1: 2012/06/01(金) 23:02:06.43 ID:L72n4jzX0
無いな

3: 2012/06/01(金) 23:11:17.75 ID:L72n4jzX0

クーデリア「……え?」

ロロナ「あっ、くーちゃん!」

クーデリア「ロロナ……よね。む、む、昔の……」

クーデリア「……かわいいっ! かわいすぎるわあんた!」

クーデリア「ねえねえ何で小さくなっちゃったの? あたしよりちょっと小さいぐらいよね」

ロロナ「ん~……分かんない」

6: 2012/06/01(金) 23:21:04.78 ID:L72n4jzX0
クーデリア「分かんないって……どうして?」

ロロナ「だって分かんないもん……」

クーデリア「そ、そう……。ハッ、まさかあの薄気味悪いアストリッドじゃないでしょうね」

ロロナ「あっちゃん? あっちゃんなら後でくるよー」

クーデリア「そう……後で説明して貰わないと」

冒険者「あのー依頼を……」

クーデリア「え? ああはい。待っててねロロナ、ちょっと仕事があるから……」

ロロナ「うん!」

9: 2012/06/01(金) 23:27:04.93 ID:L72n4jzX0
――

アストリッド「おお、くーちゃん。久しぶりだな」

クーデリア「くーちゃん言……もうそれはどうでもいいわ! どうしてロロナがこんな小さくなってるのよ!」

アストリッド「ふふふ、実はな……」

~~

クーデリア「ふうん、若返りの薬ね……。で、ロロナを実験台にしたわけ?」

アストリッド「実験とは失礼な! 実験は他の人に……」

クーデリア「……」

アストリッド「ともかく、気合を入れすぎてロロナを14歳よりもっと若くしてしまったのだ」

10: 2012/06/01(金) 23:35:45.97 ID:L72n4jzX0
クーデリア「で、それはつまり失敗って事よね?」

アストリッド「ん、まあ……そうなるな」

クーデリア「記憶も、幼くなったから飛んでるんでしょ? 早く元に戻してあげなさいよ」

アストリッド「う、それがちょっと調合する材料を集めるのに手間取っててな……」

クーデリア「いつも人任せにしてぐーたら寝て何処かふらついてるあんたが? 信じらんないわよ」

アストリッド「こう見えても私は毎日、危険な所に行って材料を集めてるんだぞ。それともロロナはこのまま、小さい方がいいか?」

クーデリア「い……良くない! あんまりあたしの事も覚えてないんだし!」

11: 2012/06/01(金) 23:39:49.88 ID:L72n4jzX0
ロロナ「ねーねーくーちゃん、おままごとしよ?」

クーデリア「えっ? あ、後でね……」

ロロナ「やーだー! 今あそぶの!」グイッ

アストリッド「……しばらくくーちゃんが面倒を見てくれないか?」

クーデリア「な、なんであたしが!」

アストリッド「危ない所によく行くからな。ロロナを魔物から守ってやれないかも知れないだろう?」

クーデリア「わ、わざわざ連れて行く事ないじゃない!」

アストリッド「あ~、あれだ。遊び相手だ。お前に任せる」

クーデリア「あたしは仕事があるのよ!」

アストリッド「お前にしか任せられないんだ」

12: 2012/06/01(金) 23:45:53.55 ID:L72n4jzX0
アストリッド「私の知っている人は皆、遠い国に居てな……この街で信頼できるのはクーデリア、お前だけなんだ」

アストリッド「ロロナのアトリエも近いし、材料さえ揃えればすぐに元に戻す薬が作れる」

アストリッド「必要な材料は、闇の領域という場所にある。ここからなら一週間ぐらいで行けるからな」

クーデリア「……その間までロロナを預かればいいのね?」

アストリッド「そうだ。では頼んだ!」ダッ

クーデリア「あっ! まだ預かるなんて言ってないわよ!!」

13: 2012/06/01(金) 23:48:28.64 ID:L72n4jzX0
ロロナ「ねー、くーちゃん、おままごと~」

クーデリア「わ、分かったわよ……」

ロロナ「こっちこっち!」ダッ

クーデリア「ごめんっ今日は休みに! 後は任せるわ!」ダッ

受付嬢「えっ先輩?」

15: 2012/06/01(金) 23:50:55.59 ID:L72n4jzX0
――ロロナのアトリエ

ロロナ「あ~! 何か懐かしい!」

クーデリア「そ、そうね……」

クーデリア「鍵はこのタルに……あったあった」

クーデリア「この家でおままごとするのね?」ガチャッ

ロロナ「うん!」

16: 2012/06/01(金) 23:56:00.27 ID:L72n4jzX0
クーデリア「……相変わらず、ソファーしか無いわね」

ロロナ「えーっと、じゃあくーちゃんはお父さんで、ロロナはお母さんで……えーと……」

クーデリア「ん?」(配役が無茶苦茶ね……)

ロロナ「ん~……一人足りない」

クーデリア「そ、そう……。ところで、ロロナ……あたしのこのペンダント、覚えてる?」

ロロナ「……さあ?」

クーデリア「そう、あたしの事……どれぐらい覚えてる?」

18: 2012/06/02(土) 00:00:51.06 ID:Hjrtorfj0
ロロナ「ん~……ロロナが泣いてるとこを、くーちゃんがきて……」

ロロナ「だいじょーぶって言ってくれて。えと、それから……」

クーデリア「もう十分よ。ロロナ、ありがとう。」(幼い頃の記憶は覚えててくれてる……)

ロロナ「じゃあ、絵本描いてていい?」

クーデリア「ええ、良いわよ」

ロロナ「じゃあ、パイの絵かこーっと!」

19: 2012/06/02(土) 00:04:06.92 ID:Hjrtorfj0
ロロナ「お魚パイ! これ食べたらお魚食べた気になれる!」

クーデリア「へえ、上手じゃない」(何処かで聞いた事あるわね……)

ロロナ「これは、暗黒パイ! 食べたら倒れちゃうの!」

クーデリア「そ、そう……」(っていうかこれロロナが作ってたパイじゃない!)

ロロナ「これは生きてるパイ! これはね……」

20: 2012/06/02(土) 00:08:00.99 ID:Hjrtorfj0
――1時間後

クーデリア「寝ちゃったわね……」

ロロナ「ん……」スースー

クーデリア「ソファーで寝るのも、ロロナっちゃロロナよね……」

クーデリア「こんなロロナのかわいい寝顔を見るの、もう十五年以上前、か……」

クーデリア「まるで過去に戻ったみたい……」

21: 2012/06/02(土) 00:13:18.99 ID:Hjrtorfj0
クーデリア「あたし、小さい頃は正直だったわよね……」

クーデリア「何で今はツンツンしちゃうんだか」

クーデリア「……ロロナが元の姿に戻ったら、ちゃんと言おうかな。正直な気持ちを」

クーデリア「……なんてあたしらしくもない! 今日は休みだしたまには昼寝も良いわよね! おやすみ、ロロナ」

22: 2012/06/02(土) 00:18:56.10 ID:Hjrtorfj0
――夕方

ロロナ「う~……くーちゃん?」ユサユサ

クーデリア「ん……もう夕方!?」

ロロナ「お腹空いた~」

クーデリア「そうね、レストラン行きましょう」

――レストラン

イクセル「お、クーデリア……と、そのちっさい子……」

イクセル「ん? 何か見た事あるな……」

クーデリア「ロロナよ」

24: 2012/06/02(土) 00:21:26.96 ID:Hjrtorfj0
イクセル「ロロナぁ? 冗談キツいだろ……」

ロロナ「えへへ、いっくんひさしぶり!」

クーデリア「アストリッドのせいで若返ったのよ。9歳ぐらい……かしら?」

イクセル「まじかよ……」ジー

ロロナ「ねえ料理作ってーお腹空いた!」

イクセル「お、おう……待ってろよ。お子様用の料理は~っと……」

25: 2012/06/02(土) 00:26:13.91 ID:Hjrtorfj0
イクセル「ほい、お待ち」

ロロナ「わー! さすがいっくん!」

クーデリア「意外にかわいい料理作れるじゃない」

イクセル「まあな、味はどうだ? ロロナ」

ロロナ「おいしい!」モグモグ

イクセル「そいつはよかった。で、こいつどうするんだ?」

クーデリア「しばらく預かってるわ」

イクセル「預かってるって……仕事はどうすんだよ?」

クーデリア「預かってる間、休みを貰うわ。愛しのジオ様には悪いけど……」

イクセル「俺も休み貰いたいぐらいなのにちきしょう……」

27: 2012/06/02(土) 00:30:16.98 ID:Hjrtorfj0
クーデリア「ロロナと遊ぶのはあたしだけで良いのよ」

イクセル「ったく、お前ほんと昔からロロナ好きだよな」

クーデリア「う、うるさい」

ロロナ「くーちゃん、ロロナのこと好きなの?」モグモグ

クーデリア「そ、そうよ……昔からの……友達だから」

ロロナ「えへへ」

28: 2012/06/02(土) 00:32:29.90 ID:Hjrtorfj0
イクセル「おっと、また客だ。また今度な」

クーデリア「ええ、頑張りなさいよ」

イクセル「そっちもな」スタスタ

――――

30: 2012/06/02(土) 00:39:44.28 ID:Hjrtorfj0
――帰り道

ロロナ「またいっくんの料理食べたいな~」

クーデリア「また今度ね」

♪♪♪

クーデリア「……この音色……まさか」


タントリス「愛しい君……何処へ行く~♪」

クーデリア「相変わらず気持ち悪い歌ね」

タントリス「おっ、君はクーデリア……、そして可愛らしい子……」

クーデリア「何か犯罪者のにおいがするわねそのセリフ」

31: 2012/06/02(土) 00:43:15.76 ID:Hjrtorfj0
ロロナ「ん~? だれ? このツルツルな人」

クーデリア「つるつる……あははっ!」

タントリス「うっ……頭の話はやめて貰えないかな……」

タントリス「ところで、君は誰だい?」

ロロナ「ふえ? えっと、ロロライナ・フリクセル、です!」

タントリス「……そうか……」

クーデリア「な、何でビックリしないのよ。おかしいでしょ普通」

32: 2012/06/02(土) 00:48:42.16 ID:Hjrtorfj0
タントリス「いや、風の声で何となくね」

クーデリア「はあ……」(やっぱり頭イカれてるのかしらね)

ロロナ「ねー、早くおうちに帰りたい!」グイ

クーデリア「そうね。じゃっまた来週ぐらいに会いましょう!」

タントリス「えっ? どうして小さくなったんだい? しかも明日じゃ……」

クーデリア「風の声で分かったんでしょ。仕事は来週ぐらいまで休み取ったから、後は受付嬢に任せて。じゃ」スタスタ

タントリス「え? ちょっと……」

タントリス「行ったか……。まあいいや、あの子が居ない今、受付嬢さんを口説けるチャンスだ」

36: 2012/06/02(土) 00:56:44.33 ID:Hjrtorfj0
――ロロナのアトリエ

ロロナ「ねむたい……」ウツラウツラ

クーデリア「まだ7時過ぎね……」

クーデリア「やる事も無いし……あの女の部屋は鍵かかってるし」

クーデリア「……あたしも家に帰らないと」

ロロナ「え? くーちゃん、帰っちゃうの?」

クーデリア「ごめんねロロナ、正直……一人にさせるのは不安だけど、一度帰らなきゃ……」

ロロナ「ええ! やだ! 夜こわいもん……」

クーデリア「そうよね……じゃ、今日はずっと居てあげる」

ロロナ「うん!」

37: 2012/06/02(土) 01:03:55.36 ID:Hjrtorfj0
――翌日

クーデリア「ロロナ、起きなさい」ユサユサ

ロロナ「ん~……後一時間……」

クーデリア「バカ言ってるんじゃないわよ……」

ロロナ「えへへ……おはよう!」

クーデリア「さ、朝食を作っておいたから顔を洗って、手を洗って、歯を磨いて?」

ロロナ「はーい」

39: 2012/06/02(土) 01:06:40.47 ID:Hjrtorfj0
クーデリア「水はこの家の外に井戸があるから、それ使いなさい」(あの井戸結構深かったわよね……)

ロロナ「うん」スタスタ

クーデリア「やっぱり私もついていくわ」(だいぶ昔、落っこちそうになってたし)

――

ロロナ「うう……重い」ググッ

クーデリア「貸して。う……水、入れすぎよ」

40: 2012/06/02(土) 01:09:06.96 ID:Hjrtorfj0
――暫くして

クーデリア「頂きます」

ロロナ「頂きます!」

ロロナ「……」ヒョイ

クーデリア「こら。野菜を退けない!」

ロロナ「苦いもん、ピーマン」

クーデリア「はあ~……」(そういえばピーマンが嫌いだったっけ……)

43: 2012/06/02(土) 01:19:21.62 ID:Hjrtorfj0
――お店

ロロナ「あ、このステッキほしい!」

クーデリア「ええ? 結構かわいいけど……」

ティファナ「ロロナちゃん、小さくなっててかわいいわ……」

クーデリア「た、確かにかわいいけど……記憶とか、結構忘れちゃってるのよね……」

ティファナ「でも、元に戻れば思い出すんでしょう? アストリッドさんならきっと、うまくやってくれるわ」

クーデリア「はあ……」

44: 2012/06/02(土) 01:21:35.99 ID:Hjrtorfj0
ティファナ「私も一度でいいから、ロロナちゃんみたいな年頃に戻って遊んでみたいわ」

クーデリア「……私も、思うわ」

ロロナ「これ、ください!」

ティファナ「はい、15コールになります」

クーデリア「ありがとう、ティファナさん。」

ティファナ「またロロナちゃんのかわいい姿、見せてね」

ロロナ「はい! ありがとうございましたっ!」

46: 2012/06/02(土) 01:27:57.61 ID:Hjrtorfj0
――広場

クーデリア「あ、リオネラ……」

リオネラ「クーデリア、さん……と、その子は……」

クーデリア「ああ、この子はね……。ほら、自己紹介」

ロロナ「ロロライナ・フリクセルです! ロロナって呼んでね~」ペコ

リオネラ「ロロナ……ちゃん、なの? えっ?」

ホロホロ「おいおいしばらく見ないうちにずいぶん小さくなったな」

アラーニャ「あのロロナちゃんが? 信じられない……」

47: 2012/06/02(土) 01:31:48.66 ID:Hjrtorfj0
――事情を説明

リオネラ「そう、なんですか……はあ……」ジー

ロロナ「え~と、じゃあじゃあ……りおちゃん、って呼んでいい?」

リオネラ「! もちろん良いよっ、ロロナちゃん……」

クーデリア「……忘れてても仲良さそうね」

ホロホロ「大丈夫かよこのちっこいロロナ。大人になっても危なっかしい奴だったし」

アラーニャ「失礼よ。ごめんなさいね」

クーデリア「ま、まあ否定はしないわ……」

50: 2012/06/02(土) 01:45:29.71 ID:Hjrtorfj0
ロロナ「ところで、りおちゃんの服、かわいい!」

リオネラ「そ、そう? これは大道芸の衣装で……」

ロロナ「何、それ?」

リオネラ「じゃあ、見せてあげるね!」

――

51: 2012/06/02(土) 01:46:03.24 ID:Hjrtorfj0
ロロナ「すごくきれいだったよ、りおちゃん! ロロナにも出来ないかなあ……」

リオネラ「きっと出来るよ。ロロナちゃん」

クーデリア「ねえ、この前までアランヤ村に行ってたんじゃなかった?」

リオネラ「うん、自信を付ける為に向こうで大道芸やってたの……」

クーデリア「そう……詳しくは聞かないけど。あんたにしては、頑張ったわね」

リオネラ「そうかな……。まだ、人見知りしちゃうから……」

ロロナ「人見知り? ロロナもするよ。でも、りおちゃんにはしなかったよ?」

リオネラ「ふふ、それは前にも会ったことあるからだよ」

52: 2012/06/02(土) 01:50:52.09 ID:Hjrtorfj0

ロロナ「んー、よく言われるけど思い出せない……」

リオネラ「そのうち思い出すよ。ロロナちゃん、安心して」

ロロナ「? うん……」

リオネラ「そろそろ、二回目の準備しなきゃ……」

クーデリア「頑張りなさいよ! それじゃあ、またね!」

リオネラ「クーデリアさんも、気をつけてね。ロロナちゃんも……」

ロロナ「ばいばい! りおちゃん!」

53: 2012/06/02(土) 01:53:56.87 ID:Hjrtorfj0
ホロホロ「アストリッドとかいう奴、本当に直す気あんのかよ?」

アラーニャ「分からないわね、あの人の考える事だから……」

リオネラ「ふ、二人とも……あの人の事、悪く言わないで」

ホロホロ「はいはい悪かったよ」

アラーニャ「ロロナちゃんが元に戻ったら、とっておきのを見せてあげるんでしょ?」

リオネラ「う、うん……まだ見せないのに、緊張しちゃう……」

ホロホロ「さ、早くお客さん待たせてるし行こうぜ」

アラーニャ「自信もって!」

リオネラ「! うん……!」

55: 2012/06/02(土) 02:04:23.05 ID:Hjrtorfj0
―― 一週間後

クーデリア「そろそろあの女が帰ってくる頃だっけ……いや、後一週間かー」

アストリッド「ただいま」

クーデリア「って、帰ってきた……」

アストリッド「トラベルゲートは便利だからな」

クーデリア「ああ、トトリが持ってたわねそれ」

アストリッド「確かに持っていたな。流石、弟子2号だ。私のはそれを上回る性能だがな」

クーデリア「で、ちゃんと材料採ってきたのよね?」

56: 2012/06/02(土) 02:06:14.62 ID:Hjrtorfj0
アストリッド「勿論、これですぐにでも調合に取り掛かれる。ロロナはどうした?」

クーデリア「リオネラの芸を観に行ってるわ」

アストリッド「ああ、りおちゃんか……」

クーデリア「で、その元に戻す薬、何日かかるの?」

アストリッド「そうだな、天才の私にかかれば三日ほどか」

クーデリア「結構かかるのね」

アストリッド「普通の奴がやれば一年はかかるだろうな。ロロナでも一週間ぐらい必要だな」

クーデリア「ふうん、結構すごいのね、あんた」

57: 2012/06/02(土) 02:09:21.30 ID:Hjrtorfj0
アストリッド「……いくら天才の私でも、ミスはある」

クーデリア「へえ、どんな?」

アストリッド「封印していた竜を呼び覚ましてしまった」

クーデリア「冗談でしょ……」

アストリッド「いいや、冗談ではない。しかも闇の領域からはこの国が一番近い、だから……滅ぼしてくるかもしれん」

クーデリア「ちょ、じゃあすぐに避難を呼びかけないと!」

アストリッド「それはやめてくれ。私の立場が無くなってしまう。だからな、弟子2号……トトリが居るだろう?」

クーデリア「え、でもトトリはアールズに派遣されて……」

アストリッド「緊急の用事とか言ってとりあえずアーランドに帰ってもらえ」

クーデリア「……本当なのよね?」

アストリッド「ああ、別にトトリを実験台にしようなんて思ってはいない」

クーデリア「……」

59: 2012/06/02(土) 02:15:12.47 ID:Hjrtorfj0
――一方、アールズ

トトリ「じゃあ、私はアーランドに帰るね」

メルル「うん……」

トトリ「すぐ帰ってくると思うから安心して?」

メルル「だ、だってまだトトリ先生にいっぱい教えてもらいたい事が……」

トトリ「ほむくんとほむちゃんが知ってるから大丈夫だよ、メルルちゃん」

ほむくん「はい、材料や調合方法は全て暗記してあります」

ほむちゃん「ですから何も問題はありません、ピコマスター」

メルル「調合とかじゃなくて! トトリ先生がいないと寂しいよお!」

トトリ「もう、わがまま言わないで……しばらくの辛抱だから。ね?」

メルル「はい……」

60: 2012/06/02(土) 02:21:49.03 ID:Hjrtorfj0
トトリ「わ~懐かしい! ロロナ先生の……ってえ?」

ロロナ「あ~トトリちゃんだ!」

トトリ「わわ! ろ、ロロナ先生?」

~略~

トトリ「はあ……そうなんですか」

トトリ「って、じゃあ緊急で呼び出されたのって……」

アストリッド「ああ、それはただこんな話をしに呼び戻したわけじゃないぞ」

アストリッド「ほら、魔女とよく言われていただろうトトリよ」

アストリッド「あの冒険者の頃を思い出せ」

トトリ「冒険者の頃って……別にぷにを叩いてたり爆弾投げつけてたりドラゴンをN/Aで爆頃してたり……」

アストリッド「それだそれ、ドラゴンを最後のN/Aで爆殺だ」

クーデリア「結構、あたしが思ってた以上の強さなのね……」

ロロナ「トトリちゃんは凄いんだよ~」

アストリッド「弟子だというのに怖く感じてしまうな」

トトリ「えへへ……」

61: 2012/06/02(土) 02:27:45.24 ID:Hjrtorfj0
アストリッド「で、だ。それより危ないドラゴンがこの街にやってくる」

トトリ「はあ……えええええ!?」

アストリッド「正直、あんな奴は私でも手に負えん。だから頼む」

トトリ「そそ、そんな無理ですよアストリッドさんですら手に負えないなんて……」

アストリッド「人手が足りないんだよ。出来る限り街に入る前に食い止めたいんだが」

トトリ「え~と、じゃあとりあえずドナークリスタルでおびき寄せれば……」

アストリッド「そうそう、それからラケーテレヘルンで周りを凍らせてブレスで森林火災が発生しないようにして……」


クーデリア「……なんか恐ろしいわね」

ロロナ「皆、お出かけするの?」

クーデリア「私とロロナはお留守番よ。ついていっちゃ絶対駄目よ」

ロロナ「はーい……」

63: 2012/06/02(土) 02:37:29.15 ID:Hjrtorfj0
――夜

アストリッド「お前がいたから助かった。多分、あの竜は数日後に襲ってくるだろうな」

トトリ「まだ余裕がありますね……でも、どうして竜が目覚めたんですか?」

アストリッド「……」

トトリ「あの……」

アストリッド「ロロナを元に戻すための材料、『竜の卵』が必要だったんだ。あれには別名、時の卵と言われててだな……」

トトリ「あ、聞いた事あります!」

アストリッド「幻級のレアなんだぞ。取らずにいられるか」

トトリ「まあ、気持ちは分かります」

クーデリア「あ、あのさ……その竜って一匹なわけ?」

アストリッド「分からん」

64: 2012/06/02(土) 02:38:59.26 ID:Hjrtorfj0
トトリ「え、一匹じゃないとせっかく立てた作戦が……」

アストリッド「ああいうタイプは群れで行動するからな……正直、参ってる」

トトリ「じゃ、じゃあ二人だけじゃ足りませんよ!」

トトリ「凄い冒険者とか……あ! メルお姉ちゃん! マークさんも!」

アストリッド「あ~……増えるのは構わんがな、私のせいでっていうのはちょっと、な……」

トトリ「黙っておきますけど……」

クーデリア「……ミミは?」

トトリ「あ、そっか。トラベルゲートで皆連れて帰ればいいんだ」

アストリッド「おい待て。それはまずい」

トトリ「ど、どうしてですか?」

65: 2012/06/02(土) 02:46:10.82 ID:Hjrtorfj0

アストリッド「急にこのアトリエにプロの冒険者が大量に入っていったら怪しまれるに決まってる」

アストリッド「色々と都合が悪いんだ」

トトリ「こんな緊急事態な時にわがまま言わないでください!」

トトリ「とりあえず出来る限り、私の知ってる人みんな連れて行きます!」

アストリッド「うう……」


――ある程度集合、ロロナのアトリエ

ジーノ「強いんだよな? 相当」

ミミ「と、トトリが来いって言うから来ただけで……」

マーク「私の科学の力が必要になるなんてね」

メルヴィア「久しぶりね~トトリ」

アストリッド「いや~すまんな」(なんだ、ステルクの奴は来ていないのか……)

66: 2012/06/02(土) 02:57:43.86 ID:Hjrtorfj0
――説明

ジーノ「おしっ、じゃあそのドラゴンさっさとぶっ倒そうぜ」

マーク「マクヴェリオン……久々に使う時がくるとはね」

クーデリア「あ、あの時は悪かったわね、トトリ……こいつの仕業だとは思わなかったわ」

トトリ「いえ……」

ミミ「敵の数は不明……ま、これぐらいいれば大丈夫でしょ」

メルヴィア「そうね~、久々に腕が鳴るわ」

アストリッド「じゃあ各自、適当に後は頼んだ」

ロロナ「う~……いっぱい人きてる……」

68: 2012/06/02(土) 03:01:39.32 ID:Hjrtorfj0
メルヴィア「あれがトトリの師匠、ねえ……」

ミミ「……」(どうせならトトリに飲ませれば良かったのに)

ジーノ「まあ、ドラゴン退治してれば戻ってるんじゃねーのか?」

マーク「きっとそうなるだろうね。また競い合いたいものだ」

クーデリア「じゃあ、戦ってる間、あんたは呑気に調合してるわけ?」

アストリッド「ああ、これだけの人数が居れば私がいなくても多分大丈夫だろう」

クーデリア「まあ、そうね……」

ミミ「任せて。私一人で退治してあげるから」

トトリ「無茶しちゃ駄目だよ」

ミミ「え、ええ!」

クーデリア(相変わらずね、ミミも)

70: 2012/06/02(土) 03:21:24.31 ID:Hjrtorfj0
――ニ日後、夕方(闇の領域 前)

トトリ「やっぱり旅人の靴は楽で良いや~」

ミミ「これ、凄いわね……」

トトリ「でしょ? 最大まで性能を引き上げたんだよ」

ミミ「……はあ」



――旅人の街道

ジーノ「トトリが先頭なんてずるいだろ~」

メルヴィア「ぶっちゃけ、あの子ら二人でぜんぶ倒すんじゃない……?」

マーク「マクヴェリオンを出して街の近くに置いておいたから防衛もバッチリだよ」

メルヴィア「きっと今頃、大騒ぎしてるわよねー」

71: 2012/06/02(土) 03:22:51.57 ID:Hjrtorfj0
――夜の領域 前

\グオオオ……/

トトリ「!」

ミミ「ちょっとあの量……」

トトリ「わ、思ったより多い……どうしよう」

ミミ「まあ何とかなるでしょ」

トトリ「そうかなぁ……とりあえずラケーテレヘルン!」ポイッ


――ロロナのアトリエ

アストリッド「思ったより早く完成したな……」

ロロナ「ほえ?」

アストリッド「ほれ、飲め」

ロロナ「やだー!」

クーデリア「ロロナ、お願い! 飲んで!」

ロロナ「いやったらいや!」

72: 2012/06/02(土) 03:28:08.32 ID:Hjrtorfj0
クーデリア「その薬、本当に効くのよね?」

アストリッド「私を信じないのか」

クーデリア「ええ」

アストリッド「大丈夫だ、ちゃんと14歳になるようにしてある」

クーデリア「ちょ、ちょっと! 元に戻すって言ったじゃない!」

アストリッド「元に戻すというのは、私が当初計画していた、ロロナを14歳にする事だろう?」

クーデリア「は、はぁ!? そっちじゃないわよ! ちゃんと元のロロナに戻してよ!」

アストリッド「分かった分かった、はぁ、せっかく作ったのに。また数時間かかる羽目に……」

クーデリア「あんたが悪いんでしょうが」

74: 2012/06/02(土) 03:33:39.85 ID:Hjrtorfj0
――夜の領域 前

トトリ「N/A投げるよ!」ポイッ

ミミ「あ~もう色々と何か飛び散っていくわね!」グサッ

トトリ「もう一個!」ポイッ

ミミ「もう二匹倒したの!?」


――旅人の街道

ジーノ「こねーな」

メルヴィア「そのうち凄まじいスピードで戻ってくるでしょ、きっと」

マーク「油断は禁物だよ……ほらきた!」ダッ

ジーノ「おっしゃー! って、一匹だけかよ!」ダッ

メルヴィア「さっさと角もらって帰ろうかな!」タアッ

75: 2012/06/02(土) 03:37:16.44 ID:Hjrtorfj0
――夜の領域 前

トトリ「あ、リーダーっぽい真っ黒なドラゴンが」

ミミ「逃がすかっ! トトリ!」

トトリ「え~っと、ドナークリスタル! あっ、外しちゃった」

ミミ「ちょっと! あんたあのドラゴンを追いかけてなさい! こいつらは私が!」

トトリ「気をつけてね!」


――旅人の街道

ジーノ「おっ、今度は強そうなドラゴンがきたぞ!」

メルヴィア「何か他のやつと雰囲気違うけど……」

マーク「僕たちを無視して街に行こうとしている! こいっマクヴェリオン!」

77: 2012/06/02(土) 03:43:30.22 ID:Hjrtorfj0
――ロロナのアトリエ

ロロナ「うぅ……」

クーデリア「ロロナ!? 大丈夫?」

ロロナ「う、うん……」ハァハァ

アストリッド「高熱か、副作用かもな」

クーデリア「副作用……って、これだけで済むのよね!?」

アストリッド「さあな……」

クーデリア「さあな、って……何よ! もう!! 天才とか言ってる癖にっ!」

アストリッド「そう怒るな。すまんなロロナ……少し休んでろ」

78: 2012/06/02(土) 03:44:07.90 ID:Hjrtorfj0
ロロナ「はい……くーちゃん、怒らないであげて……」

クーデリア「ロロナ……」

ロロナ「元の姿、戻ったから……」スースー

クーデリア「うん……」

アストリッド「まあ、この賢者のハーブを飲ませればすぐ良くなるだろう」

アストリッド「さて、外が騒がしいがまさか……」

クーデリア「え……?」

79: 2012/06/02(土) 03:49:04.89 ID:Hjrtorfj0
マーク「いけ! 叩き潰せ!」

ジーノ「……マクヴェリオン、なんか押されてないか?」

メルヴィア「ここを氏守しないと街が……」

トトリ「デュプリケイト、N/A、デュプリケイト、N/A……」パンパンパン

ミミ「早くしなさい!」

トトリ「わわ、急かさないでよ……」

トトリ「えーい!」ポイポイポイポイ


マーク「ああ! マクヴェリオンに当てるな!!」

トトリ「ごめんなさい!!」

80: 2012/06/02(土) 03:55:13.22 ID:Hjrtorfj0
ミミ「あの機械の動きが鈍ってるわ、ジーノ! メルヴィア!」ダッ

ジーノ「おう!」ダッ

メルヴィア「はいよ!」ダッ



――城門

アストリッド「ふむ……もうここまで来るとは、早いな……」

クーデリア「どど、どうすんのよ! 街の人みんな見てるじゃない!」

リオネラ「あ、クーデリアさん……これは?」

イクセル「なんか戦争やってる見たいだな……」

タントリス「……少女達が恐れも無く戦うとはね……」

ティファナ「まあ……ここに来ないと良いけど……」

メリオダス「おいトリスタン! さっさと仕事……なんじゃありゃ」

82: 2012/06/02(土) 04:00:22.03 ID:Hjrtorfj0
アストリッド「さてさて……おいくーちゃん、ロロナの杖を取って来い」

クーデリア「くー……、何でよ?」

アストリッド「いいから、あれでケリをつける」

クーデリア「? 分かったわ」ダッ


――

ジーノ「くっそーこりゃきついな……」

ミミ「硬すぎる……」

トトリ「ええと、デュプリケイト、N/A、デュプリケイト、N/A……」パンパンパン

ミミ「あんたしかダメージ与えられないんだからね!」

メルヴィア「頑張れトトリ~」

マーク「ああ、僕のマクヴェリオンの装甲がどんどん剥がれていく……」

83: 2012/06/02(土) 04:05:22.81 ID:Hjrtorfj0
クーデリア「取ってきたわよ」サッ

アストリッド「でかした。後は任せろ」ダッ

クーデリア「ちょ、ちょっと行ったら危ないわよ!」ダッ


――旅人の街道 周辺

アストリッド「この杖はお守りでもあるんだ」

クーデリア「え?」

アストリッド「ロロナが今まで、魔法のような技を使っていただろう。あれはこの杖の魔力を使って出してるんだ」

クーデリア「は、はあ……」

アストリッド「正直、この杖に秘められた魔力は無限大だろうな……私も正直こんな凄いものを作るとは思わなかった」

84: 2012/06/02(土) 04:08:03.38 ID:Hjrtorfj0
アストリッド「いや~愛弟子の為に最強の逸品を作るとは流石、天才のアストリッド様だな」

クーデリア「だ、だから何なのよ! あのドラゴンに何する気?」

アストリッド「この杖で、封印する」

クーデリア「封印、って……」

アストリッド「というか、ボールのように丸くする訳だな」

クーデリア「そ、そんな事できるの!?」

アストリッド「まあついてからのお楽しみだ」

86: 2012/06/02(土) 04:13:28.48 ID:Hjrtorfj0
――

トトリ「あ、アストリッドさん! クーデリアさんも!」

アストリッド「とりあえずあいつをおびき寄せろ。後は私がやる」シュッ

クーデリア「……あたしもちょっとだけ協力してあげる」カチッ

ミミ「動きは私が止めてあげるわ」ダッ

マーク「マクヴェリオン! 押さえつけろ!」ポチ

ジーノ「おっしゃー俺は脚を切っておくか!」ダッ

メルヴィア「岩でも投げつけてあげようかしらね~……」グッ



アストリッド「……今だ!」

アストリッド「とりゃあ!」バシイイイイイ

……

……

87: 2012/06/02(土) 04:17:07.42 ID:Hjrtorfj0
トトリ「ボールになっちゃった……」

ドラゴン「……」ピョンピョン

アストリッド「ふふふ、うまくいった。そうだな……技名……『ぷちおしおき』にしてやろう」

クーデリア「ぷち所じゃないでしょ……」

トトリ「じゃ、じゃあ爆弾でやっちゃっていいかな……?」

ジーノ「あー! 俺がトドメ刺す!」

ミミ「ちょっと私が……」

マーク「マクヴェリオン! 踏み潰せ!」

メルヴィア「させるかあああああ!」ブンッ

クーデリア「とりゃあ!」ブチッ

88: 2012/06/02(土) 04:22:16.61 ID:Hjrtorfj0
トトリ「……」

アストリッド「うわあ、手で頃すとは……」

クーデリア「しょ、しょうがないでしょ。銃じゃ当たらないし」

ジーノ「あーあ、もう終わりか」

ミミ「そうね、なんだかんだで昔のメンバー、結構集まってたわよね」

トトリ「う~ん、ステルクさんがいたらな……」

アストリッド「あんな奴はどうでも良い。何処かの国のお姫様に夢中なんだからな」

トトリ「あ! 早くアールズに帰らなきゃ、メルルちゃん達が心配してるよ!」

ジーノ「えー、もう帰んのか?」

メルヴィア「もうちょっとゆっくりしても良いでしょ。これでも皆、生氏の戦いしてたんだし」

マーク「マクヴェリオン……」

トトリ「ごめんなさい……」

89: 2012/06/02(土) 04:28:54.60 ID:Hjrtorfj0
――ロロナのアトリエ

トトリ「あ! ロロナ先生が……」

クーデリア「やっと元に戻ったわよ」

ロロナ「……トトリちゃん……」

トトリ「こんなに熱が出て……ええと賢者のハーブ!」

アストリッド「コンテナにあるぞ」

トトリ「本当だ、すり潰して……」

クーデリア「あ、あのさ……後はあたしがやるから先にレストラン、行ってなさいよ」

トトリ「え? でも……」

クーデリア「良いって、行きなさいよ」

トトリ「じゃあ……先生、また後で」

ロロナ「うん、ありがとね……」

90: 2012/06/02(土) 04:40:17.17 ID:Hjrtorfj0
アストリッド「……おっと、用事があるんだった。また後でな」ガチャ

クーデリア「え? ちょっ……。はあ……」

ロロナ「ねえ、くーちゃん……」

クーデリア「ん? 何?」

ロロナ「元に戻ったら……言ってくれるって言ったよね」

クーデリア「えっ!? な、なんの事よ……」

ロロナ「え~ずるい。無かった事にするなんて」

クーデリア「な、なんで知ってるのよ。だってあんた寝てたのに……」

ロロナ「えへへ、ぼーっとしてて、くーちゃんの声が頭に響いてて……」

ロロナ「そのまま気持ちよくてあの時は寝ちゃって忘れたけど」

92: 2012/06/02(土) 04:41:03.86 ID:Hjrtorfj0
ロロナ「元に戻った今、色々と思い出したよ」

ロロナ「ちゃんと私を大事にしてくれてたんだね……」

クーデリア「そ、そりゃあ友達だし……」

ロロナ「親友、じゃないかなあ……」

クーデリア「……親友……」

ロロナ「ペンダント貰ったのも、ちゃんと思い出したよ」

クーデリア「っ……」

ロロナ「多分、傷ついてたよね……くーちゃん。辛そうだった」

クーデリア「べ、別に……どうせすぐ元に戻るから……」

ロロナ「一時的でも、悲しいのは悲しいよ。私でもくーちゃんと同じ気分になるかも」

94: 2012/06/02(土) 04:50:09.21 ID:Hjrtorfj0
ロロナ「えっとね、思い出して色々言いたい事があるんだけど……」

ロロナ「くーちゃん、今までありがとう。これからもずっと私の親友で居てね」

クーデリア「ぁ……!」グス

クーデリア「は、ハーブすり潰さないと……」クルッ

ロロナ「あ、私……熱あるんだった」クラクラ

ロロナ「うぅ、喋りすぎて気持ち悪い……」

クーデリア「あ~あ、しっかりしてなさい。今飲ませるから……ほら」

ロロナ「あ~ん……」パク

ロロナ「うう、苦い……」

クーデリア「我慢しなさい、ほらさっさと寝る!」

96: 2012/06/02(土) 04:52:38.45 ID:Hjrtorfj0
ロロナ「くーちゃん」ギュッ

クーデリア「えっ!? な、何……?」ドキドキ

ロロナ「大好き」

クーデリア「あ、たしも……」

クーデリア「……好き……」

ロロナ「うん」



終わり

97: 2012/06/02(土) 04:54:49.28 ID:Hjrtorfj0
見てくれた人ありがとう
アトリエSS誰一人書かないから遅筆即興ながらも……
おやすみ

101: 2012/06/02(土) 05:06:45.97 ID:3vTbmI/10
友達以上恋人未満

引用: クーデリア「ロロナと一緒にお昼寝したい……な」チラッ