632: 2012/06/05(火) 09:39:17.28 ID:mnVHt5W5i


前回:P「千早にあすなろ抱きをしてどうなるか見てみよう」

ある日の夕暮れ
仕事を終えた私が事務所に着いた時には彼が一人残って書類を片付けていた

あずさ「あら、お疲れ様です」

P「あずささん?直接帰る予定だったんじゃ...」

あずさ「その筈だったのだけと、一応事務所に寄ってから帰ろうと思って」
ぷちます!(15) (電撃コミックスEX)

635: 2012/06/05(火) 09:44:56.58 ID:mnVHt5W5i
あずさ「今、お茶でも淹れますね」

P「すいません、わざわざ」


彼はまだ仕事が残ってるみたい
邪魔しちゃ悪いから、お茶を出したら帰らないとね?


あずさ「はい、どうぞ」

P「ありがとうございます」

P「...うん、美味しいですよ」

あずさ「ふふっ、それは良かったです」


彼女のに比べたらまだまだだけどね?
一応及第点はもらえたみたい

637: 2012/06/05(火) 09:49:22.75 ID:mnVHt5W5i
彼はお茶を飲みながら、チラチラとこちらを見ている
仕事の邪魔になるのかな?
そろそろ帰らないとね

そう思い、彼に背を向ける
事務所の扉に向けて歩き出した瞬間


彼に、後ろから抱きしめられた


あずさ「...プロデューサーさん?」

悲鳴をあげなかった自分を褒めてやりたい

638: 2012/06/05(火) 09:54:01.94 ID:mnVHt5W5i
P「あずささん...」


彼が私の名前を囁く
鼓動が高鳴り、顔が熱くなるのを感じる

耳まで真っ赤になってるの、バレちゃうな



背中越しに感じる彼の鼓動も早くなっている
お互い様、なのかな


P「嫌、でしたか?」

640: 2012/06/05(火) 10:01:23.30 ID:mnVHt5W5i
あずさ「ちょっと驚きましたけど」

あずさ「とっても、幸せです」


肩に回されている彼の腕に手を添える
抱きしめる力に力が込められる

少し苦しいけど、彼を間近に感じられるのが何よりも嬉しい


P「立ちっぱなしで、少し辛くありませんか?」

P「ソファに座りませんか?」

642: 2012/06/05(火) 10:07:46.50 ID:mnVHt5W5i
彼がソファに深く腰掛け、その足の間に私が座る

彼に体重を預けるように寄りかかると、再び彼の腕に包まれる


P「苦しくないですか?」

あずさ「いえ、平気ですよ」


さっきはあんなにも緊張していたのに
今はこんなにも心安らぐ

多くの言葉はもう必要ない
事務所には、時計の針の音だけが響いている

643: 2012/06/05(火) 10:12:25.93 ID:mnVHt5W5i
不意に、私の頬に彼の手が添えられる

P「あずささん...」

キス、しようとしてるのかな
でも...今はまだフェアじゃない、よね?



あずさ「だめ、ですよ?」

そっと、彼の唇に人差し指を添える
断腸の思いで

647: 2012/06/05(火) 10:23:26.15 ID:mnVHt5W5i


彼の腕をするりと解き、ソファから立ち上がる

足早に扉の前まで歩いて行き、くるりと振り返る

彼は残念そうな顔をしたままソファに座っていた


あずさ「ふふっ、今日はここまでです」

悪戯っぽく彼に微笑みかける

あずさ「今日は私の夢を見て下さいね?」


そう言い残し、事務所を後にする


顔が火照っている
今日は私も彼の夢を見そう

ふふっ、夢でも私を捕まえて下さいね?
プロデューサーさん...


end

P「真美にあすなろ抱きをしてどうなるか見てみよう」

引用: P「アイドルたちにあすなろ抱きをしてどうなるか見てみよう」