53: 2014/12/10(水) 14:23:39.21 ID:NmCaElGw0
54: 2014/12/10(水) 14:26:26.90 ID:NmCaElGw0
大和「提督、失礼しますね」
提督「ん、大和さんか」
大和「はい。本日は大和が、時報の担当と秘書をさせていただきます」
提督「それはありがたい」
大和「ん、日付が変わりました。〇〇〇〇。深夜ですね」
提督「深夜なー…最近この時間まで起きてるのは当たり前だから、深夜って感覚すらないな」
大和「もう、あまり無理しちゃダメですよ?」
提督「ありがとう。ギリギリ倒れない程度にするさ」
大和「倒れるギリギリまで耐えなくていいです!」
51: 2014/12/10(水) 14:20:10.35 ID:NmCaElGw0
>>50
大井っちも書こうかなーとは思ってます
時報ボイスの内容から、提督より北上さんのほうが出番あるかもしれないですけどw
大井っちも書こうかなーとは思ってます
時報ボイスの内容から、提督より北上さんのほうが出番あるかもしれないですけどw
52: 2014/12/10(水) 14:21:19.65 ID:NmCaElGw0
デイリーをやりながらですが、これから投下しようと思います
とりあえずは一人分です
とりあえずは一人分です
55: 2014/12/10(水) 14:32:09.37 ID:NmCaElGw0
大和「○一○○。提督、そろそろお休みにならないと……」
提督「まだ書類が残ってるんだよ…」
大和「提督も大変なのですね」
提督「艦娘のみんなほどじゃないさ」
大和「でも大変そうです……。提督、大和もお手伝いしますから、早いところ片付けてお休みになってください」
提督「すまない、助かるよ」
大和「これも秘書艦の仕事ですから」
56: 2014/12/10(水) 14:39:05.67 ID:NmCaElGw0
大和「提督、まだ寝なくて大丈夫ですか?」
提督「まだ少し残ってるんだ……っていま何時?」
大和「現在時刻、○二〇〇です」
提督「もう大和さんが来てから二時間も経ったのか」
大和「本当に、早いものですね」
提督「大和さんといると早く感じるな」
大和「あら、嬉しいこと言ってくれますね、提督」
大和「でも、書類はまだ片付いていませんよ?」
提督「はい……」
大和「ふふっ」
57: 2014/12/10(水) 14:44:39.82 ID:NmCaElGw0
大和「○三○○」
提督「もうそんな時間か」
大和「そろそろ流石にお疲れじゃないですか?」
提督「まだだ…もう少しで……よし!やっと全部片付いたー」
大和「お疲れ様です。丸三時間かかりましたね……」
提督「大和さんがいなかったら次の日の分に持ち越すところだったよ」
大和「もう、ちゃんと昼間に片付けてくださいね?」
提督「ほう?その昼間っからここに来ては、駆逐艦みたいに甘えていたのはどこの巨大戦艦だ?」
大和「うぐっ……」
提督「まあその分手伝ってくれたし、帳消しでいいか」
大和「うぅ…言い返せない……」
58: 2014/12/10(水) 14:50:09.55 ID:NmCaElGw0
大和「現在時刻、〇四〇〇です。提督、そろそろ朝になっちゃいます」
提督「結局ほとんど寝れなかったな」
大和「執務も終わって布団に入ったものの…ここまで来ると寝れませんね」
提督「あー、久々にオールかなこりゃ」
大和「しかも執務に追われて寝れないって、全然楽しくないオールですね……」
提督「まったくだ でもここで寝ても起きれなそうだし、オールしかないよなぁ」
大和「すみません提督。原因を作ってしまったのは大和なのに……」
提督「気にするな。手伝ってくれたわけだし帳消しって言ったじゃないか」
大和「提督……。ありがとうございます!」
59: 2014/12/10(水) 14:55:02.23 ID:NmCaElGw0
大和「提督、〇五○○です。空が白み始めてきちゃいましたね」
大和「……提督?」
大和「お休みのようですね。やっぱりお疲れだったのですか」
大和「まあ、深夜まで執務をしていたのでは無理もないですね」
大和「…もっとも、原因を作ってしまったのはこの大和なわけですけど……」
大和「提督は帳消しだと言ってくれましたが…やはり罪悪感が残りますね」
大和「提督、申し訳ありませんでした」ペコリ
大和「いたっ!?」ゴツン
大和「提督にぶつかってしまいました……暗闇でよく見えませんね」
提督「ん、んん……?」
大和「あ、起こしてしまったかも……」
提督「……Zzz」
大和「…ギリギリでセーフですね。重ね重ね申し訳ありません」ペコリ
大和「いたっ!?」ゴツン
60: 2014/12/10(水) 15:00:44.25 ID:NmCaElGw0
提督「ん……明るいな…」
大和「朝です。〇六○○」
大和「提督、朝は本当にお早いですね」
提督「ん、大和さんおはよう。朝から時報ありがとうね」
大和「これが今日の大和の任務ですから!当然です」
提督「そういや俺は寝ちゃったみたいだけど、大和さんは寝られた?」
大和「いえ、今日は時報の担当で遅れられないので、大和はこうして起きていましたよ?」
提督「ああ、悪いな……」
大和「大丈夫です、提督の寝顔も堪能できましたし」
提督「えっ」
大和「ふふっ…可愛かったですよ?」
提督「はぁ……」
大和(どうやら二回ほどぶつかったことは記憶にないみたいですね……良かった)
61: 2014/12/10(水) 15:07:27.69 ID:NmCaElGw0
大和「○七〇〇。朝食の時間♪」
提督「そろそろみんな起きてきたな」
大和「朝食の時間ですからね。起きてこないとなくなっちゃいます」
大和「あ、そうだ提督。大和ホテル自慢のコンソメ、お飲みになります?」
提督(いまサラッとホテルって言ったぞこの子)
大和「……提督?」
提督「ん、ああ。いただくよ」
大和「はい!すぐにお持ちしますね!」
63: 2014/12/10(水) 15:14:47.45 ID:NmCaElGw0
大和「現在時刻、〇八〇〇です。連合艦隊旗艦として、そろそろ動きますね」
長門「連合艦隊旗艦は一人で十分。そしてそれはこの私だ」
提督(あー、修羅場になりそう……)
大和「あら長門さん、いらしたのですね」
長門「当たり前だ。そろそろ艦隊が動く頃だし、私が旗艦を務めなければ始まらないしな」
大和「あら。長門さんがやらなくても、この大和がやるから大丈夫ですよ?」
長門「なにっ!?ちょっと他より強いからって、私よりもレベルの低いお前が何を言うか!」
大和「この大和のほうが適任です。居住性も抜群、防御力も抜群。対空も対艦も誰にだって負けません!」
長門「言わせておけば……!」ドドーン
大和「負けませんよ……?」ドドドーン
提督「やめて!ここ室内!砲撃戦ダメ絶対!」
長門「提督はどちらがやるべきだと思う!?」
大和「そうですよ!提督がお決めになってください!」
長門「提督命令とあらば逆らえぬからな!」
提督「……言ったな?」
64: 2014/12/10(水) 15:22:05.99 ID:NmCaElGw0
大和「もちろんこの大和が!」
長門「違う!この長門が!」
提督「……今日の旗艦は漣さんだぞ」
長門「…………」
大和「…………」
長門大和『えっ』
65: 2014/12/10(水) 15:26:51.06 ID:NmCaElGw0
提督「レベリングも兼ねてな」
大和「で、でも、駆逐艦が連合艦隊の旗艦だなんて・・・!」
長門「そうだ!さすがにそれは荷が重いと思うぞ!?」
漣「ご主人さまー、連合艦隊旗艦の漣が来ましたよーっと」
提督「お、ちょうどいいところに来たな」
提督「ま、そういうわけだ。長門さんに大和さんや」
長門大和『』
提督「提督命令には逆らえないんだろう?」
長門大和『』
漣「はにゃ……?」
66: 2014/12/10(水) 15:31:17.46 ID:NmCaElGw0
大和「○九〇〇です」
提督「そんなぶっきらぼうに言わないでくれよ」
大和「だって駆逐艦が連合艦隊の旗艦だなんて……」ムスッ
提督「言っただろ、レベリングも兼ねてるんだって」
大和「それならこの大和が対象でもいいと思いますよ?」
提督「大和さんは旗艦にしてレベリングするまでもないだろう」
大和「…どういう意味ですか?」
提督「駆逐艦だからMVPが獲りにくいために、旗艦にして経験を積ませるってのが目的だ」
提督「でも大和さんはMVPを乱獲するから簡単にレベル上がるだろ?」
大和「……」
提督「要はそれだけ強いってことだよ」
大和「……本当ですか?」
提督「ああ。さすがは戦艦大和だ」
大和「そう、ですか……ふふっ♪」
大和「提督、今日の作戦行動はどうされますか?」ニッコニコ
提督(チョロい)
67: 2014/12/10(水) 15:37:49.37 ID:NmCaElGw0
大和「提督、他の艦隊の運用はどうされます?」
提督「ん、そうだな…連合艦隊だから第二艦隊は一緒に出撃だったよな」
大和「そうですね。第二艦隊と第一艦隊での、計12で艦隊を組みます。あ、時刻は今一○○○です」
提督「じゃあ、第三艦隊は出撃する海域の道中に支援をお願いする。第四艦隊は同海域の最深部にいる、主力艦隊への支援を頼むとするか」
大和「ということは……久々の総力戦ですね!」
提督「ああ、大規模作戦の大詰めだからな。備えあれば憂いなしってやつだ」
大和「でも、そんなことして資材のほうは危ないんじゃないですか?」
提督「ふっふっふ……これを見越して全資材10万も貯めたのだ!」
大和「わぁ……!さすが提督ですね!」
提督「照れる」
大和「この資材全部使っていいんですね!?」
提督「やめてください氏んでしまします」
大和「では早速、出撃してきますね!」
提督「頼んだぞ」
大和「お任せください!武蔵と組んで、一時間で片付けてきます!」
大和「あ、バケツの用意もお願いしますね!では、出撃します!」
提督「えっ、あ、あの」
68: 2014/12/10(水) 15:44:02.10 ID:NmCaElGw0
大和「帰投しました!提督、誰一人欠けることなく、今回も作戦を成功させましたよ!」
提督「一時間弱で帰ってくるとはどんなチートを使ったんだ・・・?」
大和「燃料6万、弾薬8万、鋼材65000、ボーキサイト15000、バケツ500を消費しましたが、まだ余りはあるので安心してください」
提督「だいぶ減ってないそれ!?」
大和「まあまあ、いいじゃないですか」
提督「それにしても本当に一時間で突破するとはなぁ……あとでみんな労ってあげないとな」
大和「楽しみにしてますよ?あ、一一○○です!」
提督「出撃からちょうど一時間だな」
大和「そろそろ昼食の準備をしないと…何がいいですか?」
提督「大和さんの料理ならなんだって食うさ」
大和「嬉しいですね♪それではこの大和にお任せください!」
提督「疲れてたりしないか?」
大和「さっき間宮さんと伊良湖さんからアイスをもらったので大丈夫です!」
提督「どうりでキラキラしてると思ったら間宮さん召喚までしたの!?MVPの功績じゃなくて!?」
大和「あ、もちろんMVPも武蔵と一緒にたくさん獲りましたよ?」
提督「恐ろしい子……」
69: 2014/12/10(水) 15:51:05.81 ID:NmCaElGw0
大和「一二〇〇。ランチタイム♪」
提督「ありがとう。何を作ってくれたのかな」
大和「大和ホテル自慢の!……」
提督「ホテル?」
大和「ぁ…ぅ…ほ、ホテルじゃないですっ!!」
提督「いま完全に自分から言ったじゃないですかー」
大和「み、みんなそういうから間違えただけです!提督の意地悪!!」
提督「悪い悪い、ごめんって」
大和「うぅ……」
提督「ん、大和さんの料理はやっぱり美味しいなー」パクパクモグモグ
大和「もう、知りませんっ……」
提督「まあまあ、一緒に食べよう、な?」
大和「もう……バカ…」
73: 2014/12/10(水) 16:50:36.14 ID:NmCaElGw0
大和「一三○○、です。食後は少し眠くなりますね…」
提督「特に今日なんかは寝てないからなぁ」
大和「提督は、少しお休みになられたらいかがですか?大和が執務をできる限り代行しますよ」
提督「ありがとう。でも俺は大丈夫だ、少し寝たしな。大和さんのが眠いんじゃないか?」
大和「大和は平気です。それに今日は時報担当も兼ねているので、寝るなんてできないです!」
提督「そうか?ぶっ倒れないようにな」
大和「はい!ありがとうございます」
74: 2014/12/10(水) 16:54:02.09 ID:NmCaElGw0
大和「一四〇〇です。ふあ~…………Zzz…」
提督「……大和さん?」
大和「……っ!?あ、寝てませんよ!?」
提督「やっぱり眠かったんだな」
大和「そ、そんなことないです!大丈夫ですから!」
提督「無理すんなって。少しくらい寝ないとダメだぞ」
大和「で、でも……」
提督「オールしたうえに作戦も手短に終わらせてくれたんだ、疲れないはずはない」
大和「提督……」
提督「少し寝ろ。これは提督命令だ」
大和「…ではお言葉に甘えさせていただきますね」
提督「おう。いま布団用意するから」
大和「あ、そこまでしていただかなくて大丈夫です!そんなに長く寝るつもりはありませんから」
提督「そう?」
大和「はい。あ、でも掛布団だけ用意しますね」スタスタ
大和「よいしょ、っと」バサッ
75: 2014/12/10(水) 16:57:22.03 ID:NmCaElGw0
提督「……」
大和「それでは提督、おやすみなさい」
提督「あの、大和さん?」
大和「はい?」
提督「そこ俺の膝……」
大和「そうですけど?」
提督「寝心地悪いだろうに」
大和「そんなことないですよ?こんなに暖かい枕もないですし」
提督「執務もしにくいんですけど……」
大和「…おやすみなさい!」
提督「あの」
大和「…Zzz………」
提督「……」
76: 2014/12/10(水) 17:01:07.85 ID:NmCaElGw0
提督「いま何時だろう」
提督「……時報がないと何気に困るな」
提督「ん、一五〇〇、か」
提督「お?大和さんの頭の近くになんか置いてある」
提督「手紙・・・?」
『提督、ラムネでも飲まれますか?大和の手元を見てください』
提督「手元?」
提督「……ラムネがあるな」
提督「しかも体温で随分と暖かい……まあ貰っとくかな」スッ
大和「ん……ふふっ…」
提督「あ、手に触れて起こしちゃったかな?」
大和「Zzz……」
提督「危なかった」
提督「……」ゴクゴク
提督「…体温で生暖かいけど、美味いなこれ」
大和「Zzz……」
提督「でもこれ炭酸も抜けかけてる……」
大和「えっ」
提督「えっ」
77: 2014/12/10(水) 17:03:49.53 ID:NmCaElGw0
大和「……」
提督「……」
大和「…………」
提督「…………」
大和「……Zzz」
提督「どんな寝言だよ!」
78: 2014/12/10(水) 17:11:21.02 ID:NmCaElGw0
提督「…一六○○、か」
「そろそろ夕暮れ時ですね」
提督「そうだなー…って、え?」
夕雲「すみませんね提督。執務室が開いていたので勝手に入ってきちゃいました」
提督「あー…ドア閉めるのを忘れてたな」
夕雲「寒くなかったんですか?」
提督「これ、これ」
夕雲「え?……あら、大和さんがお休みになってるのですね」
提督「昨晩はオールだったし今日は作戦だったし、まあ無理もないさ」
夕雲「でも意外ですね。大和さんがまるで駆逐艦の子みたい……ふふっ」
提督「そういうお前も駆逐艦だろうに」
夕雲「あら、じゃあ私もこんな甘え方してもいいんですか?」
提督「そんな頻繁にされたら困るけどな」
夕雲「あらあら、ふふっ」
夕雲「ではそろそろ巻雲も心配するだろうし、このへんで失礼しますね」
提督「おう ついでに閉めといてくれ」
夕雲「また誰か来るかもしれないし、開けておきますね」
提督「待って!せめてドアだけでも!……行っちゃった」
提督「……さっきはあまり気にしなかったが、寒い」
79: 2014/12/10(水) 17:15:13.69 ID:NmCaElGw0
提督「…一七〇〇、っと」
提督「大和さんはまだ寝てるな。相当お疲れだったんだろう」
提督「…髪の毛めっちゃサラサラしてる」
大和「Zzz……」
「提督ー!そこ開いてたから遊びに来たぜー!」
提督「シーッ」
長波「ん?誰か寝てるのか?」
提督「大和さんがな」
長波「へぇ、珍しいこともあるねぇ。いいモン見せてもらった気分だな」
提督「まあ、実際珍しいしな」
長波「にしても、日が暮れてきたなぁ」
提督「この時間だからな」
80: 2014/12/10(水) 17:19:13.26 ID:NmCaElGw0
大和「ん、んん……提督・・・?と長波ちゃんですか?」
提督「ん、大和さんおはよう」
長波「珍しいじゃん、大和さんがさ」
大和「おはようございます。……あ、一七○○」
提督「知ってた」
大和「……提督、日が暮れてきました」
長波「知ってた」
大和「う……」
提督「はは、二人とも同じこと言うのな」
大和「え、そ、そうなんですか?」
長波「あたしがさっき同じことを言ったばかりだぜ」
提督「似た者どうしだな」
長波「天下の大和さんと似てるとなるとありがたいな!」
大和「むぅ……寝てたんだから気づきませんよ…」
長波「はは、それもそうか。じゃ、あたしはこれで失礼するかねー」
提督「おう、できれば閉めてくれな」
長波「あいよっ」ガチャン
81: 2014/12/10(水) 17:20:53.64 ID:NmCaElGw0
提督「随分とお疲れだったみたいだね大和さん」
大和「うぅ……すみません…あの、大和は重かったですか・・・?」
提督「全然」
大和「そう……良かった」
提督「あ、ラムネありがとうね」
大和「気づいてもらえたのですね。美味しかったですか?」
提督「おう、もちろん」
大和「大和の特製のラムネ、いつでもご所望くださいね!」
提督(でもあれ、いつ持ち込んだんだろう……)
82: 2014/12/10(水) 17:25:06.65 ID:NmCaElGw0
大和「一八〇〇です。今日は、半舷上陸にしちゃいます?」
提督「しおいも言うから気になってたんだけど、それで半舷上陸ってどうやるんだ?」
大和「え?」
提督「だってあれ、乗組員ありきみたいな行為じゃん?みんな乗組員とかいるの?」
大和「そ、それは……いないですね」
提督「じゃあ半舷上陸ってどうやるんだ・・・?」
大和「……」
提督「……」
83: 2014/12/10(水) 17:26:49.11 ID:NmCaElGw0
大和「提督、こういうのはダメですか?」
大和「半舷上陸という名目で、提督と過ごしたいなーって…」
提督「……『月が綺麗ですね』並みの理解力が必要っていう」
大和「月が綺麗……?」
提督「あ、ごめんなんでもない」
提督「てかこれ、みんなそういう使い方してるの?」
大和「少なくとも大和は…そうですね」
提督「そうだったのか……想像力に欠けていたな」
大和「それでその……半舷上陸、しちゃいます?」
提督「…そうだな、半舷上陸しちゃうか」
大和「はい……!」
84: 2014/12/10(水) 17:29:38.96 ID:NmCaElGw0
大和「一九〇〇。艦隊執務はここまでにして、お夕食にしましょう」
提督「ん、もうそんな時間か。……よし、終わった!」
大和「今日の執務、終わったんですか?」
提督「おう、おかげさまでな。手伝ってくれてありがとう」
大和「いえ、秘書艦として当然のことです!」
提督「じゃ、ちょうど終わったとこだし夕食にするかね」
大和「はい!お夕食も大和にお任せください!」
提督「頼んでいいのか?」
大和「腕によりをかけてお作りします!」
85: 2014/12/10(水) 17:31:43.07 ID:NmCaElGw0
大和「二〇〇〇です。お夕食をお持ちしました」
提督「おー、これまたたいそう豪華なこと」
大和「ディナーはフルコースですよ?なんたって大和ホテルの!」
提督「ほう?」
大和「あ……や、大和特製の!フルコースです」
提督「はは、まあ大和さんの手料理なら喜んで食べるよ」
大和「嬉しいです!提督、お隣いいですか?」
提督「おう、一緒に食べよう」
大和「はい!」
86: 2014/12/10(水) 17:37:12.46 ID:NmCaElGw0
大和「二一○○」
提督「いいのか?膝枕なんてしてもらっちゃって」
大和「先ほど大和は提督にたくさんしていただきましたから。そのお返しです」
提督「にしてもこれ、心地よくて眠くなるなー」
大和「提督、大和の居住性、いかがでしょうか?」
提督「最高です。ふとももとか特に居心地いいわー」ゴロゴロ
大和「あっ…もう、そんなに転がらないでください、くすぐったいですよ」
提督「えー、居心地いいんだもん」ゴロゴロ
大和「もう、仕方のない人ですね。ふふっ」
提督「しかしほんと眠くなるな……」
大和「提督もお疲れでしょうし、少しお休みになりますか?」
提督「いや、大丈夫だ。ありがとうな」
大和「無理なさらなくても…。大和の膝、お貸ししましょうか?」
提督「えっ……」
提督「じゃあ休む」
大和「単純なこと……」
87: 2014/12/10(水) 17:38:24.72 ID:NmCaElGw0
提督「でもなんか悪いし、1時間くらいしたら無理にでも起こしてくれ」
大和「そんな、悪いですよ。大和は大丈夫ですから」
提督「まだ風呂とかも入らなきゃだろ?」
大和「それはそうですけど……」
提督「大和さん今日はよくやってくれたしな。だから、1時間くらいしたらもう起こしてくれ」
大和「……わかりました。ではその一時間、しっかりとお休みくださいね?」
提督「そうさせてもらうよ」
大和「ふふっ おやすみなさい、提督」
大和「……さっき大和が使っていた掛布団、お掛けしましょうか」パサッ
88: 2014/12/10(水) 17:44:01.68 ID:NmCaElGw0
大和「現在時刻、二二〇〇です」
大和「そろそろお風呂タイムかな……」
大和「でも提督は気持ちよさそうに寝ていますし…」
大和「でもこのままだとお風呂には入れないし…」
大和「どうしましょう……」
「司令官、いる?」
大和「ど、どなたでしょう?」
「いないの?ていうか、そこにいるのは誰かしら?」
大和「大和です。提督はいますよ」
「そう、じゃあ入るわよ」
叢雲「失礼する……って大和さん何やってんの!?」
大和「何って、提督に膝枕を……」
叢雲「はあ……ほんっと、しょうがない人ね」
大和「は、ははは…」
提督「Zzz……」
大和「でも、これではお風呂に入れないし、でもこんな心地良さそうに寝られると起こすのも悪いし……」
大和「一応、一時間したら無理にでも起こしてくれって言われたんですけどね」
叢雲「あら、そう。じゃあ躊躇することはないわよ」
大和「えっ?」
89: 2014/12/10(水) 17:46:06.49 ID:NmCaElGw0
叢雲「こら!起きなさい司令官!もう約束の時間過ぎてるわよ!!」
提督「うおびっくりした!?」バサッ
大和「む、叢雲ちゃん、そんなに大声出さなくても…」
叢雲「これくらいしないとこの人は起きないわよ」
大和「ええ……」
提督「ありがとう叢雲。寝過すところだった」
叢雲「もう寝過してるわよっ!」
叢雲「はぁ…大和さんは優しいから、アンタを起こすのを躊躇ってたのよ。だから私が起こしてあげたの」
提督「そうなのか」
大和「だって提督、あんな気持ちよさそうに寝ているんだもの……」
叢雲「ま、こんな感じでね。大和さんがお風呂に入りたいそうだから、起こしてあげたのよ」
提督「なるほど。ごめんな、風呂入ってきていいぞ」
大和「え、あ、はい…失礼しますね」ガチャン
叢雲「…大和さんは優しすぎるのよ」
提督「お前はもうちょっと緩くてもいいと思う」
叢雲「アンタ、酸素魚雷ぶち込むわよ?」チャキッ
90: 2014/12/10(水) 17:49:54.62 ID:NmCaElGw0
大和「戦艦大和、ただいま戻りました」
提督「お帰り。さっきは悪かったな」
大和「い、いえ!大和の膝枕、よく眠れました?」
提督「おかげさまで。とっても心地よくてな」
大和「ふふっ、良かったです」
大和「ん、時刻は二三○○です。提督、本日も一日本当にお疲れさまでした」
提督「大和さんもお疲れさん。今日はゆっくりと寝るんだぞ」
大和「はい。明日も昼寝していては成り立ちませんからね」
提督「ところで、今日の活躍を労って何か頼みとか要望とかあったら聞ける範囲で聞いてるんだが、大和さん何かある?」
大和「要望、ですか?そうですね……」
大和「要望というか、わがままを聞いていただけますか?」
提督「聞ける範囲なら」
91: 2014/12/10(水) 17:52:25.93 ID:NmCaElGw0
大和「今夜も、執務室で寝ていいですか・・・?」
提督「いいけど、そんなのでいの?」
大和「これがいいんです。昨日はあまり寝られなくて、雰囲気も堪能できませんでしたし」
提督「雰囲気っても、寝てたらわかんないことなんじゃ…」
大和「もう、提督と同じ布団で寝る雰囲気、ですよ?恥ずかしいので言わせないでください…」
提督「そ、そんな雰囲気を堪能したいのか……」
大和「滅多にないことですから。ですので提督、今夜もここで寝てもよろしいですか?」
提督「おう。そうと決まればさっそく布団敷くかな」
92: 2014/12/10(水) 17:54:34.47 ID:NmCaElGw0
提督「……二人だと狭いな」
大和「大和はこれ、暖かくて好きですよ?」
提督「まあ暖かいのはそうだな」
大和「提督、もっと寄っていいですか?」
提督「え、うん」
大和「ん……」ギュッ
大和「おやすみなさい、提督」
提督「おやすみ、大和さん」
大和「…Zzz…………」
提督「……」
提督「…………」
提督「………………ちょっと苦しい」
提督「けど、嫌いじゃない」
提督「なんかヴェルちゃんっぽくなったな」
93: 2014/12/10(水) 17:56:45.83 ID:NmCaElGw0
――――暁型の部屋――――
ヴェル「ヘクシュッ!」
暁「あら響。寒い?」
ヴェル「い、いや。そうじゃないんだ」
電「風邪…なのです?」
ヴェル「体調も悪くないさ」
ヴェル「きっと誰かが、私の噂でもしたんだろう」
雷「なんでもいいけど、響お姉ちゃんをくしゃみさせる人は、この雷が懲らしめるわ!」
ヴェル「ちょっとそれは無理があるんじゃないかな…」
「戦艦大和、推して参ります!」
94: 2014/12/10(水) 17:58:45.97 ID:NmCaElGw0
引用: 艦娘「時報担当」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります