているのはなぜだろう?
「朝比奈さんはどこか行きたいところありますか?」
彼は彼女にきく。
「いえ、特には…」
「そうですか、長門はどうだ?」
彼がたずねてくる。図書館と言いたいが、今は朝比奈みくるもいるのでやめておく。
「……ない」
私は彼の顔を見ずにこたえた。
「…そうか」
彼は少し困った様子で、
「じゃあそこらへんをブラブラしてますか」
「はい」
そんなやりとりが交わされて、私は彼の後ろについて歩いている。
彼は、朝比奈みくると会話を楽しんでいる……羨ましい。
私も情報伝達能力がもっと高ければ―――。そんなことを考えていると、いきなり話がふられた。
「長門も鶴屋さんの小説おもしろかったよな?」
「…………」
私はこたえることもできず、ただうなずくことしかできなかった。
(ふふっ、手でもつないでみれば?)
そんなことはしない。
(恥ずかしがることないのよ。早くしないと涼宮ハルヒにとられちゃうわよ)
…………。
そう言って彼女は歩いていった。古泉一樹がやけにニヤニヤしているのはなぜだろう?
「朝比奈さんはどこか行きたいところありますか?」
彼は彼女にきく。
「いえ、特には…」
「そうですか、長門はどうだ?」
彼がたずねてくる。図書館と言いたいが、今は朝比奈みくるもいるのでやめておく。
「……ない」
私は彼の顔を見ずにこたえた。
「…そうか」
彼は少し困った様子で、
「じゃあそこらへんをブラブラしてますか」
「はい」
そんなやりとりが交わされて、私は彼の後ろについて歩いている。
彼は、朝比奈みくると会話を楽しんでいる……羨ましい。
私も情報伝達能力がもっと高ければ―――。そんなことを考えていると、いきなり話がふられた。
「長門も鶴屋さんの小説おもしろかったよな?」
「…………」
私はこたえることもできず、ただうなずくことしかできなかった。
(ふふっ、手でもつないでみれば?)
そんなことはしない。
(恥ずかしがることないのよ。早くしないと涼宮ハルヒにとられちゃうわよ)
…………。
543: 2006/07/31(月) 13:05:01.43 ID:FrN/RCsXO
そんなことをしているうちに、集合する時間がやってきた。
駅前につくと、もう涼宮ハルヒと古泉一樹が待っていた。
「ふん!じゃあクジ引きするわよ」
彼女はイライラしているようだ。
みんながクジを引く、私は印入りだ。
彼は…印入り。今日は運がいいらしい、彼は私を見ると微笑んでくれた…。頬が熱くなるのを感じる。
あとの三人は無印だった。
みんなと別れる。行くところは決まっているも同然で、彼がたずねてきたときは、
「図書館」
と即答した。
私は彼の後ろについて歩いている。
会話はしないけれど、二人で歩いているだけで幸せな感じだった。
(たまには、図書館じゃなくて映画館とかもつれてってもらえば?)
…………。
(せっかくの二人きりになれたのよ。それにこれはデートと変わらないわよ)
…………。
(涼宮ハルヒのことなんて気にしないで、ホテルでも行っちゃえばいいのに)
うるさい。
駅前につくと、もう涼宮ハルヒと古泉一樹が待っていた。
「ふん!じゃあクジ引きするわよ」
彼女はイライラしているようだ。
みんながクジを引く、私は印入りだ。
彼は…印入り。今日は運がいいらしい、彼は私を見ると微笑んでくれた…。頬が熱くなるのを感じる。
あとの三人は無印だった。
みんなと別れる。行くところは決まっているも同然で、彼がたずねてきたときは、
「図書館」
と即答した。
私は彼の後ろについて歩いている。
会話はしないけれど、二人で歩いているだけで幸せな感じだった。
(たまには、図書館じゃなくて映画館とかもつれてってもらえば?)
…………。
(せっかくの二人きりになれたのよ。それにこれはデートと変わらないわよ)
…………。
(涼宮ハルヒのことなんて気にしないで、ホテルでも行っちゃえばいいのに)
うるさい。
544: 2006/07/31(月) 13:08:10.50 ID:FrN/RCsXO
お互い無言のまま、今では行き慣れた図書館についた。
人影も少なく、冷房のきいた閑静な室内に足を踏み入れる。
私はこの空間がとても好きだった。
私は、本を手にとりその場で立ち読みをする。その間、彼はだいたいは眠っている。
(ねえ、彼の近くで読んでみたら?肩によりそったりして)
………///。
本を読んでいるとすぐに時間がすぎる…。
彼が、私に帰ろうと言ってきた。私は彼の肩から頭をどかし、図書カードで本を借りた。
私は図書館で借りた一冊の本をもって彼と並んで歩く。なんだか楽しい。
いきなり彼がこっちを向く。どうしたのだろう?と思っていたら、無意識に手を握っていたようだ。
(やればできるじゃない、ふふふふっ)
「長門どうしたんだ?」
別に…。
「おい、ハルヒに見つかったらまたうるさく言われるぞ」
…いい。
「…やれやれ」
私は不安になり、彼にたずねる。
「…嫌?」
「そっ、そんなことないぞ、うん。どっちかっていうとうれしい」
「…そう」
私は彼の言葉を聞いて、安堵した。
できることなら彼とずっと一緒に……。
そんなことを思いながら私は、握る力を少しだけ強くしていた…。
人影も少なく、冷房のきいた閑静な室内に足を踏み入れる。
私はこの空間がとても好きだった。
私は、本を手にとりその場で立ち読みをする。その間、彼はだいたいは眠っている。
(ねえ、彼の近くで読んでみたら?肩によりそったりして)
………///。
本を読んでいるとすぐに時間がすぎる…。
彼が、私に帰ろうと言ってきた。私は彼の肩から頭をどかし、図書カードで本を借りた。
私は図書館で借りた一冊の本をもって彼と並んで歩く。なんだか楽しい。
いきなり彼がこっちを向く。どうしたのだろう?と思っていたら、無意識に手を握っていたようだ。
(やればできるじゃない、ふふふふっ)
「長門どうしたんだ?」
別に…。
「おい、ハルヒに見つかったらまたうるさく言われるぞ」
…いい。
「…やれやれ」
私は不安になり、彼にたずねる。
「…嫌?」
「そっ、そんなことないぞ、うん。どっちかっていうとうれしい」
「…そう」
私は彼の言葉を聞いて、安堵した。
できることなら彼とずっと一緒に……。
そんなことを思いながら私は、握る力を少しだけ強くしていた…。
545: 2006/07/31(月) 13:13:09.11 ID:xr1b31QDO
癒される
551: 2006/07/31(月) 13:25:00.30 ID:FrN/RCsXO
>>544
できればキョンサイドも書きたかったけどこれ以上グダグダに・・・orz
できればキョンサイドも書きたかったけどこれ以上グダグダに・・・orz
864: 2006/07/31(月) 23:33:12.87 ID:FrN/RCsXO
長門「……あ」
キョン「?どうした長門」
長門「図書カード忘れた」
キョン「しょうがないな、俺ので借りてやるよ」
長門「…ありがとう(これで、一緒に返しに来れる。ふふふ♪)」
キョン「?どうした長門」
長門「図書カード忘れた」
キョン「しょうがないな、俺ので借りてやるよ」
長門「…ありがとう(これで、一緒に返しに来れる。ふふふ♪)」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります