1:◆Vysj.4B9aySt 25/02/11(火) 10:43:50 ID:6cdm
手毬「紀元節の歌ってことは、奉安殿の前で一調羅の制服を身につけて式典に挑まないといけないはず……」
「教育勅語とか勅語奉答とかやって美鈴はいつも寝てて……なのにあの子は普段着だ」
果穂「あ、チョコせんぱーい!」
智代子「お待たせー!じゃあ行こうか」
果穂「はいっ!」
手毬「あんな風に軽々しくない。もっと厳粛な儀式のはず……」
「気になる……」
「よしっ!」トコトコ
「教育勅語とか勅語奉答とかやって美鈴はいつも寝てて……なのにあの子は普段着だ」
果穂「あ、チョコせんぱーい!」
智代子「お待たせー!じゃあ行こうか」
果穂「はいっ!」
手毬「あんな風に軽々しくない。もっと厳粛な儀式のはず……」
「気になる……」
「よしっ!」トコトコ
2: 25/02/11(火) 10:46:30 ID:6cdm
この世界は、千早と黒井社長が仲良く雪見大福を分けて食べ合うぐらい殺伐しています
短いですがよろしくお願いいたします
短いですがよろしくお願いいたします
3: 25/02/11(火) 15:40:03 ID:6cdm
手毬「んー、どこへ行くんだろ?」
「靖国は遠いし、皇居は方向が違うし、どこかの公民館でも行くのかな……」
「こんなことなら、咲季やことねも連れて来るんだった」
「……」
「プロデューサーに聞いてみよう」ピポパポ
トゥルルー
カチャ
「あ、プロデューサー?ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「靖国は遠いし、皇居は方向が違うし、どこかの公民館でも行くのかな……」
「こんなことなら、咲季やことねも連れて来るんだった」
「……」
「プロデューサーに聞いてみよう」ピポパポ
トゥルルー
カチャ
「あ、プロデューサー?ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
4: 25/02/11(火) 15:42:54 ID:6cdm
手毬P(以下P表記)「はいはい、じゃあ頑張ってください」
亜紗里「あら、私用電話かしら?」
P「すみません。手毬さんからで」
亜紗里「ふふっ、冗談よ。で、何って?」
P「あー」
「アイドルが紀元節のお祝いをやってるところを教えて欲しい……と」
亜紗里「は?」
亜紗里「あら、私用電話かしら?」
P「すみません。手毬さんからで」
亜紗里「ふふっ、冗談よ。で、何って?」
P「あー」
「アイドルが紀元節のお祝いをやってるところを教えて欲しい……と」
亜紗里「は?」
5: 25/02/11(火) 15:47:14 ID:6cdm
手毬「結局、あの二人のあとを追い掛けることになった……」
「プロデューサー、私の事嫌いなのかな……」グスン
―しばらくして
果穂「えっと、ここですね」
智代子「楽しみだなぁ」
タッタッタ
手毬(ここは……美城プロダクション?!って、765プロと並ぶ業界大手じゃない!?)コソコソ
(えっと……)アタフタ
「んー?」
菜々「あれはたしか?」
「プロデューサー、私の事嫌いなのかな……」グスン
―しばらくして
果穂「えっと、ここですね」
智代子「楽しみだなぁ」
タッタッタ
手毬(ここは……美城プロダクション?!って、765プロと並ぶ業界大手じゃない!?)コソコソ
(えっと……)アタフタ
「んー?」
菜々「あれはたしか?」
6: 25/02/11(火) 16:00:20 ID:6cdm
菜々「こんにちはー、手毬ちゃんだっけ?」
手毬「っ!!」ビククッ
菜々「あー、そんなに驚かなくても……たしか、ラビットハウスで一緒にいましたよね?」
手毬「ラビットハウス……?」
菜々「ほら、クリスマスの時に」
手毬「あーっ!あの時の!」
菜々「思い出してもらえましたか」ホッ
(作者注。詳しくは
手毬「りーぴゃん、私もユールフィンカが食べたい!」
参照
手毬「っ!!」ビククッ
菜々「あー、そんなに驚かなくても……たしか、ラビットハウスで一緒にいましたよね?」
手毬「ラビットハウス……?」
菜々「ほら、クリスマスの時に」
手毬「あーっ!あの時の!」
菜々「思い出してもらえましたか」ホッ
(作者注。詳しくは
手毬「りーぴゃん、私もユールフィンカが食べたい!」
参照
7: 25/02/11(火) 16:08:12 ID:6cdm
手毬「で、あの……」
菜々「はい?」
手毬「今日はここで何を……」
菜々「?」
手毬「気になったから……」
菜々「えっと……はい。今日は──」
菜々「はい?」
手毬「今日はここで何を……」
菜々「?」
手毬「気になったから……」
菜々「えっと……はい。今日は──」
8: 25/02/11(火) 16:41:48 ID:6cdm
高木社長「さぁ、いらっしゃい」
天井社長「甘い(紅白の)お菓子もありますよ」
黒井社長「私たち五人が」
美城専務「紀元節のお祝い(まほう)の世界へ」
十王学園長「連れて行ってあげる♪」
手毬「」
菜々「あははは……」
(──誰とは言いませんが三人ほど、逃げましたね)←876と315と0936
天井社長「甘い(紅白の)お菓子もありますよ」
黒井社長「私たち五人が」
美城専務「紀元節のお祝い(まほう)の世界へ」
十王学園長「連れて行ってあげる♪」
手毬「」
菜々「あははは……」
(──誰とは言いませんが三人ほど、逃げましたね)←876と315と0936
9: 25/02/11(火) 16:53:36 ID:6cdm
千早「社長……」
静香「えっと……」
灯織「……」
菜々(よかった……普通の反応だ)
凛(普通はね……でも)
あさひ「いいっすよ社長!もっとやるっす!」
透「がんばれー」
果穂「わぁぁぁ、社長さん!頑張ってください!」
智代子「えっと……その……」ニガワライ
冬優子「……はぁ」
円香「……っ」
凛(わかるよ……その気持ち……)
菜々(ナナだって、アイドルが相手なら喜んで応援するんですが……)
静香「えっと……」
灯織「……」
菜々(よかった……普通の反応だ)
凛(普通はね……でも)
あさひ「いいっすよ社長!もっとやるっす!」
透「がんばれー」
果穂「わぁぁぁ、社長さん!頑張ってください!」
智代子「えっと……その……」ニガワライ
冬優子「……はぁ」
円香「……っ」
凛(わかるよ……その気持ち……)
菜々(ナナだって、アイドルが相手なら喜んで応援するんですが……)
10: 25/02/11(火) 16:58:14 ID:6cdm
菜々(そんなこんなで、紀元節の祝賀会──の名前を借りたお菓子を食べる会が始まりました)
手毬(お菓子を食べるだけでいいんだ……りーぴゃんも誘えばよかったかな)
手毬(お菓子を食べるだけでいいんだ……りーぴゃんも誘えばよかったかな)
11: 25/02/13(木) 05:46:35 ID:ZAeE
手毬(というより……)
「普通、こういうお祝い事なら紅白のお饅頭や落雁とかじゃないの?」
菜々「あはは……どっちかと言えば崇男くんの趣味かなぁ」
手毬「崇夫……くん……?」
菜々「あっ、あー!黒井社長のことです。おっほん」
手毬「ふーん……で」
黒井「……であるからして、和菓子と名乗るようになった南蛮菓子もこれらの慶事に使われるようになったのである」
あさひ「ふーん、そんなんすっか」モグモグ
透「あ、このカルメ焼きおいしい」バクバク
果穂「コンペイトウもオランダから来たんですね!」バリバリ
エミリー「カステラも今では和菓子なんでしゅよ!」モグモグ
貴音「まこと…美味なるものです…」モグモグ
「普通、こういうお祝い事なら紅白のお饅頭や落雁とかじゃないの?」
菜々「あはは……どっちかと言えば崇男くんの趣味かなぁ」
手毬「崇夫……くん……?」
菜々「あっ、あー!黒井社長のことです。おっほん」
手毬「ふーん……で」
黒井「……であるからして、和菓子と名乗るようになった南蛮菓子もこれらの慶事に使われるようになったのである」
あさひ「ふーん、そんなんすっか」モグモグ
透「あ、このカルメ焼きおいしい」バクバク
果穂「コンペイトウもオランダから来たんですね!」バリバリ
エミリー「カステラも今では和菓子なんでしゅよ!」モグモグ
貴音「まこと…美味なるものです…」モグモグ
12: 25/02/13(木) 05:51:54 ID:ZAeE
芳乃「ねーねー、そなたー。乾麺麭は和菓子ではないのでしてー?」ポリポリ
モバP「乾パンの類は一応パンの扱いだから……バナナが野菜でアボカドが果物みたいなものだな」
芳乃「そなたは博識でしてー」ポリポリ
手毬「って、あそこの子どもが食べてるのってケンメンポー(乾麺麭の海軍読み)だよね?」
菜々「あ、待って」
芳乃「ほー?」ゴゴゴゴ←怒りの波動
手毬「ひぃッ!!」
芳乃「幼児ではないのでしてー。赤子でもないのでしてー」ゴゴゴゴ
手毬「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」ビクビクッ
菜々「あーあ……」
モバP「乾パンの類は一応パンの扱いだから……バナナが野菜でアボカドが果物みたいなものだな」
芳乃「そなたは博識でしてー」ポリポリ
手毬「って、あそこの子どもが食べてるのってケンメンポー(乾麺麭の海軍読み)だよね?」
菜々「あ、待って」
芳乃「ほー?」ゴゴゴゴ←怒りの波動
手毬「ひぃッ!!」
芳乃「幼児ではないのでしてー。赤子でもないのでしてー」ゴゴゴゴ
手毬「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」ビクビクッ
菜々「あーあ……」
13: 25/02/13(木) 05:54:55 ID:ZAeE
手毬「ぐすっ……ことね……なぐさめて……」グスグス
菜々「あー、よしよし」ナデナデ
手毬「菜々さん……」グスグス
菜々「いいこ、いいこ」ナデナデ
手毬「はふぅ……」
美鈴「今、私のまりちゃんが誰かになでなでされてます!」
燐羽「なんでわかるんだよ!」
美鈴「おのれ、藤田ことね。許すまじ」
ことね「ことねちゃんは無実だー!」
菜々「あー、よしよし」ナデナデ
手毬「菜々さん……」グスグス
菜々「いいこ、いいこ」ナデナデ
手毬「はふぅ……」
美鈴「今、私のまりちゃんが誰かになでなでされてます!」
燐羽「なんでわかるんだよ!」
美鈴「おのれ、藤田ことね。許すまじ」
ことね「ことねちゃんは無実だー!」
14: 25/02/13(木) 06:07:00 ID:ZAeE
菜々「ほぉら、手毬ちゃん。プリンですよー」
手毬「ママ、手毬。プリン好き……」
甘奈「そうだよ、ここのプリン。めーっちゃおいしいんだから!」
甜花「にひひ……やめられないとまらない……」パクッ
麗花「おいしかったよ、ごちそうさま」
もちょ「べりーやみー」
クラリス「神はプリンがあればすべてを許すでしょう」パクッ
菜々「まってちがう」
美鈴「ふむ、これがまりちゃんがおいしいって言ったプリンですか。悪くないですね」
燐羽「つか、ここはどこだー!」
ことね「お、カステラ食べ放題!?プリンもいいのー!?」
「やべぇ、咲季に後で怒られるぞー」ムシャムシャ
手毬「ママ、手毬。プリン好き……」
甘奈「そうだよ、ここのプリン。めーっちゃおいしいんだから!」
甜花「にひひ……やめられないとまらない……」パクッ
麗花「おいしかったよ、ごちそうさま」
もちょ「べりーやみー」
クラリス「神はプリンがあればすべてを許すでしょう」パクッ
菜々「まってちがう」
美鈴「ふむ、これがまりちゃんがおいしいって言ったプリンですか。悪くないですね」
燐羽「つか、ここはどこだー!」
ことね「お、カステラ食べ放題!?プリンもいいのー!?」
「やべぇ、咲季に後で怒られるぞー」ムシャムシャ
15: 25/02/13(木) 06:13:03 ID:ZAeE
「ねぇ」
美鈴「はい?」クルッ
凛「そのストーカー気質」
千早「次世代の」
静香「蒼の名前に」
灯織「相応しい」
凛「と思うんだけど」
美鈴「」
「え、えっと……私にはまりちゃんが……」
凛「まあまあ、とりあえず蒼をどうぞ」つコンペイトウ
美鈴「ど、どうも……」
泉「こうして、次世代の蒼が決まったんだってさ」
あきら「#んなわけないデス」
美鈴「はい?」クルッ
凛「そのストーカー気質」
千早「次世代の」
静香「蒼の名前に」
灯織「相応しい」
凛「と思うんだけど」
美鈴「」
「え、えっと……私にはまりちゃんが……」
凛「まあまあ、とりあえず蒼をどうぞ」つコンペイトウ
美鈴「ど、どうも……」
泉「こうして、次世代の蒼が決まったんだってさ」
あきら「#んなわけないデス」
16: 25/02/13(木) 06:16:34 ID:ZAeE
―数日後
咲季「ねぇ、二人とも。お腹回りが増えてない?」
手毬・ことね「「ぎくっ」」
咲季「……ふーん。ま、しばらく管理してあげるから大丈夫よ」
てまこと『大丈夫じゃねー!』
美鈴「太った……おのれ、藤田ことね」
燐羽「その名前、忘れないから」
おしまい
咲季「ねぇ、二人とも。お腹回りが増えてない?」
手毬・ことね「「ぎくっ」」
咲季「……ふーん。ま、しばらく管理してあげるから大丈夫よ」
てまこと『大丈夫じゃねー!』
美鈴「太った……おのれ、藤田ことね」
燐羽「その名前、忘れないから」
おしまい
17: 25/02/13(木) 06:29:34 ID:ZAeE
美鈴のまりちゃんの為なら……もとい、執念なら、学園から346まで転移魔法で一瞬で行けます(無理)
あと、星南は父親が参加すると聞いて辞退した設定でお願いします
それでは読んでくださった方へ、手作りの有平糖を
あと、星南は父親が参加すると聞いて辞退した設定でお願いします
それでは読んでくださった方へ、手作りの有平糖を
18: 25/02/13(木) 06:48:50 ID:ZAeE
あともう一つ説明
うちの菜々=サンは、高木社長や黒井社長が畏れと敬愛の意を表明する為に土下座すら厭わないレベルの存在です(一兵卒から見た、生きている軍神ぐらい)
うちの菜々=サンは、高木社長や黒井社長が畏れと敬愛の意を表明する為に土下座すら厭わないレベルの存在です(一兵卒から見た、生きている軍神ぐらい)
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